JP2011209045A - 容器供給装置及び試料分析装置 - Google Patents

容器供給装置及び試料分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011209045A
JP2011209045A JP2010075834A JP2010075834A JP2011209045A JP 2011209045 A JP2011209045 A JP 2011209045A JP 2010075834 A JP2010075834 A JP 2010075834A JP 2010075834 A JP2010075834 A JP 2010075834A JP 2011209045 A JP2011209045 A JP 2011209045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
container
cuvette
region
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010075834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5378284B2 (ja
Inventor
Yoshinori Fujikawa
義則 藤川
Hironori Katsumi
宏則 勝見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP2010075834A priority Critical patent/JP5378284B2/ja
Publication of JP2011209045A publication Critical patent/JP2011209045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5378284B2 publication Critical patent/JP5378284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】ユーザにより一度に投入できる容器の数が増加した容器供給装置を提供する。
【解決手段】 容器を貯留可能に構成された貯留部と、前記貯留部内の容器を前記貯留部外へ搬出する搬出部と、前記搬出部によって前記貯留部外に搬出された容器を所定位置に配置する配置部と、を備えた試料供給装置である。前記貯留部は、該貯留部を、少なくとも、外部からユーザによって投入された容器を貯留する第1領域と、容器を前記搬出部に供給する第2領域とに区分し、前記第1領域の上部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を抑制するとともに、前記第1領域の下部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を許容する通過孔を有する仕切り部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器供給装置及び試料分析装置に関するものである。
従来、試料の光学検出に用いられる透光性の容器(キュベット)を供給するキュベット供給装置を備えた試料分析装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1記載のキュベット供給装置は、ユーザによって投入されたキュベットを貯留する第1貯留部と、第1貯留部に貯留されたキュベットを移送する環状ベルトと、環状ベルトによって移送されたキュベットを貯留する第2貯留部とを備えている。
第1貯留部に貯留されたキュベットは、環状ベルトの回転に伴って、環状ベルトに取り付けられた保持板によって、上方にすくい上げられて、第2貯留部へ搬出される。
第2貯留部に貯留されたキュベットは、第2貯留部の底部に設けられたキュベット切り出し部によって、一つずつ、所定の通路を通過させられて搬送レールに整列され、搬送レールの先に設けられた回転移送部によって回転移送される。回転移送されたキュベットは、供給用キャッチャ部によって分注テーブルに供給される。
特開2007−309792号公報
キュベット供給装置においては、ユーザにより一度に投入できるキュベットの数をできるだけ多くしたいという要望がある。ユーザにより一度に投入できるキュベットの数を増加させるためには、特許文献1記載のキュベット供給装置において、第1貯留部の容量を増加させ、投入可能なキュベットの数を増加させることも考えられる。しかしながら、第1貯留部の容量を増加させた場合には、キュベットの供給がスムーズに行われないおそれがあった。
本発明は、ユーザにより一度に投入できる容器の数を増加させることが可能な容器供給装置を提供することを目的とする。
(1)容器を貯留可能に構成された貯留部と、前記貯留部内の容器を前記貯留部外へ搬出する搬出部と、前記搬出部によって前記貯留部外に搬出された容器を所定位置に配置する配置部と、を備え、前記貯留部は、該貯留部を、少なくとも、外部からユーザによって投入された容器を貯留する第1領域と、容器を前記搬出部に供給する第2領域とに区分し、前記第1領域の上部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を抑制するとともに、前記第1領域の下部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を許容する通過孔を有する仕切り部を備える容器供給装置である。本発明によれば、第1領域から第2領域に移動する容器の数が抑制されるため、ユーザによって一度に投入可能な容器の数を増加させることが可能になる。
(2)前記配置部は、前記搬出部によって搬出された容器を貯留する第2貯留部を有し、前記第2貯留部に貯留された容器を所定位置に配置するように構成されているのが好ましい。
(3)前記配置部は、通路を介して、所定位置に容器を配置するように構成されているのが好ましい。
(4)前記貯留部は、前記第1領域内の容器の自重によって、容器が前記第2領域へ移動可能となるように構成されているのが好ましい。この場合、主貯留部から副貯留部への試料容器の移動が容易となる。
(5)前記貯留部の内面には、前記第1領域内の容器が前記通過孔へ向かうのをガイドするガイド面が含まれるのが好ましい。この場合、第1領域内の容器を通過孔へガイドすることができる。
(6)前記貯留部の内面には、前記通過孔に向かうにしたがって対向間隔が小さくなるように傾斜した少なくとも一対の対向面が含まれるのが好ましい。この場合、第1領域内のほとんどの容器を確実に通過孔へガイドすることができる。
(7)前記貯留部の内面には、前記第2領域内の容器が前記搬出部へ向かうのをガイドするガイド面が含まれるのが好ましい。この場合、第2領域内の容器を搬出部までガイドすることができる。
(8)前記貯留部は、前記第1領域から前記第2領域へ向かう移動力を容器に付与する移動力付与部を備えているのが好ましい。この場合、第1領域から第2領域への移動を円滑化することができる。
(9)前記搬出部は、前記移動力付与部による移動力が付与された容器の移動方向の延長線上に設けられているのが好ましい。この場合、容器が円滑に搬出部に供給される。
(10)前記移動力付与部は、前記貯留部の内面に設けられた環状ベルトと、当該環状ベルトを駆動する駆動部と、を含むのが好ましい。
(11)前記搬出部と前記移動力付与部とが同期して駆動されるよう構成されているのが好ましい。搬出部と移動力付与部が同期することで、搬出部への容器の供給が円滑に行われる。
