JP2001000639A - スロットマシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定遊技中に役物当選遊技の当選確率を変化
させることができて、遊技に意外性を付与することがで
きるスロットマシンを提供する。 【解決手段】 特定遊技は、役物当選若しくは役物不当
選の遊技を行う役物当選遊技を備え、遊技制御装置(20)
は、予め設定された抽選確率に基づいて抽選を行う抽選
手段(120)と、リールユニット(60)を制御して通常遊技
を行わせるための通常遊技制御手段(80)と、抽選手段(1
20)による抽選結果に基づいて特定遊技を行わせるため
の特定遊技制御手段(111)とを備え、特定遊技中におけ
る役物当選遊技の当選確率を変更可能に形成しているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシ
ン、さらに詳しくは、いわゆるレギュラーボーナスゲー
ム（以下、「ＲＢゲーム」という。）と呼ばれている特
定遊技中の役物当選遊技の当選確率を変動可能に形成し
たスロットマシンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来からスロットマシンは、一般的な娯
楽遊技として、多くの人々に親しまれている。このよう
なスロットマシンは、通常、きわめて短時間で大量のメ
ダルが獲得でき、遊技者にとって有利なＲＢゲームと呼
ばれる特定遊技が設けられていた。そして、このＲＢゲ
ームにおいては、役物の当選若しくは不当選の遊技を行
う役物当選遊技が、所定の制限回数の範囲内で行えるも
のがほとんどであった。具体的には、例えば、ＲＢゲー
ムに移行すると、メダルが１枚投入となり、最大８回、
役物に当選するか、或いは最大１２回の当選若しくは不
当選の役物当選遊技が行えるものである。

【０００３】このような従来のスロットマシンにおいて
は、ＲＢゲームに入賞した際の役物当選遊技の当選確率
というのは予め定められており、機械によって、役物に
当選し易い機械と、役物に当選し難い機械とに分かれて
いた。また、さらに、このように予め定められている当
選確率は、ＲＢゲーム中、このＲＢゲームが終了するま
での間、すべて一定であり、予め個々の機械毎に設定し
た当選確率にしたがって、すなわち、いわゆる機械の癖
にしたがって遊技を行うしかなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スロットマシンの遊技者にとっては、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技の当選確率が固定状態で、しかも、それがＲ
Ｂゲーム中、まったく変わらないことがつまらないと感
じている場合があった。すなわち、スロットマシンの各
機械により役物に当選する当選確率が高い機械、或いは
低い機械等が決定され、しかも、ＲＢゲーム中にすべて
そのような高い、若しくは低い当選確率に基づいて一律
に抽選が行われているために、遊技性に乏しく、変化が
ないこととなっていた。

【０００５】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑みてなされたものであり、ＲＢゲーム
中における役物の当選確率を、ＲＢゲーム中で変更可能
に形成することによって、ＲＢゲームを行っている途中
で、役物の当選確率に変化を付けることができ、遊技に
意外性を付与したものである。そこで、各請求項にそれ
ぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、次の点にある。 （請求項１）すなわち、請求項１記載の発明は、特定遊
技中に役物当選遊技の当選確率を変化させることができ
て、遊技に意外性を付与することができるスロットマシ
ンを提供しようとするものである。 （請求項２）請求項２記載の発明は、上記した請求項１
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。

【０００６】すなわち、請求項２記載の発明は、特定遊
技中の役物当選遊技の回数に基づいて、役物当選遊技の
当選確率を変更することができ、さらに遊技内容に変化
をつけて、遊技を興味溢れるものにすることができるス
ロットマシンを提供しようとするものである。 （請求項３）請求項３記載の発明は、上記した請求項１
又は請求項２記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。

【０００７】すなわち、請求項３記載の発明は、役物当
選遊技の当選確率の変更の有無を、抽選により決定する
ことができて、遊技内容に変化を持たせて遊技を興味溢
れるものにすることができるスロットマシンを提供しよ
うとするものである。 （請求項４）請求項４記載の発明は、上記した請求項１
〜３のいずれか１項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。

【０００８】すなわち、請求項４記載の発明は、役物当
選遊技の当選確率を、特定遊技の後半側に当選し易くし
たスロットマシンを提供しようとするものである。 （請求項５）請求項５記載の発明は、上記した請求項１
〜４のいずれか１項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。

【０００９】すなわち、請求項５記載の発明は、役物当
選遊技の当選確率を、特定遊技の前半側に当選し易くし
たスロットマシンを提供しようとするものである。 （請求項６）請求項６記載の発明は、上記した請求項１
〜５のいずれか１項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。

【００１０】すなわち、請求項６記載の発明は、役物当
選遊技の当選確率を、抽選により任意に変更することが
でき、遊技内容に変化をつけることができ、遊技を興味
溢れるものにすることができるスロットマシンを提供し
ようとするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】（特徴点）各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。

【００１２】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 （請求項１）請求項１記載の発明は、次の点を特徴とす
る。

【００１３】すなわち、本発明に係るスロットマシン(1
0)は、回転リール(40)を有するリールユニット(60)と、
前記リールユニット(60)の駆動を開始させるためのスタ
ートスイッチ(30)と、前記リールユニット(60)の駆動を
停止させるためのストップスイッチ(50)と、前記リール
ユニット(60)、前記スタートスイッチ(30)及び前記スト
ップスイッチ(50)を制御すると共に、一定確率で入賞の
抽選を行うための遊技制御装置(20)とを備えたものであ
る。

