JP2011214383A - 再利用可能なブラケット、ブラケットの取付構造及び方法 - Google Patents

再利用可能なブラケット、ブラケットの取付構造及び方法 Download PDF

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裕 吉本
Shigeru Shimizu
茂 清水
Kosuke Kageyama
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Abstract

【課題】建設現場において、山留め壁を支える腹起や切梁支柱における切梁などを支えるため、ブラケット本体を溶接していたが、撤去する際には、ブラケットも廃棄していたため再利用することが出来なかった。
【解決手段】図4に示すように、山留め壁及び切梁支柱に軽量な鋼材を溶接して、ブラケット本体はボルトで固定することで傷みがなく再利用が可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、山留め工事で用いられる腹起し・切梁を設置するためのブラケットの設置・撤去を効率的に行うとともに使い捨てであったブラケットの再利用を可能にするものである。
地下構造物を構築するためには、掘削による周辺地盤の崩壊防止のため図1に示すように山留め壁1を設けるが、それに伝わる圧力を、腹起し2、切梁3や図2に示すような地盤アンカー6などによって支え地盤が崩壊しないようにする必要がある。
ここで、腹起し2、切梁3は、山留め壁の必要間隔おきに設置されたブラケット4、8の上に腹起し2、7が設置され、山留め壁から伝わった圧力は腹起し2から切梁3を通し反対側の腹起し2や図2の地盤アンカー6に伝えられる。
また、図3に示すように、切梁支柱9で押さえられる切梁10にも、固定のためブラケット11が必要とされる。
これらのブラケット4、8には腹起し2および切梁3の荷重、ブラケット11には切梁10の荷重および山留め壁から伝わった圧力に対する垂直分力が作用する。
このため、この種のブラケットは山留め壁1、5や切梁支柱9に溶接で固定されていたが、撤去に際してはブラケット4、8、11をガス切断により除去し、廃棄処分されていた。
特開2006−037552公報 特開2009−041339公報
図3の切梁支柱9に設置するブラケット11や図2の地盤アンカー6の腹起しを支えるブラケット8には上向きの垂直分力がかかるため、垂直力にも耐えられる強度が必要とされた。
しかし、上記のブラケット4、8、11は、腹起しや切梁が大きなサイズになると、設置するにあたり一人の作業員が高さ調整しながら溶接で固定することが困難であった。
また、使用済みのブラケットは、廃棄処分され、再利用はされていなかった。
上記の課題を解決するため、また廃棄物を最小限にするため、本発明は、図4に示すように山留め壁の必要な箇所に軽量な鋼材12を溶接で固定し、ブラケット13をボルトで固定することを要旨とする。その際に、ブラケット13には鋼材12に仮置き出来るような鋼材14が溶接で固定されていることが好ましい。
そして、本発明のブラケットの取付構造は、山留め壁又は中間杭の取付面にブラケットの略垂直方向に延びる固定部を固定して取り付けられる、前記山留め壁又は前記中間杭に腹起し又は切梁を設置するためのブラケットの取付構造において、前記ブラケットを前記取付面に取り付けるための取付部材を備え、前記取付部材は、前記取付面に当接可能な平面を有する接合部と、前記接合部の一側部に当該接合部の平面に対して略直角に形成され、前記ブラケットの固定部の側面に当接可能な平面を有するブラケット取付部とを有し、前記ブラケット取付部の平面にボルトを通すためのボルト挿通穴が穿設され、前記ブラケットの固定部に前記ブラケット取付部のボルト挿通穴に連通可能なボルト挿通穴が当該固定部の両側面を貫通して形成され、併せて、前記ブラケットの固定部の上部に前記取付部材のブラケット取付部の上部に係止可能な係止部材が設けられて、前記取付部材の前記ブラケット取付部の平面が前記取付面の前記ブラケットの取付位置に沿って合わせられ、前記取付部材の前記接合部が前記取付面に溶接により接合されて、前記取付部材が前記取付面に固定され、前記取付部材のブラケット取付部の上部に前記ブラケットの係止部材が係止されて、前記ブラケット取付部に前記ブラケットの固定部の側面が合わせられ、前記ブラケット取付部及び前記ブラケットの固定部の前記各ボルト挿通穴間にボルトが通され、当該ボルトにナットが締め付けられて、前記取付部材に前記ブラケットが取り付けられる、ことを要旨とする。
