JP2011213407A - 貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベル原紙を押圧するときはラベル原紙がより破断されやすく、且つラベル原紙を搬送するときにはラベル原紙がより破断されにくい貼付装置を提供すること。
【解決手段】長尺に形成され、短手幅方向にわたる切れ目が長手方向に間隔をあけて複数設けられた原紙2を長手方向に沿って搬送する搬送部20と、搬送部20によって搬送される原紙2における切れ目を含む部分に、長手方向に沿う張力を加える搬入部21と、搬入部21により原紙2に張力が付加された状態で原紙2の面に交差する方向へ進退して張力を加えた切れ目の一端部のみを押圧し、張力を加えた切れ目に沿って原紙2を破断して複数のラベル3に切り分ける破断部40と、破断部40によって切り分けられたラベル3を被貼付物9まで移送して被貼付物9に貼り付ける貼付部50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、貼付装置に関する。
従来、壜や箱などにラベルを貼り付ける貼付装置が知られている。例えば、特許文献1には、剥離紙を用いない長尺状ラベル原紙から、複数のラベルを切り出して被貼付物に貼り付けることができるラベル原紙の切断装置が記載されている。
特許文献1に記載のラベル原紙の切断装置は、ラベル原紙の切れ目部分又はその近傍に所定の打撃力を印加する切断手段を備え、打撃力によってラベル原紙を切れ目から切り離すことができる。
特開2001−328186号公報
しかしながら、特許文献1に記載された切断装置では、ラベル原紙を確実に切断するために切れやすい切れ目を形成すると、切断手段までラベル原紙を搬送する搬送工程においても切れやすくなる。長尺状ラベル原紙が切断手段に搬送される前に切れてしまった場合にはラベルを切断して被貼付物に貼り付ける一連の工程が中断してしまうおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ラベル原紙を押圧するときはラベル原紙がより破断されやすく、且つラベル原紙を搬送するときにはラベル原紙がより破断されにくい貼付装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の貼付装置は、長尺に形成され、短手幅方向にわたる切れ目が長手方向に間隔をあけて複数設けられたラベル原紙を前記長手方向に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記ラベル原紙における前記切れ目を含む部分に、前記長手方向に沿う張力を加える張力付加手段と、前記張力付加手段により前記ラベル原紙に張力が付加された状態で前記ラベル原紙の面に交差する方向へ進退して前記張力を加えた切れ目の一端部のみを押圧し、前記張力を加えた切れ目に沿って前記ラベル原紙を破断して複数のラベルに切り分ける破断部と、前記破断部によって切り分けられた前記ラベルを被貼付物まで移送して前記被貼付物に貼り付ける貼付部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の貼付装置は、ロール状に巻かれた前記ラベル原紙から前記ラベル原紙を繰り出して前記搬送部に供給する原紙供給部をさらに備え、前記原紙供給部は、前記ラベル原紙を前記ロール状に巻かれた形態で支持し、前記ロール状の前記ラベル原紙を軸回りに回転させる回転駆動軸と、前記回転駆動軸と前記搬送部との間で前記ラベル原紙に一定の張力をかけるダンサーロールと、を有することが好ましい。
また、前記貼付部は、前記ラベルを吸着して保持する移送面を有し、前記破断部と前記被貼付物との間で循環駆動する移送帯と、前記移送帯に吸着された前記ラベルのうち最も前記被貼付物に近い側まで搬送された先頭ラベルの位置を検出するラベル端検知手段と、前記ラベル端検知手段によって前記先頭ラベルが検出されたときに、前記移送帯の循環駆動を一時停止させるとともに前記搬送部と前記破断部との双方の動作を一時停止させる一時停止手段と、前記被貼付物に前記ラベルを貼り付けるために設けられた貼付位置へ向けて前記先頭ラベルを繰り出す繰出機構と、を有し、前記搬送部は、前記ラベル原紙の前記切れ目を検出する切れ目検知手段を有し、前記一時停止手段は、前記繰出機構によって前記ラベルを前記被貼付物へ繰り出す動作が開始されるのと同時に前記搬送部と前記破断部との双方の動作を再開させ、前記搬送部は、前記一時停止手段によって動作が再開された後、前記切れ目検知手段によって検出された前記切れ目が前記破断部へ移動するまで前記ラベル原紙を搬送することが好ましい。
また、前記貼付部は、前記破断部によって切り分けられた前記ラベルを吸着する移送面を有する移送帯を有し、前記搬送部は、前記ラベル原紙を挟み込むとともに、前記破断部において破断された前記ラベルを前記搬送部から前記移送帯へ送るローラを有し、前記移送帯は、前記ローラに掛けまわされ、前記ローラが軸回りに回動することで循環駆動されることが好ましい。
また、前記繰出機構は、前記被貼付物に向けて前記先頭ラベルを移動させるために、前記移送面と平行な面内で前記移送帯の駆動方向に直交する回転軸と、円柱面形状の外面とを有する繰出ローラ部を備えることが好ましい。
本発明の貼付装置によれば、ラベル原紙の切れ目に張力をかけ、張力がかけられた切れ目の近傍で且つラベル原紙の短手幅方向の一端部を押圧し、ラベル原紙の短手幅方向の端に応力を集中させて原紙を破断するので、原紙を押圧するときには原紙がより破断しやすく、且つ原紙を搬送するときには原紙が破断されにくくすることができる。
本発明の第1実施形態の貼付装置の構成を示す模式図である。 同貼付装置におけるアンワインダーの一部の構成を拡大して示す拡大図である。 (A)は同貼付装置に使用される原紙を示す斜視図、(B)は同原紙の側面図である。 同貼付装置における搬送部の一部の構成を示す部分断面図である。 同貼付装置の一部の構成を示すブロック図である。 同貼付装置の一部の構成を示す側面図である。 同貼付装置の一部の構成を示す平面図である。 同貼付装置の一部の構成を示す正面図である。 (A)は同貼付装置における破断部の構成を示す斜視図、(B)は同破断部における押圧部材の一部の構成を示す側面図である。 同貼付装置における貼付部の構成を示す斜視図である。 同貼付部の一部の構成を示す斜視図である。 同貼付装置を用いた本発明の第1実施形態のラベル貼付方法を説明するためのフローチャートである。 (A)および(B)は同貼付装置の使用時における搬送部の動作を説明するための動作説明図である。 (A)ないし(C)は同貼付装置の使用時における破断部の動作を説明するための動作説明図である。 (A)および(B)は同破断部の作用を説明するための説明図である。 (A)、(B)および(C)は同貼付装置における貼付部および繰出機構の動作を説明するための動作説明図である。 (A)は同実施形態の変形例の一部の構成を示す平面図、(B)は(A)のA−A線における断面図である。 (A)および(B)は同変形例における巻き込み防止部材の一部の構成を示す斜視図である。 (A)および(B)は同実施形態の他の変形例の一部の構成を示す図で、図17(A)のA−A線と同様の断面線における断面図である。 同変形例の貼付装置の作用を説明するための説明図である。
