JP2011197308A - 赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版及び平版印刷版の製版方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体上に、アルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体を含む下層と、露光によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増大する上層と、を順次積層してなり、下層及び/又は上層に赤外線吸収剤を含み、下層の前記グラフト共重合体がエチレン性不飽和単量体に由来する構成単位をグラフト鎖として有するポリウレタンであることを特徴とする赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
【選択図】なし
Description
<1>支持体上に、アルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体を含む下層と、露光によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増大する上層と、を順次積層してなり、下層及び/又は上層に赤外線吸収剤を含み、下層の前記グラフト共重合体がエチレン性不飽和単量体に由来する構成単位をグラフト鎖として有するポリウレタンであることを特徴とする赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<2>前記ポリウレタンが、ジイソシアネートとジオールとの反応生成物である、<1>に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<3>前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、酸性水酸基及び/又は酸性アミノ基を含む、<1>又は<2>に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<4>前記グラフト鎖の末端が、イオウ原子を介してジオール化合物残基と結合する、<1>〜<3>のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<5>前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、スルホンアミド基、活性イミド基、スルホン酸基、リン酸基及びホスホン酸基よりなる群から選ばれた基を含有する、<1>〜<4>のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<6>前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、スルホンアミド基及び活性イミド基よりなる群から選ばれた基を含有する、<1>〜<5>のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<7>前記ジオールが、カルボキシ基を含むジオールと、スルホンアミド基及び活性イミド基よりなる群から選ばれた基を含有するグラフト鎖を有するジオールとを含む、<2>に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版、
<8>前記上層が、赤外線吸収剤を含む、<1>〜<7>のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用平版印刷版原版、
<10>前記アルカリ水溶液が、アニオン性界面活性剤又はノニオン性界面活性剤を更に含む<9>に記載の平版印刷版の製版方法。
上記ポジ型平版印刷版原版は、広く赤外線に感応して製版され、特に赤外線レーザー露光に適し、また、ポジ型の画像を与える平版印刷版原版である。この平版印刷版原版は、支持体上に、下層と上層の2層が必須の層として積層されている。これら上下2層の他に、支持体と下層との間に親水性下塗り層などを適宜設けてもよい。前記下層は、アルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体を含み、この下層は、中性の水には不溶性であり、アルカリ水溶液に標準現像時間の処理で可溶である。ここで、中性の水とは、中性のイオン交換水を意味し、アルカリ水溶液とは、pH8.5〜13.5のアルカリ水溶液を意味する。
前記上層は、赤外線の露光によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増大する性質を有する。また前記下層に含まれるアルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体は、エチレン性不飽和単量体に由来する構成単位をグラフト鎖として有するポリウレタンである。
以下、本発明のポジ型平版印刷版原版の詳細について説明する。
下層は、グラフト共重合体樹脂を含有する。このグラフト共重合体の主鎖はポリウレタンであり、前記ポリウレタンは、好ましくは、ジイソシアネートとジオールとの反応生成物である。よって、共重合体のポリウレタンからなる主鎖は線状となる。
グラフト鎖は、アルカリ可溶性基として、酸性水酸基及び/又は酸性アミノ基を含むことが好ましい。また、前記アルカリ可溶性基は、スルホンアミド基、活性イミド基、スルホン酸基、リン酸基及びホスホン酸基よりなる群から選ばれることが好ましく、スルホンアミド基、及び活性イミド基よりなる群から選ばれることがより好ましい。