(12)前記搬出部と前記移動力付与部とを駆動する共通の駆動部を備えているのが好ましい。この場合、駆動部が共通化されるため、部品点数が少なくなり、消費電力も抑えることができる。
(13)前記搬出部は、前記貯留部内に貯留している容器を上方へ持ち上げて、前記貯留部外へ移送するよう構成されているのが好ましい。
(14)他の観点からみた本発明は、(1)〜(13)のいずれか1項に記載の容器供給装置と、前記容器供給装置の前記配置部によって前記所定位置に配置された容器を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送された容器に試料を供給する試料供給部と、前記搬送部によって搬送された容器に収容されている試料の光学検出を行う光学検出部と、を備えている試料分析装置である。
本発明によれば、ユーザによって一度に投入できる容器の数を増加させることが可能になる。
試料分析装置の外観を示す斜視図である。 試料分析装置の内部平面図である。 キュベットの断面図である。 キュベット供給機構部(容器供給装置)の斜視図である。 キュベット供給機構部の断面図である。 図6の矢視X1図である。 図6の矢視X2図である。 キュベット供給機構部の他の斜視図である。 配置部の構成を示す平面図である。 配置部の構成を示す断面図である。 配置部の構成を示す断面図である。 仕切部が無いキュベット供給機構部の断面図である。 変形例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る分析装置の実施の形態を詳細に説明する。
[1.検体分析装置1の全体構成]
検体分析装置1は、血液の凝固・線溶機能に関連する特定の物質の量や活性の度合いを光学的に測定して分析するための装置であり、検体(試料)としては血漿を用いる。本実施の形態に係る検体分析装置1では、凝固時間法、合成基質法および免疫比濁法を用いて検体の光学的な測定を行っている。本実施の形態で用いる凝固時間法は、検体が凝固する過程を透過光の変化として検出する測定方法である。そして、測定項目としては、PT(プロトロンビン時間)、APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)やFbg(フィブリノーゲン量)等がある。また、合成基質法の測定項目としてはATIII等、免疫比濁法の測定項目としてはDダイマー、FDP等がある。
検体分析装置1は、図1に示されるように、測定機構部2と、測定機構部2の前面側に配置された搬送機構部3と、測定機構部2に電気的に接続された制御装置4とにより構成されている。また、測定機構部2には、測定を行う際の検体の容器となるキュベット(試料容器)200をユーザが投入するためのキュベット投入部5が設けられている。キュベット投入部5には、開閉可能な蓋5aが設けられている。また、キュベット投入部5の前面側には、緊急停止ボタン1aと、測定開始ボタン1bとが設けられている。蓋5aは、キュベット供給機構部6の第1貯留部10の第1領域11a(図4参照)にキュベット200を投入するために設けられている。緊急停止ボタン1aは、緊急の場合に測定を停止させる機能を有する。測定開始ボタン1bは、押すことにより、測定が開始されるように構成されている。これにより、ユーザは、キュベット200を投入した後、直ぐに測定を開始することが可能である。なお、制御装置4の操作によっても測定の開始および停止が可能である。
〔2.制御装置4の構成〕
制御装置4は、パーソナルコンピュータ(PC)等からなり、図1に示されるように、制御部4aと、表示部4bと、キーボード4cとを含んでいる。制御部4aは、測定機構部2の制御部(図示省略)に当該測定機構部2の動作開始信号を送信するとともに、測定機構部2で得られた検体の光学的な情報を分析するための機能を有している。この制御部4aは、CPU、ROM、RAM等からなる。また、表示部4bは、検体中に存在する干渉物質(ヘモグロビン、乳び(脂質)およびビリルビン)に関する情報と、制御部4aで得られた分析結果とを表示するために設けられている。
〔3.搬送機構部3の構成〕
搬送機構部(搬送部)3は、図1及び図2に示されるように、測定機構部2に検体を供給するために、検体を収容した複数(本実施の形態では、10本)の試験管250が載置されたラック251を測定機構部2の吸引位置2a(図2参照)に搬送する機能を有している。また、搬送機構部3は、未処理の検体を収容した試験管250が収納されたラック251をセットするためのラックセット領域3aと、処理済みの検体を収容した試験管250が収納されたラック251を収容するためのラック収容領域3bとを有している。
〔4.測定機構部2の構成〕
測定機構部2は、搬送機構部3から供給された検体に対して光学的な測定を行うことにより、供給された検体に関する光学的な情報を取得することが可能なように構成されている。本実施の形態では、搬送機構部3のラック251に載置された試験管250から測定機構部2のキュベット200内に分注された検体に対して光学的な測定が行われる。
測定機構部2は、キュベット供給機構部(容器供給装置)6と、分析機構部(光学検出部)7とを含む。
[4.1 分析機構部7]
分析機構部7は、回転搬送部100と、検体分注アーム110と、第1光学的情報取得部120と、ランプユニット130と、試薬分注アーム140と、キュベット移送部150と、第2光学的情報取得部160と、緊急検体セット部170と、流体部180とを備えている。
回転搬送部100は、キュベット供給機構部6から供給されたキュベット200と、キュベット200内の検体に添加される試薬を収容した試薬容器(図示せず)とを回転方向に搬送するために設けられている。この回転搬送部100は、円形状の試薬テーブル101と、円形状の試薬テーブル101の外側に配置された円環形状の試薬テーブル102と、円環形状の試薬テーブル102の外側に配置された円環形状の分注テーブル103とにより構成されている。これらの分注テーブル103、試薬テーブル101および試薬テーブル102は、それぞれ、時計回り方向および反時計回り方向の両方に回転可能で、かつ、各々のテーブルが互いに独立して回転可能なように構成されている。
試薬テーブル101および102は、それぞれ、円周方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられた複数の孔部101aおよび102aを含んでいる。試薬テーブル101および102の孔部101aおよび102aは、検体から測定用試料を調製する際に添加される種々の試薬を収容した複数の試薬容器(図示せず)を載置するために設けられている。また、分注テーブル103は、それぞれ、円周方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられた円筒形状の複数の保持部103aを含んでいる。保持部103aは、キュベット供給機構部6から供給されたキュベット200を保持するために設けられている。分注テーブル103の保持部103aに保持されたキュベット200には、分注処理の際に、搬送機構部3の試験管250に収容されている検体が分注される。
検体分注アーム110は、搬送機構部3により吸引位置2aに搬送された試験管250に収容される検体を吸引するとともに、吸引した検体を回転搬送部100に移送されたキュベット200内に分注する機能を有している。
第1光学的情報取得部120は、試薬を添加する前の検体中の干渉物質(乳び、ヘモグロビンおよびビリルビン)の有無およびその濃度を測定するために、検体から光学的な情報を取得するように構成されている。
この第1光学的情報取得部120による検体の光学的な情報の取得は、第2光学的情報取得部160による検体の光学的な測定(本測定)の前に行われる。第1光学的情報取得部120は、分注テーブル103の保持部103aに保持されたキュベット200内の検体から光学的な情報(検体の透過光による情報)を取得する。
