JP2011200711A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機において、特定図柄の大当たりとなる確率を変動させる確率変動型の遊技機で、行われる抽選やその後のさらなる抽選に、液晶表示部やランプ部を使った派手な演出表示を同時に行わせることで、遊技者の興趣を惹きつける内容とする。さらに通常の遊技においても、確率変動の抽選が行われることで遊技者は通常遊技の際にも目的を持って遊技を進行することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明の遊技機は、1回のゲームごとに遊技価値の掛け数を決定した状態で遊技者の操作に応じて起動と停止とを行い、その起動により図柄の表示を変動させる一方、その停止時に複数の図柄を組み合わせて表示する図柄表示装置を備え、この図柄表示装置の停止時に表示された図柄の組み合わせ態様に基づき、必要に応じて規定数の遊技価値を遊技者に与えて1回のゲームを終了するとともに、前記図柄の組み合わせ態様が予め定められた特定の表示態様に合致すると、遊技者にとって有利な特定遊技状態への移行を制御可能な遊技機において、1回のゲームごとに内部抽選を行い、その当落結果を得る内部抽選手段と、前記図柄表示装置を停止させるための停止操作を受け付け可能な停止操作手段と、前記停止操作手段により停止操作が受け付けられると、前記内部抽選の当落結果において当選した場合、その当選種類に対応する図柄の組み合わせ態様を、前記図柄表示装置の停止時に表示される態様として許容する停止制御手段と、前記内部抽選で特定の当選種類が得られた場合、前記図柄の組み合わせ態様が前記特定の表示態様に合致したことを条件に前記特定遊技状態へ遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態制御手段と、前記内部抽選で特定の当選種類に当選したことを契機として、前記内部抽選とは別に所定の特定当選種類確率変更抽選を行う特定当選種類確率変更抽選手段と、前記特定当選種類確率変更抽選手段による特定当選種類確率変更抽選に当選した場合、前記特定遊技状態が終了した後のゲームで行われる前記内部抽選において前記特定の当選種類が得られる確率を相対的に高く変更した特定当選種類高確率状態に移行する制御を行う特定当選種類確率変更制御手段とを備えたことを特徴とする。
解決手段2は、前記特定当選種類確率変更抽選手段により、前記特定当選種類高確率状態となる抽選に当選した場合、以降の特定当選種類確率変更抽選確率を所定の継続確率に決定する継続確率抽選手段をさらに備えたことを特徴とする解決手段1に記載の遊技機である。
解決手段3は、前記特定当選種類高確率状態に制御されている中において、前記内部抽選で前記特定の当選種類が得られた場合、前記継続確率に基づき、さらに前記特定当選種類高確率状態を継続するか否かを決定する抽選を行う特定当選種類確率変更継続抽選手段をさらに備えたことを特徴とする解決手段1または2に記載の遊技機である。
解決手段4は、前記特定当選種類確率変更制御手段は、前記特定当選種類確率変更継続抽選手段による抽選に非当選となった場合、前記内部抽選にて行われる確率を元の確率に復帰させることを特徴とする解決手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機である。
解決手段5は、前記当選種類に対応した図柄の組み合わせは、複数種類あり、前記特定当選種類確率変更抽選手段による抽選は、前記複数種類の図柄の表示態様が許容された場合に行われることを特徴とする解決手段1乃至4のいずれかに記載の遊技機である。
解決手段6は、前記特定当選種類確率変更制御手段は、前記複数種類の図柄の組み合わせが表示された場合に、前記内部抽選にて行われる確率を元の確率に復帰させることを特徴とする解決手段1乃至5に記載の遊技機である。
