JP2018114705A - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化などが生じても、液体を貯留する貯留室からリザーバ室側に押し出される液体を少なくするとともに、塗布体側で安定した連続塗布を可能にする液体を貯留した塗布具を提供する。【解決手段】本発明の塗布具は、本体3と、本体3内に設けられ、インクが貯留される貯留室5とリザーバ室7とを区画するとともに、貫通孔10aが形成された隔壁10と、貯留されたインクの塗布を可能とするペン体15を具備し、貫通孔10aに挿通されて貯留室内に貯留されたインクをペン体側に移送させる中継芯16と、貯留室内に配設され、周壁と底壁を具備したコップ部材20とを備えている。コップ部材20は、本体の内面と周壁との間にインクが貯留される第1の隙間G1を形成するとともに、隔壁と底壁との間にインクが貯留される第2の隙間G2を形成する大きさに形成されており、中継芯16を第2の隙間G2に突出させたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、サインペンやマーキングペンなどの筆記具、アイライナーなどの化粧用具、スタンプ、薬剤塗布容器などに適用され、インク、化粧水、香水、薬剤などの各種の液体を生のままの状態で貯留し、塗布できるようにした塗布具に関する。
従来、インクや化粧水などの液体を中綿などの吸蔵体に吸収させた状態で貯留するのではなく、生のままの状態で貯留し、適宜塗布できるようにした塗布具が知られている。例えば、特許文献1には、生インク式の塗布具(筆記具)が開示されている。この筆記具は、大気に連通するリザーバ室と、インクが貯留されるインク貯留室とを隔壁によって区分けした本体を備えている。前記隔壁には、インク供給体(中継芯)を嵌合させる貫通孔が形成されており、筆記する場合、中継芯の内部で毛細管力の強い部分をインクが流れ、毛細管力の弱い部分を空気が通り、中継芯内部で気液交換が行われるようになっている。
また、特許文献2には、リザーバ室とインク貯留室とを区画する隔壁に、中継芯を挿通させる貫通孔を形成した筆記具が開示されている。前記貫通孔の内壁と中継芯との間には、毛細管力によってインクが保持されるように所定の隙間が形成されており、この部分で気液交換が成されるように構成されている。このような構成では、特許文献1の構造と比較すると、気液交換の感度が向上することから、安定した筆記が行えるようになる。なお、前記貫通孔の形状を多角形状にすることで、挿通される中継芯を位置決めして寸法管理することが可能である。
上記したように、インク貯留室に貯留されているインクは、前記中継芯の内部、或いは、貫通孔と中継芯との間の隙間部分が気液交換作用することで、塗布体側で筆記することが可能となる。この場合、インクが消費されるに連れ、インク貯留室内には空気が入り込むようになり、インク貯留室内の空気の量が多くなると、温度変化によってインクが中継芯内に、或いは、貫通孔を通じてリザーバ室内に押し出され易くなる。特に、インク貯留室内の空気が貯留室容量の半分以上になると、温度が上昇した場合、空気の膨張量がそのままインクの押し出し量となることから、インクが押し出され易くなり、リザーバ室に多量のインクが流出してしまう。また、塗布体側がインクリッチ状態となり、筆記した際に大きなドット(液漏れ)が生じる可能性がある。前記リザーバ室には、押し出されたインクを吸蔵する吸蔵体を設けることが開示されているが、この吸蔵体に吸蔵されたインクを全て使いきることは難しく、できるだけリザーバ室内にインクが押し出されないようにすることが好ましい。
上記した問題は、インク貯留室から気液交換領域に入り込むインク量を制限することで、解決することが可能である。例えば、特許文献3には、貫通孔が形成された隔壁に、中継芯をそのまま挿通させるようにインク貯留室側に延びる隔壁延出部を形成した構成が開示されている。隔壁延出部は、中継芯との間で、毛細管力によってインクが保持されるようになっており、この構造によれば、温度変化が生じても、隔壁延出部の領域のインクのみが押し出されることから、リザーバ室に多量のインクが漏れ出たり、塗布体側がインクリッチ状態になることを抑制することができる。
WO92/20530号 WO2004/000575号 WO2005/123416号
上記した特許文献3に開示された構造によれば、隔壁延出部によってインク貯留室内のインクの押し出し量を制限することができるため、温度変化や大きな衝撃などが加わっても、多量のインクがリザーバ室側に押し出されることが抑制される。
