JP3009183U - 差動変圧器用コア構造 - Google Patents

差動変圧器用コア構造

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JP3009183U
JP3009183U JP1994011603U JP1160394U JP3009183U JP 3009183 U JP3009183 U JP 3009183U JP 1994011603 U JP1994011603 U JP 1994011603U JP 1160394 U JP1160394 U JP 1160394U JP 3009183 U JP3009183 U JP 3009183U
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JP
Japan
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core
shaft
differential transformer
core structure
cylindrical body
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JP1994011603U
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Inventor
毅 菅沼
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は差動変圧器用コア構造に関し、特
に、軸振れ、軸折れ等のない構成を得ることを目的とす
る。 【構成】 本考案による差動変圧器用コア構造は、軸体
(1)に接続された筒体(20)を有し、前記筒体(20)の空間
(21)内にコア(4)を設け、コイルスプリング(5)とのひっ
かかりをなくした構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、差動変圧器用コア構造に関し、特に、軸振れ、軸折れ等がなく、外 周面が長手方向に面一となるように構成するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていた差動変圧器用コア構造としては、一般に、図2から図6 で示す構成が採用されている。 すなわち、図2で示す第1従来構成の場合、符号1で示されるものは、例えば 電気マイクロ用軸からなる軸体であり、この軸体1の嵌合凹部2には、SUS3 03等の非磁性材からなる中継軸2Aの突部2aが嵌合され、接着部3にて接着 されている。この中継軸2Aの凹部2bには、棒状のフェライト又はPB等から なるコア4が嵌合され、接着部3にて接続されている。
【0003】 また、図3で示す第2従来例は、図2の第1従来例とほぼ同一で、図2と異な る構成としては、中継軸2Aとコア4とが嵌合式ではなく、平面端面2cと4a 同志を接着部3にて一体状に接続されているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の差動変圧器用コア構造は、以上のように構成されていたため、次のよう な課題が存在していた。 すなわち、図2の第1従来構成の場合、中継軸2とコア4との間の継目部分に 段部が形成されているため、このコア4と中継軸の外周とコイルスプリング5を 図5のように設け、軸体1の直動時の自動復帰を行うように構成した場合、この 段部にコイルスプリング5がひっかかることになり、スムーズな復帰を得ること が困難であった。 また、図3の第2従来構成の場合、中継軸2とコア4の継目が、図4で示すよ うに軸振れを発生しやすく、軸体1の直動時に、図示しない周囲のコイルボビン の壁に当接することになり、動作不良となることもあった。 また、図5で示すように、接着部3のかたまりによってコイルスプリングがひ っかかりを生じること、又は、図6で示すように継目における欠部がコイルスプ リングにひっかかると云う事態となることもあった。
【0005】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、軸振れ 、軸折れ等がなく、外周面が長手方向に面一となるようにした差動変圧器用コア 構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による差動変圧器用コア構造は、軸体にコアを接続するようにした差動 変圧器用コア構造において、前記軸体に接続された筒体を有し、前記筒体の空間 内に前記コアを設けた構成である。
【0007】 さらに詳細には、前記筒体は非磁性材よりなると共に、前記軸体の段部に設け られ、前記軸体の軸端と前記コアのコア端との間の前記筒体内には空隙が形成さ れている構成である。
【0008】 さらに詳細には、前記筒体の外周には、コイルスプリングが設けられている構 成である。
【0009】
【作用】
本考案による差動変圧器用コア構造においては、コアを内蔵した筒体が軸体に 接続されているため、コアの外周は表面に出ることはなく、軸体との剛性及び一 体性も確保し、筒体の外周に設けられたコイルスプリングのひっかかり及び軸振 れ等を完全に除去することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による差動変圧器用コア構造の好適な実施例について 詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて 説明する。 図1において符号1で示されるものは、例えば、電気マイクロ用軸からなる軸 体であり、この軸体1の端部に形成された細径状の第1段部10には、非磁性材 又は弱磁性であるステンレスSUS 304他、オーステナイト系ステンレス鋼 、アルミ及び樹脂の何れかからなる筒体20が嵌合され、かつ、接着部3によっ て一体状に接続されている。
【0011】 前記筒体20内の空間21の端部側には、フェライトコア又はPB(鉄ニッケ ル磁性合金)等からなるコア4が接着部3を介して設けられており、このコア4 のコア端4aと前記軸体1の軸端1aとの間における前記空間21内には空隙2 1aが形成されている。従って、この軸体1とコア4とは、前記筒体20によっ て一体状に接続され、このコア4は筒体20の表面側に出ることはなく、筒体2 0の外周面の長手方向は面一に形成されている。
【0012】 次に、実際に、コア4を、図示しない周知の差動変圧器のコイルボビン内に直 動自在に設け、この筒体20の外周に、従来例の図5で示すように、コイルスプ リング5を設け、軸体1が自動復帰できるように構成した場合も、筒体20の外 周面にはひっかかりがないため、コイルスプリング5と筒体20とのひっかかり がなく、軸体1はスムーズな直動往復動作を行うことができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案による差動変圧器用コア構造は、以上のように構成されているため、次 のような効果を得ることができる。 すなわち、筒体内にコアが位置して表に出ないため、コアに直接外部からの力 が加わらず、コアを安定的に保持することができる。 また、コアの中心からみてその左右が磁気的に対象であるため、従来のように 片側に金属を有するものと比べると磁気的に安定している。 また、筒体の外周面が面一で滑らかであるため、コイルスプリングとのひっか かりがなく、安定した直動往復動作を得ることができる。 さらに、筒体内にコアが設けられているため、軸体とコアとの同軸度が出やす く、組立効率の向上を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による差動変圧器用コア構造を示す断面
図である。
【図2】従来の差動変圧器用コア構造を示す断面図であ
る。
【図3】従来の差動変圧器用コア構造の他例を示す断面
図である。
【図4】図3の動作状態を示す構成図である。
【図5】図3の動作状態を示す構成図である。
【図6】図3の要部の変形状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 軸体 1a 軸端 4 コア 5 コイルスプリング 4a コア端 20 筒体 21 空間 21a 空隙

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体(1)にコア(4)を接続するようにした
    差動変圧器用コア構造において、前記軸体(1)に接続さ
    れた筒体(20)を有し、前記筒体(20)の空間(21)内に前記
    コア(4)を設けたことを特徴とする差動変圧器用コア構
    造。
  2. 【請求項2】 前記筒体(20)は非磁性材よりなると共
    に、前記軸体(1)の段部(10)に設けられ、前記軸体(1)の
    軸端(1a)と前記コア(4)のコア端(4a)との間の前記筒体
    (20)内には空隙(21a)が形成されている構成よりなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の差動変圧器用コア構造。
  3. 【請求項3】 前記筒体(20)の外周には、コイルスプリ
    ング(5)が設けられていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の差動変圧器用コア構造。
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