JP2011210833A - 磁気部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる磁気部品及びその製造方法を提供することができる。
【解決手段】リアクトル(磁気部品)1は、コイル2と、そのコイル2への通電により発生した磁束の磁路を構成するコア3とを備えている。コイル2は、導体線20を螺旋状に巻回してなる筒状の巻回部21と、導体線20の両端201、202を巻回部21の一方の軸方向端部211から突出させてなる一対の取出部22、23とを有する。一対の取出部22、23は、導体線20の一端201を巻回部21の第1端部(一方の軸方向端部)211から取り出して形成された第1取出部22と、導体線20の他端202を巻回部21の第2端部(他方の軸方向端部)212から取り出し、巻回部21の内側を軸方向に貫通して形成された第2取出部23とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルと、該コイルへの通電により発生した磁束の磁路を構成するコアとを備えた磁気部品及びその製造方法に関する。
従来から、コイルと、該コイルへの通電により発生した磁束の磁路を構成するコアとを備えた磁気部品としては、トランス、チョークコイル、リアクトル等がある。
例えば、リアクトルとしては、筒状のコイルと、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂に鉄粉等の磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなると共にコイルの周囲を覆うように配設されたコアとを備えたものがある(特許文献1参照)。
このようなリアクトル等の磁気部品において、図14、図15に示すごとく、コイル92は、導体線920を螺旋状に巻回してなる筒状の巻回部921と、導体線920の両端を巻回部921の一方の軸方向端部(第1端部)921aから突出させてなる一対の取出部922、923とを有する。そして、一対の取出部922、923のうちの一方の取出部923は、導体線920を巻回部921の他方の軸方向端部(第2端部)921bから取り出し、巻回部921の外側を通って形成されている。
特開2008−198981号公報
しかしながら、図16に示すごとく、コイル92は、一方の取出部923を巻回部921の外側に取り出して形成している。そのため、上記構成のコイル92を有する磁気部品は、一方の取出部923が巻回部921から外側にはみ出している分だけ径方向の体格が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、小型化を図ることができる磁気部品及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、コイルと、該コイルへの通電により発生した磁束の磁路を構成するコアとを備えた磁気部品であって、
上記コイルは、導体線を螺旋状に巻回してなる筒状の巻回部と、上記導体線の両端を上記巻回部の一方の軸方向端部から突出させてなる一対の取出部とを有し、
該一対の取出部は、上記導体線の一端を上記巻回部の上記一方の軸方向端部から取り出して形成された第1取出部と、上記導体線の他端を上記巻回部の他方の軸方向端部から取り出し、上記巻回部の内側を軸方向に貫通して形成された第2取出部とからなることを特徴とする磁気部品にある(請求項1)。
第2の発明は、上記第1の発明の磁気部品を製造する方法であって、
上記コイルを作製するに当たっては、一方の軸方向端面から内部に向かって軸方向に形成された挿入穴を有する柱状の治具を準備する治具準備工程と、
上記導体線を上記治具の上記挿入穴の開口部から該挿入穴内に挿入する挿入工程と、
上記導体線を上記治具の上記挿入穴の上記開口部から径方向に折り曲げる曲げ工程と、
上記導体線を上記治具の外周面に沿って該治具の上記一方の軸方向端面から遠ざかる方向に螺旋状に巻回する巻回工程とを有することを特徴とする磁気部品の製造方法にある(請求項3)。
第1の発明の磁気部品において、上記コイルの上記一対の取出部のうちの一方は、上記導体線の他端を上記巻回部の他方の軸方向端部から取り出し、上記巻回部の内側を軸方向に貫通して形成された第2取出部からなる。すなわち、上記コイルにおける上記一対の取出部は、両方とも上記巻回部から外側にはみ出すことなく、該巻回部の外周面よりも内側において該巻回部から取り出して形成されている。
