JP2011212131A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品サイズを大きくさせず、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手の良い手乾燥装置を得ること。
【解決手段】第1の壁部と第2の壁部とを備え、手挿入口から第1の壁部および第2の壁部の間へ手を挿抜可能に形成された手挿入部3と、第1の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第1のノズル部6と、第2の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第2のノズル部7と、を有し、第1のノズル部6および第2のノズル部7の少なくとも一方は、複数のノズル孔を概略直線状に並列させてなるノズル孔群が、手挿入部3の中央部から一方の端部側、および中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、ノズル孔群は、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔が挿入手前側、手挿入部3の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、複数のノズル孔を斜めに並列させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を高圧空気流の吹出しによって衛生的に乾燥処理する手乾燥装置に関する。
濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置は、使用者が手挿入口から手を挿入すると、挿入した手に対向する位置のノズルから高圧空気流を噴出させ、手に付着した水滴を吹き飛ばすことで、濡れた手を乾燥させる。従来、手乾燥装置は、手に衝突した高圧空気流が使用者に吹き返されることや、吹き飛ばされた水滴が周囲に飛散することが課題となっている。
この課題に対して、例えば特許文献1には、平面内で揃えられた状態の両手に対して中央が手元寄りで、両端に向かって手先寄りとなるライン状噴流を噴出させる技術が開示されている。手に衝突したライン状噴流の多くが手挿入部の内側寄りの斜め下方へ水滴とともに吹き飛ばされる作用と、手に衝突したライン状噴流の一部が手挿入部の外側寄りの斜め上方へ左右に離反するように吹き返される作用とで、使用者への高圧空気流の吹き返しや水滴の飛散を低減させる。
特開2002−136448号公報
上記のライン状噴流は、中央が手元寄りで、両端に向かって手先寄りとなるように傾けられたライン状のノズルから噴出させる。しかし、ライン状のノズルに傾きを持たせる分、手挿入部が挿入奥側へ長くなるため、手挿入部へ深く手を挿入する必要が生じることで使い勝手が悪くなる、製品サイズが大きくなるという課題が生じる。特に、狭い空間であることが多いトイレに設置される場合は、製品サイズがコンパクトであることが強く要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、製品サイズを大きくさせず、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手の良い手乾燥装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の壁部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部とを備え、手挿入口から前記第1の壁部および前記第2の壁部の間へ手を挿抜可能に形成された手挿入部と、前記第1の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第1のノズル部と、前記第2の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第2のノズル部と、を有し、前記第1のノズル部および前記第2のノズル部の少なくとも一方は、複数のノズル孔を概略直線状に並列させてなるノズル孔群が、前記手挿入部の中央部から一方の端部側、および前記中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、前記ノズル孔群は、前記手挿入部の中央部側に位置するノズル孔が挿入手前側、前記手挿入部の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、前記複数のノズル孔を斜めに並列させることを特徴とする。
