JP2011201109A - 液体容器および液体噴射システム - Google Patents

液体容器および液体噴射システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011201109A
JP2011201109A JP2010069857A JP2010069857A JP2011201109A JP 2011201109 A JP2011201109 A JP 2011201109A JP 2010069857 A JP2010069857 A JP 2010069857A JP 2010069857 A JP2010069857 A JP 2010069857A JP 2011201109 A JP2011201109 A JP 2011201109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
ejecting apparatus
liquid container
liquid ejecting
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010069857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5585154B2 (ja
Inventor
Izumi Nozawa
泉 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010069857A priority Critical patent/JP5585154B2/ja
Priority to US13/071,438 priority patent/US8950839B2/en
Priority to CN201110079054.8A priority patent/CN102198755B/zh
Publication of JP2011201109A publication Critical patent/JP2011201109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5585154B2 publication Critical patent/JP5585154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】液体噴射装置に供給すべき液体を収容する液体容器において、簡易な構成で、液体容器の取りつけおよび液体の残量検知を行う。
【解決手段】液体容器100は、液体噴射装置200に装着されて液体噴射装置200に液体を供給する。液体容器100は、収容部101と、光学部材170と、反射部180と、を備える。収容部101は、液体を収容する。光学部材170は、一部が収容部101内に露出しており、他の一部171が液体容器100の外部に露出している。反射部180は、液体容器100の外部であって光学部材170の他の一部171と同じ側に設けられる。反射部180は、光学部材170の他の一部171に対して、液体容器100の液体噴射装置200への装着方向Aiの先の位置に設けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体噴射装置に供給すべき液体を収容する液体容器に関するものである。
従来、液体噴射装置に供給すべき液体を収容する液体容器において、液体容器内の液体の残量が所定量を下回ったことを検知する手段として、液体容器に設けられたプリズムが使用されている。このプリズムの一部は、液体容器の液体収容部内に突出し、他の一部は液体容器の外表面に露出している(たとえば、特許文献1)。このような技術においては、プリズムの液体容器の外表面に露出している部分に、プリンター側に設けられた光学センサから光が入射される。プリズムの液体収容部内に突出している部分がインクに浸されているときには、入射された光は、プリズムと接触しているインクに吸収される。一方、液体収容部内のインクが少なくなり、プリズムの液体収容部内に突出している部分が空気に覆われているときには、入射された光は、プリズムの端面で反射され、光学センサの方向に射出される。したがって、反射光の光量に基づいて、液体容器内の液体の残量が所定量を下回ったことが検知される。
さらに、特許文献1の技術においては、プリンターのキャリッジにもプリズムが設けられている。そして、インクカートリッジがキャリッジに装着されたときには、このプリズムがインクカートリッジによって覆われるように、インクカートリッジおよびキャリッジが構成されている。インクカートリッジがキャリッジに装着されていないときには、光学センサからプリズムに向かって射出された光は、プリズムの端面で反射され、光学センサの方向に射出される。インクカートリッジがキャリッジに装着されているときには、光学センサからプリズムに向かって射出された光は、インクカートリッジの壁面に吸収される。
その結果、特許文献1の技術においては、キャリッジを動かして、光学センサに対するインクカートリッジおよびプリズムの位置を変えることにより、同一の光学センサを使用して、インク残量の検知と、キャリッジへのカートリッジの装着の有無と、を判定することができる。
特開2008−183909号公報
しかし、上記の従来技術においては、キャリッジ側のプリズムを覆うための構造をインクカートリッジに設ける必要がある。このため、インクカートリッジの大きさに対する、インクカートリッジが収容できるインク量の割合が、小さくなる。また、光学センサに対してキャリッジを停止させるべき位置が、一つのインクカートリッジについて、カートリッジ装着検知用とインク残量検知用の2個ずつ存在する。よって、たとえば、6色プリンターにおいては、12箇所の停止位置にキャリッジを正確に停止させる必要がある。よって、そのための制御は複雑なものとなる。このような問題は、プリンターに限らず、取り外し可能な液体容器から液体を供給されてその液体を噴射する液体噴射装置において、広く存在する。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を取り扱うためになされたものであり、液体噴射装置に供給すべき液体を収容する液体容器において、簡易な構成で、液体容器の取りつけおよび液体の残量検知を行うことを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を取り扱うためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
液体噴射装置に装着されて前記液体噴射装置に液体を供給する液体容器であって、
液体を収容する収容部と、
一部が前記収容部内に露出しており、他の一部が前記液体容器の外部に露出している光学部材と、
前記液体容器の外部であって前記光学部材の前記他の一部と同じ側に設けられた反射部であって、前記光学部材の前記他の一部に対して、前記液体容器の前記液体噴射装置への装着方向の先の位置に設けられた反射部と、を備える液体容器。
このような態様においては、液体容器が液体噴射装置に装着され液体噴射装置が液体を噴射する際に、液体噴射装置に設けられた光学センサから光学部材に向かって光が射出される。収容部に液体が存在しない場合には、光学センサから光学部材に向かって射出された光が、光学部材の収容部内に露出した部分により反射される。そして、収容部に液体が十分に存在する場合には、光学センサから射出された光は、光学部材の収容部内に露出した部分によって反射されず、またはより少ない量だけ反射される。このため、反射光の量または有無に基づいて、収容部内に液体が所定量以上存在するか否かを検知することができる。
また、あらたな液体容器を液体噴射装置に装着する際には、液体噴射装置に設けられた同じ光学センサにより、液体容器が完全に液体噴射装置に装着されているか否かを検知することができる。すなわち、あらたな液体容器が液体噴射装置に完全に装着されているときには、光学センサから光学部材に向かって射出された光が反射されず、またはより少ない量だけ反射される。そして、あらたな液体容器が液体噴射装置に完全に装着されていないときには、液体容器の液体噴射装置への装着方向について、光学部材よりも先の位置に設けられた反射部によって、光学センサから射出された光が反射される。このため、反射光の量または有無に基づいて、液体容器が完全に液体噴射装置に装着されているか否かを検知することができる。
よって、液体噴射装置に供給すべき液体を収容する液体容器において、簡易な構成で、液体容器の取りつけおよび液体の残量検知を行うことができる。
なお、光学部材は、収容部に収容された液体よりも屈折率が低く、空気よりも屈折率が高い、光を透過可能な素材で設けられることが好ましい。
また、液体容器において「Aは、Bと同じ側に設けられている」とは、以下のような意味である。すなわち、液体容器の重心を通る平面で液体容器を二分したとき、その平面に対して同じ側にAとBが位置するように、平面を定めることができるとき、「Aは、Bと同じ側に設けられている」という。
[適用例2]
適用例1の液体容器であって、さらに、
前記光学部材および前記反射部とは逆の側に設けられた嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される際には、前記液体容器の前記光学部材および前記反射部が設けられている部分よりも先に前記液体噴射装置に取りつけられ、前記液体噴射装置に設けられた構成と嵌まり合う嵌合部を備える、液体容器。
このような態様とすれば、液体容器が液体噴射装置に取りつけられる際には、液体容器は、液体噴射装置の構成と嵌り合っている嵌合部を中心として回転される。そして、光学部材および反射部が設けられた部分が液体噴射装置に取りつけられて、液体容器は、装着を完了される。すなわち、液体容器の装着動作を一意に定めることができる。このため、液体容器が完全に液体噴射装置に装着されたか否かを、装着方向に沿って配される光学部材および反射部の位置に基づいて判定することができる。よって、液体容器が完全に液体噴射装置に装着されているか否かを、より確実に検知することができる。
なお、液体容器において「Cは、AおよびBと逆の側に設けられている」とは、以下のような意味である。すなわち、液体容器の重心を通る平面で液体容器を二分したとき、その平面に対して同じ側にAとBが位置し、逆の側にCが位置するように、平面を定めることができるとき、「Cは、AおよびBと逆の側に設けられている」という。
