JP2011213323A - 車両用シート - Google Patents

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Osamu Fukui
治 福井
Keisuke Hayama
恵介 端山
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Abstract

【課題】適切な時期にシートを傾動することができる車両用シートを提供する。
【解決手段】
メインスイッチがONされ(S1)ドアスイッチがONになったらシート本体を回動した後(S3)、着座センサの状態を検出する(S4)。着座センサがOFFの場合、チルト機構を作動しシート本体を傾倒して(S6)メインルーチンへ戻る。着座センサがONの場合、シート本体に乗員が着座していると判断できるので、感圧スイッチの状態を検出する(S5)。感圧スイッチがOFFの場合、何もせずにメインルーチンへ戻る。感圧スイッチがONの場合、着座者が足を乗降口側へ動かし大腿部がシートクッションの凸部上に移動され感圧スイッチがONしたと判断することができ、降車動作を行ったと判断できるので、チルト機構を作動することでシート本体を傾倒し(S6)メインルーチンへ戻る。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に取り付けられる車両用シートに関する。
従来、車両への乗降性を向上する為の機能を備えた車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両用シートにあっては、ドアを開操作しドアスイッチがオン作動すると、シートクッションの前端部を下げるように構成されている。
特開2008−114670号公報
しかしながら、このような従来の車両用シートにあっては、図7に示すように、ドア開に連動してシートを傾動するため、以下の点が課題となる。
(1)乗員801の降車動作を検知できない。
(2)乗員801が降車動作をする前にシート座面802の前端部803が下がる。
(3)降車動作する前にシート座面802が下がることで、足805の大腿部806と腹部807の距離が近くなり、通常の着座状態に対して乗車姿勢が窮屈となる。
(4)シート座面802が下がった状態において、足805と腹部807の距離が近付く為、足805を持ち上げる負担が増し、車室外に足を出しにくい。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、適切な時期にシートを傾動することができる車両用シートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車両用シートにあっては、シート本体のシート座面を傾動する機能を備えた車両用シートにおいて、着座者の降車動作を検知する検知手段と、該検知手段が前記降車動作を検知した際に前記シート座面の傾動を開始して前端部を下げる傾動手段と、を備えている。
すなわち、シート本体に着座した着座者が降車する際には、先ず、乗降口のドアを開放する。そして、降車動作に入る。
すると、この着座者の降車動作は、検知され、これに基づいて前記シート座面の傾動が開始され、シート座面の前端部が下げられる。
また、請求項2の車両用シートにおいては、前記検知手段は、前記シート本体の側部に設けられた乗降口のドアが開放されたことを検出するドア開検出手段と、該ドア開検出手段が前記ドアの開放を検出するとともに、前記乗降口側に位置する前記シート座面の側部に設けられたセンサが圧力を検出した際に前記降車動作があったと判断する判断手段と、からなる。
すなわち、降車時において、シート本体の側部に設けられた乗降口を閉鎖したドアが開放された際には、これが検出される。そして、このドアの開放が検出された際には、前記乗降口側に位置する前記シート座面の側部に設けられたセンサが圧力を検出したか否かが判断される。
このとき、前記シート本体に着座した着座者が降車する際には、足の大腿部をシート座面の乗降口側の側部へ移動する。このため、前記側部に設けられた前記センサが前記大腿部の圧力を受け、当該圧力を検出した際には、前記降車動作があったと判断される。
これにより、前記シート座面の傾動が開始され、当該シート座面の前端部が下げられる。
さらに、請求項3の車両用シートでは、前記検知手段は、乗降時に傾倒して使用する乗降口近傍の乗降用アシストグリップの使用状態を検出した際に前記降車動作があったと判断する。
すなわち、前記シート本体に着座した着座者が降車する際には、乗降口を閉鎖したドアを開放した後、該乗降口近傍に設けられた乗降用アシストグリップを把持する等して使用する。
このとき、この乗降用アシストグリップが使用されたことが検出され、この場合、前記降車動作があったと判断される。
これに基づいて、前記シート座面の傾動が開始され、当該シート座面の前端部が下げられる。
以上説明したように本発明の請求項1の車両用シートにあっては、乗降口のドアを開放した後に行われる着座者の降車動作が検知された際に、これに基づいて前記シート座面の傾動を開始して当該シート座面の前端部を下げることができる。
このように、着座者の降車動作を確認してからシート座面の前端部を下げることができるので、ドアの開放に基づいてシート座面を傾動する従来と比較して、降車動作に入る前にシート座面が前下がりとなり、足の大腿部と腹部の距離が近くなり、通常の着座状態と比較して乗車姿勢が窮屈となるといった不具合を解消することができる。
また、降車動作の前段階で前記シート座面が前下がりになってしまう従来のように、足と腹部の距離が近づいて足を持ち上げる負担が増加し車室外に足を出しにくくなるといった問題を防止することができる。
したがって、適切な時期にシートを傾動することで、前述したように従来の問題点を解決することができる。
また、請求項2の車両用シートにおいては、前記シート本体の側部に設けられた乗降口を開放した後、前記シート本体に着座した着座者が足の大腿部をシート座面の乗降口側へ移動したことを検出することで、前記降車動作があったと判断することができる。