本発明によれば、複雑な構成を用いず、製品サイズを大きくすること無く、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手の良い手乾燥装置を得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の斜視図である。 図2は、手乾燥装置の断面図である。 図3は、第1のノズル部の平面図である。 図4は、手挿入部へ手が挿入された状態を示す平面概略図である。 図5は、本実施の形態の比較例であって、左右それぞれに一直線状のノズル孔を1つずつ設ける場合について説明する図である。 図6は、第1変形例の第1のノズル部の平面図である。 図7は、ノズル孔群とスリット状のノズル孔とを混在させた第1のノズル部の平面図である。 図8は、第2変形例の第1のノズル部の平面図である。 図9は、中央部側に対して端部側が挿入奥側となるように中央部に角度を持たせた線を採用する場合の第1のノズル部の平面図である。 図10は、中央部を中心とする一定の範囲には傾きを持たせず、端部側の一部に傾きを持たせた線を採用する場合の第1のノズル部の平面図である。 図11は、第3変形例の第1のノズル部の平面図である。 図12は、第4変形例の第1のノズル部の平面図である。 図13は、第5変形例の第1のノズル部の平面図である。 図14は、本発明の実施の形態2にかかる手乾燥装置の特徴部分を示す模式図である。 図15は、実施の形態2の変形例について説明する図である。 図16は、本発明の実施の形態3にかかる手乾燥装置の斜視図である。
以下に、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の斜視図である。図2は、手乾燥装置の断面図である。手挿入部3は、第1の壁部4と、第1の壁部4に対向する第2の壁部5とを備える。手挿入部3は、本体1上部の手挿入口2から第1の壁部4および第2の壁部5の間へ手を挿抜可能に形成されている。
第1のノズル部6は、第1の壁部4に設けられている。第2のノズル部7は、第2の壁部5に設けられている。第1のノズル部6および第2のノズル部7は、それぞれ手挿入口2から挿入された手に向けて高圧空気流を噴出する。送風機8は、第1のノズル部6および第2のノズル部7へ高圧空気を送風する。ドレンタンク9は、ドレン水を回収する。
図3は、第1のノズル部6の平面図である。第1のノズル部6は、複数のノズル孔群10から構成されている。ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部から一方の端部側、および中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられている。各ノズル孔群10は、複数のノズル孔12を概略直線状に並列させたものである。各ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔12が挿入手前側、手挿入部3の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、複数のノズル孔12を斜めに並列させている。また、各ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔12同士が略同じ直線11上にあるように配置されている。第1のノズル部6は、手挿入部3の中央部に関して概略左右対称に複数のノズル孔群10が配置されて構成されている。
使用者から見ると、手挿入部3の中央部から右側に位置するノズル孔群10は、いずれも、左端のノズル孔12を上、右端のノズル孔12を下にして、略同じ傾きをなしている。また、手挿入部3の中央部から左側に位置するノズル孔群10は、いずれも、右端のノズル孔12を上、左端のノズル孔12を下にして、略同じ傾きをなしている。さらに、各ノズル孔群10のうち傾けられた上端に位置する各ノズル孔12は、略同じ高さになるように配置されている。第2のノズル部7は、第1のノズル部6と同様に構成されている。