しかしながら、制御されるインク量は、隔壁延出部の長さしか保持されないため、連続して筆記すると、塗布体側が早期にインクプアとなってしまい、すぐにかすれてしまうという不都合が生じる。特に、インクの粘度が高くなると、隔壁延出部の長さ方向に亘って満遍なくインクが貯留され難いことから、より早期にインクプアとなってしまう。すなわち、隔壁延出部のインクの貯留だけで押し出し量を制限するだけでは、本体を姿勢変化することなく連続筆記する際には、十分なインク量となっていない。
また、隔壁延出部の内面と中継芯を位置決めするように、隔壁延出部の断面を多角形状にすると、貯留されるインク量は制限されてしまい、更に、気液交換領域が長いことから、安定した気液交換作用が得られなくなって、これが連続して筆記する際のかすれの要因にもなってしまう。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、温度変化などが生じても、液体を貯留する貯留室からリザーバ室側に押し出される液体を少なくするとともに、塗布体側で安定した連続塗布を可能にする液体を貯留した塗布具を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る塗布具は、本体と、前記本体内に設けられ、液体が貯留される貯留室とリザーバ室とを区画するとともに、貫通孔が形成された隔壁と、前記貯留された液体の塗布を可能とする塗布体を具備し、前記貫通孔に挿通されて貯留室内に貯留された液体を塗布体側に移送させる中継芯と、前記貯留室内に配設され、周壁と底壁を具備したコップ部材と、を備えており、前記コップ部材は、前記本体の内面と前記周壁との間に液体が貯留される第1の隙間を形成するとともに、前記隔壁と底壁との間に液体が貯留される第2の隙間を形成する大きさに形成されており、前記中継芯を前記第2の隙間に突出させたことを特徴とする。
上記した構成の塗布具は、貯留室内にコップ部材が配設される。このコップ部材は、貯留室内に、前記第1の隙間と第2の隙間を形成して貯留室内に配設されるため、貯留室に収容される液体の殆どをコップ本体内に収容するものの、第1の隙間はコップ部材の周壁と本体の内面との間に形成され、第2の隙間はコップ部材の底壁と中継芯が挿通される隔壁との間に形成されるため、隔壁延出部を形成した場合と比較すると、インクの貯留量を多く確保することができる。すなわち、中継芯に供給 される液体をコップ部材によって制限しつつ、ある程度、確保することが可能となる。このため、温度変化等が生じても、塗布体側に液体を移送する中継芯に対しては、第1の隙間と第2の隙間内に保持されている液体が押し出されるように制限でき、温度変化や大きな衝撃などが加わっても、塗布体側やリザーバ室側に多量の液体が押し出されることが抑制される。また、第1の隙間及び第2の隙間は、コップ部材の外壁領域に形成されることから、ある程度の容量の液体を確保することができるため、液体を連続塗布しても中継芯に対する液体の供給が早期になくなることはない。
本発明の塗布具によれば、温度変化などが生じても、液体を貯留する貯留室からリザーバ室側に押し出される液体を少なくするとともに、塗布体側で安定した連続塗布が可能になる。
本発明に係る塗布具の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は図(a)におけるA−A線に沿った断面図、(c)は図(a)におけるB−B線に沿った断面図。 本発明に係る塗布具の第2の実施の形態を示す縦断面図。 本発明に係る塗布具の第3の実施の形態を示す縦断面図。 本発明に係る塗布具の第4の実施の形態を示す縦断面図。 本発明に係る塗布具の第5の実施の形態を示す縦断面図。 本発明に係る塗布具の第6の実施の形態を示す縦断面図。 本発明に係る塗布具の第7の実施の形態を示す縦断面図。 液体貯留室内に配設されるコップ部材と本体との関係を示す変形例(図1(a)のA−A線に沿った断面図)であり、(a)は第1の変形例を示す図、(b)は第2の変形例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る塗布具の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、塗布具は、筆記具として構成されている。
図1は、塗布具の第1の実施形態を示しており、(a)は縦断面図、(b)は図(a)におけるA−A線に沿った断面図、(c)は図(a)におけるB−B線に沿った断面図である。
