JP5273084B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、電動圧縮機に係り、特に車両に搭載される電動圧縮機に関する。
エンジン及び電動モータを併用して走行するハイブリッド車両では、エンジンによる駆動と電動モータによる駆動との比率を車両の走行状態に応じて変化させている。このようなハイブリッド車両において、空調装置を構成する冷凍サイクルを動作させる圧縮機として、エンジンから駆動力を得るものを使用すると、圧縮機はエンジンから所要の駆動力を常時得ることができない。このため、ハイブリッド車両では、車両に搭載されたバッテリ等から得られる電力を動力として駆動する電動圧縮機が使用される。そして、電動圧縮機は、車両のボディやエンジンに取り付けられる。
しかしながら、ハイブリッド車両は、アイドル運転時のアイドルストップ等のようにエンジンが停止された状態で電動モータのみにより運転されることがあり、このようなエンジン停止時に電動圧縮機が運転されると、電動圧縮機の運転に起因して、車内及び車外に不快な騒音が発生する。特に、電動圧縮機自体が発生する放射音よりも、電動圧縮機の振動がその取付部位を介してボディやエンジンを加振することにより発生する共振音が、不快な騒音の主因となる。このため、電動圧縮機からボディやエンジンに伝達する振動の緩和を図った圧縮機の取付構造が考案されている。
特許文献1には、圧縮機に取り付けられた円筒金具の貫通穴にねじを挿入して、このねじをエンジンの被取付体のねじ穴にねじ込むことによって、圧縮機が被取付体に取り付けられる構造が記載されている。さらに、円筒金具の外周面には振動を減衰する防振ゴムが巻き付けられている。防振ゴムが巻き付けられた円筒金具は、半円状のカール部を有するベース金具のカール部の内側に配置された状態で、ベース金具を圧縮機にねじ止め固定することによって、圧縮機の外側に固定されている。このとき、ベース金具及び円筒金具の間、並びに、圧縮機及び円筒金具の間には、防振ゴムが介在している。
実開昭64−44810号公報
しかしながら、特許文献1の圧縮機では、円筒金具を圧縮機に当接させ、円筒金具にその外側から被せたベース金具を圧縮機にねじ止め固定しているが、圧縮機、円筒金具及びベース金具の間に防振ゴムを介在させているため、圧縮機に対する円筒金具の取付剛性が不足するという問題がある。これにより、運転中に圧縮機自体が変位して、振幅の大きい振動が発生する。そして、圧縮機が変位することにより、圧縮機と冷凍サイクルとの連結部が破損することがあり、圧縮機が振幅の大きい振動を発生することにより、振動が車両に伝達して車内の乗員に不快な振動及び騒音を与えるという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、騒音を低減するとともに取付剛性の向上を図る電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る電動圧縮機は、車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体を被取付部に取り付ける取付部とを備え、取付部は、第一取付穴をもつ第一取付部材と、第一取付部材と一体に形成される樹脂部材と、第一取付部材から離して設けられ且つ第二取付穴をもつ第二取付部材であって、樹脂部材によって、第一取付部材と一体にされる第二取付部材と、第一取付部材の第一取付穴に挿入されて、第一取付部材を被取付部に取り付ける第一締結部材と、第二取付部材の第二取付穴に挿入されて、第二取付部材を圧縮機本体に取り付ける第二締結部材とを有し、樹脂部材は、第一取付部材及び圧縮機本体の間に少なくとも設けられる。
上記電動圧縮機は、第一取付部材に連結され且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材をさらに備え、第一取付部材は、導電性をもち、導電部材及び第一取付部材を介して、圧縮機本体及び被取付部が電気的に接続されてもよい。
導電部材は、圧縮機本体と接触し、圧縮機本体及び第一取付部材を電気的に接続してもよい。
第二取付部材は、導電性を有し、導電部材は、第二取付部材に連結され、第一取付部材、導電部材及び第二取付部材は、圧縮機本体及び被取付部を電気的に接続してもよい。
樹脂部材は、曲げ弾性率が100メガパスカル以上10000メガパスカル以下の樹脂から形成されてもよい。
この発明に係る電動圧縮機によれば、騒音を低減するとともに取付剛性の向上を図ることが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る電動圧縮機の構造を示す模式図である。 図1のII−II線に沿った平面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図1及び図3のIV−IV線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機の取付足部の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機の取付足部の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動圧縮機の取付足部の構造の別の形態を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜4を用いて、この発明の実施の形態1に係る電動圧縮機101の構成を説明する。なお、本実施の形態において、電動圧縮機101は、車両に搭載された内燃機関であるエンジン81に取り付けられるものとする。
まず、図1を参照すると、電動圧縮機101は、圧縮機本体1と圧縮機本体1に取り付けられた取付足部10とを備えている。ここで、取付足部10は、電動圧縮機101の取付部を構成している。
また、説明の便宜上、紙面上で下から上に向かう方向を上方向A、紙面上で上から下に向かう方向を下方向B、紙面上で右から左に向かう方向を左方向C、紙面上で左から右に向かう方向を右方向Dとする。さらに、方向A、B、C及びDに垂直に紙面上で奥行き方向に向かう方向を後方向Fとし、後方向Fの反対方向を前方向Eとする。
圧縮機本体1は、円筒状をしたハウジング2と、ハウジング2の内部の図示しない流体圧縮機構3とを有し、流体圧縮機構3は、電力を動力として動作して外部から冷媒等の流体を吸入し、吸入した流体を圧縮した後に外部に吐出する。また、ハウジング2は、例えば、アルミニウム合金等の金属から形成されている。
ハウジング2の両側には、その上方向A側の外周面2aから突出する2つの取付足台座部2b1及び2b2と、その下方向B側の外周面2aから突出する2つの取付足台座部2b3及び2b4が、ハウジング2と一体に形成されている。
さらに、図2を合わせて参照すると、取付足部10は、取付足台座部2b1及び2b2をわたるようにして設けられ、取付足台座部2b1及び2b2のそれぞれにねじ等の締結具16によって固定される。取付足部10は、略円筒状の形状を有し、その円筒軸の方向が、ハウジング2の円筒軸の方向に対して垂直になるように設けられている。そして、本実施の形態1では、取付足台座部2b1及び2b2には、2つの取付足部10が取り付けられている。また、取付足台座部2b3及び2b4にも、2つの取付足部10が取り付けられている。
図1を参照すると、取付足部10は、円筒状をした第一筒状部材12を有し、第一筒状部材12は、その円筒軸の方向に沿って第一筒状部材12を貫通する取付穴12bを有している。第一筒状部材12は、金属材料を使用して形成されて導電性を有している。
ここで、第一筒状部材12は、第一取付部材を構成し、取付穴12bは、第一取付穴を構成している。
さらに、取付足部10は、第一筒状部材12の外周面12a上に、この外周面12aを取り囲むようにして形成された樹脂製の樹脂部材13を有している。なお、樹脂部材13は、取付足部10が取付足台座部2b1及び2b2に取り付けられた際に、取付足台座部2b1及び2b2と接触する部位が切り欠かれている。そして、樹脂部材13は、取付足台座部2b1に対応する切り欠かれた部位として切欠部13a1を形成し、取付足台座部2b2に対応する切り欠かれた部位として切欠部13a2を形成している。切欠部13a1及び13a2では、第一筒状部材12が露出している。
また、樹脂部材13は、その長手方向の端部13f及び13gが、第一筒状部材12の長手方向の端部12f及び12gより突出しないように形成されている。
図3を参照すると、取付足部10は、第一筒状部材12の後方向F側において、第一筒状部材12から離した位置に、円筒状をした金属製の第二筒状部材142を有し、第一筒状部材12の前方向E側において、第一筒状部材12から離した位置に、円筒状をした金属製の第三筒状部材143を有している。第二筒状部材142及び第三筒状部材143は、その円筒軸の方向が、第一筒状部材12の円筒軸の方向に対して垂直になるように設けられている。第二筒状部材142及び第三筒状部材143はそれぞれ、その円筒軸の方向に沿って形成された貫通穴142b及び貫通穴143bを有している。
ここで、第二筒状部材142及び第三筒状部材143は、第二取付部材を構成し、貫通穴142b及び143bは、第二取付穴を構成している。
また、樹脂部材13は、第二筒状部材142の外周面142a及び第三筒状部材143の外周面143aも取り囲むようにして形成されている。なお、図4を参照すると、樹脂部材13は、第二筒状部材142の周囲では、上方向A側の端部13h及び下方向B側の端部13iがそれぞれ、第二筒状部材142の上方向A側の端部142f及び下方向B側の端部142gより突出しないように形成されている。また、樹脂部材13は、第二筒状部材142と同様に、第三筒状部材143に対してもその両端より突出しないように形成されている(図3参照)。
図3に戻り、第一筒状部材12、第二筒状部材142、第三筒状部材143及び樹脂部材13は、一体となって取付足部10を形成している。そして、第一筒状部材12と第二筒状部材142との間、及び、第一筒状部材12と第三筒状部材143との間には樹脂部材13が介在しているため、第一筒状部材12は、第二筒状部材142及び第三筒状部材143のいずれとも直接接触していない。
さらに、図2を合わせて参照すると、取付足部10は、樹脂部材13に一体に形成された連結部13cによって、隣り合う取付足部10と連結されており、2つの取付足部10が樹脂部材13によって一体となっている。
そして、樹脂部材13は、インサート成形等の樹脂成形方法を使用して、二組の、第一筒状部材12、第二筒状部材142及び第三筒状部材143と一体に成形される。
さらに、上述に示す樹脂部材13は、金属との密着性がよく、振動の減衰特性が大きい、すなわち制振性があり、そして剛性を有する樹脂から形成されている。このような樹脂部材13を形成する樹脂には、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の材料が使用される。さらに、樹脂部材13を形成する樹脂には、例えば、PP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート、すなわちPBT樹脂)、PVC(塩化ビニル樹脂、すなわちポリ塩化ビニル)、PUR(ポリウレタン)、PTFE(フッ素樹脂)、PF(フェノール樹脂)、PC(ポリカーボネート)、PA(ポリアミド、すなわちナイロン)、ABS(ABS樹脂)、炭素樹脂及びこれらの混合物等を使用することができる。また、樹脂部材13を形成する樹脂は、繊維強化プラスチック(FRP)であってもよい。
さらに、樹脂部材13を形成する樹脂は、振動の減衰特性を示す損失係数が、ハウジング2、第一筒状部材12、第二筒状部材142及び第三筒状部材143を形成する金属より大きくなっており、例えば、0.01〜1であることが好ましい。なお、例えば、ハウジング2を形成する金属の例として挙げたアルミニウム合金の損失係数は、0.0001である。
図4を参照すると、樹脂部材13の切欠部13a1には、その上方向A側の上面11a2で第一筒状部材12の外周面12aの下部と連結されるようにして、シート状の金属膜11aが設けられている。金属膜11aは、金属材料を使用して形成されて導電性を有しており、さらに、低い剛性を有するように、0.1〜0.5mm程度の厚さtで形成されることが好ましい。また、金属膜11aは、第二筒状部材142の端部142gに延び、その上面11a2で端部142gと当接している。
また、金属膜11aには、第二筒状部材142の貫通穴142bに連通する開口部11a3が形成されている。(図3参照)
さらに、金属膜11aは、樹脂部材13によって第一筒状部材12及び第二筒状部材142と一体となっており、その下方向B側の下面11a1を樹脂部材13から露出させている。このとき、樹脂部材13は、金属膜11a及び第一筒状部材12の間、並びに、第一筒状部材12及び第二筒状部材142の間を充填している。
また、樹脂部材13の切欠部13a2(図1参照)には、金属膜11aと同様にして、金属膜11b(図3参照)が設けられている。
ここで、金属膜11a及び11bは、導電部材を構成している。
また、ハウジング2の取付足台座部2b1に形成された上方向A側の取付面2b1bには、内側に雌ねじを有するねじ穴2b1aが形成されている。
よって、取付足部10をハウジング2の取付足台座部2b1に取り付ける際、金属膜11aの下面11a1を、取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接させる。さらに、軸部16aに雄ねじ16a1を有する締結具16を、第二筒状部材142の貫通穴142bに挿入して金属膜11aの開口部11a3を貫通させる。さらに、締結具16の雄ねじ16a1を、取付足台座部2b1のねじ穴2b1aに螺合させ、締結具16により第二筒状部材142を金属膜11aとともに取付足台座部2b1に締め付ける。これにより、第二筒状部材142と一体となった第一筒状部材12及び樹脂部材13が、取付足台座部2b1に固定される。なお、締結具16は、金属から形成されている。
ここで、締結具16は、第二締結部材を構成している。
取付足部10が取付足台座部2b1に固定された状態では、金属膜11aが、第一筒状部材12とハウジング2とを電気的に接続している。
さらに、第一筒状部材12は、直接、締結具16によって取付足台座部2b1に押しつけられることなく、金属膜11aを間に挟んで取付足台座部2b1に当接した状態となっている。そして、第一筒状部材12は、取付足台座部2b1と接触せず、金属膜11aを介在させて、取付足台座部2b1から距離tだけ離れて配置されている。
また、第二筒状部材142の端部142fが締結具16の締結頭部16bに当接し、第二筒状部材142の端部142gが金属膜11aを間に挟んで取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接している。このため、樹脂部材13より圧縮強度が高い第二筒状部材142が、締結具16の締め付けによる圧縮力を支持し、樹脂部材13は、締結具16による圧縮力を受けていない。よって、樹脂部材13に生じる疲労及びクリープが低減している。
また、取付足部10を取付足台座部2b2(図2参照)へ取り付ける際、取付足台座部2b1への第二筒状部材142の取付と同様にして、第三筒状部材143(図3参照)が、締結具16によって取付足台座部2b2に固定される。
よって、締結具16を使用して、取付足部10の第二筒状部材142及び第三筒状部材143をそれぞれ、取付足台座部2b1及び2b2に締め付け固定することによって、取付足部10が、圧縮機本体1のハウジング2に取り付けられる。そして、連結部13cにより2つの取付足部10が連結されて一体となった取付部連結体100(図2参照)は、取付足部10のそれぞれを取付足台座部2b1及び2b2に取り付けることによって、ハウジング2に取り付けられる。
一方、図1を参照すると、図示しない車両に搭載され且つ電動圧縮機101が取り付けられるエンジン81には、円柱状をした圧縮機取付台座82が形成されている。さらに、圧縮機取付台座82端部の台座面82aには、内側に雌ねじを有する取付用ねじ穴82bが形成されている。
よって、取付足部10を有する電動圧縮機101は、取付足部10を圧縮機取付台座82に固定することによって、エンジン81に取り付けられる。
電動圧縮機101の取付足部10を圧縮機取付台座82に固定する際、取付足部10の第一筒状部材12の端部12fを圧縮機取付台座82の台座面82aに当接させ、軸部17aに雄ねじ17a1を有するねじ等の取付締結具17を、第一筒状部材12の取付穴12bに挿入する。さらに、取付締結具17の雄ねじ17a1を、圧縮機取付台座82の取付用ねじ穴82bの雌ねじに螺合させ、取付締結具17により第一筒状部材12を圧縮機取付台座82に締め付ける。これによって、取付足部10が圧縮機取付台座82に固定される。なお、取付締結具17は、金属から形成されている。
ここで、取付締結具17は、第一締結部材を構成している。
取付足部10を圧縮機取付台座82に固定した状態では、ハウジング2の取付足台座部2b1は、金属膜11a及び第一筒状部材12を介して、圧縮機取付台座82、すなわちエンジン81に電気的に接続されている。
さらに、第一筒状部材12の端部12f及び12gがそれぞれ、圧縮機取付台座82の台座面82a及び取付締結具17の締結頭部17bに当接し、樹脂部材13より圧縮強度が高い第一筒状部材12が、取付締結具17の締め付けによる圧縮力を支持している。そして、樹脂部材13は、取付締結具17による圧縮力を受けていない。このため、樹脂部材13に生じる疲労及びクリープが低減している。
次に、この発明の実施の形態に係る電動圧縮機101の動作を説明する。
図1及び図4を合わせて参照すると、電動圧縮機101が起動されると、ハウジング2の内部の図示しない流体圧縮機構3が稼動され、流体圧縮機構3の稼動によりハウジング2が振動する。
ハウジング2の振動は、取付足台座部2b1を介して、締結具16、金属膜11a、第二筒状部材142及び樹脂部材13に伝達する。樹脂部材13に直接伝達した振動は、振動の減衰特性が大きい樹脂部材13の内部で減衰する。また、締結具16及び第二筒状部材142に伝達した振動は、第二筒状部材142の周囲の樹脂部材13に伝達し、樹脂部材13の内部で減衰する。このため、締結具16及び第二筒状部材142に伝達した振動は、第一筒状部材12に伝達し難くなる。また、第一筒状部材12は、直接、締結具16によって取付足台座部2b1に押しつけられることなく、可撓性を有する金属膜11aを第一筒状部材12と取付足台座部2b1との間に挟んで、取付足台座部2b1に当接しているだけである。このため、第一筒状部材12及び取付足台座部2b1の間におけるくさび状の形状をした隙間の樹脂部材13は、その振動の減衰特性が金属膜11aにより影響を受け難くなっている。よって、樹脂部材13は、金属膜11aに伝達した振動を減衰し、第一筒状部材12に伝達させ難くする。
従って、ハウジング2の振動は、樹脂部材13によって減衰されて第一筒状部材12に伝達し難くなり、それにより、エンジン81、さらには、エンジン81を介して図示しない車両のボディにも伝達し難くなる。
また、樹脂部材13は、曲げ弾性率が100MPa(メガパスカル)以上10000MPa以下の樹脂材料から形成されているため、ハウジング2の振動により樹脂部材13が変形して、ハウジング2が変位することがない。これにより、ハウジング2の振動の振幅の増大が抑制されている。
また、圧縮機本体1のハウジング2に電荷が発生すると、発生した電荷は、取付足台座部2b1を介して、金属膜11aに流れる。金属膜11aに流れた電荷は、第一筒状部材12に流れ、さらに、第一筒状部材12及び取付締結具17を通って圧縮機取付台座82すなわちエンジン81に流れる。そして、エンジン81に流れた電荷は、図示しない車両のボディに流れる。
よって、圧縮機本体1に漏電が発生した場合、発生した電流は、アースとして機能する金属膜11a、第一筒状部材12及び取付締結具17を介して、図示しない車両のボディに流れる。
このように、この発明に係る電動圧縮機101は、エンジン81の圧縮機取付台座82に取り付けられる。さらに、電動圧縮機101は、電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体1と、圧縮機本体1を圧縮機取付台座82に取り付ける取付足部10とを備え、取付足部10は、取付穴12bをもつ第一筒状部材12と、第一筒状部材12と一体に形成される樹脂部材13と、第一筒状部材12から離して設けられ且つ貫通穴142bをもつ第二筒状部材142であり、樹脂部材13によって、第一筒状部材12と一体にされる第二筒状部材142と、第一筒状部材12の取付穴12bに挿入されて、第一筒状部材12を圧縮機取付台座82に取り付ける取付締結具17と、第二筒状部材142の貫通穴142bに挿入されて、第二筒状部材142を圧縮機本体1に取り付ける締結具16とを有し、樹脂部材13は、第一筒状部材12及び圧縮機本体1の間に少なくとも設けられる。
これによって、エンジン81の圧縮機取付台座82に取り付けられる第一筒状部材12及び取付締結具17が、圧縮機本体1に取り付けられる第二筒状部材142及び締結具16と離して配置され、少なくとも第一筒状部材12及び圧縮機本体1の間に振動の減衰特性が大きい樹脂部材13が設けられる。よって、圧縮機本体1から発生する振動は、樹脂部材13によって減衰されて第一筒状部材12及び圧縮機取付台座82に伝達することが抑制される。従って、電動圧縮機101からエンジン81に伝達する振動を低減し、さらに、エンジン81を搭載する車両に伝達する振動を低減し、それにより、車両における共振音を低減することが可能になる。さらに、第一筒状部材12及び第二筒状部材142が、樹脂部材13によって一体にされているため、第一筒状部材12及び第二筒状部材142の間の剛性を向上させることもできる。よって、圧縮機取付台座82に対する電動圧縮機101の取付剛性を高めることが可能になる。また、取付締結具17及び締結具16の締め付けによる圧縮力を第一筒状部材12及び第二筒状部材142のそれぞれが支持することができるため、樹脂部材13に生じる疲労及びクリープを低減することも可能になる。
また、電動圧縮機101は、第一筒状部材12に連結され且つ可撓性及び導電性をもつ金属膜11aをさらに備え、第一筒状部材12は、導電性をもち、金属膜11a及び第一筒状部材12を介して、圧縮機本体1及び圧縮機取付台座82が電気的に接続される。金属膜11aは、可撓性を有するため剛性が低くなっているので、金属膜11aに伝達する振動を第一筒状部材12に伝達し難くすることができる。さらに、金属膜11a及び第一筒状部材12が、圧縮機本体1及び圧縮機取付台座82を電気的に接続して、圧縮機本体1のアースを構成することができる。また、金属膜11aを、樹脂部材13によって、第一筒状部材12及び第二筒状部材142と一体にすると、金属膜11aに伝達する振動は、金属膜11aと一体となった樹脂部材13によって減衰されるため、金属膜11aに伝達する振動を第一筒状部材12にさらに伝達させ難くすることが可能になる。さらに、金属膜11aを、樹脂部材13により、第一筒状部材12及び第二筒状部材142と一体にすることによって、アースの設置が容易になり、コストを低減することが可能になる。
また、金属膜11a及び11bは、圧縮機本体1と接触し、圧縮機本体1及び第一筒状部材12を電気的に接続する。これによって、圧縮機本体1及び圧縮機取付台座82間のアース構造において、部材間の接続箇所数が低減されるため、接続箇所の破損、劣化等による接続不良を低減することができる。
また、樹脂部材13は、曲げ弾性率が100メガパスカル以上10000メガパスカル以下の樹脂から形成される。樹脂部材13の曲げ弾性率が大きくなることにより、その剛性が増大し、それにより、振動する圧縮機本体1の変位を抑制し、圧縮機本体1の振動の振幅の増大を防ぐことができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機は、実施の形態1の電動圧縮機101の取付足部10において、第二筒状部材142の下方向B側の端部142gに設けていた金属膜11aを、第二筒状部材142の上方向A側の端部142fに設けたものである。
なお、以下の実施の形態において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図5を参照すると、実施の形態2に係る電動圧縮機の取付足部20では、実施の形態1の金属膜11aと同様のシート状をした金属膜21aが、その下方向B側の下面21a1において、第二筒状部材142の端部142fと連結され、さらに、第一筒状部材12の外周面12aの上部と連結されるようにして、設けられている。また、金属膜21aには、第二筒状部材142の貫通穴142bに連通する開口部21a3が形成されている。
また、第二筒状部材142は、金属材料を使用して形成されて導電性を有している。
さらに、樹脂部材23が、第一筒状部材12、第二筒状部材142及び金属膜21aと一体に成形されている。そして、樹脂部材23は、第一筒状部材12の外周面12a及び第二筒状部材142の外周面142aを取り囲むようにして設けられている。
このため、締結具16によって、取付足部20がハウジング2の取付足台座部2b1に取り付けられた状態では、第二筒状部材142の端部142fが金属膜21aを間に挟んで締結具16の締結頭部16bに当接し、第二筒状部材142の端部142gが取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接している。よって、第二筒状部材142が、締結具16の締め付けによる圧縮力を支持し、樹脂部材23は、締結具16による圧縮力を受けていない。このため、樹脂部材23に生じる疲労及びクリープが低減している。
さらに、第一筒状部材12と取付足台座部2b1との間には、樹脂部材23が介在しており、樹脂部材23の下方向B側の底面23bが取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接している。
また、取付足台座部2b1は、第二筒状部材142及び金属膜21aを介して、第一筒状部材12と電気的に接続されている。すなわち、取付足台座部2b1は、第二筒状部材142、金属膜21a及び第一筒状部材12を介して、エンジン81(図1参照)に電気的に接続されている。
また、ハウジング2の振動は、取付足台座部2b1を介して、締結具16、第二筒状部材142及び樹脂部材23に伝達する。締結具16及び第二筒状部材142に伝達した振動は、周囲の樹脂部材23に伝達して減衰する、又は、金属膜21aに伝達して金属膜21aと一体となった樹脂部材23によって減衰される。また、樹脂部材23に伝達した振動は、その内部で減衰する。このため、ハウジング2の振動は、第一筒状部材12に伝達し難くなり、それにより、エンジン81(図1参照)に伝達し難くなる。
また、圧縮機本体1(図1参照)のハウジング2に発生した電荷は、取付足台座部2b1から締結具16及び第二筒状部材142に流れ、さらに、金属膜21aに流れる。金属膜21aの電荷は、第一筒状部材12に流れ、さらに、第一筒状部材12及び取付締結具17を通ってエンジン81(図1参照)に流れ、そして、図示しない車両のボディに流れる。よって、圧縮機本体1に漏電が発生した場合、締結具16、第二筒状部材142、金属膜21a、第一筒状部材12及び取付締結具17は、アースとして機能する。
また、この発明の実施の形態2に係る電動圧縮機のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態2における電動圧縮機によれば、上記実施の形態1の電動圧縮機101と同様な効果が得られる。
また、第二筒状部材142は、導電性を有し、金属膜21aは、第二筒状部材142に連結され、第一筒状部材12、金属膜21a及び第二筒状部材142は、圧縮機本体1及びエンジン81を電気的に接続する。さらに、実施の形態2では、金属膜21aが、金属製のハウジング2と接触していない。このため、振動するハウジング2が金属と当接することにより発生する音を、実施の形態1の電動圧縮機101より低減することが可能になる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機は、実施の形態1の電動圧縮機101の取付足部10において、樹脂部材13の下部に設けていた金属膜11aを、樹脂部材33の内部に設けたものである。
図6を参照すると、実施の形態3に係る電動圧縮機の取付足部30では、線状、繊維状又は棒状の金属部材31aが、第二筒状部材142の外周面2aに連結されるとともに、第一筒状部材12の外周面12aに連結されている。また、金属部材31aは、金属材料を使用して形成されて導電性を有しており、低い剛性を有し、且つ可撓性を有している。
また、第二筒状部材142は、金属材料を使用して形成されて導電性を有している。
さらに、樹脂部材33が、第一筒状部材12、第二筒状部材142及び金属部材31aと一体に成形されている。そして、樹脂部材33は、第一筒状部材12の外周面12a及び第二筒状部材142の外周面142aを取り囲むようにして設けられ、その内部に金属部材31aを含んでいる。
このため、締結具16によって、取付足部30がハウジング2の取付足台座部2b1に取り付けられた状態では、第二筒状部材142の端部142fが締結具16の締結頭部16bに当接し、第二筒状部材142の端部142gが取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接している。よって、第二筒状部材142が、締結具16の締め付けによる圧縮力を支持し、樹脂部材33は、締結具16による圧縮力を受けていない。このため、樹脂部材33に生じる疲労及びクリープが低減している。
さらに、第一筒状部材12と取付足台座部2b1との間に樹脂部材33が介在しており、樹脂部材33の下方向B側の底面33bが取付足台座部2b1の取付面2b1bに当接している。
また、取付足台座部2b1は、第二筒状部材142及び金属部材31aを介して、第一筒状部材12と電気的に接続されている。すなわち、取付足台座部2b1は、第二筒状部材142、金属部材31a及び第一筒状部材12を介して、エンジン81(図1参照)に電気的に接続されている。
また、ハウジング2の振動は、取付足台座部2b1を介して、締結具16、第二筒状部材142及び樹脂部材33に伝達する。締結具16及び第二筒状部材142に伝達した振動は、周囲の樹脂部材33に伝達して減衰する、又は、金属部材31aに伝達して金属部材31aと一体となった樹脂部材33によって減衰される。また、樹脂部材33に伝達した振動は、その内部で減衰する。このため、ハウジング2の振動は、第一筒状部材12に伝達し難くなり、それにより、エンジン81(図1参照)に伝達し難くなる。
また、圧縮機本体1(図1参照)のハウジング2に発生した電荷は、取付足台座部2b1から締結具16及び第二筒状部材142に流れ、さらに、金属部材31aに流れる。金属部材31aの電荷は、第一筒状部材12に流れ、さらに、第一筒状部材12及び取付締結具17を通ってエンジン81(図1参照)に流れ、そして、図示しない車両のボディに流れる。よって、圧縮機本体1に漏電が発生した場合、締結具16、第二筒状部材142、金属部材31a、第一筒状部材12及び取付締結具17は、アースとして機能する。
また、この発明の実施の形態3に係る電動圧縮機のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態3における電動圧縮機によれば、上記実施の形態1の電動圧縮機101と同様な効果が得られる。
また、第二筒状部材142は、導電性を有し、金属部材31aは、第二筒状部材142に連結され、第一筒状部材12、金属部材31a及び第二筒状部材142は、圧縮機本体1及びエンジン81を電気的に接続する。さらに、実施の形態3では、金属部材31aが、樹脂部材33の内部に設けられており、外部に露出していない。このため、金属部材31aの錆、腐食等による劣化を低減し、アースとしての機能の耐久性を向上させることが可能になる。
また、実施の形態1及び2において、電動圧縮機101のアースとして、シート状の金属膜11a、11b及び21aを使用していたが、これに限定されるものでなく、金属膜11a、11b及び21aは、線状のもの、繊維状のもの、又は棒状のものであってもよい。
図7のように金属膜11aを削除し、圧縮機本体1とエンジン81とをアース線により電気的に接続しても良い。
また、実施の形態1及び2において、金属膜11a、11b及び21aは、樹脂部材13及び23により、第一筒状部材12及び第二筒状部材142と一体にされていたが、金属膜11a、11b及び21aを、第一筒状部材12、第二筒状部材142、並びに、樹脂部材13及び23と別体としてもよい。
また、実施の形態1及び2において、第二筒状部材142及び143を使用せず、締結具16によって、樹脂部材13を圧縮機本体1のハウジング2の取付足台座部2b1及び2b2に直接固定してもよい。これにより、第二筒状部材142及び143のコスト及び設置のためのコストを低減することができる。
また、実施の形態1〜3では、第一筒状部材12の下方向B側において、樹脂部材13と一体になった金属膜11a、並びに、樹脂部材23及び33が、ハウジング2の取付足台座部2b1に当接していたが、取付足台座部2b1から離れていてもよい。これにより、取付足台座部2b1との当接により発生する音を低減することができるとともに、樹脂部材13、23及び33の振動の減衰性能を向上させることができる。
また、実施の形態1〜3において、取付足部10、20、及び30は、車両に搭載された内燃機関であるエンジン81に取り付けられた電動圧縮機に設けられていたが、これに限定されるものではなく、燃料電池車や電気自動車等において、走行用電動モータに取り付けられた電動圧縮機に設けてもよい。また、本発明を適用可能な電動圧縮機は、冷凍回路の冷媒圧縮機に限定されるものではなく、その他の電動圧縮機にも適用可能であり、例えば車両のエアサスペンション装置に用いられるエア圧縮機や、燃料電池車にあっては、水素又は空気をスタックへ圧送するために用いられるポンプ等が挙げられる。
1 圧縮機本体、10,20,30 取付足部(取付部)、11a,11b,21a 金属膜(導電部材)、12 第一筒状部材(第一取付部材)、12b 取付穴(第一取付穴)、13,23,33 樹脂部材、16 締結具(第二締結部材)、17 取付締結具(第一締結部材)、31a 金属部材(導電部材)、82 圧縮機取付台座(被取付部)、101 電動圧縮機、142 第二筒状部材(第二取付部材)、143 第三筒状部材(第二取付部材)、142b,143b 貫通穴(第二取付穴)。

Claims (5)

  1. 車両の被取付部に取り付けられる電動圧縮機であって、
    電力を動力として外部から吸入した流体を圧縮したのち吐出する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体を前記被取付部に取り付ける取付部とを備え、
    前記取付部は、
    第一取付穴をもつ第一取付部材と、
    前記第一取付部材と一体に形成される樹脂部材と、
    前記第一取付部材から離して設けられ且つ第二取付穴をもつ第二取付部材であって、前記樹脂部材によって、前記第一取付部材と一体にされる第二取付部材と、
    前記第一取付部材の前記第一取付穴に挿入されて、前記第一取付部材を前記被取付部に取り付ける第一締結部材と、
    前記第二取付部材の前記第二取付穴に挿入されて、前記第二取付部材を前記圧縮機本体に取り付ける第二締結部材とを有し、
    前記樹脂部材は、前記第一取付部材及び前記圧縮機本体の間に少なくとも設けられる、電動圧縮機。
  2. 前記第一取付部材に連結され且つ可撓性及び導電性をもつ導電部材をさらに備え、
    前記第一取付部材は、導電性をもち、
    前記導電部材及び前記第一取付部材を介して、前記圧縮機本体及び前記被取付部が電気的に接続される請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記導電部材は、前記圧縮機本体と接触し、前記圧縮機本体及び前記第一取付部材を電気的に接続する請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記第二取付部材は、導電性を有し、
    前記導電部材は、前記第二取付部材に連結され、
    前記第一取付部材、前記導電部材及び前記第二取付部材は、前記圧縮機本体及び前記被取付部を電気的に接続する請求項2に記載の電動圧縮機。
  5. 前記樹脂部材は、曲げ弾性率が100メガパスカル以上10000メガパスカル以下の樹脂から形成される請求項1〜4のいずれか一項に電動圧縮機。
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