JP2011219693A - ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物及び被覆成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表層材として、基材樹脂としてのPS樹脂やその廃樹脂に対する密着性に優れる上に、加工性、耐久性にも優れ、更には艶消し特性に優れた被覆成形品を提供し得るポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ゴム質重合体存在下で芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなり、グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物のシアン化ビニル単量体含有量が5〜20質量%で、好ましくは、ビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物のシアン化ビニル単量体含有量が5〜23質量%であるポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明はポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物及び被覆成形品に係り、特にポリスチレン樹脂(PS樹脂)に対する密着性に優れ、PS樹脂との共押出又は二色成形による被覆成形品の被覆用樹脂組成物として好適なポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物と、このポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いてPS樹脂製基材に共押出又は二色成形等により被覆層を形成してなる被覆成形品に関する。
従来、複数の材料を共押出するか、或いは複数の成形シートないし成形板を接着してなる積層構造の複合建材用途には、一般に、塩化ビニル樹脂や塩化ビニル樹脂にフィラーを充填した材料が基材樹脂として使用されており、その表層材としては、塩化ビニル樹脂と同種の樹脂や、異種の樹脂であっても塩化ビニル樹脂と密着性の高い樹脂、例えば、ABS樹脂やアクリル樹脂が用いられてきた。
しかし、ABS系樹脂は、加工性と外観に優れている反面、PS樹脂に比べるとコストは高く、製品全体にABS系樹脂を使うことは製品コストの上昇を生じる欠点がある。
このような状況から、基材樹脂(非意匠面側)として、発泡成形性などに優れ、安価なPS樹脂材料を使用し、表層材(意匠面側)として高機能性のABS系樹脂を用いた複合材が提供されている(例えば、特許文献1)。
また、建材用途やエクステリア部材においては、意匠性や高級感等を目的として光沢のない成形品表面が求められるものがある。従来の樹脂成形品の艶消しの方法としては、例えば、樹脂に塩素化ポリエチレン、三酸化ビスマス、及びトリクレジルフォスフェートを添加する方法(特許文献2)、不飽和カルボン酸エステル単位を含む重合体を配合する方法(特許文献3)、エポキシ基含有オレフィン共重合体を配合する方法(特許文献4、5)、グラフト率の低いグラフト重合体を用いる方法(特許文献6)、シアン化ビニル単量体の量に差をつける方法(特許文献7)が挙げられる。
特開昭63−115739号公報 特公昭49−44582号公報 特開昭56−133353号公報 特開昭59−89346号公報 特開昭60−18536号公報 特公昭62−59725号公報 特開2005−76015号公報
しかしながら、通常の共押出成形によるABS系樹脂/PS樹脂の複合成形品では、
(1) 生産途中の切削加工などで製品が欠ける(以下、「チッピング」という)場合がある。
(2) 製造工程において、基材層と表層との密着性が不十分であることにより、層間剥離を生じ易い。
(3) (1),(2)は、不良品の発生につながり、製造歩留りの低下、資源やエネルギーの無駄の原因となる。
(4) 製品の使用中にも、基材層と表層との層間剥離が生じ、製品の耐久性を大きく損なう原因となる。
といった問題があった。
さらに、上記従来技術では、被覆成形品表面に、充分な艶消し性を付与させることが不可能であった。
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、表層材として、基材樹脂としてのPS樹脂やその廃樹脂に対する密着性に優れる上に、加工性(例えば、耐チッピング性)、耐久性(例えば、耐ヒートサイクル性)にも優れ、更には艶消し性に優れた被覆成形品を提供し得るポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物と、このポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を被覆材とする被覆成形品を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ABS系樹脂中のグラフト共重合体に使用されるビニル単量体混合物のシアン化ビニル単量体含有量、更にはビニル共重合体に使用されるビニル単量体混合物のシアン化ビニル単量体含有量を所定の範囲に制御することにより、上記課題を解決することができることを見出した。
本発明はこのような知見に基いて達成されたものであり、以下を要旨とする。
[1] ポリスチレン系樹脂よりなる基材に対して被覆層を形成するための樹脂組成物において、ゴム質重合体存在下で、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなり、該グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜20質量%であることを特徴とするポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物。