また、第1光学的情報取得部120は、制御装置4の制御部4aに電気的に接続されており、第1光学的情報取得部120において取得されたデータ(光学的な情報)を制御装置4の制御部4aに送信する。これにより、制御装置4において、第1光学的情報取得部120からのデータの分析(解析)が行われることにより、分岐光ファイバ131から出射される5種類の光に対するキュベット200内の検体の吸光度が求められるとともに、検体中の干渉物質の有無やその濃度などが分析される。そして、本実施形態では、検体中の干渉物質の有無やその濃度などに基づいて、後述する第2光学的情報取得部160で測定した光学的な情報を分析するか否かが判断される。
ランプユニット130は、第1光学的情報取得部120および第2光学的情報取得部160で行われる光学的な測定に用いられる5種類の波長を有する光(340nm、405nm、575nm、660nmおよび800nm)を供給するために設けられている。すなわち、1つのランプユニット130が、第1光学的情報取得部120および第2光学的情報取得部160に対して共通に用いられるように構成されている。また、ランプユニット130の光は、分岐光ファイバ131および分岐光ファイバ132によって、それぞれ、第1光学的情報取得部120および第2光学的情報取得部160に供給される。
試薬分注アーム140は、回転搬送部100に載置された試薬容器(図示せず)内の試薬を回転搬送部100に保持されたキュベット200に分注することにより、キュベット200内の検体に試薬を混合するために設けられている。これにより、第1光学的情報取得部120による光学的な測定が終了した検体に試薬を添加して測定用試料が調製される。また、キュベット移送部150は、キュベット200を回転搬送部100と第2光学的情報取得部160との間を移送させるために設けられている。
第2光学的情報取得部160は、検体に試薬を添加して調製された測定用試料の加温を行うとともに、その測定用試料から光学的な情報を測定するための機能を有している。この第2光学的情報取得部160は、キュベット載置部161と、キュベット載置部161の下方に配置された検出部162とにより構成されている。また、キュベット載置部161には、キュベット200を所定の温度に加温するための加温機構(図示せず)が内蔵されている。
また、第2光学的情報取得部160の検出部162は、キュベット200内の測定用試料に対して複数の条件下で光学的な測定(本測定)を行うことが可能なように構成されている。また、第2光学的情報取得部160は、制御装置4の制御部4aに電気的に接続されており、取得したデータ(光学的な情報)を制御装置4の制御部4aに送信する。これにより、制御装置4において、予め取得済みの第1光学的情報取得部120からのデータ(光学的な情報)の分析結果に基づいて、第2光学的情報取得部160から送信されたデータ(光学的な情報)が分析されて、表示部4bに表示される。
緊急検体セット部170は、緊急を要する検体に対しての検体分析処理を行うために設けられている。この緊急検体セット部170は、搬送機構部3から供給された検体に対しての検体分析処理が行われている際に、緊急検体を割り込ませることが可能なように構成されている。
また、流体部180は、試料分析装置1のシャットダウン処理の際に、各分注アーム(検体分注アーム110および試薬分注アーム140)に設けられるノズルに洗浄液などの液体を供給するために設けられている。
[4.2 キュベット供給機構部6]
キュベット供給機構部6は、ユーザによって無造作に投入された複数のキュベット200(図3参照)を分析機構部7の回転搬送部100に1つずつ供給するために設けられている。なお、キュベット200は、図3に示すように、直径D1(約10mm)を有するつば部200aと、直径D1よりも小さい直径D2(約8mm)を有する胴部200bとから構成されている。また、キュベット200は、約30mmの長さを有する。
ここで、本実施形態では、キュベット供給機構部6は、図4〜図8に示すように、キュベット200が投入される第1貯留部10と、第1貯留部10からキュベット200を搬出するためのキュベット搬出部20と、キュベット搬出部20によって搬出されたキュベット200を所定位置(回転移送部60)に配置する配置部90を備えている。
配置部90は、キュベット搬出部20によって搬出されたキュベット200を貯留する第2貯留部30と、第2貯留部30からキュベット200を1つずつ切り出すキュベット切り出し部40と、キュベット切り出し部40から切り出されたキュベット200を後述の回転移送部60へ搬送するための傾斜を有する搬送部50と、を含んでいる。
図2に示すように、キュベット供給機構部6は、さらに、搬送部50の下端に配置された回転移送部60と、回転移送部60から所定の間隔を隔てて設けられた供給用キャッチャ部70と、を備えている。
図4〜図7にも示すように、第1貯留部10は、左右方向で対向する第1側面部13及び第2側面部14と、前後方向に対向する第3側面部15及び第4側面部16と、を有している。第1貯留部10は、第1〜第4側面部13,14,15,16によって下方が先細り形状である上方開口容器として形成されている。なお、第1側面部13及び第2側面部は、透明樹脂材料によって形成されているため、図4では、第1側面部13を介して視認可能な第1貯留部10内部が描かれている。
第1側面部13は、全体として平面状に形成された垂直面となっている。第2側面部14は、第1側面部13に平行な上部側面部14aと、上部側面部14aの下端から前記第1側面部13側へ向かうように傾斜して延びる中間側面部14bと、中間側面部14bの下端から下方へ延びて第1側面部13と平行な下部側面部14cと、を有している。
第3側面部15は、第1貯留部10の前面側に位置しており、第4側面部16は、第1貯留部10の後面側に位置している。第3及び第4側面部15,16は、下方に向かうにしたがって対向間隔が小さくなるように、それぞれ、傾斜している。
第1貯留部10は、第1貯留部10内を第1領域11aと第2領域11bとに仕切るための仕切部(仕切板)12を備えている。この仕切部12は、第1貯留部10内部において、第4側面部16と所定の間隔をおいて平行に位置しており、仕切部12の左右両側は、第1及び第2側面部13,14と接合されている。仕切部12は、第1領域11aの方が第2領域11bよりも容積が大きくなるように第1貯留部10内を仕切っているとともに、第1領域11aの上部に貯留されているキュベット200の第2領域11bへの移動を抑制している。第1領域11aは、約1600個のキュベット200を貯留可能な容積を有している。
仕切部12の下端の第1側面部13側には、第1領域11aと第2領域11bとを連通させるための切欠17が形成されている。この切欠17は、第1領域11aに貯留されて仕切部12によって移動が抑制されているキュベット200のうち、第1領域11aの下部に貯留されているキュベット200が、第2領域11b側へ通過するのを許容する通過孔17となっている。この通過孔17は、複数のキュベット200が同時に通過できる程度の大きさを有している。
互いに対向する第3側面部15と仕切部12は、第1領域11a内のキュベット200が第1領域11aの底部付近にある通過孔17へ向かうのをガイドする一対のガイド面(対向面)となっている。また、第2側面部14の中間側面部14bもキュベット200のガイド面となっている。この中間側面部14bは、第1領域11a内のキュベット200が、第1側面部13側へ偏って位置した通過孔17へ向かうのをガイドするガイド面となっているとともに、第2領域11b内のキュベット200が、第1側面部13側へ偏って位置したキュベット搬出部20へ向かうのをガイドするガイド面となっている。