解決手段7は、前記特定当選種類確率変更制御手段は、特定当選種類高確率状態での遊技が所定回数行われたことに基づいて、前記内部抽選にて行われる確率を元の確率に復帰させることを特徴とする解決手段1乃至6のいずれかに記載の遊技機である。
解決手段8は、前記図柄の特定の表示態様の結果に基づき行われる遊技状態を、遊技機の外部に表示可能とする演出表示手段をさらに備えたことを特徴とする解決手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機である。
解決手段9は、1回のゲームごとに所定数の遊技価値を掛けた状態で掛け数を決定する掛け数決定手段と、前記掛け数を決定した状態で遊技者の始動操作を受け付ける始動操作手段と、周方向に図柄が付された複数個の回転体を回転させて図柄の表示を変動させる一方、前記回転体の回転を停止させて複数の図柄を組み合わせて表示する図柄表示装置と、前記回転体を停止させるべく遊技者による停止操作を受け付ける停止操作手段と、前記始動操作手段にて前記始動操作が受け付けられると前記回転体の回転を開始し、この回転中に前記停止操作手段にて前記停止操作が受け付けられると、その受け付け順に前記回転体を停止させる回転体駆動手段と、1回のゲームにつき、前記回転体駆動手段により全ての前記回転体が停止されると、そのときの図柄の組み合わせ態様に基づき、必要に応じて規定数の遊技価値を遊技者に与える遊技価値付与手段と、1回のゲームごとに内部抽選を行い、その当落結果を得る内部抽選手段と、前記停止操作手段に基づいて、前記内部抽選に当選した当選種類に対応した停止操作が受け付けられた場合にのみ、前記回転体駆動手段により全ての前記回転体が停止されたときに前記当選種類の図柄の組み合わせ態様を表示可能とする停止制御手段と、前記内部抽選で特定の当選種類が得られた場合、前記図柄の組み合わせ態様が前記特定の表示態様に合致したことを条件に前記特定遊技状態へ遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態制御手段と前記内部抽選で特定の当選種類に当選したことを契機として、前記内部抽選とは別に所定の特定当選種類確率変更抽選を行う特定当選種類確率変更抽選手段と、前記特定当選種類確率変更抽選手段による特定当選種類確率変更抽選に当選した場合、前記特定遊技状態が終了した後のゲームで行われる前記内部抽選において前記特定の当選種類が得られる確率を相対的に高く変更した特定当選種類高確率状態に移行する制御を行う特定当選種類確率変更制御手段とを備えたことを特徴とする解決手段1乃至8のいずれかに記載の遊技機である。
解決手段10は、前記内部抽選による抽選に際して、所定の数値範囲内で乱数を発生させる乱数発生手段と、1回のゲームごとに前記数値範囲内で発生される全乱数の中から1つの乱数を取得する乱数取得手段と、前記数値範囲内で定められる所定の当り乱数の範囲をさらに複数の当選範囲に区分けし、この区分けした個々の当選範囲に含まれる乱数を複数の当選種類のいずれか1つに対応付けて規定する当選乱数範囲規定手段と、前記乱数取得手段により取得された乱数を前記当選範囲と対比させ、その乱数が属する前記当選範囲に対応付けられた当選種類を前記内部抽選の結果とする乱数対比判別手段と、前記特定当選種類確率変更抽選に当選した場合、前記当選範囲を変更させることを可能とする乱数当選範囲変更手段とを備えたことを特徴とする解決手段1乃至9のいずれかに記載の遊技機である。
図1は、一実施形態の回胴式遊技機であるスロットマシン1を示している。図1のスロットマシン1は、遊技媒体として例えばメダル、コイン等を用いるタイプのものである。なお、その他にも回胴式遊技機には遊技球を用いるタイプ(いわゆる「パロット機」)のものもあり、こちらのタイプも実施形態として好適である。また本発明の実施にあたり、いずれのタイプを適用しても本質的な差違は生じない。
図2は、スロットマシン1に装備されている各種の機構要素や電子機器類、操作部材等の構成を概略的に示している。スロットマシン1はその遊技の進行を統括的に制御するためのメイン制御基板50を有しており、このメイン制御基板50にはCPUをはじめROM、RAM、インタフェース等(全ては図示されていない)が実装されている。
