JP2023004605A - 電磁継電器 - Google Patents

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Takeshi Nishida
和樹 古川
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尭 塚田
Takashi Tsukada
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Abstract

【課題】電磁継電器において、接点に発生するアークの再点弧を抑制する。【解決手段】電磁継電器は、ケースと、第1固定端子と、第2固定端子と、可動接触片と、第1磁石と、ガス流路、区画部材とを備える。ケースは、収容空間と、収容空間を第1方向から覆う側壁とを含む。収容空間は、第1空間と、第2空間とを含む。第1固定端子は、第1空間に配置される第1固定接点を含む。第2固定端子は、第2空間に配置される第2固定接点を含む。可動接触片は、第1可動接点と、第2可動接点とを含む。第1磁石は、第1固定接点と第1可動接点の間で発生する第1アークを第1方向に伸長させる。ガス流路は、側壁と可動接触片の間に配置される。ガス流路は、第1空間に連通する流入口と、第2空間に連通する流出口とを含む。区画部材は、可動接触片とガス流路の間に配置され、第1空間と第2空間とをガス流路から区画する。【選択図】図4

Description

本発明は、電磁継電器に関する。
電磁継電器は、電流の遮断時に接点にアークが発生する。このアークによって接点の温度が上昇すると、接点が溶融して、金属蒸気を含む高温のガスが発生する場合がある。この高温のガスが接点の近傍に滞留すると、接点間の絶縁性能が低下して、アークが再点弧する可能性がある。このアークの再点弧を防止するために、特許文献1に開示された電磁継電器は、アークを消弧する消弧空間と、消弧空間とは別のガス流入空間と、消弧空間からガス流入空間に高温のガスを逃がすガス通路とをケース内に設けている。
特開2016-24864号公報
特許文献1の電磁継電器では、ガス通路の入口と出口とは、接点の近傍に配置されている。そのため、高温のガスは、ガス通路を通って接点に戻り易い。負荷容量が大きくなると、接点付近に戻る高温のガスの量も多くなるので、アークが再点弧するおそれがある。
本発明の課題は、電磁継電器において、接点に発生するアークの再点弧を抑制することにある。
本発明の一態様に係る電磁継電器は、ケースと、第1固定端子と、第2固定端子と、可動接触片と、第1磁石と、ガス流路、区画部材とを備える。ケースは、収容空間と、収容空間を第1方向から覆う側壁とを含む。収容空間は、第1空間と、第2空間とを含む。第1固定端子は、第1空間に配置される第1固定接点と、側壁から第1方向に突出する第1外部接続部とを含む。第2固定端子は、第1固定端子から離れて配置される。第2固定端子は、第2空間に配置される第2固定接点と、側壁から第1方向に突出する第2外部接続部とを含む。可動接触片は、第1空間と第2空間とに亘って配置される。可動接触片は、第1固定接点と向かい合う第1可動接点と、第2固定接点と向かい合う第2可動接点とを含む。第1磁石は、第1固定接点と第1可動接点の間で発生する第1アークを第1方向に伸長させる。ガス流路は、側壁と可動接触片の間に配置される。ガス流路は、第1空間に連通する流入口と、第2空間に連通する流出口とを含む。区画部材は、可動接触片とガス流路の間に配置され、第1空間と第2空間とをガス流路から区画する。
この電磁継電器では、側壁と可動接触片の間に配置されたガス流路によって、第1アークによる高温のガスを第1空間から第2空間に逃がすことができるので、第1アークによる高温のガスが第1空間に滞留することを抑制できる。さらに、ガス流路の流出口は、第2空間に連通しているので、流出口が第1固定接点から離れた位置に配置されることになる。このため、ガス流路を介して第1空間から第2空間に流れた高温のガスが第1空間に戻りにくい。これにより、第1アークの再点弧を抑制することができる。
電磁継電器は、第2固定接点と第2可動接点の間で発生する第2アークを第1方向と反対の第2方向に伸長させる第2磁石をさらに備えてもよい。この場合は、第2アークが流出口から離れる方向に伸長されることになるので、第2アークの再点弧を抑制することができる。
電磁継電器は、第1空間及び第2空間よりも第2方向に配置され、第1可動接点が第1固定接点に近づく方向と、第1可動接点が第1固定接点から離れる方向とを含む移動方向に可動接触片を移動させる駆動装置をさらに備えてもよい。この場合は、駆動装置が第1空間及び第2空間よりも第2方向に配置される電磁継電器において、第1アークの再点弧を抑制することができる。
