JP2011196144A - 掘進機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地山Gを切削するカッターヘッド10と、カッターヘッド10の駆動手段11を内部20aに備える掘進機本体20と、を有する掘進機1であって、掘進機本体20は、外周囲を覆う外殻部材21と、掘進機本体20の内部20aとチャンバ20bとを分離する隔壁22と、掘進機本体20の内部20aに形成された収容室23と、収容室23の底部材23aに押圧力を付与する押圧手段24と、を備えており、収容室23は、外殻部材21に形成された土砂排出口21aと隔壁22に形成された土砂取込口22aとに通じており、押圧手段24は、収容室23に取り込まれた土砂を土砂排出口21aから掘進機本体20の周囲に押し出すことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このような掘削孔は、余掘り部を有して形成されているのが一般的である。
このような、対策工は、費用と手間がかかるため、施工費の低減化、早期施工化の妨げとなる場合があった。
また、特許文献1は取水トンネル構築用を対象としている。
また、本発明は、すべての泥土圧式シールド機とブラインド式シールド機に対応できる技術である。
なお、余掘り部分へ押し出される土砂は、チャンバ内で塑性流動化されているため、摩擦抵抗の増加を抑制することができる。
本実施形態では、図1に示すように、断面矩形の掘進機1について説明する。
なお、掘進機1の断面形状は限定されるものではなく、例えば円形であってもよい。
なお、カッターヘッド10の構成は限定されるものではない。また、カッターヘッド10はスポーク型に限定されるものではない。
カッターヘッド10による切削で発生した掘削土砂は、スポーク状のカッタ部12の隙間からカッタ部12背後のチャンバ20bに取り込まれる。
なお、土砂排出口21aの配置、数や形状は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
土砂取込口22aは、内部20aとチャンバ20bとにつながる矩形状の貫通孔であって、収容室23の位置に対応して形成されている。
なお、土砂取込口22aの数や形状等は適宜設定すればよい。
本実施形態の収容室23は、図3(a)および(c)に示すように、底部材23aと、側板23b,23bとにより形成されている。
なお、側板23bの形状は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、側板23bを構成する材料も限定されるものではない。
これにより、チャンバ20b内の掘削土砂の一部を土砂取込口22aから収容室23に取り込むことが可能になり、また、収容室23に取り込んだ土砂を、土砂排出口21aから掘進機本体20の外周囲に排出することが可能になる。
なお、収容室23の構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
これにより、ジャッキ24が伸張すると、図3(b)に示すように、扉部材24aが地山側にスライドして土砂取込口22aが扉部材24aにより遮蔽されるとともに、扉部材24aに連結された底部材23aの前部分が地山側に移動する。
これにより、掘進機1の周囲の余掘り部分に掘削土砂を充填することが可能となる。
つまり、別途、余掘り部分へ充填材を充填するための装置や材料を入手するための費用を省略することができる。
第二の実施の形態に係る掘進機1は、図4(a)に示すように、収容室23が、底部材23cと壁板23dを組み合わせることにより形成されている点で、第一の実施の形態に係る掘進機1と異なっている。
なお、壁板23dの形状は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、壁板23dを構成する材料も限定されるものではない。
これにより、チャンバ20b内の掘削土砂の一部が土砂取込口22aから収容室23に取り込むことが可能になり、また、収容室23に取り込んだ土砂を、土砂排出口21aから掘進機本体20の外周囲に排出することが可能になる。
なお、収容室23の構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
つまり、ジャッキ24を伸張させて、底部材23cが地山側に移動しても、底部材23cの部材厚により、土砂取込口22aの中心側(図4(b)における下側)が開放されることがない。また、ジャッキ24を収縮させて、底部材23cが中心側(図4(a)における下側)に移動しても、底部材23cと壁板23dとにより、遮蔽された状態が維持される。
第三の実施の形態に係る掘進機1は、図5(a)に示すように、底部材23cの断面形状が矩形であること、土砂排出口21aに対応して扉部材25を備えている点で、第一の実施の形態に係る掘進機1および第二の実施の形態に係る掘進機1と異なっている。
壁板23dは、扉部材25の挿通が可能となるように外殻部材21との間に一部隙間が形成されている。
この他壁板23dに関する事項は、第二の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
扉部材25は、後端部分に、治具26aを介して扉用ジャッキ26が固定されている。
なお、扉部材25の開閉方法は限定されるものではない。また、扉部材25の構成は限定されるものではない。
本実施形態では、扉用ジャッキ26の先端を治具26aを介して扉部材25に固定し、後端をジャッキ架台26bを介して外殻部材21の内面に固定している。
