JP2011204455A - トンネル照明器具及び同器具のグレア抑制方法 - Google Patents

トンネル照明器具及び同器具のグレア抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の反射板を使用しつつ視機能低下グレアを容易に抑制するトンネル照明を提供する。
【解決手段】トンネル照明器具1は、配光がトンネル縦断方向に広げられた広スパン形のトンネル照明器具であって、本体10と、トンネル横断方向に沿って配置されるランプ20と、内側に光源が略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板30と、ランプ20を本体10上で支持するためのソケット取付金具40と、反射板30を本体10上で支持するための反射板取付金具50とを備える。ソケット取付金具40や反射板取付金具50により、ランプ20が反射板30の光軸上から車両進行方向反対側又は奥側に相対的に位置ずれて配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用トンネルの基本照明に使用されるトンネル照明器具に係り、既存の反射板を使用しつつ視機能低下グレアを容易に抑制することが可能な広スパン形のトンネル照明器具等に関する。
従来のトンネル照明器具については、トンネル横断方向にのみ配光を制御した器具であったが、高輝度光源及び高機能反射鏡を用いて配光がトンネル縦断方向に広げられたものが製造開発されるに至っている(例えば、特許文献1参照)。このような広スパン形のトンネル照明器具を用いてトンネル照明を行なった場合、設置台数を大幅に削減されて低コスト化を図ることが可能になり、良好な視認性を確保することが可能になる。
特開2005−203302号公報
ところで、近年にトンネル照明設備の設計要領((社) 日本道路協会: 「道路照明施設設置基準」参照) の基準改定が行なわれ、平均路面輝度が従来の1/2となり、輝度均斉度が0.4以上、視機能低下グレアが15%以下の性能指標が要求されている。
この点、既に施工されているトンネル照明設備をこの新基準に適合するように改造する対策として、広スパン形のトンネル照明器具で配列の間を抜いて照明に寄与する器具台数を従来の1/2にする方法が考えられている。
しかしながら、平均路面輝度及び輝度均斉度については別として視機能低下グレアを新基準内に抑えることが困難である。もっとも、広スパン形のトンネル照明器具(主として反射鏡)を新たに設計し直すと、新基準に適合させることは可能であるものの、同器具の開発費用や全面取り替え工事費用等により大幅なコスト高を招来するのは明らかである。
本発明は上記背景に鑑みて創作されたものであり、その目的とするところは、既存の反射板を使用しつつ視機能低下グレアを容易に抑制することが可能なトンネル照明器具及び同器具のグレア抑制方法を提供することにある。
本発明に係るトンネル照明器具は、配光がトンネル縦断方向に広げられた広スパン形のトンネル照明器具であって、略トンネル横断方向に沿って配置される光源と、内側に光源が略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板とを備え、光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側及び/又は同板の奥側に相対的に位置ずれして配置されている。
この発明によると、光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側及び/又は同板の奥側に相対的に位置ずれして配置された構成となっているので、器具配光の車両進行方向の鉛直角70°度付近のピークを抑えることが可能となり、これに伴って視機能低下グレアが抑制される。しかも光源の反射板に対する相対的な位置を若干調整するだけで実現されることから、反射板を最初から設計し直す必要がなく既存の反射板を用いることが可能となり、これに伴って大幅な低コスト化が図られる。
光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側に相対的に位置ずれして配置されている場合の上記トンネル照明器具は、正面の開口が透明な照明カバーにより塞がれた本体と、前記光源を本体上に支持するための部材であり且つ光源支持用の先端側が前記反射板に形成された開口に挿通可能であり基端側が固定された光源取付部材とを更に備え、光源取付部材には、反射板の開口の縁に接触するのを避けるための切欠きを形成すると良い。
この発明によると、光源取付部材に反射板の開口の縁が接触するのを避けるための切欠きが形成された構成となっているので、光源の反射板に対する位置調整を容易に行なうことが可能となる。