第1領域11aは、上方に開口部18を有しており、この開口部18は、キュベット投入口18であり、キュベット投入部5から投入されたキュベット200は、このキュベット投入口18を通過して、第1領域11aに貯留される。
第1領域11a内に投入されたキュベット200の一部は、通過孔17を通って、第2領域11b内に貯留される。
本実施形態では、第1領域11aが、その上端近くまでキュベット200で満たされるまでキュベット200を第1領域11aに投入しても、仕切部12によって第1貯留部10内が仕切られているため、キュベット200の第2領域11bへの移動が抑制されている。
第1領域11aから第2領域11bへ移動してくるキュベット200は、第1領域11aの底部付近に存在するもののうち、通過孔17を通って、第2領域11b側へあふれ出たものだけである。このため、第1領域11aに大量のキュベット200があっても、第2領域11bが、その上部付近まで満たされることはない。第1領域11a内のキュベットが大量であったとしても、第2領域11b内においては、ほぼ常に、底部付近にだけキュベット200が存在し、その上方空間にはキュベット200が貯留していない状態が得られる。
第2領域11bは、キュベット200が第2貯留部30側へ搬出される際にキュベット200が通過するキュベット搬出口19を備えている。キュベット搬出口19は、第2領域11bの上部に位置している。第2領域11bの底部付近に貯留しているキュベット200は、キュベット搬出部20によって第2領域11b内において上方に持ち上げられ、キュベット搬出口19から第2貯留部30へ向かって排出される。
第1貯留部10は、その内面に、第2領域11bへの移動力をキュベット200に付与してキュベット200が通過孔17を通過するのを促す移動力付与部(送出機構)300を備えている。この移動力付与部300は、図5に示すように、環状の平ベルト(送出ベルト)301と、この平ベルト301が巻き掛けられるプーリ302,303と、を有して構成されている。この移動力付与部300は、キュベット搬出部20における駆動モータ(駆動部)25を駆動部として回転駆動される。
図8に示すように、キュベット搬出部20のスプロケット24の回転軸24aは、軸方向外方に延出されている。移動力付与部300は、この回転軸24aから、原動車であるプーリ303へ回転動力を伝達するため伝動機構310を備えている。
伝動機構310は、回転軸24aに取り付けられた第1伝動プーリ311と原動車であるプーリ303と同軸状に取り付けられた第2伝動プーリ312と、第1伝動プーリ311と第2伝動プーリ312に巻き掛けられた伝動ベルト313と、を備えている。第2伝動プーリ312は、第1伝動プーリ311よりも径が大きく、回転軸24aの回転を減速して原動車であるプーリ303へ伝えることができる。
駆動モータ25の回転によってスプロケット23が矢印Aの方向に回転すると、平ベルト301は、矢印Dの方向へ回転する。これにより、第1領域11a内のキュベット200に対し、通過孔17から排出するのを促す移動力が付与される。第1領域11a内の大量のキュベット200によって、第1領域11aの底部にあるキュベットが、不規則な方向を向いて通過孔17近傍で詰まることがあるが、平ベルト301の動作が、この詰まりを崩して、キュベット200が通過孔17を円滑に通過できるようになる。
キュベット搬出部20は、複数の保持板21aが設けられた環状ベルト21と、環状ベルトが取り付けられるチェーン22と、チェーン22が係合されるスプロケット23およびスプロケット24と、スプロケット23を駆動するための駆動モータ25と、を含んでいる。
このキュベット搬出部20は、第4側面部16において、第2領域11bの底部から上部にかけて配置されており、第2領域11b底部付近のキュベット200を、上方のキュベット搬出口19まで持ち上げて、第2貯留部30へ排出させる。
キュベット搬出部20は、通過孔17の位置からキュベット搬出口19の位置までを結ぶように、第1側面部13側へ偏って配置されている。
環状ベルト21は、図5に示すように、駆動モータ25が矢印A方向にスプロケット23を回転させることによって、矢印B方向に回転される。また、複数の保持板21aは、約32mmの幅と、約15mmの長さとを有し、各々の保持板21aは、約30mmの長さと約10mmの直径とを有するキュベット200を、通常、1〜3個ほど安定的に載置させることが可能な大きさを有する。環状ベルト21は、第1貯留部10の第2領域11bに貯留されたキュベット200を保持板21aに保持して、キュベット200を第1貯留部10の底部から上方に向かって搬出する機能を有する。
なお、図5に示すように、本実施形態による環状ベルト21の保持板21aに保持される際のキュベット200の向きは一定である必要はない。
また、環状ベルト21の保持板21aに保持されて上方に搬出されたキュベット200は、環状ベルト21が回転されるのに伴い、第1貯留部10と反対側(図5の矢印C方向)に落下する。キュベット200が落下する先には第2貯留部30が配置されているため、第1貯留部10から搬出されたキュベット200は、第2貯留部30に貯留される。
前述のように、キュベット搬出部20と移動力付与部300とは、共通の駆動部25によって駆動される。したがって、キュベット搬出部20と移動力付与部300は、動作及びその停止を同期して行うことができる。
また、移動力付与部300は、キュベット搬出部20に対して、仕切部12を介して対向する位置に配置されており、移動力付与部300によって移動力が付与されたキュベットの移動方向の延長線上にキュベット搬出部20の下部が位置している。つまり、移動力付与部300とキュベット搬出部20とは、図5に示すように、側面視においてV字状に配置されており、第1貯留部10内に、このV字に沿ったキュベット搬送経路が形成されている。
第2貯留部30は、キュベット受け部31aと、キュベット蓄積部31bとを備え、平面的にみてL字形状を有している。環状ベルト21から落下したキュベット200は、キュベット受け部31aに供給されるように構成されている。また、第2貯留部30の内底面は、キュベット受け部31aからキュベット蓄積部31bにかけて下方に傾斜しており、キュベット受け部31aに供給されたキュベット200は、キュベット蓄積部31bに自動的に移動される。また、第2貯留部30は、第1領域11aのキュベット200の貯留量(約1600個)よりも少ないキュベット200の貯留量(約100個)を有する。また、第2貯留部30に貯留されているキュベット200が所定量以上になるとセンサ32が検知するように構成されている。本実施形態では、センサ32が検知すると、制御部4aは、第2貯留部30が満杯であると判断して、駆動モータ25の動作を停止させることにより、環状ベルト21及び平ベルト301の動作を停止させるように構成されている。
キュベット切り出し部40は、図9〜図11に示すように、回動軸41aを中心に回動可能な揺動レール41と、回動軸42aを中心に回動可能な揺動ガイド42と、揺動レール41および揺動ガイド42を一体的に回動可能に連結するリンク43と、駆動モータ44と、駆動モータ44の駆動力を揺動レール41に伝達するためのアーム45とを含んでいる。駆動モータ44が駆動されると、駆動モータ44によって回転されるアーム45によって揺動レール41が揺動される。また、揺動レール41と揺動ガイド42とはリンク43によって連結されているため、揺動ガイド42は、揺動レール41の揺動に伴って揺動される。また、図10および図11に示すように、揺動レール41および揺動ガイド42は、それぞれ、回動軸41aおよび回動軸42aを中心にD方向およびE方向に揺動される。
