JP2011218396A - 圧延制御方法および圧延制御装置 - Google Patents

圧延制御方法および圧延制御装置 Download PDF

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【課題】リール偏心による被圧延材の板速度変動を吸収し、出側板厚に与える影響を最小とする。
【解決手段】圧延機および該圧延機の入側または出側の少なくとも一方に被圧延材を巻き出しまたは巻き取るテンションリールを備えた圧延機の制御装置において、前記圧延機とテンションリール間にある被圧延材に押圧力を印加するリール偏心除去ロール21を備え、前記リール偏心除去ロールに印加する押圧力を、リール偏心除去ロールの基準位置との偏差と前記テンションリールに設定された張力設定値をもとに調整して、前記テンションリールに巻回された被圧延材の偏心に伴って発生する前記被圧延材の巻き出しまたは巻き取り速度の変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧延制御技術に係り、特に、半径が不均一に巻回された被圧延材を巻きだしあるいは巻き取りを行う場合における制御技術に関する。
圧延機においては、板状の被圧延材を円筒形のコイル状に巻いて保管し、あるいは運搬している。このコイル状に巻かれた被圧延材を圧延機で圧延する場合、被圧延材を巻き出して圧延機により圧延して板厚を薄くし、再度被圧延材を巻き取ってコイル状に巻くことを行なう。これを行なう装置として、テンションリールと呼ばれる機械装置が通常用いられる。
被圧延材をコイル状に巻く際、被圧延材をテンションリールの円筒状の機械装置(リール本体)に巻きつけて巻き取るが、被圧延材の先端部の上に一周した被圧延材が乗るため、被圧延材をコイル状に巻いた場合、先端部に板厚分の段差が発生する。テンションリールの円筒状の機械装置(リール本体)は半径が300mm程度であり、被圧延材の板圧が3mm程度であった場合、1%のコイル半径の変動となる。
また、テンションリール本体ヘの被圧延材の巻きつけ方法として、円筒状の部分に板幅方向に溝を切ってそこに被圧延材の先端部を挿入して巻き取る方法が用いられており、その場合、板幅方向の溝の形状にもよるが、巻き取られた被圧延材コイルには半径変動が発生する。
被圧延材の巻き取りまたは巻き出しはテンションリールの円筒部分を回転させることで行なうため、コイルの半径方向寸法が変動すると、被圧延材の巻き取りおよび巻き出し速度が半径変動分だけ変動することになる。
圧延機においては、マスフローー定則と呼ばれる、「圧延機入側被圧延材速度×圧延機入側板厚=圧延機出側被圧延材速度×圧延機出側板厚」という法則が成立する。これによると、入側板厚が一定でも入側被圧延材速度がリール半径変動により変動すると圧延機出側板厚も変動することとなり、被圧延材の製品精度が悪化する。
そのため、従来よりコイルの半径変動(テンションリールの半径寸法の変動であることからリール偏心と呼ぶ)を抑制するためのリール偏心制御が行なわれている。リール偏心制御の方法としては、圧延機出側板厚変動または、圧延機入側出側の張力変動からリールの半径変動に起因する速度変動を予測し、圧延機のロールギャップを変化させて出側板厚変動を抑制する方法、あるいはテンションリールを駆動する電動機の電流を操作して被圧延材速度を変化させ張力変動と出側板厚変動を抑制する方法が行なわれている(特許文献1,2)。
圧延機のロールギャップを変化させる方法では、張力変動が増大する問題があり、また出側板厚の抑制効果も張力変動のため小さいという問題があった。また、テンションリールを駆動する電動機の電流を変化させる方法は、リールの半径変動が局在化(角度にして10〜30度位)に限定されるため、大きな加減速電流を流さないと板厚変動を抑制できず実用的でないという問題があった。
特開平10−277618号公報 特開2000−84615号公報
圧延機のリール偏心による板圧変動を除去する制御方法としては、前述したようにロールギャップを操作する方法、およびテンションリールを駆動する電動機の電流を操作する方法がある。
圧延機のロールギャップを変化させる方法では、圧延現象として張力変動が増大するため、操業の安定性に問題がある。また出側板厚の抑制効果も張力変動のため小さいという問題がある。