次に、スロットマシン1におけるゲーム処理の流れについて説明する。以下のゲーム処理は、メイン制御基板50のCPUにて実行される制御プログラム上の処理手順に沿って進行する。
図3は、スロットマシン1における基本的な1ゲーム(回胴遊技)の処理手順を一通り示している。1回のゲームは、まず始動処理(ステップS10)から始まる。この始動処理はリール10a,10b,10cの回転を開始させるための処理であり、ここではメダルの投入またはベットボタン18,20,22の操作を受け付けたり、始動レバー24の操作を契機とした乱数抽選を行ったりする処理が行われる。なお、始動処理(ステップS10)の詳細については、さらに別のフローチャートを用いて詳しく後述する。
図4は、上記の始動処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、メダルの投入またはベットボタン18,20,22の操作が待ち受けられる(ステップS101)。遊技者がベット操作またはメダル投入をしないうちは(No)、始動レバー24が有効化されないため、ステップS104の判断が否定(No)されて待ち受け状態(ステップS101)がループされ続ける。ただし、後述するリプレイ図柄が前回の遊技で揃った場合は、ステップS104の判断が肯定(Yes)されて、ステップS105へ進む。
また、落選の場合は、いずれの当選役(小役、特別小役等)も揃えることのできないハズレフラグがONにされる。当選・落選したフラグ(いわゆる、成立フラグ)は、該当するフラグ成立時に該当図柄を揃えることではじめて入賞特典が得られるものである。各々の入賞特典については、判定処理にて別のフローチャートを用いて後述する。
図5は、一例としてテーブル方式によるリール停止処理の内容を示している。リール制御については公知の技術を適用できるため、ここでは処理の流れを概略的に説明する。
図6は、判定処理の内容を具体的に示している。上記のリール停止処理によって全てのリール10a,10b,10cが停止されると、メイン制御基板50はそのとき表示されている出目を確認する処理を行う(ステップS301)
本実施形態のスロットマシン1において、ビッグボーナス図柄(例えば「7−7−7」)またはレギュラーボーナス図柄(例えば「BAR−BAR−BAR」)での入賞があると、次回のゲームからそれぞれ「ビッグボーナスゲーム」、「レギュラーボーナスゲーム」と称する特別遊技状態に移行する。これらビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームには複数回のゲーム機会が含まれており、この間に集中してメダル等の払出しの可能性があるため、遊技者にとっては通常よりも有利な状態であるといえる。
図7は、RB/JACゲーム遊技処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、初期化処理としてRB当選フラグがOFFにされるとともに、RB/JACゲーム用に乱数抽選の当り値テーブルが変更される(ステップS401)。ここで変更された当り値テーブルは通常よりもJAC図柄の当り値を多く保有しており、ほぼ毎回JAC図柄の組み合わせが表示されるものとなっている(例えば、確率で表すと1/1.1程度)。
図8は、ビッグボーナス遊技処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、初期化処理が行われるとともに、ボーナスゲーム用に乱数抽選の当り値テーブルが変更される(ステップS501)。ここで変更された当り値テーブルはJAC図柄の当り値のみから構成されている。