第2空間は、駆動装置が配置される空間と連通されてもよい。この場合は、第2アークによる高温のガスを駆動装置が配置される空間に逃がすことができる。
第1磁石は、第1アークが第1方向に伸長されるにしたがって第1アークが第1磁石に近づく方向に伸長されるように配置されてもよい。ケースは、第1磁石と可動接触片との間に配置され、第1アークが当接するアーク当接面を含んでもよい。ガス流路の流入口は、アーク当接面と向かい合ってもよい。この場合は、第1アークによる高温のガスをガス流路に効率よく導くことができる。
ガス流路の流入口は、アーク当接面に向かって拡大するテーパ部を含んでもよい。この場合は、第1アークによる高温のガスをガス流路にさらに効率よく導くことができる。
区画部材は、アーク当接面に向かって側壁に近づく方向に傾斜するテーパ面を含んでもよい。この場合は、この場合は、第1アークによる高温のガスをガス流路にさらに効率よく導くことができる。
区画部材は、テーパ面よりもアーク当接面から離れて配置され、可動接触片に向かって第1方向と反対の第2方向に突出する凸部をさらに含んでもよい。この場合は、ガス流路を介して第1空間から第2空間に流れた高温のガスが第1可動接点付近に戻ることを凸部によって抑制できる。
区画部材は、ケースの側壁と別体であってもよい。この場合は、消弧性能に優れた材料で区画部材を形成することができる。
電磁継電器は、ケースの側壁と別体であり、側壁と区画部材との間に配置され、ガス流路を構成する流路部材をさらに備えてもよい。この場合は、消弧性能に優れた材料で流路部材を形成することができる。
本発明によれば、電磁継電器において、接点に発生するアークの再点弧を抑制することにある。
電磁継電器の斜視図である。 カバーを取り外した状態の電磁継電器の斜視図である。 電磁継電器を上下方向と直交する平面で切断した部分断面図である 電磁継電器を前後方向と直交する平面で切断した部分断面図である。 区画部材周辺の断面斜視図である。 変形例に係る区画部材周辺の断面斜視図である。
以下、図面を参照して実施形態に係る電磁継電器1について説明する。図1及び図2に示すように、電磁継電器1は、ケース2と、接点装置3と、駆動装置4とを備えている。
なお、以下の説明において、ケース2の後述するベース21に対して接点装置3及び駆動装置4が配置される方向を上方向(第2方向の一例)、その反対方向を下方向(第1方向の一例)、駆動装置4に対して接点装置3が配置される方向を前方向、その反対方向を後方向、図3の紙面の左右方向を左右方向として説明する。ただし、これらの方向は、説明の便宜上、定義されるものであって、電磁継電器1の配置方向を限定するものではない。
ケース2は、箱形に形成されている。ケース2は、樹脂などの絶縁材で形成されているケース2は、ベース21と、カバー22とを含む。ベース21は、接点装置3及び駆動装置4を支持している。ベース21は、底部21aと、外壁21b~21eと、内壁21fとを含む。底部21aは、上下方向と直交する方向に延びている。外壁21bは、底部21aの前縁から上方に延びている。外壁21cは、底部21aの後縁から上方に延びている。外壁21dは、底部21aの左縁から上方に延びている。外壁21eは、底部21aの右縁から上方に延びている。内壁21fは、底部21aから上方に延びている。内壁21fは、外壁21dと外壁21eの間において左右方向に延びている。内壁21fは、前後方向において、接点装置3と駆動装置4の間に配置されている。
カバー22は、下方に向けて開口しており、ベース21の底部21aを上方から覆うようにベース21の外壁21b~21eに取り付けられている。接点装置3及び駆動装置4は、ケース2に収容されている。
図3に示すように、接点装置3は、第1固定端子11と、第2固定端子12と、可動接触片13とを含む。なお、以下の説明において、第1固定端子11及び第2固定端子12を固定端子11,12と記すことがある。
固定端子11,12は、銅などの導電性を有する材料で形成されている。固定端子11,12は、板状の端子であり、前後方向と直交する方向に延びている。固定端子11,12は、ベース21の底部21aに支持されている。本実施形態では、固定端子11,12は、ベース21の底部21aに圧入固定されている。
第1固定端子11は、図3及び図4に示すように、第1固定接点11aと、第1外部接続部11bとを含む。第1固定接点11aは、第1固定端子11の前面に配置されている。第1固定接点11aは、第1固定端子11にカシメ固定されている。なお、第1固定接点11aは、第1固定端子11と一体であってもよい。第1外部接続部11bは、ベース21の底部21aから下方に突出しており、図示しない外部機器と電気的に接続される。