[適用例3]
適用例2の液体容器であって、さらに、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に前記液体噴射装置の端子と接触して、前記液体噴射装置に所定の信号を送信するための端子であって、前記光学部材および前記反射部よりも前記嵌合部に近い位置に設けられる端子を備える、液体容器。
このような態様においては、液体容器の端子は、光学部材が装着時の位置に達するよりも先に、液体噴射装置の端子と接触する。このため、液体容器の端子からの信号があり、かつ、反射光が所定量以上あるときには、液体噴射装置は、「液体容器が不完全に装着されている」と判定することができる。そして、液体容器の端子からの信号がないときには、液体噴射装置は、「液体容器が装着されていない」と判定することができる。
[適用例4]
液体噴射システムであって、
液体を噴射する液体噴射装置と、
前記液体噴射装置に装着されて前記液体噴射装置に液体を供給する液体容器と、を備え、
前記液体容器は、
液体を収容する収容部と、
一部が前記収容部内に露出しており、他の一部が前記液体容器の外部に露出している光学部材と、
前記液体容器の外部であって前記光学部材の前記他の一部と同じ側に設けられた反射部であって、前記光学部材の前記他の一部に対して、前記液体容器の前記液体噴射装置への装着方向の先の位置に設けられた反射部と、を備え、
前記液体噴射装置は、
前記液体噴射装置に装着された前記液体容器の前記光学部材が占めるべき位置に向かって光を射出し、前記位置から射出された反射光を受け取ることができる光学センサと、
ユーザに対して所定の表示を行うことができる表示部と、
(i)前記液体を噴射する際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取ったことを含む第1の条件が満たされた場合には、前記液体の残量が少ないことを表す第1の表示を前記表示部に行わせ、(ii)前記液体を噴射する際に、前記所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取らなかったことを含む第2の条件が満たされた場合には、前記第1の表示とは異なる第2の表示を前記表示部に行わせるか、または前記表示部に表示を行わせない制御部と、を備え、
前記制御部は、
(iii)前記液体噴射装置に前記液体容器が装着される際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取ったことを含む第3の条件が満たされた場合には、前記液体容器の装着が不十分であることを表す第3の表示を前記表示部に行わせ、(iv)前記液体噴射装置に前記液体容器が装着される際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取らなかったことを含む第4の条件が満たされた場合には、前記第3の表示とは異なる第4の表示を前記表示部に行わせるか、または前記表示部に表示を行わせない、液体噴射システム。
このような態様においては、液体容器が液体噴射装置に装着され液体噴射装置が液体を噴射する際に、光学センサから光学部材に向かって光が射出される。そして、その反射光の量または有無に基づいて、液体噴射装置は、ユーザに対して、液体の残量が少ないことを表す第1の表示を行うことができる。このため、ユーザは、液体がなくなった状態で液体噴射装置に液体の噴射を行わせる事態を避けることができる。
また、あらたな液体容器を液体噴射装置に装着する際にも、光学センサから光学部材が占めるべき位置に向かって光が射出される。そして、その反射光の量または有無に基づいて、液体噴射装置は、ユーザに対して、液体容器の装着が不十分であることを表す第3の表示を行うことができる。このため、ユーザは、液体容器の装着が不十分な状態で液体噴射装置に液体の噴射を行わせる事態を避けることができる。
なお、光学センサの光を射出する部位と、反射光を受け取る部位とは、一つの筐体内に設けることもでき、それらを別個の部材として構成することもできる。
また、「ある条件Xが下位の条件Aを含む」という場合には、条件Xは、条件A以外の条件Bを含んでもよい。
[適用例5]
適用例4の液体噴射システムであって、
前記液体容器は、さらに、
前記光学部材および前記反射部とは逆の側に設けられた第1の嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される際には、前記液体容器の前記光学部材および前記反射部が設けられている部分よりも先に前記液体噴射装置に取りつけられ、前記液体噴射装置に設けられた第2の嵌合部と嵌まり合う第1の嵌合部を備え、
前記液体噴射装置は、さらに、
前記第1の嵌合部を嵌り合うべき前記第2の嵌合部を備える、液体噴射システム。
[適用例6]
適用例5の液体噴射システムであって、
前記液体噴射装置は、さらに、前記制御部に接続された第1の端子を備え、
前記液体容器は、さらに、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に前記液体噴射装置の前記第1の端子と接触して、前記制御部に所定の信号を送信するための第2の端子であって、前記光学部材および前記反射部よりも前記嵌合部に近い位置に設けられる第2の端子を備え、
前記第3および第4の条件は、さらに、前記制御部が前記液体容器から前記所定の信号を受け取ったことを含み、
前記第4の表示は、前記液体噴射装置に前記液体容器が正しく装着されたことを表す表示を含む、液体噴射システム。
このような態様においては、液体容器の端子は、光学部材が装着時の位置に達するよりも先に、液体噴射装置の端子と接触する。このため、液体容器の端子からの信号があるときには、液体噴射装置は、「液体容器が完全に、または不完全に装着されている」と判定することができる。よって、反射光の量や有無に基づいて、液体容器の装着が不十分であることを表す第3の表示や、液体噴射装置に液体容器が正しく装着されたことを表す表示を含む第4の表示を、状況に応じて適切にユーザに示すことができる。
[適用例7]
適用例5または6の液体噴射システムであって、
前記液体容器は、さらに、
前記光学部材および前記反射部と同じ側に設けられた第3の嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に、前記液体噴射装置に設けられた第4の嵌合部と嵌まり合う第3の嵌合部を備え、
前記液体噴射装置は、さらに、
前記第3の嵌合部と嵌り合うべき前記第4の嵌合部と、を備え、
前記液体噴射装置と前記液体容器の少なくとも一方は、さらに、
前記第1と前記第2の嵌合部が嵌り合い、前記第3と前記第4の嵌合部が嵌り合っていない状態であって、さらに、前記反射部が前記光学センサから射出された光を前記光学センサに反射できる所定の状態に、前記液体容器を弾性的に支持する弾性部材を備え、
前記液体噴射システムは、前記弾性部材の弾性力に抗して前記液体容器が前記液体噴射装置に押し込まれた状態において、前記第3と前記第4の嵌合部が嵌り合い、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される、液体噴射システム。
このような態様とすれば、弾性部材の作用により、液体噴射装置に不完全に装着されている液体容器を、反射部が光学センサから射出された光を光学センサに反射できる所定の状態に、より確実に配することができる。その結果、液体噴射装置は、反射光の量または有無に基づいて、より高い確度で第3の表示を行うことができる。
なお、第3と第4の嵌合部が嵌り合うことによって、弾性部材の弾性力に抗して、液体容器が、液体噴射装置に装着された状態に固定されることが好ましい。
そして、第3と第4の嵌合部の少なくとも一方は、弾性変形可能に設けられていることが好ましい。
[適用例8]
適用例6を限定する適用例7の液体噴射システムであって、
前記所定の状態において、前記第1の端子が前記第2の端子と接触している、液体噴射システム。
このような態様とすれば、上記の所定の状態において、液体容器の端子からの信号と、反射光とに基づいて、液体容器が液体噴射装置に不完全に装着されていることを、より高い確度で検知することができる。
なお、本発明は、以下に示すような種々の態様で実現することが可能である。
(1)液体容器、液体供給装置、液体供給方法。
(2)インク収容器、インク供給装置。
(3)液体消費装置、インクジェットプリンター。
本発明の実施例であるプリンター200を示す斜視図。 プリンター200内部に設けられたキャリッジ300と、キャリッジ300に搭載されたインクカートリッジ100とを示す斜視図。 キャリッジ300と、キャリッジ300に搭載されたインクカートリッジ100とを示す斜視図。 インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着される前の状態を示す断面図。 インクカートリッジ100がキャリッジ300に不完全に装着された状態を示す断面図。 インクカートリッジ100がキャリッジ300に完全に装着された状態を示す断面図。
A.第1実施例:
図1は、本発明の実施例であるプリンター200を示す斜視図である。プリンター200は、外部のコンピュータに接続されることなく、単独で記憶媒体に格納された画像データファイルに基づいて、印刷を行うことができるプリンターである。このプリンター200は、インク滴を吐出して印刷を行う印刷ヘッド(図示せず)と、印刷用紙を供給するためのオートシードフィーダ220と、画像が印刷された印刷用紙を受ける排紙トレイ230と、液晶ディスプレイ240と、各種の操作を行うためのボタン群250と、メモリカードを挿入されデータを読み取るためのカードスロット260と、CPU270と、メインメモリ280と、を備えている。
カードスロット260は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDカード、miniSDカード、メモリースティック、スマートメディアカードなどのメモリカードMCを、スロットに直接挿入され、またはアダプタを介して挿入されることができる(図1の矢印A1参照)。そして、CPU270は、カードスロット260を介してそれらのメモリカードMCに格納された画像データファイルを取得することができる。CPU270は、それらの画像データファイルに基づいて印刷を実行する。