揺動レール41は、金属製の一対の扇形状板41bと、一対の扇形状板41bに挟まれるように固定される樹脂製のスペーサ41cとを含んでいる。図9に示すように、一対の扇形状板41bの間隔(スペーサ41cの厚み)D3は、キュベット200のつば部200aの直径D1(図3参照)よりも小さく、かつ、胴部200bの直径D2(図3参照)よりも大きい。また、揺動ガイド42は、揺動レール41の一対の扇形状板41bの外側に接するように設けられた一対のガイド板42bと、一対のガイド板42bに挟まれるように固定される樹脂製のスペーサ42cとを含む。これら揺動レール41及び揺動ガイド42によって、キュベット200が通過可能な通路Pが形成されている。
図10に示すように、揺動レール41のスペーサ41cと揺動ガイド42のスペーサ42cとの間隔D4はキュベット200のつば部200aの直径D1(図3参照)よりも大きく、かつ、キュベット200が2つ入らないような大きさになっている。また、図9に示すように、一対のガイド板42bの間隔D5は、キュベット200のつば部200aの直径D1(図3参照)よりも大きく、かつ、キュベット200が2つ入らないような大きさに形成されている。これによって、切り出し位置46(図9および図10参照)に配置されるキュベット200が1つのみになるように構成されている。
図9および図10に示すように、切り出し位置46においては、キュベット200の向きは揺動レール41と平行となる。キュベット200の開口端は、矢印F方向および矢印G方向のどちらの方向を向いていてもよい。キュベット200が揺動レール41上を移動する際、揺動レール41のスペーサ41cは、図10に示すように、扇形状板41bの途中の位置47で切れている。このため、スペーサ41cが切れた位置47で、キュベット200は、自重によって閉口端が下方に下がる。また、上述のように、一対の扇形状板41bの間隔D3(図9参照)は、キュベット200のつば部200aの直径D1(図3参照)よりも小さく、かつ、胴部200bの直径D2(図3参照)よりも大きいため、図11に示すように、一対の扇形状板41bによりつば部200aが支持される。このように、キュベット切り出し部40は、通路Pにキュベット200を通過させる過程でキュベット200の開口端が上向きになるように構成されている。
キュベット200が切り出し位置46に配置された状態で、揺動レール41および揺動ガイド42が揺動されると、図10及び図11に示すように、キュベット200は通路Pを通って搬送部50の搬送レール51に搬送される。
搬送部50は、所定位置である回転移送部60までキュベットを搬送するための通路である一対の搬送レール51と、反射型のセンサ52と、を含んでいる。一対の搬送レール51は、キュベット200(図3参照)のつば部200aの直径D1よりも小さく、かつ、キュベット200の胴部200bの直径D2よりも大きくなるような間隔を隔てて互いに平行に配置されている。通路Pを通過したキュベット200は、つば部200aが一対の搬送レール51の上面に係合した状態で、後述する回転移送部60に向かって滑り落ちながら移動する。搬送レール51は、キュベット200を一列に並べて所定の数収容することが可能であり、搬送レール51に収容されたキュベット200の数が所定の数以上になると、センサ52(図4参照)が検知するように構成されている。本実施形態では、センサ52が検知すると、制御部4aは、駆動モータ25および駆動モータ44の動作を停止させることによって、第1貯留部10から第2貯留部30への搬出および第1領域11aから第2領域11bへの移動ならびに第2貯留部30から搬送部50への切り出しを停止させるように構成されている。
回転移送部60は、搬送レール51を滑り落ちて移動したキュベット200を、供給用キャッチャ部70が把持可能な待機位置まで回転移送する機能を有している。回転移送部60は、支持台61と、支持台61に取り付けられる回転可能な回転テーブル62と、回転テーブル62を駆動するための駆動モータ63(図8参照)とを含んでいる。駆動モータ63により回転テーブル62が回転されることによって、回転テーブル62の3つの切欠部62aに嵌め込まれたキュベット200が支持台61の切欠部61a(待機位置)まで移送される。
そして、供給用キャッチャ部70は、回転移送部60により待機位置である支持台61の切欠部61aに回転移送されたキュベット200を分析機構部7の回転搬送部100の分注テーブル103(図2参照)に供給するために設けられている。
[4.3 第1貯留部におけるキュベットの貯留及び搬出]
第1領域11aには、図5においてP1で示す最大貯留位置(キュベットを約1600個投入したときのばら積みキュベット群の上端)までキュベット200で満たされるまでキュベット200を投入しても、第2領域11bには、通過孔17からあふれ出た一部のキュベット200(十数個から数十個程度)が第2領域11bの底部付近に位置するだけで、第2領域11bの上端までが満たされるほどの数のキュベット200は位置できない。なお、図5には、第2領域11bに貯留されているキュベット群の上端をP2で示した。
第2領域11bにおけるキュベット200の貯留位置上端P2は、第1領域11aの最大貯留位置P1よりも低い位置となる。キュベット搬出部20は、第2領域11bにある少ない数のキュベット200を保持板21aによって持ち上げるため、多すぎる数のキュベット200を搬出することが防止される。
しかも、キュベット搬出部20は、第2領域11bの底部から上部にわたって設けられているため、仮に、保持板21aに載置された搬出中のキュベット200が多すぎる場合であっても、搬出口19に到達するまでの搬送中に、いくつかのキュベット200は、保持板21aから脱落して、第2領域11bの底部へ落下することが期待できる。
すなわち、保持板21aが安定的に保持できるキュベット200の数は、保持板21aあたり数個ほどであるから、仮に、保持板21aによる保持が不安定になるほどの数のキュベット200が一度に保持板21aによって持ち上げられても、それらのキュベット200は不安定な状態で保持されているため、キュベット200の搬出口19に到達するまでに、保持板21aから落下する確率が高くなる。
図12に示すように、仮に、第1貯留部10が第1領域11aと第2領域11bに仕切られておらず、第1貯留部10が単一の貯留部として構成されている場合、第1貯留部10に対して、図12に示す最大貯留位置P1にまで、キュベット200が貯留されていると、第1貯留部10から大量のキュベット200が第2貯留部30へ搬出され易くなる。
つまり、ある一つの保持板21aが、第1貯留部10内のキュベット200を数多く持ち上げて、その保持板21a近辺のキュベット200が少なくなったとしても、その後に続く保持板21aの近傍へも直ちに多くのキュベット200が供給される。したがって、第1貯留部10内のキュベット数が多ければ、連続的に多くのキュベット200が第2貯留部30へ搬出されることになる。
しかも、第1貯留部10に貯留されているキュベット群の上部が、搬出口19近傍の高さP1まで位置している場合、保持板21aによってキュベット群から救い上げられてから搬出口19にいたるまでの距離が短くなる。このため、保持板21aが多くのキュベット200を不安定的に保持していても、キュベット200が保持板21aから脱落する確率が低くなり、キュベット200が一度に大量に第2貯留部30へ搬出され易くなる(図12参照)。