これに基づいて、前記シート座面を傾動し前端部の下げを開始することができる。
さらに、請求項3の車両用シートでは、前記シート本体に着座した着座者が降車する際には、乗降口近傍に設けられた乗降用アシストグリップを把持する等して使用して降車動作を開始する。
このとき、この乗降用アシストグリップが使用されたことが検出されるので、これにより前記降車動作があったと判断することができる。
これに基づいて、前記シート座面の傾動し前端部の下げを開始することができる。
本発明の第一の実施の形態を示す説明図である。 同実施の形態の各部を示す説明図である。 同実施の形態の利用形態を示す説明図である。 (a)は同実施の形態の動作を示すフローチャートであり、(b)は本発明の第二の実施の形態を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施の形態を示す説明図である。 (a)は同実施の形態の動作を示すフローチャートであり、(b)は本発明の第四の実施の形態を示すフローチャートである。 従来例を示す説明図である。
(第一の実施の形態)
以下、本発明の第一の実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかる車両用シート1を示す図であり、車両の左側に位置する助手席に取り付けられた場合を例に挙げて説明する。
この車両用シート1のシート本体11は、座面を構成するシートクッション12と、該シートクッション12の後端部に起立した背もたれを形成するシートバック13とを備えている。前記シート本体11は、図2にも示すように、前記シートクッション12に設けられたシートレッグがチルト機構や回転機構やスライド機構14を介してフロアに支持されている。
前記チルト機構は、図1に示したように、チルト回転軸21を備えており、該チルト回転軸21を中心に前記シート本体11を傾動できるように構成されている。前記チルト回転軸21は、前記シートクッション12の幅方向に延在するとともに、車両中心側から車両外方へ向かうに従って車両前方へ向けて斜めに延設されている。
これにより、前記シート本体11を前記チルト回転軸21を中心に傾倒した際には、当該シート本体11側方の乗降口側へ当該シート本体11が全体的に傾斜するとともに、前記シートクッション12のシート座面22においては、前記乗降口側の前端部が大きく下降するように構成されており、前記シートクッション12が外側斜め前方に傾くように構成されている。
このシートクッション12は、図2に示したように、クッションパッド31と該クッションパッド31を覆うクッションカバー32とによって構成されており、前記クッションパッド31の中央部には、圧力を感知する圧力センサで構成された着座センサ33が設けられている。
また、前記クッションパッド31の前記乗降口側を構成する左側部には、圧力センサで構成された感圧スイッチ41が設けられており、該感圧スイッチ41は、前記左側部の前部寄りの箇所に設けられている。
前記クッションカバー32は、前記着座センサ33が設けられた部位に下方へ没入した凹部51が形成されており、該凹部51の両側部が上方へ膨出した凸部52,52が形成され、一方の凸部52の下部に前記感圧センサ41が設けられている。
これにより、図3に示したように、着座者61が前記シート本体11に着座した状態においては、その臀部62が前記凹部51内に位置決めされるように構成されており、該凹部51に加えられた着座者61の体重によって前記着座センサ33がオン作動するように構成されている。
また、当該着座者61が、乗降口71から足72を出して降車する際には、当該着座者61の足72の大腿部73が前記凸部52上に移動されるように構成されており、前記感圧スイッチ41は、この際に前記大腿部73が配置される部位に配置されている。
これにより、前記着座者61が足72の大腿部73を前記凸部52上に移動した際には、該凸部52に加えられた前記大腿部73の荷重によって、前記感圧スイッチ41がオン作動するように構成されている。
前記着座センサ33及び前記感圧スイッチ41は、図2に示したように、制御部81に接続されており、当該制御部81では、前記着座センサ33の状態と前記感圧スイッチ41の状態とを検出できるように構成されている。これにより、当該制御部81では、前記着座センサ33の状態から前記シート本体11への着座の有無を検出するとともに、前記着座者61の大腿部73の前記凸部52上への移動の有無から着座者61の降車動作を感知することができるように構成されている。
前記制御部81には、メインスイッチ91が接続されており、当該メインスイッチ91のオンオフ状態を検出できるように構成されている。また、この制御部81には、前記乗降口71を開閉するドアの開閉状態を検出するドアスイッチ92が接続されており、前記ドアが開放された際には、ON信号が入力されるように構成されている。
また、前記制御部81には、前記チルト機構を駆動する為のチルトモータ101が接続されており、当該制御部81は、このチルトモータ101を制御できるように構成されている。
一方、オプションにより前記シート本体11を、車両前方へ向けた前向き状態と乗降口71側へ向けて横向き状態との間で回動する回転機構を搭載することもできる。この場合、前記制御部81には、前記回転機構を駆動する為の回転モータ111が接続され、当該制御部81は、この回転モータ111を制御するものとする。
前記制御部81は、ROM及びRAMを内蔵したマイコンを中心に構成されており、該マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作することで、当該車両用シート1を制御できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図4の(a)に示したフローチャートに従って説明する。
なお、この車両用シート1には、当該シート本体11を前記前向き状態と前記横向き状態との間で回動する回転機構を備えているものとする。