図2は、プリンター200内部に設けられたキャリッジ300と、キャリッジ300に搭載されたインクカートリッジ100とを示す斜視図である。図2においては、技術の理解を容易にするために、キャリッジ300およびインクカートリッジ100を、一部の断面において切断した状態であって、さらに、インクカートリッジ100の一つの壁部1106を取り除いた状態を示している。
キャリッジ300は、底面に印刷ヘッド314を備えている。そして、キャリッジ300に対して印刷ヘッド314とは逆の側(図2において上側)に複数のインクカートリッジ100が搭載される。なお、図2においては、キャリッジ300およびインクカートリッジ100を、一部の断面において切断した状態を示しているため、インクカートリッジ100は、4個のみ示されている。しかし、実際には、キャリッジ300には、互いに異なる色のインクを収容した6個のインクカートリッジ100が搭載される。
これらのインクカートリッジ100を搭載したキャリッジ300は、無端ベルトを含む主走査機構によって、主走査方向(図2において示したY軸の方向)に往復動される。その間、各インクカートリッジ100から供給部120を介して各色のインクが印刷ヘッド314に供給される。そして、各色のインクが画像データに基づいて印刷ヘッド314から吐出される。その結果、各色のインクのドットが印刷媒体上に形成され、画像が形成される。
キャリッジ300は、壁部320,330,340で囲まれた空間内にインクカートリッジ100を収容する。キャリッジ300において、インクカートリッジ100を受け入れる空間を規定する壁部のうち、X軸方向プラス側の壁部320には、Y軸方向について、各インクカートリッジ100に対応する位置に、複数の穴322が設けられている。穴322は、壁部320の下端近傍に設けられている。この穴322には、各インクカートリッジ100に設けられた凸部12が挿入される。
なお、Y軸は主走査方向に一致する。Z軸のプラス方向は鉛直上方に一致する。X軸は、プリンター200の前後方向に一致する。プリンター200のうち、X軸のマイナス側の面が、ユーザと対向する面である(図1参照)。
図3は、キャリッジ300と、キャリッジ300に搭載されたインクカートリッジ100とを示す斜視図である。図3は、図2とは異なる方向からキャリッジ300を見た図である。図3においても、技術の理解を容易にするために、キャリッジ300およびインクカートリッジ100を、一部の断面において切断した状態であって、さらに、インクカートリッジ100の一つの壁部1106を取り除いた状態を示している。
図3に示すように、キャリッジ300において、インクカートリッジ100を受け入れる空間を規定する壁部のうち、X軸方向マイナス側の壁部330には、各インクカートリッジ100に対向する位置に一つの爪332が設けられている。この爪332は、各インクカートリッジ100に設けられた係合レバー11の凹部11aと嵌り合う。
係合レバー11は弾性を有している。インクカートリッジ100がキャリッジ300に搭載される際には、まず、キャリッジ300の壁部320の穴322に、インクカートリッジ100の凸部12が挿入される(図2参照)。その後、インクカートリッジ100の係合レバー11が設けられている側がZ軸方向のマイナス側に降ろされて、係合レバー11が爪332と接触して、X軸のプラス側に弾性変形し、さらにインクカートリッジ100がZ軸方向のマイナス側に降ろされると、爪332が係合レバー11の凹部11aと嵌り合う。これら、爪332と凹部11aの嵌り合い、ならびに穴322と凸部12の嵌り合いによって、インクカートリッジ100はキャリッジ300に固定される。
プリンター200には、さらに、一つの光学センサ400が設けられている(図2および図3参照)。光学センサ400は、インクカートリッジ100があるべき位置に向かって光を射出し、当該位置から反射される光を受け取る。光学センサ400は、受け取った光の量に応じた信号をCPU270に伝える。
なお、光学センサ400は、プリンター200において固定的に設けられている。すなわち、光学センサ400は、キャリッジ300とともに移動するものではない。そして、光学センサ400は、以下のような位置に向かって光を射出するように、構成されている。その位置とは、(i)インクカートリッジ100がキャリッジ300に適切に装着され、かつ、(ii)キャリッジ300がY軸方向(主走査方向)について、インクカートリッジ100を適切な位置(光学センサ400に対する相対位置)に配したとき、インクカートリッジ100があるべき位置(より具体的には、後述するプリズム170の面171があるべき位置)である。
図4は、インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着される前の状態を示す断面図である。なお、図4においては、技術の理解を容易にするため、印刷ヘッド314を省略している。インクカートリッジ100は、6個の壁部1101〜1106で囲まれたインク収容部101を有する、略直方体形状のインク容器である。壁部1101は、Y軸のマイナス側に位置する壁部である。壁部1106は、Y軸のプラス側に位置する壁部である。壁部1106は、図4において示されていない。壁部1102は、Z軸のマイナス側に位置する壁部である。壁部1103は、Z軸のプラス側に位置する壁部である。壁部1104は、X軸のマイナス側に位置する壁部である。壁部1105は、X軸のプラス側に位置する壁部である。
なお、インクカートリッジ100がキャリッジ300に正しく装着された状態において、Y軸は主走査方向に一致する。同じく、Z軸のプラス方向は鉛直上方に一致する。そして、X軸は、プリンター200の前後方向に一致する。インクカートリッジ100の各部の方向を説明する際にも、インクカートリッジ100がキャリッジ300に正しく装着された状態を仮定して、これら、プリンター200に使用したXYZ軸を使用する。
インクカートリッジ100は、壁部1105の下端近傍に凸部12を備えている。凸部12は、前述のように、インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着された状態において、穴322に挿入されている。凸部12が、ユーザから見て奥の側(X軸のプラス側)に位置する壁部1105の下端近傍に設けられているため、インクカートリッジ100をキャリッジ300に装着する際、穴322に対する凸部12の位置あわせが容易である。なお、本明細書において、「壁部の下端近傍」というとき、壁部の下端から壁部の全長の1/4以下の範囲を意味する。
インクカートリッジ100は、壁部1104の下端近傍に係合レバー11を備えている。係合レバー11は、壁部1104の下端近傍からZ軸のプラスの方向かつX軸のマイナスの方向に伸びている。係合レバー11は、X軸のマイナスの側の面に凹部11aを備えている。凹部11aは、前述のように、インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着された状態において、爪332を受け入れる。
インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着される際には、前述のように、まず、キャリッジ300の壁部320の穴322に、インクカートリッジ100の凸部12が挿入される。その後、インクカートリッジ100の係合レバー11が設けられている側がZ軸方向のマイナス側に降ろされる。すなわち、キャリッジ300の穴322およびインクカートリッジ100の凸部12を中心にインクカートリッジ100が回転される。そして、爪332が係合レバー11の凹部11aと嵌り合う。図4において、キャリッジ300に装着する際のインクカートリッジ100の回転の向きを矢印Aiで示す。
本実施例においては、係合レバー11が、ユーザから見て手前の側(X軸のマイナス側)に位置する壁部1104に設けられており、凹部11aが係合レバー11のX軸のマイナスの側の面に設けられている。このため、インクカートリッジ100をキャリッジ300に装着する際、ユーザは、係合レバー11をX軸のプラス側に弾性変形させて(矢印Fe参照)、容易に凹部11aと爪332を嵌め合わせることができる。
インクカートリッジ100は、壁部1104と壁部1102の境界近傍に、プリズム170を備えている。プリズム170は、Y軸方向を軸とする略五角柱状である。X軸とZ軸で張られる平面におけるプリズム170の五角形断面は、内角が90度の一つの頂点p1と、その頂点を挟んで配されそれぞれ内角が鈍角の二つの頂点p2,p3と、内角が90度の他の二つの頂点p4,p5とを有する。
プリズム170のうち、頂点p1〜p3で張られる略三角柱状の部分は、インク収容部101内に露出している。このため、インク収容部101内にインクが所定量以上あるときには、頂点p1と頂点p2で張られる面と、頂点p1と頂点p3で張られる面とは、インクに接している。一方、頂点p4と頂点p5で張られる面171は、インクカートリッジ100の外面に露出している。
壁部1104と壁部1102の境界近傍のインクカートリッジ100外面であって、プリズム170の露出部分171よりも、キャリッジ300に装着する際のインクカートリッジ100の回転方向Aiの先の部分には、反射部180が設けられている。反射部180は、外部から受け取った光を反射することができる。
本実施例においては、前述のように、まず、キャリッジ300の壁部320の穴322に、インクカートリッジ100の凸部12が挿入され、その後、キャリッジ300の穴322およびインクカートリッジ100の凸部12を中心にインクカートリッジ100が回転される。すなわち、インクカートリッジ100をキャリッジ300に装着する際の反射部180および露出部分171の動きを、穴322と凸部12により、一意に定めることができる。より詳しくは、反射部180が位置した場所にその後、露出部分171を配することができる。よって、後述するように、所定の場所における反射部180と露出部分171の入れ替わりを利用して、高い確度で、インクカートリッジ100の不完全な装着を検知することができる。
また、反射部180およびプリズム170は、X軸のマイナス側の壁部1104の下端近傍に設けられており、凸部12は、X軸のプラス側の壁部1104の下端近傍に設けられている。すなわち、反射部180およびプリズム170と、凸部12とは、インクカートリッジ100において逆の側に設けられている。このため、インクカートリッジ100を装着する際の回転動作(矢印Ai参照)におけるわずかな角度のずれを、反射部180およびプリズム170の大きな位置のずれとすることができる。よって、後述するように、所定の場所における反射部180と露出部分171の入れ替わりを利用して、高い確度で、インクカートリッジ100の不完全な装着を検知することができる。