本発明の一実施形態の貼付装置1について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の貼付装置1の構成を示す模式図である。図2は、同貼付装置におけるアンワインダーの一部の構成を拡大して示す拡大図である。図3(A)は貼付装置1に使用される原紙2を示す斜視図、図3(B)は原紙2の側面図である。図4は、貼付装置1における搬送部20の一部の構成を示す部分断面図である。図5は、貼付装置1の一部の構成を示すブロック図である。図6は、貼付装置1の一部の構成を示す側面図である。図7は、貼付装置1の一部の構成を示す平面図である。図8は、貼付装置1の一部の構成を示す正面図である。図9(A)は貼付装置1における破断部40の構成を示す斜視図、図9(B)は破断部40における押圧部材44の一部の構成を示す側面図である。図10は、貼付装置1における貼付部50の構成を示す斜視図である。図11は、貼付部50の一部の構成を示す斜視図である。
図1、図3(A)、および図3(B)に示すように、貼付装置1は、原紙2を切れ目部4から破断させ、原紙2をラベル3に分割して被貼付物9に貼り付けるものである。
原紙2は、複数のラベル3が切れ目部4を介して一続きに繋がって長尺に形成されているものである。
ラベル3は、基材2aの厚さ方向の一方に粘着層2bが形成されたものである。
図3(A)および図3(B)に示すように、基材2aは、薄いシート状に形成されているものである。なお、基材2aの厚さは、基材2aが可撓性を有する厚さであれば特に限定されるものではない。
基材2aの材質は、例えば紙や樹脂などを採用することができる。なお、基材2aの材質はこれに限られるものではない。
基材2aの厚さ方向の他方には、模様や文字などを適宜形成することができる。本実施形態の基材2aは、切れ目部4の位置に対して位置決めされたアラインメントマーク5を基材2aの前述の他方に有している。なお、アラインメントマーク5は粘着層2b側に設けられていてもよいし、基材2aはアラインメントマーク5を有していなくてもかまわない。
粘着層2bは、被貼付物9に対して接着力を有するものであれば、材料は特に限定されるものではない。
切れ目部4は、原紙2の長手方向に直交する短手幅方向に直線状に延ばして形成されたものである。切れ目部4の形状は、厚さ方向に貫通された複数のスリットが一定の間隔を空けて設けられた形状である。また、切れ目部4において、原紙2の短手幅方向の両端は切れている。なお、切れ目部4の形状はこれに限られるものではない。
本実施形態では、貼付装置1は、原紙2の短手幅方向の一端部6から原紙2の短手幅方向の他端部7へ原紙2を順に切れ目部4において破断させるものであるとして説明する。
本実施形態の原紙2は、たとえば筒状の筒管8に巻きつけられてロール形状とされている。また、一続きのラベル3を外周側から順次繰り出すことができるように、基材2aの厚さ方向において粘着層2bと反対側の面の最外層には剥離層が設けられている。
図1に示すように、被貼付物9は、ラベル3が貼り付けられる対象となるものである。
被貼付物9は、ラベル3を貼り付けるための貼付位置9aが予め定められているものである。
本実施形態において、被貼付物9の形状は、箱状であり、平坦な部分に貼付位置9aが定められている。なお、被貼付物9の形状は箱に限られるものではない。たとえば、被貼付物9の形状は、円柱形状など曲面を有する形状でもよく、貼付位置9aは曲面上に設定されていてもかまわない。
本実施形態では、被貼付物9は、貼付位置9aが外部に露出されるようにコンベア装置100上に置かれ、コンベア装置100によって一定速度で一方向へ搬送される。
次に、貼付装置1の構成について説明する。
図1に示すように、貼付装置1は、アンワインダー(原紙供給部)10と、搬送部20と、破断部40と、貼付部50とを備えている。
アンワインダー10は、ロール形状とされた原紙2から一続きのラベル3を繰り出させて搬送部20へ供給するものである。
アンワインダー10は、アンワインダー軸11と、撓み除去機構15とを備えている。
図2に示すように、アンワインダー軸11は、筒管8に巻かれた原紙2を筒管8の中心軸(以下、「第一中心軸O1」と称する。)周りに回転させるものである。
アンワインダー軸11の形状は、たとえば直径が筒管8の内径と略等しい円柱形状に形成されており、筒管8の内部に刺し通すことができるようになっている。なお、アンワインダー軸11の形状は、これに限られるものではない。たとえば、アンワインダー軸11は、筒管8の両端に取り付けるための一対の取り付け部材を有し、この取り付け部材によって筒管8を中心軸方向から挟み込んで原紙2を支持できるものであってもよい。
また、アンワインダー軸11には、アンワインダー軸11の外周面を挟んでアンワインダー軸11を減速あるいは停止させるブレーキ12と、筒管8とアンワインダー軸11とを固定するための固定機構13とが設けられている。
ブレーキ12は、筒管8の軸方向の両端側にそれぞれ設けられており、アンワインダー軸11を挟んで互いに向き合う一対の湾曲面12Aと、湾曲面12Aを開閉動作させるための一対の開閉突起部12Bと、湾曲面12Aが閉じる方向に湾曲面12Aを付勢する付勢部材12Cとを有している。
湾曲面12Aは、支点を中心として閉動作することでアンワインダー軸11の外周面に当接し、摩擦によってアンワインダー軸11に制動力をかけることができるようになっている。
固定機構13は、アンワインダー軸11の径方向における第一中心軸O1からの距離が異なる連続した湾曲面が形成された板カム部13Aと、板カム部13Aの周縁に当接して板カム部13Aによってアンワインダー軸11の径方向へ進退移動される移動子13Bとを有している。
板カム部13Aは、例えば手作業によってアンワインダー軸11の軸回りに回転させることができる。
移動子13Bは、最も径方向外側へ移動されたときにはアンワインダー軸11の外周面よりも径方向外側に端部が位置し、最も径方向内側へ移動されたときにはアンワインダー軸11の外周面よりも径方向内側に同端部が位置する。
アンワインダー軸11の径方向内側に移動子13Bが位置している状態でロール状の原紙2の筒管8をアンワインダー軸11に取り付け、アンワインダー軸11の軸回りに板カム部13Aを回動させることで、移動子13Bによって筒管8をアンワインダー軸11に固定できる。
図1に示すように、撓み除去機構15は、アンワインダー10と搬送部20との間に設けられたものであり、アンワインダー10から繰り出された原紙2の撓みを除去し、また常に搬入部21に一定のテンションを与えるものである。
撓み除去機構15は、支持ローラ14と、ダンサーロール16と、ダンサーアーム17と、支持ローラ18とを備えている。
支持ローラ14は円柱形状に形成され、アンワインダー軸11の第一中心軸O1と平行に設けられている。支持ローラ14の外面には、アンワインダー10から繰り出された原紙2が掛けられている。
ダンサーロール16は、アンワインダー軸11の第一中心軸O1と平行な向きに中心軸(以下、「第二中心軸O2」と称する。)が向けられた円柱形状になっている。ダンサーロール16の外面には、原紙2が掛けられている。ダンサーロール16において原紙2が掛けられる部分の直径は、原紙2の硬さや脆さに応じて定められている。原紙2が硬い材質や脆い材質でできている場合にはダンサーロール16の前述の直径は大きいほうがより好ましい。
ダンサーロール16は、ダンサーアーム17によって予め定められた可動範囲内でアンワインダー軸11および支持ローラ18に対して相対移動できるようになっている。
ダンサーアーム17は、一端がダンサーロール16に連結され、他端がアンワインダー軸11に連結された棒状部材である。ダンサーアーム17は、アンワインダー軸11に連結された側の端を揺動中心として揺動できるようになっている。ダンサーアーム17は、揺動中心側の端に固定された開き部材17Aと、ダンサーアーム17の中間部に連結され所定の牽引力でダンサーアーム17を牽引する牽引部材17Bとを有している。