本実施の形態の塗布具(以下、筆記具と称する)1は、空洞部を有する円筒状の軸筒(本体)3を備えている。前記本体3内には、インク(液体)が貯留される貯留室5とリザーバ室7とを区画する隔壁10が配設されている。また、本体3の尾端側には、本体に対して着脱可能なキャップ状の尾栓11が取付けられ、先端側には、開口12aを有する先口12が形成され、この部分にリザーバ室7開口する大気連通孔12bを介在させてペン体(塗布体)15が取付けられている。
前記隔壁10は、円板状の部材を本体3の内面に圧入して構成されたものであり、中心部に貫通孔10aが形成されている。この貫通孔10aには、細長状で断面円形状の中継芯16が挿通されている。中継芯16は、貫通孔10a対して隙間なく挿通されていてもよいが、本実施形態では、気液交換の感度を向上するように、貫通孔10aの内面と中継芯の外面との間に所定の隙間G(毛細管力によってインクが保持できる程度の隙間)を持って挿通される。なお、貫通孔10aは、断面円形に形成して中継芯との間でリング状の隙間を形成する構成であっても良いが、断面多角形状に形成することで、挿通される中継芯16との間で隙間を形成しつつ、中継芯を安定して保持、位置決めすることが可能である。
前記中継芯16は、軸方向に平行な多数の繊維を収束して圧縮することで多孔質の棒状の部材として形成されており、その後端面及び外周面からインクが流入し、その毛細管力によってペン体15側に移送される。この場合、中継芯16は、毛細管力によって貯留室5内に貯留されたインクをペン体15に向けて感度良く移送できるように、できるだけ気孔率が低く形成されること(内部で気液交換しない(空気の通路を形成しない)こと)が好ましい。
前記ペン体15は、中継芯16と一体構造であっても良いし、中継芯と同様、複数本の繊維を集束して圧縮して形成し、これを中継芯の先端面に突き合わせたものであっても良い。すなわち、ペン体自身も個々の繊維の間に毛管現象を生じさせ、長手方向にインクを移動させる機能を備えている。なお、ペン体15の毛細管力は、中継芯16の毛細管力よりも大きく設定することでペン体側に向けてインクが移動し易くなるが、両者の毛細管力は同じであっても良い。
前記リザーバ室7内には、図に示すように、中継芯16を囲繞して外周面と接触し、インクを吸蔵可能な吸蔵体18を配設しておくことが好ましい。このような吸蔵体18は、例えば、繊維材料等、多孔質の材料(綿等)によって構成することが可能である。リザーバ室7に、このような吸蔵体18を配設しておくことにより、前記隙間Gから流出したインクを保持して大気連通孔12bから漏出することを防止できると共に、そこで吸収したインクを、中継芯16にリターンさせること(筆記によって再利用すること)が可能となる。
上記した吸蔵体は、インクを一時的に貯留できる機能があれば良く、上記した多孔質材以外にも、例えば、蛇腹形態の部材で構成しても良い。或いは、吸蔵体18を設けない構成にしても良い。なお、図に示す吸蔵体18は、本体3の内周面との間、及び、隔壁の底壁との間に隙間が生じるように設置されており、大気は、この隙間を通って隙間G内に流入する。従って、このような構成の吸蔵体は、気液交換作用を備えていなくても良い。
上記した構成では、隔壁10に形成された貫通孔10aの内面と中継芯16の外面との間の隙間Gに、毛細管力によりインク膜(シール)が形成される。このインク膜は、貯留室5内の圧力の上昇、減少に伴って破れ、インクがリザーバ室7に流出したり、或いは大気に連通しているリザーバ室7を介して空気が貯留室5内に流入する等、いわゆる気液交換作用が得られる。また、筆記によってインクが消費されると、毛細管力によって保持されているインクが吸い出され、ペン体15へ供給され、保持されているインクが消費されると、空気が流入し、再びインク膜が形成される。
具体的には、ペン体15で筆記を行なうと、中継芯16に含浸されているインクを消費すると共に、本実施形態では隙間Gで保持されているインクを消費する。そして、隙間Gで保持されているインクが消費されると、それに見合った気体が、そのまま隙間に流入して気液交換するため、気液交換の感度が良好となり、かすれ等が生じることなく、連続して安定した筆記が可能となる。このため、中継芯16を貫通孔10aに隙間無く嵌合させて中継芯の内部で気液交換を行なったり、中継芯から離れた位置で気液交換を行なう構成と比較すると、気液交換感度が良好となり、連続して安定した塗布が可能となる。