【００１４】そして、本発明は、遊技として、通常遊技
と、抽選結果に基づいて開始すると共に前記通常遊技よ
りも遊技者に有利な特定遊技とを少なくとも設け、前記
特定遊技は、役物当選若しくは役物不当選の遊技を行う
役物当選遊技を備えているものである。そして、前記遊
技制御装置(20)は、予め設定された抽選確率に基づいて
抽選を行う抽選手段(120)と、前記リールユニット(60)
を制御して前記通常遊技を行わせるための通常遊技制御
手段(80)と、前記抽選手段(120)による抽選結果に基づ
いて前記特定遊技を行わせるための特定遊技制御手段(1
11)とを備え、前記特定遊技中における前記役物当選遊
技の当選確率を変更可能に形成していることを特徴とす
る。

【００１５】なお、ここで、「通常遊技」とは、遊技の
最初に行われる一般的な遊技をいう。また、「特定遊
技」とは、抽選手段(120)の抽選結果に基づいて開始す
るものであって、短時間で通常遊技のときよりも、大量
のメダルを獲得できるものである。例えば、いわゆるＲ
Ｂゲームが含まれる。 （作用）本発明は、特定遊技中で役物当選遊技の当選確
率を変更可能に形成している。このため、役物当選遊技
の当選確率を、特定遊技中に変更して異なるものに設定
することができる。これにより、役物当選遊技の当選確
率が固定されている場合と比較して、遊技が単調となる
のを回避することができ、遊技に意外性を付与すること
ができる。 （請求項２）請求項２記載の発明は、上記した請求項１
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。

【００１６】すなわち、前記特定遊技中の前記役物当選
遊技の遊技回数に基づいて、前記役物当選遊技の当選確
率を変更可能に形成していることを特徴とする。なお、
ここで、「特定遊技中の役物当選遊技の遊技回数に基づ
いて、役物当選遊技の当選確率を変更」とは、例えば、
図６に示すように、特定遊技中の役物当選遊技がＫ回目
（例えば６回目）までは、特定遊技中の役物当選遊技の
当選確率をｐに設定し、特定遊技中の役物当選遊技がＫ
＋１回目以上（例えば７回目以上）になると、特定遊技
中の役物当選遊技の当選確率をｑ（例えばｐ＜ｑ）に変
更するようなことを含むものである。なお、前記Ｋの数
値範囲は、特定遊技中の役物当選遊技回数の最大値（例
えば１２回）から役物当選遊技の当選確率の変更回数の
最大値（例えば２回）を差し引いた値以下で、かつ、１
以上となるものである。 （作用）本発明は、特定遊技中の役物当選遊技の回数に
基づいて、役物当選遊技の当選確率を変更可能に形成し
ている。すなわち、特定遊技中の役物当選遊技の予め設
定した所定の回数の前後で、役物当選遊技の当選確率を
異なるものに設定することができる。これにより、特定
遊技中の役物当選遊技の回数に対応させて、役物の当選
の可能性を変化させることができ、特定遊技中の役物当
選遊技の当選確率を一定に固定した場合と比較して、遊
技が単調となるのを回避することができ、遊技を興味溢
れるものにすることができる。 （請求項３）請求項３記載の発明は、上記した請求項１
又は請求項２記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。

【００１７】すなわち、前記特定遊技中、抽選手段(12
0)による抽選により、前記役物当選遊技の当選確率の変
更の有無を決定するようにしたことを特徴とする。な
お、ここで、「抽選手段(120)」とは、具体的には、例
えば、図１に示すように、確率変動抽選手段(130)を意
味するものである。 （作用）本発明は、特定遊技中に、役物当選遊技の当選
確率の変更の有無を、抽選手段（例えば、確率変動抽選
手段(130)）による抽選により決定することができる。
これにより、特定遊技中の役物当選遊技の当選確率を、
常に予め設定した所定の値に変更する場合と比較して、
さらに、遊技内容に変化をつけることができ、遊技を興
味溢れるものにすることができる。 （請求項４）請求項４記載の発明は、上記した請求項１
〜３のいずれか１項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。

【００１８】すなわち、前記役物当選遊技の当選確率を
増加させて、より高めの設定値に変更することを特徴と
する。具体的には、例えば、図６に示すように、ＲＢゲ
ーム中の役物当選遊技の当選確率を、ｐからｑ（ｐ＜
ｑ）に変更することを意味するものである。 （作用）本発明は、役物当選遊技の当選確率を増加させ
て、より高めの設定値に変更している。これにより、特
定遊技中の役物当選遊技の所定の制限回数（例えば１２
回）の範囲内で、所定の当選回数の上限（例えば、８
回）まで、役物当選遊技を当選させることができる可能
性を大きくすることができる。このため、特定遊技中の
役物当選遊技の当選回数が、その制限回数の上限（例え
ば８回）に達する前に、特定遊技中の役物当選遊技が遊
技回数の制限回数の上限（例えば１２回）に達したこと
により特定遊技が終了してしまうことを回避することが
でき、メダル獲得の機会を増やすことができる。これに
より、回転中の回転リール(40)の図柄をストップスイッ
チ(50)により特定のものに揃える、いわゆる目押し等の
テクニックを充分に駆使することができない初心者にも
メダル獲得の機会を与えて楽しませることができる。 （請求項５）請求項５記載の発明は、上記した請求項１
〜４のいずれか１項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。