キュベット200が一度に大量に第2貯留部30へ搬出されると、次のような現象が発生し易くなり、キュベット200がスムーズに所定位置(回転移送部60)に配置されなくなるおそれがある。
図9〜図11を参照して説明したように、キュベット搬出部20によって搬出されたキュベット200は、第2貯留部30に貯留され、キュベット切り出し部40によって通路Pを通過させられて所定位置(回転移送部60)に配置される。通路Pはキュベット200が一つだけしか通過できない大きさを有しているが、第2貯留部30に一度に多くのキュベット200が貯留されると、キュベット全体の重みによって複数のキュベット200が通路Pに押し付けられ、キュベット同士が通路Pの入り口で詰まり易くなる。
これを防ごうとすると、図12のP2の高さまでしかキュベット200を貯留できず、多くのキュベット200を貯留できない。
これに対し、本実施形態のように第1貯留部10内に仕切部12を設けることで、第1領域11aに多くのキュベット200を貯留させても、第2貯留部30へ多くのキュベット200が搬出されるのを抑制することができる。したがって、ユーザによって第1領域11aに一度に投入可能なキュベット200の数を増加させることができる。
本実施形態では、第2領域11bのキュベット200がキュベット搬出部20によって持ち上げられると、第2領域11bの底部に位置するキュベット200の数が減少する。このため、第2領域11bには、第1領域11a内のキュベット200が第2領域11bへ流入可能となるスペースが生じる。すると、第1領域11a内のキュベット200は、その自重によって、通過孔17を通って、第2領域11bへ移動し、第2領域11bへ生じたスペースを埋める。
ただし、第2領域11bにおいては、通過孔17の上端位置又はその近傍位置にまでキュベット200が満たされると、キュベット200が通過孔17を通過できなくなるため、第2領域11bに多くのキュベット200が貯留されることはない。
このように、本実施形態では、キュベット搬出部220によって搬出された数に応じた程度の数のキュベット200が、キュベット200の自重によって、第1領域11aから第2領域11bへ供給される。
また、本実施形態では、第1領域11aから第2領域11bへのキュベット200の移動を、比較的小さな通過孔17を通る経路だけに制限していることから、キュベット200が不規則な方向を向いて通過孔17の位置で詰まると、キュベット自重だけでは、キュベット200が第2領域11bに供給されないおそれがある。しかも、通過孔17は、第1領域11aの底部付近にあり、底部付近のキュベット200が上方のキュベット200の自重により動きを制限されて、通過孔17を通過しにくくなる。
この点に関し、本実施形態では、第1領域11aの内面に、第2領域への移動力をキュベット200に付与する移動力付与部300を備えているため、キュベット200の第2領域11bへの移動が促され、通過孔17付近でのキュベットの詰まりを防止できる。
この移動力付与部300は、平ベルト301を介して移動力を付与するだけで、キュベット200を第2領域11b側へ押し付けるわけではないため、第2領域11bに十分な数のキュベットがある場合に、キュベット200が押しつぶされることによる破損が防止されている。
また、移動力付与部300は、キュベット搬出部20の駆動原である駆動モータ25によって駆動されるため、移動力付与部300は、キュベット搬出部20が動作しているときに動作し、キュベット搬出部20が停止しているときには停止する。これにより、キュベット200が第2領域11bから搬出され、第1領域11aからのキュベット流入が必要なときにだけ、移動力付与部300を動作させることができる。また、センサ32やセンサ52によって、キュベット搬出部20を動作停止すべきことが検出されると、同時に、移動力付与部も停止することになる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、貯留部の内部を板によって仕切る形態に限られず、図13に示すように、貯留部の内壁を内側に陥没させた仕切り部12によって、貯留部を第1領域11a及び第2領域11bに仕切り、第1領域11a及び第2領域11bを通過孔となる通路部400を介して接続したものであってもよい。この場合、仕切り部12は、第1領域11a内の全てのキュベット200が第2領域11bへ移動してしまうのを抑制しつつ、第2領域11bのキュベット200数が減少すると、その減少分を補う程度の数のキュベット200が第1領域11aから第2領域11bに流入するように、キュベット200を通過させる。
また、上記実施形態では、第1貯留部10を第1領域11aと第2領域11bとに区分した例を示したが、第1貯留部10を区分する数は特に限定されない。例えば、仕切り部を2つ設けることにより、第1領域11aをさらに二つの領域に区分した形態であってもよい。
また、上記実施形態では、配置部90として、第2貯留部30、キュベット切り出し部40、搬送部50からなる構成を例示したが、かかる構成に限られない。例えば、配置部90は、一連の通路(例えばダストシュートのような滑降斜面路)のみを介して所定位置に容器を配置する形態であってもよい。
1 検体分析装置
6 キュベット供給機構部(容器供給装置)
7 分析機構部(光学検出部)
10 第1貯留部
11a 第1領域
11b 第2領域
12 仕切部(仕切板)
17 通過孔
19 搬出口
20 キュベット搬出部
25 駆動モータ
90 配置部
200 キュベット(試料容器)
300 移動力付与部

Claims (14)

  1. 容器を貯留可能に構成された貯留部と、
    前記貯留部内の容器を前記貯留部外へ搬出する搬出部と、
    前記搬出部によって前記貯留部外に搬出された容器を所定位置に配置する配置部と、 を備え、
    前記貯留部は、該貯留部を、少なくとも、外部からユーザによって投入された容器を貯留する第1領域と、容器を前記搬出部に供給する第2領域とに区分し、前記第1領域の上部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を抑制するとともに、前記第1領域の下部に貯留されている容器の前記第2領域への移動を許容する通過孔を有する仕切り部を備える、
    容器供給装置。
  2. 前記配置部は、前記搬出部によって搬出された容器を貯留する第2貯留部を有し、前記第2貯留部に貯留された容器を所定位置に配置するように構成されている
    請求項1に記載の容器供給装置。
  3. 前記配置部は、通路を介して、所定位置に容器を配置するように構成されている
    請求項1または2に記載の容器供給装置。
  4. 前記貯留部は、前記第1領域内の容器の自重によって、容器が前記第2領域へ移動可能となるように構成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  5. 前記貯留部の内面には、前記第1領域内の容器が前記通過孔へ向かうのをガイドするガイド面が含まれる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器供給装置。
  6. 前記貯留部の内面には、前記通過孔に向かうにしたがって対向間隔が小さくなるように傾斜した少なくとも一対の対向面が含まれる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  7. 前記貯留部の内面には、前記第2領域内の容器が前記搬出部へ向かうのをガイドするガイド面が含まれる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  8. 前記貯留部は、前記第1領域から前記第2領域へ向かう移動力を容器に付与する移動力付与部を備えている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  9. 前記搬出部は、前記移動力付与部による移動力が付与された容器の移動方向の延長線上に設けられている
