JP2011224289A - 引込み機能を有するスライドレール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、引込み機能を有するスライドレールに関し、簡単な構造でコンパクトに構成でき、耐久性に優れ、円滑な摺動力で、安価に製作でき、故障等の発生も皆無な引込み機能を有するスライドレールを提供することを課題とする。
【解決手段】移動側メンバーの後端部に、固定側メンバーの折曲縁に形成されたボール摺動溝に弾性的に圧接する圧接子を有する引込み部材を設け、圧接子が圧接する固定側メンバーのボール摺動溝の後端部所定位置から、移動側メンバーを引き込む方向に固定側メンバーの折曲縁を順次傾斜させて、固定側メンバーのボール摺動溝と同形で、ボール摺動溝に連続する引込み案内路を有する引込み案内部を一体に形成したものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、スライドレールに連結された家具等の引出し部、陳列棚等のスライド棚等の移動側部材を、引出し状態(スライド全開状態)から収納位置(最終収納位置)まで完全に移動させなくても、所定位置まで移動されると、後は自動的に家具本体等の固定側部材に引き込まれ、さらに、移動側部材を固定側部材に勢いよく移動させた時に生じる移動側部材の跳ね返りの防止、あるいは、運搬時、地震時等、固定側部材からの移動側部材の不用意な飛び出しを防止する引込み機能を有するスライドレールに関するものである。
家具本体等の固定側部材に引出し部等の移動側部材を収納する時、移動側部材を勢い良く収納すると、収納時の跳ね返りによって、移動側部材が完全に収納されなかったり、移動側部材が最初から完全に収納されていなかったりする場合があり、家具の運搬時、地震時に、引出し等が固定側部材から飛び出した勢いで、家具等を運搬中に落下させたり、あるいは転倒することで数々の不都合が生じる原因となっていた。
この問題を解決するため、移動側部材が所定位置まで収納されると、後は自動的に家具本体等の固定側部材に引込む、引込み機能を有するスライドレールがいく種類か提供されている。
その一つとして、固定側部材あるいは移動側部材のいずれか一方側に引込み部材を設け、引込み部材に対応して他方側に引込み力受動部材を設け、引込み部材は、移動側部材が固定側部材に対して最終所定位置に近づいたとき、引込み力受動部材に一部が弾性的に圧接する圧接機構を有し、引込み力受動部材は、圧接機構の圧接力を移動側部材を固定側部材に対し最終所定位置となす方向への引込み力に変化させる案内傾斜面を構成するものである。
この場合、引込み力受動部材を固定側部材、あるいは移動側部材のいずれかに取り付けなければならず、コストアップにつながる要因となっていた。
さらに、固定側部材あるいは移動側部材と引込み力受動部材は一体ではないので、その連結部分には微妙な段差が生じ、この段差を引込み部材が通過する際、摺動途中に不連続な違和感が発生する原因にもなっていた。
又、引込み部材は、凸状曲面上を接触移動するので、引込み部材は、摺動中左右方向に揺動しやすく、摺動操作の円滑な連続性を損なうだけでなく、引込み部材のローラーが脱輪する要因にもなっていた。
一方、安価に提供できる引込み機能を有するスライドレールとしては、移動側メンバーの一方のボール摺動溝の端部やや内側内面から他方のボール摺動溝の端部側内面に向かって傾斜する脚体を有する線バネからなる引込み部材を移動側メンバーに着脱自在に設けることにより、移動側のメンバーの摺動途中は、固定側メンバーのボール摺動溝に弾性脚体が接触し、移動側メンバーが一定位置に達した状態で、固定側メンバーの摺動方向側の端部に脚体が当接して、移動側メンバーを自動的に収納位置まで移動させるものが提供されている。
この場合、固定側メンバーのボール摺動溝の端部の角部に線バネが当接するので、摩擦抵抗が大きく、円滑な摺動操作が損なわれるだけでなく、固定側メンバーあるいは線バネの何れか硬度の低い方が磨耗するなど、耐久性に問題があった。