本発明に係るトンネル照明器具のグレア抑制方法は、光源を本体上で支持するための光源取付部材及び/又は反射板を本体上で支持するための反射板取付部材に関する取付穴の位置関係を設計変更して、光源を反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側に相対的に位置ずれして配置するようにした。また、光源取付部材及び/又は反射板取付部材に関する取付穴の位置関係や長さ寸法を設計変更して、光源が反射板の光軸上から同板の奥側に相対的に位置ずれして配置するようにしてもかまわない。
この発明によると、光源取付部材や反射板取付部材に関する取付穴の位置関係や長さ寸法を設計変更するだけで、光源の反射板に対する相対的な位置関係が調整され、これに伴って視機能低下グレアを抑制することが可能になる。反射板を最初から設計し直す必要がなく既存の反射板を用いることが可能となり、これに伴って大幅な低コスト化が図られる。
本発明の実施形態を説明するための図であって、(a)はトンネル照明器具の正面図、(b)は(a)中のA−A線の断面図である。 同トンネル照明器具に使用されたランプの反射板に対する位置ずれを説明するための図であって、図1(a)中のB−B線の模式的端面図である。 他のトンネル照明器具に使用されたランプの反射板に対する位置ずれを説明するための図2に対応する図である。 上記トンネル照明器具に使用された下側反射板取付金具を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上記トンネル照明器具に使用された上側反射板取付金具を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上記トンネル照明器具に使用された下側ソケット取付金具を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上記トンネル照明器具に使用された上側ソケット取付金具を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上記トンネル照明器具がトンネル照明に使用されている様子を示す模式図である。 図8中のC−C線の模式的端面図である。 図1及び図2に係るトンネル照明器具の配光特性図である。 図1及び図2に係るトンネル照明器具の路面輝度分布図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、特許請求の範囲に記載された発明の構成要素と実施形態発明の構成要素との対応関係で不明なものについては後記する符号の説明の欄において併せて示すものとする。
ここに例として挙げるトンネル照明器具1は、図8及び図9に示すように自動車用のトンネルTの基本照明として使用されるもので、配光がトンネル縦断方向に広げられた広スパン形のトンネル照明器具である。ここではトンネルTのトンネル照明設備を設計要領の新基準に適合させるために、既に施工されているトンネル照明器具の配列の間を抜いて照明に寄与する器具台数を1/2とし、当該照明器具に対して改造を加えている。改造を加えた後のものをトンネル照明器具1としている。図8及び図9中Sは上下一車線で両側に路肩(歩道)を有したトンネルTの片側の坑口、CARは坑口SからトンネルTに進入した走行車道を走行する車両を示している。
なお、車両Cが走行車道又は追越車道を走行する方向をトンネル縦断方向(車両進行方向側)とし、これに直交する方向をトンネル横断方向としている。
図1はトンネル照明器具1を示している。図中10は本体、20はランプ、21はソケット、30は反射板、40はソケット取付金具、50は反射板取付金具、60はケーブルコネクタ、61は安定器,62は始動器、63は端子台、64はスイッチ、65はユニット台を示している。これらの主要な部品によりトンネル照明器具1が構成されている。
本体10については、正面に開口101が形成されたフランジ付き箱状体であって、開口101の全面が透明ガラスの照明カバー11により塞がれている。本体10の裏面には合計2本の取付金具12が、本体10の正面側のフランジ部分にはパッキン13が各々取り付けられている。本体10の上側面には照明カバー11を開閉自在にするためのヒンジ14が、本体10の下側面には照明カバー11の閉状態を維持するためのラッチ15及びケーブルクランド60が各々取り付けられている。本体10の内底面には、安定器61、始動器62の他にユニット台65等が取り付けられている。ユニット台65の表面上には端子台63及びスイッチ64の他にソケット取付金具40及び反射板取付金具50等が取り付けられている。
ランプ20については、両側口金タイプの直管状の高圧ナトリウムランプであって、ソケット21及びソケット取付金具40により本体10上に支持されている。トンネル照明器具1がトンネルTの壁面に取り付けられた状態では(図8及び図9参照)、ランプ20がトンネル横断方向に沿って配置される。