開き部材17Aは、ブレーキ12の開閉突起部12Bの間に配置され、開閉突起部12Bの間隔よりも最大外径が大きく形成されている。これにより、ダンサーアーム17が支持ローラ18側へ揺動されることで開き部材17Aによってブレーキ12の開閉突起部12Bの間隔を広げ、アンワインダー軸11にかかる制動力を解除できる。
牽引部材17Bは、一端がダンサーアーム17に固定されているとともに、他端が貼付装置1のフレームに固定されている。本実施形態では、牽引部材17Bは、コイルスプリングである。牽引部材17Bは、ダンサーアーム17が所定の可動範囲内にあるときに、ダンサーロール16を介して略一定の牽引力を原紙2に掛けることができるようになっている。本実施形態では、牽引部材17Bが原紙2に掛ける牽引力は1.9kgである。なお、牽引部材17Bの牽引力は、原紙2の材質と切れ目部4の形状とに応じて定められる。
ダンサーアーム17は、ダンサーロール16に掛けられた原紙2にかかる張力を一定に保つことができるようになっている。
支持ローラ18は、ダンサーロール16と搬送部20との間に設けられ、原紙2を支持するとともに原紙2の送り方向を変えるものである。
支持ローラ18は、搬送部20の図示しないフレームに固定されている。支持ローラ18の形状は、ダンサーロール16の第二中心軸O2と平行な向きに中心軸(以下、「第三中心軸O3」と称する。)が向けられた円柱形状になっている。支持ローラ18の外周面は、原紙2の粘着層2bが接する面である。支持ローラ18の外周面には、粘着層2bが付着しないようにする目的で、表面加工が施されている。支持ローラ18の外周面の表面加工としては、粘着層2bに対する付着性を低下させる適宜の表面加工を採用することができる。たとえば、本実施形態では、支持ローラ18の外周面には、たとえば表面に微小な凹凸を形成した非貼付表面加工が施され、粘着層2bとの接触面積を減らす表面加工が施されている。
撓み除去機構15は、支持ローラ14、アンワインダー軸11および支持ローラ18に対してダンサーロール16が移動されることで支持ローラ14、アンワインダー軸11、ダンサーロール16、および支持ローラ18にそれぞれ掛けられた原紙2に撓みが生じないように引き伸ばす方向へ一定の張力をかけることができるようになっている。
図1、図4および図5に示すように、搬送部20は、搬入部21と、搬出部27と、切れ目検知センサ34と、搬送制御部35とを備えている。
搬送部20は、アンワインダー10から供給された原紙2を搬送し、搬入部21と搬出部27との間で原紙2に張力をかけるものである。
搬入部21は、支持ローラ18を通過して送られた原紙2を破断部40へ搬入し、原紙2の一部が破断部40へ搬入されたあとに原紙2に張力をかけるものである。搬入部21は、本実施形態における張力付加手段である。本実施形態では、搬入部21によって原紙2にかける張力の大きさは、張力付加手段の張力のみによって原紙2を破断させる張力の大きさよりも小さい。
搬入部21は、基準部材22と、搬入ローラ部23と、搬入駆動機構26とを備えている。
基準部材22は、搬入ローラ部23に搬入される原紙2を搬入ローラ部23に対して位置決めするものである。
基準部材22の形状は、搬入ローラ部23の後述する第四中心軸O4及び第五中心軸O5に直交する面と平行なガイド面22aを有する形状である。ガイド面22aは、原紙2の短手幅方向の一端部6を当接させて原紙2をガイドするものである。ガイド面22aの位置については後述する。
図6に示すように、搬入ローラ部23は、原紙2の厚さ方向の両面を挟み込んで原紙2を移動させるものである。
搬入ローラ部23は、原紙2を挟んで対向して配置された第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25を備えている。
第一搬入ローラ24の形状は、支持ローラ18の第三中心軸O3と平行な向きに中心軸(以下、「第四中心軸O4」と称する。)が向けられた円柱形状になっている。
第二搬入ローラ25の形状は、第一搬入ローラ24と同様であり、支持ローラ18の第三中心軸O3と平行な向きに中心軸(以下、「第五中心軸O5」と称する。)が向けられている。第二搬入ローラ25の外周面には、上述の支持ローラ18と同様に粘着層2bに対する付着性を低下させる適宜の表面加工が施されている。
第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25とには、原紙2の短手幅方向の一端部6側を配置する端部位置P1(図8参照)が予め定められている。端部位置P1は、上述の基準部材22によって定められている。また、第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25とは、図示しないギアによって中心軸回りに互いに逆回転可能に連結されている。
図4および図5に示すように、搬入駆動機構26は、回転駆動するモータ36と、スリップ機構37とを備える。
スリップ機構37は、モータ36に接続されモータ36によって回転される回転部38と、第二搬入ローラ25に接続されたスリップ部39とを有する。回転部38とスリップ部39とは同軸状に設けられており、回転部38とスリップ部39とが向き合う面38a、39aは互いに面接触し、摩擦係合されている。
回転部38とスリップ部39との間の静止摩擦係数以下の力がかかっているときには、回転部38とスリップ部39とは一体に回転するようになっている。さらに、回転部38とスリップ部39との間の静止摩擦係数を越える力がかかると回転部38とスリップ部39とは相対回転するようになっている。本実施形態では、回転部38とスリップ部39とは、図示しない圧着力調整手段によって所定の圧着力に設定できるようになっている。
スリップ部39は、第二搬入ローラ25に駆動ベルトによって接続されている。このため、スリップ部39が回転されることによって第二搬入ローラ25が回転するようになっている。
回転部38とスリップ部39との間における上記所定の圧着力の下限値は、第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25との間に原紙2が挟まれた状態において、撓み除去機構15が原紙2にかける張力によって回転部38とスリップ部39とが相対回転しない値とされている。
回転部38とスリップ部39との間における上記所定の圧着力の上限値は、第一ローラ24と第二ローラ25とによって原紙2が挟まれた状態において、第一ローラ24および第二ローラ25が原紙2にかける張力の大きさが、この張力のみによって原紙2が切れ目部4において破断する張力以下となる値とされている。
このように、搬入駆動機構26は、モータ36が回転駆動することによって第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25とをそれぞれ第四中心軸O4、第五中心軸O5回りに互いに逆回りに回転され、第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25にモータ36からかかる力の上限は上記所定の圧着力に基づいて一定とされている。
さらに、搬入駆動機構26は、搬送制御部35からの回転駆動信号に基づいて第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25の回転方向および回転速度を変えることができるようになっている。なお、搬入駆動機構26は、第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25の回転方向と回転速度との少なくともいずれかを変えることができるようになっていればよい。
