JP7382640B2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、内蔵された塗布液をペン先等の塗布体に供給する塗布具に関する。
なお、本明細書における塗布具は、フェルトペン、万年筆、ラインマーカー、白板マーカー等の筆記具だけに限らず、例えば、修正ペンのような液状のものを紙面や白板等の任意の対象物に塗り付ける用具を含む。
ペン先に塗布液を安定して供給するための塗布液供給手段として、ペン先とインキタンクとの間にインキを含浸することのできる中綿(インキ吸蔵体)を設ける技術が広く知られている。この技術によると余剰なインキを中綿が吸収するので、ペン先にインキが供給されすぎることがない。またペン先でインキが不足した場合に、中綿に吸収されたインキがペン先に供給されるため、インキの供給不足を防ぐことができる。そのことにより、ペン先にインキを安定して供給することができる。
このような技術を用いた塗布具として、本件出願人が出願した特許文献1に開示されている塗布具がある。この塗布具は、インキタンクと中綿の間に、筒状部分を有する中子(中継芯)を設けている。そして、中子の筒状部分を介してインキタンクから中綿にインキを供給する構造となっている。
特開2013-56519号公報
しかしながら、上記した特許文献1の構造を有する塗布具は、本体部分を細くして細軸の塗布具とする場合に、改良の余地があった。
具体的に説明すると、本発明者が特許文献1の構造を有する塗布具の小型化を検討し、内部の中子の大きさをそのままに、本体筒を細くし、中綿の部分を小さく(小径に)したところ、中綿が圧縮されすぎてインキの供給が安定しなかった。
そこで、中子の筒状部分を細くしてみたところ、この筒状部分を一定以上細くすると、筒状部分の内部でインキが安定して中綿側に流れなかった。
そこで本発明は、小型化した場合においてもインキの安定供給が可能な塗布具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、塗布液を充填可能な塗布液収容部と、前記塗布液を塗布するための塗布体と、前記塗布液収容部から前記塗布体側へ前記塗布液を供給する流路形成部を有する塗布具であって、毛細管力で前記塗布液を移動させる供給補助部材を備え、前記流路形成部は、前記塗布液収容部側と前記塗布体側にそれぞれ開口を有する連通孔を有しており、前記供給補助部材は前記連通孔よりも細く、前記供給補助部材の少なくとも一部が前記連通孔の内側に配されており、前記連通孔の内周面と前記供給補助部材との間に隙間が形成されており、前記塗布体と接触するように設けられ、前記塗布液を含侵する塗布液吸蔵体を有し、前記供給補助部材は、前端側が前記連通孔の前記塗布体側に形成された開口から外側に突出しており、前記連通孔の外部で前記塗布液吸蔵体と接触しており、前記供給補助部材の前端は、前記塗布体から後方に離れた位置に配され、前記塗布体は、前記塗布液吸蔵体に前方から接触しており、前記塗布液吸蔵体は、後側に低密度部を有し、前側に前記低密度部よりも毛細管力の強い高密度部を有し、前記塗布液吸蔵体において前記供給補助部材と接触する部分は、前記供給補助部材よりも毛細管力が強く、前記塗布体は、前記高密度部よりも毛細管力が強いことを特徴とする塗布具である。
本発明の塗布具は、塗布液の流路を形成する連通孔の内側に供給補助部材が配されており、毛細管力で塗布液を塗布体側に移動させることが可能となっている。このため、連通孔の断面積が小さい場合(孔が細長い場合)においても、インキを安定して供給させることが可能となる。
また、連通孔の内周面と供給補助部材の間に隙間を形成することで、連通孔の内側に供給補助部材を配した場合においても、塗布液収容部内への空気の導入、並びに、それに伴う塗布液収容部内での塗布液と外気の交換を促進することができる。このことから、塗布液収容部からの塗布液の流出を促進させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記供給補助部材は、前記連通孔よりも長く、一端側が前記連通孔の前記塗布液収容部側に形成された開口から外側に突出しており、且つ、他端側が前記塗布体側に形成された開口から外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の塗布具である。
かかる構成によると、塗布液収容部側において、供給補助部材の一部が連通孔の外部に配されるので、供給補助部材のより多くの部分が連通孔の外部の空間に面した状態となる。このことから、供給補助部材のより多くの部分を塗布液に面した状態とすることが可能となる。また、塗布体側においても、供給補助部材のより多くの部分が連通孔の外部の空間に面した状態となる。このことから、供給補助部材のより多くの部分を中綿等の他部材に面した(接触させた)状態とすることができる。