そのため、従来(図14〜図16)のように、一方の取出部を巻回部の外側に取り出して形成した場合に比べて、上記巻回部の外側にはみ出した部分がない分だけ上記コイルの径方向の体格を小さくすることができる。これにより、上記磁気部品の小型化を実現することができる。
第2の発明の磁気部品の製造方法において、上記コイルを作製するに当たっては、上記挿入穴を有する柱状の治具を準備する(治具準備工程)。そして、この治具を用いて挿入工程、曲げ工程、巻回工程を順に行うことにより、上記第1の発明の磁気部品における上記コイルを容易に作製することができる。
すなわち、上記挿入工程及び上記曲げ工程において、上記導体線を上記治具の上記挿入穴に挿入し、該挿入穴の上記開口部から径方向に折り曲げることにより、上記コイルの上記第2取出部となる部分を形成することができる。
次いで、上記巻回工程において、上記導体線を上記治具の外周面に沿って巻回することにより、上記コイルの上記巻回部となる部分を形成することができる。
その後、上記巻回部の上記一方の軸方向端部から上記導体線を取り出して上記第1取出部を形成してやれば、上記巻回部と上記一対の取出部(第1取出部、第2取出部)とからなる上記コイルを容易に作製することができる。
そして、このようにして作製した上記コイルを用いることにより、小型化を実現した上記磁気部品を得ることができる。
このように、本発明によれば、小型化を図ることができる磁気部品及びその製造方法を提供することができる。
実施例における、リアクトルの構造を示す説明図。 実施例における、上方から見たリアクトルを示す説明図。 実施例における、コイルを示す斜視図。 図3におけるA−A線矢視断面図。 実施例における、上方から見たコイルを示す説明図。 実施例における、治具を示す斜視図。 実施例における、側面から見た治具を示す説明図。 図7におけるB−B線矢視断面図。 実施例における、挿入工程を示す説明図。 実施例における、曲げ工程を示す説明図。 実施例における、巻回工程を示す説明図。 実施例における、治具を取り外す様子を示す説明図。 実施例における、成形型内に磁性粉末混合樹脂を充填する様子を示す説明図。 従来における、コイルを示す斜視図 図14におけるC−C線矢視断面図。 従来における、上方から見たコイルを示す説明図。 従来における、上方から見たリアクトルを示す説明図。
上記第1の発明において、上記磁気部品としては、上記コイル及び上記コアを備えたトランス、チョークコイル、リアクトル等が挙げられる。
また、上記コアは、絶縁樹脂に磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、上記コイルを内部に埋設してなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記コイルの形状に関して上記コアが邪魔になることがないため、上記コイルの上記一対の取出部のうちの上記第2取出部を上記巻回部の内側において軸方向に貫通させるという構成を容易に実現することができる。また、上記磁気部品の小型化という本発明の作用効果を効果的に発揮することができる。
例えば、図17に示すごとく、リアクトル(磁気部品)91において、従来の構造のコイル92(図14〜図16)を用い、コイル92の周囲を覆うようにコア93を配設する場合、コイル92の巻回部921から外側にはみ出した一方の取出部923も覆うようにコア93を形成する必要がある。そのため、コイル92の巻回部921の外形に合わせてコア93を形成することができず、リアクトル(磁気部品)91の径方向の体格が大きくなってしまうという問題があった。また、取出部923の周囲のように、磁気回路としてほとんど利用されない部分にもコア93が形成されることになり、余分な材料コストがかかっていた。
しかしながら、本発明では、上記コイルにおける上記一対の取出部は、両方とも上記巻回部から外側にはみ出すことなく、該巻回部の外周面よりも内側において該巻回部から取り出して形成されている。そのため、従来(図17)のように、一方の取出部を巻回部の外側に取り出して形成したコイルを用いた場合に比べて、上記巻回部の外側にはみ出した部分を上記コアで覆う必要がなくなり、上記コイルの上記巻回部の外形に合わせて上記コアを形成することができる。これにより、上記コイルの径方向の体格を小さくすることができ、上記磁気部品の小型化を実現することができる。また、磁気回路としてほとんど利用されない部分に上記コアが形成されることもなく、材料コストも削減することができる。
