JP2011218795A - 塗布具 - Google Patents
塗布具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011218795A JP2011218795A JP2011048600A JP2011048600A JP2011218795A JP 2011218795 A JP2011218795 A JP 2011218795A JP 2011048600 A JP2011048600 A JP 2011048600A JP 2011048600 A JP2011048600 A JP 2011048600A JP 2011218795 A JP2011218795 A JP 2011218795A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- ink
- coating liquid
- batting
- applicator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K5/00—Pens with ink reservoirs in holders, e.g. fountain-pens
- B43K5/18—Arrangements for feeding the ink to the nibs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43L—ARTICLES FOR WRITING OR DRAWING UPON; WRITING OR DRAWING AIDS; ACCESSORIES FOR WRITING OR DRAWING
- B43L19/00—Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor
- B43L19/0056—Holders for erasers
- B43L19/0068—Hand-held holders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K8/00—Pens with writing-points other than nibs or balls
- B43K8/02—Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K8/00—Pens with writing-points other than nibs or balls
- B43K8/02—Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
- B43K8/03—Ink reservoirs; Ink cartridges
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K8/00—Pens with writing-points other than nibs or balls
- B43K8/02—Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
- B43K8/04—Arrangements for feeding ink to writing-points
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K8/00—Pens with writing-points other than nibs or balls
- B43K8/02—Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
- B43K8/04—Arrangements for feeding ink to writing-points
- B43K8/06—Wick feed from within reservoir to writing-points
- B43K8/08—Wick separate from writing-points
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43L—ARTICLES FOR WRITING OR DRAWING UPON; WRITING OR DRAWING AIDS; ACCESSORIES FOR WRITING OR DRAWING
- B43L19/00—Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor
- B43L19/0018—Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor with fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
【解決手段】充填した塗布液7が内部流動可能な塗布液収容部3と、塗布液7を塗布するための塗布体6とを有し、塗布液収容部3と塗布体6の間に塗布液7を含浸する塗布液吸蔵体4を備え、塗布液収容部3と塗布液吸蔵体4の間に塗布液7を流通可能な流路を有する流路形成部5を備えた塗布具1に対し、前記流路形成部5に1つの突出部11を設け、突出部11の内部に中空部分21を設け、突出部11に中空部分21と連通する孔を2つ以上設ける。
【選択図】図1
Description
なお、本明細書における塗布具とは、フェルトペン、万年筆、ラインマーカー、白板マーカー等の筆記具だけに限らず、例えば、修正ペンのような液状のものを紙面や白板等の任意の対象物に塗り付ける用具を含むものの総称として使用している。
また、特許文献1のような2つ以上の連通管を設けた塗布具では、筆記具本体に直接連通管を一体に設ける場合、複数の連通管を設置するために本体の径を太くしなければならないという設計上の制約があった。