又、他の例としては、少なくとも第一スライド部材と第二スライド部材とを備え、第二スライド部材に取り付けられる引込み機構であって、前記引込み機構は、アクチュエータ(係合体)を案内するスロットをもっているハウジングを具備し、アクチュエータ(係合体)は、ばねにより生み出される力に応じて移動可能であるようにハウジングに取り付けられ、スロットに沿って第一位置と第二位置との間を滑動することができ、ばねにエネルギを蓄積して第一位置に係合されて残ることができる。
そして、引き出された第一スライド部材が引込まれる時には、第一スライド部材が閉止位置に近づいたとき、第一スライド部材はアクチュエータに係合し、閉止位置の方へ引き続き移動するので、アクチュエータ(係合体)を第一位置から離脱させ、それによりエネルギを蓄積したばねが、アクチュエータ(係合体)、及び係合した第一スライド部材をスロットに沿ってスライドが閉じられる第二位置に滑動させる。
一方、第一スライド部材が、第二スライド部材に対して引き出されるとき、第一スライド部材がアクチュエータ(係合体)を第二位置から第一位置の方へ移動させ、アクチュエータ(係合体)はばねにエネルギを蓄積させ、第一位置で係合される。そして、第一スライド部材はアクチュエータから離脱される構成のものも提供されている。
この場合、ばねの引張り力で第一スライド部材を第二スライド部材に引き込む構成であるから、第一スライド部材がばねの引張り力に抗して(ばねに引張りエネルギを蓄積させながら)引き出され、アクチュエータ(係合体)が第一位置で係合されると、第一スライド部材はアクチュエータから離脱するので、急激に引き出し力が軽くなり、引き出しスピードが速くなって、収納物、展示物等を転倒、落下させる危険があった。
さらに、第一スライド部材が引き出された状態の時、アクチュエータ(係合体)の第一位置での係合状態が不測に外れ、アクチュエータ(係合体)が第二位置移動した状態では、引込み機能が働かない。この状態を、復帰させるためには、手動によって大きな力を負荷し、第一スライドを押し込み、強制的にアクチュエータ(係合体)に第一スライド部材を係合させなければならなかった。
特開2007−195754号公報 特開2008−194381号公報 特許第4394327号公報
本発明は、簡単な構造でコンパクトに構成でき、耐久性に優れ、円滑な摺動力で、安価に製作でき、故障等の発生も皆無で、操作も容易な引込み機能を有するスライドレールを提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、移動側メンバーの後端部に、固定側メンバーの折曲縁に形成されたボール摺動溝に弾性的に圧接する圧接子を有する引込み部材を設け、圧接子が圧接する固定側メンバーのボール摺動溝の後端部所定位置から、移動側メンバーを引き込む方向に固定側メンバーの折曲縁を順次傾斜させて、固定側メンバーのボール摺動溝と同形で、ボール摺動溝に連続する引込み案内路を有する引込み案内部を一体に形成したものである。
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段としての構成に加え、引込み部材は、移動側メンバーに先端部が回動自在に枢止され、後端部に設けられた圧接子が固定側メンバーの摺動溝に弾性的に圧接するよう回動力が付与された回動腕と、回動腕に回動力を付与するバネよりなるものである。
次に、本発明が第3の手段として構成したところは、第2の手段としての構成に加え、圧接子は、固定側メンバーの摺動溝に一致する外形の回転ローラーよりなるものである。
請求項1に記載の発明によると、引込み部材に対応して固定側メンバーの折曲縁の後端部を後方に向かって順次傾斜させているだけであるから、前記折曲縁の後端部の傾斜角度の設定により引込みスピードの調節ができ、また通常の摺動から引込み時の摺動に変化するとき、あるいは、引込み力に抗して引き出す時の摺動から単に引き出すときの摺動に変化するときに違和感がなく、スムーズな摺動状態を得ることが出来、故障の発生もなく、安価でコンパクトな、引込み機能を有するスライドレールを得ることが出来る。
請求項2に記載の発明によると、引込み部材は、回動腕と、回動腕に回動力を付与するバネよりなるものであるから、回動腕の長さ、バネの強さを選定することにより、引込み力の強さを選択することが出来る。