上記第2の発明において、上記治具の上記一方の軸方向端面には、上記挿入穴の上記開口部から上記治具の外周面につながる溝部が形成されており、上記曲げ工程では、上記導体線を上記治具の上記挿入穴の上記開口部から上記溝部に沿って径方向に折り曲げることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記導体線を上記治具の上記挿入穴の上記開口部から上記治具の外周面に向かって容易に折り曲げることができる。
また、上記治具の上記挿入穴は、上記治具の上記一方の軸方向端面から軸方向に内部途中まで形成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記挿入工程において、上記導体線を上記治具の上記挿入穴に挿入して底部に突き当てることにより、該挿入穴に挿入する上記導体線の長さを一定に調整することができる。ここで、上記導体線のうち、上記治具の上記挿入穴に挿入した部分は、最終的に上記コイルの上記第2取出部を形成する部分となる。そのため、最終的な上記第2取出部の長さのばらつきを小さくすることができ、材料の歩留まりを向上させることができる。
本発明の実施例にかかる磁気部品及びその製造方法について、図を用いて説明する。
本例の磁気部品は、図1、図2に示すごとく、車両用のインバータ等の電力変換装置等に用いられるリアクトル1であり、コイル2と、そのコイル2への通電により発生した磁束の磁路を構成するコア3とを備えている。
図3、図4に示すごとく、コイル2は、導体線20となる平板状の銅線を螺旋状に巻回してなる円筒状の巻回部21と、導体線20の両端201、202を巻回部21の一方の軸方向端部(第1端部)211から突出させてなる一対の取出部(第1取出部22、第2取出部23)とを有する。
同図に示すごとく、第1取出部22は、導体線20の一端201を巻回部21の第1端部211から軸方向に突出するように取り出して形成されている。
また、第2取出部23は、導体線20の他端202を巻回部21の他方の軸方向端部(第2端部)212から巻回部21の内側に取り出し、その巻回部21の内側の中空部210を軸方向に貫通して形成されている。
図5に示すごとく、巻回部21の外周面213の形状は、コイル2を上方から見た場合に円形状となっている。すなわち、コイル2全体の外周形状は円形状である。
図1、図2に示すごとく、コア3は、絶縁樹脂としてのエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に磁性粉末としての鉄粉を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、コイル2を内部に埋設してなる。すなわち、コア3は、巻回部21の内側の中空部210も含めて、コイル2の周囲を覆うように配設されている。
図2に示すごとく、コア3の外周面300の形状は、リアクトル1を上方から見た場合にコイル2の巻回部21の外周面213の形状に沿った円形状となっている。
次に、本例のリアクトル(磁気部品)1の製造方法について説明する。
本例のリアクトル1の製造方法において、コイル2を作製するに当たっては、図6〜図11に示すごとく、一方の軸方向端面(第1端面)41から内部に向かって軸方向に形成された挿入穴44を有する柱状の治具4を準備する治具準備工程と、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から挿入穴44内に挿入する挿入工程と、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から径方向に折り曲げる曲げ工程と、導体線20を治具4の外周面43に沿って治具4の第1端面41から遠ざかる方向に螺旋状に巻回する巻回工程とを有する。
以下、これを詳説する。
まず、図6〜図8に示すごとく、コイル2を作製するための治具4を準備する。治具4は、第1端面41から内部に向かって軸方向に形成された挿入穴44を有する円柱状のものである。挿入穴44は、治具4の第1端面41から軸方向に内部途中まで形成されている。なお、挿入穴44は、治具4の他方の軸方向端面(第2端面)42まで貫通するように形成されていてもよい。