本実施形態のスロットマシン1は、「特定当選種類高確率」という遊技状態(以下では、特定当選種類高確率状態という)に移行する遊技機であるとは先に述べた通りである。当選種類高確率遊技では、遊技者はゲーム数をあまり重ねることなく、またメダルをあまり減らすことなく次回の大当たりを獲得できる遊技である。そのため遊技者にとって特定当選種類高確率状態が継続し続けることは、特別遊技(すなわち、ここではBB)が連続して当選しやすい状態にあるため、通常遊技よりも有利な遊技状態であるといえる。ここでいう通常遊技とは、特別遊技およびこれ以後述べる特定当選種類高確率状態における遊技以外の遊技のことである。
本実施形態に代表される、スロットマシン、パロット機、パチンコ機等の遊技機は、毎遊技ごと、一定の確率(電源投入時から、予め設定等にて決定されている)にて大当たり抽選が行われ、その結果に基づき払出し等ななされながら遊技を進行させていくものである。毎回ごと同じ確率で大当たり抽選を行うので、常に毎回同じ大当たりの期待感(例えば、200分の1の確率で大当たりする遊技機があれば、毎回200分の1で大当たり(つまり、本例ではBB)への期待を持つことができるということ)をもって遊技することとなる。しかし、毎回同じ確率にて抽選を行うということは、いつ遊技を開始しても同じ期待値を持って遊技できる反面、遊技の進行に多彩なバリエーションを持たせる(例えば、連続して大当たり(BB)に当選するなど、いわゆる「(大当たりの)波」ともいわれる、この波の起伏を予想しにくい多彩な展開にすること)を作り出すことが難しい。そこで、ある条件が整った時に大当たりの確率を一定期間変更(変動)させて、遊技の進行に多彩なバリエーションを持たせたものが特定当選種類確率変更である。この特定当選種類確率変更では、特定図柄(BB、RB)のみならず、例えばSB(シングルボーナス)または小役、リプレイを含めた確率の変更をすることが可能である。これにより特定当選種類高確率状態における遊技においては、通常遊技と比して高確率となっている特定図柄(例えば、BB)が当選しやすい状態となっている。この期間、つまり特定当選種類高確率状態においては、遊技者がメダルを通常遊技と比べてほとんど減らすことなく遊技することが可能となっている。また特定当選種類確率変更には継続性もあり、特定当選種類高確率状態における遊技が複数回継続していくことで、遊技者は短いゲーム数の中で複数回の特定図柄(例えば、BB)の組み合わせを表示させることを重ねながらメダルを獲得することができる。
本実施形態の主要構成部分ともいえる特定当選種類確率変更処理について、フローチャートを使いながら説明していく。図9は、特定当選種類確率変更処理の内容を具体的に示している。本実施形態では、BB図柄の組み合わせが表示された直後に特定当選種類確率変更抽選を行う形態をとっているが、この抽選のタイミングについては、BBに内部抽選にて当選した際に同時に特定当選種類確率変更抽選を行う内容であっても、またBBゲーム遊技終了後であってもよい。
なお前記の乱数抽選の当り値テーブルとは、表2に基づいて説明すると、まず0から16383までの一次元グラフを考えると、0から1339までがベル、1340から1439までがスイカ、1440から3684までリプレイ、3685から3974までチェリー、3975から4054までBB、4055から4094までRB、4095から16383までがハズレというように範囲が決められており、内部抽選において取得される乱数が、0から16383までのいずれかの値となっているとき、その取得された値がどの範囲に該当するかにより当選種類が決定されるものである(表4)。これが表3のように特定の当選種類が高確率となると前記の当り値の範囲が変更される。この変更については、改めて0から16383までの範囲で当り値を変更してもよい(表5)し、ハズレの当り値の範囲に変更される当選種類の当り値を設ける(表6)こととしてもよい。またこれらに限定されることはない。
以上は、メイン制御基板50による遊技制御の例であるが、本実施形態のスロットマシン1では、遊技の進行にあわせてサブ制御基板56により演出動作の制御が行われる。
本実施形態では、
(1)特定当選種類確率変更抽選に当選したのか否か。
(2)継続率はどれが選択されたのか。
の2つの項目について特に遊技者の期待感を掻き立てる演出処理を行う。