請求項3に記載の発明によるとは、圧接子は、固定側メンバーの摺動溝に一致する外形を有する回転ローラーより構成されているので、引込み部材の移動時(移動側メンバーの摺動時)、横揺れがなくスムーズな摺動状態を得ることが出来る。
図1は本発明のスライドレールの最短収縮状態の斜視図である。 図2は本発明のスライドレールの最大伸長状態の斜視図である。 図3は縮小状態のスライドレールの後端部拡大斜視図である。 図4は引き出し途中のスライドレールの後端部拡大斜視図である。 図5は引込み部材の分解斜視図である。 図6は本発明のスライドレールの分解斜視図である。 図7は図4のA―A線拡大断面図である。 図8は図4のB―B線拡大断面図である。 図9はスライドレールの縮小状態での後端部の固定側メンバー側からの正 面図である。 図10はスライドレールの縮小状態での後端部側からの正面図である。
本発明は、移動側メンバーの後端部に、固定側メンバーの折曲縁に形成されたボール摺動溝に弾性的に圧接する圧接子を有する引込み部材を設け、圧接子が圧接する固定側メンバーのボール摺動溝の後端部所定位置から、移動側メンバーを引き込む方向に固定側メンバーの折曲縁を順次傾斜させて、固定側メンバーのボール摺動溝と同形で、ボール摺動溝に連続する引込み案内路を有する引込み案内部を一体に形成し、引込み部材は、移動側メンバーに先端部が回動自在に枢止され、後端部に設けられた圧接子が固定側メンバーの摺動溝に弾性的に圧接するよう回動力が付与された回動腕と、回動腕に回動力を付与するバネより構成され、圧接子は、固定側メンバーの摺動溝に一致する外形の回転ローラーよりなるものである。
以下、実施例を図に基づいて説明する。
符号100は本発明のスライドレールを示し、スライドレール100は移動側メンバー1と、ボール30・・・を回転自在に保持するボールリテーナー3を介して移動側メンバー1と互いに摺動自在となした固定側メンバー2と、移動側メンバー1の後端部に取付られた引込み部材5と、引込み部材5に対応して、固定側メンバー2に設けられた引込み案内部7より構成されている。
以下、図1において左側斜め上方向を引き出し側(先端側)、右側斜め下方向を収納側(後端側)として説明する。
移動側メンバー1は、金属製の細長条板の短手両端部を内向き円弧状に折り曲げた内面長手方向にボール摺動溝10、10を有する上下両折曲縁11、11と、引出し等と連結される移動側メンバー基板12より断面略C字形に形成されている。
そして、移動側メンバー基板12の引き出し側端部を固定側メンバー2方向に折り曲げて移動側収納時ストッパー13が形成され、移動側メンバー基板12の後部側に固定側メンバー2方向に一部が突出する移動側引出し時ストッパー14が形成されている。
そして、移動側メンバー1の後端部には引込み部材5(詳細は後記)が回動自在に取付けられている。
固定側メンバー2は、金属製の細長条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成された外面長手方向にボール摺動溝20、20を有する上下両折曲縁21、21と、固定側メンバー基板22より、断面略C字形に形成されている。
そして、固定側メンバー基板22の引き出し側前部の一部を移動側メンバー1方向に突出させて移動側メンバー1が引き出された状態で、ボールリテーナー3の後端部が当接するリテーナー後端部ストッパー23が形成されている。
そして、引込み部材5に対応して固定側メンバー2の上折曲縁21の後端部を下方に傾斜するよう折り曲げて、上折曲縁21と一体に連続する引込み案内部7(詳細は後記)が形成されている。
ボールリテーナー3は、帯条金属板にて移動側メンバー1、固定側メンバー2間に挿入可能な大きさで、かつ、固定側メンバー2の略3分の1程度の長さで、コ字形の基板31と、移動側メンバー1と固定側メンバー2の上下の折曲縁11、11、21、21間に突出する基板31の上下端部に連設された上下の折曲片32、32からなり、上下の両折曲片32、32の摺動方向の数箇所に複数個のボール30・・・を回転自在に保持している。