上記グラフト鎖の末端は、好ましくは、イオウ原子を介してポリウレタン主鎖のジオール残基と結合する。このような化学構造のジオールは、エチレン性不飽和単量体を、メルカプト基と2つの水酸基とを有する化合物(メルカプト基を有するジオール)をいわゆる連鎖移動剤として共存させて、ラジカル重合させることにより得られる。
ポリウレタンの合成に使用するジオールは、カルボキシ基を含むジオールと、スルホンアミド基、及び活性イミド基よりなる群から選ばれた基を含有するグラフト鎖を有するジオールとを含むことが好ましい。
グラフト共重合体に占めるポリウレタンの重量比は、20〜80重量%であることが好ましく、30〜60重量%であることがより好ましい。
グラフト共重合体の酸価は現像性及び耐刷性の観点から0.50〜4.0mmol/gであることが好ましく、2.40〜3.50mmol/gであることがより好ましい。
<マクロモノマー単位を側鎖に有するポリウレタン>
本発明で使用されるアルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体の合成には、酸性水素原子を有するマクロモノマー、及び、ポリウレタンの製造方法を参照することができ、これらは、例えば、特開平4−178416号公報、特開平4−178417号公報に記載されている。
本発明で使用することができる、酸性水素原子を有するマクロモノマーは、例えば、ポリアクリレート類、ポリスチレン類、ポリビニルエーテル類、ポリアクリロニトリル類の如きビニル重合系樹脂が例示できる。ビニル重合系を用いた付加反応は特に好適に使用できるマクロモノマーの例として挙げることができ、エチレン性不飽和基を有する単量体をラジカル重合させて得られる2つの水酸基を有するマクロモノマーが好ましい。以下このマクロモノマーを例にとり説明する。
R1は、水素原子又はCH3を表し、R2は、水素原子又は炭素数が1〜10のアルキル基を表し、R3ないしR7は、それぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、2以上の基が結合して環構造を形成してもよく、R8及びR9は、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、又はアリール基を表す。A及びBは、−O−、−S−、又は−N(R10)−を表し、R10は、水素原子又は炭素数が1〜10のアルキル基を表し、Xは、単結合又は二価の連結基を表す。
本発明のマクロモノマーを製造する際の溶媒としては、例えばエチレンジクロリド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルグリコール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、1−エトキシ−2−プロピルアセテート、2−ブタノン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル等が挙げられる。これらの溶媒は単独使用しても、また、2種以上を混合して使用してもよい。
以下にマクロモノマーの具体例MM−1〜42の合成に使用したエチレン性不飽和単量体を表示する。使用した連鎖移動剤C−1及び単量体A−1〜11、O−1〜6の化学構造は後掲の通りである。
OCN−R1−NCO (III)
使用するジイソシアネート及びジオール化合物のモル比は好ましくは0.8:1〜1.2:1であり、ポリマー末端にイソシアネート基が残存した場合、アルコール類又はアミン類等で処理することにより、最終的にイソシアネート基が残存しない形で合成される。
Rにおける炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基等が挙げられる。
例示したマクロモノマーの中では、MM−10〜MM−13のスルホンアミド基を有するマクロモノマー、MM−40、MM−41のスルホンアミド基及び熱架橋性基を有するマクロモノマーが好ましい具体例として挙げられる。
例示したポリウレタンの中では、PU−10〜PU−13のスルホンアミド基を有するポリウレタン、PU−40やPU−41のようにスルホンアミド基及び熱架橋性基を有するポリウレタンが好ましい。
本発明の印刷版原版において、上層及び/又は下層は、光熱変換剤として赤外線吸収剤、すなわち赤外線吸収性染料又は顔料を含有する。ここで光熱変換剤としては、光エネルギー照射線を吸収し、熱を発生する物質であれば特に吸収波長域の制限はなく用いることができるが、入手容易な高出力レーザへの適合性の観点から、波長760nm〜1,200nmに吸収極大を有する赤外線吸収性染料又は顔料が好ましく挙げられる。赤外線吸収剤は、支持体から離れた層に添加する方が好ましく、下層よりも上層に添加する方が好ましい。
このような上層を形成するために、ノボラック樹脂を使用することが好ましい。
本発明に用いるノボラック樹脂としては、フェノールホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂、p−クレゾールホルムアルデヒド樹脂、m−/p−混合クレゾールホルムアルデヒド樹脂、フェノール/クレゾール(m−,p−,又はm−/p−混合のいずれでもよい。)混合ホルムアルデヒド樹脂等のノボラック樹脂やピロガロールアセトン樹脂が好ましく挙げられる。