搬出部27は、搬入部21を通過した原紙2を貼付部50側へ搬出するものである。
搬出部27は、搬出ローラ部28と、搬出駆動機構31とを備えている。
搬出ローラ部28は、原紙2の長手方向の先端部を挟み込んで原紙2を支持するものであり、原紙2が破断部40によって破断されて生じるラベル3を貼付部50へ搬出するものである。
図6および図7に示すように、搬出ローラ部28は、原紙2を挟んで対向して配置された第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ30を備えている。
第一搬出ローラ29の形状は、支持ローラ18の第三中心軸O3と平行な向きに中心軸(以下、「第六中心軸O6」と称する。)が向けられた略円柱形状になっている。
図7に示すように、第一搬出ローラ29には、第六中心軸O6方向に一定間隔おきに複数の小径部29aが並べて形成されている。小径部29aは、後述する移送帯56が架けられるものである。
小径部29aが並べられた間隔の大きさは、少なくとも原紙2の短手幅方向の寸法よりも小さい大きさである。好ましくは、小径部29aが並べられた間隔の大きさは、原紙2の短手幅方向の寸法の半分以下である。なお、小径部29aは、原紙2の短手幅方向の寸法に応じて適宜その間隔を定めてよい。
小径部29aの形状は、第六中心軸O6と直交する方向に段差が形成された形状である。また、小径部29aの形状は、第六中心軸O6を中心とした円柱形状になっている。なお、小径部29aには、後述する移送帯56に対して滑りにくくするための加工がされていてもよいし、移送帯56に対して滑りにくい材質の滑り止め部材が設けられていてもよい。
図6に示すように、第二搬出ローラ30の形状は、第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25と同様である。また、第二搬出ローラ30は、第一搬出ローラ29の第六中心軸O6と平行な向きに中心軸(以下、「第七中心軸O7」と称する。)が向けられている。第二搬出ローラ30の外周面には、上述の支持ローラ18と同様に粘着層2bに対する付着性を低下させる表面加工が施されている。
図5および図6に示すように、搬出駆動機構31は、第一搬出ローラ29と第二搬出ローラ30とをそれぞれ第六中心軸O6、第七中心軸O7回りに回転動作させるものである。
搬出駆動機構31の駆動源として、電力によって動作するモータ(以下、このモータを「搬出モータ32」と称する。)を採用することができる。本実施形態では、搬出駆動機構31は、搬出モータ32と、搬出モータ32と第二搬出ローラ30とに架けられた駆動ベルト33とを有している。さらに、第二搬出ローラ30と第一搬出ローラ29とには図示しないギアがそれぞれ設けられて互いにかみ合わされている。これにより、第一搬出ローラ29と第二搬出ローラ30とは搬出モータ32によって互いに逆回転できるようになっている。なお、搬出駆動機構31の駆動方式は電力を用いたモータ駆動に限られるものではない。
搬出駆動機構31は、搬送制御部35からの回転駆動信号に基づいて、第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ30の回転速度を変えたり、第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ30の回転を停止させたりできるようになっている。
切れ目検知センサ34は、支持ローラ18と搬入ローラ部23との間に配置され、原紙2の切れ目部4を検知するものである。
切れ目検知センサ34は、アラインメントマーク5を認識する画像センサである。なお、切れ目検知センサ34は、画像センサに限られるものではない。たとえば、原紙2の厚さ方向一方から他方へ通過する光を使用し、原紙の切れ目または原紙に施された孔を検知する光学センサを採用することもできる。
切れ目検知センサ34は、搬送制御部35に電気的に接続されており、切れ目部4を検知したこと示す切れ目検知信号を搬送制御部35へ送信できるようになっている。
搬送制御部35は、切れ目検知センサ34から送信された切れ目検知信号を受信し、搬入ローラ部23および搬出ローラ部28を回転させる回転駆動信号を搬入駆動機構26および搬出駆動機構31へ送信するものである。
搬送制御部35が搬入駆動機構26へ送信する回転駆動信号には、原紙2を搬入方向へ送る搬入信号と、原紙2を停止させる回転停止信号と、原紙2を搬送方向と逆方向へ送る逆送信号とがある。
搬入信号は、切れ目検知信号が検知されたときの原紙2の位置から一定距離だけ原紙2を搬入方向へ移動させる信号である。具体的には、搬入信号は、予め定められた単位角度だけ搬入ローラ部23を回動させるパルス信号である。搬送制御部35は、このパルス信号を搬入駆動機構26へ複数回送信することで一定距離だけ原紙2を搬入できるようになっている。
逆送信号は、上述のパルス信号に定められた方向と逆方向に、予め定められた上述の単位角度だけ搬入ローラ部23を回動させるパルス信号である。逆送信号は、搬出ローラ部28に原紙2が挟まれているときに原紙2を搬入方向と逆方向に引っ張る張力をかけるための信号である。
搬送制御部35が搬出駆動機構31へ送信する回転駆動信号には、原紙2を搬出方向へ送る搬出信号と、原紙2を停止させる回転停止信号とがある。
搬出信号は、ラベル3の長手方向の寸法よりも長い一定距離だけ原紙2を搬出方向(本実施形態では搬入方向と同じ方向である)へ移動させる信号である。搬出信号は、搬入信号と同様なパルス信号である。
また、搬送制御部35は、破断部40の後述する破断制御部45と、貼付部50の後述する貼付制御部65とにそれぞれ電気的に接続されている。搬送制御部35は、切れ目部4が破断部40に到達したときに、破断部40の動作を開始させる破断開始信号を破断制御部45へ送信できるようになっている。
また、搬送制御部35は、貼付制御部65から後述する貼付信号およびラベル停止信号を受信したときには、貼付信号およびラベル停止信号に基づいて回転駆動信号を発することができるようになっている。
図1および図4に示すように、破断部40は、搬送部20によって張力がかけられた原紙2の押圧領域Q1を基材2aの厚さ方向へ押圧して原紙2を切れ目部4に沿って破断させるものである。
押圧領域Q1は、原紙2上に予め定められた領域である。押圧領域Q1の位置は、原紙2の長手方向に沿う方向で原紙2の切れ目部4から離れた位置であり、且つ原紙2の短手幅方向の一端部6の近傍の位置である。
また、押圧領域Q1の位置は、原紙2の長手方向に沿う方向で原紙2の切れ目部4から0.3mm以上、0.8mm以下の範囲にある位置であることが好ましい。
また、押圧領域Q1の位置は、原紙2の短手幅方向の一端部6から短手幅方向に沿って内側へ0.5mm以上、0.9mm以下の範囲にある位置であることが好ましい。
また、押圧領域Q1の面積は、1.0mm以上、且つ2.0mm以下であることが好ましい。
たとえば、原紙2が上質紙やコート紙等によって形成されている場合には、押圧領域Q1において、直径が0.75mmの円の内側領域が押圧されるようになっていることが好ましい。さらに、この場合、押圧領域Q1の中心位置は、原紙2の長手方向に沿う方向で原紙2の切れ目部4から測って0.5mm以上且つ1.0mm以下の範囲にあり、原紙2の短手幅方向の一端部6から短手幅方向に沿って他端部7側へ測って0.5mm以上且つ1.0mm以下の範囲にある位置であることが好ましい。
図1、図9(A)、および図9(B)に示すように、破断部40は、アクチュエータ41と、アクチュエータ41に固定された連結部材43と、連結部材43に固定された押圧部材44と、アクチュエータ41の動作を制御する破断制御部45とを備えている。