これにより、掘進機1の周囲の余掘り部分に掘削土砂が充填される。
そのため、余掘り部分への掘削土砂の充填をより効率的に行うことが可能となる。
第四の実施の形態に係る掘進機1は、図6(a)に示すように、土砂排出口21aが、掘進機1の周方向に間隔をあけて複数形成されているとともに千鳥状に配置されている点で、第一の実施の形態に係る掘進機1と異なっている。
これにより、チャンバ20b内の掘削土砂の一部を土砂取込口22aから収容室23に取り込むことが可能になり、また、収容室23に取り込んだ土砂を、土砂排出口21aから掘進機本体20の外周囲に排出することが可能になる。
なお、収容室23の構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
収容室23内に取り込まれた掘削土砂は、ジャッキ26を伸張させることで、土砂排出口21aから掘進機本体20の周囲に押し出される。
これにより、掘進機1の周囲の余掘り部分に掘削土砂を充填することが可能となる。
これにより、収容室23から土砂を排出している際に、土砂取込口22aから掘削土砂が収容室23内に進入することが防止されるため、押圧板23の移動が土砂により妨げられることがない。
第五の実施の形態の掘進機1は、図7(a)に示すように、チャンバ20bのフード内面に沿って、縁部材21bが配設されている。
なお、土砂排出口21aの配置、数や形状は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
なお、土砂取込口22aの数や形状等は適宜設定すればよい。
本実施形態の収容室23は、図7(a)に示すように、縁部材21bと、隔壁22から延設された断面く字状の壁板23gと、外殻部材21から立設された図示しない壁板と、により囲まれた空間により形成されている。
また、壁板23gの表面には、必要に応じてステンレス板やテフロン(登録商標)板を配設することで、掘削土砂により収容室23が閉塞されることがないように構成してもよい。
これにより、チャンバ20b内の掘削土砂の一部を土砂取込口22aから収容室23に取り込むことが可能になり、また、収容室23に取り込んだ土砂を、土砂排出口21aから掘進機本体20の外周囲に排出することが可能になる。
土砂排出機構27は、外殻部材21に沿って前後方向に移動可能に配設されたブロック部材であって、ジャッキ27aを備えて構成されている。土砂排出機構27の前面は、縁部材21bの後側テーパに沿って傾斜している。
土砂排出機構27の周囲には、内部20aへの土砂流入防止のための土砂シールと給脂機構を設けている。
ジャッキ27aの伸縮により、土砂排出機構27を移動させて、土砂排出口の開口率を制御することが可能となる。
これにより、掘進機1の周囲の余掘り部分に掘削土砂を充填することが可能となる。
土砂排出機構28は、収容室23内の掘削土砂を土砂排出口21a方向に送り出すため、掘進機本体20の周囲への掘削土砂の充填が可能となる。ここで、図8における符号28aは、土砂排出機構28のモータである。
また、掘進機の進行方向は横方向に限定されるものではない。
また、ジャッキは、必ずしも架台を介して固定する必要はなく、その固定方法は限定されるものではない。
10 カッターヘッド
11 駆動手段
20 掘進機本体
20a 内部
20b チャンバ
21 外殻部材
21a 土砂排出口
22 隔壁
22a 土砂取込口
23 収容室
24,26 ジャッキ(押圧手段)
27,28 土砂排出機構
Claims (3)
- 地山を切削するカッターヘッドと、前記カッターヘッドの駆動手段を内部に備える掘進機本体と、を有する掘進機であって、
前記掘進機本体は、外周囲を覆う外殻部材と、
前記掘進機本体の内部とチャンバとを分離する隔壁と、
前記掘進機本体の内部に形成された収容室と、
前記収容室の底部材に押圧力を付与する押圧手段と、を備えており、
前記収容室は、前記外殻部材に形成された土砂排出口と前記隔壁に形成された土砂取込口とに通じており、
前記押圧手段は、前記収容室に取り込まれた土砂を前記土砂排出口から前記掘進機本体の周囲に押し出すことを特徴とする、掘進機。 - 前記土砂排出口は、周方向に間隔をあけて複数形成されているとともに千鳥状に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の掘進機。
- 地山を切削するカッターヘッドと、前記カッターヘッドの駆動手段を内部に備える掘進機本体と、を有する掘進機であって、
前記掘進機本体は、外周囲を覆う外殻部材と、
前記掘進機本体の内部とチャンバとを分離する隔壁と、
前記掘進機本体の内部に形成された収容室と、
前記掘進機本体の内部に配設された土砂排出機構と、を備えており、
前記収容室は、前記外殻部材に形成された土砂排出口と前記隔壁に形成された土砂取込口とに通じており、
前記土砂排出機構は、前記収容室に取り込まれた土砂を前記土砂排出口から前記掘進機本体の周囲に排出することを特徴とする、掘進機。
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JP2013117090A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | East Japan Railway Co | エレメント推進装置及びそれを用いたエレメント推進工法 |
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2010
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