第2固定端子12は、第1固定端子11から左方向に離れて配置されている。第2固定端子12は、第1固定端子11と左右対称形状である。第2固定端子12は、第2固定接点12aと、第2外部接続部12bとを含む。第2固定接点12aは、第2固定端子12の前面に配置されている。第2固定接点12aは、第2固定端子12にかしめ固定されている。なお、第2固定接点12aは、第2固定端子12と一体であってもよい。第2外部接続部12bは、ベース21の底部21aから下方に突出しており、図示しない外部機器と電気的に接続される。
可動接触片13は、板状の端子であり、銅などの導電性を有する材料で形成されている。可動接触片13は、固定端子11,12の前方に配置されている。可動接触片13は、前後方向から見て略T字形状である。可動接触片13は、第1可動接点13aと、第2可動接点13bと、上下延伸部13cと、左右延伸部13dとを含む。
第1可動接点13a及び第2可動接点13bは、可動接触片13にかしめ固定されている。第1可動接点13a及び第2可動接点13bは、左右延伸部13dの後面に配置されている。第1可動接点13aは、第1固定接点11aと前後方向に向かい合う。第1可動接点13aは、第1固定接点11aに接触可能である。第2可動接点13bは、第1可動接点13aから左方向に離れて配置されている。第2可動接点13bは、第2固定接点12aと前後方向に向かい合う。第2可動接点13bは、第2固定接点12aに接触可能である。なお、第1可動接点13a及び第2可動接点13bは、可動接触片13と一体であってもよい。
上下延伸部13cは、上下方向に延びており、上部が駆動装置4に接続されている。左右延伸部13dは、上下延伸部13cの下部から左右方向に延びている。
駆動装置4は、接点装置3よりも上方に配置されている。駆動装置4は、後述する第1空間24a及び第2空間24bよりも上方に配置されている。駆動装置4は、第1可動接点13aが第1固定接点11aに近づく方向と、第1可動接点13aが第1固定接点11aから離れる方向とに可動接触片13を移動させる。また、駆動装置4は、第2可動接点13bが第2固定接点12aに近づく方向と、第2可動接点13bが第2固定接点12aから離れる方向とに可動接触片13を移動させる。本実施形態では、駆動装置4は、可動接触片13を前後方向に移動させる。
駆動装置4は、図2及び図4に示すように、スプール41と、コイル42と、ヨーク43と、可動鉄片44と、樹脂部材45と、復帰バネ46と、固定鉄心47とを含む。
駆動装置4は、スプール41と、コイル42と、ヨーク43と、可動鉄片44と、樹脂部材45と、復帰バネ46と、固定鉄心47とを含む。スプール41は、筒状であり前後方向に延びている。コイル42は、スプール41の外周に巻回されている。コイル42は、固定端子11,12よりも上方に配置されている。ヨーク43は、L字状に屈曲した形状を有している。ヨーク43は、連結部43aと、延伸部43bとを含む。連結部43aは、スプール41の後方に配置されており、固定鉄心47に連結されている。延伸部43bは、コイル42の上方を覆うように連結部43aの上端から前方に延びている。
可動鉄片44は、固定鉄心47の前方に配置されている。可動鉄片44は、延伸部43bの前端において、ヨーク43に回動可能に支持されている。樹脂部材45は、可動鉄片44と可動接触片13とを絶縁する。樹脂部材45は、可動鉄片44と可動接触片13とを連結する。詳細には、可動鉄片44及び可動接触片13は、樹脂部材45にインサート成形されている。これにより、樹脂部材45及び可動接触片13は、可動鉄片44の回動に応じて可動鉄片44とともに一体的に回動する。
復帰バネ46は、コイルバネであり、前後方向に延びている。復帰バネ46は、前端が可動鉄片44に接続され、後端がヨーク43に接続されている。復帰バネ46は、可動鉄片44及び樹脂部材45を介して可動接触片13を前方向に付勢する。すなわち、復帰バネ46は、第1可動接点13aが第1固定接点11aから離れる方向、並びに第2可動接点13bが第2固定接点12aから離れる方向に可動接触片13を付勢している。固定鉄心47は、スプール41の内側に配置され、スプール41を前後方向に貫通している。固定鉄心47は、固定端子11,12よりも上方に配置されている。