このことにより、塗布液の供給をより安定させることができる。
発明は、前記塗布体と接触するように設けられ、前記塗布液を含侵する塗布液吸蔵体を有し、前記供給補助部材は、一端側(前端側)が前記連通孔の前記塗布体側に形成された開口から外側に突出しており、前記連通孔の外部で前記塗布液吸蔵体と接触している。
かかる構成によると、供給補助部材のより多くの部分が連通孔の外部で中綿と接触するので、塗布液の供給をより安定させることができる。
請求項に記載の発明は、前記流路形成部は、前記連通孔を内孔とする管状部を有し、前記管状部には、前記管状部の側面に開口を有し、前記連通孔まで延びる側方孔部が設けられており、前記側方孔部と前記隙間が連続していることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具である。
かかる構成によると、側方孔部から塗布液収容部に空気が導入され、塗布液収容部内で塗布液と外気の交換が行われるので、塗布液の供給を促進させることができる。
本発明は、前記供給補助部材は、棒状に形成されており、前記供給補助部材の周方向全域が前記連通孔の内周面と離間していることが好ましい(請求項)。
本発明によると、小型化した場合においてもインキの安定供給が可能な塗布具を提供できる。
本発明の実施形態に係る塗布具を示す断面図である。 図1の中子を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 図1の仕切部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図、(c)は(a)を天地逆とした一部破断斜視図である。 図1の塗布具の要部を示す説明図であり、一部を拡大して示す。 図1のインキ供給用部材、連通管部、押圧片部をA-A面で切断した際の切断面を示す端面図である。 本発明の効果を確認するために行った実験の結果を示すグラフである。 図1とは異なる中子とインキ供給用部材の構造を示す図であり、(a)、(b)はそれぞれ異なる構造を示す。 図1とは異なる実施形態に係る中子を示す斜視図である。 図8の中子を採用した塗布具の要部を示す説明図であり、一部を拡大して示す。 本発明の関連発明に係る塗布具で採用される中子を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は前端面の端面図である。 図10とは別の関連発明に係る塗布具で採用される中子を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は前端面の端面図である。
以下さらに、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において「前後」の関係はペン先側を前側とし、ペン先とは逆側の端部となる尾端側を後側として説明する。
本発明の実施形態に係る塗布具1は、図1で示されるように、本体筒2と、ペン先部材3(塗布体)と、中綿4(塗布液吸蔵体)と、中子5(流路形成部)と、インキ供給用部材6(供給補助部材)と、仕切部材7を有している。
本体筒2は、中空の部材であり、長手方向の全体に亘って内部に空間が形成されている。この本体筒2は、前側の前筒部10と、後側の後筒部11によって構成されている。
前筒部10は、外周面の前側部分が前端に向かうにつれて先細りする形状となっている。また、前筒部10の前端側の部分には、前筒部10の内外を貫通するペン先取付孔10aが設けられている。
後筒部11は、後端側が閉塞された有底筒状の部位である。
ペン先部材3は、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体等の適宜の繊維束を接合した素材で形成される棒状体であり、毛細管現象により中綿4からインキを吸い込む作用をするものである。
中綿4は、ポリエステル繊維等の適宜の繊維で形成されており、内部にインキを含浸することができる。すなわち、中綿4は、インキを含浸可能な連続気孔を有している部材である。なお、この中綿4は、PP(ポリプロピレン)等の適宜な材料で形成された筒体(図示しない)内に詰め込まれた状態で本体筒2の内部に配されている。
中子5は、図2で示されるように、連通管部15(管状部)、土台部17を備えており、これらが一体に形成された樹脂又は金属製の部材である。