アクチュエータ41は、押圧部材44を移動させて押圧領域Q1(図4参照)に押し付けるためのものである。
図9(A)に示すように、アクチュエータ41としては、作動軸部材42を軸方向に進退動作させるものを適宜採用することができる。本実施形態では、アクチュエータ41は、直流電力を用いて作動軸部材42を軸方向に進退させるソレノイドを有するものである。アクチュエータ41による押圧部材44の移動方向については後述する。
連結部材43は、アクチュエータ41の作動軸部材42の先端に固定され、作動軸部材42の軸方向に対して交差する方向に延ばして形成された棒状の部材である。
連結部材43は、アクチュエータ41の作動軸部材42によって動作されるようになっている。
図9(A)および図9(B)に示すように、押圧部材44は、連結部材43において作動軸部材42が固定された端と反対側の端に固定されている。押圧部材44は、棒状の押圧基体44aと、原紙2の押圧領域Q1に接触させて原紙2を押圧するための先端凸部44bとを有している。
押圧基体44aは、先端凸部44bと反対側の基端部が連結部材43に固定されている。さらに、押圧基体44aの中心軸の向きは作動軸部材42の中心軸と平行に向けられている。
先端凸部44bは、原紙2の押圧領域Q1を原紙2の面に交差する方向へ押圧するものである。本実施形態では、先端凸部44bは、原紙2の押圧領域Q1を原紙2の厚さ方向へ押圧するものである。
先端凸部44bの形状は、円柱形状になっている。本実施形態では、先端凸部44bは、押圧基体44aの中心軸と同軸をなし、外径が0.75mmの円柱形状に形成されている。
なお、先端凸部44bの形状は、これに限られるものではない。たとえば、先端凸部44bの形状は、基端部から先端凸部44bへ向かう方向に進むに従って直径が漸次小さくなるように形成されていてもよい。また、先端凸部44bの形状は、半球形状であってもよい。さらに、先端凸部44bの形状は、円柱以外にたとえば角柱形状であってもよい。先端凸部44bの形状は、原紙2に対して平面、あるいは球面などの曲面で接触する形状であることが好ましい。
図4及び図8に示すように、アクチュエータ41によって押圧部材44の先端凸部44b(図9(B)参照)を移動させる位置の制御目標値(以下、「押圧ポイントP4」と称する。)は、上述のガイド面22aの面方向と平行で、且つガイド面22aから第四中心軸O4と平行な方向へ所定幅W1だけ離れて位置する面P2上にある。本実施形態では、この所定幅W1は、原紙2の短手幅方向の一端部6をガイド面22aに当接させたときに短手幅方向に沿って他端部7側へ0.5mm以上且つ1.0mm以下の範囲の距離であることが好ましい。
さらに、押圧ポイントP4の位置は、第一搬入ローラ24および第二搬入ローラ25によって支持された原紙2の面と、上述の面P2とが交差する位置である。アクチュエータ41は、先端凸部44bを押圧ポイントP4へ移動させて押圧ポイントP4において原紙2に押圧できるようになっている。
なお、アクチュエータ41が連結部材43や押圧部材44を直線移動させるものでない場合には、先端凸部44bの位置はこの限りでない。ただし、破断部40は、少なくとも押圧部材44の先端凸部44bが上述の押圧ポイントP4を通過するように押圧部材44を移動させるものであることが好ましい。
図5および図9(A)に示すように、破断制御部45は、搬送制御部35から送信された破断開始信号に基づいてアクチュエータ41を動作させる破断駆動信号を送信し、アクチュエータ41の動作が終了したら破断終了信号を搬送制御部35へ送信するものである。
図1、図10および図11に示すように、貼付部50は、破断部40で破断されて搬出部27から搬出されたラベル3を被貼付物9に貼り付けるものである。
貼付部50は、移送機構51と、繰出機構57と、貼付制御部65(図5参照)とを備えている。
移送機構51は、搬出部27から搬出されたラベル3を繰出機構57の位置まで移すものである。
移送機構51は、減圧容器52と、従動ローラ54と、テンションローラ55と、移送帯56と、を備えている。
減圧容器52は、搬出部27から搬出されるラベル3の面と平行な面方向に略矩形形状の開口部52bと、減圧容器52の外壁52aを貫通して形成された吸出部52cと、吸出部52cに設けられたファン(吸出機構)53と、を備えている。
ファン53は、減圧容器52の内部から外部へ空気を吸い出すものであり、電力を動力源として軸周りに回転動作する羽が複数形成されたものである。ファン53が動作することによって、減圧容器52の吸出部52cを通じて空気が吸い出され、減圧容器52の開口部52bを通じて空気が吸い込まれるようになっている。
従動ローラ54は、移送帯56を支持するものであり、減圧容器52の外壁52aに連結されているものである。
従動ローラ54の形状は、第一搬出ローラ29の第六中心軸O6と平行な向きに中心軸(以下、「第八中心軸O8」と称する。)が向けられた円柱形状になっている。
テンションローラ55は、移送帯56を支持するとともに、移送帯56の張り具合を調整するものである。
テンションローラ55の形状は、従動ローラ54の第八中心軸O8と平行な向きに中心軸が向けられた円柱形状になっている。
移送帯56は、従動ローラ54、テンションローラ55、及び搬送部20の第一搬出ローラ29に架けられ、テンションローラ55によって一定の張力で張られたものである。
移送帯56は、複数の帯部材56aを有している。帯部材56aの数は、第一搬出ローラ29に形成された小径部29aの数と同じ数である。本実施形態では、帯部材56aは8つ設けられている。なお、帯部材56aの数はこれに限られるものではない。
複数の帯部材56aは、第一搬出ローラ29の第六中心軸O6方向に小径部29aの間隔と同じ間隔を空けて並べて配置されている。帯部材56aの形状は、環状であり、第一搬出ローラ29の小径部29aの幅寸法よりも幅が狭い形状である。帯部材56aの材質は、可撓性を有する材質であり、具体的には、ゴムや合成樹脂などである。なお、帯部材56aの形状は、これに限られるものではない。例えば、帯部材56aは、歯付き状ベルトであってもよく、この場合、小径部29aの外面はこの歯付き状ベルトの歯に合わせたギア状に形成されていてもよい。また、帯部材56aの材質はこれに限られるものではなく、たとえば金属製であってもかまわない。移送帯56は、第一搬出ローラ29が回転することで減圧容器52の内部で循環駆動できるようになっている。
図6および図10に示すように、第一搬出ローラ29と従動ローラ54との間では、複数の帯部材56aによって面が構成されている。この面は、ラベル3を第一搬出ローラ29の位置から従動ローラ54の位置まで移送する移送面Rになっている。
図1に示すように、繰出機構57は、繰出ローラ部58と、ラベル端検知センサ61と、ブラシ64(押付機構)とを備えている。
繰出ローラ部58は、移送帯56によって従動ローラ54の位置まで移送されたラベル3を被貼付物9側へ繰り出すものである。
繰出ローラ部58は、移送帯56を挟んで従動ローラ54と反対側に設けられた第一繰出ローラ59と、第一繰出ローラ59よりも第一搬出ローラ29側で移送帯56に対して第一繰出ローラ59と同じ側に設けられた第二繰出ローラ60とを備えている。第一繰出ローラ59及び第二繰出ローラ60の形状は、従動ローラ54の第八中心軸O8と平行な向きに中心軸が向けられた円柱形状になっている。第一繰出ローラ59と第二繰出ローラ60の中心軸は、移送面Rと平行な面上に位置し、且つ移送帯56の駆動方向に対して直交している。また、第一繰出ローラ59および第二繰出ローラ60は、移送帯56に接触されて配置されており、移送帯56が循環駆動することでそれぞれ中心軸回りに回転できるようになっている。