    請求項8記載の容器供給装置。
  10. 前記移動力付与部は、前記貯留部の内面に設けられた環状ベルトと、当該環状ベルトを駆動する駆動部と、を含む
    請求項8又は9記載の容器供給装置。
  11. 前記搬出部と前記移動力付与部とが同期して駆動されるよう構成されている
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  12. 前記搬出部と前記移動力付与部とを駆動する共通の駆動部を備えている
    請求項8〜11のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  13. 前記搬出部は、前記貯留部内に貯留している容器を上方へ持ち上げて、前記貯留部外へ移送するよう構成されている
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の容器供給装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の容器供給装置と、
    前記容器供給装置の前記配置部によって前記所定位置に配置された容器を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送された容器に試料を供給する試料供給部と、
    前記搬送部によって搬送された容器に収容されている試料の光学検出を行う光学検出部と、
    を備えている試料分析装置。
JP2010075834A 2010-03-29 2010-03-29 容器供給装置及び試料分析装置 Active JP5378284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010075834A JP5378284B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 容器供給装置及び試料分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010075834A JP5378284B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 容器供給装置及び試料分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011209045A true JP2011209045A (ja) 2011-10-20
JP5378284B2 JP5378284B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=44940276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010075834A Active JP5378284B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 容器供給装置及び試料分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5378284B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103901222A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 深圳雷杜生命科学股份有限公司 反应容器的传送装置
WO2014129397A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 日本電子株式会社 測定容器供給装置
US9671417B2 (en) 2013-03-28 2017-06-06 Sysmex Corporation Analyzer and analyzing method
EP2472267A3 (en) * 2010-12-29 2017-10-25 Sysmex Corporation Cuvette supplying device and specimen analyzer
WO2019152655A1 (en) * 2018-01-31 2019-08-08 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample supply system and methods of supplying samples
JP2021515198A (ja) * 2018-02-23 2021-06-17 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 臨床分析装置およびキュベットの移送方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6858169B2 (ja) * 2018-09-28 2021-04-14 シスメックス株式会社 分析装置及び分析装置の制御方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000019183A (ja) * 1998-06-29 2000-01-21 Tsukioka Yasunobu ピペットチップセット機におけるガイドパイプ
JP2000074926A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Ids:Kk 分取分注用管体の搬送装置
JP2001027643A (ja) * 1999-05-11 2001-01-30 Sysmex Corp 自動分析装置
JP2001165937A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Shimadzu Corp 自動生化学分析装置
JP2001264339A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd 血液分注装置
JP2003083999A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd パーツの送給装置
JP2003521690A (ja) * 2000-01-28 2003-07-15 ビオメリオークス エス.ア. 生物分析装置のキュベット供給器具とかかる装置の供給方法
JP2004538222A (ja) * 2001-02-06 2004-12-24 ベックマン クールター インコーポレイテッド バラ積み容器供給装置
JP2007309792A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sysmex Corp 試料分析装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000019183A (ja) * 1998-06-29 2000-01-21 Tsukioka Yasunobu ピペットチップセット機におけるガイドパイプ
JP2000074926A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Ids:Kk 分取分注用管体の搬送装置
JP2001027643A (ja) * 1999-05-11 2001-01-30 Sysmex Corp 自動分析装置