【００１９】すなわち、前記役物当選遊技の当選確率を
減少させて、より低めの設定値に変更することを特徴と
する。具体的には、例えば、ＲＢゲーム中の役物当選遊
技の当選確率をｐからｑ（ｐ＞ｑ）に変更することを意
味するものである。 （作用）本発明は、役物当選遊技の当選確率を減少させ
て、より低めの設定値に変更している。このため、特定
遊技中の前半には、役物当選遊技の当選確率を高めに設
定し、特定遊技中の後半には、役物当選遊技の当選確率
を前半よりも減少させてより低めの設定値に変更するこ
とができる。

【００２０】すなわち、請求項４と全く異なる作用及び
効果を奏することができ、請求項４の発明等と組み合わ
せることにより、役物当選遊技の当選確率に大きな変化
を付けることができる。これにより、遊技の内容をダイ
ナミックに変化させることができ、遊技者にとって興味
溢れるスロットマシンを提供することができる。 （請求項６）請求項６記載の発明は、上記した請求項１
〜５のいずれか１項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。

【００２１】すなわち、前記役物当選遊技の当選確率
を、抽選により任意に変更することを特徴とする。 （作用）本発明は、役物当選遊技の当選確率を、抽選に
より任意に変更している。このため、役物当選遊技の当
選確率が、抽選により決定され、その抽選結果により、
当選確率の増減が決定され、遊技者にとって著しく有利
若しくは不利な結果をもたらすことが決定されることに
なる。これにより、機械によって、当選確率が常に固定
されているような場合と比較して、遊技内容をより興奮
性の高い、興味溢れるものにすることができる。

【００２２】

【発明の実施の形態】（第一の実施の形態） （図面の説明）図１乃至図３は、本発明の第一の実施の
形態を示すものである。図１はスロットマシンのブロッ
ク図、図２はスロットマシンの動作の概略のフロー、図
３はスロットマシンの外観正面図をそれぞれ示すもので
ある。 （スロットマシン10）図中、10は、スロットマシンを示
すものである。

【００２３】スロットマシン10は、図３に示すように、
四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上
部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が
形成されている。スロットマシン10の内部には、図示し
ていないが、一定確率で入賞の抽選を行うための遊技制
御装置20（図１参照）が内蔵されている。 （遊技制御装置20）上記遊技制御装置20は、図示しない
が、ＣＰＵを中心に構成され、ＲＯＭ、ＲＡＭ、Ｉ／Ｏ
等を備えている。そして、ＣＰＵがＲＯＭに記憶された
プログラムを読み込むことで、次の（１）乃至（４）の
手段として機能する。

【００２４】（１）通常遊技制御手段80 （２）特別遊技制御手段90 （３）抽選手段120 （４）確率変動抽選手段130 なお、遊技制御装置20としては、上記した（１）〜
（４）の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。また、ＣＰＵは、一個に限定されず、
二個以上のＣＰＵで制御するようにしても良い。 （入力段）上記遊技制御装置20の入力段には、図１に示
すように、次のパーツが接続されている。

【００２５】（１）スタートスイッチ30 （２）ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した（１）及び（２）のパ
ーツに限定されるものではない。 （出力段）遊技制御装置20の出力段には、図１に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。

【００２６】（１）リールユニット60 （２）ホッパーユニット70 なお、出力段としては、上記した（１）及び（２）のパ
ーツに限定されるものではない。 （スタートスイッチ30）上記スタートスイッチ30は、図
３に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニ
ット60の駆動を開始させるためのものである。 （ストップスイッチ50）上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。

【００２７】具体的には、ストップスイッチ50は、図３
に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッ
チから構成され、各回転リール40の下方に１個ずつ配置
されているものである。 （リールユニット60）上記リールユニット60は、図示し
ないが、複数個、例えば、三個の回転リール40と、各回
転リール40を個々に回転させるためのモータとから構成
されている。

【００２８】そして、各回転リール40の外周面には、複
数種類の図柄が表示されている。 （ホッパーユニット70）上記ホッパーユニット70は、図
示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを
払い出すためのものである。 （通常遊技制御手段80）通常遊技制御手段80は、通常遊
技を行わせるためのものである。

【００２９】すなわち、メダルの投入を条件に、スター
トスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動さ
れ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ス
トップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回
転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッ
チ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転
が全て停止する。

【００３０】このとき、有効ライン上に、予め設定され
た図柄が停止すると、ホッパーユニット70を介して所定
枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す
代わりに、クレジットしても良い。 （特別遊技制御手段90）特別遊技制御手段90は、抽選手
段120の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技
を行わせるためのものである。

【００３１】上記特別遊技としては、大別すると、次の
ゲームがある。 （１）ＢＢゲーム（特定導入遊技） （２）ＲＢゲーム（特定遊技） なお、ＲＢゲームは、ＢＢゲーム中に行われる場合と、
ＢＢゲーム中で無い場合にも単独で行われるものであ
る。そして、ＢＢゲーム中は、ＲＢゲームの抽選確率
を、ＢＢゲーム中で無い場合のＲＢゲームの抽選確率と
比較して高くした状態で通常遊技を行うものである。