すなわち、前記制御部81の前記マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始し、メインルーチンから当該サブルーチンが呼び出されると、前記メインスイッチ91がONされているか否かを判断し(S1)、ONされるまで待機する(S1)。前記メインスイッチ91がONされた際には、前記ドアスイッチ92の状態を検出し、前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになるまで待機する(S2)。
前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになった際には、前記回転モータ111に制御信号を出力して回転機構を作動することで前記シート本体11を前記前向き状態から横向き状態へ回動した後(S3)、前記着座センサ33の状態を検出する(S4)。
このとき、前記着座センサ33がOFFの場合、当該シート本体11には着座者61がいないと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(S6)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12を外側斜め前方に傾けることによって、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、搭乗者の当該シート本体11への着座を容易とすることができる。
前記ステップS4において前記着座センサ33がONの場合、当該シート本体11に乗員が着座していると判断できるので、前記感圧スイッチ41の状態を検出する(S5)。このとき、前記感圧スイッチ41がOFFの場合、着座者61は、降車動作を行っていないと判断できるので、何もせずにメインルーチンへ戻る。
一方、前記ステップS5において、前記感圧スイッチ41がONの場合、当該シート本体11への着座者61が足72を乗降口71側へ動かすことによって、その大腿部73が前記シートクッション12の前記凸部52上に移動され、これにより前記感圧スイッチ41がONしたと判断することができる。これに基づいて、前記着座者61は降車動作を行ったと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(S6)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12は外側斜め前方に傾けられ、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、当該シート本体11に着座した乗員は、その足72を前記乗降口71を介して車室外へ出すことを容易に行うことができる。
このように、前記乗降口71のドアを開放した後に行われる着座者61の降車動作が検知された際に、これに基づいて前記シート座面22の傾動を開始して当該シート座面22の前端部を下げることができる。
これにより、着座者61の降車動作を確認してからシート座面の前端部を下げることができるため、ドアの開放に基づいてシート座面22を傾動する従来と比較して、降車動作に入る前にシート座面22が前下がりとなり、足72の大腿部73と腹部121の距離が近くなり、通常の着座状態と比較して乗車姿勢が窮屈となるといった不具合を解消することができる。
また、降車動作の前段階で前記シート座面22が前下がりになってしまいう従来のように、足72と腹部121の距離が近づいて足72を持ち上げる負担が増加し、車室外に足72を出しにくくなるといった問題を防止することができる。
したがって、適切な時期にシート本体11を傾動することで、前述した従来の問題点を解決することができる。
また、前記シート本体11の側部に設けられた前記乗降口71を開放した後、前記シート本体11に着座した着座者61が、足72を動かして大腿部73を前記シート座面22の乗降口71側へ移動したことを前記感圧スイッチ41で検出することにより、前記降車動作があったと判断することができる。
これに基づいて、前記シート座面22を傾動し、その前端部の下降動作を開始することができる。
なお、本実施の形態では、前記回転機構を備えた車両用シート1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
(第二の実施の形態)
図4の(b)は、前記回転機構を備えない車両用シート1の動作を示すフローチャートである。
すなわち、前記制御部81の前記マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始し、メインルーチンから当該サブルーチンが呼び出されると、前記メインスイッチ91がONされているか否かを判断し(SB1)、ONされるまで待機する(SB1)。前記メインスイッチ91がONされた際には、前記ドアスイッチ92の状態を検出し、前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになるまで待機する(SB2)。
前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになった際には、前記着座センサ33の状態を検出する(SB3)。
このとき、前記着座センサ33がOFFの場合、当該シート本体11には着座者61がいないと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SB5)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12を外側斜め前方に傾けることによって、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、搭乗者の当該シート本体11への着座を容易とすることができる。
前記ステップSB3において前記着座センサ33がONの場合、当該シート本体11に乗員が着座していると判断できるので、前記感圧スイッチ41の状態を検出する(SB4)。このとき、前記感圧スイッチ41がOFFの場合、着座者61は、降車動作を行っていないと判断できるので、何もせずにメインルーチンへ戻る。
一方、前記ステップSB4において、前記感圧スイッチ41がONの場合、当該シート本体11への着座者61が足72を乗降口71側へ動かすことによって、その大腿部73が前記シートクッション12の前記凸部52上に移動され、これにより前記感圧スイッチ41がONしたと判断することができる。これに基づいて、前記着座者61は降車動作を行ったと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SB5)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12は外側斜め前方に傾けられ、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、当該シート本体11に着座した乗員は、その足72を前記乗降口71を介して車室外へ出すことを容易に行うことができる。
このような構成であっても、第一の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第三の実施の形態)
図5は、本発明の第三の実施の形態を示す図であり、第一の実施の形態と同一又は同等部分に付いては同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。
すなわち、前記乗降口71を形成するドア開口部201の後縁は、セカンドピラー202によって構成されており、前記乗降口71より車両内方側に位置する前記セカンドピラー202の部位には、乗降用アシストグリップ203が設けられている。該乗降用アシストグリップ203は、当該車両205の前記ドア開口部201の後縁部であって、かつ前記シート本体11のシート座面22とウィンドシールドの下縁との間の高さ位置に配置されている。
該乗降用アシストグリップ203は、使用時に把持される把持部211と、該把持部211より延出した図外の軸部とからなり、当該乗降用アシストグリップ203は、前記軸部がブラケットを介して前記セカンドピラー202に回動自在に支持されている。これにより、当該乗降用アシストグリップ203は、前記把持部211を前記セカンドピラー202に沿って起立した格納状態221と、車両側方へ向けて傾倒した使用状態222とを形成できるように構成されている。
前記軸部には、スプリングが設けられており、通常時において、該スプリングによって前記把持部211が前記セカンドピラー202に沿って起立した前記格納状態221を形成するように構成されている。
この乗降用アシストグリップ203は、アシストスイッチ231を内蔵しており(図2参照)、該アシストスイッチ231は、前記格納状態221ではOFFとなる一方、前記使用状態222ではONとなるように構成されている。このアシストスイッチ231は、前記制御部81に接続されており、該制御部81は、前記乗降用アシストグリップ203が前記使用状態222にあるか否かを判断できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図6の(a)に示したフローチャートに従って説明する。
なお、この車両用シート1には、当該シート本体11を前記前向き状態と前記横向き状態との間で回動する回転機構を備えているものとする。
すなわち、前記制御部81の前記マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始し、メインルーチンから当該サブルーチンが呼び出されると、前記メインスイッチ91がONされているか否かを判断し(SC1)、ONされるまで待機する(SC1)。前記メインスイッチ91がONされた際には、前記ドアスイッチ92の状態を検出し、前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになるまで待機する(SC2)。
前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになった際には、前記回転モータ111に制御信号を出力して回転機構を作動することで前記シート本体11を前記前向き状態から横向き状態へ回動した後(SC3)、前記着座センサ33の状態を検出する(SC4)。
このとき、前記着座センサ33がOFFの場合、当該シート本体11には着座者61がいないと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SC6)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12を外側斜め前方に傾けることによって、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、搭乗者の当該シート本体11への着座を容易とすることができる。
前記ステップSC4において前記着座センサ33がONの場合、当該シート本体11に乗員が着座していると判断できるので、前記アシストスイッチ231の状態を検出する(SC5)。このとき、前記アシストスイッチ231がOFFの場合、着座者61は、降車動作を行っていないと判断できるので、何もせずにメインルーチンへ戻る。
一方、前記ステップSC5において、前記アシストスイッチ231がONの場合、当該シート本体11の着座者61が前記乗降用アシストグリップ203の把持部211を車両側方へ向けて傾倒した使用状態222としていることが確認できる。このため、前記着座者61は、前記把持部211を把持して降車動作を行っていると判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SC6)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12が外側斜め前方に傾けられ、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、当該シート本体11に着座した乗員は、その足72を前記乗降口71を介して車室外へ出すことを容易に行うことができる。
このように、前記乗降口71のドアを開放した後に行われる着座者61の降車動作が検知された際に、これに基づいて前記シート座面22の傾動を開始して当該シート座面22の前端部を下げることができる。
これにより、着座者61の降車動作を確認してからシート座面22の前端部を下げることができるため、ドアの開放に基づいてシート座面22を傾動する従来と比較して、降車動作に入る前にシート座面22が前下がりとなり、足72の大腿部73と腹部121の距離が近くなり、通常の着座状態と比較して乗車姿勢が窮屈となるといった不具合を解消することができる。
また、降車動作の前段階で前記シート座面22が前下がりになってしまいう従来のように、足72と腹部121の距離が近づいて足72を持ち上げる負担が増加し、車室外に足72を出しにくくなるといった問題を防止することができる。
したがって、適切な時期にシート本体11を傾動することで、前述した従来の問題点を解決することができる。
また、前記乗降用アシストグリップ203が使用されたことを前記アシストスイッチ231で検出することで、前記降車動作があったと判断することができる。
これに基づいて、前記シート座面22の傾動し前端部の下降動作を開始することができる。
なお、本実施の形態では、前記回転機構を備えた車両用シート1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
(第四の実施の形態)
図6の(b)は、前記回転機構を備えない車両用シート1の動作を示すフローチャートである。
すなわち、前記制御部81の前記マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始し、メインルーチンから当該サブルーチンが呼び出されると、前記メインスイッチ91がONされているか否かを判断し(SD1)、ONされるまで待機する(SD1)。前記メインスイッチ91がONされた際には、前記ドアスイッチ92の状態を検出し、前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになるまで待機する(SD2)。
前記ドアが開放され前記ドアスイッチ92がONになった際には、前記着座センサ33の状態を検出する(SD3)。
このとき、前記着座センサ33がOFFの場合、当該シート本体11には着座者61がいないと判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SD5)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12を外側斜め前方に傾けることによって、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、搭乗者の当該シート本体11への着座を容易とすることができる。
前記ステップSD3において前記着座センサ33がONの場合、当該シート本体11に乗員が着座していると判断できるので、前記アシストスイッチ231の状態を検出する(SD4)。このとき、前記アシストスイッチ231がOFFの場合、着座者61は、降車動作を行っていないと判断できるので、何もせずにメインルーチンへ戻る。
一方、前記ステップSD4において、前記アシストスイッチ231がONの場合、当該シート本体11の着座者61が前記乗降用アシストグリップ203の把持部211を車両側方へ向けて傾倒した使用状態222としていることが確認できる。このため、前記着座者61は、前記把持部211を把持して降車動作を行っていると判断できるので、前記チルトモータ101に制御信号を出力して前記チルト機構を作動することで、前記シート本体11を傾倒して(SD5)、メインルーチンへ戻る。
これにより、前記シートクッション12は外側斜め前方に傾けられ、前記シート座面22の前記乗降口71側の前端部を下降することができるので、当該シート本体11に着座した乗員は、その足72を前記乗降口71を介して車室外へ出すことを容易に行うことができる。
このような構成であっても、第三の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 車両用シート
11 シート本体
21 チルト回転軸
22 シート座面
41 感圧スイッチ
81 制御部
201 ドア開口部
202 セカンドピラー
203 乗降用アシストグリップ
222 使用状態

Claims (3)

  1. シート本体のシート座面を傾動する機能を備えた車両用シートにおいて、
    着座者の降車動作を検知する検知手段と、
    該検知手段が前記降車動作を検知した際に前記シート座面の傾動を開始して前端部を下げる傾動手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記検知手段は、
    前記シート本体の側部に設けられた乗降口のドアが開放されたことを検出するドア開検出手段と、
    該ドア開検出手段が前記ドアの開放を検出するとともに、前記乗降口側に位置する前記シート座面の側部に設けられたセンサが圧力を検出した際に前記降車動作があったと判断する判断手段と、
    からなることを特徴とした請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記検知手段は、乗降時に傾倒して使用する乗降口近傍の乗降用アシストグリップの使用状態を検出した際に前記降車動作があったと判断することを特徴とした請求項1記載の車両用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184774A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Aisin Seiki Co Ltd 車両シート制御装置及び車両シート制御方法
JP2017013755A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 富士重工業株式会社 車両用電子キーシステムの降車検知装置

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