次に、電磁継電器1の動作について説明する。コイル42に電圧が印加されていない状態では、図3に示すように、復帰バネ46の弾性力によって第1可動接点13aが第1固定接点11aから開離した状態、並びに第2可動接点13bが第2固定接点12aから開離した状態にある。コイル42に電圧が印加されて励磁されると、電磁力によって可動鉄片44が固定鉄心47に吸着されることで、可動鉄片44が復帰バネ46の弾性力に抗して回動する。これにより、可動接触片13が後方に移動して、第1可動接点13aが第1固定接点11aに接触し、第2可動接点13bが第2固定接点12aに接触する。コイル42への電圧の印加が停止されると、可動鉄片44が復帰バネ46の弾性力によって回動する。これにより、可動接触片13が前方に移動して、第1可動接点13aが第1固定接点11aからか開離し、第2可動接点13bが第2固定接点12aから開離する。
ここで、ケース2は、側壁23と、収容空間24と、磁石収容部25,26とを含む。側壁23は、本実施形態ではベース21の底部21aによって構成されている。側壁23は、収容空間24を下方向から覆う。
収容空間24は、ベース21とカバー22との間に設けられている。収容空間24は、左右方向において、磁石収容部25と磁石収容部26との間に設けられている。収容空間24は、前後方向において、外壁21bと内壁21fとの間に設けられている。第1固定接点11aと第2固定接点12aと可動接触片13は、収容空間24に収容されている。
収容空間24は、第1空間24aと、第2空間24bとを含む。第1空間24aは、第1固定接点11aと第1可動接点13aが配置される空間である。第2空間24bは、第2固定接点12aと第2可動接点13bが配置される空間である。第2空間24bは、第1空間24aに連通している。第1空間24aと第2空間24bとの境界Bは、例えば、左右方向における可動接触片13の中心である。第1空間24a及び第2空間24bの上部は、駆動装置4が配置される空間30と連通している。駆動装置4は、ケース2内において第1空間24a及び第2空間24bよりも上方に配置されている。可動接触片13は、第1空間24aと第2空間24bとに亘って配置されている。
磁石収容部25は、ベース21に一体形成されている。磁石収容部25は、下方に向かって開口する凹部であり、側壁23から上方に突出して形成されている。磁石収容部25は、第1固定接点11a及び第1可動接点13aの右側方に配置されている。磁石収容部25は、アーク当接面25aを含む。アーク当接面25aは、左右方向において、後述する磁石50と可動接触片13の間に配置されている。アーク当接面25aは、左右方向と直交する方向に延びている。アーク当接面25aは、第1固定接点11aと第1可動接点13aとの間で発生するアークA1(第1アークの一例)が当接する。
磁石収容部26は、磁石収容部25と左右対称形状であり、第2固定接点12a及び第2可動接点13bの左側方に配置されている。
電磁継電器1は、磁石50,51と、ガス流路60と、区画部材70とを備えている。磁石50は、第1磁石の一例である。磁石51は、第2磁石の一例である。磁石50,51は、例えば、矩形状の永久磁石である。磁石50は、第1固定接点11a及び第1可動接点13aの右側方に配置されている。磁石50は、磁石収容部25に収容されている。磁石50は、下方向から磁石収容部25に挿入され、磁石50を下方から支持する支持部材54によって磁石収容部25から抜け止めされている。
磁石50は、第1固定接点11a付近において右方向に磁束が流れるように配置されている。図4に示すように、磁石50は、アークA1を下方向に向けて伸長させる。詳細には、例えば、第1可動接点13aから第1固定接点11aに向かって電流が流れる場合、アークA1に下方向のローレンツ力が作用して、アークA1が下方向に向けて伸長される。なお、アークA1は、図4に示すように、下方に伸長されるにしたがって、アーク当接面25aに近づく方向に伸長される。
磁石51は、第2固定接点12a及び第2可動接点13bの左側方に配置されている。磁石51は、磁石収容部26に収容されている。磁石51は、下方向から磁石収容部26に挿入され、磁石51を下方から支持する支持部材55によって磁石収容部26から抜け止めされている。
磁石51は、第2固定接点12a付近において右方向に磁束が流れるように配置されている。磁石51は、磁石50と異極が対向するように配置されている。磁石51は、第2固定接点12aと第2可動接点13bとの間で発生するアークA2(第2アークの一例)を上方向に向けて伸長させる。詳細には、例えば、第2固定接点12aから第2可動接点13bに向かって電流が流れる場合、アークA2に上方向のローレンツ力が作用して、アークA2が上方向に向けて伸長される。なお、アークA2は、図4に示すように、上方に伸長されるにしたがって、磁石51に近づく方向に伸長される。