なお、インクカートリッジ100は、その重心Gを通る平面P0によって、反射部180、プリズム170、および係合レバー11の凹部11aが存在する側と、凸部12が存在する側とを区分することができる。このような状態を、本明細書において、「反射部180、プリズム170、および係合レバー11の凹部11aが同じ側に存在する」、そして、「反射部180、プリズム170、および係合レバー11の凹部11aと、凸部12とは、逆の側に存在する」という。
インクカートリッジ100は、壁部1102に回路基板13を備えている。回路基板13は、メモリと、インクカートリッジ100外部に露出している端子131と、それらに接続されている回路と、を備えている。端子131は、係合レバー11の凹部11a、プリズム170および反射部180よりも、凸部12に近い位置に設けられている。メモリには、インクカートリッジ100が格納しているインクの種類や、プリンター200のCPU270が端子131を介して書き込んだインクの残量などの情報が格納されている。これらの情報は、端子131を介してプリンター200のCPU270に提供される。
キャリッジ300は、壁部320,330,340で囲まれた空間内にインクカートリッジ100を収容する。壁部320は、X軸のプラス側に位置する壁部である。壁部330は、X軸のマイナス側に位置する壁部である。壁部340は、Z軸のマイナス側に位置する壁部である。
壁部320は、各インクカートリッジ100に対応する位置に前述の穴322が設けられている。壁部330には、各インクカートリッジ100に対応する位置に前述の爪332が設けられている。
壁部340の一部であって、各インクカートリッジ100の供給部120に対応する位置には、針342が設けられている。インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着された際には、針342は、供給部120に挿入される。針342および供給部120内にはインク供給路が設けられている。このインク供給路を介して、インクはインクカートリッジ100から印刷ヘッド314に供給される。
壁部340の一部であって、各インクカートリッジ100のプリズム170および反射部180に対応する位置には、穴350が設けられている。すなわち、インクカートリッジ100がキャリッジ300に適切に装着された状態において、プリズム170および反射部180は、穴350内に位置する。プリンター200の光学センサ400は、キャリッジ300によってあるインクカートリッジ100がY軸方向の適切な位置に配されているとき、そのインクカートリッジ100のプリズム170の面171があるべき位置に、穴350をとおして光を照射することができる。
壁部340の一部であって、各インクカートリッジ100の回路基板13の端子131に対応する位置には、端子360が設けられている。すなわち、インクカートリッジ100がキャリッジ300に適切に装着された状態において、端子360は、インクカートリッジ100の回路基板13の端子131と接触する。端子360は、プリズム170および反射部180に対応する位置にある穴350よりも、壁部320の穴322に近い位置に設けられている。
端子360は、外力を受けていない状態において、壁部340上面からZ軸のプラスの方向に突出するように弾性部370によって支持されている。そして、端子360は、弾性部370によってZ軸のマイナスの方向に弾性的に変位できるように支持されている。より具体的には、端子360は、弾性部370とともに一体として設けられた金属部品である。
弾性部370は、導電性を有し、電気回路の一部として機能する。弾性部370は、壁部340のZ軸マイナス側に設けられた基板380に接続されている。基板380は、CPU270に接続されている。インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着された際には、端子360は、インクカートリッジ100の回路基板13の端子131に押しつけられ、端子131と電気的に接続される。プリンター200のCPU270は、基板380、端子360、インクカートリッジ100の回路基板13の端子131を介して、インクカートリッジ100の回路基板13のメモリから情報を取得する。
図5は、インクカートリッジ100がキャリッジ300に不完全に装着された状態を示す断面図である。なお、図5においても、技術の理解を容易にするため、印刷ヘッド314を省略している。インクカートリッジ100がキャリッジ300に装着される際には、前述のように、まず、キャリッジ300の壁部320の穴322に、インクカートリッジ100の凸部12が挿入される(図5参照)。図5は、穴322に凸部12が挿入されており、インクカートリッジ100が外力を受けていない状態を示している。
図5の状態において、インクカートリッジ100は、弾性部370および端子360によって、回路基板13の端子131で支持されている。この状態において、プリンター200のCPU270は、基板380、端子360、インクカートリッジ100の回路基板13の端子131を介して、インクカートリッジ100の回路基板13のメモリから情報を取得することができる。
一方、図5の状態において、反射部180は、プリンター200の光学センサ400と向かい合う位置にある。なお、Y軸方向については、光学センサ400とインクカートリッジ100とは適切な相対位置にあるものとする。CPU270に制御されて、光学センサ400がプリズム170の露出部分171があるべき位置に向けて光Lsを射出すると、その光は、プリズム170でなく、反射部180によって、反射される。光学センサ400は、その反射光Lrを受け取る。
図5の状態の後、たとえば、インクカートリッジ100の壁部1103のプリズム170および反射部180の側の部分が押されて(図5の矢印P参照)、キャリッジ300の穴322およびインクカートリッジ100の凸部12を中心にインクカートリッジ100が回転される(矢印Ai参照)。その結果、係合レバー11が爪332に押されて弾性変形し(矢印Fe参照)、係合レバー11の凹部11aと爪332が嵌り合う。なお、ユーザが、インクカートリッジ100の壁部1103を矢印Pの方向に押すとともに、係合レバー11を矢印Feの方向に押して、インクカートリッジ100をキャリッジ300に装着してもよい。
本実施例においては、キャリッジ300側の端子360およびインクカートリッジ100側の端子131は、プリズム170、反射部180、穴350および光学センサ400よりも、凸部12および穴322に近い位置に設けられている。凸部12および穴322は、インクカートリッジ100を装着するインクカートリッジ100の動作の回転中心である。すなわち、端子360および端子361の回転半径は、プリズム170および反射部180の回転半径よりも小さい。そして、キャリッジ300側の端子360は、壁部340上面から突出した状態から弾性的に下方に変位しつつ、キャリッジ300側の端子360との接触を保つことができる。このため、インクカートリッジ100を装着する動作において、光学センサ400に対してプリズム170が適正な位置に到達するよりも前に、キャリッジ300側の端子360とインクカートリッジ100側の端子131は、接続されることができる。
図6は、インクカートリッジ100がキャリッジ300に完全に装着された状態を示す断面図である。図6の状態においては、インクカートリッジ100の凸部12は、キャリッジ300の穴322に嵌っている。また、キャリッジ300の爪332は、インクカートリッジ100の係合レバー11の凹部11aに嵌っている。そして、弾性部370は弾性変形し、端子360は、端子131に押されて、壁部340の上面とほぼ同じ位置までZ軸のマイナス方向に降下している。
図6の状態においては、キャリッジ300の爪332が、インクカートリッジ100の係合レバー11の凹部11aに嵌っている、このため、インクカートリッジ100が弾性部370および端子360によって持ち上げられ、図5の状態に戻されるということがない。
図6の状態において、プリンター200のCPU270は、基板380、端子360、インクカートリッジ100の回路基板13の端子131を介して、インクカートリッジ100の回路基板13のメモリから情報を取得することができる。
また、図6の状態において、プリズム170の露出部分171は、プリンター200の光学センサ400と向かい合う位置にある。なお、Y軸方向については、光学センサ400とインクカートリッジ100とは適切な相対位置にあるものとする。CPU270に制御されて、光学センサ400がプリズム170の露出部分171があるべき位置に向けて光Lsを射出すると、その光は、プリズム170に入射する。
インクカートリッジ100がキャリッジ300の取りつけられる際には、インクカートリッジ100は未使用の状態であり、インク収容部101内にはインクが存在する。すなわち、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)は、インクに接している。このため、プリズム170に入射した光は、プリズム170の先端面を介してインクに吸収される。その結果、光学センサ400は、反射光Lrを受け取らない。図6において、反射光Lrの軌跡を破線で示している。
その後、印刷が実行されてインクが消費されると、インク収容部101内のインクの液面は低下する。インクの液面が、たとえば、Liまで低下すると、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)は、インクではなく、空気に接することとなる。このとき、光学センサ400がプリズム170の露出部分171があるべき位置に向けて光Lsを射出すると、その光は、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)で反射される。プリズム170の素材の屈折率が空気の屈折率よりも大きいためである。そして、光学センサ400は、その反射光Lrを受け取る。
インク収容部101内にインクがなくなった後、キャリッジ300からインクカートリッジ100を取り外す場合には、係合レバー11を矢印Feで示す向きに弾性変形させて、凹部11aと爪332の嵌め合いを解除する。そして、その状態を保って、インクカートリッジ100の壁部1103のプリズム170および反射部180の側の部分を、矢印Pとは逆の向き(Z軸プラス方向)に持ち上げることにより、インクカートリッジ100を取り外すことができる。
