JP2011217553A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒に含まれる気泡が冷却ケース内に溜まりにくい電力変換装置を提供する。
【解決手段】
底壁20と、該底壁20の周縁部から上方に立設した側壁21と、該側壁21の上端に取り付けられた金属製の上壁板22とを有する冷却ケース2を備える。側壁21には、冷媒導入管4および冷媒導出管5が設けられている。上壁板22に、半導体モジュール3が配置されている。冷媒導入管4から冷媒10をケース内空間Sに導入し、冷媒導出管5から冷媒10を導出することにより、上壁板22に配置された半導体モジュール3を冷却している。冷媒導出管5の、ケース内空間Sに開口した端部である導出側開口端部50は、その上端縁51が、上壁板22の下面220よりも上方に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷媒を使って半導体モジュールを冷却する電力変換装置に関する。
例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、図10に示すごとく、電力変換回路を構成する半導体素子95を封止した半導体モジュール94と、該半導体モジュール94を冷却する冷媒96が流れる冷却ケース91とを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。この電力変換装置90では、冷却ケース91は上方に開口する開口部99を有し、該開口部99を塞ぐように金属製の上壁板97および半導体モジュール94が取り付けられている。
また、冷却ケース91には冷媒導入管92と冷媒導出管93が設けられている。冷媒導入管92から冷媒96を冷却ケース91内に導入し、冷媒導出管93から導出する。これにより、冷却ケース91内に冷媒96を流し、半導体モジュール94を冷却している。
特開2006−166604号公報
しかしながら、冷却ケース91には、気泡98が冷媒96と共に流入することがあり、従来の電力変換装置90には、この気泡98が冷却ケース91内に溜まりやすいという問題があった。すなわち、従来の電力変換装置90は、冷媒96の導入口920および導出口930よりも上方に上壁板97が存在するため、導入口920から冷媒96と共に冷却ケース91内に入った気泡98が浮き上がり、上壁板97の下側に溜まってしまう。空気は水等の冷媒96よりも熱伝導率が低いため、気泡98が上壁板97の下側に溜まると、冷媒96と上壁板97との間の熱交換が起こりにくくなり、半導体モジュール94の冷却効率が低下しやすくなる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたもので、冷媒に含まれる気泡が冷却ケース内に溜まりにくい電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、底壁と、該底壁の周縁部から上方に立設した側壁と、該側壁の上端に取り付けられた金属製の上壁板とを備えた冷却ケースと、
電力変換回路を構成する半導体素子と、該半導体素子を封止した封止部とを有し、上記上壁板の上面に配置された半導体モジュールと、
上記側壁に設けられた冷媒導入管および冷媒導出管とを備え、
上記底壁と上記側壁と上記上壁板とに囲まれたケース内空間に上記冷媒導入管から冷媒を導入し、上記冷媒導出管から該冷媒を導出することにより、上記上壁板に配置された上記半導体モジュールを上記冷媒で冷却するよう構成されており、
上記冷媒導出管の、上記ケース内空間に開口した端部である導出側開口端部は、その上端縁が、上記上壁板の下面よりも上方に位置していることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。本発明では、上記導出側開口端部の上端縁が、上壁板の下面よりも上方に位置している。
このようにすると、冷却ケース内に気泡が溜まりにくくなる。すなわち、冷媒導入管から冷却ケース内に導入した冷媒に気泡が含まれていた場合、気泡は冷媒よりも軽いため浮き上がって上壁板の下面に接触する。そして、冷媒の流れに伴って、気泡は上壁板の下面に沿って下流に移動し、導出側開口端部付近に達する。本発明では、導出側開口端部の上端縁が上壁板の下面よりも上方に位置しているため、気泡はそのまま浮き上がりながら冷媒導出管に入ることができる。
ここで仮に、導出側開口端部の上端縁が上壁板の下面よりも下方に位置していたとすると、気泡は下方に移動できないため、容易に気泡を排出できなくなる。そのため、上壁板の下面に気泡が溜まりやすくなる。これに対して本発明では、導出側開口端部の上端縁が上壁板の下面よりも上方に位置しているため、気泡は冷媒導出管に容易に入ることができる。そのため、冷却ケース内に気泡が溜まりにくくなる。これにより、半導体モジュールの冷却効率の低下を抑制できる。
以上のごとく、本発明によれば、冷媒に含まれる気泡が冷却ケース内に溜まりにくい電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、冷却ケースの分解斜視図。 図1のA−A断面図であって、半導体モジュールおよび冷却フィンと共に描いたもの。 図1のB−B断面図であって、半導体モジュールおよび冷却フィンと共に描いたもの。 実施例1における、電力変換装置の分解断面図。 実施例2における、冷却ケースの分解斜視図。 図5のC−C断面図であって、半導体モジュールおよび冷却フィンと共に描いたもの。 実施例3における、電力変換装置の断面図。 図7のD−D断面図。 実施例4における、電力変換装置の断面図。 従来例における、電力変換装置の断面図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記上壁板の上記下面に、上方に凹んだエア逃がし溝が形成されていることが好ましい(請求項2)。
このようにすると、冷媒に含まれる気泡が冷却ケース内に溜まりにくいという本発明の作用効果を効果的に発揮できる。すなわち、冷却フィンの周囲に上記エア逃がし溝を形成することにより、冷媒導入管から冷媒と共にケース内に入った気泡を、エア逃がし溝へ導くことが可能となる。そのため、例えば冷却フィンが存在する場合、冷却フィンと上壁板との隙間に気泡が付着しにくくなり、半導体モジュールの冷却効率が低下することを抑制できる。また、エア逃がし溝に入った気泡は、冷媒の流れに伴って下流に移動するため、冷媒導出管から容易にケース外へ排出することができる。
また、上記封止部が上記上壁板と密着することにより、上記半導体モジュールと上記上壁板とが一体に構成されていることが好ましい(請求項3)。
このようにすると、半導体モジュールと上壁板とを一体にできるため、部品点数を減らすことができ、電力変換装置の製造コストを削減することが可能になる。
また、上記冷媒導入管の、上記ケース内空間に開口した端部である導入側開口端部は、その上端縁が、上記上壁板の下面よりも上方に位置していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、冷媒導入管から導入される冷媒に気泡が含まれていたとしても、導入側開口端部の上端縁よりも下方に上壁板の下面が位置しているため、気泡がケース内空間に入りにくくなる。これにより、冷却ケース内に気泡が溜まることを防止しやすくなる。
また、上記冷媒導入管を取り付けた上記側壁の上端部に、上記ケース内空間へ気泡が流入することを防止するエア流入防止部が設けられ、該エア流入防止部は、上記側壁の上端部から上記ケース内空間へ向かって斜め下方に延びるとともに、その下端が、上記冷媒導入管の、上記ケース内空間に開口した端部である導入側開口端部の上端縁よりも下方に位置していることが好ましい(請求項5)。
このようにすると、導入側開口端部とエア流入防止部の下端との間に気泡が溜まるため、エア流入防止部よりも下流側に気泡が進入することを防止できる。これにより、冷却ケース内に気泡が溜まることを一層、防止しやすくなる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1〜図4を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、冷却ケース2と、半導体モジュール3と、冷媒導入管4と、冷媒導出管5とを備える。
冷却ケース2は、底壁20と、該底壁20の周縁部から上方に立設した側壁21と、該側壁21の上端に取り付けられた金属製の上壁板22とを有する。側壁21には、冷媒導入管4および冷媒導出管5が設けられている。
また、図2、図3に示すごとく、半導体モジュール3は、電力変換回路を構成する半導体素子30と、該半導体素子30を封止した封止部31とを有し、上壁板22の上面221に配置されている。
図3に示すごとく、電力変換装置1は、底壁20と側壁21と上壁板22とに囲まれたケース内空間Sに冷媒導入管4から冷媒10を導入し、冷媒導出管5から冷媒10を導出することにより、上壁板22に配置された半導体モジュール3を冷媒10で冷却するよう構成されている。
そして、冷媒導出管5の、ケース内空間Sに開口した端部である導出側開口端部50は、その上端縁51が、上壁板22の下面220よりも上方に位置している。
以下、詳説する。
図1に示すごとく、底壁20は四辺形板状に形成されており、その周縁部から4個の側壁21が立設している。側壁21には、冷媒導入管4を設けた第1側壁21aと、冷媒導出管5を設けた第2側壁21bと、これら第1側壁21a,第2側壁21bよりも高さが低い第3側壁21cおよび第4側壁21dがある。この第3側壁21c、第4側壁21dの上端面210に上壁板22が載置されている。また、上壁板22にはボルト挿通孔222が形成され、第3側壁21c、第4側壁21dにはボルト12(図2参照)を螺合するための締結孔223が形成されている。ボルト挿通孔222にボルト12を挿通すると共に、締結孔223にボルト12を螺合することにより、上壁板22を第3側壁21c、第4側壁21dに固定している。上壁板22と第1側壁21aの間および、上壁板22と第2側壁21bの間には、冷媒10の漏洩を防止するためのシール部材11が取り付けられている。また、図3に示すごとく、第1側壁21aおよび第2側壁21bの上端面211と、上壁板22の上面221は略面一になっている。