ガス流路60は、収容空間24内に配置されている。ガス流路60は、第1アークによる高温のガスを第1空間24aから第2空間24bに逃がすための流路である。ガス流路60は、第1空間24a及び第2空間24bの下方に配置されている。ガス流路60は、上下方向において、側壁23と可動接触片13の間に配置されている。ガス流路60は、左右方向において、磁石収容部25と磁石収容部26との間に配置されている。ガス流路60は、左右方向に延びている。ガス流路60は、側壁23と、区画部材70と、外壁21bと、内壁21fとによって構成されている。
ガス流路60は、流入口61と、流出口62とを含む。流入口61は、第1空間24aに連通している。流入口61は、アーク当接面25aと向かい合う。流入口61は、アーク当接面25aに向かって拡大するテーパ部61aを含む。流入口61は、左右方向において、第1固定接点11aの中心及び第1可動接点13aの中心よりもアーク当接面25aに近接している。
流出口62は、第2空間24bに連通している。流出口62は、磁石収容部26と向かい合う。流出口62は、磁石収容部26に向かって拡大するテーパ部62aを含む。流出口62は、左右方向において、第2固定接点12aの中心及び第2可動接点13bの中心よりも磁石収容部26に近接している。
区画部材70は、ベース21と別体である。区画部材70は、例えば、ベース21よりも消弧性能に優れた材料で形成されている。なお、区画部材70は、ベース21と同じ材料で形成されてもよい。区画部材70は、ベース21に固定されている。
区画部材70は、収容空間24に配置されている。区画部材70は、可動接触片13とガス流路60の間に配置されている。区画部材70は、第1空間24aと第2空間24bとをガス流路60から区画する。区画部材70は、左右方向及び前後方向に延びている。区画部材70は、前後方向の側面が外壁21bと内壁21fとに接触している。区画部材70は、左右方向の側面が磁石収容部25,26から離れている。区画部材70の下面は、側壁23から離れている。
区画部材70は、凹部70aと、凸部70b,70cと、テーパ面70d,70eとを含む。凹部70aは、区画部材70の下面に形成されている。凹部70aは、区画部材70の左右方向の中心に形成されている。凹部70aは、下方に開口している。
区画部材70は、ベース21に形成された支持部21g,21hに支持されている。詳細には、区画部材70の凹部70aは、支持部21g,21hに支持される。支持部21gは、外壁21bから収容空間24に向かって突出した形状を有している。支持部21gは、側壁23に接続されている。支持部21hは、内壁21fから収容空間24に向かって突出した形状を有している。支持部21hは、側壁23に接続されている。支持部21gは、支持部21gと前後方向に離れている。
凸部70b,70cは、区画部材70の上面に形成されている。凸部70b,70cは、可動接触片13に向かって上方に突出する。凸部70b,70cは、左右方向において、テーパ面70dよりもアーク当接面25aから離れて配置されている。凸部70bは、第1空間24aに配置されている。凸部70bは、第1空間24aにおいて、第1固定接点11a及び第1可動接点13aよりも左方に配置されている。凸部70cは、第2空間24bに配置されている。凸部70cは、第2空間24bにおいて、第2固定接点12a及び第2可動接点13bよりも右方に配置されている。
テーパ面70d,70eは、区画部材70の上面に形成されている。テーパ面70dは、第1固定接点11a及び第1可動接点13aの下方に配置されている。テーパ面70dは、アーク当接面25aに向かって側壁23に近づく方向に傾斜している。テーパ面70eは、第2固定接点12a及び第2可動接点13bの下方に配置されている。テーパ面70eは、磁石収容部26に向かって側壁23に近づく方向に傾斜している。
上述した電磁継電器1では、ケース2の側壁23と可動接触片13の間に配置されたガス流路60によって、アークA1による高温のガスを第1空間24aから第2空間24bに逃がすことができるので、アークA1による高温のガスが第1空間24aに滞留することを抑制できる。具体的には、図4において二点鎖線示すように、アークA1による高温のガスがガス流路60を通って第1空間24aから第2空間24bに流れる。さらに、ガス流路60の流出口62は、第2空間24bに連通しているので、流出口62が第1固定接点11aから離れた位置に配置されることになる。このため、ガス流路60を介して第1空間24aから第2空間24bに流れた高温のガスが第1空間24aに戻りにくい。これにより、アークA1の再点弧を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
接点装置3及び駆動装置4の構成は、変更されてもよい。駆動装置4は、プランジャ型の構造であってもよい。ケース2の構成は変更されてもよい。磁石50,51の配置や形状は、変更されてもよい。