図1に示すように、ラベル端検知センサ61は、移送帯56によって移送されるラベル3の移送方向の後端を検知するものである。本実施形態では、ラベル端検知センサ61は、減圧容器52の内部に配置された発光体62と、減圧容器52の外部で発光体62が発する光を受光する受光体63とを有している。
発光体62は、たとえばレーザー光を出射するものである。受光体63は、レーザー光が受光されていない状態からレーザー光が受光されている状態に変化したときにラベル到達信号を発するものである。また、発光体62は、移送帯56の帯部材56aの隙間を通じてレーザー光を減圧容器52の外へ出射できるように配置されている。
ラベル端検知センサ61は、移送帯56によって移送されるラベル3によってレーザー光が遮断されたときに、ラベル到達信号を発することでラベル3の先端を検知できるようになっている。なお、ラベル端検知センサ61の構成はこれに限られるものではない。
図1に示すように、ブラシ64は、減圧容器52の外壁52aに固定されており、柔軟に形成されるとともに弾力を有する刷毛部64aを有している。
刷毛部64aは、繰出機構57によって繰り出されたラベル3を被貼付物9に撫で付けるものである。
なお、ブラシ64に代えて、ラベル3を被貼付物9に撫で付ける円柱面を有するアイドルローラや、ラベル3を被貼付物9に押し付ける弾性を有するスポンジまたはゴムなどを採用することもできる。
図1および図5に示すように、貼付制御部65は、被貼付物9の貼付位置9aにラベル3を貼り付けるためにラベル3の位置を制御するものである。
貼付制御部65は、コンベア装置100に設けられた図示しない被貼付物位置検知センサから、被貼付物9が貼付部50に到着することを示す到着予定信号を受信できるようになっている。また、貼付制御部65は、コンベア装置100から受信した到着予定信号に基づいて、搬送制御部35へ貼付信号を送信できるようになっている。さらに、貼付制御部65は、ラベル端検知センサ61から受信したラベル到達信号に基づいてラベル3が繰出機構57の位置に到達したことを検知し、搬送制御部35へラベル停止信号を送信できるようになっている。
次に、上述した構成の貼付装置1を用いてラベル3を被貼付物9に貼り付ける動作について説明する。
図12は、貼付装置1を用いたラベル貼付方法を説明するためのフローチャートである。また、図13(A)および図13(B)は、貼付装置1の使用時における搬送部20の動作を説明するための動作説明図である。また、図14(A)、図14(B)、および図14(C)は貼付装置1の使用時における破断部40の動作を説明するための動作説明図である。また、図15(A)および図15(B)は破断部40の作用を説明するための説明図である。また、図16(A)、図16(B)、および図16(C)は貼付装置1における貼付部50および繰出機構57の動作を説明するための動作説明図である。
最初に、図1に示すように、貼付装置1およびコンベア装置100を準備する。まず、作業者の手作業によってロール形状の原紙2をアンワインダー10に取り付ける。続いて、アンワインダー10から原紙2を手作業によって巻き出し、支持ローラ14、ダンサーロール16、および支持ローラ18に掛け、搬入ローラ部23に原紙2を挟み込む。
続いて、貼付装置1を起動する。すると、貼付部50のファン53は回転駆動を開始し、吸出部52cから空気を排出する。
また、作業者は、コンベア装置100を動作させる。すると、被貼付物9がコンベア装置100によって搬送される。
次に、貼付装置1の動作について、図12を参照して説明する。
ステップS1は、原紙2を破断部40へ搬入する搬入工程である。
ステップS1では、搬送部20の搬送制御部35は搬入駆動機構26に搬入信号を送信する。すると、図13(A)に示すように、搬入ローラ部23が回転する。これにより、原紙2が破断部40へ向かって移動する。
原紙2が破断部40側へ移動すると、図1に示すダンサーロール16は支持ローラ18側へと引き寄せられる。このとき、ダンサーロール16の自重及び牽引部材17Bによる牽引力によって原紙2にかかる張力は一定に維持される。ダンサーロール16が支持ローラ18側へ引き寄せられると、ダンサーロール16に取り付けられているダンサーアーム17は揺動中心回りに揺動し、これにより開き部材17Aはブレーキ12の開閉突起部12Bを押してその間隔を広げる。すると、ブレーキ12の湾曲面12Aがアンワインダー軸11の外面から離間し、アンワインダー軸11は回転できるようになる。これにより、アンワインダー10から原紙2が繰り出される。アンワインダー10から原紙2が繰り出されると、ダンサーロール16が支持ローラ18から離間する方向へ自重および牽引部材17Bの牽引力によって移動し、原紙2にかかる張力が一定に保たれる。その結果、アンワインダー10と搬送部20との間では一定の張力で原紙2が張られて撓みが除去される。
搬送部20では、搬入ローラ部23が原紙2を破断部40へ搬入する。このとき、図5に示すように、切れ目検知センサ34はアラインメントマーク5を認識して切れ目部4を検知して切れ目検知信号を搬送制御部35へ送信する。搬送制御部35が切れ目検知信号を受信したら、搬送制御部35は搬入駆動機構26へ搬入信号を送信する。
また、図5に示すように、搬送制御部35は搬出駆動機構31へ搬出信号を送信する。
搬送制御部35から搬入駆動機構26及び搬出駆動機構31へパルス信号がすべて送信されると、搬入ローラ部23と搬出ローラ部28との間に切れ目部4が位置するまで搬入ローラ部23は原紙2を搬入する。このとき、押圧領域Q1は、押圧部材44の先端凸部44bによる押圧ポイントP4に位置する。
これでステップS1は終了し、ステップS2へ移行する。
ステップS2は、原紙2に張力をかける張力付加工程である。
ステップS2では、搬送制御部35は、搬入駆動機構26へ逆送信号を送信する。すると、図13(B)に示すように、搬出ローラ部28が回転している場合には、搬入ローラ部23の第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25は減速、あるいは急停止する。なお、搬出ローラ部28がラベル停止信号に基づいて停止している場合には搬入ローラ部23の第一搬入ローラ24と第二搬入ローラ25は逆回転される。したがって、搬出ローラ部28に原紙2が支持された状態で搬入ローラ部23が原紙2を牽引するので、搬入ローラ部23によって原紙2に張力がかけられる。原紙2にかけられる張力の大きさは、原紙2が切れ目部4から搬入ローラ部23、搬出ローラ部28からの張力のみによって破断する張力の大きさよりも小さい。このため、ステップS2では切れ目部4は破断しない。
たとえば、原紙2の材質としてコート紙を用いた場合、短手幅方向の寸法が80mmであり、切れ目部4の形状が0.5mm止、1.5mm切の破線状であるときには、約9kgの張力をかけると、張力のみによって切れ目部4において原紙2が破断する。このため、ステップS2においてこの例の原紙2にかける張力は9kg未満であり、好ましくは2kg以上9kg未満である。
また、例えば原紙2の材質として上述と同様のコート紙を用い、短手幅方向の寸法が25mmであり、切れ目部4の形状が上述と同様に0.5mm止、1.5mm切の破線状であるときには、約2.2kgの張力を掛けると、張力のみによって切れ目部4において原紙2が破断する。このため、ステップS2においてこの例の原紙2にかける張力は2.2kg未満であり、好ましくは1.0kg以上2.2kg未満である。