下層及び上層を含む記録層を形成するにあたっては、上記成分の他、本発明の効果を損なわない限りにおいて、更に必要に応じて、種々の添加剤を添加することができる。
なお、以下に挙げる添加剤は記録層下層(下層)のみに添加してもよいし、最上層(上層)のみに添加してもよいし、両方の層に添加してもよい。
下記の現像促進剤、界面活性剤、焼出し剤/着色剤、可塑剤、ワックス、記録層の形成方法の詳細について、特開2007−86219号公報の記載を参照することができる。
記録層を構成する上層又は下層には、感度を向上させる目的で、酸無水物類、フェノール類、有機酸類を添加してもよい。
記録層には、塗布性を良化するため、また、現像条件に対する処理の安定性を広げるため、特開昭62−251740号公報や特開平3−208514号公報に記載されているような非イオン界面活性剤、特開昭59−121044号公報、特開平4−13149号公報に記載されているような両性界面活性剤、欧州特許第950517号明細書に記載されているようなシロキサン系化合物、特開昭62−170950号公報、特開平11−288093号公報、特開2003−057820号公報に記載されているようなフッ素含有モノマーの共重合体を添加することができる。
記録層には、露光による加熱後直ちに可視像を得るための焼出し剤や、画像着色剤としての染料や顔料を加えることができる。
記録層には、塗膜の柔軟性等を付与するために可塑剤を添加してもよい。
本発明に係る重層型の記録層の上層には、キズに対する抵抗性を付与する目的で、表面の静摩擦係数を低下させる化合物を添加することもできる。具体的には、米国特許第6,117,913号明細書、又は本願出願人が先に提案した特開2004−12770号公報に記載されているような、長鎖アルキルカルボン酸のエステルを有する化合物などを挙げることができる。
重層構造の記録層である場合には、記録層最上層中に占める割合が0.1〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。
本発明の平版印刷版原版における記録層は、記録層を構成する各成分を溶剤に溶かして、塗布することにより形成することができる。
これらの方法の詳細は、特開2002−251003号公報に記載されている。
ド塗布、ロール塗布等を挙げることができる。
また、最上層成分の乾燥後の塗布量は、0.05〜1.0g/m2の範囲にあることが好ましく、更に好ましくは0.08〜0.7g/m2の範囲である。0.05g/m2以上とすることで、良好な現像ラチチュード、耐傷性が得られ、1.0g/m2以下とすることで良好な感度が得られる。
本発明の平版印刷版原版は、支持体の記録層を有する面とは反対側の面(支持体裏面)に、有機ポリマーを含有する厚さ0.1〜5μmのバックコート層(以下、単に「バックコート層」と称する場合がある。)を設けてもよい。
この“ON”及び“OFF”は、アルカリ可溶性基の共存の場合に、特に酸性水酸基及び/又は酸性第2級アミノ基を含む特定構造が共存する場合に大きいことから、赤外線吸収剤とこれらの酸性基との水素結合の寄与があるものと推測される。また、その極性の高さから、アルカリ可溶性基として、スルホンアミド基をグラフト共重合体に導入した場合、重層塗布適性が特に良化したものと考えられる。
現像工程に使用される処理液(以下、「現像液」ともいう。)は、界面活性剤を含有するpH6.0〜13.5の水溶液が好ましく、8.5〜10.8の水溶液がより好ましい。
アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸塩類、アビエチン酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスルホコハク酸塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルフェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテル塩類、N−メチル−N−オレイルタウリンナトリウム類、N−アルキルスルホコハク酸モノアミド二ナトリウム塩類、石油スルホン酸塩類、硫酸化ヒマシ油、硫酸化牛脂油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステル塩類、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化物類、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類、芳香族スルホン酸塩類、芳香族置換ポリオキシエチレンスルホン酸塩類等が挙げられる。これらの中でもジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキル硫酸エステル塩類及びアルキルナフタレンスルホン酸塩類が特に好ましく用いられる。
本発明の現像液に用いることができる両性界面活性剤としては、下記式<1>で表される化合物及び下記式<2>で表される化合物が好ましい。
式<2>中、R18、R19及びR20はそれぞれ独立に、水素原子又はアルキル基を表す。ただし、R18、R19及びR20の全てが、水素原子であることはない。
式<1>で示される化合物において、R8〜R11の炭素数の総和は、8〜25であることが好ましく、11〜21であることがより好ましい。上記範囲であると、疎水部分が適度であり、水系の現像液への溶解性に優れる。
また、有機溶剤、例えば、アルコール等の溶解助剤を添加することにより、界面活性剤の水系の現像液への溶解性を上げることも可能である。