【００３２】また、特別遊技としては、上記した（１）
及び（２）のゲームに限定されるものではない。通常遊
技において、図示しないが、例えば「７」等の図柄が有
効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット70を介し
て、例えば１５枚のメダルが払い出される。このとき、
ＢＢゲームが開始される。

【００３３】具体的には、特別遊技制御手段90は、図１
に示すように、大別すると、次の手段を備える。 （１）ＢＢゲーム制御手段100（特定導入遊技制御手段1
01） （２）ＲＢゲーム制御手段110（特定遊技制御手段111） （ＢＢゲーム制御手段100）ＢＢゲーム制御手段100は、
ＢＢゲームを制御するためのものである。

【００３４】具体的には、ＢＢゲームに移行すると、Ｂ
Ｂゲーム中のＲＢゲームが最大三回か、或いはＢＢゲー
ム中の通常遊技が最大３０回、行える。すなわち、かか
るスロットマシンでは、ＲＢゲームが最大３回、ＢＢゲ
ーム中の通常遊技が最大３０回等の制限回数が設けてあ
り、いずれかの制限回数に達した時点でＢＢゲームが終
了するように設定されているものである。なお、このス
ロットマシンで、メダルを多く獲得するためには、ＲＢ
ゲームの３回目が終了する前までに、通常遊技を３０回
以内で多くの回数を行うことがポイントとなるものであ
る。 （ＲＢゲーム制御手段110）ＲＢゲーム制御手段110は、
ＲＢゲームを制御するためのものである。

【００３５】具体的には、ＲＢゲームに移行すると、メ
ダルが１枚投入となり、回転リール40の所定の図柄がセ
ンターライン上に揃った場合に当選となるものである。
そして、ＲＢゲームでは、最大８回当選するか、或いは
最大１２回の当選若しくは不当選の遊技が行える。 （確率変動抽選手段130）上記確率変動抽選手段130は、
ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率を変動するか否
かの抽選を行うものである。具体的には、図１に示すよ
うに、確率変動抽選手段130は、役物当選遊技の当選確
率を変動する場合には、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の
当選確率をｐに設定し、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の
当選確率を変動しない場合には、ＲＢゲーム中の役物当
選遊技の当選確率をｒ（例えばｒ＜ｐ）に設定するもの
である。 （抽選手段120）上記抽選手段120は、予め定めた抽選確
率に基づいて入賞判定の抽選を行うものである。そし
て、抽選手段120は、確率変動抽選手段130により役物当
選遊技の当選確率を変動すると決定した場合に、前記特
定遊技中の役物当選遊技の当選確率を増加させて、より
高めの設定値ｐに変更可能に形成されているものであ
る。

【００３６】なお、抽選手段120は、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技の当選確率を増加させるものに限定されるも
のではなく、役物当選遊技の当選確率を減少させて、よ
り低めの設定値に変更するようなものでも良いものであ
る。また、さらに、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選
確率を変更により増加させるか、或いは減少させるかを
抽選により決定するようなものでも良いものである。 （スロットマシン10の動作）次に、上記構成を備えたス
ロットマシン10の動作の概略について、図２に示したフ
ローを用いて説明する。

【００３７】先ず、図示しないが、スタートスイッチ30
が操作されたか否かが判定される。この判定は、遊技制
御装置20において行われ、遊技制御装置20においては、
スタートスイッチ30のオン・オフが監視されている。ス
タートスイッチ30がオンとされると、特に図示しない
が、予め設定された抽選確率に基づいて抽選手段120に
よる抽選が行われる。そして、ステップ１００におい
て、ＲＢゲームに入賞した場合、次のステップ１０１に
進む。

【００３８】なお、ＲＢゲームは、ＢＢゲーム中に３回
の制限内で移行する場合と、ＢＢゲーム中で無いときの
通常遊技において移行する場合とのいずれも含むもので
ある。ステップ１０１においては、ＲＢゲーム中の役物
当選遊技の当選確率を変動させるか否かの抽選処理が確
率変動抽選手段130により行われる。そして、かかる抽
選処理が行われた後、次のステップ１０２に進む。

【００３９】ステップ１０２においては、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率を変動させるか否かの抽選結
果が判定される。そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技
の当選確率を変動させると判定した場合は、次のステッ
プ１０３に進む。ステップ１０３においては、ＲＢゲー
ム中の役物当選遊技の当選確率をｐに設定する。そし
て、次のステップ１０４に進む。

【００４０】なお、ここで、ステップ１０３では、ＲＢ
ゲーム中の役物当選遊技の当選確率を予め設定されたｐ
に設定しているが、この当選確率の設定値は、予め設定
されたｐを使用することに限定されるものではなく、こ
のステップ１０３において、抽選手段120による抽選に
よって、その都度、抽選確率を決定しても良いものであ
る。これにより、遊技内容にさらに変化をもたらすこと
ができる。

【００４１】ステップ１０４においては、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率ｐの下で、抽選手段120によ
る抽選処理が行われ、その抽選の結果、役物に当選した
場合は、所定のメダルが払い出される。そして、次のス
テップ１０５に進む。ステップ１０５においては、ＲＢ
ゲーム中の役物当選遊技の回数が１２回目であるか否か
が判定される。そして、ＲＢゲーム中における役物当選
遊技の回数が１２回目で無いと判定した場合、次のステ
ップ１０６に進む。

【００４２】なお、ここで、役物当選遊技の回数は、１
２回に設定したが、特にこれに限定されるものではな
く、例えば１２回以下の数値に設定しても良いものであ
る。ステップ１０６において、ＲＢゲーム中の役物当選
遊技の役物に当選した回数が８回であるか否かが判定さ
れる。そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選回数
が８回であると判定した場合、ＲＢゲームは終了とな
る。

【００４３】前記ステップ１０５において、ＲＢゲーム
中の役物当選遊技の回数が１２回目であると判定した場
合、ステップ１０６を飛び越して、ＲＢゲームは終了と
なる。前記ステップ１０６において、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技が役物に当選した回数が８回目であると判定
した場合、ステップ１０４に進み、上述した内容を繰り
返す。

【００４４】前記ステップ１０２において、ＲＢゲーム
の抽選確率を変動させないと判定した場合は、次のステ
ップ１０７に進む。ステップ１０７においては、ＲＢゲ
ーム中の役物当選遊技の当選確率を、当初からの設定値
であるｒ（ｐ＞ｒ）に設定する。そして、次のステップ
１０４に進む。 （本実施の形態の作用及び効果）本実施の形態は、確率
変動抽選手段130が、役物当選遊技の当選確率ｒを、抽
選により任意に変更している。このため、役物当選遊技
の当選確率が、抽選により決定され、その抽選結果によ
り、当選確率が決定され、遊技者にとって著しく有利な
結果若しくは著しく不利な結果のいずれかをもたらすこ
とが決定されることになる。これにより、機械によっ
て、当選確率が常に固定されているような場合と比較し
て、遊技内容をより興奮性の高い、興味溢れるものにす
ることができる。

【００４５】また、本実施の形態は、抽選手段120が、
役物当選遊技の当選確率の変動を行わない場合の役物当
選遊技の当選確率ｒと比較して、役物当選遊技の当選確
率を増加させて、より高めの設定値ｐに変更している。
これにより、特定遊技中の役物当選遊技の制限回数（１
２回）の範囲内で、当選回数の上限（８回）まで、役物
当選遊技を当選させることができる可能性を大きくする
ことができる。これにより、特定遊技中の役物当選遊技
の当選回数の制限回数（８回）の途中で、特定遊技中の
役物当選遊技の遊技回数の制限回数（１２回）に達した
ことにより特定遊技が終了してしまうことを回避するこ
とができ、メダル獲得の機会を増やすことができる。こ
れにより、回転中の回転リール40の図柄をストップスイ
ッチ50により特定のものに揃える、いわゆる目押し等の
テクニックを充分に駆使することができない初心者にも
メダル獲得の機会を与えて楽しませることができる。 （第二の実施の形態） （図面の説明）図４及び図６は、本発明の第二の実施の
形態を示すものである。

【００４６】図４及び図５はスロットマシンの動作の概
略のフロー、図６は役物当選遊技の当選確率と、ＲＢゲ
ーム中の役物当選遊技の回数との関係のグラフ図をそれ
ぞれ示すものである。スロットマシン10の外観は、図３
に示す第一の実施の形態と同一であって、説明を省略す
る。 （遊技制御装置20）上記遊技制御装置20も、第一の実施
の形態と同様に、以下の（１）乃至（４）の手段として
機能するものである。

【００４７】（１）通常遊技制御手段80 （２）特別遊技制御手段90 （３）抽選手段120 （４）確率変動抽選手段130 また、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、リー
ルユニット60、ホッパーユニット70、通常遊技制御手段
80、特別遊技制御手段90及び確率変動抽選手段130も第
一の実施の形態と同一であって、説明を省略する。 （抽選手段120）上記抽選手段120は、予め定めた抽選確
率に基づいて入賞判定の抽選を行うものである。そし
て、抽選手段120は、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊
技回数に基づいて、役物当選遊技の当選確率を変更可能
に形成されているものである。具体的には、図６に示す
ように、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率を変動
しない場合の当選確率をｒに設定するような場合におい
て、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊技回数がＫ回以下
（例えば６回以下）の場合には、ＲＢゲーム中の役物当
選遊技の当選確率をｐに設定し、ＲＢゲーム中の役物当
選遊技の遊技回数がＫ＋１回以上（例えば７回以上）の
場合には、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率をｑ
（例えばｐ＜ｑ）に設定するようなものである。

【００４８】もちろん、抽選手段120は、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率を増加させるものに限定され
るものではなく、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確
率を減少させて、より低めの設定値に変更するようなも
のでも良いものである。また、さらに、ＲＢゲームの当
選確率を変更により増加させるか、或いは減少させるか
を抽選により決定するようなものでも良いものである。