前記貯留室5内には、周壁20aと底壁20bを具備し、これらに囲まれた円筒状の内部空間Sにインクを貯留するコップ部材20が配設されている。コップ部材20は、本体3の内面と周壁20aとの間にインクが貯留される第1の隙間G1を形成するとともに、前記隔壁10と底壁20bとの間にインクが貯留される第2の隙間G2を形成する大きさに形成されている。このため、貯留室5にインクを充填すると、コップ部材の上端開口から内部空間Sに収容されて、その上端開口から第1の隙間G1内に移動する。このインクの移動については、本体3を姿勢変化することで成される。また、前記中継芯16は、第2の隙間G2に突出するように配設され、本実施形態では、中継芯16の端面が第2の隙間G2内で終端するようにしている。
本実施形態のコップ部材20は、本体3内に、挿入、固定される構成となっている。このため、周壁20aの外面には、本体3の内面に圧接できるようにフランジ21が突出形成されている。なお、このフランジ21は、前記第1の隙間G1内にインクが流入できるように、円周方向に沿って所定の間隔(本実施形態では、90°間隔で4か所)で形成されており、安定して保持されるように、周壁20aの軸方向の両端に形成されている。また、コップ部材20は、単独部材として形成しても良いが、割型によって隔壁10と共に一体形成しても良い。このような構成では、第2の隙間G2内に位置して両者を連結する連結部が形成される。
前記第1の隙間G1及び第2の隙間G2には、貯留室内のインクが保持される。この場合、各隙間G1,G2は、毛細管力によってインクを保持する構成であっても良いし、毛細管力によってインクを保持しない構成(姿勢変化によって移動できるように保持する構成)であっても良い。この場合、隙間G1,G2内に、毛細管力でインクを保持できるように構成することで、ペン体15を上向きにして筆記した場合であっても、インクは隙間G1,G2内に維持された状態になることから、そのような状態になっても安定した筆記を行うことが可能となる。ただし、インクを毛細管力によって隙間G1,G2内に保持するのであれば、コップ部材の大きさ及び配設位置は、第2の隙間G2の毛細管力が、第1の隙間G1の毛細管力よりも大きくなるように設定される。
上記した構成の筆記具1は、貯留室5内に配設されたコップ部材20が、貯留室内に充填されるインクの殆どを収容した状態となり、その一部が第1の隙間G1と第2の隙間G2内に保持(貯留)される。
このため、ペン体側で筆記すると、上述したように、中継芯16及びペン体15に保持されているインク、更には、隔壁10に形成された貫通孔10aと中継芯16との間の隙間Gに保持されているインクを消費する。そして、連続して筆記を行ない、隙間Gの部分で気液交換作用がなされると、隙間G1,G2内に保持されているインクが消費される(その部分のインクが、中継芯内及び隙間G内に入り込む)ようになる。なお、通常の使用状態では、中継芯16に含浸されているインク及び隙間G内に保持されているインクで充分な筆記が可能であり、隙間G1,G2で保持されているインクを消費することはあまりないが、第2の隙間G2は、コップ部材20の底壁20bと隔壁10との間に形成されることから、ある程度の容量の液体を確保することができ、第1の隙間G1に保持されているインクと併せて、中継芯16に対しては十分なインクを供給することが可能である。すなわち、ペン体を下向きにして筆記をした場合であっても、十分なインク量が確保できることから、インクの供給が早期になくなることはない(連続して長く安定した筆記が可能となる)。特に、隙間G1,G2に毛細管力を作用させない構成であれば、より十分なインク量を確保することができ、連続して長く筆記することが可能となる。
なお、中継芯16、及び隙間G、G1,G2で保持されているインクを消費し、この部分のインクが全て消費されると、中継芯16に供給されるインクがなくなってしまう。このような場合、一旦尾栓11側を下向きにする等、筆記具を姿勢変化させて、カップ部材20内に貯留されているインクを再び隙間G、G1,G2内に保持させれば良い。
また、貯留室5内に充填されるインクは、その大半がカップ部材20内に貯留された状態となっており、インクは、気液交換が成される部分とは隔離された状態にあることから、温度変化(圧力変化)、水頭圧や衝撃等の影響を排除することが可能となり、安定したインクの吐出が可能となる。このように、中継芯16の部分に供給されるインクをコップ部材20によって制限しつつ、隙間G1,G2によって、筆記するに際してのインク量をある程度、確保することが可能となる。