また、テンションリールを駆動する電動機の電流を変化させる方法は、リールの半径変動が局在化(角度にして10〜30度位)に限定されるため、大きな加減速電流を流さないと板厚変動を抑制できず実用的でないという問題がある。
リール偏心に起因する被圧延材の板速度変動は、リール回転速度を変化させて抑制する必要があるが、テンションリールは大きな慣性モーメントを持ち、電動機の駆動電流変化からリール速度変動までには時間遅れが存在するため板速度変動を抑制することは困難である。また、発生した被圧延材の板速度変動は、マスフロー一定則から出側板厚変動となり、これを抑制するのは困難である。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、リール偏心による被圧延材の板速度変動を効果的に吸収し、出側板厚に与える影響を最小とすることのできる圧延制御技術を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
圧延機および該圧延機の入側または出側の少なくとも一方に被圧延材を巻き出しまたは巻き取るテンションリールを備えた圧延機の制御装置において、前記圧延機とテンションリール間にある被圧延材に押圧力を印加するリール偏心除去ロールを備え、前記リール偏心除去ロールに印加する押圧力を、リール偏心除去ロールの基準位置との偏差と前記テンションリールに設定された張力設定値をもとに調整して、前記テンションリールに巻回された被圧延材の偏心に伴って発生する前記被圧延材の巻き出しまたは巻き取り速度の変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制する。
本発明は、以上の構成を備えるため、リール偏心による被圧延材の板速度変動を効果的に吸収し、出側板厚に与える影響を最小とすることができる。
リール偏心抑制制御装置を説明する図である。 本発明の適用対象であるシングルスタンド圧延機を説明する図である。 テンションリールに被圧延材を巻きつける方法を説明する図である。 リール偏心による被圧延材速度変動を説明する図である。 テンションリール〜圧延機間の被圧延材長さの変動を説明する図である。 リール偏心による張力変動抑制動作を説明する図である。 リール偏心除去制御装置の詳細を示す図である。 押付圧調整装置の詳細を説明する図である。 タンデム圧延機における圧延スタンド間にロール偏心除去装置を配置した例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図2は本発明の適用対象であるシングルスタンド圧延機を説明する図である。
シングルスタンド圧延機は、圧延機1の圧延方向に対して入側に入側TR(テンションリールをTRと略記する)2、出側に出側TR3を備える。圧延に際しては、入側TR2から巻き出された被圧延材を圧延機1で圧延した後、出側TR3で巻き取る。圧延機1には、ロールギャップを変更して被圧延材の板厚を制御するためのロールギャップ制御装置7および圧延機1の速度を制御するためのミル速度制御装置4が設置される。
入側TR2および出側TR3は電動機により駆動されるが、前記電動機と電動機を駆動するための装置として、入側TR制御装置5および出側TR制御装置6が設置される。
圧延時は、圧延速度設定装置10からの速度指令がミル速度制御装置4に対して出力され、ミル速度制御装置4は、圧延機1の速度を一定とするような制御を実施する。
圧延機1の入側、出側では、被圧延材に張力をかけることにより圧延を安定かつ効率的に実施する。そのために必要な張力を計算するのが入側張力設定装置11および出側張力設定装置12である。
入側張力設定装置11が計算した入側張力設定値、および該入側張力設定値と入側張力計8の計測値との差分を入力とする入側張力制御部13の出力は、入側張力電流変換装置15を介して入側TR制御装置5に与えられ、入側TR制御装置5は与えられた電流となるように電動機電流を制御し被圧延材に所定の張力を与える。
また、出側張力設定装置12が計算した出側張力設定値、および該出側張力設定値と出側張力計9の計測値との差分を入力とする出側張力制御部14の出力は、出側張力電流変換装置16を介して出側TR制御装置6に与えられ、出側TR制御装置6は与えられた電流となるように電動機電流を制御し被圧延材に所定の張力を与える。