この場合、係止部材は、ブラケットの上部に固着され、前記ブラケットの上部と取付部材のブラケット取付部の上部との間に架け渡し可能な突状部材からなることが好ましい。また、係止部材の先端にブラケット取付部の上部縁部に係止可能な係止形状部を有することが好ましい。さらに、取付部材のブラケット取付部の上部に係止部材に係合可能な係止溝が形成されることが好ましい。
さらに、本発明のブラケットの取付方法は、山留め壁又は中間杭の取付面にブラケットの略垂直方向に延びる固定部を固定して取り付ける、前記山留め壁又は前記中間杭に腹起し又は切梁を設置するためのブラケットの取付方法において、前記ブラケットを前記取付面に取り付ける前に、前記ブラケットを前記取付面に取り付けるための取付部材を製作し、前記取付面に当接可能な接合部、前記接合部の一側部に当該接合部に対して略直角に形成され、前記ブラケットの固定部の側面に当接可能なブラケット取付部、及び前記ブラケット取付部に穿設され、ボルトを通すためのボルト挿通穴を有してなる取付部材を用意するとともに、前記ブラケットの固定部に前記ブラケット取付部のボルト挿通穴に連通可能なボルト挿通穴を当該固定部の両側面を貫通して形成し、併せて、前記ブラケットの固定部の上部に前記取付部材のブラケット取付部の上部に係止可能な係止部材を設け、前記ブラケットを前記取付面に取り付ける際に、まず、前記取付部材の前記ブラケット取付部を前記取付面の前記ブラケットの取付位置に沿って合わせて、前記取付部材の前記接合部を前記取付面に溶接により接合して、前記取付部材を前記取付面に固定し、次に、前記取付部材のブラケット取付部の上部に前記ブラケットの係止部材を係止することにより、前記取付部材に前記ブラケットを仮置きし、そして、前記ブラケット取付部と前記ブラケットの固定部の側面とを合わせて、前記ブラケット取付部及び前記ブラケットの固定部の前記各ボルト挿通穴間にボルトを通し、当該ボルトにナットを締め付けて、前記取付部材に前記ブラケットを取り付ける、ことを要旨とする。
本発明によれば、溶接で固定する鋼材が軽量となり、ブラケットが大型化されてもレベル調整が容易に出来る。また、切梁を支えるためのブラケットも切梁支柱に同様に設置することでブラケットにかかる上向きの垂直分力にも耐えられる。また、撤去時にはブラケットを鋼材からボルトの撤去により外す。廃材は鋼材のみで大幅に減少される。
そして、本発明のブラケットの取付構造及び方法によれば、山留め壁や中間杭などの取付面にブラケットを取付部材を介して着脱可能に取り付けるので、ブラケットを取付面に確実に取り付けることができ、また、工事終了後に、ブラケットを取り外して再利用することができ、工事終了後の廃材を取付部材のみとし、従来に比べて廃材を大幅に減少させることができる。また、取付面に取付部材のみを溶接し、この取付部材にブラケットをボルト・ナットにより固定するので、取付部材の重量はブラケットと比べて非常に軽量で、一人の作業員でも、取付面において取付部材のレベル調整及び取付部材の溶接を確実かつ容易に行え、この固定後の取付部材にブラケットをボルト・ナットで簡易に取り付けることができる。しかも、ブラケットには取付部材に係止可能な係止部材を設け、この係止部材を介してブラケットを取付部材に仮置きできるので、ブラケット及び取付部材の各ボルト挿通穴間にボルトを通し、このボルトにナットを締め付ける作業もまた簡易に行うことができる。そして、取付面に取付部材を溶接により接合し、この取付部材にブラケットをボルト・ナットで固定することで、ブラケットの上下方向の応力に対して十分に耐え得る構造を得ることができる。
