JP6241972B1 - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に貯留させる液状塗布材、すなわちバルク液につき、その粘性や材質の異なるものが複数種類存在し、また貯留部に貯留させる液状塗布材の貯留量も様々異なるものであったとしても、例えば大きさや形状など同じ規格の塗布具を用いることが出来、それぞれ液漏れが起こらないように構成し、芯材への貯留部からのバルク液の含浸が調整出来て、最後まで液切れしない塗布具を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、略円筒状をなすボディと、ボディの長手方向一端から先端部を有する芯状をなす塗布部材と、液状塗布材を貯留する貯留部と、貯留部側へ露出させて液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、吸収体は液状塗布材の粘性や材質に応じて含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばアイライナーやアイブローのような化粧用具、あるいは頭髪や眉毛などの部分白髪染め具など内部に貯留した液状塗布材を塗布部に浸潤させ、これを先端塗布部より塗布あるいは描画して使用する塗布具に関するものである。
従来、アイライナーなど内部に液状塗布材を貯留し、この液状塗布材を繊維部材などからなる芯材により構成された塗布部材に吸収、浸潤させ、該塗布部材の先端塗布部によって塗布あるいは描画する塗布具が一般に知られている。
これら塗布具については、内部に貯留されている液状塗布材のバルク出量調整をするため、通常、前記芯材を覆う吸収体が設けられており、この吸収体により、芯材に送出される液状塗布材の出量を調整するものとしていた。
ここで、吸収体は一般的に外周面を蛇腹状の凹凸面に形成した樹脂成形品によって作製されており、その設計には多くの調整が必要で、また高額な金型費用が必要とされていた。
また、内部に液状塗布材を貯留する貯留部の領域も確定していて、この領域を変更できる構成にはなっていなかった。
ところで、前記液状塗布材は、使用の用途や態様によって、その液状塗布材の粘性や材質が異なっており、また前記貯留部に貯留させる液状塗布材の貯留量も様々異なるものである。
よって、上記の様に、複数種類存在する液状塗布材に対応させ、しかもその貯留量の異なる場合も含めて、同じ形状で同じ大きさの構造をなす塗布具や内部の吸収体を使用することは困難なこととされていた。
すなわち、長さなどを変更した樹脂成形品からなる吸収体を別々に作製することは、高額な金型費用を必要とし、また、前記貯留量を変更するには塗布具の大きさそのものを変更しなければならないとの課題があるからである。
尚、バルク液の粘度は、バルク液の種類によって異なっており、粘度の異なったバルク液にあわせて、液漏れが起こらないようそれぞれ塗布具の形状を変更することはきわめてコスト高になり、到底容認されるものではなかった。
そこで前記バルクの粘度が異なる場合であっても、同じ規格の塗布具を用いることが出来、しかもそれぞれ液漏れが起こらないように構成された塗布具が要請されていた。
さらに、一般的な塗布具は、塗布具内に貯留されたバルク液が少なくなると、芯材に送出される液状塗布材の出量が保持できなくなる傾向にあった。なぜなら塗布具の使用状態はそれを平行にして使用するか或いは少し後端側を下げて使用することが多く、その様な使用状態であると、芯材への貯留部からのバルク液の含浸がうまく調整出来ないからである。
特開平11−48678号公報 特開2013−102910号公報 特開2004−344858号公報
かくして、本発明による塗布具は、前記従来の課題を解決するために創案されたものであって、内部に貯留させる液状塗布材、すなわちバルク液につき、その粘性や材質の異なるものが複数種類存在し、また前記貯留部に貯留させる液状塗布材の貯留量も様々異なるものであったとしても、この複数種類存在するバルク液に対応でき、しかもそのバルク液の粘度が異なる場合であっても、例えば大きさや形状など同じ規格の塗布具を用いることが出来、それぞれ液漏れが起こらないように構成し、さらには塗布具を平行にして使用するか或いは少し後端側を下げて使用した状態が長くなったとしても、芯材への貯留部からのバルク液の含浸が調整出来て、たとえバルク液の量が少なくなってきたとしても最後まで液切れしない塗布具を提供することを目的とするものである。
本発明による塗布具は、
略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
ことを特徴とし、
または、
略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間では隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
ことを特徴とし、
または、
略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間の径は、塗布部材の径より大きく形成されて、シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間には空気が流入できる隙間が構成され、