反射板30については、横断面略凹状の反射鏡であって、その表面にはランプ20から出力された光を効率良く反射させるために表面処理が施されている。具体的には、ランプ20の光を反射させる正面視略楕円状をなしたカップ部31と、カップ部31の上端縁に形成されたフランジ部32とを有している。カップ部31の底面にはソケット取付金具40の上部分を通すための開口33、34が形成されている。カップ部31の内面には複数の段差が形成され、横断面内において左右対称に湾曲している。カップ部31には内側にランプ20が長さ方向に沿って配置される。ランプ20から出力された光はカップ部31の内面により反射され、その結果、配光がトンネル縦断方向(車両進行方向側及び車両進行方向反対側)にも広げられる。
反射板取付金具50については、図1に示すように反射板30を本体10上に支持するためのアングル部材であり、ユニット台65上にねじ止め固定されている。同金具50の先端側が反射板30の裏面に当接している一方、同金具50の後端側がユニット台65の表面上に当接している。反射板取付金具50は、具体的には、図4に示された下側反射板取付金具51Aと、図5に示された上側反射板取付金具52Aとを有しており、反射板30が両金具により下から支持されている。
下側反射板取付金具51Aは、図4に示すような形状のアングル部材511を有するもので、アングル部材511の上側水平面5111には反射板30をねじ止めするための取付穴513が形成され、アングル部材511の下側水平面5112には同金具51をユニット台65の面上にねじ止めするための取付穴512が形成されている。
上側反射板取付金具52Aは、図5に示すような形状のアングル部材521を有するもので、アングル部材521の下側水平面5211には反射板30をねじ止めするための取付穴523が形成され、アングル部材521の垂直面5212には同金具52を後記する上側ソケット取付金具42A(図1(b)参照)にねじ止めするための取付穴522が形成されている。上側反射板取付金具52Aは、下側反射板取付金具51Aとは異なり、上側ソケット取付金具42Aを介してユニット台65の表面上にねじ止めされている。
ソケット取付金具40については、図1に示すようにランプ20をソケット21を通じて本体10上に支持するためのアングル部材であり、ユニット台65上にねじ止め固定されている。同金具40の先端側にはソケット31がねじ止めされ、同金具40の先端側が反射板30に形成された開口33、34に各々挿通可能となっている。同金具40の後端側がユニット台65の表面上に当接している。ソケット取付金具40は、具体的には、反射板30の開口33に通される図6に示された下側ソケット取付金具41Aと、反射板30の開口34に通される図7に示された上側ソケット取付金具42Aとを有している。
下側ソケット取付金具41Aは、図6に示すような形状のアングル部材411を有するもので、アングル部材411の上側水平面4111にはソケット21をねじ止めするための取付穴413が形成され、アングル部材411の下側水平面4112には同金具41Aをユニット台65の表面上にねじ止めするための取付穴412が形成されている。また、図6(b)に示すようにアングル部材411の幅方向の両側には、反射板30の開口33の縁に接触するのを避けるための半円弧状の切欠き414、414が形成されている。
上側ソケット取付金具42Aは、図7に示すような形状のアングル部材421を有するもので、アングル部材421の上側水平面4211にはソケット21をねじ止めするための取付穴423が形成され、アングル部材421の下側水平面4212には同金具42Aをユニット台65の表面上にねじ止めするための取付穴422が形成されている。アングル部材421には上側反射板取付金具52Aをねじ止めするための取付穴522に対応した取付穴425が形成されている。また、図7(b)に示すようにアングル部材421の幅方向の両側には、反射板30の開口34の縁に接触するのを避けるための半円弧状の切欠き424、424が形成されている。
図4(a)に示されているように下側反射板取付金具51に形成された取付穴512が同金具51の中心線上から図中左寄りに配置されている。同様に、図5(b)に示されているように上側反射板取付金具52に形成された取付穴522が同金具52の中心線上から図中左寄りにずれて配置され、図5(a)に示されているように上側反射板取付金具52に形成された取付穴523が同金具52の中心線上から図中右寄りに配置されている。
ところで、ランプ20については図2中破線で示されているように反射板30の光軸上(図面の紙面上に対して垂直)上に配置されるのが一般的である。本案例においては、図2中実線で示されようにランプ20が反射板30の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側にずれて配置されている。この位置ずれ量を図中αとして示している。これは、反射板30を支持する金具として下側反射板取付金具51A及び上側反射板取付金具52Aを使用し、反射板30が本来の位置より車両進行方向反対側にαだけ位置ずれして配置されるからである。