式<2>で示される化合物において、R18〜R20の炭素数の総和は、8〜22であることが好ましく、10〜20であることがより好ましい。上記範囲であると、疎水部分が適度であり、水系の現像液への溶解性に優れる。
本発明の現像液に用いることができる両性界面活性剤の好ましい具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
界面活性剤は単独もしくは組み合わせて使用することができる。界面活性剤の現像液中における含有量は0.01〜10重量%が好ましく、0.01〜5重量%がより好ましい。
現像液のpHは、緩衝作用を生じるpHであれば特に限定されないが、pH8.5〜10.8の範囲であることが好ましい。
ブラシ素材としては、プラスチック繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロン6.6、ナイロン6.10等のポリアミド系、ポリアクリロニトリル、ポリ(メタ)アクリル酸アルキル等のポリアクリル系、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系の合成繊維)を使用することができ、例えば、繊維の毛の直径は20〜400μm、毛の長さは5〜30mmのものが好適に使用できる。
回転ブラシロールの外径は30〜200mmが好ましく、版面を擦るブラシの先端の周速は0.1〜5m/secが好ましい。回転ブラシロールは、複数本用いることが好ましい。
このようにして得られた平版印刷版はオフセット印刷機に掛けられ、多数枚の印刷に用いられる。
<合成例>
(マクロモノマー(MM−10)の合成)
コンデンサー及び撹拌機を取り付けた1L3つ口フラスコに、N−(4−スルファモイルフェニル)メタクリルアミド139.55g、N,N−ジメチルアセトアミド470g、チオグリセロール(和光純薬工業(株)製)15.70gを秤取し、窒素フロー(50mL/分)の下、80℃にて1時間、加熱・攪拌した。本反応液に、V−601(ラジカル重合開始剤:和光純薬工業(株)製)1.337gを添加し80℃にて2時間攪拌し、さらに、本反応液に、V−601(ラジカル重合開始剤:和光純薬工業(株)製)1.337gを添加し90℃にて2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、目的物(MM−10)を得た。目的物であることは、NMRスペクトル、IRスペクトル、GPC(ポリスチレン換算)から確認した。なお、MM−10は更なる精製等は行わず、次の反応にそのまま用いた。
同様にして、MM−1〜9及びMM−11〜31を合成することができる。
コンデンサー及び撹拌機を取り付けた300mL3つ口フラスコに、上記で得られたMM−10の反応液80.52g、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(東京化成工業(株)製)6.86g、を秤取し、反応液を50℃とし、均一溶液とした。ミリオネートMT(日本ポリウレタン工業(株)製)14.43g、2,4−トリレンジイソシアネート(東京化成工業(株)製)2.51g、ネオスタンU−600(日東化成(株)製:ビスマス触媒)0.13gをこの順に添加し、80℃、4時間反応させた。反応液を水1.5Lにあけ、ポリウレタンを析出させた。これを濾取、洗浄、乾燥し、バインダーポリマー(PU−10)を得た。目的物であることは、NMRスペクトル、IRスペクトル、GPC(ポリスチレン換算)から確認した。
同様にして、PU−1〜9、及びPU−11〜87を合成することができる。
〔支持体の作製〕
JIS A 1050 アルミニウムシートを、パミス−水懸濁液を研磨剤として回転ナイロンブラシで表面を砂目立てした。このときの表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.5μmであった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液を70℃に温めた溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶解量が6g/m3になるようにエッチングした。水洗後、30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十分水洗した。その後に、0.7%硝酸水溶液中で、陽極時電圧13ボルト、陰極時電圧6ボルトの矩形波交番波形電圧を用いて20秒間電解粗面化を行ない、20%硫酸の50℃溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗した。粗面化後のアルミニウムシートに、20%硫酸水溶液中で直流を用いて多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行なった。電流密度5A/dm2で電解を行ない、電解時間を調節して、表面に重量4.0g/m2の陽極酸化皮膜を有する基板を作製した。この基板を100℃1気圧において飽和した蒸気チャンバーの中で10秒間処理して封孔率60%の基板(a)を作成した。基板(a)をケイ酸ナトリウム2.5重量%水溶液で30℃で10秒間処理して表面親水化を行なった後、下記下塗り液1を塗布し、塗膜を80℃で15秒間乾燥し平版印刷版用支持体〔A〕を得た。乾燥後の塗膜の被覆量は15mg/m2であった。
・分子量2.8万の下記共重合体 0.3g
・メタノール 100g
・水 1g