以上のように、中継芯16の部分に対しては、貯留室5内のインクではなく、第1の隙間G1と第2の隙間G2内に保持されているインクのみが押し出されるように制限できることから、温度変化や大きな衝撃などが加わっても、ペン体側やリザーバ室側に多量のインクが押し出されることを抑制することが可能となる。特に、インクの貯留量が減って貯留室5内の空気の量が多くなった場合、温度変化によってインクがリザーバ室側に押し出されやすくなるが、貯留室5内にコップ部材20を配設したことにより、その押し出しを制限することが可能となる。
なお、貯留室5内のインクが多く、コップ部材20の周壁20aの上端縁よりも上側に液面があったとしても、空気の量(膨張する空気の量)が少ないことから、温度変化が生じても、インクの押し出し量は制限される。また、インクが少なくなって空気の量が多くなっても、液面は周壁20aの上端縁よりも下側となり、コップ部材によってインクの押し出しは効果的に制限される。
そして、隙間Gを介してリザーバ室7内にインクが吐出されたとしても、本実施形態では、そのインクは吸蔵体18によって吸蔵されることから、ペン体側がインクリッチになってインクのボタ落ちを効果的に防止することが可能である。この場合、吸蔵体18の毛細管力を中継芯16の毛細管力以下に設定することで、ペン体側で筆記を行った際、吸蔵体18に吸蔵されているインクを利用することが可能となる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
以下に説明する実施形態では、第1の実施形態と同様な部分については同一の参照符号を付し、詳細な説明については省略する。
図2は、筆記具(塗布具)の第2の実施形態を示す図である。
この実施形態では、コップ部材20の底壁20bのリザーバ室側の中央領域に凹所22を形成しており、この部分に中継芯16の端部を嵌入して固定するようにしている。上述したように、中継芯16は、軸方向に平行な多数の繊維を収束して圧縮することで多孔質の棒状の部材として形成されており、その周面よりも端面からインクが流入し易く、内部に流入したインクは軸方向(ペン体側)に向けて移動する。このため、中継芯16の端面が第2の隙間G2内で終端していると、インクの粘度によっては中継芯の内部にインクが吸収されやすく、ペン体側でインクリッチになってボタ落ちが生じ易くなることもある。
本実施形態のように、中継芯16の端面をコップ部材に圧入することで、内部に入り込むインクの量を制限して、ペン体側でインクのボタ落ちを効果的に抑制することが可能となる。また、中継芯16は、コップ部材16に圧入して固定されることから、正確な位置決め、保持が行える。
図3は、筆記具(塗布具)の第3の実施形態を示す図である。
この実施形態では、隔壁10のリザーバ室側にホルダ10dを形成し、この部分に吸蔵体を保持する構造とし、隔壁及び吸蔵体を保持する部位をユニット化して組み込み性を容易にしている。この場合、ホルダに保持される多孔質の吸蔵体については、軸方向で気孔率が異なるように設定することが好ましい。
具体的には、貯留室側の吸蔵体18Aの気孔率が低く(毛細管力が強い)、リザーバ室側の吸蔵体18Bの気孔率が高く(毛細管力が弱い)なるように構成することで、貫通孔10aの部分に隣接するようにして、インクによるシール膜を形成することが可能となる。すなわち、温度変化などによって貫通孔10aの部分からインクが押し出されたとしても、そのインクは、毛細管力の強い部分(吸蔵体18A)で保持されるようになり、吸蔵体18Aの部分でインクの保持量が飽和した場合、さらにインクが流入しようとしても、そのインクは、もはや吸蔵体18Aでは吸収されなくなり、これ以上のインクは貯留室側から流出し難くなってしまう(シール膜として機能する)。この場合、吸蔵体18Aから吸蔵体18Bインクが移動することはできるが、毛細管力が吸蔵体18Bの方が吸蔵体18Aよりも弱いため、その移動量は少なく(部分的に毛細管力が高くなっている領域には移動する)、したがって、吸蔵体18Aのインクが飽和するとインクによるシール状態が形成され、貫通孔10aから押し出されるインクを効果的に制限することが可能となる。
なお、上記したペン体15の毛細管力、中継芯16の毛細管力、貫通孔10aの部分での毛細管力、及び、吸蔵体18A,18Bの毛細管力の関係については、以下のように設定することが好ましい。
ペン体15の毛細管力≧中継芯16の毛細管力>貫通孔10aの部分の毛細管力≧吸蔵体18Aの毛細管力>吸蔵体18Bの毛細管力