また、治具4の第1端面41には、挿入穴44の開口部441から治具4の外周面43につながる溝部45が形成されている。
次いで、図9に示すごとく、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から挿入穴44内に挿入する。このとき、導体線20の先端が治具4の挿入穴44の底部442に突き当たるまで導体線20を挿入する。
次いで、図10に示すごとく、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から径方向に折り曲げる。このとき、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から溝部45に沿って径方向に折り曲げる。これにより、最終的にコイル2の第2取出部23となる部分を形成する。
次いで、図11に示すごとく、導体線20を治具4の外周面43に沿って治具4の第1端面41から遠ざかる方向に、つまり第2端面42に向かって螺旋状に巻回する。本例では、治具4の中心軸Xを中心として治具4を回転させることにより、治具4の外周面43に導体線20を巻回する。これにより、最終的にコイル2の巻回部21となる部分を形成する。
次いで、図12に示すごとく、導体線20を巻回してなる巻回部21から治具4を取り外し、巻回部21の第1端部211から導体線20を取り出して第1取出部22を形成することにより、巻回部21と一対の取出部(第1取出部22、第2取出部23)とからなるコイル2(図3〜図5)を得る。
次いで、図13に示すごとく、成形型5内にコイル2を配置した後、液体状の磁性粉末混合樹脂30を充填し、コイル2を磁性粉末混合樹脂30内に埋設する。そして、磁性粉末混合樹脂30に対して熱処理を施し、硬化させることにより、コア3を形成する。
次いで、一体となったコイル2及びコア3から成形型5を取り外すことにより、コイル2とコア3とからなるリアクトル1(図1、図2)を得る。
次に、本例のリアクトル(磁気部品)1及びその製造方法における作用効果について説明する。
本例のリアクトル1において、コイル2の一対の取出部22、23のうちの一方は、導体線20の他端202を巻回部21の第2端部212から取り出し、巻回部21の内側を軸方向に貫通して形成された第2取出部23からなる。すなわち、コイル2における一対の取出部22、23は、両方とも巻回部21から外側にはみ出すことなく、巻回部21の外周面213よりも内側において巻回部21から取り出して形成されている。
そのため、従来(図14〜図16)のように、一方の取出部を巻回部の外側に取り出して形成した場合に比べて、巻回部21の外側にはみ出した部分がない分だけコイル2の径方向の体格を小さくすることができる。これにより、リアクトル1の小型化を実現することができる。
また、本例では、コア3は、絶縁樹脂に磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、コイル2を内部に埋設してなる。そのため、コイル2の形状に関してコア3が邪魔になることがないため、コイル2の一対の取出部22、23のうちの第2取出部23を巻回部21の内側において軸方向に貫通させるという構成を容易に実現することができる。
また、コイル2の周囲を覆うようにコア3を配設する構成であるため、リアクトル1の小型化という本例の作用効果を効果的に発揮することができる。すなわち、従来(図17)のように、一方の取出部を巻回部の外側に取り出して形成したコイルを用いた場合に比べて、巻回部21の外側にはみ出した部分をコア3で覆う必要がなくなり、コイル2の巻回部21の外形に合わせてコア3を形成することができる。これにより、コイル2の径方向の体格を小さくすることができ、リアクトル1の小型化を実現することができる。また、磁気回路としてほとんど利用されない部分にコア3が形成されることもなく、材料コストも削減することができる。
また、本例のリアクトル1の製造方法において、コイル2を作製するに当たっては、挿入穴44を有する柱状の治具4を準備する(治具準備工程)。そして、この治具4を用いて挿入工程、曲げ工程、巻回工程を順に行うことにより、コイル2を容易に作製することができる。
すなわち、挿入工程及び曲げ工程において、導体線20を治具4の挿入穴44に挿入し、挿入穴44の開口部441から径方向に折り曲げることにより、コイル2の第2取出部23となる部分を形成することができる。