JP2001165937A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Shimadzu Corp 自動生化学分析装置
JP2003521690A (ja) * 2000-01-28 2003-07-15 ビオメリオークス エス.ア. 生物分析装置のキュベット供給器具とかかる装置の供給方法
JP2001264339A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd 血液分注装置
JP2004538222A (ja) * 2001-02-06 2004-12-24 ベックマン クールター インコーポレイテッド バラ積み容器供給装置
JP2003083999A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd パーツの送給装置
JP2007309792A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sysmex Corp 試料分析装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2472267A3 (en) * 2010-12-29 2017-10-25 Sysmex Corporation Cuvette supplying device and specimen analyzer
CN103901222A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 深圳雷杜生命科学股份有限公司 反应容器的传送装置
WO2014129397A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 日本電子株式会社 測定容器供給装置
JP2014160028A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Jeol Ltd 測定容器供給装置
US9403645B2 (en) 2013-02-20 2016-08-02 Jeol Ltd. Measuring container supplying device
US9671417B2 (en) 2013-03-28 2017-06-06 Sysmex Corporation Analyzer and analyzing method
WO2019152655A1 (en) * 2018-01-31 2019-08-08 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample supply system and methods of supplying samples
US11169165B2 (en) 2018-01-31 2021-11-09 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample supply system and methods of supplying samples
US11346851B2 (en) 2018-01-31 2022-05-31 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample sorting system and methods of sorting samples
US11372011B2 (en) 2018-01-31 2022-06-28 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample receiving system and methods
US11709173B2 (en) 2018-01-31 2023-07-25 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample supply system and methods of supplying samples
US11709174B2 (en) 2018-01-31 2023-07-25 Laboratory Corporation Of America Holdings Sample sorting system and methods of sorting samples
JP2021515198A (ja) * 2018-02-23 2021-06-17 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 臨床分析装置およびキュベットの移送方法
JP7064603B2 (ja) 2018-02-23 2022-05-10 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 臨床分析装置およびキュベットの移送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5378284B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656625B2 (ja) 試料分析装置
JP4829677B2 (ja) 試料分析装置
JP5378284B2 (ja) 容器供給装置及び試料分析装置
CN101726608B (zh) 检体分析装置以及检体分析方法
US9316583B2 (en) Specimen analyzing method and specimen analyzing apparatus
US7855084B2 (en) Chemistry system for clinical analyzer
JP5373560B2 (ja) 搬送装置及びこれを用いた検体分析装置
US8343772B2 (en) Specimen processing device, specimen conveyance device, and specimen conveyance method
US20050042138A1 (en) Sample analyzer, nucleic acid detector and nucleic acid detection method
JPH02105062A (ja) アナライザ
JP2008046033A (ja) 検体分析装置
JP7067960B2 (ja) ピペットチップ供給機構およびピペットチップ供給方法
JP2003098185A (ja) 臨床分析器のための補助試料供給器
WO2007139212A1 (ja) 自動分析装置
EP1889662B1 (en) Method of normalizing surface tension of a sample fluid
JP6619928B2 (ja) 把持装置、搬送装置、及び分析装置
JP5592986B2 (ja) 検体分析装置及び検体ラック搬送方法
JP5336555B2 (ja) 検体分析装置
WO2016009765A1 (ja) 自動分析装置
JP7179928B2 (ja) 自動分析装置
JP2023097561A (ja) 検体測定方法、カートリッジ及び検体測定装置
JP2015111119A (ja) 分析装置、及び分析方法
JP6454518B2 (ja) 分析装置および分析方法
JPS6345067B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5378284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250