上記のように、貫通孔10aの部分の毛細管力を吸蔵体18Aの毛細管力よりも大きく設定する(貫通孔10aの部分の毛細管力>吸蔵体18Aの毛細管力)ことが好ましく、これにより、常温時において、インクの移動を防止して貫通孔部分でのサイフォン現象を防止することが可能となる。すなわち、常温時では、吸蔵体18Aにインクは侵入せずに貫通孔部分で確実に保持することが可能であるため、インクの移動及びサイフォン現象が防止され、リザーバ室側に多量のインクが押し出されることが防止される。この場合、温度が上がったときに、貫通孔10aで保持できなくなった余剰インクは吸蔵体18Aで保持されるようになり、温度上昇時では、吸蔵体18Aに流れたインクによって貫通孔10aの下部でシール膜(空気を通さない膜)が形成される。このため、貫通孔10a部分の一部でインクが満たされない領域が存在してサイフォン現象が生じる等、インクが押し出されようとしても、吸蔵体18Aによるシール膜が存在することにより、貯留室側に空気が流入することが抑制され、リザーバ室側に多量のインクが押し出されることが抑制される。
前記吸蔵体を量産する際、吸蔵体を圧縮して気孔率を一定にすることは困難である。通常、組立前の吸蔵体(生産時の吸蔵体)の気孔率は、設計上の気孔率に対して±15%程度の誤差が生じる。このように誤差が大きいことから、貫通孔10aの部分の毛細管力が強くなるように設定(隙間を小さくする)し、吸蔵体18Aとの間で落差を大きくしておく(貫通孔10aの部分で確実にシール膜を形成する)ことで、吸蔵体18Aの圧縮については必要以上に強くする必要はない。すなわち、貫通孔10aの部分で確実にシール膜が形成されなければ、吸蔵体18Aの毛細管力を強く設定しなければならないが、上記のように気孔率にバラツキがある(±15%)吸蔵体18Aを圧縮して気液交換感度を安定させることは困難である。このため、貫通孔10aの部分の毛細管力>吸蔵体18Aの毛細管力、の関係に設定しておく(吸蔵体18Aの毛細管力を必要以上に大きくしない)ことで、吸蔵体18Aの圧縮を必要以上に大きくする必要は無く設計が容易になる。この場合、吸蔵体18Aの毛細管力は、吸蔵体18Bの毛細管力よりも少し強くすれば良く、設計が容易になる。
なお、貫通孔10aの部分の毛細管力と吸蔵体18Aの毛細管力については、両者を同じに設定しても良く、常温時において、貫通孔10aの部分と吸蔵体18Aでインクを保持してインクシールを形成するようにしても良い。
また、第2の隙間G2内で終端する中継芯16の端面をコップ部材20の底壁20bに当接させることで、中継芯の内部に流入するインク量をある程度、制限してペン体側でインクのボタ落ちを効果的に抑制することが可能となる。
図4は、筆記具(塗布具)の第4の実施形態を示す図である。
この実施形態では、第2の隙間G2内で終端する中継芯16の端面16aを焼き付け処理して、その部分から中継芯内へのインクの流入を抑制している。このような構成によれば、図2に示したコップ部材16に対する圧入構造、及び、図3に示した当て付け構造よりも中継芯内部に流入する液体を確実に抑制できるようになり、ペン体側でのインクのボタ落ちをより効果的に抑制することが可能となる。
図5は、筆記具(塗布具)の第5の実施形態を示す図である。
この実施形態では、隔壁10に形成されて吸蔵体を保持するホルダ10dに小径部10eと大径部10fを形成している。すなわち、貯留室側に小径部10eを形成し、リザーバ室側に大径部10fを形成しており、これらの部分に多孔質の吸蔵体18を保持している。
このような構成では、1つの吸蔵体18をホルダ10dに圧入することで、貯留室側の気孔率を低く(毛細管力が強い)設定することができ、図3及び図4の構成と同様な効果が得られるようになる。すなわち、気孔率が異なる複数の吸蔵体を準備する必要がないため、組み付け性の向上が図れるようになる。
図6は、筆記具(塗布具)の第6の実施形態を示す図である。
この実施形態では、コップ部材20Aを、貯留室5内で変位可能に配設したことを特徴としており、コップ部材は貯留室に収容されるインク内で浮遊できるようにしている。この場合、コップ部材20Aは、周壁20aと本体3の内面との間に第1の隙間G1を形成するとともに、隔壁10の上面に環状のフランジ10hを形成し、このフランジ部分に底壁20bが当て付くことで第2の隙間G2を形成するようにしている。