CPU270がインクカートリッジ100の回路基板13から受け取る信号と、光学センサ400が受け取る反射光の光量とに応じて、プリンター200のCPU270は、表1に示すような制御を行う。より具体的には、CPU270は、以下の3個の判断基準について判断を行い、判断結果に応じた制御を行う。
(a)インクカートリッジ100の取りつけ時であるか。印刷時であるか。
(b)インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受信可能か否か。
(c)光学センサ400が受け取る反射光の光量が所定値以上であるか否か。
なお、反射光の光量のしきい値となる所定値は(上記(c)参照)、図4の状態において光学センサ400が受け取る光の量V1と、図5の状態において光学センサ400が受け取る光の量V2と、図6の状態であってインク収容部101内にインクがある場合に光学センサ400が受け取る光の量V3と、図6の状態であってインク収容部101内にインクがない場合に光学センサ400が受け取る光の量V4と、に基づいて定めることができる。反射光の光量のしきい値となる所定値V0は、V1およびV3より大きく、V2およびV4より小さい値とすることができる。
Figure 2011201109
以下では、印刷前に、新たなインクカートリッジ100をキャリッジ300に取りつける際と、印刷を行う際と、に分けて説明する。
インクカートリッジ100の取りつけ時であるか否かの判断、および印刷時であるか否かの判断(上記(a))については、CPU270は、たとえば、以下のように行うことができる。印刷を実行すべき旨の指示の入力を受けてから印刷を完了するまで間については、CPU270は、印刷時であると判断する。ただし、カートリッジを交換する旨の入力をユーザから受けた後であって、かつ、カートリッジの取付を完了した旨の入力をユーザから受けてから、カートリッジの完全な取付を確認できるまでの間は、インクカートリッジ100の取りつけ時であると判断する。なお、ユーザからの各種の指示の入力はボタン群250を介して行われる。また、カートリッジの完全な取付を確認する方法については、この後に説明する。
新たなインクカートリッジ100をキャリッジ300に取りつける際の状態は、表1の上2行の状態に相当する。新たなインクカートリッジ100をキャリッジ300に取りつける際には、状態は、図4の状態から図5の状態を経て、図6の状態に移行する。なお、新たなインクカートリッジ100をキャリッジ300に取りつける際には、インク収容部101内には、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)をインクの液面下に埋没させるのに十分な量のインクが存在する。
まず、図4に示す状態においては、インクカートリッジ100側の端子131と、キャリッジ300側の端子360は接触していない。このため、CPU270は、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受け取ることはない。すなわち、表1においては、右端の列の状態に相当する。
そして、図4に示す状態においては、光学センサ400は、反射光Lrを受け取らない。すなわち、光学センサ400が受け取る光の量は所定値未満である。よって、図4の状態は、表1において、a欄の状態に相当する。このとき、CPU270は、液晶ディスプレイ240(図1参照)に「インクカートリッジが装着されていません」という表示を行う。この表示を見たユーザは、インクカートリッジ100を準備し、取りつけることができる。
次に、図5に示す状態においては、インクカートリッジ100側の端子131と、キャリッジ300側の端子360は接触している。このため、CPU270は、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受け取ることができる。すなわち、表1においては、右から2列目の状態に相当する。
なお、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受信可能か否かの判断の際に使用する信号は、インクの種類を表す信号であってもよいし、以前に回路基板13のメモリに書き込まれたインク残量を表す信号であってもよい。また、他の信号であってもよい。すなわち、インクカートリッジ100の回路基板13から何らかの信号を受信した場合には、CPU270は、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受信可能であると判断する。
そして、図5に示す状態においては、光学センサ400は、反射部180から反射光Lrを受け取る。すなわち、光学センサ400が受け取る光の量は所定値以上である。よって、図5の状態は、表1において、b欄の状態に相当する。このとき、CPU270は、液晶ディスプレイ240(図1参照)に「インクカートリッジの装着が不十分です」という表示を行う。この表示を見たユーザは、図5の矢印Pで示すように、インクカートリッジ100を押して、インクカートリッジ100をキャリッジ300に完全に装着させることができる(図6参照)。よって、ユーザは、インクカートリッジ100が不完全に装着された状態で印刷を開始して、インクカートリッジ100の回路基板13内のデータが破壊されるなどの不具合に遭遇する事態を、避けることができる。
図6に示す状態においては、インクカートリッジ100側の端子131と、キャリッジ300側の端子360は接触している。このため、CPU270は、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受け取ることができる。すなわち、表1においては、右から2列目の状態に相当する。
また、図6に示す状態においては、光学センサ400は、反射光Lrを受け取らない。光学センサ400から射出された光は、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)において、インク収容部101内のインクに吸収されるためである。このため、光学センサ400が受け取る光の量は所定値未満である。よって、図6の状態は、表1において、c欄の状態に相当する。このとき、CPU270は、液晶ディスプレイ240に「インクカートリッジが装着されました」という表示を行う。この表示を見たユーザは、印刷処理を開始することができる。
一方、印刷時の状態は、表1の下2行の状態に相当する。また、印刷時には、インクカートリッジ100側の端子131と、キャリッジ300側の端子360は接触している。このため、CPU270は、インクカートリッジ100の回路基板13から信号を受け取ることができる。この状態は、表1においては、右から2列目の状態に相当する。すなわち、印刷時の状態は、表1の右から2列目であって下2行のいずれかの状態である。
印刷開始時の状態は、図6の状態であって、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)をインクの液面の下に埋没させるのに十分なインクが存在する。このため、光学センサ400から射出された光は、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)において、インク収容部101内のインクに吸収される。よって、光学センサ400が受け取る光の量は所定値未満である。すなわち、状態は、表1において、d欄の状態に相当する。このとき、CPU270は、液晶ディスプレイ240に「印刷可能」という表示を行う。この表示を見たユーザは、印刷を行うことができる。
その後、インクが消費され、インクの液面が二点鎖線で示すレベルLiにまで低下した状態に移行すると、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)は、インク収容部101内において、空気に触れることになる。このため、光学センサ400から射出された光は、プリズム170の先端部分(頂点p1〜p3参照)において、反射され、光学センサ400は、その反射光Lrを受け取る。よって、光学センサ400が受け取る光の量は所定値以上である。この状態は、表1において、e欄の状態に相当する。このとき、CPU270は、液晶ディスプレイ240に「まもなくインクがなくなります」という表示を行う。この表示を見たユーザは、新たな印刷を開始するのをやめ、新しいインクカートリッジを準備することができる。よって、印刷中にインクがなくなって、一部の色が欠落した不完全な印刷物を生成する事態を防止することができる。
本実施例においては、インク残量の検知に使用する光学センサ400およびプリズム170を活用して(表1の左から2列目)、インクカートリッジの取付が完全に行われたか否かを確認することができる。また、インクの種類を表す信号など、もともと印刷に必要な情報を取得するための信号の受信の可否に基づいて(表1の最上段参照)、インクカートリッジの取付が完全に行われたか否かを確認することができる。このため、他の用途のために必要とされている構成を活用して、インクカートリッジの取付が完全に行われたか否かを確認することができる。よって、プリンターおよびインクカートリッジの小型化、および低コスト化を達成することができる。
また、本実施例においては、インクカートリッジが不完全に装着されている状態を、インクカートリッジ100の凸部12とキャリッジ300の穴322と嵌め合いと、インクカートリッジ100の自重と、弾性部370とによって、一意に定めている。このため、インクカートリッジが不完全に装着されている状態を、高精度に検知することができる。
なお、本実施例におけるプリンター200が、[課題を解決するための手段]における「液体噴射装置」に相当する。インクカートリッジ100が、[課題を解決するための手段]における「液体容器」に相当する。インク収容部101が、[課題を解決するための手段]における「収容部」に相当する。プリズム170が、[課題を解決するための手段]における「光学部材」に相当する。反射部180が、[課題を解決するための手段]における「反射部」に相当する。矢印Aiで示す方向が、[課題を解決するための手段]における「装着方向」に相当する。凸部12が、[課題を解決するための手段]における液体容器の「嵌合部」に相当する。端子131が、[課題を解決するための手段]における液体容器の「端子」に相当する。