山留め壁1と腹起し2、切梁3、ブラケット4の設置状況を示す図 山留め壁5と地盤アンカー6、腹起し7、ブラケット8の設置状況を示す図 切梁10とブラケット11の設置状況を示す図 本願ブラケットの取り付け順序を示す図 ブラケットの取付構造及び方法を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図4に再利用可能なブラケットを示している。図4に示すように、山留め壁や切梁支柱(棚杭、構台杭)に軽量の鋼材12が溶接で固定され、ブラケット13がボルト15で固定される。このようにしてブラケット13の反復利用が可能となる。また、このブラケット13の場合、ブラケット13に仮置き用鋼材14が溶接されて、軽量で溶接された鋼材12に仮置きできるようになっている。
このブラケット13によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)溶接で固定する鋼材12が軽量となり、ブラケット13が大型化されてもレベル調整が容易に出来る。
(2)図3に示すような、切梁を支えるためのブラケット11も切梁支柱9に同様に設置することでブラケット11にかかる上向きの垂直分力にも耐えられる。
(3)また、撤去時には図4に示すようなブラケット13を鋼材12からボルトの撤去により外す。廃材は鋼材12のみで大幅に減少される。
続いて、図5を用いて、山留め壁又は中間杭に腹起し又は切梁を設置するためのブラケットの取付構造及び方法について詳しく説明する。図5に示すように、ブラケット13は、鋼材により、この場合、L形鋼により、略トラス形状(三角形状)に形成されて、垂直方向に延びる固定部131(すなわち、山留め壁又は中間杭に固定するための固定部131)と、固定部131の上端部から固定部131に対して直角に略水平方向に延びる受部132(すなわち、腹起し又は切梁を支持するための受部132)と、これら固定部131と受部132との間に斜めに連結される斜材133とを備え、このブラケット13は略垂直方向に延びる固定部131(以下、単にブラケットの固定部131という。)を山留め壁又は中間杭の取付面P(以下、単に取付面Pという。)に固定して取り付けられる。
この取付構造では、ブラケット13を取付面Pに取り付けるための取付部材12を備え、また、この取付部材12に合わせてブラケット13に所要の加工が施される。
取付部材12は、鋼材からなり、取付面Pに当接可能な平面121Fを有する接合部121と、接合部121の一側部に当該接合部121の平面121Fに対して略直角に形成され、ブラケット13の固定部131の側面に当接可能な平面122Fを有するブラケット取付部122とを備え、ブラケット取付部122の平面122Fにボルト15を通すためのボルト挿通穴123が穿設され、また、このブラケット取付部122の上縁部の所定の位置に後述するブラケット13側の係止部材14に係合可能な係止溝124が形成される。この場合、取付部材12は便宜、ブラケット13の固定部131と略同じ大きさのL形鋼を用いて形成され、接合部121及びブラケット取付部122はそれぞれ、ブラケット13の固定部131の側面と略同じ大きさの縦に長い平板形状になっている。そして、ブラケット取付部122の平面122Fの(幅方向)略中央にボルト挿通穴123が縦方向に2つ穿たれ、ブラケット取付部122の上縁部の適宜位置に係止溝124が略半円形に形成される。
これに対して、ブラケット13の固定部131には、取付部材12のブラケット取付部122のボルト挿通穴124に連通可能なボルト挿通穴134がブラケット13の固定部131の両側面を貫通して形成される。この場合、ブラケット13の固定部131の(幅方向の)略中央にボルト挿通穴134が縦方向に2つ、ブラケット取付部122の各ボルト挿通穴123に連通可能に穿たれる。また、ブラケット13の固定部の上部には、取付部材12のブラケット取付部122の上部に係止可能な係止部材14が設けられる。この係止部材14はブラケット13の上部と取付部材12のブラケット取付部122の上部との間に架け渡し可能な突状部材141からなり、取付部材12側の端部となる先端にブラケット取付部122の上部縁部の係止溝124に係止可能な係止形状部142を有し、ブラケット13の上部(この場合、固定部131の上方の受部132の上面所定の位置)に溶接により固着される。この場合、係止部材14は便宜、適宜径及び長さを有するボルトが採用され、その軸部が突状部材141、その頭部が係止形状部142となっている。