次いで、巻回工程において、導体線20を治具4の外周面43に沿って巻回することにより、コイル2の巻回部21となる部分を形成することができる。
その後、巻回部21の第1端部211から導体線20を取り出して第1取出部22を形成することにより、巻回部21と一対の取出部(第1取出部22、第2取出部23)とからなるコイル2を容易に作製することができる。
そして、このようにして作製したコイル2を用いることにより、小型化を実現したリアクトル1を得ることができる。
また、本例の製造方法では、治具4の第1端面41には、挿入穴44の開口部441から治具4の外周面43につながる溝部45が形成されており、曲げ工程では、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から溝部45に沿って径方向に折り曲げる。そのため、導体線20を治具4の挿入穴44の開口部441から治具4の外周面43に向かって容易に折り曲げることができる。
また、治具4の挿入穴44は、治具4の第1端面41から軸方向に内部途中まで形成されている。そのため、挿入工程において、導体線20を治具4の挿入穴44に挿入して底部442に突き当てることにより、挿入穴44に挿入する導体線20の長さを一定に調整することができる。ここで、導体線20のうち、治具4の挿入穴44に挿入した部分は、最終的にコイル2の第2取出部23を形成する部分となる。そのため、最終的なコイル2の第2取出部23の長さのばらつきを小さくすることができ、材料の歩留まりを向上させることができる。
このように、本例によれば、小型化を図ることができるリアクトル(磁気部品)1及びその製造方法を提供することができる。
なお、本例では、磁気部品としてリアクトルの例を示したが、トランス、チョークコイル、その他の磁気部品にも同様に適用することができる。
1 リアクトル(磁気部品)
2 コイル
20 導体線
201 一端(導体線の一端)
202 他端(導体線の他端)
21 巻回部
211 第1端部(一方の軸方向端部)
212 第2端部(他方の軸方向端部)
22 第1取出部
23 第2取出部
3 コア

Claims (5)

  1. コイルと、該コイルへの通電により発生した磁束の磁路を構成するコアとを備えた磁気部品であって、
    上記コイルは、導体線を螺旋状に巻回してなる筒状の巻回部と、上記導体線の両端を上記巻回部の一方の軸方向端部から突出させてなる一対の取出部とを有し、
    該一対の取出部は、上記導体線の一端を上記巻回部の上記一方の軸方向端部から取り出して形成された第1取出部と、上記導体線の他端を上記巻回部の他方の軸方向端部から取り出し、上記巻回部の内側を軸方向に貫通して形成された第2取出部とからなることを特徴とする磁気部品。
  2. 請求項1に記載の磁気部品において、上記コアは、絶縁樹脂に磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、上記コイルを内部に埋設してなることを特徴とする磁気部品。
  3. 請求項1又は2に記載の磁気部品を製造する方法であって、
    上記コイルを作製するに当たっては、一方の軸方向端面から内部に向かって軸方向に形成された挿入穴を有する柱状の治具を準備する治具準備工程と、
    上記導体線を上記治具の上記挿入穴の開口部から該挿入穴内に挿入する挿入工程と、
    上記導体線を上記治具の上記挿入穴の上記開口部から径方向に折り曲げる曲げ工程と、
    上記導体線を上記治具の外周面に沿って該治具の上記一方の軸方向端面から遠ざかる方向に螺旋状に巻回する巻回工程とを有することを特徴とする磁気部品の製造方法。
  4. 請求項3に記載の磁気部品の製造方法において、上記治具の上記一方の軸方向端面には、上記挿入穴の上記開口部から上記治具の外周面につながる溝部が形成されており、上記曲げ工程では、上記導体線を上記治具の上記挿入穴の上記開口部から上記溝部に沿って径方向に折り曲げることを特徴とする磁気部品の製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載の磁気部品の製造方法において、上記治具の上記挿入穴は、上記治具の上記一方の軸方向端面から軸方向に内部途中まで形成されていることを特徴とする磁気部品の製造方法。
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