連通管部15は、内孔である連通孔20を有する管状の部位であり、本実施形態では、外形が略円筒状となっている。連通孔20は、横断面形状が略円形であって、連通管部15の長手方向における一端側から他端側まで延びており、これらの一端側と他端側にそれぞれ開口20aを有する。
本実施形態では、連通管部15を通常の連通管よりも細く形成して細管としており、それに伴って連通孔20の断面積(径)もまた小さくしている。具体的には、特に限定されるものではないが、連通管部15の外径を5.2mm以下としており、連通孔20の径を3.3mm以下としている。なお、本実施形態では、連通管部15の外径を2.6mm程度としており、連通孔20の径を1.6mm程度としている。
なお、ここでいう「程度」とは、数パーセントの誤差を許容するものとし、以下も同様とする。
土台部17は、後側(図2では上側)が解放された略有底円筒状の部分であり、略円板状の前側平板部17aと、前側平板部17aの縁端部分から後方に延びる周壁部17bとが一体に形成されている。
また、周壁部17bの内側には、仕切側係合部38(図3参照、詳しくは後述する)と互いに係合する中子側係合部25が形成されている。本実施形態では、中子側係合部25は、それぞれが環状に延びる複数の突起部分によって構成されている。また、周壁部17bの外側面における後端側部分には、隣接部分よりも外側に張り出したフランジ部27が設けられている。
本実施形態の中子5では、連通管部15が土台部17の前側平板部17aを貫通して延びている。すなわち、連通管部15の一部は、周壁部17bの内側に位置している。
ここで、土台部17は、連通管部15よりも太く(外径が大きく)形成されており、連通管部15は土台部17の径方向における中心側に設けられている。詳細には、土台部17と連通管部15の中心軸は同一となっており、土台部17の周壁部17bの内周面と、連通管部15の外周面が離間している。このことから、周壁部17bの内周面と連通管部15の外周面の間には、環状に連続する空隙が形成されている。
また、図2(b)で示されるように、連通管部15の後端部分(図2では上端部分)は、土台部17の後端部分よりも後方(図2では上方)に位置している。
インキ供給用部材6は、本実施形態の特徴的な部材であり、図1で示されるように、多孔質体であって前後方向に延びる丸棒状の部材である。
具体的には、本実施形態のインキ供給用部材6は、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体等の繊維束を接合した素材で形成される棒状体となっている。
なお、このインキ供給用部材6は、フェルト等の繊維束を棒状に収束したもの、樹脂や樹脂微粒子を焼結して形成した多孔質の焼結体、細孔が形成された樹脂(プラスチック)等によって形成してもよい。また、この他、ガラス等を原料に形成することも考えられる。すなわち、毛細管力(毛細管現象)によってインキを吸い込み、移動させるものであればよい。
仕切部材7は、図3で示されるように、閉塞蓋部30と、貯留部側筒部31と、連結筒部32と、保持筒部33を備えており、これらが一体に形成されている。
閉塞蓋部30は、略円板状の部分である。
貯留部側筒部31は、閉塞蓋部30の後面から後方(図3(a)、図3(b)では上面から上方)へ突出する円筒状部分であり、連結筒部32は、閉塞蓋部30の前面から前方に突出する円筒状部分である。
貯留部側筒部31は、外周面に後筒部11(図1参照)の内周面と係合する取付用係合部37が設けられている。本実施形態では、取付用係合部37は、外周面に形成された凹凸面によって形成されている。
連結筒部32は、外周面に中子側係合部25と互いに係合する仕切側係合部38が形成されている。本実施形態では、仕切側係合部38は、それぞれが環状に延びる複数の突起部分によって構成されている。
保持筒部33は、連結筒部32の内側で、閉塞蓋部30の前面から前方(図3(a)、図3(b)では下面から下方)に突出する円筒状部分である。
連結筒部32は、貯留部側筒部31よりも細く(径が小さく)、保持筒部33は、連結筒部32よりも細い。そして、これら貯留部側筒部31、連結筒部32、保持筒部33の中心軸は同一となっている。
また、保持筒部33の内孔と、閉塞蓋部30に形成された貫通孔とが連続して一連の孔であるインキ供給用孔40が形成されている。
このインキ供給用孔40は、貯留部側筒部31の内部空間と連結筒部32の内部空間を連通する孔である。すなわち、インキ供給用孔40は、前後方向(図3では上下方向)に延び、長手方向の両端に開口部分を有する。
続いて、塗布具1の組み立て構造について説明する。