なお、ステップS2において原紙にかける張力の大きさは、例えばコート紙の場合、その繊維長やコートの材質などに基づいて最適な大きさに定めることが好ましい。
これでステップS2は終了し、ステップS3へ移行する。
ステップS3は、原紙2を切れ目部4に沿って破断させる破断工程である。
ステップS3では、図5に示すように、搬送制御部35から破断制御部45へ破断開始信号が送信される。すると、破断制御部45からアクチュエータ41へ破断駆動信号が送信される。破断駆動信号を受信したアクチュエータ41は、作動軸部材42を直線移動させる。すると、図14(A)、図14(B)および図14(C)に示すように、連結部材43を介して作動軸部材42に固定されている押圧部材44が直線移動する。さらに、押圧部材44の先端凸部44bが押圧領域Q1を押圧する。
押圧部材44の先端凸部44bが押圧領域Q1を押圧すると、図15(A)に示すように、押圧領域Q1を中心として原紙2に撓みが生じる。原紙2には張力がかかっており、押圧領域Q1に撓みが生じると、押圧領域Q1の近傍における原紙2の一端部6に応力が集中する。これにより、図15(B)に示すように、原紙2の切れ目部4にかかる張力に加えて前述の応力がかかることで、押圧領域Q1の近傍の一端部6に位置する切れ目部4が破断する。すると、原紙2が切れ目部4に沿って連鎖して他端部7へ向かって破断する。これにより、原紙2はラベル3に分割される。
アクチュエータ41は作動軸部材42を元の位置へ戻す。すると、押圧部材44が移動前の位置に戻る。続いて、破断制御部45はアクチュエータ41の作動軸部材42の位置が元の位置へ戻ったことを検知し、搬送制御部35へ破断完了信号を送信する。搬送制御部35が破断完了信号を受信したら、搬送制御部35は搬出ローラ部28へ回転駆動信号を送信する。
これでステップS3は終了し、ステップS4へ移行する。
ステップS4は、移送帯56を用いてラベル3を移送する移送工程である。
図5に示すように、搬送制御部35は、貼付制御部65から貼付信号を受信したら、搬出駆動機構31へ搬出信号を送信する。すると、搬出ローラ部28はラベル3を移送帯56に接触するまで搬出する。貼付部50では、ファン53が空気を吸出部52cから吸い出しているので開口部52bから空気が吸い込まれる。これにより、ラベル3は移送帯56に吸着される。第一搬出ローラ29は、移送帯56を循環駆動させてラベル3を移送する。
図16(A)に示すように、移送帯56によってラベル3が従動ローラ54側へ移送される途中で、ラベル3の先端がレーザー光の光路を遮断する。さらにラベル3が移送帯56によって移送されると、図16(B)に示すように、ラベル3の後端がレーザー光の位置を通り越したときにレーザー光は受光体63に再び到達する。すると、ラベル端検知センサ61は、貼付制御部65へラベル到達信号を送信する。貼付制御部65は、ラベル到達信号を受信すると、ラベル停止信号を搬送制御部35へ送信する。すると、搬送制御部35は搬入駆動機構26及び搬出駆動機構31へ回転停止信号を送信する。これにより、搬入ローラ部23および搬出ローラ部28が停止する。さらに、搬出ローラ部28の第一搬出ローラ29によって動作されていた移送帯56も停止する。すると、移送帯56に吸着されているラベル3も停止する。この状態で、貼付装置1は被貼付物9が到達するまで待機する。
これでステップS4は終了し、ステップS5へ移行する。
ステップS5は、被貼付物9にラベル3を貼り付ける貼付工程である。
ステップS5では、被貼付物9がコンベア装置100によって搬送されたことをコンベア装置100が検知したら、図5に示すように、貼付制御部65はコンベア装置100から到着予定信号を受信する。すると、貼付制御部65は搬送制御部35へ貼付信号を送信する。搬送制御部35が貼付制御部65から貼付信号を受信すると、搬送制御部35は、搬出駆動機構31へ搬出信号を送信する。搬出駆動機構31は搬出ローラ部28を回転させ、ラベル3を搬出するとともに、移送帯56を循環駆動させる。
図16(C)に示すように、貼付部50では、繰出ローラ部58が移送帯56によって回転し、移送帯56に吸着されたラベル3のうち先頭のラベル3を従動ローラ54側へ移動させる推進力をかける。ラベル3が従動ローラ54の位置を通過すると、従動ローラ54に架けられた移送帯56がラベル3から離れ、ラベル3は被着物へ向けて繰り出される。これにより、ラベル3の先端は被貼付物9に接触し、被貼付物9の貼付位置9aにラベル3の粘着層2bが付着する。さらにブラシ64の刷毛部64aによってラベル3が貼付位置9aに撫で付けられる。これでラベル3が被貼付物9に貼り付けられる。
これでステップS5は終了する。
なお、ステップS5が行われている間、後続の原紙2に対してステップS1ないしステップS4が行われている。
以上説明したように、本実施形態の貼付装置1およびラベル貼付方法によれば、切れ目部4の近傍で且つ原紙2の短手幅方向の一方の端の近傍に設定された押圧領域Q1を押圧し、原紙2の短手幅方向の端に応力を集中させて原紙2を破断するので、原紙2を押圧するときには原紙2がより破断しやすく、且つ原紙2を搬送するときには原紙2が破断されにくくすることができる。
また、アンワインダー10と搬送部20との間に撓み除去機構15を備えているので、アンワインダー10から搬送部20までの間で原紙2が撓むことが抑制され、搬送部20に送られる前に原紙2が切れ目部4に沿って破断してしまう可能性を低減させることができる。
また、切れ目検出センサによって切れ目の位置を検知でき、被貼付物9に貼り付ける対象となる先頭のラベル3をラベル端検知センサ61によって検知できるようになっているので、被貼付物9にラベル3を貼り付けるためにラベル3を待機させているときには原紙2を搬送したり原紙2を破断させたりする動作を一時停止させ、ラベル3を被貼付物9に貼り付ける動作が行われたときに一時停止した時点から動作を再開できる。
また、破断部40からラベル3を搬出するための第一搬出ローラ29によって貼付部50の移送帯56を循環駆動することができるので、搬送部20から移送帯56へ確実にラベル3を移送することができる。
また、貼付部50が繰出機構57を有しているので、移送帯56とラベル3とが滑ることが抑制され、ラベル3を被貼付物9へ精度よく推進することができる。
(変形例1)
次に、本実施形態の変形例の貼付装置100について説明する。
図17(A)は、貼付装置100の一部の構成を示す平面図である。また、図17(B)は、図17(A)のA−A線における断面図である。また、図18(A)は、貼付装置100における第一巻き込み防止部材の構成を示す斜視図である。また、図18(B)は、貼付装置100における第二巻き込み防止部材の構成を示す斜視図である。
図17(A)に示すように、本変形例では、搬送部20に代えて搬送部120を備える点で上述の貼付装置1と構成が異なっている。
搬送部120は、第一搬入ローラ24、第二搬入ローラ25、及び第二搬出ローラ30と構成が異なる第一搬入ローラ124、第二搬入ローラ125、および第二搬出ローラ130を有する。
また、第一搬入ローラ124と第一搬出ローラ29との間には第一巻き込み防止部材136が設けられており、第二搬入ローラ125と第二搬出ローラ130との間には、第二巻き込み防止部材137が設けられている。
第一搬入ローラ124、第二搬入ローラ125、および第二搬出ローラ130は、第一搬出ローラ29と同様に小径部29aが形成されている。
本変形例では、帯部材56aは、小径部29aのそれぞれにおいて片側に寄せて配置されている。
