JP2568300B2 - ソレノイド製造方法 - Google Patents
ソレノイド製造方法Info
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- JP2568300B2 JP2568300B2 JP2197047A JP19704790A JP2568300B2 JP 2568300 B2 JP2568300 B2 JP 2568300B2 JP 2197047 A JP2197047 A JP 2197047A JP 19704790 A JP19704790 A JP 19704790A JP 2568300 B2 JP2568300 B2 JP 2568300B2
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- core
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Description
造方法に関する。
してその磁気枠片を組み合わせた形式の従来のソレノイ
ドとしては、実公昭59−32087号公報に記載されたもの
がある。これは、第5図に示されるように、各磁気枠片
a、a′の端面にあり形凸部b,b′とあり形凹部c、
c′とを形成して組み合う磁気枠片のあり形凸部とあり
形凹部とが互いに組み合うように対向配置した構造であ
るので、 あり形凸部b、b′とあり形凹部c、c′とを係合さ
せる構造であるから両磁気枠片は端面近くで必ず接触す
る必要があり、磁気枠内を渦電流を防止できない問題、 あり形凸部b、b′又はあり形凸部c、c′に対する
端面に形成された半円形の切欠きdの位置を正確に中心
に位置決めしにくいため二つの磁気枠片を組み合わせた
とき両切欠きd、d′を同心にしにくく、第6図に示さ
れるように、補助コアの外径と磁気枠の半円形の切欠き
との間に隙間gを生じ磁気抵抗が大きくなる問題、 磁気枠の切欠きに補助コアを挿入するため、磁気枠の
半円形部分の内径寸法がばらついて、内径が小さくなる
と磁気枠内に通される案内パイプ組立体が入らない、ま
た補助コアの内径寸法及び板厚がばらついて補助コアの
内径寸法が小さくなっても案内パイプ組立体が入らない
ので、切欠きの径を予め大きく作る必要があり、その分
補助コアと案内パイプ組立体の固定鉄心との間に隙間を
生じ磁気抵抗が大きくなる問題、 磁気枠の切欠きによる穴の上下の同軸度が出ないので
案内パイプ組立体が入らなくなる恐れがあり、切欠きの
径を予め大きく作る必要があるため、その分補助コアと
案内パイプ組立体の固定鉄心との間に隙間を生じ磁気抵
抗が大きくなる問題等がある。
て、両磁気枠片を補助コアの両側からその補助コア側に
押圧することによって磁気枠片と補助コアとを確実に接
触させて磁気効率の向上を図ることができるソレノイド
の製造方法を提供することである。
を嵌合し、該コイル内に該コイルへの通電により該固定
鉄心で吸引される可動鉄心を移動可能に設けたソレノイ
ドの製造方法において、ガイドスリーブに固定鉄心を嵌
合固定してガイドスリーブ組立体をつくり、コイル内に
補助コアを嵌合し、一対のコ字状の磁気枠片を該磁気枠
片に形成された切欠きの端面が補助コアの外周面に接触
するように対向配置して、該磁気枠片を該補助コア側に
押圧して該切欠きの端面を該補助コアの外周面に圧接さ
せると共に該補助コアを軸方向に押圧して該補助コアの
フランジを該磁気枠片の表面に接触させた状態で該補助
コアと該磁気枠片とを仮溶接し、該コイル、該補助コア
を樹脂材で一体的にモールドし、しかる後該ガイドスリ
ーブ組立体を該切欠きにより限定される穴内に挿入する
ように構成されている。
されるので補助コアの外周の曲率と磁気枠片の切欠きの
端面の曲率とが一致してさえいれば両者を全体に亙って
接触させることが可能であり、磁気効率の向上を図るこ
とが可能である。
る。
レノイドの一例が示されている。同図において、1はソ
レノイド、2は磁気枠、3は磁気枠2内に嵌合されたコ
イル、4はコイル2の一端内に嵌合された固定鉄心、5
はコイルの他端内に移動可能に配置された可動鉄心、71
は固定鉄心の一端に嵌合固定されたガイドチューブであ
る。
形の磁気枠片21a、21bを有している。各磁気枠片21a、2
1bには、中央部22及びその中央部の両側で互いに平行に
伸びる端部23が形成され、そのほぼ中央にはほぼ半円形
の切欠き25が形成されている。一対の磁気枠片21a、21b
は、第2図から明らかなように、切欠き25を向かい合わ
せるようにしてしかも端面24が互いに接触しないように
配置されている。また、端面24は縁部に破断部が発生し
ないようにファインブランキング又はシェービング加工
されている。
施して形成され、そのコイルボビン31の穴32の両端には
大径部33が形成されている。
限定される穴内には第3図に示されるような補助コア6
が挿入されている。この補助コア6はスリーブ部分61
と、半径方向のフランジ部分62と、スリーブ部分61とフ
ランジ部分62とを接続する逃げ部63とが形成されてい
る。この逃げ部63は、磁気枠片の切欠き25の縁部を面取
りすることなく、補助コア6のスリーブ部分61の外周を
磁気枠片の切欠き25の内周面26に確実に接触させると同
時にフランジ部分62の面を磁気枠片の端部23の面に確実
に接触させるために、形成されている。上記補助コア6
は磁性鋼板によって形成され、渦電流を防止するために
第3図に示されるようにスリット64が形成されている。
嵌合固定してガイドスリーブ組立体7を予め形成してお
く。
形成したほぼコ字状の磁気枠片21a、21b、並びに補助コ
ア6を作っておく。そして一対の磁気枠片21a及び21bを
第2図及び第4図に示されるように切欠き25が向かい合
わせになるようにして対向配置し、その内側にコイル3
を挿入する。次に切欠き25によって限定された穴内に補
助コア6のスリーブ部分61を挿入し、そのスリーブ部分
の先端をコイルボビン31の穴32の大径部33内に挿入す
る。その後磁気枠片を互いに向かう方向に押して切欠き
25の内周面26を補助コア6のスリーブ部分61の外周に確
実に接触させ、更に、補助コア6を軸方向に(第1図で
上側の補助コアは下側に向けかつ下側の補助コアは上側
に向けて)押圧してフランジ部分62の面を磁気枠片の端
部23の面に確実に接触させる。
気枠片21a、21bとを部分的にスポット溶接してそれらが
一体として分離しないようにする。この状態のとき両磁
気枠片の端面24同士が接続せずに僅かな間隔で離れるよ
うにする。したがって、磁気枠片21a、21b及び補助コア
の製造にあたっては、補助コア6のスリーブ部分61の外
径に対する切欠き25の深さWを上記関係が確実に保たれ
るように寸法を決める。またスリーブ部分61の外周と切
欠き25の内周面26との接触面積を可能な限り大きくする
ために、スリーブ部分の外周の半径と切欠きの曲率半径
とを近似させておく。
体に保持した状態でその外周に従来と同じようにプラス
チックのモールド部8を施し、コイル3、磁気枠2等を
モールド部8内に一体に埋め込む。
体化した補助コア6のスリーブ部分61内に挿入し、その
ガイドスリーブ71の内側に可動鉄心5を移動可能に挿入
してソレノイド1の組立が完了する。
通電によって可動鉄心5を固定鉄心4側に吸着する従来
のものと同じである。
である。
したので、磁気枠と補助コアとを確実に接触させること
ができる。また、補助コアの内径が磁気枠の半円形に左
右されないので補助コアの内径寸法のばらつきが少な
く、補助コアと固定鉄心との間の隙間も小さくでき、磁
気抵抗が小さくなって磁気効率を向上させることができ
る。
アの外径が多少ばらついても問題ない。
を流れる渦電流を有効に防止できる。
片の切欠きの曲率半径を補助コアのスリーブ部分外径の
半径とほぼ同一にしかつ切欠きの深さをその半径より僅
かに小さくするだけでよいので、磁気枠片の寸法採りが
容易である。
から二つの磁気枠片を必ずしも完全に同一形状にする必
要はない。
第2図は第1図のソレノイドの一対の磁気枠片を対向配
置した状態を示す図、第3図は補助コアの斜視図、第4
図ソレノイドの展開図、第5図は従来の分割型磁気枠を
示す図、第6図は第5図の拡大図である。 1:ソレノイド 2:磁気枠 21a、21b:磁気枠片 24:端面、25:切欠き 3:コイル 4:固定鉄心 5:可動鉄心 6:補助コア 61:スリーブ部分、62:フランジ部分
Claims (1)
- 【請求項1】外周を磁気枠で囲んだコイル内に固定鉄心
を嵌合し、該コイル内に該コイルへの通電により該固定
鉄心に吸引される可動鉄心を移動可能に設けたソレノイ
ドの製造方法において、ガイドスリーブに固定鉄心を嵌
合固定してガイドスリーブ組立体をつくり、コイル内に
補助コアを嵌合し、一対のコ字状の磁気枠片を該磁気枠
片に形成された切欠きの端面が補助コアの外周面に接触
するように対向配置し、該磁気枠片を該補助コア側に押
圧して該切欠きの端面を該補助コアの外周面に圧接させ
ると共に該補助コアを軸方向に押圧して該補助コアのフ
ランジを該磁気枠片の表面に接触させた状態で該補助コ
アと該磁気枠片とを仮溶接し、該コイル、該補助コアを
樹脂材で一体的にモールドし、しかる後該ガイドスリー
ブ組立体を該切欠きにより限定される穴内に挿入すると
こをを特徴とするソレノイドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197047A JP2568300B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ソレノイド製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197047A JP2568300B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ソレノイド製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483318A JPH0483318A (ja) | 1992-03-17 |
JP2568300B2 true JP2568300B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16367832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2197047A Expired - Lifetime JP2568300B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ソレノイド製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568300B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2809860B1 (fr) * | 2000-05-31 | 2002-07-19 | Schneider Electric Ind Sa | Electroaimant avec bobine amovible |
JP4856977B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2012-01-18 | シナノケンシ株式会社 | アクチュエータ |
CN109698052A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 三花亚威科电器设备(芜湖)有限公司 | 电磁铁 |
WO2021143473A1 (zh) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | 山东光韵智能科技有限公司 | 一种导电高聚物复合永磁导电触头及其制造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932087U (ja) * | 1982-08-25 | 1984-02-28 | 日本軽金属株式会社 | 窓枠取外し装置 |
JPS6116652U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-30 | 富士通株式会社 | メモリデ−タ表示試験器 |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP2197047A patent/JP2568300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932087U (ja) * | 1982-08-25 | 1984-02-28 | 日本軽金属株式会社 | 窓枠取外し装置 |
JPS6116652U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-30 | 富士通株式会社 | メモリデ−タ表示試験器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0483318A (ja) | 1992-03-17 |
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