本実施形態の塗布具1では、図1で示されるように、前筒部10のペン先取付孔10aにペン先部材3が嵌入され、前筒部10にペン先部材3が取り付けられている。
ペン先部材3の一部は、本体筒2の外部に配され、他部は本体筒2の内部空間に配されている。
また、図1、図4で示されるように、本体筒2のうち、前筒部10の後端側に中子5の土台部17が取り付けられており、後筒部11の前端側に仕切部材7が取り付けられている。
具体的には、図4で示されるように、前筒部10の後端側の開口部分から中綿4を挿入した後、同じ開口部分から中子5を挿入し、前筒部10の内周面に土台部17(周壁部17b)の外周面が接触した状態で嵌合させている。また、後筒部11の前端側の開口部分から仕切部材7を挿入し、後筒部11の内周面に貯留部側筒部31が接触した状態で嵌合させている。
さらに、土台部17の周壁部17bの内側に仕切部材7の連結筒部32を挿入し、中子側係合部25と仕切側係合部38を係合させ、土台部17と仕切部材7を連結させている。このとき、連通管部15の後端側部分を保持筒部33に前方側から挿入し、連通管部15の外周面と保持筒部33の内周面が接触した状態で、これらを嵌合させている。このことにより、連通管部15が保持筒部33によって保持された状態となる。なお、本実施形態では、連通管部15の後端部分がインキ供給用孔40の後端部分よりも前方に位置した状態となっている。
そして、図1で示されるように、本体筒2の内部のうち、ペン先取付孔10aの後側であり、中子5の土台部17よりも前方となる部分が、中綿4を収容する空間である中綿収容部45となる。また、本体筒2の内部のうち、閉塞蓋部30よりも後方側に位置する部分が、インキを貯留する空間であるインキ貯留部46(塗布液収容部)となる。
すなわち、インキ貯留部46は、後筒部11の内側に形成され、前端側の大部分を閉塞蓋部30によって閉塞された空間である。そして、中綿収容部45は、インキ貯留部46の前方側に位置し、インキ供給用孔40及び連通孔20を介してインキ貯留部46と連続している。
中綿収容部45では、図1で示されるように、中綿4に対し、前方側からペン先部材3が接触している。また、図1、図4で示されるように、後方側(図4では右側)から中子5の一部である連通管部15が中綿4に接触している。
すなわち、中子5の前側部分が中綿4に押し込まれ、中綿4が後方側から押圧されている。このことから、中綿4の後方側部分に空隙率が比較的高く繊維密度の低い低密度部が形成され、前方側部分に空隙率が比較的低く繊維密度の高い高密度部が形成されている。つまり、中綿4は、前方側が後方側に比べて毛細管力が強くなっている。
なお、ペン先部材3は、中綿4の高密度部よりも繊維密度が高く、中綿4よりも毛細管力が強くなっている。
ここで、本実施形態の塗布具1は、特徴的な構造として、連通管部15にインキ供給用部材6が挿通されている。
インキ供給用部材6は、連通孔20よりも細く(径が小さく)形成されており、連通孔20の中心側に配されている。このことから、図4で示されるように、連通孔20の内周面とインキ供給用部材6の間に隙間50が形成されている。
具体的には、インキ供給用部材6と連通孔20は、中心軸が同一となっている。このことから、図5で示されるように、連通孔20の内周面の全域と、インキ供給用部材6の外周面の全域とが離間し、これらの間に隙間50が形成される。
すなわち、隙間50は、横断面が環状であり、前後方向に延びる(図4参照)空間である。また、特に限定されるものではないが、インキ供給用部材6の外周面から連通管部15の内周面までの距離L1は0.05mm以上としている。そして、連通管部15の内径L2とインキ供給用部材6の外径L3の差(連通管部15の径方向における隙間50の大きさ)は、0.05mm以上としている。なお、本実施形態では、距離L1は0.15mm程度としており、内径L2と外径L3の差を0.3mm程度としている。
本実施形態では、図4で示されるように、連通管部15の前側(図4では左側)に位置する開口20aからインキ供給用部材6が外部(前方)に突出している。そして、後側(図4では右側)に位置する開口20aからも、インキ供給用部材6が外部(後方)に突出している。
連通管部15の前側では、隙間50の前端部分(開口20aの一部)を中綿4が覆っている。また、インキ供給用部材6のうち、前側で連通管部15から突出する部分(連通管部15よりも前方に位置する部分)は、前端面と周方向に延びる側面のそれぞれが中綿4と接触している。
また、このインキ供給用部材6と接触する中綿4(中綿4の後端側部分)は、インキ供給用部材6とは毛細管力が異なり、インキ供給用部材6と比べて毛細管力が大きくなっている。