張力電流変換装置15、16は、TRの機械系を含むTR制御装置を表す制御モデルに基き前記張力設定値が得られるような電流設定値(電動機トルク設定値)を演算する。なお、前記制御モデルには誤差を含むため、圧延機1の入側および出側に設置された入側張力計8および出側張力計9で測定された実績張力を用いて、入側張力制御13および出側張力制御14により張力設定値に補正を加えて、張力電流変換装置15、16に与え、入側TR制御装置5および出側TR制御装置6に設定する電流値を補正する。
なお、被圧延材の板厚は製品品質上重要であるため、板厚制御が実施される。板厚制御は、圧延機1の出側の板厚を出側板厚計17により検出し、検出した板厚をもとに出側板厚制御装置18はロールギャップ制御装置7を介して圧延機1のロールギャップを操作して行う
以上説明したように、シングルスタンド圧延機においては、巻取および巻出に用いられるTRによる張力制御は、電動機が発生するトルクを一定とするトルク一定制御により行われる。すなわち、張力計で検出した実績張力を用いて電動機電流指令を補正することで被圧延材にかかる張力を一定とする制御が行われている。電動機トルクは、電動機電流により得られるので、トルク一定制御に代えて電流一定制御とする場合も有る。
図3は、TRに被圧延材を巻きつける方法を説明する図である。図3(a)、図3(b)に示すように2通りの方法がある。
図3(a)は、TRの円筒部分に被圧延材をそのまま巻き付ける例を示す図である。この場合は、A点からB点までの間で被圧延材が1枚分増加する。このため、この部分がリール半径が変化する部分となる。図3(b)は、TRの板幅方向に被圧延材の先端噛込用溝を機械的に設置した例を示す図である。この場合は、図に示すように被圧延材の先端部を先端噛込用溝に入れてからリールを回転させて被圧延材を巻き取る。このため、リール半径がC点からD点の間で変化する。
図3(a)、(b)いずれの巻きつけ方法を用いても、リール半径が変化するため、リールを回転速度一定で回転させる場合、被圧延材の速度が変動する。
また、いずれの巻き付け方をした場合でも、被圧延材の板厚や先端部の状態によってリール半径の変動量が変化する事がわかる。従って、幾何学的にリール半径変動を求め、リール回転速度を変更することにより、リール偏心抑制制御を実施するのは困難である。
図4は、リール偏心による被圧延材速度変動を説明する図である。ここでは、理想的な状態として図4に示すようにリールの角度βの範囲でリール半径が変化し、リール周速度(円周方向の速度)が三角形状に変化すると仮定する。
図5は、テンションリール〜圧延機間の被圧延材長さの変動を説明する図である。圧延機入側を考えると、図5に示すように、リールから圧延機までの板長さ(E点からF点までの被圧延材の長さ)は、図5(c)のように変化する。
テンションリール〜圧延機間の板長さが変化すると、テンションリール〜圧延機間の張力が変化する。張力が変動すると、トルク一定制御を実施してる入側TRがそれに応じて速度を変化させて、張力変動を抑制し、リール〜圧延機間板長さを元の長さに戻す。このためリール速度も変動し、マスフロー一定則にしたがって圧延機出側板厚も変動する。
図6は、リール偏心による張力変動抑制動作を説明する図である。図6(a)に示すように、入側リールと圧延機間の被圧延材に、油圧シリンダ22により押圧力を印加するリール偏心除去ロール21を設置する。
油圧シリンダ22に設定する押圧力は、入側張力設定に応じて変化させる。リール半径が変動しない場合は、シリンダ位置は一定位置となる。リール偏心により、リール半径が変化した場合、リール〜圧延機間板長さが変化し入側張力変動となって現れる。リール偏心除去ロール21は、一定圧力で被圧延材に押付けられているため、入側張力が変動した場合、それに応じて位置が変化する。リール偏心によりリール径が大となる方向に変化した場合、入側張力は緩むため、リール偏心除去ロール21は被圧延材を押し込む方向に移動し、リール〜圧延機間板長さを大きくすることによって、圧延機入側張力変動を抑制し、また出側板厚変動も抑制する。