【００４９】さらに、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当
選確率の変動は、ＲＢゲーム中に１回しか行っていない
が、当選確率の変更回数は、特に１回に限定されるもの
ではなく、それ以上の回数でも良いものである。例え
ば、図６の点線で示すように、ＲＢゲーム中の役物当選
遊技の遊技回数がＫ＋Ｌ＋１回目（例えば、１０回目）
のときに、さらに、第２回目の役物当選遊技の当選確率
の変更を行い、当選確率を高確率ｓ（ｓ＞ｑ）に変更し
ても良いものである。これにより、さらに、遊技内容に
変化を付けることができ、目押し等ができない初心者で
も、役物当選遊技の制限回数の全てを行うことができる
ようにすることができる。

【００５０】なお、ここで、前記Ｋの数値範囲は、ＲＢ
ゲーム中の役物当選遊技回数の最大値（例えば１２回）
から役物当選遊技の当選確率の変更回数の最大値（例え
ば２回）を差し引いた値以下で、かつ、１以上となるも
のである。また、上述したように、当選確率ｐ、ｑ、ｒ
及びｓの関係は、ｐ＜ｒ＜ｑ＜ｓとなるように設定した
が、特にこれに限定されるものではなく、他の組み合わ
せでも良いものである。この組み合わせを変化させるこ
とにより、さらに、遊技内容に変化をつけることができ
る。 （スロットマシン10の動作）次に、上記構成を備えたス
ロットマシン10の動作の概略について、図４及び図５に
示したフローを用いて説明する。

【００５１】先ず、図示しないが、スタートスイッチ30
が操作されたか否かが判定される。この判定は、遊技制
御装置20において行われ、遊技制御装置20においては、
スタートスイッチ30のオン・オフが監視されている。ス
タートスイッチ30がオンとされると、特に図示しない
が、予め設定された抽選確率に基づいて抽選手段120に
よる抽選が行われる。そして、ステップ２００におい
て、ＲＢゲームに入賞した場合、次のステップ２０１に
進む。

【００５２】なお、ＲＢゲームは、ＢＢゲーム中に３回
の制限内で移行する場合と、ＢＢゲーム中で無いときの
通常遊技において移行する場合とのいずれも含むもので
ある。ステップ２０１においては、ＲＢゲーム中の役物
当選遊技の当選確率を変動させるか否かの抽選処理が確
率変動抽選手段130により行われる。そして、かかる抽
選処理が行われた後、次のステップ２０２に進む。

【００５３】ステップ２０２においては、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率を変動させるか否かの抽選結
果が判定される。そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技
の当選確率を変動させると判定した場合は、次のステッ
プ２０３に進む。ステップ２０３においては、ＲＢゲー
ム中の役物当選遊技の遊技回数がＫ＋１回目（例えば７
回目）であるか否かが判定される。そして、役物当選遊
技の遊技回数がＫ＋１回目（例えば７回目）でないと判
定した場合、次のステップ２０４に進む。

【００５４】ステップ２０４において、ＲＢゲーム中の
役物当選遊技の当選確率をｐ（ｐ＜ｒ）に設定する。そ
して、次のステップ２０５に進む。なお、ここで、ステ
ップ２０４では、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確
率を予め設定されたｐに設定しているが、この当選確率
の設定値は、予め設定されたｐを使用することに限定さ
れるものではなく、このステップ２０４において、抽選
手段120による抽選によって、その都度、抽選確率を決
定しても良いものである。これにより、遊技内容にさら
に変化をもたらすことができる。

【００５５】ステップ２０５においては、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率ｐの下で、役物当選遊技が行
われる。具体的には、抽選手段120による抽選処理が行
われ、その抽選の結果、役物に当選した場合は、所定の
メダルが払い出される。そして、次のステップ２０６に
進む。ステップ２０６においては、ＲＢゲーム中の役物
当選遊技の回数が１２回目であるか否かが判定される。
そして、ＲＢゲーム中における役物当選遊技の回数が１
２回目で無いと判定した場合、次のステップ２０７に進
む。

【００５６】なお、ここで、役物当選遊技の回数は、１
２回に設定したが、特にこれに限定されるものではな
く、例えば１２回以下の数値に設定しても良いものであ
る。ステップ２０７において、ＲＢゲーム中の役物当選
遊技の役物に当選した回数が８回であるか否かが判定さ
れる。そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選回数
が８回であると判定した場合、ＲＢゲームは終了とな
る。

【００５７】前記ステップ２０６において、ＲＢゲーム
中の役物当選遊技の回数が１２回目であると判定した場
合、ステップ２０７を飛び越して、ＲＢゲームは終了と
なる。前記ステップ２０７において、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技が役物に当選した回数が８回目で無いと判定
した場合、ステップ２０５に進み、上述した内容を繰り
返す。

【００５８】なお、ここで、ＲＢゲーム中の役物当選遊
技の当選回数の上限を８回としているが、特にこれに限
定されるものではなく、８回以下の回数でも良いもので
ある。前記ステップ２０２において、ＲＢゲームの抽選
確率を変動させないと判定した場合は、次のステップ２
０８に進む。

【００５９】ステップ２０８においては、ＲＢゲーム中
の役物当選遊技の当選確率を、ｒ（ｐ＞ｒ）に設定す
る。そして、次のステップ２０５に進む。前記ステップ
２０３において、役物当選遊技の遊技回数がＫ＋１回
目、例えば７回目であると判定した場合、ステップ３０
０に進む。ステップ３００において、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技の当選確率をｑ（ｑ＞ｒ＞ｐ）に設定する。
そして、ステップ３０１に進む。