まず、確率変動に当選したか否かは、確率変動抽選ゲームの演出として、BBゲーム中を通じて行われる。BBゲーム中の1回目のRB/JACゲームの中では、特に特定当選種類確率変更抽選に当選・非当選となったのか結果が分からない形態とする。図12から図17は、特定当選種類確率変更抽選ゲーム中に液晶表示機42に表示される各種の演出画像の例を示している。具体的な例として、1回目のRB/JACゲーム開始とともに、自分が賭ける競走馬を決定する演出が行われる(図12)。ボーナスゲームでレースがスタートされ(図13)、2回目のRB/JACゲームの中で激しいレースが展開され(図14、15)、レース終了とともに2回目のRB/JACゲームが終了となる(図16、17)。ここでの結果が特定当選種類確率変更抽選の結果として演出される。図16が特定当選種類確率変更抽選に当選した場合、図17が同抽選に非当選となった場合の演出画像である。
当特定選種類高確率状態に移行した後は、次回BBに入賞するまで特定当選種類高確率状態が継続され、次回のBB入賞時には、初当りの当選種類確率変更抽選の当選時に選択された継続率に基づいて継続抽選が行われる。遊技者にとっては、初当り時にどの継続率が選択されたかは分からないので、この継続抽選時(つまり、特定当選種類高確率状態におけるBBゲーム遊技時)にも継続するか否かの期待を盛り上げる演出を用意する。例えば、図18から図21は特定当選種類高確率状態におけるBBゲーム遊技時に行われる継続ゲームの各種演出画像の例である。初当りの特定当選種類確率変更抽選に当選した際に自分が選んでいた馬(初当り時のレースで勝利した馬、例えば5枠のコウタロー)で再度、今度はグレードの上がったレース(図21)に出場しレースを展開する。このグレードに何段階か設けておき(図18から図20)、どのレースにエントリーするのかによって、また登場するライバルの強弱によって、ある程度遊技者にどの継続率が選択されたのかを推定できるような形態とすると、演出の細かいところまで注意深く観察するようになり、継続率や継続抽選に当選したか等を推定することに興味を惹きつけさせることができる。あくまでこの推定は、5割乃至6割くらいの精度に留めると、遊技者は演出の途中で予想を楽しむことができ、演出の最後まで遊技の面白さを存分に味わうことができる。
本実施形態における特定当選種類確率変更抽選は行わず、BB図柄の組み合わせが表示された場合には必ず特定当選種類高確率状態に移行する内容としてもよい。乱数抽選の当り値の範囲は、前記表2と同様である。ただし、特定当選種類高確率状態の終了条件として、特定当選種類高確率状態における遊技において特定小役(例えば、ここではチェリーとする)図柄の組み合わせが表示された場合に特定当選種類高確率状態が終了となる。さらに本実施形態で説明した継続率の代わりに、このチェリー図柄の組み合わせが表示された場合に終了抽選を行う(特定当選種類高確率状態から通常状態へ戻る、当選図柄の組み合わせが表示される確率が有利な状態から通常の状態に戻るため、いわゆる転落するという、以下では転落、またはその抽選のことを転落抽選として統一する)を設けても良い(例えば、チェリー図柄の組み合わせが表示された場合の終了抽選により1/2で転落する等)。ただし、この例のチェリーのように図示はしないが、特定小役を各リールに配置が少ない図柄にすると遊技者の目押しの技量により取りこぼしが生じることがある。そのためチェリーの当選フラグがONされた際に、チェリー図柄の組み合わせが表示させることができても、また取りこぼしても終了条件とすることとすれば目押しの技量の高い遊技者に不利の出ないこととなる。加えて、あえて取りこぼして特定当選種類高確率状態を継続させようとすることを防ぐこともできる。チェリーの当選確率は本実施例では、約1/56であるので、特定当選種類高確率状態がいつまで継続するのか遊技者には予測できにくく、特定当選種類高確率状態において、毎回の遊技ごとに遊技者にある程度の目押しの技量を発揮させることにより、チェリー図柄の組み合わせを表示するよう狙って表示されなければ特定当選種類高確率状態が継続するという毎回の遊技にドキドキしながら特定当選種類高確率状態における遊技を楽しむことができる。