さらにまた、特許文献1のように複数の連通管の先端を中綿(インキ吸蔵体)に挿し込んで使用する場合、分解後の組み立てが困難であるという問題があった。即ち、部材の交換や塗布液の補充等のために各連通管を中綿から一度外してしまうと、再び組み立てる際に、それぞれの連通管が元の位置に挿しこまれるように位置合わせして挿し込まねばならず、組み立てが困難であるという問題があった。
本発明は、塗布液収容部と塗布液吸蔵体を接続する突出部(連通管)が1つのみとなっている。そのため、複数の連通管を作成する場合に比べて連通管の設計における自由度が高く、例えば径が大きく強度の高い連通管を成形することができる。そのことにより、径が小さな連通管では使用が困難であったインキ(例えば表面張力の高いインキ)が使用可能となるため、塗布具に多種多様な塗布液を採用することができる。またこの場合、連通管が壊れにくく突発的な故障が発生し難いという利点もある。
さらには、連通管を複数設ける場合に比べて突出部(連通管)の基端部分の径を細く成形することができる。そのことにより、突出部を本体部材と別々に形成した場合はより軸径の細い本体部材に取り付け可能であり、突出部を本体部材と一体に形成した場合は本体部材そのものの軸径を細くすることができる。即ち、本発明は塗布具の本体軸径をより細くできるという利点がある。
さらに、中空部分と連通する2つ以上の連通孔を有しているので、それぞれ異なる孔からインキの排出や外気の導入が可能であり、塗布具収容部でのインキと外気の交替を迅速に行うことができる。
このことにより、インキの粘度が高い場合や、連通管の孔径が小さい場合のようにインキが自重のみでは下方へ移動しない場合であっても、毛細管力によってインキを塗布液吸蔵体へと引き込み、塗布液吸蔵体に引き込んだインキをさらに下方へと確実に移動させることができる。つまり、ペン先へのインキの供給をより安定させることができる。
具体的に説明すると、押圧部の下端が連通孔の下方にある場合や、押圧部の下端と連通孔との高さ方向の位置が同じ場合、押圧部が突出部から離れる方向へ塗布液吸蔵体を押圧することにより、突出部に形成された連通孔と塗布液吸蔵体の接触が妨げられるおそれがある。しかしながら、本発明では押圧部が連通孔の上方にあるため、突出部の下方側に位置する塗布液吸蔵体と連通孔との接触を阻害することがない。
また、流路形成部と塗布液収容部を一体に形成して部品点数を少なくした場合、製造コストの低減や組立の簡易化ができるという利点もある。
本発明の第1の実施形態の塗布具1は具体的には白板用マーカーであり、図1に示されるように、本体筒2、中綿4(塗布液吸蔵体)、中継芯5(流路形成部)、ペン先6(塗布体)から形成されている。そして、本体筒2の内側の中空部分は中継芯5によって前後に仕切られており、中継芯5より後側の部分にインキ7(塗布液)を貯留することができるインキタンク3(塗布液収容部)が形成され、中継芯5より前側の部分には中綿配置部8が形成されている。
中継芯5はポリプロピレンやポリアセタール等の合成樹脂や金属等の適宜な材料によって形成されるものである。また図2に示されるように、中継芯5は突出部11と土台部12から形成されている。突出部11と土台部12の外観は共に円柱状であって、突出部11の径は土台部12の径より小さくなっている。そして、突出部11の端部と土台部12の端部は2つの円柱を積み重ねるように段差を有して連続しており、突出部11と土台部12の中心軸は同じとなるように配置されている。具体的には、土台部12の長手方向に垂直な面(図2における上面)25と、突出部11の片側端部の側面が接続されている。
つまり、中継芯5の外観は2つの円柱を積み重ねたような形状であり、土台部12の面25の中心部分近傍から突出部11が突出している。なお、このとき突出部11の突出方向は土台部12の面25と垂直な方向である。
ここで、第2の孔14が突出部11の側面であるので、第1の孔13と第2の孔14の開口の方向は垂直となっている。また、第2の孔14が突出部11の突出方向の先端近傍に設けられているので、第1の孔13と第2の孔14は突出部11の突出方向(突出部11の軸方向)において近い位置にある。
本体筒2の後端部分29の内部に中継芯5が挿入されている。ここで、後端部分29の内径と中継芯5の土台部12の外径は略同じであるので、後端部分29の内部に中継芯5が嵌め込まれて固定される。このとき、後端部分29の中継芯5より後側の部分がインキタンク3となりインキ7が内蔵される空間となる。
また、先端部分28の前側端部にペン先6が取り付けられている。そして、空間30の内部であってペン先6の後側には中綿4が設置されている。そして、インキタンク3にインキ7を充填して、先端部分28を後端部分29に取り付けることにより、塗布具1が組み立てられる。
そして、中綿配置部8には中綿4が配置されている。中綿4はペン先6の後端と中継芯5の突出部11の前側端部(突出方向の先端)に接触しており、第1の孔13と第2の孔14を覆うように配置されている。
筆記のためにペン先6を下側に向けると、図4(a)に示されるように、インキ7が重力によりインキタンク3の内部から中継芯5を通って中綿配置部8側へ移動する。そして、中継芯5の突出部11の下端近傍まで移動したインキ7が自身の重力並びに中綿4の毛細管力よって下方側へ引かれる。このことにより、インキ7が第1の孔13から中綿配置部8に供給される。このとき、インキ7の供給に使用されない第2の孔14から外気(微細な量の空気)がインキタンク3内に導入される。そして、インキタンク3内でインキ7と外気の交換が行われ、インキ7が第1の孔13から勢いよく中綿配置部8へ供給される。なお、第2の孔14は第1の孔13よりインキタンク3に近い位置にあり、ペン先6を下側に向けた際に第1の孔13より上側に位置する。そのためインキ7は水圧の高い第1の孔13から中綿配置部8へ供給され、第2の孔14からインキ7が供給されることはない。
ここで、第1の孔13、第2の孔14の径や面積の大きさを上記した望ましい大きさにし、第2の孔14の先端部分からの距離を上記した望ましい位置にすることにより、インキ7の流速をより好ましい速さにすることができる。そのことにより、中綿配置部8へのインキ7の供給を安定させることができる。
例えば、図6に示される第2の実施形態のように、中継芯5の後端側の開口15の部分を塞いで形成した中継芯40を形成し、中継芯40の土台部44をインキタンク3として使用してもよい。なお、この場合も上記した場合と同様であって図6(a)〜(d)のように中綿4にインキ7を含浸させることができる。
また、図7に示される第3の実施形態のように、本体筒45の後端部分46と突出部11を一体的に形成することにより、本体筒45の後端部分46と中継芯41の土台部44を1つの部材とした中継芯41を形成し、中継芯41の土台部44(本体筒45の後端部分46)をインキタンク3として使用してもよい。
これら第2の実施形態又は第3の実施形態のように塗布具のインキを補充する場合、中継芯40(又は中継芯41)を予めインキ7を充填した新たな中継芯40(又は中継芯41)に交換するだけでインキ7の補充が可能であり、インキ7の補充作業が容易であるという効果がある。
また、ペン先6も、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融着加工体、フェルト加工体、パイプ状ペン体、先端にスリットを有する万年筆型板状ペン体、毛筆ペン体、合成樹脂の多孔質気泡体、ボールペンチップ、軸方向のインキ誘導路を有する合成樹脂の押出成形体等意4からによって形成されたものであり、先端部分が開口する原料及び形状は適宜変更してよい。
さらにまた、中綿4も上記したようにインキ7を含浸可能な連続気孔を有している部材であればよく、その形状も略直方体型に限らない。原料及び形状は適宜変更可能である。また、中綿4の密度は全体が均一でもよいし、均一でなくてもよい。中綿4に高密度部と低密度部を設けると、高密度部から低密度部へインキ7が移動し難いので、ペン先6に供給するインキ7の量の調整が容易である。
例えば、図8に示される第4の実施形態のように、第1の孔33と第2の孔34を共に側面に設けてもよい。このとき、これらの孔(第1の孔33と第2の孔34)の突出部11の軸方向における位置は同じでもよいし離れていてもよい。つまり、突出部11の突出方向の基端である面25から第1の孔33までの距離をY1、面25から第2の孔34までの距離をY2とすると、Y1とY2は等しくてもよいし、どちらかが長くてもよい。しかしながらY1とY2が同じである場合、塗布液収容部3への外気の導入が困難となり、第1の孔33や第2の孔34の径を大きくしなければならない。このようにすると強度が弱くなる等の問題があるため、第1の孔33と第2の孔34は突出部11の軸方向に離れていることが望ましい。
例えば、図9に示される第5の実施形態のように、円柱の先端部分を斜めに切り落としたような形状の突出部51であってもよい。さらに、先端の円形面に孔53を2つ設けてもよい。このとき円柱の先端部分に形成された円形面は、突出部51の突出方向に対して傾いているので、部分ごとに突出方向の位置(基端(面25)からの距離)が異なる。そのため2つの孔53は、基端に遠い位置にある孔53(53a)を上記した第1の孔13のように作用させ、基端に近い位置にある孔53(53b)を上記した第2の孔14のように作用させることができる。
また、図10に示される第6の実施形態のように突出部11の側面部に複数の第2の孔14を設けてもよい。
またさらに、図11に示される第7の実施形態のように円錐の先端部分を切断したような形状の突出部52であってもよい。なお、突出部52は先端部分の円形面に第1の孔13が設けられており、先端に向かうにつれて細くなっている面に複数の第2の孔14が設けられている。
さらに、上記した実施形態のように、第1の孔13と第2の孔14は開口形状が同じでなくともよい。第1の孔13と第2の孔14はそれぞれ別の開口形状であってもよい。突出部に孔を2つ以上設けた場合も同様であり、孔はそれぞれ別の開口形状でもよく同じ開口形状でもよい。突出部に設ける孔の開口形状の組み合わせは任意である。
後端部分70は、一方に開放口が設けられた略有底円筒状の蓋体となっている。
なお押圧片76の幅L1、即ち、押圧片76の突出方向の長さL1は特に限定されるものではないが、2.0mm〜4.5mmが望ましく、さらに好適には4.0mmであることが望ましい。
また押圧片76の厚みL2、即ち、押圧片76の長手方向(延び方向)及び突出方向に対して略垂直な方向の長さL2は限定されるものではないが、1.0mm〜3.0mmが望ましく、さらに好適には1.5mmであることが望ましい。
なお、押圧片76の前端面76aから第2の孔14の中心までの距離L3は、特に限定されるものではないが、0.5mm〜3.0mmが望ましく、さらに好適には1.0mmであることが望ましい。
この内筒部81の前方端部は、図16に示されるように、外筒部80の内側底面87と連続しており、後方端部は、外筒部80の後端(図15,16の下端)より後方(図15,16の下方)に突出している。そして、内筒部81は前後方向(図16の上下方向)の長さが外筒部80より長くなっている。
また内筒部81の後方端部には、内筒部81の外周面が後方に向かうにつれて狭径となったテーパ部81aが形成されている。
中継芯62の内部には、図16で示されるように、突出部73の内側と土台部74の内側にそれぞれ中空部分21,84,85が設けられている。
内筒部81の内側に設けられた中空部分84は、断面形状が円形で延び、内筒部81の長手方向に沿って延びる空間である。