そして、基板31の後端部の一部を固定側メンバー2の基板22側に突出せしめ、移動側メンバー1が最も引き出された時、前記固定側メンバー2のリテーナー後端部ストッパー23の後端に当接して停止するリテーナー引き出し時後ストッパー33が形成され、基板31の前部の一部を移動側メンバー1の基板12側に突出せしめ、移動側メンバー1が最も引き出された時、前記移動側メンバー1の移動側引出し時ストッパー14が後端に当接して停止するリテーナー引き出し時前ストッパー34が形成されている。
すなわち、スライドレール100は、移動側メンバー1が最も引き出された状態(最大伸長状態)で、移動側メンバー1の移動側引出し時ストッパー14がリテーナー3のリテーナー引き出し時前ストッパー34に当接し、リテーナー引き出し時後ストッパー33が、固定側メンバー2のリテーナー後端部ストッパー23に当接した状態となり、一方、スライドレール100の最短収縮状態では、固定側メンバー2の上下折り曲げ縁21、21の前端面に移動側メンバー1の移動側収納時ストッパー13が当接している。
引込み案内部7は、固定側メンバー2のボール摺動溝20の後端部所定位置から、移動側メンバー1を引き込む方向に固定側メンバー2の折曲縁21を順次傾斜させて、固定側メンバー2のボール摺動溝20と同形で、ボール摺動溝20に連続する引込み案内路70を有して折曲縁21と一体に形成されている。
すなわち、固定側メンバー2の上折曲縁21と、上折曲縁21と固定側メンバー基板22との連続部分を残して、固定側メンバー基板22と下折曲縁21の後端部を、前後方向に所定寸法切り落とされた加工用切り落とし部71と、加工用切り落とし部71の前部上端角部の略半円形の変形用切欠き部711が形成された後、残った固定側メンバー2の上折曲縁21と上折曲縁21と固定側メンバー基板22との連続部分が後方にむかって、下方に傾斜するよう変形されて、固定側メンバー2のボール摺動溝20と同形で、ボール摺動溝20に連続する引込み案内路70を有する引込み案内部7が形成されている。
尚、実施例では、固定側メンバー基板22と下折曲縁21の後端部を、前後方向に所定寸法切り落として、加工用切り落とし部71を形成しているが、引込み案内部7の傾斜角度、前後方向の長さ(引込み作用が始まる所定位置)によっては、下折曲縁21の後端部切り落とす必要はなく、基板22の後端部の上下前後方向を所定寸法切り落として、引込み作用の位置を決定すればよい。
引込み案内路70は、後方に向かって、水平方向から下方に約15度傾斜するボール摺動溝20と同形で長めの第1案内路72と、第1案内路72の後端に連続して、後方に向かって、水平方向から下方に25度傾斜するボール摺動溝20と同形で短めの第2案内路73より形成されている。
すなわち、ばね51の付勢力が一定であれば、第1案内路72の傾斜角度を大きくすれば、引込みスピードが速くなり、傾斜角度を小さくすれば、引込みスピードは緩やかとなる。
引込み部材5は、ばね51と、移動側メンバー1に取り付けられ、ばね51によって所定方向(図1で時計回りの方向)に回動力を付与された回動腕6と、回動腕に取り付けられた圧接子8より構成されている。
ばね51は、実施例では巻きばねが採用されており、移動側メンバー基板12の後端に一部を外方に突出せしめて形成されたばね上保持突片18の上保持孔180に、一端が保持され、移動側メンバー基板12の後端部に回動自在に取付けられた回動腕6に形成されたばね下保持突片62の下保持孔620に他端が保持され、それぞれの端部が離間する方向に付勢されている。
すなわち、回動腕6は、後端部が下方に回動する方向に付勢された状態となっている。
回動腕6は、移動側メンバー基板12の後端部に形成された取付孔110に、連結軸60を介して回動自在に連結される、連結孔610を有する回動用基板61と、回動基板61の後端部から上方に突出し、上端に連結孔630が形成された圧接子取付用基板63より横向きL字形に構成されている。
そして、下保持孔620を有する前記ばね下保持突片62が回動用基板61の後端部に外方に突出して形成されている。
圧接子8は、実施例では、固定側メンバーのボール摺動溝20に一致する外形の回転ローラーで形成され、回動取付軸81、連結孔630にて、圧接子取付用基板63に回転自在に連結されている。
すなわち、ばね51の付勢力が一定であれば、連結孔610(回動中心点)から圧接子8(回転ローラーの中心)までの長さが長い程、圧接子8が引込み案内路70に圧接する力が弱くなり、引込みスピードは緩やかとなる。