【００６０】ステップ３０１において、ＲＢゲーム中の
役物当選遊技が当選確率ｑの下で、抽選手段120による
抽選処理が行われ、その抽選の結果、役物に当選した場
合は、所定のメダルが払い出される。そして、次のステ
ップ３０２に進む。ステップ３０２において、ＲＢゲー
ム中の役物当選遊技の回数が１２回目であるか否かが判
定される。そして、ＲＢゲーム中における役物当選遊技
の回数が１２回目で無いと判定した場合、次のステップ
３０３に進む。

【００６１】なお、ここで、役物当選遊技の回数は、１
２回に設定したが、特にこれに限定されるものではな
く、例えば１２回以下に数値に設定しても良いものであ
る。ステップ３０３において、ＲＢゲーム中の役物当選
遊技の役物に当選した回数が８回であるか否かが判定さ
れる。そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選回数
が８回であると判定した場合、ＲＢゲームは終了とな
る。

【００６２】なお、ここで、ＲＢゲーム中の役物当選遊
技の当選回数の上限を８回としているが、特にこれに限
定されるものではなく、８回以下の回数でも良いもので
ある。前記ステップ３０２において、ＲＢゲーム中の役
物当選遊技の回数が１２回目であると判定した場合、ス
テップ３０３を飛び越して、ＲＢゲームは終了となる。

【００６３】前記ステップ３０３において、ＲＢゲーム
中の役物当選遊技が役物に当選した回数が８回目で無い
と判定した場合、ステップ３０１に進み、上述した内容
を繰り返す。 （役物当選遊技の当選確率と、役物当選遊技の回数との
関係）次に、図６を用いて、ＲＢゲーム中の役物当選遊
技の当選確率と、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の回数と
の関係について説明する。

【００６４】図６に示すように、ＲＢゲーム中の役物当
選遊技の遊技回数がＫ回目、例えば６回目が終了するま
では、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率ｐで役物
当選遊技が行われる。そして、ＲＢゲーム中の役物当選
遊技の遊技回数がＫ＋１回目、例えば７回目からは、役
物当選遊技は当選確率ｑで抽選手段120による抽選が行
われる。

【００６５】そして、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当
選確率を変動させない場合、役物当選遊技の当選確率を
ｒに設定している。その際、当選確率ｐ、ｑ及びｒの大
小関係は、ｐ＜ｒ＜ｑとなるように設定されているもの
である。すなわち、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊技
回数が６回目以下の場合には、役物当選遊技の当選確率
をｐに設定し、役物当選遊技の当選確率の確率変動を行
わない場合の当選確率ｒよりも低めに設定する。また、
ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊技回数が６回目を終了
すると、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率をｑに
設定し、役物当選遊技の確率変動を行わない当選確率ｒ
よりも増加させてより高めの設定値に変更しているもの
である。これにより、ＲＢゲーム中の前半には、役物当
選遊技の当選確率を低くして、役物に当選し難くなる
が、ＲＢゲーム中の後半には、役物当選遊技の当選確率
が高くなり、役物に当選し易くなる。したがって、回転
リール40の図柄の目押し等ができない初心者でも、ＲＢ
ゲームの後半には、役物当選遊技に当選し易くなり、役
物当選遊技の当選回数の上限の制限回数８回に達する前
に、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊技回数の制限回数
１２回に達してＲＢゲームが終了してしまうことを回避
することができる。すなわち、初心者でもメダル獲得の
機会を得ることができ、楽しめるものである。

【００６６】なお、ここで、ＲＢゲーム中の役物当選遊
技の当選確率は、１回しか変更していないが、この変更
回数は、これに限定されるものではない。例えば、図６
の点線で示すように、役物当選遊技の遊技回数がＫ＋Ｌ
＋１回目、例えば１０回目から役物当選遊技の当選確率
をｓ（ｓ＞ｑ）に変更しても良いものである。すなわ
ち、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率をｐ、ｑ及
びｓの順序で増加させるようにしても良いものである。
これにより、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の遊技回数が
増えるにつれて、役物当選遊技の当選確率を増加させる
ことができ、役物当選遊技の当選制限回数の上限まで、
より確実に行うことができる可能性を高めることがで
き、初心者でもメダル獲得の機会を増やすことができ
る。

【００６７】また、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選
確率の変動により変更される設定値は、上述したよう
に、常に増加するように設定されることに限定されるも
のではない。特に図示しないが、ＲＢゲーム中の役物当
選遊技の当選確率をｐ＞ｒ＞ｑ＞ｓとなるように設定し
ても良いものである。このように、ＲＢゲーム中の役物
当選遊技の当選確率を減少するように変更することによ
り、上述したｐ＜ｒ＜ｑ＜ｓと設定した場合と全く異な
る作用及び効果を奏することができる。そして、上述し
たＲＢゲーム中の役物当選遊技の当選確率の変更の種々
のパターンを組み合わせることにより、ＲＢゲーム中の
役物当選遊技の当選確率により大きな変化を付けること
ができ、遊技内容をよりダイナミックに変化させること
ができる。これにより、遊技者にとって、より興奮性の
高い、興味溢れるスロットマシンにすることができる。

【００６８】なお、上述した実施例において、通常遊
技、特定導入遊技及び特定遊技において入賞の抽選を行
うものを一つの抽選手段120で行っているが、特にこれ
に限定されるものではない。すなわち、例えば、抽選手
段120を、通常遊技において入賞の抽選を行うための通
常遊技抽選手段と、特定導入遊技において入賞の抽選を
行うための特定導入遊技抽選手段と、特定遊技において
入賞の抽選を行うための特定遊技抽選手段とに分離して
も良いものである。

【００６９】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 （請求項１）請求項１記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。

【００７０】すなわち、請求項１記載の発明によれば、
特定遊技中に役物当選遊技の当選確率を変化させること
ができて、遊技に意外性を付与することができるスロッ
トマシンを提供することができる。 （請求項２）請求項２記載の発明によれば、上記した請
求項１記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。

【００７１】すなわち、請求項２記載の発明によれば、
特定遊技中の役物当選遊技の回数に基づいて、役物当選
遊技の当選確率を変更することができ、遊技が単調とな
るのを回避することができて、遊技を興味溢れるものに
することができるスロットマシンを提供することができ
る。 （請求項３）請求項３記載の発明によれば、上記した請
求項１又は請求項２記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。

【００７２】すなわち、請求項３記載の発明によれば、
役物当選遊技の当選確率の変更の有無を、抽選により決
定することができて、遊技内容に変化を持たせて遊技を
興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提
供することができる。 （請求項４）請求項４記載の発明によれば、上記した請
求項１〜３のいずれか１項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。

【００７３】すなわち、請求項４記載の発明によれば、
役物当選遊技の当選確率を、特定遊技の後半側に当選し
易くしたスロットマシンを提供することができる。 （請求項５）請求項５記載の発明によれば、上記した請
求項１〜４のいずれか１項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。

【００７４】すなわち、請求項５記載の発明によれば、
役物当選遊技の当選確率を、特定遊技の前半側に当選し
易くしたスロットマシンを提供することができる。 （請求項６）請求項６記載の発明によれば、上記した請
求項１〜５のいずれか１項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。

【００７５】すなわち、請求項６記載の発明によれば、
役物当選遊技の当選確率を、抽選により任意に変更する
ことができ、遊技内容に変化をつけることができ、遊技
を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンを示すブロック図である。

【図２】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンの動作の概略を示すフローである。

【図３】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンを示す外観正面図である。

【図４】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンの動作の概略を示すフローである。

【図５】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンの動作の概略を示すフローである。

【図６】本発明の第一の実施の形態であって、役物当選
遊技の当選確率と、ＲＢゲーム中の役物当選遊技の回数
との関係を示すグラフ図である。

【符号の説明】

10 スロットマシン 11 筐体 12 表示窓 20 遊技制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 70 ホッパーユニット 80 通常遊技制
御手段 90 特別遊技制御手段 100 ＢＢゲーム
制御手段 110 ＲＢゲーム制御手段 111 特定遊技制御
手段 101 特定導入遊技制御手段 120 抽選手段 130 確率変動抽選手段

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回転リールを有するリールユニットと、 前記リールユニットの駆動を開始させるためのスタート
   スイッチと、 前記リールユニットの駆動を停止させるためのストップ
   スイッチと、 前記リールユニット、前記スタートスイッチ及び前記ス
   トップスイッチを制御すると共に、一定確率で入賞の抽
   選を行うための遊技制御装置とを備えたスロットマシン
   において、 遊技として、通常遊技と、抽選結果に基づいて開始する
   と共に前記通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技とを
   少なくとも設け、 前記特定遊技は、役物当選若しくは役物不当選の遊技を
   行う役物当選遊技を備え、 前記遊技制御装置は、 予め設定された抽選確率に基づいて抽選を行う抽選手段
   と、 前記リールユニットを制御して前記通常遊技を行わせる
   ための通常遊技制御手段と、 前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記特定遊技を
   行わせるための特定遊技制御手段とを備え、 前記特定遊技中における前記役物当選遊技の当選確率を
   変更可能に形成していることを特徴とするスロットマシ
   ン。
2. 【請求項２】 前記特定遊技中の前記役物当選遊技の遊
   技回数に基づいて、前記役物当選遊技の当選確率を変更
   可能に形成していることを特徴とする請求項１記載のス
   ロットマシン。
3. 【請求項３】 前記特定遊技中、抽選手段による抽選に
   より、前記役物当選遊技の当選確率の変更の有無を決定
   するようにしたことを特徴とする請求項１又は請求項２
   記載のスロットマシン。
4. 【請求項４】 前記役物当選遊技の当選確率を増加させ
   て、より高めの設定値に変更することを特徴とする請求
   項１〜３のいずれか１項に記載のスロットマシン。
5. 【請求項５】 前記役物当選遊技の当選確率を減少させ
   て、より低めの設定値に変更することを特徴とする請求
   項１〜４のいずれか１項に記載のスロットマシン。
6. 【請求項６】 前記役物当選遊技の当選確率を、抽選に
   より任意に変更することを特徴とする請求項１〜５のい
   ずれか１項に記載のスロットマシン。