本実施例におけるインクカートリッジ100を装着されたプリンター200が、[課題を解決するための手段]における「液体噴射システム」に相当する。光学センサ400が、[課題を解決するための手段]における「光学センサ」に相当する。液晶ディスプレイ240が、[課題を解決するための手段]における「表示部」に相当する。CPU270が、[課題を解決するための手段]における「制御部」に相当する。
本実施例における「まもなくインクがなくなります」という表示(表1のe欄参照)が、[課題を解決するための手段]における「第1の表示」に相当する。「印刷可能」という表示(表1のd欄参照)が、[課題を解決するための手段]における「第2の表示」」に相当する。「インクカートリッジの装着が不十分です」という表示(表1のb欄参照)が、[課題を解決するための手段]における「第3の表示」に相当する。「インクカートリッジが装着されました」という表示(表1のc欄参照)が、[課題を解決するための手段]における「第4の表示」に相当する。
本実施例における凸部12が、[課題を解決するための手段]における「第1の嵌合部」に相当する。穴322が、[課題を解決するための手段]における「第2の嵌合部」に相当する。端子360が、[課題を解決するための手段]における「第1の端子」に相当する。端子131が、[課題を解決するための手段]における「第2の端子」に相当する。凹部11aが、[課題を解決するための手段]における「第3の嵌合部」に相当する。爪332が、[課題を解決するための手段]における「第4の嵌合部」に相当する。弾性部370が、[課題を解決するための手段]における「弾性部材」に相当する。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例においては、第1の嵌合部として、インクカートリッジ100に凸部12が設けられており、第2の嵌合部として、キャリッジ300に穴322が設けられている。しかし、第1および第2の嵌合部は、いずれが凹部でありいずれが凸部であってもよい。すなわち、第1および第2の嵌合部は、互いに嵌り合うことができる構成であればよい。ただし、一方が他方を受け入れることができる形であることが好ましい。また、第1および第2の嵌合部は、互いに嵌り合った状態で、所定の方向(液体容器の挿入方向)に所定の角度範囲で回転できるように構成されることが好ましい。
上記実施例においては、第3の嵌合部として、インクカートリッジ100に凹部11aが設けられており、第2の嵌合部として、キャリッジ300に爪332が設けられている。しかし、第3および第4の嵌合部は、いずれが凹部でありいずれが凸部であってもよい。すなわち、第3および第4の嵌合部は、互いに嵌り合うことができる構成であればよい。ただし、第3および第4の嵌合部は、少なくとも一方が、弾性変形できるように構成されることが好ましい。なお、ここでいう「弾性変形」には、弾性力を伴って変位することも含まれる。
B2.変形例2:
上記実施例においては、第1の嵌合部としての凸部12は、インクカートリッジ100の壁部1105の下端近傍に設けられている。そして、第2の嵌合部としての穴322は、キャリッジ300の壁部320の下端近傍に設けられている。しかし、第1の嵌合部は、液体容器の壁部の上端近傍など、他の位置に設けられることもできる。そして、第2の嵌合部は、キャリッジの壁部の上端近傍など、他の位置に設けられることもできる。
ただし、第1の嵌合部は、第2の嵌合部と対応する位置に設けられることが好ましい。また、第1の嵌合部は、液体容器の角部に設けられることが好ましい。そのような態様とすれば、液体容器を液体噴射装置に装着する際に、最初に第2の嵌合部と勘合させることが容易である。
B3.変形例3:
上記実施例において、反射部180は、受け取った光を反射することができる。プリズム170は、インク収容部101内にインクがあるときには、受け取った光を反射しない。そして、プリズム170は、インク収容部101内にインクがないときには、受け取った光を反射する。一方、インクカートリッジ100の他の外面を構成する素材であって、少なくとも反射部180およびプリズム170の露出面171を囲む部分については、反射部180およびプリズム170の反射光よりも小さい量の光を反射する素材、またはほとんど光を反射しない素材で構成されることが好ましい。
B4.変形例4:
上記実施例においては、インクカートリッジ100がキャリッジ300に適切に装着された状態において、プリズム170および反射部180は、穴350内に位置する(図6参照)。しかし、インクカートリッジ100がキャリッジ300に適切に装着された状態において、プリズム170が穴350内に位置し、反射部180は穴350内に位置しない態様とすることもできる。そのような態様においては、インクカートリッジ100がキャリッジ300に不完全に装着された状態において(図5参照)、反射部180が穴350内に位置することが好ましい。
B5.変形例5:
上記実施例においては、第1の嵌合部としての凸部12が第2の嵌合部としての穴322に挿入された状態で、インクカートリッジ100が回転されて、プリンター200(キャリッジ300)に装着される。しかし、インクカートリッジは、たとえば、プリンターに対して一定の姿勢を保って直線状に挿入されるなど、他の方法で装着されてもよい。そのような態様においても、光学部材と、光学部材に対して、液体容器の液体噴射装置への装着方向の先の位置に設けられた反射部とによって、液体容器の不完全な装着を検知することができる。
B6.変形例6:
上記実施例においては、インクカートリッジ100は、キャリッジ300上において、弾性部370によって支持される(図5参照)。その状態において、反射部180は、プリンター200の光学センサ400と向かい合う位置にある。しかし、反射部180が光学センサ400と向かい合う位置にある状態にインクカートリッジ100を支持する弾性部材は、インクカートリッジ100側に設けられていてもよい。そのような態様においては、弾性部材に接続された部材、または弾性部材自身がインクカートリッジ100の下端面から突出していることが好ましい。そして、弾性部材の弾性力に抗してインクカートリッジ100がプリンター200(キャリッジ300)に押し込まれた状態において、弾性部材が弾性変形して、爪332と係合レバー11の凹部11aとが嵌り合うように構成することができる。
また、反射部180が光学センサ400と向かい合う位置にある状態にインクカートリッジ100を支持する弾性部材は、インクカートリッジ100とプリンター200の両方に設けられていてもよい。
B7.変形例7:
上記実施例においては、印刷を実行すべき旨のコマンドを受信してから印刷を完了するまでの間については、CPU270は、印刷時であると判断する。ただし、カートリッジを交換する旨の入力をユーザから受けた後に、カートリッジの取付を完了した旨の入力をユーザから受けてから、カートリッジの完全な取付を確認できるまでの間は、インクカートリッジ100の取りつけ時であると判断する。しかし、インクカートリッジの取りつけ時であるか、印刷時であるかの判断は、他の方法で行うこともできる。
たとえば、カートリッジの取付を完了した旨の入力をユーザから受けてから、カートリッジの完全な取付を確認できるまでの間以外は、一定時間間隔で、インク残量を確認する制御を行うものとしてもよい。また、カートリッジを交換する旨の入力をユーザから受けたか否かによらず、カートリッジの取付を完了した旨の入力をユーザから受けてから、カートリッジの完全な取付を確認できるまでの間は、インクカートリッジ100の取りつけ時であると判断してもよい。
すなわち、インクカートリッジの取りつけ時であるか、印刷時であるかの判断は、ユーザからの入力に基づいて様々な方法で行うことができる。
B8.変形例8:
上記実施例においては、表1のa欄の状態においては、CPU270は、液晶ディスプレイ240(図1参照)に「インクカートリッジが装着されていません」という表示を行う。しかし、a欄の状態において、CPU270が他の表示を行う態様とすることもでき、何らの表示を行わない態様とすることもできる。
また、上記実施例においては、表1のd欄の状態においては、CPU270は、液晶ディスプレイ240に「印刷可能」という表示を行う。しかし、d欄の状態において、CPU270が他の表示を行う態様とすることもでき、何らの表示を行わない態様とすることもできる。
B9.変形例9:
上記実施例においては、外部のコンピュータに接続されることなく、単独で記憶媒体に格納された画像データファイルに基づいて、印刷を行うことができるプリンターを例に説明した。しかし、本発明は、コンピュータに接続され、コンピュータの制御に従って印刷を行うことができるプリンターに適用することもできる。そのような態様においては、コンピュータに接続されたディスプレイを、ユーザに対して各種の表示を行う「表示部」とすることができる。
B10.変形例10:
上記実施例では、インクカートリッジ100は、家庭用またはオフィス用に使用されるプリンター200用のインクカートリッジである。しかし、本発明の液体容器としてのインクカートリッジは、業務用に使用される大型のプリンターのインクカートリッジに適用することもできる。
また、上記実施例では、カートリッジを装着するキャリッジが印刷ヘッドと一体になって印刷媒体の紙巾方向に往復移動するインクジェットプリンター(いわゆるオンキャリッジタイプのプリンター)を例示した。しかし、本発明の液体容器は、印刷ヘッドおよびサブタンクが設置されたキャリッジとは別に、メインタンクとしてインクカートリッジ100が設置されるインクジェットプリンター(いわゆるオフキャリッジタイプのプリンター)にも適用可能である。そのような態様においては、光学センサは、各インクカートリッジ100に対応して設けられることが好ましい。
B11.変形例11:
上記実施例及び変形例では、インクジェットプリンターと、インクカートリッジについて説明したが、本発明は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に用いても良く、また、そのような液体を収容した液体容器にも適用可能である。本発明の液体容器は、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。なお、「液滴」とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれ良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および液体容器に本発明を適用することができる。