図17(B)および図18(A)に示すように、第一巻き込み防止部材136は、小径部29aのそれぞれの溝にはめ込まれた複数の支持棒136aを有する。支持棒136aは、原紙2の搬送方向に延び、互いに平行に並べて設けられている。
図17(B)および図18(B)に示すように、第二巻き込み防止部材137は板状に形成され、第一巻き込み防止部材136側に向く面は原紙2を支持する支持面137aになっている。また、第二巻き込み防止部材137には、第二搬入ローラ125および第二搬出ローラ130の外周面を露出させる複数の貫通孔137bが形成されている。
このような構成であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本変形例の構成によれば、第一搬入ローラ124、第二搬入ローラ125、第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ130が回転しているときに、原紙2を第一搬出ローラ29と第二搬出ローラ130との間に導くことができる。その結果、原紙2が第一搬入ローラ124、第二搬入ローラ125、第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ130に巻きつくことを抑制できる。
(変形例2)
次に、本実施形態の変形例2の貼付装置200について説明する。
図19(A)は、図17(A)のA−A線と同様の断面線における本変形例の貼付装置200の断面図である。また、図19(B)は本変形例における巻き込み防止部材の構成を示す斜視図である。また、図20は、本変形例の貼付装置1の作用を説明するための説明図である。
本変形例では、上述の変形例1で説明した第一巻き込み防止部材136および第二巻き込み防止部材137に代えて、第一巻き込み防止部材236および第二巻き込み防止部材237を備える点で構成が異なっている。
第一巻き込み防止部材236は、第一搬入ローラ124と第二搬入ローラ125との間に搬入された原紙2が、第一搬入ローラ124と第一搬出ローラ29との間に挟み込まれるのを防止するためのものである。
第二巻き込み防止部材237は、第一搬入ローラ124と第二搬入ローラ125との間に搬入された原紙2が、第二搬入ローラ125と第二搬出ローラ130との間に挟み込まれるのを防止するためのものである。
第一巻き込み防止部材236および第二巻き込み防止部材237は同形同大に形成されている。第一巻き込み防止部材236および第二巻き込み防止部材237は、第六中心軸O6と平行な方向へ延ばして形成された本体部236a、237aと、本体部236a、237aから径方向外側へ突出して形成された櫛型部236b、237bと、を有している。
櫛型部236b、237bは、小径部29aに差し込むことができる大きさに形成されており、小径部29aとの間にわずかな隙間を有している。
このような構成によれば、第一搬入ローラ124、第二搬入ローラ125、第一搬出ローラ29および第二搬出ローラ130が回転しているときに原紙2を第一搬出ローラ29と第二搬出ローラ130との間に導くことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、上述の実施形態では、直径0.75mmの先端凸部44Aの端面が押圧領域Q1に接触する例を示したが、先端凸部44Aが押圧領域Q1に接触する接触面の大きさはこれに限られるものではない。原紙2の押圧領域Q1内において先端凸部44Aが接触する接触面は、直径が0.6mm以上、0.9mm以下の円の内側領域であることが好ましい。
1 貼付装置
2 原紙(ラベル原紙)
3 ラベル
4 切れ目部
10 アンワインダー
11 アンワインダー軸(回転駆動軸)
16 ダンサーロール
15 撓み除去機構
20 搬送部
21 搬入部(張力付加手段)
27 搬出部
29 第一搬出ローラ(ローラ)
40 破断部
44 押圧部材
44b 先端凸部
50 貼付部
56 移送帯
57 繰出機構
61 ラベル端検知センサ(ラベル端検知手段)
65 貼付制御部(一時停止手段)

Claims (5)

  1. 長尺に形成され、短手幅方向にわたる切れ目が長手方向に間隔をあけて複数設けられたラベル原紙を前記長手方向に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記ラベル原紙における前記切れ目を含む部分に、前記長手方向に沿う張力を加える張力付加手段と、
    前記張力付加手段により前記ラベル原紙に張力が付加された状態で前記ラベル原紙の面に交差する方向へ進退して前記張力を加えた切れ目の一端部のみを押圧し、前記張力を加えた切れ目に沿って前記ラベル原紙を破断して複数のラベルに切り分ける破断部と、
    前記破断部によって切り分けられた前記ラベルを被貼付物まで移送して前記被貼付物に貼り付ける貼付部と、
    を備えることを特徴とする貼付装置。
  2. ロール状に巻かれた前記ラベル原紙から前記ラベル原紙を繰り出して前記搬送部に供給する原紙供給部をさらに備え、
    前記原紙供給部は、
    前記ラベル原紙を前記ロール状に巻かれた形態で支持し、前記ロール状の前記ラベル原紙を軸回りに回転させる回転駆動軸と、
    前記回転駆動軸と前記搬送部との間で前記ラベル原紙に一定の張力をかけるダンサーロールと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
  3. 前記貼付部は、
    前記ラベルを吸着して保持する移送面を有し、前記破断部と前記被貼付物との間で循環駆動する移送帯と、
    前記移送帯に吸着された前記ラベルのうち最も前記被貼付物に近い側まで搬送された先頭ラベルの位置を検出するラベル端検知手段と、
    前記ラベル端検知手段によって前記先頭ラベルが検出されたときに、前記移送帯の循環駆動を一時停止させるとともに前記搬送部と前記破断部との双方の動作を一時停止させる一時停止手段と、
    前記被貼付物に前記ラベルを貼り付けるために設けられた貼付位置へ向けて前記先頭ラベルを繰り出す繰出機構と、
    を有し、
    前記搬送部は、前記ラベル原紙の前記切れ目を検出する切れ目検知手段を有し、
    前記一時停止手段は、前記繰出機構によって前記ラベルを前記被貼付物へ繰り出す動作が開始されるのと同時に前記搬送部と前記破断部との双方の動作を再開させ、
    前記搬送部は、前記一時停止手段によって動作が再開された後、前記切れ目検知手段によって検出された前記切れ目が前記破断部へ移動するまで前記ラベル原紙を搬送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
  4. 前記貼付部は、前記破断部によって切り分けられた前記ラベルを吸着する移送面を有する移送帯を有し、
    前記搬送部は、前記ラベル原紙を挟み込むとともに、前記破断部において破断された前記ラベルを前記搬送部から前記移送帯へ送るローラを有し、
    前記移送帯は、前記ローラに掛けまわされ、前記ローラが軸回りに回動することで循環駆動される
    ことを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
  5. 前記繰出機構は、
    前記被貼付物に向けて前記先頭ラベルを移動させるために、前記移送面と平行な面内で前記移送帯の駆動方向に直交する回転軸と、円柱面形状の外面とを有する繰出ローラ部を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
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