特定小役(例えば、スイカ)当選時の1/2で特定当選種類高確率状態に移行し、終了条件として特定小役(例えば、チェリー)が当選した時に転落する内容としてもよい。変形例1同様、スイカも各リール配置によって取りこぼす可能性の高い小役であり、また当選確率の低い小役である(本実施形態では、約1/164)ため、遊技者は毎回の遊技に技量を発揮してスイカを当選させようと目的を持ち、通常遊技に特定当選種類確率変更抽選への興味を絶えず持たせることができる。また変形例1で述べたチェリー当選時に転落抽選を行う形態とすれば、通常遊技から特定当選種類高確率状態における遊技への多彩な展開を作ることも可能となる。
BB図柄の組み合わせが表示された場合に必ず特定当選種類高確率状態に移行する内容としてもよい。ただし終了条件として特定当選種類高確率状態における遊技を40回行ったら終了とする。さらに特定当選種類高確率状態における遊技終了時(例えば、特定当選種類高確率状態における40回目の遊技時)に継続抽選を行い、その抽選に当選すればさらに40回、特定当選種類高確率状態における遊技を継続させる形態としてもよい。この特定当選種類高確率状態における遊技の回数や継続抽選に当選後の特定当選種類高確率状態における遊技の回数は特に40回に限定されることはない。回数を長くする代わりに初当りの際に特定当選種類確率変更抽選を行うこととしてもよい。なおこの例のさらに変形例として、特定小役(例えば、ベル)が所定回数(例えば、20回)当該図柄の組み合わせが表示された場合もしくは当選したら特定当選種類高確率状態を終了させる形態としてもよい。
別実施例1においても、本実施形態とBB、RB、特定当選種類確率変更抽選やその継続率については同様であるので説明は省略する。
10 リール装置
24 始動レバー
26,28,30 停止ボタン
34 表示部
42 液晶表示器
41,45,46,48 ランプ部
50 メイン制御基板
56 サブ制御基板
Claims (1)
- 1回のゲームごとに所定数の遊技価値の掛け数を掛けた状態で遊技者の操作に応じて起動と停止とを行い、その起動により図柄の表示を変動させる一方、その停止時に複数の図柄を組み合わせて表示する図柄表示装置を備え、この図柄表示装置の停止時に表示された図柄の組み合わせ態様に基づき、必要に応じて規定数の遊技価値を遊技者に与えて1回のゲームを終了するとともに、前記図柄の組み合わせ態様が予め定められた特定の表示態様に合致すると、遊技者にとって有利な特定遊技状態への移行を制御可能な遊技機において、
1回のゲームごとに内部抽選を行い、その当落結果を得る内部抽選手段と、
前記図柄表示装置を停止させるための停止操作を受け付け可能な停止操作手段と、
前記停止操作手段により停止操作が受け付けられると、前記内部抽選の当落結果において当選した場合、その当選種類に対応する図柄の組み合わせ態様を、前記図柄表示装置の停止時に表示される態様として許容する停止制御手段と、
前記内部抽選で特定の当選種類が得られた場合、前記表示された図柄の組み合わせ態様が前記特定の表示態様に合致したことを条件に前記特定遊技状態へ遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態制御手段と、
前記内部抽選で特定の当選種類に当選したことを契機として、前記内部抽選とは別に所定の特定当選種類確率変更抽選を行う特定当選種類確率変更抽選手段と、
前記特定当選種類確率変更抽選手段による特定当選種類確率変更抽選に当選した場合、前記特定遊技状態が終了した後のゲームで行われる前記内部抽選において前記特定の当選種類が得られる確率を相対的に高く変更した特定当選種類高確率状態に移行する制御を行う特定当選種類確率変更制御手段とを具備した
ことを特徴とする遊技機。
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