なお、ランプ20の反射板30に対する車両進行側の位置ずれ量αについては、トンネル照明器具1Aにより最終的に得られる視機能低下グレアの程度に応じて適宜調整すれば良い。
このような構成のトンネル照明器具1を便宜上トンネル照明器具1Aとして表すものとする。また、トンネル照明器具1Aの変形例を便宜上トンネル照明器具1Bとして表すものとする。
以下、トンネル照明器具1Bをトンネル照明器具1Aと異なる点を中心として図3を参照して説明する。
トンネル照明器具1Bにおいては、図3中実線で示されるようにランプ20が反射板30の光軸上から奥側にずれて配置されている。この位置ずれ量を図中βとして示している。これは、反射板30を支持する金具として下側反射板取付金具51B及び上側反射板取付金具52Bを使用し、ソケット21を支持する金具として下側ソケット取付金具41B及び上側ソケット取付金具42Bを使用したからである。
下側反射板取付金具51B及び上側反射板取付金具52Bを図4及び図5を借りて説明する。下側反射板取付金具51B及び上側反射板取付金具52Bが上記金具とは異なるのは、下側反射板取付金具51Bの取付穴512、上側反射板取付金具52Bの取付穴522、523であり、各金具の中心線に対して対称配置されている点である。
下側ソケット取付金具41B及び上側ソケット取付金具42Bを図6及び図7を借りて説明する。下側ソケット取付金具41B及び上側ソケット取付金具52Bが上記とは異なるのは、1)アングル部411、423の長さ寸法(図6(c)及び図7(c)中の上下方向の高さ寸法)が短くされている点、2)切欠き414、424が形成されていない点(図6(b)及び図7(b)中の破線参照)のみである。
なお、ランプ20の反射板30に対する奥側の位置ずれ量βについては、トンネル照明器具1Bにより最終的に得られる視機能低下グレアの程度に応じて適宜調整すれば良い。
上記した構成のトンネル照明器具1の使用方法を図8及び図9を参照して説明する。図8及び図9に示すトンネル照明設備において、照明方式は対称照明式、器具配置は側壁配置形、器具配列は向い合わせ配列を採用した。道路幅Wは7mである。トンネル照明器具1のランプ20の全光束は14000Lm、同器具1の配置間隔Lは19.4m、同器具1の取付高さMは4.8m、同器具1の取付角は50°( 走行車道照明用器具) 、47°(追越車道照明用器具)とした。
このようなトンネル照明設備においてトンネル照明器具1A(本実施形態では反射板30を車両進行方向反対側に位置ずれした場合の位置ずれ量α=10mm)を用いた場合の照明特性は図10(配光特性図)及び図11(路面輝度分布図)に示す通りである。なお、図10及び図12中に示す実線は道路横断方向の配光、破線は道路縦断方向の配光を各々示している。
具体的には、トンネル照明器具1Aの場合、トンネルT内の車道の平均路面輝度については4.65cd/m2 となった。ここではトンネルT内のトンネル照明器具の配列の間を抜いて照明に寄与する器具台数を1/2としたので(図8中破線参照)、上記平均路面輝度は従来の約1/2の値を示している。また、輝度均斉度については0.750となった。更に、視機能低下グレアの程度を示すTI値(相対閾値)については14.4%(走行車線視) 、14.2%(追越車線視)となった。
なお、トンネル照明器具1B(本実施形態ではランプ20を奥側に移動して位置ずれした場合の位置ずれ量β=5mm)を用いた場合の照明特性についてもトンネル照明器具1Aの場合と同様結果が得られることが確かめられている。
このようにトンネル照明器具1A、1Bについてはトンネル照明設備の設計要領の基準改定に係る新基準を全てクリアしている。特に視機能低下グレアが従来とは異なり大きく抑制されているのは、図10の配光曲線に示されているように器具配光の車両進行方向の鉛直角70°度付近のピークが無くなっている点からも明らかである。なお、ランプ20としてセラミックメタルハライドランプ等の光源を用いた場合も同様の結果が得られることが確かめられている。
また、トンネルTに既に取り付けられていた旧基準に係るトンネル照明器具と新基準に係るトンネル照明器具1とを対比すると、ソケット取付金具40及び反射板取付金具50の構成のみが異なる。よって、旧基準に係るトンネル照明器具を新基準に適合するように改造するに当たり、これらの金具等を設計変更するだけで視機能低下グレアが抑制される。
具体的には、反射板取付金具51A、51Bの取付穴512、522、523等の位置関係を設計変更して、ランプ20を反射板30の光軸上から車両進行方向反対側に相対的に位置ずれして配置するようにすると、トンネル照明器具1Aの視機能低下グレアが抑制される。これは、反射板取付金具50の取付穴512、522、523等ではなくソケット取付金具40A、40Bの取付穴412、413、423、422、425の位置関係を設計変更しても同様である。また、ソケット取付金具40の長さ寸法を設計変更して、ランプ20を反射板30の光軸上から奥側に相対的に位置ずれして配置するようにすると、トンネル照明器具1Bの視機能低下グレアが抑制される。これは、反射板取付金具51A、51Bの長さ寸法を設計変更しても同様である。