例えば、インクとして顔料系(溶剤と顔料を混合したもの)のものを用いる場合、溶剤と顔料が分離し易いため、上記したように、コップ部材20Aが貯留室で変位できるように構成することで、攪拌のための錘等を収容しておく必要がなく、コストを安くすることが可能となる。また、コップ部材20Aを貯留室内に挿入するだけでよいため、組み立ても容易であり、コストが安くなるとともに、寸法管理も複雑化することはない。
図7は、筆記具(塗布具)の第7の実施形態を示す図である。
この実施形態では、上述したコップ部材20(20A)の底壁20bと隔壁10との間にインク誘導体(液体誘導体)30を充填している。上記したように、コップ部材に貯留されているインクは、第1の隙間G1から第2の隙間G2に流れて中継芯16に移動する。この場合、使用されるインクの種類や粘度等によっては、第1の隙間G1から第2の隙間G2へインクが移動し難くなることもあるため、第2の隙間G2内に、第1の隙間G1から中継芯16にインクを誘導するインク誘導体30を配設しておくことが好ましい。
このようなインク誘導体30は、例えば、綿、紙など、インクを移送できる素材であれば良く、第2の隙間G2内に隙間なく充填されるものであっても良いし、多少の隙間が生じた状態で充填されていても良い。インク誘導体30については、上記したいずれの実施形態にも用いることが可能である。
図8は、貯留室内に配設されるコップ部材と本体との関係を示す変形例であり、(a)は第1の変形例を示す図、(b)は第2の変形例を示す図である。これらの図は、いずれも図1(a)のA−A線に沿った部分の断面構造を示している。
図1で示したように、第1の隙間G1を形成するに際しては、コップ部材20の周壁20aの外面に、本体3の内面に圧接できるようにフランジ21を突出形成したが、この変形例では、そのようなフランジを形成することなく、第1の隙間G1を形成するようにしている。すなわち、図8(a)に示すように、コップ部材20の周壁20aの外面に、軸方向に延びる複数のスリット24を形成することで、このスリットを第1の隙間G1として機能させても良い。或いは、図8(b)に示すように、本体3の内面に、軸方向に延びる複数のスリット4を形成することで、このスリットを第1の隙間G1として機能させても良い。
このような構成では、本体3に対してコップ部材20を圧入することで、第1の隙間G1を形成することが可能となり、第1の隙間を容易かつ安定して形成することが可能となる。なお、スリットについては、コップ部材及び本体の両側に設けても良く、その深さや形成個数についても、収容されるインクの種類によって適宜変形することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々、変形することが可能である。
本発明は、貯留室内にコップ部材を配設し、このコップ部材を利用して第1の隙間G1及び第2の隙間G2を形成することに特徴があり、それ以外の構成、例えば、本体3や隔壁10の構成については、貯留室に収容される液体に応じて適宜変形することが可能である。また、中継芯16と隔壁10に形成された貫通孔10aとの間に形成される隙間Gに関しては、その長さを適宜調整したり、テーパ状にして液体を貯留し、かつ貯留室側に戻すことができるように構成しても良い。また、多孔質の吸蔵体18を用いる構成では、隔壁に形成されるホルダに関し、その内面をテーパ状にすることで、気孔率を軸方向に連続的に変化させるようにしても良い。
また、上記した各実施形態については、ある実施形態の構成要素を別の実施形態の構成要素に置換したり、組み合わせて実施しても良い。さらに、上記した実施形態は、筆記具を例示して説明したが、アイライナーのような化粧品等、様々な塗布具に適用することが可能である。
1 塗布具
3 本体
5 貯留室
7 リザーバ室
10 隔壁
15 ペン体
16 中継芯
18 吸蔵体
20 コップ部材
30 インク誘導体
G 隙間
G1 第1の隙間
G2 第2の隙間
上記した目的を達成するために、本発明に係る塗布具は、本体と、前記本体内に設けられ、液体が貯留される貯留室とリザーバ室とを区画するとともに、貫通孔が形成された隔壁と、前記貯留された液体の塗布を可能とする塗布体を具備し、前記貫通孔に挿通されて貯留室内に貯留された液体を塗布体側に移送させる中継芯と、前記貯留室内に配設され、周壁と底壁を具備したコップ部材と、を備えており、前記コップ部材は、前記本体の内面と前記周壁との間に液体が貯留される第1の隙間と、前記隔壁と底壁との間に液体が貯留される第2の隙間を形成するとともに、前記貯留室内に充填される液体の殆どを前記周壁と底壁に囲まれた内部空間に貯留し、その上端開口から移動して、前記第1の隙間及び第2の隙間内に保持された一部の液体のみが前記中継芯に対して押し出されるように制限する大きさに形成されており、前記中継芯を前記第2の隙間に突出させたことを特徴とする。

