JP2011214488A - 電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音の低減を図るとともにアース構造のコストの低減を図る電動圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】電動圧縮機101は、エンジン81の圧縮機取付台座82に取り付けられ、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体1と、圧縮機本体1に設けられ且つ取付穴3bを有する取付筒部3と、圧縮機取付台座82及び取付筒部3の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材11と、第一スペーサ部材11と一体に設けられて圧縮機取付台座82及び取付筒部3を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ金属膜111と、取付筒部3の取付穴3bを通って取付筒部3を圧縮機取付台座82に取り付け且つ樹脂から形成される取付締結具510とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動圧縮機に係り、特に車両に搭載される電動圧縮機に関する。
エンジン及び電動モータを併用して走行するハイブリッド車両では、エンジンによる駆動と電動モータによる駆動との比率を車両の走行状態に応じて変化させている。このようなハイブリッド車両において、空調装置を構成する冷凍サイクルを動作させる圧縮機として、エンジンから駆動力を得るものを使用すると、圧縮機はエンジンから所要の駆動力を常時得ることができない。このため、ハイブリッド車両では、車両に搭載されたバッテリ等から得られる電力を動力として駆動する電動圧縮機が使用される。そして、電動圧縮機は、車両のボディやエンジンに取り付けられる。
しかしながら、ハイブリッド車両は、アイドル運転時のアイドルストップ等のようにエンジンが停止された状態で電動モータのみにより運転されることがあり、このようなエンジン停止時に電動圧縮機が運転されると、電動圧縮機の運転に起因して、車内及び車外に不快な騒音が発生する。特に、電動圧縮機自体が発生する放射音よりも、電動圧縮機の振動がその取付部位を介してボディやエンジンを加振することにより発生する共振音が、不快な騒音の主因となる。このため、電動圧縮機からボディやエンジンに伝達する振動の緩和を図った圧縮機の取付構造が考案されている。
特許文献1には、圧縮機の取付部に形成された貫通穴にねじを挿入して、このねじをエンジンの被取付体のねじ穴にねじ込むことによって、圧縮機が被取付体に取り付けられる構造が記載されている。貫通穴は、挿入されるねじの径より大きな径を有しており、貫通穴には、ねじが挿入可能な円筒が設けられている。さらに、貫通穴と円筒との間には、防振ゴムが接着或いは圧入等によって設けられている。そして、取付部と被取体との間、及び、取付部とねじの頭部との間に、ストッパゴムを介在させ、ねじを、ストッパゴム及び貫通穴を通して取付部のねじ穴にねじ込むことにより、取付部が被取付体に固定される。
実開昭64−44815号公報
しかしながら、特許文献1の圧縮機として電動圧縮機を使用する場合、圧縮機から車両のボディ又はエンジンにアースをおとす必要があるが、圧縮機の取付部と被取付体との間にストッパゴムを介在させているため、圧縮機と被取付体とは電気的に遮断されている。このため、アース線を圧縮機に取り付け、このアース線をボディ又はエンジンに接続する必要がある。よって、特許文献1の圧縮機では、アース線を取り付けるために作業工数が増加し、コストが増加するという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、騒音の低減を図るとともにアース構造のコストの低減を図る電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る電動圧縮機は、車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、被取付部及び取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、第一スペーサ部材と一体に設けられて被取付部及び取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、取付部の取付穴を通って取付部を被取付部に取り付け且つ樹脂から形成される締結部材とを備える。
また、この発明に係る電動圧縮機は、車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、被取付部及び取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、第一スペーサ部材と一体に設けられて被取付部及び取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、取付部の取付穴を通って取付部を被取付部に取り付ける締結部材と、取付部及び締結部材の間に設けられ且つ樹脂から形成される第二スペーサ部材とを備えるものであってもよい。
上記の電動圧縮機において、第一スペーサ部材及び第二スペーサ部材は、取付部の取付穴と締結部材との間にはまり、取付部と締結部材とを離す係合部を有してもよい。
また、この発明に係る電動圧縮機は、車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、被取付部及び取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、第一スペーサ部材と一体に設けられて被取付部及び取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、取付部の取付穴を通って取付部を第一スペーサ部材に取り付ける第一締結部材と、第一スペーサ部材を被取付部に取り付ける第二締結部材とを備えるものであってもよい。
上記の電動圧縮機において、部材を形成する樹脂は、曲げ弾性率が100メガパスカル以上10000メガパスカル以下であってもよい。
この発明に係る電動圧縮機によれば、騒音の低減を図るとともにアース構造のコストの低減を図ることが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る電動圧縮機の構造を示す模式図である。 図1の第一スペーサ部材の構造を示す断面側面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機の構造を示す模式図である。 図3の第一スペーサ部材の構造を示す断面側面図である。 この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機の構造を示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1及び2を用いて、この発明の実施の形態1に係る電動圧縮機101の構成を説明する。なお、本実施の形態において、電動圧縮機101は、車両に搭載された内燃機関であるエンジン81に取り付けられるものとする。
まず、図1を参照すると、電動圧縮機101は、略円筒状をしたハウジング2と、ハウジング2の内部の図示しない流体圧縮機構4とを有する圧縮機本体1を備えている。ハウジング2は、例えば、アルミニウム合金等の金属から形成されている。さらに、流体圧縮機構4は、電力を動力として動作して外部から冷媒等の流体を吸入し、吸入した流体を圧縮した後に外部に吐出する。
また、電動圧縮機101は、ハウジング2の外周面2aの両側に、略円筒状をした取付筒部3を備えており、取付筒部3は、ハウジング2と同じ材料によりハウジング2と一体に形成されている。さらに、取付筒部3は、その円筒軸の方向に沿って取付筒部3を貫通する取付穴3bを有し、取付穴3bの軸方向がハウジング2の円筒軸の方向に対して垂直になるように設けられている。ここで、取付筒部3は、取付部を構成している。
ここで、説明の便宜上、紙面上で下から上に向かう方向を上方向A、紙面上で上から下に向かう方向を下方向B、紙面上で右から左に向かう方向を左方向C、紙面上で左から右に向かう方向を右方向Dとする。
また、電動圧縮機101は、取付筒部3における左方向C側の端部3cに、円筒状をした樹脂製の第一スペーサ部材11を有している。
第一スペーサ部材11は、振動の減衰特性が大きい、すなわち制振性があり、剛性を有する樹脂から形成されている。このような第一スペーサ部材11を形成する樹脂には、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の材料が使用される。さらに、第一スペーサ部材11を形成する樹脂には、例えば、PP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート、すなわちPBT樹脂)、PVC(塩化ビニル樹脂、すなわちポリ塩化ビニル)、PUR(ポリウレタン)、PTFE(フッ素樹脂)、PF(フェノール樹脂)、PC(ポリカーボネート)、PA(ポリアミド、すなわちナイロン)、ABS(ABS樹脂)、炭素樹脂及びこれらの混合物等を使用することができる。また、第一スペーサ部材11を形成する樹脂は、繊維強化プラスチック(FRP)であってもよい。
さらに、第一スペーサ部材11を形成する樹脂は、振動の減衰特性を示す損失係数が、取付筒部3を形成する金属より大きくなっており、例えば、0.01〜1であることが好ましい。なお、例えば、取付筒部3を形成する金属の例として挙げたアルミニウム合金の損失係数は、0.0001である。
また、図2を参照すると、第一スペーサ部材11の詳細な構成が示されている。
第一スペーサ部材11は、左方向Cから右方向Dに貫通する貫通穴11bを有している。さらに、第一スペーサ部材11は、左方向C側の端部11c、円筒面状の外周面11a、及び右方向D側の端部11dの上に、シート状の金属膜111を有している。金属膜111は、金属材料を使用して形成されて導電性を有している。さらに、金属膜111は、第一スペーサ部材11の端部11c上を覆う第一端部位111c、外周面11a上を覆う外周部位111a、及び端部11d上を覆う第二端部位111dを、連続させて形成されている。なお、金属膜111は、可撓性及び低い剛性を有するように、0.1〜0.5mm程度の厚さtで形成されることが好ましい。また、金属膜111は、インサート成形等の樹脂成形方法を使用して、第一スペーサ部材11と一体に設けられている。
ここで、金属膜111は、導電部材を構成している。
一方、図1を参照すると、図示しない車両に搭載され且つ電動圧縮機101が取り付けられるエンジン81には、円柱状をした圧縮機取付台座82が形成されている。さらに、圧縮機取付台座82端部の取付面82aには、内側に雌ねじを有する取付用ねじ穴82bが形成されている。
ここで、圧縮機取付台座82は、被取付部を構成している。
よって、電動圧縮機101は、取付筒部3を圧縮機取付台座82に固定することによって、エンジン81に取り付けられる。
取付筒部3を圧縮機取付台座82に固定する際、取付筒部3の端部3cと圧縮機取付台座82の取付面82aとの間に第一スペーサ部材11を介在させ、軸部510aに雄ねじ510a1を有するねじ等の取付締結具510を、取付筒部3の取付穴3b及び第一スペーサ部材11の貫通穴11bに挿入する。さらに、取付締結具510の雄ねじ510a1を、圧縮機取付台座82の取付用ねじ穴82bの雌ねじに螺合させ、取付締結具510により取付筒部3及び第一スペーサ部材11を圧縮機取付台座82に締め付ける。これによって、取付筒部3が圧縮機取付台座82に固定される。なお、取付締結具510は、樹脂から形成されており、上述した第一スペーサ部材11を形成可能な樹脂を使用して形成される。
ここで、取付締結具510は、締結部材を構成している。
図2を合わせて参照すると、取付筒部3を圧縮機取付台座82に固定した状態では、取付筒部3の右方向D側の端部3dが取付締結具510の締結頭部510bに当接し、取付筒部3の端部3cが、金属膜111の第二端部位111dを間に挟んで第一スペーサ部材11の端部11dに当接している。さらに、第一スペーサ部材11の端部11cが、金属膜111の第一端部位111cを間に挟んで圧縮機取付台座82の取付面82aに当接している。このとき、取付筒部3及び第一スペーサ部材11が、取付締結具510の締め付けによる圧縮力を支持している。
さらに、取付筒部3は、金属膜111の第二端部位111d、外周部位111a及び第一端部位111cを介して、圧縮機取付台座82すなわちエンジン81と電気的に接続されている。
次に、図1及び2を用いて、この発明の実施の形態に係る電動圧縮機101の動作を説明する。
図1を参照すると、電動圧縮機101が起動されると、ハウジング2の内部の図示しない流体圧縮機構4が稼動され、流体圧縮機構4の稼動によりハウジング2が振動する。
さらに、図2を合わせて参照すると、ハウジング2の振動は、その一部が、取付筒部3から取付締結具510に伝達して、振動の減衰特性が大きい取付締結具510の内部で減衰し、その他の振動は、金属膜111に伝達する。そして、金属膜111は、厚さtが小さく剛性が低いため、金属膜111に伝達した振動は、金属膜111を通過して第一スペーサ部材11に伝達する。第一スペーサ部材11に伝達した振動は、振動の減衰特性が大きい第一スペーサ部材11の内部で減衰する。このため、ハウジング2の振動は、圧縮機取付台座82に伝達し難くなり、それにより、エンジン81、さらには、エンジン81を介して図示しない車両のボディにも伝達し難くなる。
また、第一スペーサ部材11及び取付締結具510は、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の樹脂材料から形成されていているため、ハウジング2及び取付筒部3の振動により第一スペーサ部材11及び取付締結具510が変形して、ハウジング2が変位することがない。これにより、ハウジング2の振動の振幅の増大が抑制されている。
また、図2を参照すると、圧縮機本体1の内部からハウジング2に電荷が発生した場合、発生した電荷は、取付筒部3から金属膜111に流れる。金属膜111に流れた電荷は、金属膜111内を通過して圧縮機取付台座82、すなわちエンジン81に流れる。そして、エンジン81に流れた電荷は、図示しない車両のボディに流れる。よって、金属膜111は、電動圧縮機101アースとして機能する。
このように、この発明に係る電動圧縮機101は、エンジン81の圧縮機取付台座82に取り付けられる。電動圧縮機101は、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体1と、圧縮機本体1に設けられ且つ取付穴3bを有する取付筒部3と、圧縮機取付台座82及び取付筒部3の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材11と、第一スペーサ部材11と一体に設けられて圧縮機取付台座82及び取付筒部3を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ金属膜111と、取付筒部3の取付穴3bを通って取付筒部3を圧縮機取付台座82に取り付け且つ樹脂から形成される取付締結具510とを備える。
これによって、圧縮機本体1が発生する振動は、取付筒部3を介して、第一スペーサ部材11及び取付締結具510に伝達する。第一スペーサ部材11及び取付締結具510はいずれも樹脂製であり振動の減衰特性が大きいため、伝達した振動は、減衰されて圧縮機取付台座82に伝達し難くなる。よって、電動圧縮機101からエンジン81に伝達する振動を低減し、さらに、エンジン81を搭載する車両に伝達する振動を低減し、それにより、車両における共振音を低減することが可能になる。また、第一スペーサ部材11と一体に設けられた金属膜111が、取付筒部3及び圧縮機取付台座82を電気的に接続し、それにより、圧縮機本体1及びエンジン81が電気的に接続されるため、金属膜111が、電動圧縮機101のアースを構成することができる。よって、電動圧縮機101のアースの設置が容易になり、コストを低減することが可能になる。
また、電動圧縮機101では、第一スペーサ部材11及び取付締結具510は、曲げ弾性率が100メガパスカル(MPa)以上10000メガパスカル以下である樹脂から形成されて曲げ弾性率が大きいため、取付筒部3の取付剛性が高くなり、取付筒部3及び圧縮機本体1の変位が抑制されて、圧縮機本体1の振動の振幅の増大を防ぐことができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機102は、実施の形態1の電動圧縮機101の第一スペーサ部材11を取付筒部3の両端に設け、さらに、その構成を変更したものである。
なお、以下の実施の形態において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図3を参照すると、実施の形態2に係る電動圧縮機102では、ハウジング2と一体に形成された取付筒部3の取付穴3bは、取付締結具520の軸部520aの直径より大きい直径を有している。なお、本実施の形態2では、取付締結具520は、金属によって形成されている。
また、取付筒部3の左方向C側の端部3cには、略円筒状をした第一スペーサ部材21が設けられ、取付筒部3の右方向D側の端部3dには、略円筒状をした第二スペーサ部材22が設けられている。
第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22は、実施の形態1の第一スペーサ部材11と同様の樹脂によって形成されている。
第一スペーサ部材21は、取付筒部3の取付穴3bより大きい直径の外周面211aをもつ円筒状の第一支持部211と、取付穴3bの内周面に整合する外周面212aをもつ円筒状の第一係合部212とを有している。さらに、第一支持部211には、左方向Cから右方向Dに貫通する貫通穴211bが形成され、第一係合部212には、左方向Cから右方向Dに貫通する貫通穴212bが形成され、貫通穴211b及び貫通穴212bは、互いに連続し、いずれも取付締結具520の軸部520aの外周面に整合する形状を有している。よって、第一スペーサ部材21は、第一支持部211の右方向D側に、第一係合部212より外側に拡がった環状の端部211dを有し、第一支持部211の左方向C側に、端部211dと同様の外径を有する環状の端部211cを有し、第一係合部212の右方向D側に、端部211dより小さい外径を有する環状の端部212dを有している。
また、第二スペーサ部材22は、第一スペーサ部材21と同様の形状を有しており、第一スペーサ部材21に対して、左右に180°反転させて配置される。そして、第二スペーサ部材22は、取付筒部3の取付穴3bより大きい直径の外周面221a及び貫通穴221bを有する第二支持部221、並びに、取付穴3bの内周面に整合する外周面222a及び貫通穴222bを有する第二係合部222によって構成されている。さらに、第二スペーサ部材22は、第二支持部221の左方向C側に、第二係合部222より外側に拡がった環状の端部221dを有し、第二支持部221の右方向D側に、端部221dと同様の外径を有する環状の端部221cを有し、第二係合部222の左方向C側に、端部221dより小さい外径を有する環状の端部222dを有している。
また、図4を参照すると、第一スペーサ部材21の第一支持部211には、金属膜121が設けられている。金属膜121は、第一支持部211の左方向C側の端部211c上を覆う第一端部位121c、第一支持部211の円筒面状の外周面211a上を覆う外周部位121a、及び、第一支持部211の右方向D側の端部211d上を覆う第二端部位121dから構成され、これらを連続させて形成されている。なお、金属膜121は、実施の形態1の金属膜111と同様にして、形成されている。
図3及び図4を合わせて参照すると、取付締結具520によって取付筒部3がエンジン81の圧縮機取付台座82に取り付けられた状態では、取付筒部3の端部3cが、金属膜121の第二端部位121dを間に挟んで第一スペーサ部材21の第一支持部211の端部211dに当接し、取付筒部3の端部3dが、第二スペーサ部材22の第二支持部221の端部221dに当接している。さらに、第一スペーサ部材21では、第一支持部211の端部211cが、金属膜121の第一端部位121cを間に挟んで圧縮機取付台座82の取付面82aに当接し、第二スペーサ部材22では、第二支持部221の端部221cが、取付締結具520の締結頭部520bに当接している。そして、第一スペーサ部材21の第一係合部212及び第二スペーサ部材22の第二係合部222が、取付筒部3の取付穴3bの内周面と取付締結具520の軸部520aの外周面との間に嵌合している。
このとき、第一スペーサ部材21、取付筒部3及び第二スペーサ部材22が、取付締結具520の締め付けによる圧縮力を支持している。さらに、第一スペーサ部材21の第一係合部212及び第二スペーサ部材22の第二係合部222が、取付締結具520の軸部520aを側方から支持し、軸部520aと取付筒部3とを互いに離れた状態に保持している。
さらに、取付筒部3は、金属膜121を介して、圧縮機取付台座82すなわちエンジン81と電気的に接続されている。
よって、ハウジング2の振動は、その一部が、取付筒部3から剛性が低く厚さの小さい金属膜121を通過して第一スペーサ部材21に伝達し、その他の振動が、取付筒部3から第二スペーサ部材22に伝達する。伝達した振動はそれぞれ、振動の減衰特性が大きい第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22の内部で減衰する。このため、ハウジング2の振動は、圧縮機取付台座82に伝達し難く、それにより、エンジン81、さらには、エンジン81を介して図示しない車両のボディにも伝達し難くなる。
また、第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22は、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の樹脂材料から形成されていているため、ハウジング2及び取付筒部3の振動により第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22が変形して、ハウジング2が変位することがない。これにより、ハウジング2の振動の振幅の増大が抑制されている。
また、図4を参照すると、圧縮機本体1の内部からハウジング2に発生した電荷は、取付筒部3から金属膜121を通過して、圧縮機取付台座82すなわちエンジン81に流れ、図示しない車両のボディに流れる。よって、金属膜121は、電動圧縮機102のアースとして機能する。
また、この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機102のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態2における電動圧縮機102は、圧縮機本体1と、圧縮機本体1に設けられ且つ取付穴3bを有する取付筒部3と、圧縮機取付台座82及び取付筒部3の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材21と、第一スペーサ部材21と一体に設けられて圧縮機取付台座82及び取付筒部3を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ金属膜121と、取付筒部3の取付穴3bを通って取付筒部3を圧縮機取付台座82に取り付ける取付締結具520と、取付筒部3及び取付締結具520の間に設けられ且つ樹脂から形成される第二スペーサ部材22とを備える。
これによって、圧縮機本体1が発生する振動は、取付筒部3を介して、第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22に伝達する。第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22はいずれも樹脂製であり振動の減衰特性が大きいため、伝達した振動は、第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22によって減衰される。また、第一スペーサ部材21と一体に設けられた金属膜121が、取付筒部3及び圧縮機取付台座82を電気的に接続し、電動圧縮機102のアースを構成することができる。よって、電動圧縮機102は、上記実施の形態1の電動圧縮機101と同様な効果が得られる。
また、電動圧縮機102において、第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22はそれぞれ、取付筒部3の取付穴3bと取付締結具520との間にはまり、取付筒部3と取付締結具520とを離す第一係合部212及び第二係合部222を有する。これによって、取付筒部3及び取付締結具520の軸部520aは、互いに離れた状態で相対移動しないように保持されることができ、互いに接触することによる取付筒部3から取付締結具520への振動の伝達を防ぐことが可能になる。
また、電動圧縮機102では、第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22は、曲げ弾性率が100メガパスカル(MPa)以上10000メガパスカル以下である樹脂から形成されて曲げ弾性率が大きいため、取付筒部3の取付剛性が高くなり、取付筒部3及び圧縮機本体1の変位が抑制されて、圧縮機本体1の振動の振幅の増大を防ぐことができる。
また、電動圧縮機102では、取付筒部3の両端に第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22を設けているため、取付筒部3の振動が取付締結具520に伝達し難い。よって、金属製の取付締結具520を使用することができ、それにより、締結力を増大させることができるため、圧縮機取付台座82に対する取付筒部3の取付強度を増大させることが可能になる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機103は、実施の形態1の電動圧縮機101において、ハウジング2の両側の取付筒部3のそれぞれに個別に設けられていた第一スペーサ部材11を一体にしたものである。
図5を参照すると、実施の形態3に係る電動圧縮機103は、ハウジング2の両側の取付筒部3に対して、略コの字状の断面形状を有するスペーサ部材31を有している。なお、スペーサ部材31は、実施の形態1の第一スペーサ部材11と同様の樹脂によって形成されている。
ここで、スペーサ部材31は、第一スペーサ部材を構成している。
スペーサ部材31は、中央の平坦な中央部分312と、中央部分312の上下方向両側に形成されて中央部分312より右方向D側に突出する端部分311及び313によって形成されている。
中央部分312には、右方向D側の外表面312dから左方向C側の外表面312cに貫通するスペーサ締結穴312e1及び312e2が形成されている。端部分311の右方向D側に形成された筒部取付面311dには、内側に雌ねじを有する筒部取付穴311eが形成され、端部分313の右方向D側に形成された筒部取付面313dには、内側に雌ねじを有する筒部取付穴313eが形成されている。
さらに、スペーサ部材31の内部には、第一金属部材131及び第二金属部材132が設けられている。第一金属部材131及び第二金属部材132は、インサート成形等の樹脂成形方法を使用して、スペーサ部材31と一体に設けられている。
第一金属部材131は、端部分311の筒部取付面311dから中央部分312の外表面312cに延び、筒部取付面311d及び外表面312cで露出している。第二金属部材132は、端部分313の筒部取付面313dから中央部分312の外表面312cに延び、筒部取付面313d及び外表面312cで露出している。また、第一金属部材131及び第二金属部材132は、線状、繊維状、棒状、又はシート状の金属部材によって形成されており、可撓性を有して剛性が低く、さらに、導電性を有している。
ここで、第一金属部材131及び第二金属部材132は、導電部材を構成している。
一方、エンジン81には、内側に雌ねじを有する取付用ねじ穴81b1及び81b2が形成されている。
ここで、エンジン81は、被取付部を構成している。
そして、スペーサ部材31は、軸部610aに雄ねじ610a1を有するねじ等のスペーサ締結具610を使用して、エンジン81に取り付けられる。なお、本実施の形態3では、スペーサ締結具610は、金属によって形成されている。
スペーサ部材31をエンジン81に固定する際、スペーサ部材31の外表面312cをエンジン81に当接させ、中央部分312のスペーサ締結穴312e1及び312e2のそれぞれに、スペーサ締結具610の軸部610aを挿入する。さらに、スペーサ締結具610の雄ねじ610a1をエンジン81の取付用ねじ穴81b1及び81b2の雌ねじに螺合させ、スペーサ締結具610によりスペーサ部材31をエンジン81に締め付ける。これによって、スペーサ部材31がエンジン81に固定される。
ここで、スペーサ締結具610は、第二締結部材を構成している。
さらに、圧縮機本体1の取付筒部3をスペーサ部材31の端部分311及び313に固定することによって、電動圧縮機103は、エンジン81に取り付けられる。
取付筒部3をスペーサ部材31の端部分311に固定する際、取付筒部3の端部3cを端部分311の筒部取付面311dに当接させ、取付締結具520の軸部520aを、取付筒部3の取付穴3bに挿入する。さらに、取付締結具520の雄ねじ520a1を、端部分311の筒部取付穴311eの雌ねじに螺合させ、取付締結具520により取付筒部3を端部分311に締め付ける。これによって、取付筒部3がスペーサ部材31の端部分311に固定される。また、取付筒部3は、端部分311と同様にして、端部分313にも固定され、それにより、圧縮機本体1が、スペーサ部材31に固定される。
ここで、取付締結具520は、第一締結部材を構成している。
このとき、第一金属部材131及び第二金属部材132は、取付筒部3及びエンジン81に当接しており、取付筒部3及びエンジン81を電気的に接続している。
そして、ハウジング2の振動は、取付筒部3からスペーサ部材31に伝達し、振動の減衰特性が大きいスペーサ部材31の内部で減衰する。なお、剛性が低い第一金属部材131及び第二金属部材132は、取付筒部3からの振動をエンジン81に伝達し難い。このため、ハウジング2の振動は、エンジン81に伝達し難くなり、それにより、図示しない車両のボディにも伝達し難くなる。
また、スペーサ部材31は、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の樹脂材料から形成されていているため、ハウジング2及び取付筒部3の振動によりスペーサ部材31が変形して、ハウジング2が変位することがない。これにより、ハウジング2の振動の振幅の増大が抑制されている。
また、圧縮機本体1の内部からハウジング2に発生した電荷は、第一金属部材131及び第二金属部材132を通過して、エンジン81に流れ、図示しない車両のボディに流れる。よって、第一金属部材131及び第二金属部材132は、電動圧縮機103のアースとして機能する。
また、この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機103のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態3における電動圧縮機103は、エンジン81に取り付けられ、圧縮機本体1と、圧縮機本体1に設けられ且つ取付穴3bを有する取付筒部3と、エンジン81及び取付筒部3の間に設けられ且つ樹脂から形成されるスペーサ部材31と、スペーサ部材31と一体に設けられてエンジン81及び取付筒部3を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ第一金属部材131及び第二金属部材132と、取付筒部3の取付穴3bを通って取付筒部3をスペーサ部材31に取り付ける取付締結具520と、スペーサ部材31をエンジン81に取り付けるスペーサ締結具610とを備える。
これによって、圧縮機本体1が発生する振動は、取付筒部3を介して、スペーサ部材31に伝達する。スペーサ部材31は樹脂製であり振動の減衰特性が大きいため、伝達した振動は、スペーサ部材31によって減衰される。また、スペーサ部材31と一体に設けられた第一金属部材131及び第二金属部材132が、取付筒部3及びエンジン81を電気的に接続し、電動圧縮機103のアースを構成することができる。よって、電動圧縮機103は、上記実施の形態1の電動圧縮機101と同様な効果が得られる。
また、電動圧縮機103では、スペーサ部材31は、曲げ弾性率が100メガパスカル(MPa)以上10000メガパスカル以下である樹脂から形成されて曲げ弾性率が大きいため、取付筒部3の取付剛性が高くなり、取付筒部3及び圧縮機本体1の変位が抑制されて、圧縮機本体1の振動の振幅の増大を防ぐことができる。
また、電動圧縮機103では、取付筒部3の固定用の取付締結具520、及び、スペーサ部材31の固定用のスペーサ締結具610を金属製とすることができる。このため、取付筒部3及びスペーサ部材31の取付強度を増大させることが可能になる。
また、電動圧縮機103では、第一金属部材131及び第二金属部材132をスペーサ部材31の内部に設けているため、これらの錆、腐食等による劣化を低減し、アースとしての機能の耐久性を向上させることが可能になる。
一方、電動圧縮機103において、第一金属部材131及び第二金属部材132をスペーサ部材31の外表面に設けてもよい。
また、実施の形態2において、第一スペーサ部材21に第一係合部212を設け、第二スペーサ部材22に第二係合部222を設け、第一係合部212及び第二係合部222を、取付筒部3の取付穴3b及び取付締結具520の軸部520aの間に嵌合させていたが、これに限定されるものでない。第一スペーサ部材21及び第二スペーサ部材22は、係合部を有さずに、実施の形態1の第一スペーサ部材11と同様の形状で形成されてもよい。
また、実施の形態1及び2において、金属膜111を、第一スペーサ部材11の端部11c、外周面11a及び端部11dのそれぞれの全体を覆うようにして設け、金属膜121を、第一スペーサ部材21の端部211c、外周面211a及び端部211dのそれぞれの全体を覆うようにして設けていたが、これに限定されるものではない。金属膜111を、第一スペーサ部材11の端部11c、外周面11a及び端部11dのそれぞれの一部に設け、金属膜121を、第一スペーサ部材21の端部211c、外周面211a及び端部211dの一部に設けてもよい。
また、実施の形態1及び2において、金属膜111及び121を、第一スペーサ部材11及び21の外周面11a及び211aに設けていたが、これに限定されるものでなく、第一スペーサ部材11及び21の貫通穴11b及び211b,212bの内側、又は、第一スペーサ部材11及び21の内部に設けてもよい。これにより電動圧縮機103と同様に金属膜111及び121の錆、腐食等による劣化を低減し、アースとしての機能の耐久性を向上させることが可能になる。
また、実施の形態1及び2において、電動圧縮機101及び102のアースとして、シート状の金属膜111及び121を使用していたが、これに限定されるものでなく、線状、繊維状、又は棒状の金属部材であってもよい。
また、実施の形態1〜3において、取付筒部3は、車両に搭載された内燃機関であるエンジン81に取り付けられた電動圧縮機に設けられていたが、これに限定されるものではなく、燃料電池車や電気自動車等において、走行用電動モータに取り付けられた電動圧縮機に設けてもよい。また、本発明を適用可能な電動圧縮機は、冷凍回路の冷媒圧縮機に限定されるものではなく、その他の電動圧縮機にも適用可能であり、例えば車両のエアサスペンション装置に用いられるエア圧縮機や、燃料電池車にあっては、水素又は空気をスタックへ圧送するために用いられるポンプ等が挙げられる。
1 圧縮機本体、3 取付筒部(取付部)、3b 取付穴、11,21 第一スペーサ部材、22 第二スペーサ部材、31 スペーサ部材(第一スペーサ部材)、81 エンジン(被取付部)、82 圧縮機取付台座(被取付部)、101,102,103 電動圧縮機、111,121 金属膜(導電部材)、131 第一金属部材(導電部材)、132 第二金属部材(導電部材)、212 第一係合部(係合部)、222 第二係合部(係合部)、510 取付締結具(締結部材)、520 取付締結具(締結部材、第一締結部材)、610 スペーサ締結具(第二締結部材)。

Claims (5)

  1. 車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、
    電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、
    前記被取付部及び前記取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、
    前記第一スペーサ部材と一体に設けられて前記被取付部及び前記取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、
    前記取付部の前記取付穴を通って前記取付部を前記被取付部に取り付け且つ樹脂から形成される締結部材と
    を備える、電動圧縮機。
  2. 車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、
    電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、
    前記被取付部及び前記取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、
    前記第一スペーサ部材と一体に設けられて前記被取付部及び前記取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、
    前記取付部の前記取付穴を通って前記取付部を前記被取付部に取り付ける締結部材と、
    前記取付部及び前記締結部材の間に設けられ且つ樹脂から形成される第二スペーサ部材と
    を備える、電動圧縮機。
  3. 前記第一スペーサ部材及び前記第二スペーサ部材は、前記取付部の前記取付穴と前記締結部材との間にはまり、前記取付部と前記締結部材とを離す係合部を有する請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、
    電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体に設けられ且つ取付穴を有する取付部と、
    前記被取付部及び前記取付部の間に設けられ且つ樹脂から形成される第一スペーサ部材と、
    前記第一スペーサ部材と一体に設けられて前記被取付部及び前記取付部を電気的に接続し且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材と、
    前記取付部の前記取付穴を通って前記取付部を前記第一スペーサ部材に取り付ける第一締結部材と、
    前記第一スペーサ部材を前記被取付部に取り付ける第二締結部材と
    を備える、電動圧縮機。
  5. 前記樹脂は、曲げ弾性率が100メガパスカル以上10000メガパスカル以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動圧縮機。
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