図4は、手挿入部3へ手が挿入された状態を示す平面概略図である。使用者が手挿入口2から手を挿入すると、第1のノズル部6と第2のノズル部7とから手に向けて高圧空気流が噴出される。濡れた手に付着している水滴14は、高圧空気流によって吹き飛ばされる。吹き飛ばされた水滴14は、手挿入部3の底部に設けられた排出口(図示省略)を通じて、ドレンタンク9へ回収される。第1のノズル部6および第2のノズル部7から噴出された空気流は、水滴14を吹き飛ばしたあと、手挿入部3のうち本体1の両側面に形成された開口から、本体1の外部へ排出される。
中央部側が挿入手前となるようにノズル孔群10が傾けられることで、使用者が自然な体勢で手挿入口2へ手を挿入したときに、手に当たった空気流Aは、手挿入部3から左右斜め上方に向けて吹き返される。これにより、微小な水滴を含む空気流が、手乾燥装置の正面に立つ使用者に当たること、特に顔にはね返ることが低減される。
また、左右の手に吹き付けられた空気流Bは、手から吹き飛ばした水滴14とともに、手挿入部3の中央寄りの斜め下方に吹き飛ばされる。水滴14は手挿入部3の底面中央部に効率良く集められ、周囲への飛散が抑制される。
図5は、本実施の形態の比較例であって、左右それぞれに一直線状のノズル孔13を1つずつ設ける場合について説明する図である。ノズル孔13は、手挿入部3の中央部側を上、端部側を下として傾けられている。ノズル孔13は、挿入方向について長さLbの範囲に設けられている。
これに対して、図4に示す本実施の形態の場合、上端に位置する各ノズル孔12は、略同じ直線11上に位置するように複数のノズル孔群10を設けることで、挿入方向においてノズル孔群10が設けられる範囲の長さLaは、上記の比較例の場合に比べて短くなる(La<Lb)。手挿入部3は、挿入方向においてノズル孔群10が設けられる範囲を短くできる分、手を収容するのに必要な奥行きを短くすることが可能となる。
使用者は、手挿入部3へ手首までを挿入するまでの挿入行程距離が短くなる分、より自然な体勢での利用が可能となる等、使い勝手が良くなる。手乾燥装置は、手挿入部3の奥行きを短くできることで、製品サイズの縮小が可能となる。これにより、製品サイズを大きくさせず、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手の良い手乾燥装置を得ることができる。
次に、第1のノズル部6および第2のノズル部7の変形例について説明する。図6は、第1変形例の第1のノズル部6の平面図である。本変形例の第1のノズル部6は、スリット状に形成されたノズル孔15が複数設けられて構成されている。ノズル孔15は、手挿入部3の中央部から一方の端部側、および中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられている。ノズル孔15は、手挿入部3の中央部側の部分が挿入手前側、手挿入部3の端部側の部分が挿入奥側となるように斜めに形成されている。また、各ノズル孔15は、手挿入部3の中央部側の部分同士が略同じ直線11上にあるように配置されている。第1のノズル部6は、手挿入部3の中央部に関して概略左右対称に複数のノズル孔15が配置されて構成されている。
スリット状の複数のノズル孔15を設ける場合も、複数のノズル孔群10を設ける場合と同様の効果を得ることができる。また、図7に示すように、複数のノズル孔12を並列させたノズル孔群10と、スリット状のノズル孔15とを混在させても良い。
図8は、第2変形例の第1のノズル部6の平面図である。本変形例の第1のノズル部6は、各ノズル孔群10のうち中央部側に位置するノズル孔12同士が略同じ円弧16上にあるように、各ノズル孔群10が配置されている。本変形例では、手挿入部3の端部側に位置するノズル孔群10が、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔群10よりも挿入奥側に位置している。
本変形例の場合、中央部側のノズル孔12を直線11(図3参照)上とする場合に比べて、端部側に位置するノズル孔群10が挿入奥側に配置されることとなる。その分、挿入方向においてノズル孔群10が設けられる範囲が長くなる一方、使用者への空気流の吹き返しや水滴の飛散をさらに抑制させることが可能となる。
本変形例は、端部側に位置するノズル孔群10が中央部側に位置するノズル孔群10よりも挿入奥側に位置する構成であれば良く、中央部側に位置するノズル孔12同士が円弧16上にある場合に限られない。円弧16に代えて、中央部側に対して端部側が挿入奥側となるように中央部に角度を持たせた線17(図9参照)や、中央部を中心とする一定の範囲には傾きを持たせず、端部側の一部に傾きを持たせた線18(図10参照)を採用しても良い。
本変形例は、スリット状のノズル孔15について適用することとしても良い。この場合も、手挿入部3の端部側に位置するノズル孔15が、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔15よりも挿入奥側に位置している。この場合も、複数のノズル孔群10を採用する場合と同様の効果を得ることができる。
図11は、第3変形例の第1のノズル部6の平面図である。本変形例の第1のノズル部6は、複数のノズル孔12を並列させる傾きを異ならせてノズル孔群10が設けられている。端部側に位置するノズル孔群10は、中央部側に位置するノズル孔群10よりも、ノズル孔12を並列させる傾きが水平方向に近くなるように形成されている。ここで、直線11は、水平方向に平行であるものとする。
本変形例の場合、中央部から右側、中央部から左側においてそれぞれ一定の傾きでノズル孔群10を設ける場合に比べて、端部側に位置するノズル孔群10が挿入方向について短い範囲内に配置されることとなる。その分、手を収容するのに必要な奥行きをさらに短くでき、さらに使い勝手を向上させることが可能となる。
本変形例は、スリット状のノズル孔15について適用することとしても良い。この場合、端部側に位置するノズル孔15は、中央部側に位置するノズル孔15よりも、傾きが水平方向に近くなるように形成される。この場合も、複数のノズル孔群10を採用する場合と同様の効果を得ることができる。
図12は、第4変形例の第1のノズル部6の平面図である。本変形例の第1のノズル部6は、長さを異ならせたノズル孔群10が設けられている。端部側に位置するノズル孔群10は、中央部側に位置するノズル孔群10よりも短く形成されている。なお、中央部から右側と左側とでそれぞれノズル孔群10の傾きは一定であるものとする。
本変形例の場合、ノズル孔群10の長さを一定にする場合に比べて、端部側に位置するノズル孔群10が挿入方向について短い範囲内に配置されることとなる。その分、手を収容するのに必要な奥行きをさらに短くでき、さらに使い勝手を向上させることが可能となる。
本変形例は、スリット状のノズル孔15について適用することとしても良い。この場合、端部側に位置するノズル孔15は、中央部側に位置するノズル孔15よりも短く形成されている。この場合も、複数のノズル孔群10を採用する場合と同様の効果を得ることができる。
図13は、第5変形例の第1のノズル部6の平面図である。本変形例の第1のノズル部6は、複数のノズル孔群10のうち、中央部側に位置する一部のノズル孔群10について、複数のノズル孔12を斜めに並列させ、端部側に位置するノズル孔群10は、複数のノズル孔12を略水平に並列させる。
本変形例の場合も、端部側に位置するノズル孔群10が挿入方向について短い範囲内に配置されることとなる。その分、手を収容するのに必要な奥行きをさらに短くでき、さらに使い勝手を向上させることが可能となる。
本変形例は、スリット状のノズル孔15について適用することとしても良い。この場合、複数のノズル孔15のうち、中央部側に位置する一部のノズル孔15は斜めに形成され、端部側に位置するノズル孔15は、略水平に形成される。この場合も、複数のノズル孔群10を採用する場合と同様の効果を得ることができる。
各変形例の構成は、適宜組み合わせることとしても良い。例えば、第3から第5変形例の構成は、第2変形例の構成に適用することとしても良い。手乾燥装置は、第1のノズル部6と第2のノズル部7とが本実施の形態で説明する構成である場合に限られない。手乾燥装置は、第1のノズル部6および第2のノズル部7の少なくとも一方が、本実施の形態で説明する構成であれば良いものとする。
実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2にかかる手乾燥装置の特徴部分を示す模式図である。本実施の形態は、第1のノズル部6を構成するノズル孔群10と、第2のノズル部7を構成するノズル孔群10とが正対しないように互いにずれをなして配置されることを特徴とする。図14では、第1のノズル部6と第2のノズル部7とにおけるノズル孔群10の位置関係を説明するために、第1のノズル部6の平面構成に第2のノズル部7の平面構成を重ねて表している。
第1のノズル部6におけるノズル孔群10の構成、第2のノズル部7におけるノズル孔群10の構成は、いずれも実施の形態1と同様である。第1のノズル部6の平面構成と第2のノズル部7の平面構成とを重ねると、第1のノズル部6のノズル孔群10と第2のノズル部7のノズル孔群10とが交互に並ぶ。
第1のノズル部6のノズル孔群10は、第2の壁部5のうち第2のノズル部7のノズル孔群10が形成された位置以外の位置に正対している。また、第2のノズル部7のノズル孔群10は、第1の壁部4のうち第1のノズル部6のノズル孔群10が形成された位置以外の位置に正対している。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様、製品サイズを大きくさせず、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手が良くなるという効果を得ることができる。また、本実施の形態では、第1のノズル部6から噴出される高圧空気流と第2のノズル部7から噴出される高圧空気流との衝突を低減させることができる。
手乾燥装置の騒音発生の主な要因としては、送風機8の駆動音、第1のノズル部6および第2のノズル部7からの高圧空気流の噴出により発生する噴出音、高圧空気流同士の衝突による衝突音がある。噴出音および衝突音を抑制させるには、第1のノズル部6および第2のノズル部7から噴出させる高圧空気流の風速あるいは風量を下げるという措置があるが、乾燥性能の悪化を招くこととなる。本実施の形態によると、高圧空気流の衝突音を抑制させることで、手乾燥装置の騒音を低減させることが可能となる。
なお、本実施の形態は、第1のノズル部6と第2のノズル部7とでノズル孔群10が完全に正対しない構成である場合に限られない。第1のノズル部6を構成する少なくとも一部のノズル孔12が第2の壁部5のうち第2のノズル部7を構成するノズル孔12が形成された位置以外の位置に正対しており、第2のノズル部7を構成する少なくとも一部のノズル孔12は第1の壁部4のうち第1のノズル部6を構成するノズル孔12が形成された位置以外の位置に正対することで、騒音を低減させる効果を得ることが可能となる。また、第1のノズル部6および第2のノズル部7の少なくとも一方に、実施の形態1の各変形例のいずれかの構成を適用しても良い。
図15は、本実施の形態の変形例について説明する図である。第1のノズル部6は、実施の形態1と同様に傾きを持たせたノズル孔群10を有する。これに対して、第2のノズル部7は、いずれのノズル孔群10も複数のノズル孔12が直線11上に並列するように設けられている。
本変形例の場合、第1のノズル部6と第2のノズル部7とでほとんどのノズル孔12が正対しない構成となるため、騒音を低減させることができる。一般に、手のひら側は敏感であるとともに、手洗いにおいて手のひら同士をこすり合わせることで、付着する水滴は手のひら側に多くなる。このため、第1のノズル部6と第2のノズル部7とのうちの一方のみに実施の形態1の構成を適用する場合は、使用者側に位置する第1のノズル部6のほうに実施の形態1の構成を適用することが望ましい。これにより、騒音を低減させるとともに、空気流の吹き返しや水滴飛散の低減させる効果も得ることが可能となる。
本実施の形態は、スリット状のノズル孔15について適用することとしても良い。この場合、第1のノズル部6を構成する少なくとも一部のノズル孔15は、第2の壁部5のうち第2のノズル部7を構成するノズル孔15が形成された位置以外の位置に正対し、第2のノズル部7を構成する少なくとも一部のノズル孔15は、第1の壁部4のうち第1のノズル部6を構成するノズル孔15が形成された位置以外の位置に正対させる。この場合も、手乾燥装置の騒音を低減させる効果を得ることができる。
実施の形態3.
図16は、本発明の実施の形態3にかかる手乾燥装置の斜視図である。本実施の形態にかかる手乾燥装置は、手挿入口から手を挿抜可能に形成された手挿入部3と、手挿入部3へ高圧空気流を噴出するノズル部21と、手挿入部3のうちノズル部21に対向する位置に設けられた水受け部22と、を有する。
ノズル部21は、実施の形態1の第1のノズル部6あるいは第2のノズル部7と同様に構成されている。ノズル部21は、複数のノズル孔群10(図3参照)から構成されている。ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部から一方の端部側、および中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられている。各ノズル孔群10は、複数のノズル孔12を概略直線状に並列させたものである。各ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔12が挿入手前側、手挿入部3の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、複数のノズル孔12を斜めに並列させている。また、各ノズル孔群10は、手挿入部3の中央部側に位置するノズル孔12同士が略同じ直線11上にあるように配置されている。
本実施の形態の場合も、製品サイズを大きくさせず、使用者への空気流の吹き返しおよび水滴の飛散を防止可能とし、使用者にとって使い勝手の良い手乾燥装置を得ることができる。
本実施の形態は、スリット状のノズル孔15(図6参照)について適用することとしても良い。この場合、ノズル部21は、スリット状のノズル孔15が複数設けられて構成されている。ノズル孔15は、手挿入部3の中央部から一方の端部側、および中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられている。ノズル孔15は、手挿入部3の中央部側の部分が挿入手前側、手挿入部3の端部側の部分が挿入奥側となるように斜めに形成されている。また、各ノズル孔15は、手挿入部3の中央部側の部分同士が略同じ直線11上にあるように配置されている。スリット状の複数のノズル孔15を設ける場合も、複数のノズル孔群10を設ける場合と同様の効果を得ることができる。
また、ノズル部21は、実施の形態1の各変形例のいずれかの構成を適用しても良い。ノズル部21は、例えば、中央部側に位置するノズル孔群10あるいはノズル孔15が、端部側に位置するノズル孔群10あるいはノズル孔15よりも挿入手前側に位置する構成(図8から図10参照)としても良い。この場合、使用者への空気流の吹き返しや水滴の飛散をさらに抑制させることが可能となる。
ノズル部21は、さらに、ノズル孔群10あるいはノズル孔15の傾きを異ならせた構成(図11参照)、端部側に位置するノズル孔群10あるいはノズル孔15が、中央部側に位置するノズル孔群10あるいはノズル孔15よりも短く形成された構成(図12参照)、中央部側に位置する一部のノズル孔群10あるいはノズル孔15を斜めにし、端部側に位置するノズル孔群10あるいはノズル孔15を略水平に並列させた構成(図13参照)を適用しても良い。
以上のように、本発明にかかる手乾燥装置は、トイレや手洗い場等に設置される手乾燥装置として有用であり、特に、狭いスペースへの設置に適している。
1 本体
2 手挿入口
3 手挿入部
4 第1の壁部
5 第2の壁部
6 第1のノズル部
7 第2のノズル部
8 送風機
9 ドレンタンク
10 ノズル孔群
11 直線
12、15 ノズル孔
21 ノズル部
22 水受け部

Claims (19)

  1. 第1の壁部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部とを備え、手挿入口から前記第1の壁部および前記第2の壁部の間へ手を挿抜可能に形成された手挿入部と、
    前記第1の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第1のノズル部と、
    前記第2の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第2のノズル部と、を有し、
    前記第1のノズル部および前記第2のノズル部の少なくとも一方は、複数のノズル孔を概略直線状に並列させてなるノズル孔群が、前記手挿入部の中央部から一方の端部側、および前記中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、
    前記ノズル孔群は、前記手挿入部の中央部側に位置するノズル孔が挿入手前側、前記手挿入部の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、前記複数のノズル孔を斜めに並列させることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 第1の壁部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部とを備え、手挿入口から前記第1の壁部および前記第2の壁部の間へ手を挿抜可能に形成された手挿入部と、
    前記第1の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第1のノズル部と、
    前記第2の壁部に設けられ、高圧空気流を噴出する第2のノズル部と、を有し、
    前記第1のノズル部および前記第2のノズル部の少なくとも一方は、スリット状に形成されたノズル孔が、前記手挿入部の中央部から一方の端部側、および前記中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、
    前記ノズル孔は、前記手挿入部の中央部側の部分が挿入手前側、前記手挿入部の端部側の部分が挿入奥側となるように斜めに形成されることを特徴とする手乾燥装置。
  3. 複数の前記ノズル孔群は、前記中央部側に位置するノズル孔同士が略同じ直線上にあるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  4. 複数の前記ノズル孔は、前記中央部側の部分同士が略同じ直線上にあるように配置されることを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  5. 複数の前記ノズル孔群は、前記端部側に位置するノズル孔群が、前記中央部側に位置するノズル孔群よりも前記挿入奥側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  6. 複数の前記ノズル孔は、前記端部側に位置するノズル孔が、前記中央部側に位置するノズル孔よりも前記挿入奥側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  7. 前記端部側に位置するノズル孔群は、前記中央部側に位置するノズル孔群よりも、前記複数のノズル孔を並列させる傾きが水平方向に近くなるように形成されることを特徴とする請求項1、3および5のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  8. 前記端部側に位置するノズル孔群は、前記中央部側に位置するノズル孔群よりも短く形成されることを特徴とする請求項1、3および5のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  9. 複数の前記ノズル孔群のうち、前記中央部側に位置する一部のノズル孔群について、前記複数のノズル孔を斜めに並列させ、前記端部側に位置するノズル孔群は、前記複数のノズル孔を略水平に並列させることを特徴とする請求項1、3および5のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  10. 前記端部側に位置するノズル孔は、前記中央部側に位置するノズル孔よりも、傾きが水平方向に近くなるように形成されることを特徴とする請求項2、4および6のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  11. 前記端部側に位置するノズル孔は、前記中央部側に位置するノズル孔よりも短く形成されることを特徴とする請求項2、4および6のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  12. 複数の前記ノズル孔のうち、前記中央部側に位置する一部のノズル孔は斜めに形成され、前記端部側に位置するノズル孔は、略水平に形成されることを特徴とする請求項2、4および6のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  13. 前記第1のノズル部を構成する少なくとも一部のノズル孔は、前記第2の壁部のうち前記第2のノズル部を構成するノズル孔が形成された位置以外の位置に正対し、
    前記第2のノズル部を構成する少なくとも一部のノズル孔は、前記第1の壁部のうち前記第1のノズル部を構成するノズル孔が形成された位置以外の位置に正対することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  14. 手挿入口から手を挿抜可能に形成された手挿入部と、
    前記手挿入部へ高圧空気流を噴出するノズル部と、
    前記手挿入部のうち前記ノズル部に対向する位置に設けられた水受け部と、を有し、
    前記ノズル部は、複数のノズル孔を概略直線状に並列させてなるノズル孔群が、前記手挿入部の中央部から一方の端部側、および前記中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、
    前記ノズル孔群は、前記手挿入部の中央部側に位置するノズル孔が挿入手前側、前記手挿入部の端部側に位置するノズル孔が挿入奥側となるように、前記複数のノズル孔を斜めに並列させることを特徴とする手乾燥装置。
  15. 手挿入口から手を挿抜可能に形成された手挿入部と、
    前記手挿入部へ高圧空気流を噴出するノズル部と、
    前記手挿入部のうち前記ノズル部に対向する位置に設けられた水受け部と、を有し、
    前記ノズル部は、スリット状に形成されたノズル孔が、前記手挿入部の中央部から一方の端部側、および前記中央部から他方の端部側のそれぞれに複数設けられ、
    前記ノズル孔は、前記手挿入部の中央部側の部分が挿入手前側、前記手挿入部の端部側の部分が挿入奥側となるように斜めに形成されることを特徴とする手乾燥装置。
  16. 複数の前記ノズル孔群は、前記中央部側に位置するノズル孔同士が略同じ直線上にあるように配置されることを特徴とする請求項14に記載の手乾燥装置。
  17. 複数の前記ノズル孔は、前記中央部側の部分同士が略同じ直線上にあるように配置されることを特徴とする請求項15に記載の手乾燥装置。
  18. 複数の前記ノズル孔群は、前記端部側に位置するノズル孔群が、前記中央部側に位置するノズル孔群よりも前記挿入奥側に設けられることを特徴とする請求項14に記載の手乾燥装置。
  19. 複数の前記ノズル孔は、前記端部側に位置するノズル孔が、前記中央部側に位置するノズル孔よりも前記挿入奥側に設けられることを特徴とする請求項15に記載の手乾燥装置。
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