得られた下塗り済の支持体〔A〕に、下記組成の感光液Iを、ワイヤーバーで塗布したのち、150℃の乾燥オーブンで40秒間乾燥して塗布量が0.8g/m2となるようにして、下層を設けた。下層を設けた後、下記組成の感光液IIをワイヤーバーで塗布し上層を設けた。塗布後150℃40秒間の乾燥を行い、下層と上層を合わせた塗布量が1.0g/m2となる赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版を得た。
・ポリウレタン(表1記載の化合物) 3.5g
・赤外線吸収剤(表1記載の化合物) 0.25g
・ビスフェノールスルホン 0.3g
・テトラヒドロ無水フタル酸 0.4g
・エチルバイオレットの対アニオンを6−ヒドロキシ−β−ナフタレンスルホン酸にした染料 0.15g
・フッ素系界面活性剤(メガファックF−780) 0.02g
(大日本インキ化学工業(株)製)
・γ―ブチロラクトン 20g
・メチルエチルケトン 60g
・1−メトキシ−2−プロパノール 20g
・ノボラック樹脂 1.7g
(m−クレゾール/p−クレゾール/フェノール=3/2/5、Mw8,000)
・赤外線吸収剤(下記IR色素(1)) 0.15g
・下記化合物Q 0.35g
・フッ素系界面活性剤(メガファックF−780、同上製) 0.03g
・トリデカフルオロオクチルメタクリレート/2−アダマンチルアクリレート/2−カルボキシエチルメタクリレート=30/50/20、重量平均分子量3万の共重合体 0.1g
・アクリル樹脂(下記ポリマーA) 0.3g
・メチルエチルケトン 33.0g
・1−メトキシ−2−プロパノール 67.0g
平版印刷版原版をCreo社製Trendsetterにて露光エネルギーを変えて、テストパターンを画像状に描き込みを行った。その後、富士フイルム(株)製現像液DT−2(希釈して、電導度43mS/cmとしたもの)を仕込んだ富士フイルム(株)製PSプロセッサーLP940Hを用い、現像温度30℃、現像時間12秒で現像を行った。これを、小森コーポレーション(株)製印刷機リスロンを用いて連続して印刷した。この際、どれだけの枚数が充分なインキ濃度を保って印刷できるかを目視にて測定し、耐刷性を評価した。なお、耐刷性は、比較例1の耐刷数を1.0とした際の相対値として示した。
得られた平版印刷版原版をCreo社製Trendsetter3244VXにてビーム強度9w、ドラム回転速度150rpmでテストパターンを画像状に描き込みを行った。その後、下記組成のアルカリ現像液の、水の量を変更することにより希釈率を変えて電導度を変化させたものを仕込んだ、富士フイルム(株)製PSプロセッサー900Hを用い、液温を30℃に保ち、現像時間22秒で現像した。この時、画像部が溶出されず、かつ、現像不良の感光層残膜に起因する汚れや着色がなく良好に現像が行えた現像液の電導度の一番高いものと、一番低い物の差を現像ラチチュードとして評価した。
その結果を表1に示す。
得られた平版印刷用原板に対し、Creo社製Trendsetter3244VFSにて露光エネルギーを変えてテストパターンの描き込みを行った。その後、上記現像ラチチュードの評価において画像部が溶出されず、かつ、現像不良の感光層残膜に起因する汚れや着色がなく良好に現像が行えた現像液の電導度の一番高いものと、一番低いものと、の中間(平均値)の電導度のアルカリ現像液で現像し、この現像液で非画像部が現像できる露光量(ドラム回転速度160rpmのときのビーム強度)を測定して、感度とした。数値が小さいほど高感度であると評価する。その結果を表1に示す。
露光後に25℃相対湿度70%の環境で一時間保存する以外は、上記感度評価と同様の評価を行った。そして、上記感度評価の結果を露光直後の感度として、保存することにより、その感度が低下する度合いを焼きだめ性の指針とした。その結果を表1に示す。なお、表1中の数値は露光後一時間での感度を表し、当該数値が露光直後の感度に近いほど焼きだめ性が良好であると評価する。
実施例の平版印刷版原版を、上記耐刷性の評価と同様にして露光・現像及び印刷を行った。この際、5,000枚印刷する毎に、クリーナー(富士フイルム(株)製、マルチクリーナー)で版面を拭く工程を加え、耐薬品性を評価した。この時の耐刷性が、前述の耐刷枚数の95%〜100%であるものを◎、80%〜95%であるものを○、60〜80%であるものを△、60%以下を×とした。クリーナーで版面を拭く工程を加えた場合であっても、耐刷指数の変化が少ないほど耐薬品性に優れるものと評価する。結果を以下の表1に示す。
・D ソルビット 2.5重量%
・水酸化ナトリウム 0.85重量%
・ポリエチレングリコールラウリルエーテル 0.5重量%
(重量平均分子量1,000)
・水 96.15重量%
〔支持体の作製〕
厚さ0.3mmのJIS A 1050アルミニウム板を用いて、下記に示す処理することで支持体〔B〕を作製した。
比重1.12の研磨剤(ケイ砂)と水との懸濁液を研磨スラリー液としてアルミニウム板の表面に供給しながら、回転するローラ状ナイロンブラシにより機械的な粗面化を行った。研磨剤の平均粒径は8μm、最大粒径は50μmであった。ナイロンブラシの材質は6・10ナイロン、毛長50mm、毛の直径は0.3mmであった。ナイロンブラシはφ300mmのステンレス製の筒に穴をあけて密になるように植毛した。回転ブラシは3本使用した。ブラシ下部の2本の支持ローラ(φ200mm)の距離は300mmであった。ブラシローラはブラシを回転させる駆動モータの負荷が、ブラシローラをアルミニウム板に押さえつける前の負荷に対して7kWプラスになるまで押さえつけた。ブラシの回転方向はアルミニウム板の移動方向と同じであった。ブラシの回転数は200rpmであった。