連通管部15の内側では、隙間50の後端部分(開口20aの一部)がインキ供給用孔40に向かって開口している。すなわち、隙間50は、インキ供給用孔40を介してインキ貯留部46と連続している。
インキ供給用部材6のうち、後側で連通管部15から突出する部分は、インキ供給用孔40を経て、インキ貯留部46に至る。すなわち、インキ供給用部材6の後端側部分は、インキ貯留部46に位置する。このことから、インキ供給用部材6のうちでインキ貯留部46に位置する部分では、後端面と周方向に延びる側面のそれぞれが、インキ貯留部46に貯留されたインキ溜まりと接触することとなる。
以上のことから、本実施形態の塗布具1は、インキ供給用部材6によってインキをインキ貯留部46から中綿収容部45の中綿4まで移動させることができるので、連通管部15が細く連通孔20の径(横断面の断面積)が小さい場合でも、インキを安定供給可能となる。
すなわち、ペン先部材3を下方側に向けて塗布具1を使用するとき、インキが自身の重力並びにインキ供給用部材6の毛細管力によって下方側へ引かれ、中綿4まで移動する。
さらに、前方に位置する開口20aから外気(微細な量の空気)が導入され、隙間50を経てインキ貯留部46に至ることで、インキ貯留部46内でインキと外気の交換が行われる。このことからも、インキの供給を促進させることができる。
つまり、本実施形態の塗布具1では、1つの連通管部15と、この連通管部15の内側に位置するインキ供給用部材6が、外気を導入する部分(管)として機能すると共に、インキを放出する部分(管)としても機能する。
続いて、次に、本発明の効果を確認するために行った実験について説明する。
本発明の実施例として、上記した実施形態に準じた塗布具を作製した。上記した連通管部15に相当する部分の内径を1.6mmとし、インキ供給用部材6に相当する部分の外径を1.3mmとした。
また、比較例として、株式会社サクラクレパス製e‐tank(登録商標)を用意した。比較例の塗布具は、尾端側のインキ貯留部とペン先側の中綿収容部とを連通する管状部分の内径が3.3mmであり、管状部分の内部にインキ供給用部材6等の他部材が存在しないものとした。
これら実施例の塗布具と比較例の塗布具に対し、筆記試験を行った。
筆記試験では、塗布具に対して100gの荷重をかけ、塗布対象物に対する角度を65度とし、筆記速度を20cm/sとした。また、ペン先部材は、いずれも同じ中字のチップとした。そして、筆記距離を700mとし、インキの流出量を測定した。
この結果、図6の表で示す結果が得られた。
すなわち、実施例の塗布具は、インキ貯留部とペン先側の中綿収容部とを連通する管状部分の内径が比較例に比べて1.7mm小さくなっている。このため、この管状部分における内孔の横断面の断面積が比較例に比べて6.6mm小さくなっている。それにもかかわらず、開始から筆記距離が所定距離(450m程度)となるまでの間において、実施例の塗布具が比較例の塗布具に比べてインキ流出量が高くなることが示された。
なお、筆記距離が所定距離(500m程度)から700mとなるまでの間において、比較例の塗布具が実施例の塗布具に比べてインキ流出量が高い。これは、開始から筆記距離が所定距離(450m程度)となるまでの間に、実施例の塗布具が比較例の塗布具に比べてより多くのインキを流出させたことで、実施例のインキ貯留部に貯留されたインキがより短い筆記距離でなくなったことに起因する。
つまり、実施例の塗布具と比較例の塗布具のそれぞれをインキが殆ど無くなるまで筆記すると、実施例が比較例に比べてインキの流出量が高く、安定してインキの供給がなされていることが示された。
上記した実施形態では、図5で示されるように、インキ供給用部材6と連通孔20の中心軸が同一となるように塗布具1を形成した例を示した。
しかしながら、図7(a)で示されるように、インキ供給用部材6と連通孔20の中心軸が同一となるようにインキ供給用部材6を配する必要はなく、インキ供給用部材6と連通孔20の内周面は接触していてもよい。
また、図7(b)で示されるように、連通管部215(管状部)の内側に、複数のリブ215aを設けてもよい。
リブ215aは、連通管部215の内周面から内側へ向かって突出する略長方形平板状の部分である。本実施形態では、2つのリブ215aが設けられており、それぞれ連通管部215の周方向で180度離れた位置に配され、互いに近づく方向に突出している。そして、2つのリブ215aは、いずれも突出端部分がインキ供給用部材206(供給補助部材)と接触している。このことから、2つのリブ215aとインキ供給用部材206によって連通管部215の連通孔220(内部空間)は、2つの領域に区画されている。また、この2つのリブ215aは、インキ供給用部材206の位置ずれを防止する姿勢維持部として機能する。