Claims (14)

  1. 本体と、
    前記本体内に設けられ、液体が貯留される貯留室とリザーバ室とを区画するとともに、貫通孔が形成された隔壁と、
    前記貯留された液体の塗布を可能とする塗布体を具備し、前記貫通孔に挿通されて貯留室内に貯留された液体を塗布体側に移送させる中継芯と、
    前記貯留室内に配設され、周壁と底壁を具備したコップ部材と、
    を備えた塗布具であって、
    前記コップ部材は、前記本体の内面と前記周壁との間に液体が貯留される第1の隙間を形成するとともに、前記隔壁と底壁との間に液体が貯留される第2の隙間を形成する大きさに形成されており、
    前記中継芯を前記第2の隙間に突出させた、
    ことを特徴とする塗布具。
  2. 前記隔壁に形成される貫通孔は、中継芯との間で、毛細管力によって液体を保持することが可能な隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記リザーバ室内に設けられ、前記中継芯を囲繞して液体を吸蔵する吸蔵体を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
  4. 前記コップ部材は、第1の隙間及び第2の隙間が毛細管力によって液体を保持する大きさを備えており、前記第2の隙間の毛細管力は第1の隙間の毛細管力よりも強くなるように構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布具。
  5. 前記第2の隙間に突出する中継芯の端面を焼き付け処理したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の塗布具。
  6. 前記コップ部材の底壁に凹所を形成し、前記第2の隙間に突出する中継芯の端部を圧入したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の塗布具。
  7. 前記貫通孔は、断面多角形状に形成されており、前記中継芯を位置決めすることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の塗布具。
  8. 前記コップ部材には、前記周壁にリブが形成され、前記コップ部材は、リブを本体の内面に圧接することで位置決めされることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の塗布具。
  9. 前記コップ部材の周壁の外面、及び/又は、前記本体の内面にスリットを形成し、前記コップ部材を本体内に圧入することで、前記第1の隙間を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の塗布具。
  10. 前記吸蔵体は、繊維を絡ませた多孔質材であり、
    前記隔壁には、前記吸蔵体を保持するホルダが形成されていることを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の塗布具。
  11. 前記ホルダは、貯留室側の内径が小さく、塗布体側の内径が大きく形成されており、
    前記ホルダに保持される多孔質材は、貯留室側の気孔率が低く、塗布体側の気孔率が高いことを特徴とする請求項10に記載の塗布具。
  12. 前記吸蔵体は繊維を絡ませた多孔質材であると共に、貯留室側の気孔率が低く、塗布体側の気孔率が高くなるように構成されており、
    前記塗布体の毛細管力≧前記中継芯の毛細管力>前記貫通孔と中継芯との間の毛細管力≧前記貯留室側の多孔質材の毛細管力>前記塗布体側の多孔質材の毛細管力、に設定したことを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の塗布具。
  13. 前記コップ部材は、前記貯留室内で変位可能に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布具。
  14. 前記第2の隙間に、前記第1の隙間から前記中継芯に液体を誘導する液体誘導体を配設したことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の塗布具。
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