図2に示すごとく、半導体モジュール3は、半導体素子30に接続された信号端子33、パワー端子34,35、金属製の放熱板32、絶縁部材37を備える。パワー端子34は、はんだ36aを介して半導体素子30に接続されている。また、パワー端子35は放熱板32及びはんだ36bを介して半導体素子30に接続されている。信号端子33は、図示しない制御回路基板に接続されている。制御回路基板が半導体素子30の動作制御を行うことにより、パワー端子34,35間に流れる電流の量やタイミングを制御している。
また、放熱板32はパワー端子35と接続しているが、放熱板32と上壁板22との間に絶縁部材37が介在するため、上壁板22はパワー端子35と絶縁されている。
図4に示すごとく、半導体モジュール3は、信号端子33、パワー端子34,35の一部を突出させた状態で、放熱板32、信号端子33、パワー端子34,35、絶縁部材37を封止部31によって封止してなる。そして、本例では、絶縁部材37の主面を上壁板22に面接触させると共に、封止部31を上壁板22に密着させることにより、半導体モジュール3と上壁板22とを一体化している。
また、上壁板22の下面220に、波型の冷却フィン6が取り付けられている。冷却フィン6の上端部60は、上壁板22の下面220に溶接されている。図3に示すごとく、冷却フィン6内に冷媒10が導入する側の端部6aが冷媒導入管4側を向き、冷媒10が冷却フィン6から導出する側の端部6bが冷媒導出管5側を向くように、冷却フィン6が冷却ケース2内に配置されている。
一方、図3に示すごとく、冷媒導入管4の、ケース内空間Sに開口した端部である導入側開口端部40は、その上端縁41が、上壁板22の下面220よりも上方に位置している。
本例の作用効果について説明する。図3に示すごとく、本例では、導出側開口端部50の上端縁51が、上壁板22の下面220よりも上方に位置している。
このようにすると、冷却ケース2内に気泡8が溜まりにくくなる。すなわち、冷媒導入管4から冷却ケース2内に導入した冷媒10に気泡8が含まれていた場合、気泡8は冷媒10よりも軽いため浮き上がって上壁板22の下面220に接触する。そして、冷媒10の流れに伴って、気泡8は上壁板22の下面220に沿って下流に移動し、導出側開口端部50付近に達する。本例では、導出側開口端部50の上端縁51が上壁板22の下面220よりも上方に位置しているため、気泡8はそのまま浮き上がりながら冷媒導出管5に入ることができる。
ここで仮に、図10に示すごとく、導出側開口端部930の上端縁931が上壁板97の下面970よりも下方に位置していたとすると、気泡98は下方に移動できないため、容易に気泡98を排出できなくなる。そのため、上壁板97の下面970に気泡98が溜まりやすくなる。これに対して本例では、図3に示すごとく、導出側開口端部50の上端縁51が上壁板22の下面220よりも上方に位置しているため、気泡8は冷媒導出管5に容易に入ることができる。そのため、冷却ケース2内に気泡8が溜まりにくくなる。これにより、半導体モジュール3の冷却効率の低下を抑制できる。
また、図3に示すごとく、冷媒導入管4の、ケース内空間Sに開口した端部である導入側開口端部40は、その上端縁41が、上壁板22の下面220よりも上方に位置している。
このようにすると、冷媒導入管4から導入される冷媒10に気泡8が含まれていたとしても、導入側開口端部40の上端縁41よりも下方に上壁板22の下面220が位置しているため、気泡8がケース内空間Sに入りにくくなる。これにより、冷却ケース2内に気泡8が溜まることを防止しやすくなる。
また、図4に示すごとく、本例では、封止部31が上壁板22に密着することにより、半導体モジュール3と上壁板22とが一体化している。
このようにすると、半導体モジュール3と上壁板22とを一体にできるため、部品点数を減らすことができ、電力変換装置1の製造コストを削減することが可能になる。
以上のごとく、本例によれば、冷媒10に含まれる気泡8が冷却ケース2内に溜まりにくい電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、冷却ケース2の形状を変更した例である。図5、図6に示すごとく、本例の電力変換装置1は、冷媒導入管4を取り付けた側壁21aの上端部に、ケース内空間Sへ気泡8が流入することを防止するエア流入防止部7が設けられている。このエア流入防止部7は、側壁21の上端部からケース内空間Sへ向かって斜め下方に延びるとともに、その下端70が、冷媒導入管4の、ケース内空間Sに開口した端部である導入側開口端部40の上端縁41よりも下方に位置している。
図5に示すごとく、エア流入防止部7は、側壁21aの長手方向Xの全体にわたって形成されている。また、図6に示すごとく、エア流入防止部7は、側壁21aの上端部からケース内空間Sへ向かって斜め下方に延びるテーパ部72と、該テーパ部72から側壁21bへ向かって延びる水平部73とを有する。この水平部73上に、上壁板22が載置されている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上記構成にすると、導入側開口端部40とエア流入防止部7の下端70との間に気泡8が溜まるため、エア流入防止部7よりも下流側に気泡8が進入することを防止できる。これにより、冷却ケース2内に気泡8が溜まることを一層、防止しやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、上壁板22の形状を変更した例である。図7に示すごとく、本例では、上壁板22の下面220に、上方に凹んだエア逃がし溝25が形成されている。
すなわち、図7に示すごとく、上壁板22は、下面220が下方に突出した中央部23と、該中央部23の周辺に形成された薄肉の周縁部24とからなり、中央部23と周縁部24と側壁21とに囲まれる隙間が、エア逃がし溝25になっている。
また、図7、図8に示すごとく、中央部23の下面220に冷却フィン6が接続されている。エア逃がし溝25は、中央部23の四辺を囲むように形成されている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。
上記構成にすると、冷媒10に含まれる気泡8が冷却ケース2内に溜まりにくいという本発明の作用効果を効果的に発揮できる。すなわち、エア逃がし溝25を形成することにより、図8に示すごとく、冷媒導入管4から冷媒10と共にケース内に入った気泡8を、エア逃がし溝25へ導くことが可能となる。そのため、冷却フィン6が存在する場合、冷却フィン6と上壁板22との隙間に気泡8が付着しにくくなり、半導体モジュール3の冷却効率が低下することを抑制できる。また、エア逃がし溝25に入った気泡8は、冷媒10の流れに伴って下流に移動するため、冷媒導出管5から容易にケース外へ排出することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例4)
本例は、冷却ケース2の構造を変更した例である。図9に示すごとく、本例では、冷却ケース2内に冷却フィン6を設けていない。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の場合には、冷却ケース2内に冷却フィン6が存在しないため、冷却フィン6と上壁板22との隙間に気泡8が付着して半導体モジュール3の冷却効率が低下する問題を解決できる。また、上壁板22の下面220に気泡8が接触した場合でも、下面220は凹凸がなく平坦であるため、冷媒10の流れに伴って気泡8が下流へ移動しやすい。そのため、気泡8をケース外へ容易に排出することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
1 電力変換装置
10 冷媒
20 底壁
21 側壁
22 上壁板
3 半導体モジュール
4 冷媒導入管
5 冷媒導出管
50 導出側開口端部
51 (導出側開口端部の)上端縁
S ケース内空間

Claims (5)

  1. 底壁と、該底壁の周縁部から上方に立設した側壁と、該側壁の上端に取り付けられた金属製の上壁板とを備えた冷却ケースと、
    電力変換回路を構成する半導体素子と、該半導体素子を封止した封止部とを有し、上記上壁板の上面に配置された半導体モジュールと、
    上記側壁に設けられた冷媒導入管および冷媒導出管とを備え、
    上記底壁と上記側壁と上記上壁板とに囲まれたケース内空間に上記冷媒導入管から冷媒を導入し、上記冷媒導出管から該冷媒を導出することにより、上記上壁板に配置された上記半導体モジュールを上記冷媒で冷却するよう構成されており、
    上記冷媒導出管の、上記ケース内空間に開口した端部である導出側開口端部は、その上端縁が、上記上壁板の下面よりも上方に位置していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、上記上壁板の上記下面に、上方に凹んだエア逃がし溝が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項2において、上記封止部が上記上壁板と密着することにより、上記半導体モジュールと上記上壁板とが一体に構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、上記冷媒導入管の、上記ケース内空間に開口した端部である導入側開口端部は、その上端縁が、上記上壁板の下面よりも上方に位置していることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、上記冷媒導入管を取り付けた上記側壁の上端部に、上記ケース内空間へ気泡が流入することを防止するエア流入防止部が設けられ、該エア流入防止部は、上記側壁の上端部から上記ケース内空間へ向かって斜め下方に延びるとともに、その下端が、上記冷媒導入管の、上記ケース内空間に開口した端部である導入側開口端部の上端縁よりも下方に位置していることを特徴とする電力変換装置。
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