また、本発明の塗布具は、上記した中子5に替わって、図8で示されるように、押圧片部16(押圧部)と横孔23(側方孔部)を設けた中子105(流路形成部)を採用してもよい。以下、この中子105について説明するが、上記した中子5と同様の部分については、同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
押圧片部16は、連通管部15の側面から外側に突出する略長方形平板状の部分である。本実施形態の中子105では、2つの押圧片部16が設けられており、それぞれが連通管部15の長手方向に対して略垂直な方向に突出している。
ここで、一方の押圧片部16は、他方の押圧片部16から連通管部15の円周方向に180度離れた位置に形成されている。つまり、2つの押圧片部16は、連通管部15を介して対向する位置に設けられ、互いに離れる方向に突出している。
また、上記のことから、押圧片部16は、押圧片部16の突出方向と、連通管部15の長手方向のそれぞれに対して略垂直となる方向が部材厚方向となる。
押圧片部16の後端部分(図8では上端部分)は、土台部17(前側平板部17a)の前端面と一体に形成されている。言い換えると、押圧片部16は、土台部17の前端面から前方に延びた部分となっている。
そして、連通管部15のうち、土台部17よりも前方に位置する部分は、押圧片部16よりも長くなっている。すなわち、押圧片部16の前端部分(図8では下端部分)は、連通管部15の前端部分よりも後方(図8では上方)に位置している。
そして、一つの押圧片部16の前端面から前方に離れた位置(図8では下端面から下方に離れた位置)に、横孔23が位置している。
横孔23は、連通管部15の側面に開口部分を有し、連通孔20と連通する孔である。つまり、連通管部15の外周面から内部の中空部分までを貫通している。
この中子105を採用した場合、図9で示されるように、中綿収容部45において、後方側(図9では右側)から中子105の一部である連通管部15と、押圧片部16とが中綿4に接触している。すなわち、連通管部15と押圧片部16によって中綿4が後方側から押圧され、中綿4の前方側部分に、押圧片部16が無い中子(図2)を用いた場合よりもさらに繊維密度の高い高密度部が形成される。このように押圧片部16を設ける構成は、中綿4の毛細管現象をより強くできるので、例えば、インキ粘度が低い場合に、特に好適である。
なお、押圧片部16は、土台部17の前端部分から延びる形状に限らず、土台部17の前端部分よりも前方に離れた位置に形成されていてもよい。すなわち、押圧片部16の少なくとも一部が中綿4に後方から接触していればよく、押圧片部16の全体が中綿4に接触してもよい。
また、本実施形態では、横孔23の開口部分を中綿4が覆った状態となっている。
ここで、横孔23は、外気(微細な量の空気)が導入される孔であり、インキの供給に使用されない孔となる。すなわち、本発明の塗布具は、必要に応じて連通管部15に横孔23を設け、空気の導入量をより多くする構成としてもよい。このことは、連通管部15を細径とした場合等において、特に好適である。
続いて本発明を想到するに当たり、様々な試作をする上で想到した本発明の関連発明につき、以下で説明する。
この関連発明の実施形態に係る塗布具は、図10で示される中子305を備えている。すなわち、上記した塗布具1の中子5及びインキ供給用部材6に替わって中子305が設けられており、インキ供給用部材6を設けない構造となっている。
本実施形態の中子305では、連通管部315の内周面に、複数のリブ315aが設けられており、これらが連通管部315の周方向で間隔をあけて並列するように配されている。そして、並列方向で隣り合う2つのリブ315aの間に外側小領域322が形成される。
なお、リブ315aと外側小領域322は、作図の都合上、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略する。
すなわち、本実施形態の連通管部315の連通孔320は、径方向の中心側に位置する中心側大領域321と、複数の外側小領域322に区画されている。
このとき、それぞれの外側小領域322と中心側大領域321の境界部分に位置する隙間部分323の幅を非常に狭く(0.2mm以下)しており、それぞれの外側小領域322の横断面の面積を非常に小さく(0.09mm以下)している。