上記で得られたアルミニウム板に温度70℃のNaOH水溶液(濃度26重量%、アルミニウムイオン濃度6.5重量%)をスプレーしてエッチング処理を行い、アルミニウム板を6g/m2溶解した。その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硝酸濃度1重量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5重量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、スプレーで水洗した。前記デスマットに用いた硝酸水溶液は、硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的な粗面化を行う工程の廃液を用いた。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。このときの電解液は、硝酸10.5g/リットル水溶液(アルミニウムイオンを5g/リットル)、温度50℃であった。交流電源波形は電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、DUTY比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的な粗面化処理を行った。補助陽極にはフェライトを用いた。使用した電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。
電流密度は電流のピーク値で30A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で220C/dm2であった。補助陽極には電源から流れる電流の5%を分流させた。
その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
アルミニウム板をカセイソーダ濃度26重量%、アルミニウムイオン濃度6.5重量%でスプレーによるエッチング処理を32℃で行い、アルミニウム板を0.20g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的な粗面化を行ったときに生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分を除去し、また、生成したピットのエッジ部分を溶解してエッジ部分を滑らかにした。その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硝酸濃度15重量%水溶液(アルミニウムイオンを4.5重量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、井水を用いてスプレーで水洗した。前記デスマットに用いた硝酸水溶液は、硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的な粗面化を行う工程の廃液を用いた。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。このときの電解液は、塩酸7.5g/リットル水溶液(アルミニウムイオンを5g/リットル含む。)、温度35℃であった。交流電源波形は矩形波であり、カーボン電極を対極として電気化学的な粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。
電流密度は電流のピーク値で25A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で50C/dm2であった。その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
アルミニウム板をカセイソーダ濃度26重量%、アルミニウムイオン濃度6.5重量%でスプレーによるエッチング処理を32℃で行い、アルミニウム板を0.10g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的な粗面化処理を行ったときに生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分を除去し、また、生成したピットのエッジ部分を溶解してエッジ部分を滑らかにした。その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
温度60℃の硫酸濃度25重量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5重量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
電解液としては、硫酸を用いた。電解液は、いずれも硫酸濃度170g/リットル(アルミニウムイオンを0.5重量%含む。)、温度は43℃であった。その後、井水を用いてスプレーによる水洗を行った。
電流密度はともに約30A/dm2であった。最終的な酸化皮膜量は2.7g/m2であった。
陽極酸化処理により得られたアルミニウム支持体を温度30℃の3号ケイ酸ソーダの1重量%水溶液の処理層中へ、10秒間、浸せきすることでアルカリ金属ケイ酸塩処理(シリケート処理)を行った。その後、井水を用いたスプレーによる水洗を行った。その際のシリケート付着量は3.5mg/dm2であった。