[2] ポリスチレン系樹脂よりなる基材に対して被覆層を形成するための樹脂組成物において、ゴム質重合体存在下で、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなり、該グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜20質量%で、該ビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜23質量%であることを特徴とするポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物。
[3] ポリスチレン系樹脂よりなる基材と、該基材上に、[1]又は[2]に記載のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いて形成された被覆層とを有することを特徴とする被覆成形品。
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物は、PS樹脂に対して良好な密着性を有するため、異形押出成形、二色成形、ブロー成形、シート成形、及び、シート成形後の真空成形や圧空成形等において、成形条件に過度な制約を受けることなく、幅広い成形条件において、良好なABS系樹脂/PS樹脂複合被覆成形品を得ることができ、更には、得られた被覆成形品表面に良好な艶消しを付与することもできる。
このような本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いた本発明の被覆成形品は、特に建材用途やエクステリア部材に好適に用いられる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、以下において、「(共)重合」は「重合」と「共重合」の双方を意味する。
[ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物]
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物は、ゴム質重合体存在下で、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなるポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物であって、グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜20質量%であり、好ましくはビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜23質量%であることを特徴とする。
<グラフト共重合体(A)>
本発明に係るグラフト共重合体(A)は、ゴム質重合体存在下に、芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体と、必要に応じて用いられるこれらのビニル単量体と共重合可能なビニル単量体(以下「共重合性ビニル単量体」と称す場合がある。)の混合物をグラフト重合してなるものである。
ここで使用されるゴム質重合体としては、ポリブタジエン、ブタジエンとこれと共重合可能なビニル系単量体との共重合体のような共役ジエン系共重合体、アクリル酸エステル重合体、アクリル酸エステルとこれと共重合可能なビニル系単量体との共重合体のようなアクリル酸エステル系共重合体、エチレン−プロピレン又はブテン(好ましくはプロピレン)−非共役ジエン共重合体、ポリオルガノシロキサン系(共)重合体等が挙げられる。
ここで、ポリブタジエンとしてはシス、トランスなどの構造のものなどを総称し、ブタジエンとこれと共重合可能なビニル系単量体との共重合体のような共役ジエン系共重合体としては、SBR(スチレン−ブタジエン共重合ゴム)、NBR(アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム)などが挙げられる。
また、アクリル酸エステル重合体、アクリル酸エステル系共重合体のアクリル酸エステルとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−メチルペンチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレートなどが挙げられる。
これらのゴム質重合体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
ゴム質重合体にグラフトさせるビニル単量体混合物は、少なくとも芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とを含有し、必要に応じてこれらと共重合可能な共重合性ビニル単量体を含有することができる。
芳香族ビニル単量体の具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、o−,m−又はp−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチレン、フルオロスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン及びビニルナフタレン等が挙げられる。これらの中でも、スチレン及びα−メチルスチレンが好ましい。
これらの芳香族ビニル単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
シアン化ビニル単量体の具体例としては、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等を挙げることができ、これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
共重合性ビニル単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸等のα,β−不飽和カルボン酸;メチル(メタ)アクリレート(「(メタ)アクリレート」は「アクリレート及びメタクリレート」を示す)、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等のα,β−不飽和カルボン酸エステル類;無水マレイン酸、無水イタコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン酸無水物類;マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−o−クロロフェニルマレイミド等のα,β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物類等を挙げることができ、これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
本発明において、グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量は5〜20質量%であり、より好ましくは5〜15質量%である。ビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量がこの範囲であるとポリスチレン系樹脂に対して良好な密着性が得られる。
なお、必要に応じて用いられる共重合性ビニル単量体のビニル単量体混合物に占める割合は、20質量%以下、特に15質量%以下であることが好ましい。共重合性ビニル単量体の使用割合が上記上限以下であると、ポリスチレン系樹脂に対する密着性、機械物性のバランスが良い。
また、本発明に係るグラフト共重合体(A)のゴム質重合体の含有量は30〜75質量%、特に40〜70質量%であることが、後述の好適なゴム質重合体含有量の本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を得る上で好ましい。
本発明に係るグラフト共重合体(A)としては、具体的にはABS(ポリブタジエン−スチレン−アクリロニトリル)樹脂、ASA(アクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル)樹脂、AES(エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴム−スチレン−アクリロニトリル)樹脂、SAS(ポリオルガノシロキサン系ゴム−スチレン−アクリロニトリル)樹脂が挙げられる。
本発明に係るグラフト共重合体(A)は、ゴム質重合体の存在下で、少なくともシアン化ビニル単量体及び芳香族ビニル単量体を含むビニル単量体混合物をグラフト重合することにより製造される。
グラフト共重合体(A)の製造方法としては特に制限はいが、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、塊状懸濁重合法、乳化重合法等の公知の重合法を採用することができる。例えば、ゴム質重合体の存在下、ビニル単量体混合物と重合開始剤を添加して乳化重合する方法が挙げられる。また、この乳化重合の際に用いられる重合開始剤としては、例えば、過硫酸塩又はクメンハイドロパーオキサイド−ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート等のレドックス系重合開始剤が挙げられる。
<ビニル共重合体(B)>
本発明に係るビニル共重合体(B)は、芳香族ビニル単量体と、シアン化ビニル単量体と、必要に応じて用いられるこれらのビニル単量体と共重合可能な他の共重合性ビニル単量体とを共重合してなるものであり、ビニル共重合体(B)を製造する際に用いる芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及び共重合性ビニル単量体としては、各々前述のグラフト共重合体(A)を製造する際に用いることができる芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及び共重合性ビニル単量体として例示したものが挙げられ、それぞれ、1種を単独で用いても良く、2種以上を混合して用いてもよい。
ビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量は、特に制限は無いが、5〜23質量%の範囲であると、ポリスチレン系樹脂に対する密着性に加えて、さらに艶消し外観を得る事が出来る。
ビニル共重合体(B)の製造方法としては特に制限はなく、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、塊状懸濁重合法、乳化重合等の公知の方法が挙げられる。
本発明において、ビニル共重合体(B)の質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定したポリスチレン換算値で好ましくは50000〜300000である。
ビニル共重合体(B)の質量平均分子量が、上記範囲内であると耐衝撃性及び/又は耐熱性が選りすぐれる傾向となり、物性バランスの良好な樹脂組成物が得られる。
<グラフト共重合体(A)とビニル共重合体(B)との混合割合>
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物において、グラフト共重合体(A)とビニル共重合体(B)の含有量は特に制限は無いが、表面艶消し、成形性に関して優れた効果が得られることから、これらの合計量100質量部において、各々、次のような割合で含有されることが好ましい。
グラフト共重合体(A):20〜80質量部、特に30〜60質量部
ビニル共重合体(B):80〜20質量部、特に70〜40質量部
<ゴム質重合体の含有量>
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物においては、ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物に占めるゴム質重合体の含有量は12.5〜30質量%であることが好ましい。