11…係合レバー
11a…凹部
12…凸部
13…回路基板
100…インクカートリッジ
101…インク収容部
1101〜1106…壁部
120…供給部
131…端子
170…プリズム
171…プリズム170の露出部分(露出面)
180…反射部
200…プリンター
220…オートシードフィーダ
230…排紙トレイ
240…液晶ディスプレイ
250…ボタン群
260…カードスロット
270…CPU
280…メインメモリ
300…キャリッジ
314…印刷ヘッド
320,330,340…壁部
322…穴
332…爪
342…針
350…穴
360…端子
370…弾性部
380…基板
400…光学センサ
A1…記録媒体の挿入方向を示す矢印
Ai…カートリッジの取りつけ方向を示す矢印
Fe…係合レバーの変形方向を示す矢印
G…カートリッジ重心
Li…インクが少なくなったときのインクの液面
Lr…反射光
Ls…光学センサ400が射出する光
MC…メモリカード
P…カートリッジを取りつける際にユーザが押す動作を示す矢印
P0…カートリッジの重心を通る平面
p1〜p5…プリズムの断面の頂点

Claims (8)

  1. 液体噴射装置に装着されて前記液体噴射装置に液体を供給する液体容器であって、
    液体を収容する収容部と、
    一部が前記収容部内に露出しており、他の一部が前記液体容器の外部に露出している光学部材と、
    前記液体容器の外部であって前記光学部材の前記他の一部と同じ側に設けられた反射部であって、前記光学部材の前記他の一部に対して、前記液体容器の前記液体噴射装置への装着方向の先の位置に設けられた反射部と、を備える液体容器。
  2. 請求項1記載の液体容器であって、さらに、
    前記光学部材および前記反射部とは逆の側に設けられた嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される際には、前記液体容器の前記光学部材および前記反射部が設けられている部分よりも先に前記液体噴射装置に取りつけられ、前記液体噴射装置に設けられた構成と嵌まり合う嵌合部を備える、液体容器。
  3. 請求項2記載の液体容器であって、さらに、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に前記液体噴射装置の端子と接触して、前記液体噴射装置に所定の信号を送信するための端子であって、前記光学部材および前記反射部よりも前記嵌合部に近い位置に設けられる端子を備える、液体容器。
  4. 液体噴射システムであって、
    液体を噴射する液体噴射装置と、
    前記液体噴射装置に装着されて前記液体噴射装置に液体を供給する液体容器と、を備え、
    前記液体容器は、
    液体を収容する収容部と、
    一部が前記収容部内に露出しており、他の一部が前記液体容器の外部に露出している光学部材と、
    前記液体容器の外部であって前記光学部材の前記他の一部と同じ側に設けられた反射部であって、前記光学部材の前記他の一部に対して、前記液体容器の前記液体噴射装置への装着方向の先の位置に設けられた反射部と、を備え、
    前記液体噴射装置は、
    前記液体噴射装置に装着された前記液体容器の前記光学部材が占めるべき位置に向かって光を射出し、前記位置から射出された反射光を受け取ることができる光学センサと、
    ユーザに対して所定の表示を行うことができる表示部と、
    (i)前記液体を噴射する際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取ったことを含む第1の条件が満たされた場合には、前記液体の残量が少ないことを表す第1の表示を前記表示部に行わせ、(ii)前記液体を噴射する際に、前記所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取らなかったことを含む第2の条件が満たされた場合には、前記第1の表示とは異なる第2の表示を前記表示部に行わせるか、または前記表示部に表示を行わせない制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    (iii)前記液体噴射装置に前記液体容器が装着される際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取ったことを含む第3の条件が満たされた場合には、前記液体容器の装着が不十分であることを表す第3の表示を前記表示部に行わせ、(iv)前記液体噴射装置に前記液体容器が装着される際に、所定量以上の前記反射光を前記光学センサが受け取らなかったことを含む第4の条件が満たされた場合には、前記第3の表示とは異なる第4の表示を前記表示部に行わせるか、または前記表示部に表示を行わせない、液体噴射システム。
  5. 請求項4記載の液体噴射システムであって、
    前記液体容器は、さらに、
    前記光学部材および前記反射部とは逆の側に設けられた第1の嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される際には、前記液体容器の前記光学部材および前記反射部が設けられている部分よりも先に前記液体噴射装置に取りつけられ、前記液体噴射装置に設けられた第2の嵌合部と嵌まり合う第1の嵌合部を備え、
    前記液体噴射装置は、さらに、
    前記第1の嵌合部を嵌り合うべき前記第2の嵌合部を備える、液体噴射システム。
  6. 請求項5記載の液体噴射システムであって、
    前記液体噴射装置は、さらに、前記制御部に接続された第1の端子を備え、
    前記液体容器は、さらに、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に前記液体噴射装置の前記第1の端子と接触して、前記制御部に所定の信号を送信するための第2の端子であって、前記光学部材および前記反射部よりも前記嵌合部に近い位置に設けられる第2の端子を備え、
    前記第3および第4の条件は、さらに、前記制御部が前記液体容器から前記所定の信号を受け取ったことを含み、
    前記第4の表示は、前記液体噴射装置に前記液体容器が正しく装着されたことを表す表示を含む、液体噴射システム。
  7. 請求項5または6記載の液体噴射システムであって、
    前記液体容器は、さらに、
    前記光学部材および前記反射部と同じ側に設けられた第3の嵌合部であって、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された際に、前記液体噴射装置に設けられた第4の嵌合部と嵌まり合う第3の嵌合部を備え、
    前記液体噴射装置は、さらに、
    前記第3の嵌合部と嵌り合うべき前記第4の嵌合部と、を備え、
    前記液体噴射装置と前記液体容器の少なくとも一方は、さらに、
    前記第1と前記第2の嵌合部が嵌り合い、前記第3と前記第4の嵌合部が嵌り合っていない状態であって、さらに、前記反射部が前記光学センサから射出された光を前記光学センサに反射できる所定の状態に、前記液体容器を弾性的に支持する弾性部材を備え、
    前記液体噴射システムは、前記弾性部材の弾性力に抗して前記液体容器が前記液体噴射装置に押し込まれた状態において、前記第3と前記第4の嵌合部が嵌り合い、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着される、液体噴射システム。
  8. 請求項6に従属する請求項7記載の液体噴射システムであって、
    前記所定の状態において、前記第1の端子が前記第2の端子と接触している、液体噴射システム。
JP2010069857A 2010-03-25 2010-03-25 液体噴射システム Expired - Fee Related JP5585154B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069857A JP5585154B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 液体噴射システム
US13/071,438 US8950839B2 (en) 2010-03-25 2011-03-24 Liquid container and liquid ejecting system
CN201110079054.8A CN102198755B (zh) 2010-03-25 2011-03-25 液体容器以及液体喷射系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069857A JP5585154B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 液体噴射システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201109A true JP2011201109A (ja) 2011-10-13
JP5585154B2 JP5585154B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=44655894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010069857A Expired - Fee Related JP5585154B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 液体噴射システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8950839B2 (ja)
JP (1) JP5585154B2 (ja)
CN (1) CN102198755B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141805A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び、印刷材供給システム
JP2014144647A (ja) * 2014-04-04 2014-08-14 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び、印刷材供給システム