要するに、旧基準に係るトンネル照明器具を新基準に適合するように改造するに当たり、反射板30等を新たに設計し直す必要がなく、全面取り替え工事が不要になる点も含めて大幅な低コスト化を図ることが可能になる。
なお、本発明に係るトンネル照明器具については、上記実施形態に限定されず、配光がトンネル縦断方向に広げられた広スパン形のものであり且つ光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側及び/又は同板の奥側に相対的に位置ずれして配置された構成であれば良く、本体の構造、光源の種類、反射板の形状だけでなく、光源を本体上に支持する光源取付部材の形状、反射板を本体上に支持する反射板取付部材の形状についても任意に設計変更可能である。また、光源取付部材や反射板取付部材の取付穴の形状を円弧状等にして光源の反射板に対する位置を調整可能なようにしても良い。これらは本発明に係るトンネル照明器具の視機能低下グレア抑制方法についても全く同様である。
1 トンネル照明器具
10 本体
20 ランプ(光源)
30 反射板
40 ソケット取付金具(光源取付部材)
50 反射板取付金具(反射板取付部材)

Claims (5)

  1. 配光がトンネル縦断方向に広げられた広スパン形のトンネル照明器具において、略トンネル横断方向に沿って配置される光源と、内側に光源が略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板とを備え、光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側及び/又は同板の奥側に相対的に位置ずれして配置されていることを特徴とするトンネル照明器具。
  2. 光源が反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側に相対的に位置ずれして配置されている場合の請求項1記載のトンネル照明器具において、正面の開口が透明な照明カバーにより塞がれた本体と、前記光源を本体上に支持するための部材であり且つ光源支持用の先端側が前記反射板に形成された開口に挿通可能であり基端側が固定された光源取付部材とを更に備え、光源取付部材には、同部材が前記反射板の開口の縁に接触するのを避けるための切欠きが形成されていることを特徴とするトンネル照明器具。
  3. 正面の開口が透明な照明カバーにより塞がれた本体と、本体内に略トンネル横断方向に沿って配置される光源と、光源が内側に略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板とを備え、配光がトンネル縦断方向に広げられた構造を有した広スパン形のトンネル照明器具の視機能低下グレア抑制方法において、光源を本体上で支持するための光源取付部材及び/又は反射板を本体上で支持するための反射板取付部材に関する取付穴の位置関係を設計変更して、光源を反射板の光軸上から同板の幅方向の車両進行方向反対側に相対的に位置ずれして配置したことを特徴とするトンネル照明器具のグレア抑制方法。
  4. 正面の開口が透明な照明カバーにより塞がれた本体と、本体内に略トンネル横断方向に沿って配置される光源と、光源が内側に略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板とを備え、配光がトンネル縦断方向に広げられた構造を有した広スパン形のトンネル照明器具の視機能低下グレア抑制方法において、光源を本体に対して固着するための光源取付部材及び/又は反射板を本体に対して固着するための反射板取付部材の長さ寸法を設計変更して、光源が反射板の光軸上から同板の奥側に相対的に位置ずれして配置したことを特徴とするトンネル照明器具のグレア抑制方法。
  5. 正面の開口が透明な照明カバーにより塞がれた本体と、本体内に略トンネル横断方向に沿って配置される光源と、光源が内側に略長さ方向に沿って配置された横断面略凹状の反射鏡である反射板とを備え、配光がトンネル縦断方向に広げられた構造を有した広スパン形のトンネル照明器具の視機能低下グレア抑制方法において、光源を本体に対して固着するための光源取付部材及び/又は反射板を本体に対して固着するための反射板取付部材に関する取付穴の位置関係を設計変更して、光源が反射板の光軸上から同板の奥側に相対的に位置ずれして配置したことを特徴とするトンネル照明器具のグレア抑制方法。
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