組成物中のゴム質重合体の含有量が12.5質量%未満では、艶消し効果が小さくなり、耐衝撃性も低下する。また、ゴム質重合体の含有量が30質量%を超えると、成形性が悪くなる傾向にある。
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物のゴム質重合体の好ましい含有量は13〜29質量%であり、より好ましくは15〜28質量%である。
<無機充填材>
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物には、無機充填材を配合することによって、成形品の改質や成形性の改良を行うことができる。無機充填材としては、例えば、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、中空ガラス、炭素繊維、タルク、マイカ、金属繊維、ワラストナイト、カオリン、硫酸バリウム、黒鉛、二硫化モリブデン、酸化亜鉛ウィスカー、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、チタン酸カリウムウィスカー、ロックフィラー等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
これらの無機充填材のうち、ガラス繊維、ガラスフレーク、炭素繊維、タルク、金属繊維、酸化亜鉛ウィスカーが好ましい。また、ガラス繊維や炭素繊維等の繊維状無機充填材の寸法としては、5〜60μmの繊維径と30μm以上の繊維長を有するものが好ましい。
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物が無機充填材を含有する場合、その含有量が多過ぎても少な過ぎても無機充填材の配合効果を十分得ることができないことから、無機充填材は、本発明で用いるグラフト共重合体(A)とビニル共重合体(B)との合計100質量部に対して、50質量部以下、特に1〜20質量部の割合で用いることが好ましい。
<他の添加剤>
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物には、更に上記の成分の他に、その物性を損なわない範囲において、必要に応じて、樹脂組成物の製造時(混合時)、成形時に用いられる通常の他の添加剤、例えば顔料、染料、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、補強剤、難燃剤等の1種又は2種以上を配合することができる。
また、本発明の目的を損なわない程度に、前記グラフト共重合体(A)及びビニル共重合体(B)以外の樹脂及びゴムやエラストマー等が含まれていてもよい。
<製造方法>
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を製造する方法には特に制限はなく、本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物は、通常行われている方法及び装置を使用して製造することができる。一般的に使用されている方法は、溶融混合法であり、その際に用いる装置の例としては、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダー等を挙げることができる。ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物の製造は、回分式又は連続式のいずれで行ってもよく、また、各成分の混合順序にも特に制限はなく、全ての成分が十分に均一に混合されればよい。
[被覆成形品]
本発明の被覆成形品は、上述した本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いて、ポリスチレン系樹脂製基材に被覆層を形成してなるものである。
基材樹脂としてのポリエチレン系樹脂としては、特に制限はなく、PS樹脂(ポリスチレン樹脂)、HIPS樹脂(ハイインパクトポリスチレン樹脂)、廃PS樹脂、廃HIPS樹脂などが挙げられる。これらは、1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
さらに、本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物と基材樹脂との密着性に影響しない程度で、基材樹脂中に各種の添加剤やその他の樹脂(その廃材なども含む)を配合することができる。このような各種の添加剤やその他の樹脂のうち、添加剤としては、前述の無機充填材や、本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物に配合し得る他の添加剤として前掲したものが挙げられる。また、他の樹脂としては、次のようなものを用いることができる。
ABS樹脂、ASA樹脂、AES樹脂、塩化ビニル樹脂などのゴム強化スチレン系樹脂、その他に、AS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、メタクリル樹脂(PMMA樹脂)、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ乳酸樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルスルホン、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン、ポリエステルエラストマー、ポリカプロラクトン、芳香族ポリエステルエラストマー、ポリアミド系エラストマー、ASグラフトポリエチレン、ASグラフトポリプロピレン等のポリエチレンワックス、ポリブタジエンの水素添加物、少なくとも1個のスチレン重合体ブロックと少なくとも1個のブタジエン重合体ブロックからなる共重合体の水素添加物などが挙げられる。また、これらを2種類以上ブレンドしたものでも良く、さらに、相溶化剤や官能基などにより変性された上記樹脂
なお、廃材の再利用において、基材樹脂やその他の配合できる樹脂として例示した樹脂については、市場からの回収品や各種加工工程から排出される樹脂を用いても良い。また、本発明の被覆成形品を成形する際の初期段階の成形品や製品の切れ端などといった製品として使われないものを、基材樹脂として回収して使用することもできる。
また、基材の成形形態として、発泡、中空の有無等は特に制限はない。
また、基材樹脂を発泡成形する際に使用できる発泡剤の種類についても特に制限は無いが、アゾ系化合物、ニトロソ系化合物、ヒドラジン系誘導体、及び重炭酸塩系から選ばれる1種又は2種類以上を組み合わせて用いることが好ましい。また、発泡剤を混合する場合の展着剤としては、食物油、流動パラフィン、脂肪酸などが使用できる。
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いた本発明の被覆成形品の成形方法としては、異形押出成形、二色成形、ブロー成形、シート成形、及び、シート成形後の真空成形や圧空成形等の各種の溶融樹脂を加工する成形方法を採用できるが、共押出成形又は二色成形による被覆成形が好ましい。
共押出成形とは、押出成形、シート押出成形、異形押出成形などの各種押出成形法を用いて、本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物からなる被覆層と基材樹脂とを密着させて成形する方法である。
共押出成形は、一般的に公知の装置を使用して実施することができる。使用する成形装置には特に制限はないが、押出機、ダイ、サイジングダイ、冷却槽、引き取り機、及び巻取り機又は切断機からなる一連の装置を用いることができる。この他にも一般的に押出成形で使用される装置を付与することができる。
また、発泡成形に使用される押出成形機も特に制限しないが、一般的に押出成形で使用される単軸もしくは二軸の押出機が使用でき、そのスクリュ直径(D)は10mmφ以上、スクリュネジ長さ/スクリュ直径(L/D)は16以上であることが好ましい。また、スクリュデザインも特に制限はないが、一般的に押出成形で使用されるスクリュデザインが使用でき、フルフライトタイプが好ましい。押出成形機により発泡成形体を成形するにあたっては、適切な条件で成形されることが重要であり、その成形条件は押出成形機の性能と成形体形状により異なるが、一般的に押出発泡成形で熱可塑性樹脂を成形する条件範囲が使用でき、樹脂温度は140〜220℃、特に150〜200℃であることが好ましい。
なお、予め基材樹脂を成形しておき、これに本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を押出成形しながら密着させることも可能である。
また、二色成形においては、金型内又は金型外で予め成形した基材樹脂の成形体が配置された金型内に、本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を常法に従って、射出成形すれば良い。
本発明の被覆成形品は、特に自動車部品、OA機器、住宅関連部品に好適に用いられる。ここで、自動車部品としては、シート成形(その後、真空成形)によるインモールド成形のインストルメントパネル表皮、バックガーニッシュ、異形押出成形によるサイドモールなどが挙げられる。OA機器としては、インモールド成形によるによるプリンターハウジングなどが挙げられる。住宅関連部品としては、異形押出成形によるサッシ部品、カーポート部品、樹脂製の竹垣等のエクステリア部品が挙げられる。
以下、製造例、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下において「部」及び「%」は特に断らない限り質量基準である。
また、以下において、得られた樹脂組成物の各評価は、次のようにして測定した値である。
[表面光沢]
得られた成形品表面に対してスガ試験機(株)製のデジタル変角光計「UGV−5D」を用い、入射角60°、反射角60°での反射率の測定を行った。
[成形性]
<厚みの均一性>
得られた成形品から四角形の板状体を切り出し、その断面において、ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物で形成された被覆層が全周4辺で厚みが均一であるかを目視観察し、条件出しに時間を要せず、かつ、良品が取れるものを○、条件出しに時間を要すものを△、偏り等の不均一のあるものを×とした。
<サージング現象>
被覆用型押出成形機のダイより材料が安定して流れるものを○、脈動して流れるものを×とした。
[耐久性]
<密着性>
被覆成形品の表層材(ポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物よりなる被覆層)側に、2cm角の切込みを入れ、表層材と基材(PS樹脂)との界面の密着程度の差で判定した。
判定基準は、成形後に剥離しているもの(密着していないもの)や界面にカッターナイフの刃を入れて簡単に剥離するものを×、界面にカッターナイフの刃を入れても剥離しないものを○とし、×の場合、密着強度が十分でなく、○の場合、密着強度が十分あり、合格とした。
<耐チッピング性>
被覆成形品を、押出し方向に対して垂直に電動丸鋸にて切断し、切断面の表層材に欠けや剥がれが発生しないものを○、欠けと剥がれが両方発生するものを×とした。
<ヒートサイクル性>
被覆成形品を、下記のヒートサイクル条件1,2に供した後、それぞれ、表層材と基材とのふくれ、変形、剥がれについて観察し、下記の基準で評価した。
条件−1:湿度40%の恒温槽を使用し、−30℃×1時間→23℃×30分→70℃
×1時間→23℃×30分を1サイクルとして、10サイクル
条件−2:湿度80%の恒温槽を使用し、−30℃×1時間→23℃×30分→70℃
×1時間→23℃×30分を1サイクルとして、10サイクル
○:ふくれ、変形、剥がれが全く発生せず。
×:ふくれ、変形、剥がれのいずれかが発生。
[グラフト共重合体(A)の製造]
<製造例1〜4:グラフト共重合体(A−1)〜(A−4)の製造>