リール半径変動が無い部分までリールが回転したら、リール偏心除去ロール21の押付圧を変化させ、入側張力を小さくする方向に位置を移動させる。このとき入側張力変動分は入側TRのトルクー定制御にて抑制する。また、入側TRが制御可能であるか、または出側板厚変動が許容できるレートでリール偏心除去ロール21の位置を変化させるように押付圧を変更する。
つまり、図6(d)に示すように、リール偏心によるリール半径変動が大きい部分であるグリップマーク位置の近傍においてはリール偏心除去ロール位置を大きく動作させて入側張力変動および出側板厚変動を抑制し、その後は変化させた位置を徐々に元の位置までもどすことで、入側TRのトルク一定制御によるリール速度変化を発生させ入側張力および出側板厚変動を抑制する。
図1はリール偏心抑制制御装置を説明する図である。図1に示すように、圧延機1と入側TR2の間に、リール偏心除去ロール21およびその押付圧を調整するための油圧シリンダ22を備える。また、油圧源23および油圧源から油圧シリンダ22に供給する油圧を調整するための圧力調整弁24を備える。また、センサとしては、入側張力計25を備え、張力実績36を取り込む。圧延スケジュール設定装置35は、被圧延材の製品情報に基づき、圧延機入側の張力設定34を出力する。
リール偏心制御装置31は、与えられた張力設定34より、リール偏心除去ロール21の位置実績37を用いて、入側TR制御装置5に対する張力設定−1および押付圧調整装置30に対する張力設定−2を設定する。
図7はリール偏心除去制御装置31の詳細を示す図である。図7に示すように張力設定値34をそのまま入側TR制御装置2に対する第1の張力設定値32として出力する。
また、リール偏心除去ロールの位置実績37と基準位置との偏差をリミッタにより制限し制限した値に対して変換ゲインG(位置を張力に変換)を積算した値と、前記張力設定値34の和を第2の張力設定33とする。
図8は、押付圧調整装置30の詳細を説明する図である。図8に示すように、リール偏心除去制御装置31からの第2の張力設定値と張力実績36の偏差に積分ゲインを乗算した値と、前記第2の張力設定値33の和に対して変換ゲイン(張力を圧力に変換)積算して、圧力調整弁24に対する圧力指令を作成する。なお、入側TR制御装置5は、リール偏心除去制御装置31からの第1の張力設定値を張力−電流変換装置15により電流指令に変換した電流指令を受け取り、電流一定制御を実施する。
なお、リール偏心除去ロール21は、被圧延材の張力実績に応じてその位置が変わるため、厳密には圧力指令を位置実績に応じて補正する必要がある。しかしながら、リール径が圧延状態に応じて変化(被圧延材を巻き取り、巻き出しするため、リール径がリール1回転毎に変化する。)するため幾何学的に考えて補正するのは困難であるため、本件発明では、張力実績を用いて、張力実績が設定張力と一致するよう積分制御を行なうことで補正を実施する。
なお、以上の例では、圧延機入側のテンションリールのリール偏心による入側張力および出側板厚への影響を除去する方法について説明したが、圧延機出側のテンションリールのリール偏心による出側張力および出側板厚への影響についても同様の方法で除去することが可能である。
また、以上の例では、シングルスタンド圧延機の入側および出側のテンションリールのリール偏心による影響を除去する方法について述べたが、同様にタンデム圧延機の入側および出側にテンションリールが設置されている場合においても適用できる。
図9は、タンデム圧延機における圧延スタンド間にロール偏心除去装置を配置した例を示す図である。図9に示すように、#i圧延スタンドと#i+1圧延スタンドの間に、ロール偏心除去ロール21’およびその押付圧を調整するための油圧シリンダ22’を備える。また、センサとしては、入側張力計25’を備え、張力実績36’を取り込む。ロール偏心制御装置31’は、与えられた張力設定をもとに、リール偏心除去ロール21の位置実績37を用いて、#i圧延スタンドに対する張力設定−1および押付圧調整装置30’に対する張力設定−2を設定する。
このように、タンデム圧延機の圧延スタンド間にリール偏心除去装置と同様な構成を備えることにより、タンデム圧延機における圧延スタンドのロール偏心の影響を除去することができる。
1 圧延機
2 入側TR(テンションリール)
3 出側TR(テンションリール)
4 ミル速度制御装置
5 入側TR制御装置
6 出側TR制御装置
7 ロールギャップ制御装置
8 入力張力計
9 出側張力計
10 圧延速度設定装置
11 入側張力設定装置
12 出側張力設定装置
13 入側張力制御部
14 出側張力制御部
15 入側張力−電流変換装置
16 出側張力−電流変換装置
17 出側板圧計
18 出側板厚制御装置
21 リール偏心除去ロール
22 油圧シリンダ
23 油圧源
24 圧力調整弁
25 入側張力計
26 位置検出器
30 押し付け圧調整装置
31 リール偏心除去装置
35 圧延スケジュール設定装置

Claims (8)

  1. 圧延機および該圧延機の入側または出側の少なくとも一方に被圧延材を巻き出しまたは巻き取るテンションリールを備えた圧延機の制御装置において、
    前記圧延機とテンションリール間にある被圧延材に押圧力を印加するリール偏心除去ロールを備え、
    前記リール偏心除去ロールに印加する押圧力を、リール偏心除去ロールの基準位置との偏差と前記テンションリールに設定された張力設定値をもとに調整して、前記テンションリールに巻回された被圧延材の偏心に伴って発生する前記被圧延材の巻き出しまたは巻き取り速度の変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制することを特徴とする圧延機の制御装置。
  2. 請求項1記載の圧延機の制御装置において、
    圧延機の入側および出側に設けたテンションリールに対する張力目標値と前記リール偏心除去ロールに対する張力目標値は互に異なることを特徴とする圧延機の制御装置。
  3. 請求項1記載の圧延機の制御装置において、
    前記圧延機はシングルスタンド圧延機であることを特徴とする圧延機の制御装置。
  4. 複数の圧延スタンドにより構成されるタンデム圧延機および圧延機の入側または出側の少なくとも一方に被圧延材を巻き出しまたは巻き取るテンションリールを備えた圧延機の制御装置において、
    前記タンデム圧延機とテンションリール間にある被圧延材に押圧力を印加するリール偏心除去ロールを備え、
    前記リール偏心除去ロールに印加する押圧力を、リール偏心除去ロールの基準位置との偏差と前記テンションリールに設定された張力設定値をもとに調整して、前記テンションリールに巻回された被圧延材の偏心に伴って発生する前記被圧延材の巻き出しまたは巻き取り速度の変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制することを特徴とする圧延機の制御装置。
  5. 請求項4記載の圧延機の制御装置において、
    隣接する圧延スタンド間に該スタンド間の板長さを調節するロールを備え、該ロールに印加する押圧力を調整して、前記被圧延材の板速度変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制することを特徴とする圧延機の制御装置。
  6. 圧延機および該圧延機の入側または出側の少なくとも一方に被圧延材を巻き出しまたは巻き取るテンションリールを備えた圧延機の制御方法において、
    前記圧延機とテンションリール間にある被圧延材に押圧力を印加するリール偏心除去ロールに印加する押圧力を、リール偏心除去ロールの基準位置との偏差と前記テンションリールに設定された張力設定値をもとに調整して、前記テンションロールに巻回された被圧延材の偏心に伴って発生する前記被圧延材の巻き出しまたは巻き取り速度の変動に伴う前記被圧延材への張力変動を抑制することを特徴とする圧延機の制御方法。
  7. 請求項6記載の圧延機の制御装置において、
    圧延機の入側および出側に設けたテンションリールに対する張力目標値と前記リール偏心除去ロールに対する張力目標値は互に異なることを特徴とする圧延機の制御方法。
  8. 請求項6記載の圧延機の制御装置において、
    前記圧延機はシングルスタンド圧延機であることを特徴とする圧延機の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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