さらに、連結孔23と内筒部81の中空部分84もまた、いずれも断面形状が円形で延びる孔であり、断面の径、孔の延び方向、中心軸が同一となっている。そして、連結孔23と内筒部81の中空部分84が重なり合って同一の貫通孔を形成している。したがって、内筒部81の中空部分84の内周面と連結孔23の内周面は同一面となっている。
即ち、中継芯62の内部には、突出部本体75の中空部分21、連結孔23、内筒部81の中空部分84が一体となって形成される内部空間89(中空孔)が形成されている。
この内部空間89は、内筒部81に形成された中空部分84の後端側の開口81bから、突出部本体75に形成された第1の孔13の開口までを貫通する貫通孔となっている。そして内部空間89は、断面形状が円形であり、断面の径が略同一で中継芯62の長手方向に沿って前後に延びている。このとき、内筒部81に形成された中空部分84の後端側の開口81bと、突出部本体75に形成された第1の孔13の開口とは対向する位置にあり、略同一の形状となっている。
ここで筒状部分92aの内周面は、タンク本体部91の外周面から外側にやや離れた位置にある。そして、筒状部分92aの内周面の前端部分とタンク本体部91の外周面の間には連結部92bが位置している。このとき連結部92bは、筒状部分92の内周面の前端部分、及びタンク本体部91の外周面の一部のそれぞれと一体となっており、これらと隙間なく連続している。したがって、筒状部分92aの内周面とタンク本体部91の外周面との間には、前端が閉塞されて後端が開放された環状溝100が形成されている。
また、筒状部分92aの外周面にはインキタンク側螺旋溝92cが形成されている。
本体筒61の先端部分69の前側端部にペン先6が取り付けられている。そして、先端部分69の内部空間71にはペン先6の後側に中綿4が設置されている。このとき、中綿4は、PP(ポリプロピレン)等の適宜な材料で形成された筒体(図示せず)内に詰め込まれた状態で、本体筒61内に設置されている。さらにこのとき、中綿4の前端とペン先6の後端が接触している。
またこのとき、図20で示されるように、内筒部81の後方端部が環状立壁である中継芯係合部99の内側に挿入されている。このとき、内筒部81の外径と中継芯係合部99の内径が略同じであるため、中継芯係合部99に内筒部81の後方端部が嵌めこまれて固定される。そして、図13で示されるように、インキ供給孔98の外側に位置する開口98aと、内筒部81に形成された開口81bとが接触している。このことにより、インキ供給孔98と内部空間89が接続され、これらがあたかも一体の貫通孔のようになる。
筆記のためにペン先6を下側に向けると、図21(a)に示されるように、インキ7が重力によりインキタンク部63の内部空間94から中綿配置部68側へ移動する。このときインキ7は、インキ供給孔98を通過し、中継芯62の内部空間89の下方部分まで移動する。そして、突出部73の下端近傍まで移動したインキ7は、自身の重力並びに中綿4の毛細管力よって下方側へ引かれる。このことにより、インキ7が第1の孔13から中綿配置部68に供給される。つまり、中継芯62の内部空間89がインキ7を供給するときのインキ流通路となる。
つまり、本実施形態においては、中綿4の上方部分と下方部分に連続する繊維密度の異なる部分が形成され、下方に向かって繊維密度が高くなっている。そして、中綿4の後端からペン先6の前端に向かって低密度部104、中密度部103、高密度部(ペン先6)が連続している。なお本実施形態においては、図21(a)で示されるように、中綿4の前端から第2の孔14の上端付近までが中密度部103となっており、第2の孔14の上端付近から後方の部分が低密度部104となっている。
このことにより、インキ7をペン先6へ安定して供給することができる。例えば、インキ7が自身の重力だけでは第1の孔13の開口まで到達しないようなインキであっても、インキ7を中継芯62から中綿4へと引き込み、中綿4からペン先6へ移動させることができる。
ここで、第1の孔13、第2の孔14の径や面積の大きさを上記した望ましい大きさにし、第2の孔14の先端部分からの距離を上記した望ましい位置にすることにより、インキ7の流速をより好ましい速さにすることができる。そのことにより、中綿配置部68へのインキ7の供給を安定させることができる。
また、図24で示される第10の実施形態のように、押圧片110が土台部74に接触せず、突出部本体75から延びる押圧片110を備えた中継芯111を採用してもよい。
また本発明の押圧片の形状は特に限定されるものではなく、第9の実施形態で示されるような丸棒状の押圧片であってもよく(図23参照)、第10の実施形成で示されるような鉤状(L字板状)の押圧片であってもよい(図24参照)。したがって、押圧片は、断面形状が四角形のような多角形状で延びる押圧片であってもよく、断面形状が円形で延びる押圧片であってもよい。また、一部が屈曲して延びる押圧片であってもよい。
即ち本発明の押圧片は、中綿を押圧することによって、中継芯のインク排出口(第1の孔13)近傍に位置する中綿の少なくとも一部又は全部を繊維密度が高い状態することができればよい。
2 本体筒
3 インキタンク(塗布液収容部)
4 中綿(塗布液吸蔵体)
5,40,41,62,109,111 中継芯(流路形成部)
6 ペン先(塗布体)
7 インキ(塗布液)
8 中綿配置部
11,51,52,73 突出部
12,44,74 土台部
13,33,53a 第1の孔(連通孔)
14,34,53b 第2の孔(連通孔)
21 中空部分
27,89 内部空間(中空孔)
63 インキタンク部(塗布液収容部)
76,108,110 押圧片(押圧部)
98 インキ供給孔
Claims (11)
- 充填した塗布液が内部流動可能な塗布液収容部と、塗布液を塗布するための塗布体とを有し、塗布液収容部と塗布体の間に塗布液を含浸する塗布液吸蔵体を備え、塗布液収容部と塗布液吸蔵体の間に塗布液を流通可能な流路を有する流路形成部が設けられた塗布具であって、
