JPH0510333Y2 - - Google Patents

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JPH0510333Y2
JPH0510333Y2 JP690388U JP690388U JPH0510333Y2 JP H0510333 Y2 JPH0510333 Y2 JP H0510333Y2 JP 690388 U JP690388 U JP 690388U JP 690388 U JP690388 U JP 690388U JP H0510333 Y2 JPH0510333 Y2 JP H0510333Y2
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tube
core
core tube
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fitted
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、例えば油浸型ソレノイド等に使用さ
れて中で可動鉄心を移動可能に収容するのに適し
たチユーブ組立体に関する。
(ロ) 従来技術 従来の油浸型ソレノイドにおいては、例えば
第4図に示されるように、磁性材の比較的薄肉の
コアチユーブaの一端側に非磁性材の密閉チユー
ブbの一端を嵌合して溶接し、コアチユーブaの
他端にストツパ部材cを嵌合固定しかつ密閉チユ
ーブbの他端に固定鉄心dを嵌合固定し、そのチ
ユーブの中に可動鉄心eを移動可能に収容し、コ
アチユーブaの内側に可動鉄心eを案内する軸受
部材fを設けた構造のもの、或は第5図に示さ
れるように、磁性材の比較的厚肉のコアチユーブ
a′の一端側に非磁性材の密閉チユーブb′の一端を
嵌合して溶接し、コアチユーブa′の他端にストツ
パ部材c′を嵌合固定しかつ密閉チユーブb′の他端
に固定鉄心d′を嵌合固定し、そのチユーブの中に
可動鉄心e′を移動可能に収容し、コアチユーブ
a′自体で可動鉄心e′を案内するようにしたも等が
ある。
しかしながら、コアチユーブa,a′と密閉チユ
ーブb,b′との溶接部の近傍ではコアチユーブが
半径方向内方に収縮するため、内周面が第6図に
示されるように局部的に突出する。このため、前
記の構造のようにコアチユーブの内側に軸受部
材を嵌合する場合でもまたの構造のようにコア
チユーブで直接可動鉄心を案内する場合でも、コ
アチユーブとの溶接後にコアチユーブの内面を機
械加工しなければならず、組立て工数が多くなつ
てコスト高になる問題がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題は、コアチユー
ブと密閉チユーブとの溶接後におけるコアチユー
ブの内面加工の必要性を無くしてソレノイドの組
立て工数の低減を図り、それによつてソレノイド
のコストの低減を図ることである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、一端がストツパ部材に接続される得
るようになつたコアチユーブと、該コアチユーブ
の他端側に溶接されかつ固定鉄心に接続され得る
ようになつている密閉チユーブとを有し、中で可
動鉄心を移動可能に収容するようになつているソ
レノイド用チユーブ組立体において、該コアチユ
ーブ内には該コアチユーブと該密閉チユーブとの
溶接部から軸方向に外れた位置に該可動鉄心を案
内する軸受部材を嵌合し、該溶接部の近くにおけ
る該コアチユーブの内周と該可動鉄心の外周との
間の間隔を該溶接部の溶接による半径方向変形量
以上に大きくして構成されている。
(ホ) 作用 上記構成において、チユーブ組立体の中に入つ
ている可動鉄心は軸受部材で受け、しかもコアチ
ユーブの溶接部近傍における内周面と可動鉄心の
外周との間隔が溶接による半径方向の変形量以上
になつているので、コアチユーブの内面を加工し
なくても可動鉄心の移動に支障を来すことがな
い。
(ヘ) 実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
第1図において本実施例によるチユーブ組立体
を使用した油浸型ソレノイド10が示されてい
る。同図において、1はチユーブ組立体、2は磁
性材でできたコアチユーブ、3はコアチユーブ2
の一端側に嵌合され例えばTIG溶接により溶接さ
れた密閉チユーブ、11はコアチユーブ2の他端
に嵌合固定されたストツパ部材、12は密閉チユ
ーブのコアチユーブとは反対側の端部に嵌合固定
された固定鉄心、13はチユーブ組立体1内に移
動可能に挿入された可動鉄心すなわちプランジ
ヤ、14はチユーブ組立体1の外側に設けられた
コイルである。なお、コアチユーブ2とストツパ
部材11との固定及び密閉チユーブと固定鉄心と
の固定もTIG溶接等によつて行う。
コアチユーブ2は内面段付きになつていて、大
径部4の開口端側にストツパ部材12が嵌合され
ている。この大径部4と小径部5との境の肩部6
はストツパ部材11の内端面から軸方向に隔てら
れ、大径部4のその部分に環状の軸受け部材7が
嵌合されている。この軸受け部材7はチユーブ組
立体内でプランジヤ13を移動可能に案内するよ
うになつている。コアチユーブ2と密閉チユーブ
3との溶接部8は軸方向に見てコアチユーブの内
端(固定鉄心側の端部)と肩部6との間になつて
いる。
コアチユーブ2の小径部5の内側半径Rとプラ
ンジヤ13の外側半径rとは、コアチユーブと密
閉チユーブとの溶接による小径部5の内面の半径
方向内側の変形量をδとすると(第2図)、 Rr+δ の関係になるように予め選定される。
本考案ではコアチユーブの内径とプランジヤの
外径との関係を上述のようにしてあるので、それ
らを位置8で溶接後にコアチユーブの内面(小径
部の)を機械加工しなくても、そのままコアチユ
ーブ組立体として組み立てることが可能となり、
組立てが容易になる。そして、プランジヤの案内
は主に軸受け部材7で行い、小径部の内面は補助
的に行う。
なお、ソレノイドに組み立てられた場合の機能
は従来のコアチユーブ組立体と同じであるので説
明は省略する。
第3図において、本考案の他の実施例が示され
てる。この実施例のチユーブ組立体1′において
は、コアチユーブ2′の内端(固定鉄心側の端部)
にも軸方向長さの小さな大径部4a′が形成され、
その部分に別の軸受け部材7a′が嵌合されている
点で前の実施例と異なるが、その他の点では同じ
である。
この実施例でも小径部5′内径とプランジヤの
外径との関係は前述と同じであるが、軸方向に隔
てた二箇所で軸受け部材によりプランジヤ13を
案内するので、プランジヤの動作が安定する。
(ト) 効果 本考案のチユーブ組立体では従来のものに比較
して次のような効果がある。
コアチユーブと密閉チユーブとの溶接後にコ
アチユーブの内面の機械加工が不要であるので
組立て工数を減少でき、組立てが容易になる。
軸受け部材の短いものを用いるので安価にな
る。
軸受けが短くても磁路上問題がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチユーブ組立体の一実施例を
使用したソレノイドの断面図、第2図は第1図の
一部の拡大図であつて、コアチユーブの内径プラ
ンジヤの外径との関係を説明する図、第3図はチ
ユーブ組立体の他の実施例を使用しているソレノ
イドの断面図、第4図及び第5図は従来のチユー
ブ組立体を示す断面図、第6図はコアチユーブと
密閉チユーブとの溶接による変形を示す図であ
る。 1,1′……チユーブ組立体、2,2′……コア
チユーブ、3,3′……密閉チユーブ、7,7′…
…軸受け、13……プランジヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端がストツパ部材に接続される得るようにな
    つたコアチユーブと、該コアチユーブの他端側に
    溶接されかつ固定鉄心に接続され得るようになつ
    ている密閉チユーブとを有し、中で可動鉄心を移
    動可能に収容するようになつているソレノイド用
    チユーブ組立体において、該コアチユーブ内には
    該コアチユーブと該密閉チユーブとの溶接部から
    軸方向に外れた位置に該可動鉄心を案内する軸受
    部材を嵌合し、該溶接部の近くにおける該コアチ
    ユーブの内周と該可動鉄心の外周との間の間隔を
    該溶接部の溶接による半径方向変形量以上に大き
    くしたことを特徴とするソレノイド用コアチユー
    ブ組立体。
JP690388U 1988-01-22 1988-01-22 Expired - Lifetime JPH0510333Y2 (ja)

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JP690388U JPH0510333Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

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