試薬注入容器、冷却管、ジャケット加熱機及び攪拌装置を備えた反応器内に、イオン交換水200部(ゴム質重合体テックス中の水も含む)、不均化ロジン酸カリウム0.3部(固形分)、硫酸第一鉄七水塩0.01部、ピロリン酸ナトリウム0.2部、及び結晶ブドウ糖0.5部を仕込み、完全に溶解させた後に、表1に示すゴム質重合体a−1を固形分換算で表2に示す配合量で混合した。
反応器内の内容物を攪拌しながら65℃まで昇温させ、表2に示すビニル単量体と連鎖移動剤であるターシャルドデシルメルカプタンと重合開始剤であるクメンハイドロパーオキサイドとを連続的に滴下、供給してグラフト重合させた。その間、反応器内温を65℃に保つようにジャケット温度を制御した。
滴下終了後70℃まで昇温させ、さらに1時間保ってグラフト重合反応を完結させた。冷却後、酸化防止剤(ジラウリルチオジプロピオネート)を添加し、グラフト共重合体のラテックスを得た。
得られたグラフト共重合体ラテックスを、その1倍量の2.5%硫酸水溶液(80℃)中に攪拌下で投入し、さらに90℃で5分間保持して凝固させてグラフト共重合体のスラリーを得た。そして、そのスラリーの水洗と脱水を2度繰り返した後、一晩70℃で静置し、乾燥して乳白色粉末のグラフト共重合体(A−1)〜(A−4)を得た。
Figure 2011219693
Figure 2011219693
[ビニル共重合体(B)の製造]
<製造例5〜9:ビニル共重合体(B−1)〜(B−5)の製造>
アクリロニトリルとスチレンとを表3に示す割合で用いて、公知の懸濁重合により、表3に示す質量平均分子量のアクリロニトリル−スチレン共重合体(B−1)〜(B−5)を製造した。
Figure 2011219693
[実施例1〜13、比較例1〜5、参考例1〜2]
上記の製造例1〜4で得られたグラフト共重合体(A−1)〜(A−4)又はHIPS(東洋ポリスチレン(株)製「H450」)と、上記の製造例5〜9で得られたビニル共重合体(B−1)〜(B−5)とを、表4,5に示す割合で混合してなる混合物100部に、滑剤0.7部を混合し、バンバリーミキサーにより溶融混練してペレット化した。
各実施例、比較例、参考例で得られたペレットを用い、前述の評価試験を行い、その結果を表4及び表5に示した。
なお、表面光沢及び成形性の評価は、40mm押出機と25mm押出機とラチス型からなる異形押出機を用い、基材樹脂として東洋スチレン(株)製ポリスチレン系樹脂組成物ペレット「G210C」を、被覆層用材料として、各実施例、比較例、参考例で得られたペレット状のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を使用して二層異形押出成形することにより得られた被覆成形品について行った。
Figure 2011219693
Figure 2011219693
[考察]
表4,5から明らかなように、本発明の請求項を満たす実施例1〜13のポリスチレン系樹脂被覆樹脂組成物は、被覆層と基材との密着性、耐チッピング性、ヒートサイクル性のいずれも優れている。
更に、実施例4,7,8,9,10の対比から、ビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜23質量%の範囲のものを用いると成形品表面の光沢が低い、艶消しの成形品が得られることが分かる。
これに対して、比較例1〜4のポリスチレン系樹脂被覆樹脂組成物は、本発明の請求項の要件を満足しないため、被覆層と基材樹脂との密着性、耐チッピング性、ヒートサイクル性に劣る。
また、本発明に係るグラフト共重合体(A)の替わりにHIPSを用いた参考例1,2は、併用するビニル共重合体(B)のシアン化ビニル単量体の含有量の影響を受けて、密着性を発現できない場合があり、用途が制限される。
一方、本発明に係るグラフト共重合体(A)であれば、ビニル共重合体(B)のシアン化ビニル単量体の量に係らず良好な密着性を発現できる。
本発明のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物及び被覆成形品は、自動車内装部品やOA機器、住宅関連、エクステリア部品などに有用である。

Claims (3)

  1. ポリスチレン系樹脂よりなる基材に対して被覆層を形成するための樹脂組成物において、
    ゴム質重合体存在下で、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなり、該グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜20質量%であることを特徴とするポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物。
  2. ポリスチレン系樹脂よりなる基材に対して被覆層を形成するための樹脂組成物において、
    ゴム質重合体存在下で、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)と、少なくとも芳香族ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体を含むビニル単量体混合物を共重合させてなるビニル共重合体(B)とを配合してなり、該グラフト共重合体(A)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜20質量%で、該ビニル共重合体(B)に使用するビニル単量体混合物に占めるシアン化ビニル単量体の含有量が5〜23質量%であることを特徴とするポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物。
  3. ポリスチレン系樹脂よりなる基材と、該基材上に、請求項1又は請求項2に記載のポリスチレン系樹脂被覆用樹脂組成物を用いて形成された被覆層とを有することを特徴とする被覆成形品。
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