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248779A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Seiko Epson Corp インクカートリッジ及びプリンター
JP6413881B2 (ja) 2015-03-27 2018-10-31 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
JP6447300B2 (ja) * 2015-03-27 2019-01-09 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
JP6424704B2 (ja) 2015-03-27 2018-11-21 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
JP6447299B2 (ja) 2015-03-27 2019-01-09 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
JP6435957B2 (ja) 2015-03-27 2018-12-12 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
EP3702162B1 (en) * 2015-07-01 2021-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge
ES2755927T3 (es) * 2015-07-01 2020-04-24 Brother Ind Ltd Aparato de consumo de líquido incluyendo un cartucho de líquido
PL3112162T3 (pl) * 2015-07-01 2019-11-29 Brother Ind Ltd Wkład z cieczą
CN107960066B (zh) * 2015-07-07 2020-01-03 兄弟工业株式会社 液体盒
CN108430784B (zh) * 2015-12-28 2020-06-23 精工爱普生株式会社 液体供给单元

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022345A (ja) * 2002-11-26 2005-01-27 Seiko Epson Corp インクカートリッジ
JP2005246781A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ
JP2006159708A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Canon Inc 液体貯蔵容器および記録装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292890A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Brother Ind Ltd インクカートリッジ
US5997121A (en) * 1995-12-14 1999-12-07 Xerox Corporation Sensing system for detecting presence of an ink container and level of ink therein
US6460962B1 (en) * 1996-06-24 2002-10-08 Xerox Corporation Ink jet printer with sensing system for identifying various types of printhead cartridges
DE60306444T2 (de) 2002-04-16 2007-06-21 Seiko Epson Corp. Detektor für Tintenpatrone, damit versehenerTintenstrahldrucker und dadurch aufgefundene Tintenpatrone
SI1593518T1 (sl) 2002-11-26 2008-06-30 Seiko Epson Corp Črnilna kartuša
JP2005041183A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Canon Inc 液体収容容器
US7334888B2 (en) 2003-11-25 2008-02-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7278722B2 (en) 2003-11-25 2007-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7325913B2 (en) 2003-11-25 2008-02-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7334889B2 (en) 2003-11-25 2008-02-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7384136B2 (en) 2003-11-25 2008-06-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7350909B2 (en) * 2004-03-04 2008-04-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and inkjet printer
JP2010023458A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Canon Inc インクタンクおよびインクジェット記録システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022345A (ja) * 2002-11-26 2005-01-27 Seiko Epson Corp インクカートリッジ
JP2005246781A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ
JP2006159708A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Canon Inc 液体貯蔵容器および記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141805A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び、印刷材供給システム
JP2014144647A (ja) * 2014-04-04 2014-08-14 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び、印刷材供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102198755A (zh) 2011-09-28
US20110234658A1 (en) 2011-09-29
CN102198755B (zh) 2014-10-29
JP5585154B2 (ja) 2014-09-10
US8950839B2 (en) 2015-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5585154B2 (ja) 液体噴射システム
JP5720148B2 (ja) 印刷材カートリッジ、及び、印刷材供給システム
US8529036B2 (en) Liquid accommodating container and liquid ejecting apparatus
JP5903841B2 (ja) 液体消費装置
JP4942161B2 (ja) 液体収納容器およびインクジェット記録装置
KR20150047560A (ko) 제어 유닛
US20090237439A1 (en) Mountable apparatus, board, and method of rewriting liquid information
JP2009274438A (ja) 液体噴射装置、液体供給システム、回路基板
US20150224783A1 (en) Liquid ejecting apparatus
JP2011207067A (ja) 液体容器および液体噴射装置
US8899734B2 (en) Holder, liquid accommodation container that is attachable to and detachable from holder, and liquid ejecting apparatus
JP2013248779A (ja) インクカートリッジ及びプリンター
JP2017119369A (ja) 液体供給ユニット、液体噴射システム
US8172349B2 (en) Fluid discharge device, control method for a fluid discharge device, and a fluid tank
CN111356591A (zh) 容器以及液体喷射装置
JP6212964B2 (ja) 印刷装置
JP5146365B2 (ja) 液体容器、基板、液体情報を変更する方法
JP5858125B2 (ja) 印刷材カートリッジ、及び、アダプター
JP2009226854A (ja) ホルダ、および、ホルダを備える液体噴射装置
JP2015020315A (ja) 印刷装置
JP6031848B2 (ja) 液体消費装置、プログラム及び印刷装置
JP2014019048A (ja) 液体消費装置
JP2017035815A (ja) 液体噴射装置、及び、液体供給ユニット
CN115402008A (zh) 供给单元及液体喷出装置
JP2011194776A (ja) 液体収容容器および液体消費装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5585154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees