JP2011214272A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】独立して上下動可能な4つの走行体ユニットを有する作業機械の全高を低くする。
【解決手段】揺動フレームをセンタフレームに対して上下方向に回動させる駆動シリンダが、センタフレームの周縁近傍に設けられた第1の支持部と、揺動フレームとともにセンタフレームに対して上下動する第2の支持部とによって支持されて、第1の支持部よりもセンタフレームの外側に配設されるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、不整地現場での作業に対応した作業機械に関する。
不整地現場での作業に対応するために、4つのホイールをそれぞれ独立して昇降できるように構成された作業機械が知られている。この作業機械では、上部構造の下部に設けられたベースフレーム(センターフレーム)の前後で一端が軸支されて、上下方向に揺動可能な車輪脚が左右にそれぞれ設けられており、車輪脚の他端に車輪が取り付けられている。この作業機械では、高さ調節シリンダを伸縮させることによって車輪脚を上下方向に揺動させて、ベースフレームに対する車輪の高さ位置を調節している(特許文献1参照)。
特開平6−257182号公報
しかし、上述した特許文献に記載の作業機械では、ベースフレーム上に高さ調節シリンダを配設しているため、高さ調節シリンダの分だけベースフレームと上部構造との間の距離を増やさなくてはならず、上部構造の位置、すなわち作業機械の全高が高くなってしまう。作業機械をトレーラ等によって輸送する際には高さの制限があるため、作業機械の全高を高くすることは好ましくない。また、上述した特許文献に記載の作業機械では、前輪側の高さ調節シリンダと後輪側の高さ調節シリンダがベースフレーム上で前後に並んで配設されている。そのため、ベースフレームの全長が長くなり、作業機械自体の全長も長くなるため、旋回半径が増加して移動性が悪化するなどの不具合が生じる。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、走行体フレームを有する4つの独立した走行体ユニットと、上部旋回体と、上部旋回体を旋回可能に搭載するセンタフレームと、一端が走行体フレームに接続され、他端がセンタフレームの周縁近傍で軸支されて上下方向に独立して揺動可能な4つの揺動フレームと、4つの揺動フレーム毎に設けられて、4つの揺動フレームをセンタフレームに対して上下方向に独立して揺動させることで走行体ユニットをセンタフレームに対して独立して上下動させる4つの駆動シリンダとを備え、駆動シリンダの各々は、センタフレームの周縁近傍に設けられた第1の支持部と、揺動フレームに設けられる第2の支持部とによって支持されて、駆動シリンダの各々は、第1の支持部よりもセンタフレームの外側に配設され、駆動シリンダの各々は、シリンダロッドを伸長させて第1の支持部と第2の支持部とを離間させることで、揺動フレームをセンタフレームに対して下方へ揺動させ、シリンダロッドを縮退させて第1の支持部と第2の支持部とを接近させることで、揺動フレームをセンタフレームに対して上方に揺動させることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、駆動シリンダは、揺動フレームの上方に配設されていることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業機械において、駆動シリンダは、平面視において揺動フレームと重なるように配設されていることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、センタフレームの前方右側に配設された駆動シリンダと、センタフレームの後方右側に配設された駆動シリンダとは、平面視においてシリンダロッドの延在方向が同一直線上に位置するように配設され、センタフレームの前方左側に配設された駆動シリンダと、センタフレームの後方左側に配設された駆動シリンダとは、平面視においてシリンダロッドの延在方向が同一直線上に位置するように配設されていることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、第1の支持部は、センタフレームの周縁近傍で軸支されている揺動フレームの他端よりも上方に設けられていることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の作業機械において、駆動シリンダは、トラニオン式の支持部を有し、トラニオン式の支持部で第1の支持部または第2の支持部に支持されることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機械において、走行体ユニットは、履帯または走行輪を有することを特徴とする。
本発明によれば、作業機械の全高および全長が大きくなることを抑制できる。
第1の実施の形態の作業機械1を示す概略側面図である。 第1の実施の形態の作業機械1の下部走行体2を示す概略上面図である。 第2の実施の形態の作業機械1を示す概略側面図である。 第1の実施の形態の作業機械1を示す概略側面図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜3を参照して、本発明による作業機械の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明による作業機械1を示す概略側面図である。作業機械1には、下部走行体2に上部旋回体3が旋回可能に取り付けられ、上部旋回体3は、図示しない旋回モータによって駆動される。上部旋回体3には、運転室4等が取り付けられている。また、上部旋回体後方にはカウンタウエイト8が設けられている。また、上部旋回体3には、図示しないエンジン、ポンプユニット、上部用コントロールバルブが設けられている。
−−−作業フロント6−−−
上部旋回体3には支点40で上下方向に揺動自在にブーム10が設けられており、ブーム10には支点41で上下方向に揺動自在にアーム12が設けられており、アーム12には支点42で上下方向に揺動自在にバケット23が設けられている。ブーム10、アーム12およびバケット23によって作業フロント6が構成される。11は、ブーム10を揺動させるブームシリンダであり、上部旋回体3とブーム10とに連結されている。13は、アーム12を揺動させるアームシリンダ13であり、ブーム10とアーム12とに連結されている。15は、バケット23を揺動させる作業具シリンダで、シリンダロッド先端がリンク16を介してバケット23と連結され、シリンダのボトム側端部がアーム12と連結されている。バケット23は、グラップル、カッタ、ブレーカといった、図示しないその他の作業具のいずれか1つに任意に交換可能である
−−−下部走行体2−−−
図2は、作業機械1の下部走行体2を示す概略上面図である。図1,2を用いて下部走行体2の構成について説明する。下部走行体2のセンタフレーム201には、前後左右端部にそれぞれ独立した4つの脚ユニット202a〜202dが設けられている。以下の説明では、左前部の脚ユニット202aについて説明を行うが、残りの3つの脚ユニット202b〜202dについても脚ユニット202aと同様の構成であるので、脚ユニット202b〜202dについての詳細な説明は省略する。なお、脚ユニット202aの各部の構成と対応する脚ユニット202bの各部の構成については、符号の末尾をaからbに代えて記載する。脚ユニット202c,202dについても同様である。
脚ユニット202aという名称は、センタフレーム201の左側前方に設けられている脚根元ブラケット203aから先端のサイドフレーム207aまでの部位の総称である。脚ユニット202aは、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205a、サイドフレーム207aを有する。
下部走行体2のセンタフレーム201に対し、支点208aで上下方向に揺動自在(回動可能)に脚根元ブラケット203aが設けられており、脚根元ブラケット203aには支点209aで左右方向に揺動自在に脚フレーム204aが設けられており、脚フレーム204aには支点210aで回動自在に脚先端ブラケット205aが設けられている。脚根元ブラケット203a、脚フレーム204aおよび脚先端ブラケット205aによって揺動フレームを構成している。
なお、支点208aは、センタフレーム201の外周部分である左側前部の下部に設けられた支持部と、脚根元ブラケット203aの後部に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。支点209aは、脚根元ブラケット203aの前部に設けられた支持部と、センタフレーム201の左側前方で前後方向に延在する脚フレーム204aの後方端に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。支点210aは、脚フレーム204aの前方端に設けられた支持部と、脚先端ブラケット205aの後部に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。
脚根元ブラケット203aと脚先端ブラケット205aとの間には、脚根元ブラケット203aの姿勢に対し脚先端ブラケット205aの姿勢を常時平行に保持するリンクロッド206aが設けられている。すなわち、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205aおよびリンクロッド206aによって平行リンクが形成されている。
脚根元ブラケット203aとリンクロッド206aは支点211aで係合し、脚先端ブラケット205aとリンクロッド206aは支点212aで係合している。なお、支点211aは、脚根元ブラケット203aの前部右側に設けられた支持部でリンクロッド206aの後端がピンによって揺動自在に軸支されることで構成されている。支点212aは、脚先端ブラケット205aの右部に設けられた支持部でリンクロッド206aの前端がピンによって揺動自在に軸支されることで構成されている。
214aは、脚根元ブラケット203aを上下方向に揺動させる脚上下シリンダであり、センタフレーム201と脚根元ブラケット203aとに連結されている。215aは、上述した平行リンクを動かして、センタフレーム201に対して脚先端ブラケット205aを左右方向に移動させるための脚左右シリンダであり、脚根元ブラケット203aと脚フレーム204aとに連結されている。
−−−走行体ユニット−−−
脚先端ブラケット205aには、支点213aで上下方向に揺動自在に走行体フレーム(サイドフレーム)207aが設けられている。脚先端ブラケット205aとサイドフレーム207aの間には、アクチュエータが設けられておらず、サイドフレーム207aは支点213aを中心に受動的に揺動する。なお、支点213aは、脚先端ブラケット205aの前部に設けられた支持部と、サイドフレーム207の支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。
217aは、サイドフレーム207aの前端側に回動自在に設けられたアイドラであり、218aは、サイドフレーム207aの下部に回動自在に設けられて下ローラであり、219aは、サイドフレーム207a上部に回動自在に設けられた上ローラである。
220aは、サイドフレーム207a後端側に設けられた駆動スプロケットであり、222aは、アイドラ217aと下ローラ218aと上ローラ219aと駆動スプロケット220aとに巻回して設けられた履帯であり、駆動スプロケット220aが不図示の走行用油圧モータの動作によりサイドフレーム207aに対し回動することにより、履帯222aがサイドフレーム207aに対し周回動作し、作業機械1を走行させるように構成されている。サイドフレーム207a、および、サイドフレーム207aに設けられたアイドラ217a、各ローラ218a,219a、駆動スプロケット220a、履帯222aなどによって走行体ユニットが構成されている。
−−−脚上下シリンダ214a−−−
脚ユニット202aを上下させる脚上下シリンダ214aについて、以下に詳述する。本実施の形態では、脚上下シリンダ214aにトラニオン型シリンダを採用している。すなわち、脚上下シリンダ214aのシリンダロッド先端部と、シリンダ筒側面部におけるシリンダロッド寄りとに支持部が設けられており、シリンダロッド先端部の支持部が支点223aでセンタフレーム201と係合し、シリンダ筒側面部におけるシリンダロッド寄りの支持部(シリンダ筒側面部のトラニオン型の支持部として示す)が支点224aによって脚根元ブラケット203aと係合している。脚上下シリンダ214aは、センタフレーム201の前方外側で、脚根元ブラケット203aと脚フレーム204aの上部に位置する構成となっている。
すなわち、支点223aは、センタフレーム201の外周部分である左側前部の上部に設けられた支持部と、脚上下シリンダ214aのシリンダロッド先端部の支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。そして、支点223aは、センタフレーム201と脚根元ブラケット203aとの連結部位である支点208aよりも上方に設けられている。支点224aは、シリンダ筒側面部のトラニオン型の支持部が、脚根元ブラケット203aの上部前側に設けられた支持部で揺動自在に軸支されることで構成されている。支点224aは、脚フレーム204aの上部に位置するように構成されている。したがって、脚上下シリンダ214aは、支点208aよりも上側に設けられている。
脚上下シリンダ214aのシリンダロッドが伸長して支点223aと支点224aとを離間させると、支点208aを中心に脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205a、サイドフレーム207aが下方へ回動する。これにより、図4に示すように、サイドフレーム207aに対してセンタフレーム201および上部旋回体3が上昇するので、作業機械1の高さ、すなわち作業フロント6の高さが高くなる。
脚上下シリンダ214aのシリンダロッドが縮退して支点223aと支点224aとを接近させると、支点208aを中心に脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205a、サイドフレーム207aが上方へ回動する。これにより、図1に示すように、サイドフレーム207aに対してセンタフレーム201および上部旋回体3が下降するので、作業機械1の高さ(作業フロント6の高さ)が低くなる。
上述したように、脚上下シリンダ214aは、シリンダロッドを伸長させることで、支点208aを中心に脚根元ブラケット203aや脚フレーム204aを下方に回動させることで、上部旋回体3を重力に抗して上昇させる。すなわち、上部旋回体3を重力に抗して上昇させるためには、脚上下シリンダ214aの推力が、支点223a,224aに作用することとなる。この、脚上下シリンダ214aの推力が作用する支点223a,224aの位置が、揺動対象物である脚根元ブラケット203aや脚フレーム204aに対して、平面視において左右方向にずれていると、センタフレーム201や脚根元ブラケット203a、脚フレーム204aにねじれを生じさせることとなる。
このように、脚根元ブラケット203aや脚フレーム204aに対して、支点223a,224aの位置(すなわち脚上下シリンダ214aの位置)が平面視において左右方向にずれていると、このねじれを抑制するためにセンタフレーム201や脚根元ブラケット203a、脚フレーム204aの強度を上げなければならず、これらの各部材の重量が増加して、作業機械1の重量増やコスト増を招いてしまう。したがって、本実施の形態のように、脚根元ブラケット203aや脚フレーム204aに対して平面視において重なるように、すなわち、脚根元ブラケット203aや脚フレーム204aの上方に脚上下シリンダ214aを配設することが望ましい。
上述したように、他の脚ユニット202b〜202dは、脚ユニット202aと同様の構成である。そして、脚ユニット202bは、センタフレーム201に対して脚ユニット202aと左右対称に設けられ、脚ユニット202cは、センタフレーム201に対して脚ユニット202aと前後対称に設けられ、脚ユニット202dは、センタフレーム201の中心に対して脚ユニット202aと対称に設けられている。そのため、脚ユニット202aの脚上下シリンダ214aと、脚ユニット202cの脚上下シリンダ214cとは、平面視において前後方向に延在する同一の直線上に位置する。同様に、脚ユニット202bの脚上下シリンダ214bと、脚ユニット202dの脚上下シリンダ214dとは、平面視において前後方向に延在する同一の直線上に位置する。
−−−サイドフレーム207aの左右方向への移動について−−−
上述したように、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205aおよびリンクロッド206aによって平行リンクが形成されている。そのため、脚左右シリンダ215aのシリンダロッドが伸長されると、脚先端ブラケット205aが脚根元ブラケット203aに対して平行を保ったままに左側へ移動し、脚左右シリンダ215aのシリンダロッドが縮退されると、脚先端ブラケット205aが脚根元ブラケット203aに対して平行を保ったままに右側へ移動する。したがって、脚左右シリンダ215aのシリンダロッドの伸縮により、前後方向に延在するサイドフレーム207aの延在方向が変化することなく、サイドフレーム207aが左右方向に移動する。
本実施の形態の作業機械1では、次の作用効果を奏する。
(1) 各脚上下シリンダ214a〜214dが、それぞれ脚根元ブラケット203a〜203dと脚フレーム204a〜204dの上部に位置する構成となっていることから、各脚上下シリンダ214a〜214dに対して取り外し等の作業する際に、他のシリンダや構造物が邪魔になることがなく、作業機械のメンテナンス性が向上する。
(2) 上述したように、脚ユニット202b〜202dは、脚ユニット202aと同様の構成である。そして、上述したように、脚ユニット202bは、センタフレーム201に対して脚ユニット202aと左右対称に設けられ、脚ユニット202cは、センタフレーム201に対して脚ユニット202aと前後対称に設けられ、脚ユニット202dは、センタフレーム201の中心に対して脚ユニット202aと対称に設けられている。そのため、左前の脚ユニット202aと、右後の脚ユニット202dとでは、脚上下シリンダ214aと脚上下シリンダ214dの取付け部位の構造は同一である。左前の脚ユニット202aと、右前および左後の脚ユニット202b,202cとでは、脚上下シリンダ214aと脚上下シリンダ214b,214cの取付け部位の構造は左右方向で対称となる。
したがって、たとえば、左前の脚ユニット202aにおける脚上下シリンダ214aに関する構造を基準として考えて、左前の脚ユニット202aをはじめに設計すれば、残りの三台の脚ユニット202b〜202dについては、左前の脚ユニット202aの設計計算や図面等をそのまま利用することが可能となり、設計工数を短縮することが可能となる。同様に、センタフレーム201について、左側前部を設計することによって、右側前部、左側後部および右側後部は、左側前部の設計計算や図面等をそのまま利用することが可能となり、センタフレーム201の設計工数を短縮することが可能となる。
(3) 各脚上下シリンダ214a〜214dが、それぞれ脚根元ブラケット203a〜203dと脚フレーム204a〜204dの上部に位置する構成となっていることから、センタフレーム201の全長201L(図1参照)が、前後2本の脚上下シリンダをセンタフレーム上で前後方向に並べて配設した従来例(たとえば特開平6−257182号公報記載の作業機械)のセンタフレームの全長と比較して短くなる。したがって、作業機械1の全長も、従来例の作業機械の全長より短くなり、旋回半径の増大抑制によって移動性が向上する。また、脚ユニット202a,202bと作業フロントとの接触による破損可能性を低減できる。
(4) 各脚上下シリンダ214a〜214dが、それぞれ脚根元ブラケット203a〜203dと脚フレーム204a〜204dの上部に位置する構成となっていることから、センタフレーム201の全高201H(図1参照)が、前後2本の脚上下シリンダをセンタフレーム上で前後方向に並べて配設した従来例(たとえば特開平6−257182号公報記載の作業機械)のセンタフレームの全高と比較して低くなっている。そのため、作業機械1の全高を低くできる。また、作業機械1の全高を高くしなくても、センタフレーム201下面と路面225との高さの差を大きく取ることができるため、路面225上の障害物と接触することによるセンタフレーム201の損傷の可能性を低減できる。
(5) また、各脚上下シリンダ214a〜214dが、それぞれ脚根元ブラケット203a〜203dと脚フレーム204a〜204dの上部に位置する構成となっていることから、センタフレーム201の全幅201W(図2参照)が、前後2本の脚上下シリンダをセンタフレーム上で左右方向に並べて配設した場合と比べて、のセンタフレームの全幅を狭くすることができる。したがって、作業機械1の全幅も狭くすることができるので、狭所現場への進入性が向上する。
−−−第2の実施の形態−−−
図3を参照して、本発明による作業機械の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、脚上下シリンダの支持構造が第1の実施の形態と異なる。
図3に示すように、本実施の形態の作業機械1では、脚上下シリンダ234aのシリンダ筒の支持部は、シリンダ筒端部に設けられたクレビス型の支持部である。脚上下シリンダ234aは、シリンダロッド先端部が支点223aでセンタフレーム201と係合し、シリンダ筒側端部が支点236aによって脚根元ブラケット233aと係合している。支点236aは、シリンダ筒端部のクレビス型の支持部が、脚根元ブラケット233aの前部に設けられた支持部で揺動自在に軸支されることで構成されている。支点236aは、脚フレーム204aの上部に位置するように構成されている。したがって、脚上下シリンダ234aは、支点208aよりも上側に設けられている。
なお、脚上下シリンダ234aのシリンダ筒側の支持部の位置が上述した第1の実施の形態と比べて前方に位置しているため、上述した第1の実施の形態の脚根元ブラケット203aと比べて、脚根元ブラケット233aは、前後方向の長さが長い。
このように構成することによっても、上述した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、脚上下シリンダ214a,234aが脚フレーム204aの上部で外部に露出しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、防泥等のために脚上下シリンダ214a,234aをカバーで被ってもよい。また、このカバーに強度を持たせて、揺動フレームの強度メンバの一部としてもよい。
(2) 上述の説明では、支点208a,223aがセンタフレーム201の外周部分に設けられているが、本発明はこれに限定されない。支点208a,223aは、センタフレーム201の周縁近傍に設けられていればよく、必ずしも、センタフレーム201の外周部分に設けられている必要はない。
(3) 上述の説明では、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205aおよびリンクロッド206aによって平行リンクが形成されているが、本発明はこれに限定されず、サイドフレーム207aが左右方向へ移動することは必須ではない。この場合、脚根元ブラケット203aを介さずに、脚フレーム204aが直接センタフレーム201と回動可能に結合されていてもよく、脚上下シリンダ214a,234aのシリンダ筒側の支持部が直接、脚フレーム204aの支持部と揺動自在に連結されように構成すればよい。
(4) 上述の説明では、脚上下シリンダ214a,234aがシリンダロッド側をセンタフレーム201側に向けて配設されているが、脚上下シリンダ214a,234aがシリンダ筒側をセンタフレーム201側に向けて配設されていてもよい。
(5) 上述の説明では、脚上下シリンダ214aのシリンダ筒側面部のトラニオン型の支持部がシリンダロッド側(ヘッド側)に設けられているが、脚上下シリンダ214aのシリンダ筒側面部のトラニオン型の支持部の位置は、任意である。
(6) 上述の説明では、走行体ユニットが履帯を有するクローラ型の走行体ユニットであったが、走行輪を有する走行体ユニットであってもよい。
(7) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、走行体フレームを有する4つの独立した走行体ユニットと、上部旋回体と、上部旋回体を旋回可能に搭載するセンタフレームと、一端が走行体フレームに接続され、他端がセンタフレームの周縁近傍で軸支されて上下方向に独立して揺動可能な4つの揺動フレームと、4つの揺動フレーム毎に設けられて、4つの揺動フレームをセンタフレームに対して上下方向に独立して揺動させることで走行体ユニットをセンタフレームに対して独立して上下動させる4つの駆動シリンダとを備え、駆動シリンダの各々は、センタフレームの周縁近傍に設けられた第1の支持部と、揺動フレームに設けられる第2の支持部とによって支持されて、駆動シリンダの各々は、第1の支持部よりもセンタフレームの外側に配設され、駆動シリンダの各々は、シリンダロッドを伸長させて第1の支持部と第2の支持部とを離間させることで、揺動フレームをセンタフレームに対して下方へ揺動させ、シリンダロッドを縮退させて第1の支持部と第2の支持部とを接近させることで、揺動フレームをセンタフレームに対して上方に揺動させることを特徴とする各種構造の作業機械を含むものである。
1 作業機械 2 下部走行体
3 上部旋回体 201 センタフレーム
202a〜202d 脚ユニット 203a〜203d 脚根元ブラケット
204a〜204d 脚フレーム 205a〜205d 脚先端ブラケット
207a〜207d 走行体フレーム(サイドフレーム)
208a〜208d 支点 223a〜223d 支点
224a〜224d 支点 236a〜236d 支点

Claims (7)

  1. 走行体フレームを有する4つの独立した走行体ユニットと、
    上部旋回体と、
    前記上部旋回体を旋回可能に搭載するセンタフレームと、
    一端が前記走行体フレームに接続され、他端が前記センタフレームの周縁近傍で軸支されて上下方向に独立して揺動可能な4つの揺動フレームと、
    前記4つの揺動フレーム毎に設けられて、前記4つの揺動フレームを前記センタフレームに対して上下方向に独立して揺動させることで前記走行体ユニットを前記センタフレームに対して独立して上下動させる4つの駆動シリンダとを備え、
    前記駆動シリンダの各々は、前記センタフレームの周縁近傍に設けられた第1の支持部と、前記揺動フレームに設けられる第2の支持部とによって支持されて、
    前記駆動シリンダの各々は、前記第1の支持部よりも前記センタフレームの外側に配設され、
    前記駆動シリンダの各々は、シリンダロッドを伸長させて前記第1の支持部と前記第2の支持部とを離間させることで、前記揺動フレームを前記センタフレームに対して下方へ揺動させ、前記シリンダロッドを縮退させて前記第1の支持部と前記第2の支持部とを接近させることで、前記揺動フレームを前記センタフレームに対して上方に揺動させることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記駆動シリンダは、前記揺動フレームの上方に配設されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業機械において、
    前記駆動シリンダは、平面視において前記揺動フレームと重なるように配設されていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記センタフレームの前方右側に配設された前記駆動シリンダと、前記センタフレームの後方右側に配設された前記駆動シリンダとは、平面視においてシリンダロッドの延在方向が同一直線上に位置するように配設され、
    前記センタフレームの前方左側に配設された前記駆動シリンダと、前記センタフレームの後方左側に配設された前記駆動シリンダとは、平面視においてシリンダロッドの延在方向が同一直線上に位置するように配設されていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記第1の支持部は、前記センタフレームの周縁近傍で軸支されている前記揺動フレームの他端よりも上方に設けられていることを特徴とする作業機械。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記駆動シリンダは、トラニオン式の支持部を有し、前記トラニオン式の支持部で前記第1の支持部または前記第2の支持部に支持されることを特徴とする作業機械。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記走行体ユニットは、履帯または走行輪を有することを特徴とする作業機械。
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