前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
ことを特徴とし、
または、
略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間の径は、塗布部材の径より大きく形成されて、シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間には空気が流入できる隙間が構成され、
前記プラグに設けられた孔は、多角形状をなす孔として構成され、該孔を貫挿する塗布部材の外周面と前記孔との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
ことを特徴とし、
または、
前記芯状をなす塗布部材は、繊維部材で構成され、前記液状塗布材が毛細管現象により含浸できるよう構成された、
ことを特徴とし、
または、
前記塗布部材は、長尺の中継芯と該中継芯の先端に接続された塗布用ブラシとを有して構成された、
ことを特徴とするのである。
本発明による塗布具であれば、内部に貯留させる液状塗布材につき、その粘性や材質の異なるものが複数種類存在し、また前記貯留部に貯留させる液状塗布材の貯留量も様々異なるものであったとしても、この複数種類存在する液状塗布材に対応でき、しかもそのバルク液の粘度が異なる場合であっても、例えば大きさや形状につき同じ規格の塗布具を用いることが出来、それぞれ液漏れが起こらないよう構成し、さらには塗布具を平行にして使用するか或いは少し後端側を下げて使用した状態が長くなったとしても、芯材への貯留部からのバルク液の含浸が調整出来て、たとえバルク液の量が少なくなってきたとしても最後まで液切れしない塗布具を提供できるとの優れた効果を奏する。
本発明による塗布具の構成を説明する説明図(1)である。 他の実施例による塗布具の構成を説明する説明図(1)である。 他の実施例による塗布具の構成を説明する説明図(2)である。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明による塗布具1の構成を示す構成説明図である。本発明による塗布具1は、略円筒状をなすボディ2を有している。このボディ2の長さは一応規格で定められてあり、内部に貯留されている液状塗布材6の粘性や材質が異なっていても、同じ長さのボディ2で各種類の塗布具1を構成できる。そのため複数種類の塗布具1を形成してもそのボディ2につき同じものを使用できて最終的に製造コストを安価に出来る。
そして、当該ボディ2の先端には、キャップ3及びインナーキャップ4が装着される。
ここで、ボディ2内には、芯状をなす長尺の塗布部材5が保持されており、図から理解されるように、当該塗布部材5は、中継芯21と該中継芯21の先端に被嵌され、描画に使用される塗布用ブラシ10とを有して構成される。
しかして、中継芯21および塗布用ブラシ10は、通常繊維部材で構成され、後述する液状塗布材6が毛細管現象などによって徐々に含浸できるように構成されている。
符号7は、吸収体を示す。図から理解出来る様に、当該吸収体7は、外周面に何らの凹凸形状も施さない円柱状に構成され、その軸方向中心部には、表面に設けられた開口20から軸方向奥側に向かって設けられた長孔8が形成されている。
そして、この長孔8に前記塗布部材5の後端部22が嵌まり込んで、塗布部材5と吸収体7とが接触出来るように構成され、両者が接続された状態となっている。
従来この吸収体7は、外周が蛇腹状の凹凸面として構成された樹脂成形品で作製されていたが、前記したように、前記樹脂成形品の金型費用が高額であり、そのため複数種類の形態をなす異なった吸収体7を作製すると塗布具自体のコストが高価となってしまうとの課題があった。
しかして、本発明の吸収体7は、例えば、内部に連続気泡を有するフォーム材などの含浸力を有する柔軟部材で構成されており、その大きさや長さを簡単に切断することにより形状が容易に変更することもできる。
符号9はノーズピースであり、前記芯状をなす塗布部材5の先端側を保持して、ボディ2の先端部に固着している。尚、前記塗布部材5の先端側には前述したように塗布ブラシ10が中継芯21に被嵌した状態で接続されて取り付けられており、該塗布用ブラシ10により含浸した液状塗布材6を使って、描画あるいは塗布するように構成されている。このように塗布部材5を中継芯21と塗布用ブラシ10との別体部品を連結して構成しても構わないし、中継芯21と塗布用ブラシ10とを一体的に形成した塗布部材5でも構わない。
次に符号23はシュノーケルを示す。該シュノーケル23は、長尺の略筒状に形成されており、内部の軸方向に貫通する貫通空間25に前述した中継芯21が挿通出来るよう構成されている。
そして、図から理解されるように、中継芯21の後端はシュノーケル23より露出し、その後端部22が、前述したように吸収体7の長孔8に嵌り込んで保持されている。
また、シュノーケル23の外周面とボディ2の内周面との間の空間は、液状塗布材6の貯留部12として構成されている。
ここで、シュノーケル23の先端側は、前記貫通空間25の形より大きな孔を有した膨出筒体26として構成され、この膨出筒体26内にはプラグ11が嵌り込んでいる。
尚、符号14はいわゆる第2吸収体とも称することが出来、中継芯21が貫通する貫通孔を有すると共に、その一方側端面はプラグ11の端面に接し、他方側端面はボディ2の係止突部27に係止してボディ2内に装着されている。
ところで、前記シュノーケル23の後端側における貫通空間25−1は、中継芯21の円柱状外周面にすべて接する円筒状には構成されておらず、例えば、6角形状或いは8角形状などの多角形状をなす貫通空間25として構成され、中継芯21の外周面と前記貫通空間25とは例えば6点或いは8点で接するが、他の外周面位置では隙間が生じ、その隙間から液状塗布材6が中継芯21の外周面から含浸できるよう構成されている。また、該隙間から空気が導入できるようになっていて、液状塗布材6が中継芯21へスムーズに含浸出来るよう、即ち毛細管現象がスムーズに行えるよう構成されている。
すなわち、シュノーケル23の中間部から先端側に位置する貫通空間25−2の径は、中継芯21の径より大きく形成されており、よってシュノーケル23の中間部から先端側に位置する貫通空間25−2には前記液状塗布材6が流入でき、かつ空気が流入できる隙間、すなわちクリアランス部28として構成できるのである。
ところで、前述した吸収体7は、例えば尾栓17の後端側に取り付けられており、当該尾栓17はボディ2の後方開口からボディ2内に差し込まれて、前記吸収体7の長孔8に中継芯21が嵌り込み、吸収体7と中継芯21とが接触して接続するようになっており、また吸収体7は前記液状塗布材6が貯留される貯留部12内に配置されることとなるので、該吸収体7には絶えず液状塗布材6が含浸される状態となる。そして、この吸収体7は常時中継芯21に接触しているから、含浸した液状塗布材6を毛細管現象によって中継芯21側へ供給出来るようになっているのである。したがって、貯留部12内の液状塗布材6の量が少なくなり、塗布具1を平行にして使用するような状態が長くなって、貯留部12の液状塗布材6が前記貯留部材12に露出してある中継芯21に届かなくなった場合でも、あらかじめ液状塗布材6を含浸した吸収体7から液状塗布材6が供給出来、もって塗布用ブラシ10において液切れ状態を引き起こすことがないのである。その意味からすると前記吸収体7は液状塗布材6の予備タンクの役目を果たしていると言える。
ここで、本発明による塗布具の組み立てにつき説明すると、例えば、先端側に第2吸収体14が取り付けられ、この第2吸収体14の隣にプラグ11が嵌着されたシュノーケル23が被嵌された中継芯21がボディ2の後方から差し込まれる。次いで、吸収体7を取り付けた尾栓17をボディ2の後方から差し込んで、前記中継芯21を所定の位置に装着させると共に、中継芯21と吸収体7とを接触、接続させて尾栓17を装着する。尚、前記尾栓17を装着する前に、あらかじめ貯留部12には液状塗布材6を充填しておく必要がある。
さらに、ボディ2の先端側から、中継芯21の先端側にノーズピース9が装着された塗布用ブラシ10を連結させる。そして、ボディ2の先端側にインナーキャップ4およびキャップ3を取り付け、これにより塗布具1の組み立てが完了する。
図2、図3は本発明の他の実施例を示すものであり、吸収体7の長さ、大きさを変更した構成の例である。このように吸収体7の大きさや長さは自在に変更することが出来、もってこれにより液状塗布材6の粘度や材質に違いがあっても、何ら問題なく前記吸収体7が液状塗布材6の予備タンクの機能を果たすことが出来るものとなる。
ところでプラグ11の孔も多角形状にして隙間を設ければ、その隙間が空気の動入路となって、中継芯21への液状塗布材の含浸をスムーズにすることが出来る。
また、第2吸収体14の存在により、中継芯21への液状塗布材6の含浸量を調整出来、もってこれにより液漏れや液切れを防止することが出来る。
1 塗布具
2 ボディ
3 キャップ
4 インナーキャップ
5 塗布部材
6 液状塗布材
7 吸収体
8 長孔
9 ノーズピース
10 塗布用ブラシ
11 プラグ
12 貯留部
14 第2吸収体
17 尾栓
20 開口
21 中継芯
22 塗布部材の後端部
23 シュノーケル
25 貫通空間
25−1 シュノーケルの後端側における貫通空間
25−2 シュノーケルの中間位置から先端側に位置する貫通空間
26 膨出筒体
27 係止突部
28 クリアランス部

Claims (6)

  1. 略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
    前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
    シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
    シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
    前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
    前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
    前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
    ことを特徴とする塗布具。
  2. 略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
    前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
    シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
    シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
    前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
    前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
    前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間では隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
    前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
    ことを特徴とする塗布具。
  3. 略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
    前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
    シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
    シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
    前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
    前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
    前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
    シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間の径は、塗布部材の径より大きく形成されて、シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間には空気が流入できる隙間が構成され、
    前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
    ことを特徴とする塗布具。
  4. 略円筒状をなすボディと、該ボディ内に収納され、ボディの長手方向一端から描画可能に構成された先端部を有する芯状をなす塗布部材と、前記ボディ内に設けられ、前記塗布部材に含浸する液状塗布材を貯留する貯留部と、前記ボディ内に収納された前記塗布部材後端側につき、貯留部側へ露出させて前記液状塗布材を塗布部材に含浸可能な構成とし、かつ前記塗布部材後端部を保持すると共に、液状塗布材を含浸出来るよう前記貯留部内に取り付けられた吸収体に接触状態としてなり、
    前記塗布部材は、略筒状に形成され、内部の軸方向に貫通する貫通空間を有するシュノーケルの前記貫通空間を挿通し、該塗布部材の後端はシュノーケルより露出し、露出した後端部は、前記吸収体に設けられた長孔に嵌り込んで保持され、
    シュノーケルの外周面とボディの内周面との間の空間は、液状塗布材の貯留部として構成され、
    シュノーケルの先端側は、前記貫通空間より大きな孔を有した膨出筒体として構成され、該膨出筒体内にはプラグが嵌り込み、
    前記プラグの端面には、第2吸収体の一方側端面が接し、第2吸収体の他方側端面はボディの係止突部に係止してボディ内に装着され、
    前記塗布部材は、前記第2吸収体、プラグ及びシュノーケルを嵌挿してなり、
    前記シュノーケルの後端側における貫通空間は、多角形状をなす貫通空間として構成され、塗布部材の外周面と前記貫通空間との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
    シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間の径は、塗布部材の径より大きく形成されて、シュノーケルの中間部から先端側に位置する貫通空間には空気が流入できる隙間が構成され、
    前記プラグに設けられた孔は、多角形状をなす孔として構成され、該孔を貫挿する塗布部材の外周面と前記孔との間には隙間が生じ、該隙間から空気が導入できるよう構成され、
    前記吸収体は、前記液状塗布材の粘性や材質に応じて前記含浸量が調節できるよう長さや大きさが変更できる、
    ことを特徴とする塗布具。
  5. 前記芯状をなす塗布部材は、繊維部材で構成され、前記液状塗布材が毛細管現象により含浸できるよう構成された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の塗布具。
  6. 前記塗布部材は、長尺の中継芯と該中継芯の先端に接続された塗布用ブラシとを有して構成された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の塗布具。
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