区画部材70の形状が変更されてもよい。区画部材70は、第1空間24aと第2空間24bとをガス流路60から区画する形状であればよい。例えば、凸部70b,70cの少なくとも一方が省略されてもよいし、第1空間24aと第2空間24bとの境界Bに凸部が形成されてもよい。
図6は、変形例に係る区画部材70周辺の断面斜視図である。電磁継電器1は、流路部材80をさらに備えてもよい。流路部材80は、ケース2と別体である。流路部材80は、側壁23と区画部材70との間に配置されている。ここでは、ガス流路60は、流路部材80と、区画部材70と、外壁21bと、内壁21fとによって構成される。流路部材80は、側壁23に固定されている。流路部材80は、例えば、ベース21よりも消弧性能に優れた材料で形成してもよい。区画部材70と流路部材80とが一体であってもよい。
1 電磁継電器
2 ケース
4 駆動装置
11 第1固定端子
11a 第1固定接点
12 第2固定端子
12a 第2固定接点
13 可動接触片
13a 第1可動接点
13b 第2可動接点
23 側壁
24 収容空間
24a 第1空間
24b 第2空間
25a アーク当接面
50 磁石(第1磁石の一例)
51 磁石(第2磁石の一例)
60 ガス流路
61a テーパ部
70 区画部材
70d テーパ面

Claims (10)

  1. 第1空間と第2空間とを含む収容空間と、前記収容空間を第1方向から覆う側壁と、を含むケースと、
    前記第1空間に配置される第1固定接点と、前記側壁から前記第1方向に突出する第1外部接続部とを含む第1固定端子と、
    前記第2空間に配置される第2固定接点と、前記側壁から前記第1方向に突出する第2外部接続部とを含み、前記第1固定端子から離れて配置された第2固定端子と、
    前記第1固定接点と向かい合う第1可動接点と、前記第2固定接点と向かい合う第2可動接点とを含み、前記第1空間と前記第2空間とに亘って配置された可動接触片と、
    前記第1固定接点と前記第1可動接点の間で発生する第1アークを前記第1方向に伸長させる第1磁石と、
    前記第1空間に連通する流入口と、前記第2空間に連通する流出口とを含み、前記側壁と前記可動接触片の間に配置されたガス流路と、
    前記可動接触片と前記ガス流路の間に配置され、前記第1空間と前記第2空間とを前記ガス流路から区画する区画部材と、
    を備えた、
    電磁継電器。
  2. 前記第2固定接点と前記第2可動接点の間で発生する第2アークを前記第1方向と反対の第2方向に伸長させる第2磁石をさらに備えた、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記ケース内において前記第1空間及び前記第2空間よりも第2方向に配置され、前記第1可動接点が前記第1固定接点に近づく方向と、前記第1可動接点が前記第1固定接点から離れる方向とを含む移動方向に前記可動接触片を移動させる駆動装置をさらに備えた、
    請求項2に記載の電磁継電器。
  4. 前記第2空間は、前記駆動装置が配置される空間と連通している、
    請求項3に記載の電磁継電器。
  5. 前記第1磁石は、前記第1アークが第1方向に伸長されるにしたがって前記第1アークが前記第1磁石に近づく方向に伸長されるように配置され、
    前記ケースは、前記第1磁石と前記可動接触片との間に配置され、前記第1アークが当接するアーク当接面を含み、
    前記ガス流路の流入口は、前記アーク当接面と向かい合う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  6. 前記ガス流路の流入口は、前記アーク当接面に向かって拡大するテーパ部を含む、
    請求項5に記載の電磁継電器。
  7. 前記区画部材は、前記アーク当接面に向かって前記側壁に近づく方向に傾斜するテーパ面を含む、
    請求項5又は6に記載の電磁継電器。
  8. 前記区画部材は、前記テーパ面よりも前記アーク当接面から離れて配置され、前記可動接触片に向かって前記第1方向と反対の第2方向に突出する凸部をさらに含む、
    請求項7に記載の電磁継電器。
  9. 前記区画部材は、前記ケースの前記側壁と別体である、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  10. 前記ケースの前記側壁と別体であり、前記側壁と前記区画部材との間に配置され、前記ガス流路を構成する流路部材をさらに備えた、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の電磁継電器。
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