上述の様に作製された支持体〔B〕上に、下記の中間層形成用塗布液を塗布した後、80℃で15秒間乾燥し、中間層を設けた。乾燥後の被覆量は、15mg/m2であった。
・下記に記載の特定ポリマー 0.3g
・メタノール 100g
・水 1g
得られた下塗り済の支持体〔B〕に、実施例1と同様の感光液I及び感光液IIを用いて、下層、上層の順に記録層を作成した。なお、感光液I中の赤外線吸収剤は、全てIR色素(1)(化25)を用いた。
上記耐刷性の評価同様に現像して得られた平版印刷版の版面を水洗後、富士フイルム(株)製のバーニング整面液BC−7で拭いた後、約270℃で2分間、バーニング処理を行った。その後、水洗し、富士フイルム(株)製ガムFP−2Wを水で体積を2倍に希釈した液で版面を処理した。その後、耐刷性の評価同様に、小森コーポレーション(株)製のリスロン印刷機で、大日本インキ化学工業(株)製のDIC−GEOS(N)墨のインキを用いて印刷し、ベタ画像の濃度が薄くなり始めたと目視で認められた時点の印刷枚数により、バーニング処理後の耐刷性を評価した。なお、耐刷性は、比較例3の耐刷数を1.0とした際の相対値として示した。
結果を表2に示す
〔支持体の作製〕〔中間層の形成〕
実施例1と同様にして、支持体及び中間層を作成した。
実施例1と同様の感光液I及び感光液IIを用いて、下層、上層の順に記録層を作成した。なお、感光液I中の赤外線吸収剤は、全てIR色素(1)(化25)を用いた。
露光後の平版印刷版原版を図1に示す自動現像処理機(現像槽25L、版搬送速度100cm/min、ポリブチレンテレフタレート繊維(毛直径200μm、毛長17mm)植え込んだ外形50mm)のブラシロール1本が搬送方向と同一芳香に毎分200回転(ブラシの先端の周速0.52m/sec)乾燥温度80℃)及び以下に示す現像液を用いて温度30℃にて現像を行った。
・水 8,963.8g
・炭酸ナトリウム 200g
・炭酸水素ナトリウム 100g
・界面活性剤(表3記載) 656g
・EDTA 4Na 80g
・2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール 0.1g
・2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.1g
(pH=9.7)
SU−2 : パイオニンB−111 (ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド 竹本油脂(株)製)
SU−3 : ニューコールB13 (ノニオン系界面活性剤 日本乳化剤(株)製)
各平版印刷版原版を用いて、現像性、処理性及び耐刷性を前述のように評価した。
6 現像部
10 乾燥部
16 搬送ローラ
20 現像槽
22 搬送ローラ
24 ブラシローラ
26 スクイズローラ
28 バックアップローラ
36 ガイドローラ
38 串ローラ
Claims (10)
- 支持体上に、
アルカリ可溶性基を有するグラフト共重合体を含む下層と、
露光によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増大する上層と、を順次積層してなり、
下層及び/又は上層に赤外線吸収剤を含み、
下層の前記グラフト共重合体がエチレン性不飽和単量体に由来する構成単位をグラフト鎖として有するポリウレタンであることを特徴とする
赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。 - 前記ポリウレタンが、ジイソシアネートとジオールとの反応生成物である、請求項1に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、酸性水酸基及び/又は酸性アミノ基を含む、請求項1又は2に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記グラフト鎖の末端が、イオウ原子を介してジオール化合物残基と結合する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、スルホンアミド基、活性イミド基、スルホン酸基、リン酸基及びホスホン酸基よりなる群から選ばれた基を含有する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記グラフト鎖が、アルカリ可溶性基として、スルホンアミド基及び活性イミド基よりなる群から選ばれた基を含有する、請求項1〜5のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記ジオールが、カルボキシ基を含むジオールと、スルホンアミド基及び活性イミド基よりなる群から選ばれた基を含有するグラフト鎖を有するジオールとを含む、請求項2に記載の赤外線レーザー用ポジ型平版印刷版原版。
- 前記上層が、赤外線吸収剤を含む、請求項1〜7のいずれか1つに記載の赤外線レーザー用平版印刷版原版。
- 請求項1〜8のいずれか1つに記載の平版印刷版原版を画像露光する露光工程、及び、
pH8.5〜10.8のアルカリ水溶液を用いて現像する現像工程、をこの順で含む
平版印刷版の製版方法。 - 前記アルカリ水溶液が、アニオン性界面活性剤又はノニオン性界面活性剤を更に含む請求項9に記載の平版印刷版の製版方法。
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