本発明は上記の如く構成され、スライドレール100の最短収縮状態(図1、図3、図9、図10に示す状態)では、回転ローラー8は、ばね51によって、傾斜角度の大きい
第2案内路73に弾性的に圧接しているので、移動側メンバー1は不用意に前方に引き出されることがなく、スライドレール100の最短収縮状態を確実に維持することが出来る。
そして、この状態から、移動側メンバー1が引き出されると、ばね51の付勢力(傾斜角度の大きい第2案内路73による初期抵抗)に抗して回動腕6は図9で時計廻りに回動しながら、移動側メンバー1と共に前方に移動し、回転ローラー8は第2案内路73から第1案内路72に位置する。この時、第1案内路72は第2案内路73より傾斜角度が小さいので、初期抵抗よりは小さな抵抗で移動側メンバー1は前方に移動し、次に回転ローラー8はボール摺動溝20に位置し、ばね51の付勢力による抵抗はほとんどなくなった状態で移動側メンバー1は最大伸長状態まで引き出される。
すなわち、移動側部材の引き出し始めは、使用者が強めの感覚で引き出す傾向があるのを利用し、短めの第2案内路73から第2案内路73より長めの第1案内路72と順次傾斜角度を小さくすることで、円滑な摺動感覚を得ることが出来るだけでなく、第2案内路73、第1案内路72、ボール摺動溝20が同形で連続して一体に形成されているので、微妙な段差もなく、回転ローラー8が、第2案内路73から第1案内路72に、第1案内路72からボール摺動溝20にそれぞれ移動する段階(逆の段階でも同じ。)においても何ら違和感を生じることがない。
又、スライドレール100の最短収縮状態で、回転ローラー8は傾斜角度の大きい第2案内路73に圧接しているので、スライドレール100の最短収縮状態を確実に維持する事が出来る。
そして、スライドレール100の最大伸長状態から、移動側メンバー1を押し込んでいくと(移動側メンバー1と連結された移動側部材を収納していくと)、回転ローラー8は、固定側メンバー2のボール摺動溝20の後端から第1案内路72に位置し、ばね51の付勢力によって、移動側メンバー2は自動的に引込まれていく。
そして、ばねの両端部が順次に離間することでばね51の付勢力が弱まるが、第2案内路73は傾斜角度を大きくしているので、付勢力の弱まりを補い確実に最短縮小状態を維持する。
以上詳述したように、本発明は、家具等の本体と引出し間、あるいは陳列棚本体と棚板間、さらには、複写機本体と給紙トレー間に取り付けて使用することができ、広範囲で利用可能である。
1 移動側メンバー
10 ボール摺動溝
11、11 上下折曲縁
100 スライドレール
2 固定側メンバー
20 ボール摺動溝
21、21 上下折曲縁
5 引込み部材
51 ばね(巻きばね)
6 回動腕
7 引込み案内部
70 引込み案内路
72 第1案内路
73 第2案内路
8 圧接子(回転ローラー)

Claims (3)

  1. 移動側メンバーの後端部に、固定側メンバーの折曲縁に形成されたボール摺動溝に弾性的に圧接する圧接子を有する引込み部材を設け、圧接子が圧接する固定側メンバーのボール摺動溝の後端部所定位置から、移動側メンバーを引き込む方向に固定側メンバーの折曲縁を順次傾斜させて、固定側メンバーのボール摺動溝と同形で、ボール摺動溝に連続する引込み案内路を有する引込み案内部を一体に形成したことを特徴とする引込み機能を有するスライドレール。
  2. 引込み部材は、移動側メンバーに先端部が回動自在に枢止され、後端部に設けられた圧接子が固定側メンバーの摺動溝に弾性的に圧接するよう回動力が付与された回動腕と、回動腕に回動力を付与するバネより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の引込み機能を有するスライドレール。
  3. 圧接子は、固定側メンバーの摺動溝に一致する外形の回転ローラーより形成されていることを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の引込み機能を有するスライドレール
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