このことから、それぞれの外側小領域322は、あたかもそれぞれが個別の細い管のように機能し、毛細管力を発揮する。
さらに、他の関連発明の実施形態に係る塗布具について説明する。この塗布具は、上記した塗布具1の中子5及びインキ供給用部材6に替わって、図11で示される中子405が設けられており、インキ供給用部材6を設けない構造となっている。
本実施形態の中子405では、連通管部415の内周面に、複数のリブ415aが設けられており、これらが連通管部415の周方向で離れた位置にそれぞれ形成されている。
本実施形態の複数のリブ415aは、それぞれが異なる形状であり、突出端部分が丸みを帯びた形状であり、一部のリブ415aの突出端同士が接触している点において、上記した実施形態の複数のリブ315a(図10(b)参照)とは異なっている。
そして、本実施形態の連通管部415の連通孔420は、これらのリブ415aによって、横断面の面積が比較的大きい第1領域421と、横断面の面積がより小さい第2領域422と、横断面の面積がさらに小さい第3領域423に区画されている。
第1領域421と第2領域422の境界部分では、2つのリブ415aの突出端側部分同士が接触している。また、第1領域421と第3領域423の境界部分では、2つのリブ415aの突出端側部分同士が近接しており、これらの間の隙間部分の幅が非常に狭く(0.2mm以下)なっている。
すなわち、上記した連通管部315,415では、いずれも内周面から複数のリブ315a,415aが突出しており、異なるリブ315a,415aの突出端側の部分同士が接触又は近接している。このことにより、連通孔320,420が複数の領域に区画されている。
そして、複数の領域の少なくとも一つが、毛細管力によってインキが移動する空間となり、他の少なくとも一つが空気の流通路として機能する空間となる。
1 塗布具
3 ペン先部材(塗布体)
4 中綿(塗布液吸蔵体)
5,105 中子(流路形成部)
6,206 インキ供給用部材(供給補助部材)
15,215 連通管部(管状部)
20,220 連通孔
20a 開口
23 横孔(側方孔部)
46 インキ貯留部(塗布液収容部)
50 隙間

Claims (4)

  1. 塗布液を充填可能な塗布液収容部と、前記塗布液を塗布するための塗布体と、前記塗布液収容部から前記塗布体側へ前記塗布液を供給する流路形成部を有する塗布具であって、
    毛細管力で前記塗布液を移動させる供給補助部材を備え、
    前記流路形成部は、前記塗布液収容部側と前記塗布体側にそれぞれ開口を有する連通孔を有しており、前記供給補助部材は前記連通孔よりも細く、前記供給補助部材の少なくとも一部が前記連通孔の内側に配されており、
    前記連通孔の内周面と前記供給補助部材との間に隙間が形成されており、
    前記塗布体と接触するように設けられ、前記塗布液を含侵する塗布液吸蔵体を有し、
    前記供給補助部材は、前端側が前記連通孔の前記塗布体側に形成された開口から外側に突出しており、前記連通孔の外部で前記塗布液吸蔵体と接触しており、
    前記供給補助部材の前端は、前記塗布体から後方に離れた位置に配され、前記塗布体は、前記塗布液吸蔵体に前方から接触しており、
    前記塗布液吸蔵体は、後側に低密度部を有し、前側に前記低密度部よりも毛細管力の強い高密度部を有し、
    前記塗布液吸蔵体において前記供給補助部材と接触する部分は、前記供給補助部材よりも毛細管力が強く、前記塗布体は、前記高密度部よりも毛細管力が強いことを特徴とする塗布具。
  2. 前記供給補助部材は、前記連通孔よりも長く、一端側が前記連通孔の前記塗布液収容部側に形成された開口から外側に突出しており、且つ、他端側が前記塗布体側に形成された開口から外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記流路形成部は、前記連通孔を内孔とする管状部を有し、
    前記管状部には、前記管状部の側面に開口を有し、前記連通孔まで延びる側方孔部が設けられており、
    前記側方孔部と前記隙間が連続していることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
  4. 前記供給補助部材は、棒状に形成されており、前記供給補助部材の周方向全域が前記連通孔の内周面と離間していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の塗布具。
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