このようにして取付部材12はブラケット取付部122の平面122Fが取付面Pにおけるブラケット13の取付位置に沿って合わせられ、この取付部材12の接合部121(の平面121F)が取付面Pに溶接により接合されて、取付部材12が取付面Pに固定される。そして、この取付部材12のブラケット取付部122の上部にブラケット13の係止部材14が係止され、ブラケット取付部122の平面122Fにブラケット13の固定部131の側面が合わせられて、ブラケット13の固定部131及びブラケット取付部122の各ボルト挿通穴134、123間にボルト15が通され、このボルト15にナット16が締め付けられて、取付部材12にブラケット13が取り付けられる。
かかる構造から、このブラケットの取付方法では次のような準備と取り付け手順を採用する。
(1)準備
このブラケットの取付方法では、ブラケット13を取付面Pに取り付ける前に予め、ブラケット13を取付面Pに取り付けるための取付部材12を必要な数だけ用意し、ブラケット13にそれぞれ所要の加工を行う。ここで必要な取付部材12は、既述のとおり、取付面Pに当接可能な接合部121と、接合部121の一側部に当該接合部121に対して略直角に形成され、ブラケット13の固定部131の側面に当接可能なブラケット取付部122とからなり、ブラケット取付部122にボルト15を通すためのボルト挿通穴123が穿たれ、さらにこのブラケット取付部122の上部に係止溝124が形成されたもので、このような取付部材12を必要な数だけ製作する。この場合は、ブラケット13の固定部131と略同じ大きさのL形鋼を用い、その一方の面にボルト挿通穴134を縦方向に2つ穿ち、その面の上縁部に係止溝124を略半円形に形成したものでよく、L形鋼を用いることで、取付部材12を簡易に製作することができる。そして、ブラケット13にはそれぞれ、ブラケット13の固定部131に取付部材12のブラケット取付部122のボルト挿通穴123に連通可能にボルト挿通穴134を当該固定部131の両側面を貫通して形成し、併せて、ブラケット13の固定部131の上部に取付部材12のブラケット取付部122の上部に係止可能な係止部材14を取り付ける。この場合、係止部材14にボルトを用いることができ、ボルトを、ボルトの頭部を取付部材12側に突出させて、ボルトの軸部をブラケット13の固定部131の上方の受部132の上面所定の位置に溶接することにより固着する。このようにブラケット13の加工もまた簡易に行うことができる。
(2)取り付け手順
そして、この準備をした後、ブラケット13を取付面Pに取り付ける際に、まず、取付部材12のブラケット取付部122を取付面Pにおけるブラケット13の取付位置に沿って合わせ、取付部材12の接合部121を取付面Pに溶接により接合し、取付部材12を取付面Pに固定する。この場合、ブラケット13よりも小さい取付部材12のみを取付面Pに溶接するので、溶接作業を簡易に行うことができる。次に、取付部材12のブラケット取付部122の上部係止溝124にブラケット13の係止部材14を係止することにより、取付部材12にブラケット13を仮置きする。このブラケット13の仮置きにより、作業者がブラケット13を持つ必要がなく、作業の負担は大きく軽減される。そして、この状態で、取付部材12のブラケット取付部122の平面122Fにブラケット13の固定部131の側面を合わせて、ブラケット13の固定部131及びブラケット取付部122の各ボルト挿通穴134、123間にボルト15を通し、このボルト15にナット16を締め付けて、取付部材12にブラケット13を取り付ける。
以上説明したように、このブラケットの取付構造及び方法では、山留め壁や中間杭などの取付面Pにブラケット13を取付部材12を介して着脱可能に取り付けるので、ブラケット13を取付面Pに確実に取り付けることができ、また、工事終了後に、ブラケット13を取り外して再利用することができ、工事終了後の廃材を取付部材12のみとし、従来に比べて廃材を大幅に減少させることができる。また、取付面Pに取付部材12のみを溶接し、この取付部材12にブラケット13をボルト15・ナット16により固定するので、取付部材12の重量はブラケット13と比べて非常に軽量で、一人の作業員でも、取付面Pにおいて取付部材12のレベル調整及び取付部材12の溶接を確実かつ容易に行え、この固定後の取付部材12にブラケット13をボルト15・ナット16で簡易に取り付けることができる。しかも、ブラケット13には取付部材12に係止可能な係止部材14を設け、この係止部材14を介してブラケット13を取付部材12に仮置きするようにしたので、ブラケット13及び取付部材12の各ボルト挿通穴134、123間にボルト15を通し、このボルト15にナット16を締め付ける作業もまた簡易に行うことができる。また、このようにブラケット13を簡易に取り付けることができるので、反対に、このブラケット13の取り外しも同様に簡易に行うことができる。そして、取付面Pに取付部材12を溶接により接合し、この取付部材12にブラケット13をボルト15・ナット16で固定することで、ブラケット13の上下方向の応力に対して十分に耐え得る構造を得ることができ、また、応力が大きい場合でも、ボルト15の数を調整すればよく、簡易に対応することができる。またさらに、ブラケット13を上下反対に取り付けることもでき、応力の向きが上下逆になる場合にも簡易に対応することができる。
なお、この実施の形態では、L形鋼からなるトラス形状のブラケット13を例示したが、このようなブラケット13と異なるブラケットであっても、ブラケットに垂直方向に延びる固定部を備え、この固定部を取付面Pに固定して取り付ける形式であれば、上記と同様の取付構造を適用することができ、同様の作用効果を奏することができる。
また、大型のブラケットの場合は、H形鋼を採用することもできる。取付部材12は、少なくとも接合部の平面とブラケット取付部の平面を有するものであれば、全体が異形状のものであってもよい。このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、この実施の形態では、係止部材14にボルトを用いたが、ボルトに代えて、鉄筋を採用することができ、さらに、棒材や板材を採用することもできる。このいずれのものを使用する場合でも、先端(取付部材12側の端部)に係止形状部142を形成することが望ましく、係止形状部142はフランジ形状やフック形状(例えばL形のフック)など、取付部材12の上部の縁部又は係止溝124の縁部に係合可能であれば、その形状は任意である。なお、取付部材12の上部に係止溝124を設ける場合、係止溝124の形状は係止部材14の形状(断面形状)に応じて適宜変更されることになる。このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 山留め壁
2 腹起し
3 切梁
4 ブラケット
5 山留め壁
6 地盤アンカー
7 腹起し
8 ブラケット
9 切梁支柱
10 切梁
11 ブラケット
12 取付部材(鋼材)
121 接合部
121F 平面
122 ブラケット取付部
122F 平面
123 ボルト挿通穴
124 係止溝
13 ブラケット
131 固定部
132 受部
133 斜材
134 ボルト挿通穴
14 係止部材(ボルト)
141 突状部材
142 係止形状部
15 ボルト
16 ナット
P 取付面(山留め壁又は中間杭における取付面)

Claims (8)

  1. 山留め壁や切梁支柱(棚杭、構台杭)に軽量な鋼材を溶接で固定し、ブラケットとボルトで固定されていることを特徴とする再利用可能なブラケット。
  2. ブラケットの反復利用が可能であることを特徴とする請求項1に記載の再利用可能なブラケット。
  3. ブラケットに仮置き用鋼材が溶接されて軽量で溶接された鋼材に仮置きできることを特徴とする請求項1又は2に記載の再利用可能なブラケット。
  4. 山留め壁又は中間杭の取付面にブラケットの略垂直方向に延びる固定部を固定して取り付けられる、前記山留め壁又は前記中間杭に腹起し又は切梁を設置するためのブラケットの取付構造において、
    前記ブラケットを前記取付面に取り付けるための取付部材を備え、
    前記取付部材は、前記取付面に当接可能な平面を有する接合部と、前記接合部の一側部に当該接合部の平面に対して略直角に形成され、前記ブラケットの固定部の側面に当接可能な平面を有するブラケット取付部とを有し、前記ブラケット取付部の平面にボルトを通すためのボルト挿通穴が穿設され、
    前記ブラケットの固定部に前記ブラケット取付部のボルト挿通穴に連通可能なボルト挿通穴が当該固定部の両側面を貫通して形成され、併せて、前記ブラケットの固定部の上部に前記取付部材のブラケット取付部の上部に係止可能な係止部材が設けられて、
    前記取付部材の前記ブラケット取付部の平面が前記取付面の前記ブラケットの取付位置に沿って合わせられ、前記取付部材の前記接合部が前記取付面に溶接により接合されて、前記取付部材が前記取付面に固定され、
    前記取付部材のブラケット取付部の上部に前記ブラケットの係止部材が係止されて、前記ブラケット取付部に前記ブラケットの固定部の側面が合わせられ、前記ブラケット取付部及び前記ブラケットの固定部の前記各ボルト挿通穴間にボルトが通され、当該ボルトにナットが締め付けられて、前記取付部材に前記ブラケットが取り付けられる、
    ことを特徴とするブラケットの取付構造。
  5. 係止部材は、ブラケットの上部に固着され、前記ブラケットの上部と取付部材のブラケット取付部の上部との間に架け渡し可能な突状部材からなる請求項4に記載のブラケットの取付構造。
  6. 係止部材の先端にブラケット取付部の上部縁部に係止可能な係止形状部を有する請求項5に記載のブラケットの取付構造。
  7. 取付部材のブラケット取付部の上部に係止部材に係合可能な係止溝が形成される請求項4乃至7のいずれかに記載のブラケットの取付構造。
  8. 山留め壁又は中間杭の取付面にブラケットの略垂直方向に延びる固定部を固定して取り付ける、前記山留め壁又は前記中間杭に腹起し又は切梁を設置するためのブラケットの取付方法において、
    前記ブラケットを前記取付面に取り付ける前に、
    前記ブラケットを前記取付面に取り付けるための取付部材を製作し、前記取付面に当接可能な接合部、前記接合部の一側部に当該接合部に対して略直角に形成され、前記ブラケットの固定部の側面に当接可能なブラケット取付部、及び前記ブラケット取付部に穿設され、ボルトを通すためのボルト挿通穴を有してなる取付部材を用意するとともに、前記ブラケットの固定部に前記ブラケット取付部のボルト挿通穴に連通可能なボルト挿通穴を当該固定部の両側面を貫通して形成し、併せて、前記ブラケットの固定部の上部に前記取付部材のブラケット取付部の上部に係止可能な係止部材を設け、
    前記ブラケットを前記取付面に取り付ける際に、
    まず、前記取付部材の前記ブラケット取付部を前記取付面の前記ブラケットの取付位置に沿って合わせて、前記取付部材の前記接合部を前記取付面に溶接により接合して、前記取付部材を前記取付面に固定し、
    次に、前記取付部材のブラケット取付部の上部に前記ブラケットの係止部材を係止することにより、前記取付部材に前記ブラケットを仮置きし、
    そして、前記ブラケット取付部と前記ブラケットの固定部の側面とを合わせて、前記ブラケット取付部及び前記ブラケットの固定部の前記各ボルト挿通穴間にボルトを通し、当該ボルトにナットを締め付けて、前記取付部材に前記ブラケットを取り付ける、
    ことを特徴とするブラケットの取付方法。
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