前記流路形成部は1つの突出部を有し、突出部は塗布体側に向かって突出するものであり、突出部には内部に中空部分を有し、中空部分と連通する連通孔が2つ以上設けられていることを特徴とする塗布具。 - 前記突出部が塗布液吸蔵体と接触していることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
- 前記連通孔の少なくとも一つが突出部の先端近傍に設けられており、当該連通孔より突出部の基端側に他の連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
- 前記流路形成部は、押圧部を有しており、
前記押圧部の少なくとも一部は塗布液吸蔵体に上方から接触していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の塗布具。 - 前記押圧部の下端が前記連通孔より上方に位置することを特徴とする請求項4に記載の塗布具。
- 前記流路形成部は土台部と突出部から形成されており、土台部と突出部は径の異なる円筒状であって、それぞれの中心部分を連通する中空孔を有し、突出部の先端の円形面と、側面の先端近傍にそれぞれ前記中空孔と連通する孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗布具。
- 前記押圧部は、前記突出部の側面から外方へ向かって略垂直に突出する平板状の突起であり、突出部の突出方向の基端部分から先端部分の近傍まで延びるものであって、
前記突出部の側面の先端近傍に形成された連通孔の中心軸は、前記押圧部の突出方向と略平行に延びていることを特徴とする請求項6に記載の塗布具。 - 塗布液吸蔵体の一部が前記流路形成部の内部に配されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の塗布具。
- 前記流路形成部と塗布液収容部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の塗布具。
- 前記流路形成部と塗布液収容部とが着脱自在に取付け可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の塗布具。
- 塗布液収容部は、下方に外部と内部空間とを連通する収容部側貫通孔が設けられており、
前記流路形成部は、土台部と突出部から形成され、前記土台部には筒状部が形成されており、筒状部は前記突出部の中空部分と連通するものであって、
前記流路形成部と塗布液収容部を取付けたとき、収容部側貫通孔と筒状部とが連通することを特徴とする請求項10に記載の塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011048600A JP5687529B2 (ja) | 2010-03-26 | 2011-03-07 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010072715 | 2010-03-26 | ||
JP2010072715 | 2010-03-26 | ||
JP2011048600A JP5687529B2 (ja) | 2010-03-26 | 2011-03-07 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011218795A true JP2011218795A (ja) | 2011-11-04 |
JP5687529B2 JP5687529B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=44673294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011048600A Active JP5687529B2 (ja) | 2010-03-26 | 2011-03-07 | 塗布具 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130004231A1 (ja) |
EP (1) | EP2554398A4 (ja) |
JP (1) | JP5687529B2 (ja) |
KR (1) | KR20130009758A (ja) |
CN (2) | CN102844199B (ja) |
WO (1) | WO2011118752A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180021113A (ko) * | 2015-06-26 | 2018-02-28 | 가부시키가이샤 파이롯트 코포레이숀 | 직액식 필기구 |
KR20220026064A (ko) * | 2020-08-25 | 2022-03-04 | 주식회사 프린텍코리아 | 잉크공급용 심재를 포함하는 필기구 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5700817B2 (ja) * | 2011-05-19 | 2015-04-15 | 株式会社サクラクレパス | 塗布具 |
US8721212B2 (en) * | 2011-06-13 | 2014-05-13 | Yu-Hsing Chou | Cosmetic pen |
CN103465684B (zh) * | 2013-09-03 | 2016-08-17 | 宁波五云笔业有限公司 | 一种自动平衡出墨的直液式书写工具 |
JP6514480B2 (ja) * | 2014-10-16 | 2019-05-15 | 株式会社呉竹 | インク充填具 |
CN109068829B (zh) * | 2016-05-11 | 2022-01-18 | 胜贸株式会社 | 涂布器具 |
US10730338B2 (en) * | 2017-04-26 | 2020-08-04 | Hayden R Murphy | Fluid applicator refill system |
TWI645987B (zh) * | 2017-09-18 | 2019-01-01 | 順德工業股份有限公司 | 書寫工具 |
WO2019073703A1 (ja) * | 2017-10-11 | 2019-04-18 | 株式会社3S | 塗布具 |
CN110001239B (zh) * | 2018-01-04 | 2021-01-29 | 顺德工业股份有限公司 | 书写工具 |
US11872364B2 (en) * | 2018-10-23 | 2024-01-16 | Dravid Koura | Fluid-delivery system, device, and adapter for delivering fluid to tissue |
EP3753746A1 (en) * | 2019-06-20 | 2020-12-23 | Société BIC | Writing felt pen |
CN111619264B (zh) | 2020-06-05 | 2022-05-20 | 青岛点石文具用品有限公司 | 书写文具 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004525795A (ja) * | 2001-03-26 | 2004-08-26 | サンフォード エル.ピー. | 自由インクシステム |
JP2006212884A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
WO2007063591A1 (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-07 | Zebra Co., Ltd. | インク補充カートリッジ及び該インク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具 |
JP2007245376A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
JP2008023755A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4753546A (en) * | 1978-02-14 | 1988-06-28 | Koh-I-Noor Rapidograph, Inc. | Pressure balanced stylographic pen |
CA2246422A1 (en) * | 1997-08-29 | 1999-02-28 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Direct liquid supply writing implement |
DE19930540B4 (de) * | 1999-06-28 | 2004-04-22 | Sanford Gmbh | Hand-Auftraggerät |
AU2003234799A1 (en) * | 2002-05-14 | 2003-11-11 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Writing utensil |
TWI260280B (en) * | 2002-05-31 | 2006-08-21 | Pentel Kk | Applicator |
CN100450790C (zh) * | 2004-09-14 | 2009-01-14 | 百乐墨水株式会社 | 直液式笔具 |
DE102005022462B4 (de) * | 2005-05-14 | 2011-08-18 | edding Aktiengesellschaft, 22926 | Schreibgerät |
JP4578333B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2010-11-10 | 株式会社サクラクレパス | 塗布具 |
KR100946428B1 (ko) * | 2006-03-09 | 2010-03-10 | 파일롯트 잉크 가부시키가이샤 | 직액식 필기구 |
CN100509438C (zh) * | 2006-03-09 | 2009-07-08 | 百乐墨水株式会社 | 直液式书写工具 |
-
2011
- 2011-03-07 JP JP2011048600A patent/JP5687529B2/ja active Active
- 2011-03-25 WO PCT/JP2011/057293 patent/WO2011118752A1/ja active Application Filing
- 2011-03-25 CN CN201180016156.3A patent/CN102844199B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2011-03-25 EP EP11759556.1A patent/EP2554398A4/en not_active Withdrawn
- 2011-03-25 CN CN201510419071.XA patent/CN104985949A/zh active Pending
- 2011-03-25 KR KR1020127022843A patent/KR20130009758A/ko not_active Application Discontinuation
- 2011-03-25 US US13/583,400 patent/US20130004231A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004525795A (ja) * | 2001-03-26 | 2004-08-26 | サンフォード エル.ピー. | 自由インクシステム |
JP2006212884A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
WO2007063591A1 (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-07 | Zebra Co., Ltd. | インク補充カートリッジ及び該インク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具 |
JP2007245376A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
JP2008023755A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180021113A (ko) * | 2015-06-26 | 2018-02-28 | 가부시키가이샤 파이롯트 코포레이숀 | 직액식 필기구 |
JPWO2016208436A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2018-04-19 | 株式会社パイロットコーポレーション | 直液式筆記具 |
KR102530257B1 (ko) * | 2015-06-26 | 2023-05-09 | 가부시키가이샤 파이롯트 코포레이숀 | 직액식 필기구 |
KR20220026064A (ko) * | 2020-08-25 | 2022-03-04 | 주식회사 프린텍코리아 | 잉크공급용 심재를 포함하는 필기구 |
KR102435971B1 (ko) * | 2020-08-25 | 2022-08-24 | 주식회사 프린텍코리아 | 잉크공급용 심재를 포함하는 필기구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20130009758A (ko) | 2013-01-23 |
WO2011118752A1 (ja) | 2011-09-29 |
US20130004231A1 (en) | 2013-01-03 |
CN104985949A (zh) | 2015-10-21 |
JP5687529B2 (ja) | 2015-03-18 |
EP2554398A1 (en) | 2013-02-06 |
CN102844199A (zh) | 2012-12-26 |
EP2554398A4 (en) | 2013-09-18 |
CN102844199B (zh) | 2015-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5687529B2 (ja) | 塗布具 | |
KR100946428B1 (ko) | 직액식 필기구 | |
KR100932571B1 (ko) | 직액식 필기구 | |
KR100963317B1 (ko) | 도포구 | |
JP5700817B2 (ja) | 塗布具 | |
JP2020078569A (ja) | 塗布具 | |
JP2008183896A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4658259B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4537864B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP6016410B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4750591B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP7382640B2 (ja) | 塗布具 | |
TW201318886A (zh) | 塗布具 | |
JP4848067B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4750590B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP7353988B2 (ja) | インク補給具及び補給式筆記具セット | |
JP5085960B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
CN104070884A (zh) | 墨水内置的书写工具 | |
JPH1178352A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4321118B2 (ja) | 塗布具 | |
JP3152083U (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2008044285A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2009000920A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2008200944A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2009012190A (ja) | 直液式筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5687529 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |