JP2011193369A - 制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法 - Google Patents

制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 固体撮像装置等の出力信号における過大出力や過小出力、信号暴れに起因して発生し得る不具合を防止することができる制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の制御基板100は、センサ応答を出力する信号出力手段110と、入力される信号を処理する信号処理手段120とを備え、さらに、信号出力手段110からの出力信号が入力され、信号出力手段110が異常出力を発生し得る設定期間中、出力信号の後段への伝達を遮断するスイッチ手段142を備える過電圧保護手段140と、信号出力手段110からスイッチ手段142を通過して伝達される出力信号を緩衝し、信号処理手段120へ出力するバッファ手段130とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像装置等から出力される信号を処理するセンサ制御基板に関し、より詳細には、上記固体撮像装置等の出力信号における過大出力や過小出力、信号暴れに起因して発生し得る不具合を防止することができる制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法に関する。
スキャナなどの画像読取装置では、電荷結合素子(Charge Coupled Device:CCD)などの固体撮像装置は、図示しないコンタクトガラス上の原稿の画像を読み取り、光学的な分解色(R,G,B)毎に画像信号を出力する。この各分解色毎の画像信号は、それぞれ、エミッタフォロア回路でバッファした上で、交流結合を介してアナログ・フロント・エンド(Analog Front End:AFE)に入力される。AFEは、入力された画像信号をサンプリングし、それをディジタル画像データに変換して出力する。こうして得られたディジタル画像信号は、インタフェースを介して後段の画像処理部に伝送され、各種ディジタル処理が施されることになる。
このような回路構成において、従来より、電源投入、電源切断、クロック投入またはクロック遮断の際の過渡動作時に、CCDの過大信号出力、過小信号出力または信号暴れが発生してしまい、AFEに過電圧や過電流がかかってしまうという問題点が指摘されている。以下、図12〜図14を参照しながら、AFEにかかる過電圧および過電流の問題点について、詳細に説明する。
図12は、従来技術のCCDを備えるセンサ制御基板の概略構成を示す図である。図12に示すセンサ制御基板1000は、タイミング発生器(Timing Generator:TG)1002と、CCDドライバ(DRV)1004と、CCD1006と、AFE1008とを含んで構成される。タイミング発生器1002は、各種クロック信号やゲート信号を発生し、出力する。タイミング発生器1002が発生する信号のうち、信号(xccd_clk)は、CCDドライバ1004を介して、CCDクロック信号(CCD_CLK)としてCCD1006に入力される。CCD1006およびAFE1008の間には、エミッタフォロア(Emitter Follower:EF)回路1010および容量素子(コンデンサ)が設けられ、CCD1006から出力されるアナログ画像信号(ccdout)は、エミッタフォロア回路1010でバッファされ、交流結合によりAFE1008に入力される。
AFE1008では、サンプル・ホールド、クランプ動作、オフセット補正、信号増幅などが行われ、入力されたアナログ画像信号からA/D(Analogue to digital)変換によりディジタル画像データが生成され、出力される。その他、タイミング発生器1002から出力される信号(xshd)は、CCDドライバ1004を介して、サンプル・ホールド信号(SHD)としてAFE1008に供給され、タイミング発生器1002から出力されるマスタークロック信号(MCLK)は、AFE1008へ直接供給される。
図13は、従来技術のCCDを備えるセンサ制御基板の回路構成を示す図である。CCD1006の出力バッファとしては、エミッタフォロア回路が一般的に用いられるが、エミッタフォロア回路の中でも、NPN型トランジスタおよびPNP型トランジスタを順に接続して構成する2段構成の回路がインピーダンスを低下する目的で好適に用いられる。この2段構成の回路においては、第1段目のエミッタフォロア(以下、第1エミッタフォロアという。)1012では、エミッタ抵抗(Re1)に起因し、立ち下りスルーレートが制限され、立ち下り応答が遅くなる。第2段目のエミッタフォロア(以下、第2エミッタフォロアという。)1014も同様に、立ち上り応答が遅くなるが、AFE1008内部のクランプ回路1016が動作する場合には、エミッタ抵抗(Re2)および結合容量(Cac)の時定数により決定される立ち上り応答程度(〜数ms)にしかならない。このため、応答速度は、設計時の想定範囲内の画像信号が入力されるような通常動作中では、問題とならない。
しかしながら、電源投入時、電源切断時、クロック投入時、クロック遮断時、または駆動タイミング変更時など、CCD1006の過渡的な駆動状態においては、CCD1006は、過大信号出力、過小信号出力、または信号暴れを発生させることが知られている。このときのCCD1006の出力信号は、通常動作時とは大きく様相を異にし、直流成分に着目すると電源電圧(例えば10V)から接地電圧(GND)までの間の定常レベルを出力し、交流成分に着目すると、電源電圧(例えば10V)から接地電圧(0V)への通常では考えられない大振幅かつ高速な(画素オーダ)信号変化が発生し得る。
そして、エミッタフォロア回路1010を介して接続されるCCD1006およびAFE1008は、一般に異なる電源電圧を有する(例えば、CCDの電源電圧が10Vであるのに対し、AFEの電源電圧が3.3Vである。)ため、AFE1008とは無関係に、CCD1006からの出力信号がAFE1008に入力されることになる。
すなわち、CCD1006からの過渡的な出力信号によって、AFE1008に過電圧(「イ」,「ロ」)が印加されたり、または過電流(「ハ」,「ニ」)が流れたり、さらにはエミッタフォロア1012,1014自体に過電圧(ベース−エミッタ間の逆バイアス(「ホ」,「ヘ」))が印加されたりするといった不具合が発生する。
このAFE1008への過電圧や過電流は、CCD出力信号を交流結合で入力することにより、信号変化分がAFE1008側に伝達されることに起因して発生すると考えられる。またエミッタフォロア回路1010で発生する過電圧(逆バイアス)は、第1エミッタフォロア1012または第2エミッタフォロア1014の応答性を超える変化があった場合に、エミッタ電圧(Ve1またはVe2)がベース電圧(Vb1またはVb2)に追従できなくなることに起因して、発生すると考えられる。
なお、図13に示す回路構成では、第1エミッタフォロア1012の応答性が一般に立ち上りおよび立ち下りともに充分速いため、第1エミッタフォロア1012については過電圧(逆バイアス)は問題とはならない。しかしながら、第2エミッタフォロア1014については、電源投入時など、クランプ回路1016が常時ONしている場合(一般に、初期設定により常時ONが解除される。)には、交流結合の容量(〜数μF)を充電するため、立ち上り応答は遅くなる(例えば数ms程度)。つまり、第2エミッタフォロア1014については、立ち下りの応答性は、トランジスタを介した放電であるため、充分速く、したがって逆バイアスは問題とはならないが、一方、立ち上り時には逆バイアスが問題となり得る。
以下、図14を参照しながら、CCD出力信号の暴れに起因したAFEおよびエミッタフォロアにかかる過電圧について説明する。図14は、従来技術の画像読取装置におけるセンサ制御基板の動作シーケンスを示す。センサ制御における動作シーケンスでは、まず、CCD1006、CCDドライバ1004、タイミング発生器1002へ電源が投入され、これを検知して(ここでは10Vの電源電圧を検知する。)、tPOR(Power on Reset)後にリセット信号(XRESET)が解除される。ここで、リセット信号(XRESET)は、リセット状態(Low)またはリセット解除状態(High)を示す信号であり、タイミング発生器1002およびAFE1008に入力されている(図示せず)。
リセット信号(XRESET)が解除されると、タイミング発生器1002およびAFE1008が動作を開始し、その後、CPUからの通信によってソフトリセットが行われる。ソフトリセットが解除されると、タイミング発生器1002およびAFE1008を通常動作に移行するため、レジスタが初期設定される。その後、AFE1008のゲイン調整などの自動調整が行われ、システムが読取待機状態に移行する。電源切断時は、基本的には無制御であり、電源切断を検知する(ここでは10Vの電源電圧の切断を検知する)と、リセット信号(XRESET)がリセット状態(Low)となり、電源が切断される。
一方、リセット期間中は、タイミング発生器1002は、CCD駆動クロック信号を出力しないが、リセット解除後はレジスタのハードウェアデフォルトの値に従いCCD駆動クロック信号を出力する。タイミング発生器1002は、ソフトリセット期間中もCCD駆動クロック信号を出力しないが、その後、初期設定により所定の駆動クロックの位相および幅が設定されると、通常動作におけるCCD駆動クロック信号(xccd_clk)を出力し、システムが読取待機状態に移行する。電源切断時には、タイミング発生器1002は、リセット信号(XRESET)がリセット状態(Low)となるまでCCD駆動クロック信号を出力しつづけ、リセット状態(Low)となるとクロック信号は出力停止となり、電源が切断される。
CCD出力信号(ccdout)について見てみると、電源投入後の期間(図14中の「電源ON」で示す期間)中は、CCD1006にクロック信号(CCD_CLK)が入力されていないため、CCD1006内部の電荷検出容量がリセット/クランプトランジスタを介して電源側に漏洩することに起因して、CCD出力信号(ccdout)が電源電圧(例えば10V)付近まで上昇する過大信号出力となる可能性がある。CCD1006の特性によっては、接地側に漏洩することに起因してCCD出力信号(ccdout)が接地電圧(GND:0V)付近の過小信号出力となる可能性もある。
図14に示す過大信号出力は、電源電圧の立ち上り(〜数ms)に応じて上昇するが、それと同等以上に第2エミッタフォロア1014の立ち上り応答が遅いため、第2エミッタフォロア1014のエミッタ電圧Ve2が追従しきれず、第2エミッタフォロア1014のベース−エミッタ間に逆バイアスが発生する(図13中の「ヘ」)。
一方、リセット信号(XRESET)解除後(図14中の「POR」で示す期間)中は、図14に示すように、CCD出力信号(ccdout)が暴れる可能性がある。これは、CCD出力信号(ccdout)が通常のオフセットレベル(ここでは、電源電圧10Vであるため5V程度)になるとともに、リセット中に蓄積した電荷を信号として吐き出すことに起因する。この変化は、大振幅かつ高速の立ち下り変化となるが、第1エミッタフォロア1012の応答が速いため、エミッタ電圧(Ve1)はベース電圧(Vb1)に良好に追従し、第1エミッタフォロア1012のベース−エミッタ間に逆バイアスはかからない。一方、図13で示したように、第2エミッタフォロア1014については、立ち下り応答が速いためこの信号暴れによる逆バイアスは発生しないが、その後の通常のオフセットレベルへ変化する立ち上り変化において逆バイアスが発生してしまう(図13中の「ヘ」)。
このCCD出力信号(ccdout)において発生した信号暴れは、AFE1008にも伝達され、AFE1008の入力に電源電圧(例えば3.3V)または接地電圧を超える過電圧(図13の「イ」,「ロ」)が掛かることになり、内部の保護ダイオードがON状態となれば、過電流(図13「ハ」,「ニ」)が発生する。
同様に、ソフトリセット期間(図14中の「ソフトリセット」で示す期間)中については、クロック信号の出力が一旦停止された後、再開されるため、過渡動作が発生する。初期設定期間(図14中の「初期設定」で示す期間)中は、CCD駆動クロック信号の設定が、初期値から通常設定値へ変更する過渡動作が発生する。このため、ソフトリセット期間および初期設定期間の両期間においても、CCD出力信号(ccdout)の暴れが発生し得る。この場合も第2エミッタフォロア1014およびAFE1008に過電圧が発生することになる。
一方、読取待機状態(図14中の「通常状態(読取待機)」で示す期間)中は、通常過電圧は発生しないが、例えば外部から光が不意に入射した場合などには、想定以上の大振幅かつ高速の立ち下り変化の出力信号が出力され得るため、AFE1008への過電圧が発生する可能性がある。
電源切断時(図14中の「電源OFF」で示す期間)中は、リセット信号(XRESET)がリセット状態(low)に移行する前にCCD1006の電源電圧が低下してしまうと、信号暴れが発生する可能性がある。これは、CCD1006の電源側から電荷検出部への電荷注入が起きているためであり、この信号変化も大振幅かつ高速の立ち下り変化であることから、AFE1008への過電圧となり得る。なお、この現象は、CCD1006にクロック信号が入力されている場合に限り出力に現れるため、CCD駆動クロック信号が停止するリセット状態では発生しない。ただし、リセット状態であっても、クロック出力を停止する切り替わりの際や、電源切断の変化による出力信号の暴れが発生し得るため、同様にAFE1008への過電圧が発生し得る。
以上説明したように、CCD出力信号に起因してAFEおよびエミッタフォロアに発生する過電圧や過電流は、電源投入時や電源切断時などCCDが通常状態ではない一連の過渡状態において発生する。また、CCDが通常状態にあっても、異常光によっても発生する。
上述した過電圧による不具合に対処するため、従来より、AFE前段のエミッタフォロアにおいて、信号の遮断または信号の振幅制限を行うことで、AFEへの過電圧および過電流を防止する技術が知られている。例えば、特開2007−214688号公報(特許文献1)は、AFEへの過電圧を抑制する目的で、エミッタフォロアの電源を遅延させることで、トランジスタを遮断状態とし、CCD出力信号をAFEに伝えないことによって、AFEに過電圧がかかってしまうことを防止する技術を開示する。
図15は、AFEにかかる過電圧を防止することを目的とした従来技術を説明する図である。図15に示す回路構成では、エミッタフォロア回路1110は、第1エミッタフォロア1112および第2エミッタフォロア1114に加え、過電圧保護用の遅延回路1116が設けられている。図15に示す回路構成においては、電源投入時、第2エミッタフォロア1114の電源電圧(Vcc_ef)は、遅延回路1116によって緩やかに立ち上がる。このとき、第2エミッタフォロア1114の電源電圧(Vcc_ef)の立ち上り始めは、CCD出力信号(ccdout)よりも低いため、第2エミッタフォロア1114においてベース電圧がエミッタ電圧より大きい場合(Vb2>Ve2)、第2エミッタフォロア1114のNPNトランジスタが遮断状態となり、CCD出力信号(ccdout)の暴れを遮断することができる。
また、ベース電圧がエミッタ電圧よりも小さい場合(Vb2<Ve2)でも、その差分の信号変化分しか第2エミッタフォロア1114を通らないため、AFE1108へ伝達される信号変化を低減することができる。このようにしてAFE1108への過電圧を防止することができる。しかしながら、図15に開示される従来技術は、以下に説明する観点から充分なものではなかった
以下、図16を参照しながら、図15に示す従来技術における問題点について説明する。図16は、図15に示す従来技術におけるセンサ制御基板の動作シーケンスを示す。図16に示す動作シーケンスでは、図16中の「電源ON」で示す期間から「POR」で示す期間にかけて、第2エミッタフォロア1114の電源電圧(Vcc_ef)を変化させているため、この期間のAFE過電圧を低減することができるといえる。しかし、この従来技術では、第2エミッタフォロア1114を遮断状態とするために、意図的に第2エミッタフォロア1114のベース−エミッタ間に逆バイアスをかけているため、この第2エミッタフォロア1114による過電圧が発生するという問題がある。
さらに、説明する従来技術では、第2エミッタフォロア1114を遮断状態(Vb2>Ve2)とすることによってAFE1108への信号を遮断しているが、非遮断状態(Vb2<Ve2)では、その差分の信号変化が伝達され得る。信号を完全に遮断するためには、第2エミッタフォロア1114の電源電圧(Vcc_ef)にかける遅延時間を充分に長くする必要がある。しかしながら、この場合、遅延時間のバラツキも大きくなるため、本来的には自動調整時にVcc_efが通常の電圧まで立ち上がっている必要があるにもかかわらず、個体によっては立ち上がらないものが発生し、最悪のケースでは、システムダウンしてしまうことになる。
したがって、上記従来技術では、上記遅延時間を充分に長くすることは一般には困難であり、結果として、ソフトリセット期間や初期設定期間など電源投入後の後半に行われる制御において発生する過電圧を抑えることができず、AFE過電圧の防止効果が限定的であり、充分なものとはいえなかった。さらに、第2エミッタフォロア1114の電源電圧Vcc_efが立ち上がった以降は、過電圧保護の効果が無いので、通常状態または電源切断時の過電圧については、全く防ぐことができず、充分なものとはいえなかった。
要するに、エミッタフォロアで信号を遮断ないし制限する従来技術は、AFEにかかる過電圧や過電流を一部回避することができるが、その効果は限定的であり、またエミッタフォロア自身に過電圧が掛かってしまうという問題があり、充分なものではなかった。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、本発明は、固体撮像装置など信号出力手段の出力信号における過大出力や過小出力、信号の暴れなど異常出力に起因してAFEおよびエミッタフォロア回路双方において発生し得る過電圧や過電流を好適に防止することが可能な、制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、固体撮像装置などセンサ応答を出力する信号出力手段と、アナログ・フロント・エンドなど入力信号を処理する信号処理手段とを備え、さらに以下の特徴を備える制御基板を提供する。本発明の制御基板は、上記出力信号が入力され、上記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間中、上記出力信号の後段への伝達を遮断するスイッチ手段を備える過電圧保護手段と、信号出力手段からスイッチ手段を通過して伝達される出力信号を緩衝し、信号処理手段へ出力するバッファ手段とを備える。
また本発明では、上記スイッチ手段の制御信号を、バッファ手段の応答速度以下の変化速度で切り替えることにより、上記出力信号の導通および遮断を制御することができる。さらに、本発明では、上記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間は、当該制御基板への電源投入から信号出力手段が通常動作に移行するまでの期間を含むことができる。
また本発明によれば、上記特徴を有する制御基板を備える画像読取装置、上記画像読取装置または上記制御基板を備える画像形成装置を提供することができる。さらに本発明によれば、上記制御基板における信号出力手段として動作し、光電変換によりアナログ画像信号を出力信号として生成する撮像装置を提供することができる。
さらに本発明によれば、上記制御基板が実行する制御方法が提供される。本発明の制御方法では、上記スイッチ手段が、信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間の始期に応答して、出力信号を遮断するステップと、上記スイッチ手段が、上記設定期間の終期に応答して、出力信号を導通するステップとを含む。
上記構成によれば、上記スイッチ手段により、上記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間中、後段のバッファ手段および信号処理手段への上記出力信号の伝達が遮断されるため、上記異常出力に起因して信号処理手段およびバッファ手段双方において発生し得る過電圧または過電流を好適に防止することが可能となる。
第1の実施形態によるイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図。 第1の実施形態によるイメージセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。 第2の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図。 第2の実施形態のイメージセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。 第3の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図。 第3の実施形態のイメージセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。 第4の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図。 第4の実施形態のイメージセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。 第5の実施形態によるイメージセンサ制御基板のCCDおよび過電圧保護に関連する部分の回路構成を示す図。 複写機のハードウェア構成を示す図。 複写機のスキャナユニットの機構構成を示す図。 従来技術のCCDを備えるセンサ制御基板の概略構成を示す図。 従来技術のCCDを備えるセンサ制御基板の回路構成を示す図。 従来技術の画像読取装置におけるセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。 AFEにかかる過電圧を防止することを目的とした従来技術を説明する図。 従来技術におけるセンサ制御基板の動作シーケンスを示す図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。図1は、第1の実施形態によるイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図である。図1に示すイメージセンサ制御基板100は、CCD110とAFE120とを含み、さらに、CCD110およびAFE120間には、両回路を結合するエミッタフォロア回路130と、過電圧保護回路140と、容量素子128とが設けられている。
CCD110は、光電変換センサであり、例えば図示しないコンタクトガラス上の原稿画像を読み取り、光電変換により生成したアナログ画像信号(ccdout)を出力する。CCD110は、本実施形態の信号出力手段および撮像装置を構成する。CCD110から出力されるアナログ画像信号(ccdout)は、過電圧保護回路140を経由し、エミッタフォロア回路130にて緩衝され、交流結合によりAFE120に入力される。AFE120では、サンプル・ホールド、クランプ動作、オフセット補正、信号増幅などが行われ、AFE120に入力されたアナログ画像信号は、ディジタル画像データにA/D変換され、出力される。AFE120は、本実施形態の信号処理手段およびアナログ処理回路を構成する。
本実施形態のエミッタフォロア回路130は、第1段目のエミッタフォロア(以下、第1エミッタフォロアという。)132と、第2段目のエミッタフォロア(以下、第2エミッタフォロアという。)134とを含んで構成され、NPN型トランジスタおよびPNP型トランジスタが順に接続された2段構成とされている。この2段構成のエミッタフォロア回路130は、インピーダンスを十分に低下する観点から好適に用いることができる。なお、エミッタフォロア回路130は、本実施形態のバッファ手段を構成する。
本実施形態の過電圧保護回路140は、スイッチ142を含み構成され、このスイッチ142により、CCD出力信号(ccdout)の異常出力が後段のAFE120に伝わらないよう信号を遮断する。過電圧保護回路140のスイッチ142は、バイポーラトランジスタまたはMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(などのスイッチ動作する半導体素子により実現することができる。本実施形態においては、当該スイッチ142自体にかかる逆バイアスによる不具合を回避する観点から、MOSトランジスタ(より具体的にはNMOSトランジスタ)を好適に採用することができる。
このMOSトランジスタは、構造上、ドレイン−ソース間に寄生ダイオード(ボディダイオード)142aを内蔵することになる。そのため、CCD出力信号(ccdout)が出力されている場合、第1エミッタフォロア132の入力のベース電圧(Vb1)が出力信号(ccdout)以下とならないと、制御信号(output_on)によりスイッチ142を遮断していても、寄生ダイオード142aを介して出力信号(ccdout)が第1エミッタフォロア132のベース(Vb1)に伝達されてしまう懸念がある。そこで、本実施形態の過電圧保護回路140では、スイッチ142の後にプルダウンを構成し、スイッチ遮断時の電圧が必ず出力信号(ccdout)以下となるよう接地電圧(GND)に規定する。
またスイッチ142を遮断状態(OFF)から通電状態(ON)へ、または通電状態(ON)から遮断状態(OFF)へ切り替える際に、第1エミッタフォロア132のベース電圧(Vb1)が、接地電圧(0V)からCCD出力信号レベル(10Vの電源電圧では5V程度である。)へ、またはその逆の向きへ急激に変化する懸念がある。
そこで、本実施形態では、スイッチ142の制御信号(output_on)を緩やかに変化させ、遮断状態(OFF)と通電状態(ON)との相互の切り替えを緩やかに行うことにより、当該切替時の信号変化を低減する。このときの制御信号(output_on)の変化速度(時定数)は、第1エミッタフォロア132および第2エミッタフォロア134が充分に応答できるように、第1エミッタフォロア132または第2エミッタフォロア134の応答速度、またはそれ未満の値に設定することが好ましい。
以下、図2を参照しながら、図1に示すイメージセンサ制御基板において、CCD出力信号の暴れに起因してAFEおよびエミッタフォロアに発生し得る過電圧を防止する機構について説明する。図2は、第1の実施形態によるイメージセンサ制御基板100の動作シーケンスを示す図である。本実施形態における動作シーケンスでは、まずCCD110、CCDドライバ(DRV:図示せず)、タイミング発生器(TG:図示せず)へ電源電圧が投入され、これに応答して、tPOR後にリセット信号(XRESET)が解除される。リセット信号(XRESET)は、リセット状態(Low)またはリセット解除状態(High)を示す信号であり、図示しないタイミング発生器およびAFE120に入力される。
リセット信号(XRESET)が解除されると、タイミング発生器およびAFE120が動作を開始し、その後、CPUからの通信によって再度リセットがかかる。このリセットは、電源が瞬断された場合にリセットがかからないという事態を回避するために行うソフトウェア制御によるリセット(以下、ソフトリセットという。)である。ソフトリセットが解除されると、タイミング発生器およびAFE120を通常動作に移行するため、レジスタの初期設定が行われる。その後、AFE120のゲイン調整などの自動調整が行われ、システムが読取待機状態に移行する。電源切断時は、基本的には無制御であり、電源切断を検知すると、リセット信号(XRESET)がリセット状態(Low)となり、電源が切断される。
さらに本実施形態においては、スイッチ142の制御信号(output_on)は、初期設定完了まで遮断状態(Low)とされ、初期設定完了後、上記制御信号の変化速度(時定数)に応じたスイッチ切替期間を経て導通状態(High)とされるよう設定されている。この初期設定完了は、AFE120の自動調整がまだ行われていないが、CCD110が通常動作へ移行するタイミングに対応する。このように本実施形態では、制御信号(output_on)が遅延され、遮断状態(Low)から導通状態(High)へ緩やかに変化するため、第1エミッタフォロア132のベース電圧(Vb1)における信号変化も緩やかとなる。
また接地電圧(0V)から出力信号レベルへと変化するため、第2エミッタフォロア134における逆バイアスも懸念されるが、図2のVb2/Ve2の欄に示すように、第2エミッタフォロア134が充分に応答できる時定数で制御信号(output_on)を変化させているため、第2エミッタフォロア134には逆バイアスがかからない。
一方、AFE120の入力電圧(afein)も緩やかに変化することになるため、AFE120のクランプ回路122は、容量素子128の交流結合容量(Cac)を緩やかに充放電してゆく。これに伴い本実施形態では、自動調整を開始するまで充分な待ち時間(ウェイト:tw)を設け、自動調整が開始されるまでにAFE120への入力電圧が充分に安定化することを保証する。
上述したように、第1の実施形態のイメージセンサ制御基板100によれば、AFE120およびエミッタフォロア回路130へ入力されるCCD110からの信号暴れを好適に遮断することができる。したがって、AFE120に発生し得る過電圧や過電流のみならず、エミッタフォロア回路130で発生し得るベース−エミッタ間の逆バイアスの発生も好適に防止することができる。
特に、第1の実施形態では、電源投入からCCD110が通常動作へ移行するまでの期間中、スイッチ142の制御信号(output_on)が遮断状態(Low)とされているため、この期間中のCCD出力信号(ccdout)をエミッタフォロア回路130入力前に遮断することができ、一連の信号暴れによる過電圧の不具合を好適に回避することができる。電源切断時も同様に、スイッチ142の制御信号(output_on)を緩やかに遮断状態(Low)へ変化させることにより、過渡状態におけるCCD出力信号(ccdout)の暴れの伝達を遮断することができ、電源切断時の信号暴れによる過電圧の不具合も好適に回避することができる。
しかしながら、この場合、電源切断を高精度に検出する必要があるため、コストアップに繋がる可能性がある。また、制御信号(output_on)を遅延させている場合は、電源が切断され、スイッチ142が切断状態となるまでに時間がかかるため、遅延時間によってはCCD出力信号(ccdout)が暴れている期間にスイッチ142を遮断しきれず、図1に示すように、過電圧を発生させる可能性もある。
また、スイッチ142を遮断状態(OFF)としている期間中のエミッタフォロア回路130の入力電圧(Vb1)は、0Vであり、本来の出力信号レベルとは大きな差が存在する。このため、スイッチ142を導通して、CCD出力信号(ccdout)が入力されて本来の信号レベルとなった後、交流結合容量(Cac)の充電時間をさらに確保し、AFE120の入力でのクランプ電位が安定化するのを待つ必要がある。したがって、自動調整の開始前に充分な待ち時間(tw)を設けなければならず、システムの立ち上げの長期化を招くおそれがある。以下、この立ち上げの長期化を緩和しつつ過電圧を防止する第2の実施形態について説明する。
図3は、第2の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図である。図3に示すイメージセンサ制御基板200は、第1の実施形態と若干構成が異なる過電圧保護回路240を備える点を除き、第1の実施形態によるイメージセンサ制御基板100と同様の構成を備える。第2の実施形態の過電圧保護回路240では、スイッチ242が遮断状態である時の出力信号レベルを、接地レベル(0V)ではなく、抵抗素子244a,244bの分圧比を制御することで、通常のCCD出力信号のオフセットレベル(Vofs)程度のバイアス電圧(Vbias)に設定し、一方で第1の実施形態で設けていたウェイトを省略ないし短縮する。抵抗素子244は、本実施形態のバイアス電圧設定手段を構成する。
一方、バイアス電圧(Vbias)を高く設定すると、スイッチ242が遮断状態に制御されても、第1エミッタフォロア232のベース電圧(Vb1)未満の信号については、その信号暴れが寄生ダイオード242aを介してエミッタフォロア回路230側に伝達され、AFE220およびエミッタフォロア回路230に過電圧を発生させる懸念がある。そこで、第2の実施形態では、過電圧保護回路240におけるバイアス電圧(Vbias)を下記条件式(1)〜(4)の関係を充足するよう設定する。これにより、バイアス電圧(Vbias)をオフセット電圧(Vofs)程度に設定した場合でも、AFE220およびエミッタフォロア回路230での過電圧の発生を防止することができるようにする。
上記条件式(1)〜(4)中、Vo_minは、CCD出力信号(ccdout)の最小信号レベルを示し、Vo_maxは、CCD出力信号(ccdout)の最大信号レベルを示す。Vebo1およびVebo2は、それぞれ、第1エミッタフォロア232および第2エミッタフォロア234のベース−エミッタ間の逆耐圧を示す。ΔVe1は、第1エミッタフォロア232がベース電圧に追従できる負側のレベルを示し、ΔVe2は、第2エミッタフォロア234がベース電圧に追従できる正側のレベルを示す。ΔVafe(+)およびΔVafe(−)は、それぞれ、AFE220が過電圧や過電流を発生させずに変化することができる正側のレベルおよび負側のレベルを示す。
上記条件式(1)は、スイッチ遮断時に電源が切断(OFF)された場合の信号変化によって発生する第1エミッタフォロア232のベース−エミッタ間電圧の逆バイアスが逆耐圧値を越えない範囲にバイアス電圧(Vbias)を設定すべきことを表し、上記条件式(2)は、スイッチ遮断時に電源が投入(ON)された場合の信号変化によって発生する第2エミッタフォロア234のベース−エミッタ間電圧の逆バイアスが逆耐圧値を越えない範囲にバイアス電圧(Vbias)を設定すべきことを表している。
上記条件式(3)は、スイッチ切替(導通/遮断)時の信号変化によって発生する第1および第2エミッタフォロア232,234のベース−エミッタ間の逆バイアスが逆耐圧値を超えない範囲にバイアス電圧(Vbias)を設定すべきことを表し、上記条件式(4)は、スイッチ状態切替(導通/遮断)時の信号変化によるAFE入力電圧の変化が過電圧および過電流となるレベルを超えない範囲にバイアス電圧(Vbias)を設定すべきことを表している。
以下、図4を参照しながら、図3に示すイメージセンサ制御基板200において、CCD出力信号の異常出力に起因してAFEおよびエミッタフォロアに発生し得る過電圧を防止する機構について、説明する。図4は、第2の実施形態のイメージセンサ制御基板200の動作シーケンスを示す。なお、図4に示すシーケンスにおいては、バイアス電圧(Vbias)は、上記式(1)〜(4)を充足し、かつオフセットレベルに一致するように設定されている。
第2の実施形態においては、図4に示すように、制御信号(output_on)が遮断状態(Low)から導通状態(High)へ切り替わる前後において、エミッタフォロア回路230の入力における信号オフセットレベルに変化をほとんど生じさせない。このため、スイッチ242を導通させても、AFE220への入力電圧(afein)が安定化するのを待つための時間を最小化することができる。
また、電源投入時に接地電圧(0V)からバイアス電圧(Vbias)まで変化することで、第2エミッタフォロア234における逆バイアスが懸念されるが、上述したように、バイアス電圧(Vbias)は、第2エミッタフォロア234のベース−エミッタ間の逆耐圧値(Vebo2)を越えないレベルに設定されているため、仮にエミッタ電圧(Ve2)がベース電圧(Vb2)に追従しきれない場合でも、過電圧を発生させない。
また、バイアス電圧(Vbias)がオフセットレベルに完全に一致しない場合でも、遮断状態(Low)から導通状態(High)へ切り替わる前後のエミッタフォロア回路230の入力における信号オフセットレベルの差は、充分に小さくすることができ、AFE入力信号(afein)の安定化を待つ時間は、第1の実施形態と比較し大幅に低減できる。このため、待ち時間(tw)を第1の実施形態の場合よりも遙かに短くすることができる。
上述した第2の実施形態によれば、上記条件式(1)〜(4)の関係を充足し、かつ、CCDオフセットレベル(Vofs)程度のバイアス電圧(Vbias)を設定することにより、交流結合容量(Cac)の充放電に起因するクランプ電位の安定化待ち時間を短縮ないし不要とすることができる。このため、システムの立ち上げ時間の長期化を最小化しながらも、AFE220およびエミッタフォロアにおいて発生し得る過電圧を回避することができる。
なお、以上までの説明では、汎用的なMOSFET(MOS Field Effect Transistor)を用いる場合を例示していたため、寄生ダイオードについて言及した。しかしながら、デバイス構成によっては、寄生ダイオードと逆方向のダイオードを入れてブロックするものや、半導体基板とソースとを接続せずに独立端子としているものもある。これらのデバイス構成では、寄生ダイオードを介してエミッタフォロア回路側へCCD出力信号の異常出力が伝達されないため、過電圧発生の可能性をより低減することができるが、上記バイアス電圧(Vbias)が上記式(1)〜(4)を充足しなければならない点は同様である。
上述した第2の実施形態によれば、システムの立ち上げ時間の遅延を最小化しつつも、電源投入からCCDが通常動作に移行するまでに発生し得る一連の過電圧を好適に回避することができる。しかし、省電力制御等においてスイッチ素子により電源投入および電源切断を切り替える場合など電源電圧の変化が高速になると、それに伴い信号変化が速くなり、電源投入時および電源切断時のAFE過電圧および過電流を発生させる可能性がある。以下、電源電圧の変化が高速である場合にも対応してAFE過電圧を防止する第3の実施形態について説明する。
図5は、第3の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図である。図5に示すイメージセンサ制御基板300は、過電圧保護回路340が第2の実施形態のものと若干構成が異なっている点を除き、第2の実施形態のイメージセンサ制御基板200と同様の構成を備える。
第3の実施形態の過電圧保護回路340では、バイアス電圧(Vbias)は、容量素子346および抵抗素子344a,344b,344cからなる分圧回路によって、オフセットレベル(Vofs)程度に設定される。容量素子346および抵抗素子344a,344b,344cからなる分圧回路は、本実施形態のバイアス電圧設定手段を構成する。
第3の実施形態では、過電圧保護回路340のバイアス電圧(Vbias)は、容量素子346が追加されているため、緩やかに変化し、この生成されたバイアス電圧(Vbias)が抵抗素子344cを介して印加される。なお、第3の実施形態の過電圧保護回路340において、第1エミッタフォロア332および第2エミッタフォロア334の逆バイアスについては、第2の実施形態と同様に、バイアス電圧(Vbias)が過電圧にならないレベルに設定されているため、ここでは問題とならない。
以下、図6を参照しながら、図5に示すイメージセンサ制御基板300において、AFEおよびエミッタフォロアに発生し得る過電圧を防止する機構について説明する。図6は、第3の実施形態のイメージセンサ制御基板300の動作シーケンスを示す。
図6に示すように、電源投入時の電源電圧の変化が高速である場合であっても、第3の実施形態では、その変化速度と無関係にバイアス電圧(Vbias)が緩やかに変化することになるため、AFE320への過電圧は発生しない。このように、上記容量素子を使用して、過電圧保護回路340のバイアス電圧(Vbias)を緩やかに変化させることにより、電源投入時の電源電圧の変化が高速である場合であっても、AFEへの過電圧を好適に防止することができる。
上述までの実施形態によれば、上記イメージセンサ制御基板において電源投入からCCDが通常動作に移行するまでの期間中に発生し得る一連の過電圧を好適に防止することができる。一方、上述までの実施形態では、通常状態(読取待機状態)における異常光の入射時や電源切断時において、過電圧を発生させる可能性が残されている。また上記第3の実施形態では、電源切断時における電源電圧の変化速度による過電圧の発生は問題にならないが、CCD310の電荷検出部への電荷注入による過電圧が発生する可能性がまだ残されている。
この過電圧が発生する理由は、通常状態や電源切断時においては、無制御または制御することができず、また電源切断時については、切断を高精度に検出する必要があるためであり、過電圧を抑制することが困難となる。そこで、以下に説明する第4の実施形態では、電源切断時の過電圧に対しては、異常出力を遮断するというアプローチではなく、異常出力が入力されても過電圧および過電流を発生させないようにエミッタフォロア回路を構成する。以下、CCDの電荷検出部への電荷注入による過電圧の発生含め、AFEおよびエミッタフォロア回路に発生し得る過電圧を防止する第4の実施形態について説明する。
図7は、第4の実施形態によるのイメージセンサ制御基板の回路構成を示す図である。図7に示すイメージセンサ制御基板400は、エミッタフォロア回路430が第3の実施形態のものと若干構成が異なる点を除き、第3の実施形態のイメージセンサ制御基板300と同様の構成を備えている。図7に示すように、本実施形態のエミッタフォロア回路430では、第2エミッタフォロア434のPNPトランジスタのコレクタに、抵抗値Rc2の抵抗素子434aが付加されている。第4の実施形態では、このような構成とすることによって、AFE420からの入出力電流を制限するとともに、電圧を制限し、過電圧および過電流の発生を抑制する。
図8は、第4の実施形態のイメージセンサ制御基板400の動作シーケンスを示す。図8に示すように、通常状態(読取待機状態)において異常光が入射されるても、CCD出力信号(ccdout)、第1エミッタフォロア432のベース電圧(Vb1)およびエミッタ電圧Ve1についてはこれまでと同様である。しかし、AFE420においては、信号が負側に大きく変化する過大出力が入力されると、図8のAFE420の保護ダイオードが導通状態となり、AFE420から第2エミッタフォロア434へ過電流が流出する。このとき、本実施形態では、AFE420からの電流の大部分が、電流制限抵抗として機能する抵抗素子434aに流れることになり、第2エミッタフォロア434のPNP型トランジスタが徐々に飽和する。
第2エミッタフォロア434のPNP型トランジスタが完全に飽和状態になると、トランジスタのコレクタには、それ以上の電流は流れず、ベースを介して第1エミッタフォロア432のエミッタ抵抗素子(Re1)を流れる。エミッタ抵抗素子(Re1)の値は、第1エミッタフォロア432のNPN型トランジスタのアイドル電流を規定するために設けられており、一般的には1kΩ程度である。したがって、第2エミッタフォロア434のベース側にバイパスされた電流は、大きくとも数mA程度しか流れないため、結果として、AFE420からの電流は制限されることになる。したがって、AFE420の入力電圧も制限されることになるので、AFE420に発生し得る過電圧・過電流を好適に抑制することができる。
なお、抵抗素子434aによる電流制限は、AFE420の負側の過電圧および過電流に対して有効である。一方、AFE420の正側の過電流についても、第2エミッタフォロア434のエミッタ抵抗素子(Re2〜1kΩ)によって制限されるため、AFE420の正側の過電流は構成上問題とはならない。なお、抵抗素子434aは、本実施形態の電流制限手段を構成する。
第4の実施形態によれば、電源投入からCCDの通常動作移行までに発生し得る過電圧および過電流に加えて、通常状態における異常光の入射や電源切断において発生し得る過電圧および過電流を好適に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、CCDと過電圧保護回路とは、別個の回路として構成されているが、他の実施形態では、この構成に限定されるものではない。以下、過電圧保護回路の少なくとも一部をCCD内部に集積化することにより、省スペースにて過電圧防止を実現する第5の実施形態について説明する。
図9は、第5の実施形態によるイメージセンサ制御基板のCCDおよび過電圧保護に関連する部分の回路構成を示す図である。なお、図9に示すイメージセンサ制御基板500は、CCD510に過電圧保護回路540の少なくとも一部が集積化されている他の点では、第4の実施形態によるイメージセンサ制御基板400と同様の構成を備える。
第5の実施形態のイメージセンサ制御基板500においては、CCD510に過電圧保護回路540の一部が集積され、CCD信号出力(ccdout)の前段にスイッチ542が内蔵されている。CCD510は、一般にNMOS(Negative channel MOS)プロセスによって製作されるため、NMOSトランジスタにてスイッチ542を構成すれば、CCDの設計変更を最小限とすることができる。すなわち、第5の実施形態によれば、開発コストを低減し、かつ、上述した過電圧保護回路を省スペースかつ低コストで実装することができる。
以下、上述までの実施形態によるイメージセンサ制御基板を実装する画像読取装置について、複写機を一例として説明する。図10は、複写機600のハードウェア構成を示す図である。図10に示す複写機600は、スキャナユニット610と、本体ユニット630とから構成される。スキャナユニット610は、タイミング発生器(TG)612と、CCDドライバ(DRV)614と、CCD616と、AFE622とを含む。
タイミング発生器612は、各種のクロック信号やゲート信号を出力する。タイミング発生器612が出力する信号のうち、信号(xccd_clk)は、CCDドライバ614を介して、CCDクロック信号(CCD_CLK)としてCCD616に入力される。
CCD616およびAFE622間には、上述した過電圧保護回路(OVP)618と、エミッタフォロア回路(EF)620と、図示しない容量素子とが設けられ、CCD616から出力される出力信号(ccdout)は、過電圧保護回路618をスイッチ制御された後、エミッタフォロア回路620でバッファされ、交流結合にてAFE622に入力さる。タイミング発生器612から出力される信号(xshd)は、CCDドライバ614を介して、サンプル・ホールド信号(SHD)としてAFE622に供給される。また、図示しないが、タイミング発生器612からマスタークロック信号(MCLK)が、AFE622へ入力される。
CCD616は、図示しないコンタクトガラス上の原稿の画像を読み取り、アナログ画像信号を出力する。出力されたアナログ画像信号は、AFE622でA/D変換され、AFE622は、ディジタル画像データを出力する。AFE622が出力するディジタル画像データは、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)インタフェース624を介して、シリアル差動転送により本体ユニット630側へ伝送される。
本体ユニット630は、CPU632と、スキャナユニット610上のLVDSインタフェース624と接続するLVDSインタフェース634と、各種画像処理を行う画像処理回路部636とを含む。LVDSインタフェース634を介して本体ユニット630側へ伝送されたディジタル画像データは、画像処理回路部636に渡され、ライン補間補正、シェーディング補正、ガンマ補正などの各種画像処理が施される。画像処理を経た後、ディジタル画像データは、インタフェース638を介してプリンタエンジン640へ渡される。プリンタエンジン640は、渡されたディジタル画像データに従い、電子写真方式などの作像プロセスにより、転写部材上に画像を形成する。
本複写機600においては、AFE622およびエミッタフォロア回路620に発生し得る過電圧および過電流は、上述したセンサ制御基板の回路構成により好適に抑制されるため、安定的な動作および高い信頼性を実現することができる。なお、図10においては、画像読取装置として複写機600を例示しているが、上述した実施形態による過電圧保護回路を実装することができる装置としては、上記複写機に限定されるものではない。他の実施形態では、上述した実施形態による過電圧保護回路は、スキャナなどの画像読取装置、複合機などの画像形成装置、ファクシミリなどの画像通信装置、ディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラなど撮影装置など、CCDおよびAFEを備える如何なる装置において実装することができる。
図11は、図10に示す複写機600のスキャナユニットの機構構成を示す図である。図11に示すスキャナユニットの機構構成700は、原稿が載置されるコンタクトガラス712と、光学系等に起因した歪みを補正するための白基準板716と、第1キャリッジ722と、第2キャリッジ728と、レンズユニット730とを含む。またスキャナユニット機構構成700は、さらに、本実施形態のCCD732を備えるイメージセンサ制御基板734とを備える。
第1キャリッジ722は、原稿露光用キセノンランプ718および第1反射ミラー720から構成され、第2キャリッジ728は、第2反射ミラー724および第3反射ミラー726から構成される。第1キャリッジ722および第2キャリッジ728は、走査時に、図示しないステッピングモータの駆動により副走査方向Aに移動する。
キセノンランプ718から照射された光は、コンタクトガラス712上の原稿面で反射され、その反射光がミラー720,724,726およびレンズユニット730等の光学系を通過してCCD732の受光面上に結像される。CCD732から出力されるアナログ画像信号は、イメージセンサ制御基板734上でディジタル化され、図示しない通信ケーブルを介して本体ユニットに入力され、各種ディジタル画像処理が施される。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、CCDなどの固体撮像装置の出力信号における過大出力や過小出力、信号の暴れなど異常出力に起因してAFEおよびエミッタフォロア回路双方において発生し得る過電圧や過電流を好適に防止することが可能な、制御基板、画像読取装置、画像形成装置、撮像装置および制御方法を提供することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100,200,300,400,500…イメージセンサ制御基板、110,210,310,410,510…CCD、120,220,320,420…AFE、122,222,322,422…クランプ回路、128,228,328,346,428…容量素子、130,230,330,430…エミッタフォロア回路、132,232,332,432…第1エミッタフォロア、134,234,334,434…第2エミッタフォロア、140,240,340,440,540…過電圧保護回路、142,242,342,542…スイッチ、142a,242a…寄生ダイオード、244,344,434a…抵抗素子、600…複写機、610…スキャナユニット、612…タイミング発生器、614…CCDドライバ、616…CCD、618…過電圧保護回路、620…エミッタフォロア回路、622…AFE、624,634…LVDSインタフェース、630…本体ユニット、632…CPU、636…画像処理回路部、638…インタフェース、640…プリンタエンジン、700…機構構成、712…コンタクトガラス、716…白基準板、718…キセノンランプ、720…第1反射ミラー、722…第1キャリッジ、724…第2反射ミラー、726…第3反射ミラー、728…第2キャリッジ、730…レンズユニット、732…CCD、734…イメージセンサ制御基板、1000…センサ制御基板、1002…タイミング発生器、1004…CCDドライバ、1006…CCD、1008,1108…AFE、1010,1110…エミッタフォロア回路、1012,1112…第1エミッタフォロア、1014,1114…第2エミッタフォロア、1016…クランプ回路、1116…遅延回路
特開2007−214688号公報

Claims (16)

  1. センサ応答を出力する信号出力手段と、入力される信号を処理する信号処理手段とを備える制御基板であって、
    前記信号出力手段からの出力信号が入力され、前記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間中、前記出力信号の後段への伝達を遮断するスイッチ手段を備える過電圧保護手段と、
    前記信号出力手段から前記スイッチ手段を通過して伝達される前記出力信号を緩衝し、前記信号処理手段へ出力するバッファ手段と
    を備える、制御基板。
  2. 前記出力信号の導通および遮断を制御する前記スイッチ手段の制御信号は、前記バッファ手段の応答速度以下の変化速度で切り替えられる、請求項1に記載の制御基板。
  3. 前記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間は、当該制御基板への電源投入から前記信号出力手段が通常動作に移行するまでの期間を含む、請求項1または2に記載の制御基板。
  4. 前記信号出力手段は、光電変換により生成したアナログ画像信号を前記出力信号として出力する固体撮像装置であり、前記バッファ手段は、エミッタフォロア回路であり、前記信号処理手段は、入力される信号を信号増幅し、前記アナログ画像信号からディジタル画像データへ変換するアナログ処理回路である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御基板。
  5. 前記過電圧保護手段は、前記信号出力手段の電源電圧を分圧することで、前記スイッチ手段の遮断状態での信号レベルをバイアス電圧に設定する、バイアス電圧設定手段を前記スイッチ手段の後段に備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御基板。
  6. 前記バイアス電圧設定手段は、前記バイアス電圧の生成を遅延する容量素子を含む、請求項5に記載の制御基板。
  7. 前記バッファ手段は、前記信号処理手段の入出力電流を制限する電流制限手段を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御基板。
  8. 前記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間は、当該制御基板への電源切断を検知してから前記信号出力手段が停止するまでの期間を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御基板。
  9. 前記バイアス電圧Vbiasは、下記条件式(1)〜(4)
    で定義される関係を満足することを特徴とし、
    上記条件式(1)〜(4)中、Vo_minは、前記出力信号の最小信号レベルを示し、Vo_maxは、前記出力信号の最大信号レベルを示し、Vebo1およびVebo2は、それぞれ、前記バッファ手段の第1のエミッタフォロアおよび第2のエミッタフォロアのベース−エミッタ間の逆耐圧を示し、Ve1は、前記第1のエミッタフォロアがベース電圧に追従できる負側のレベルを示し、ΔVe2は、前記第2のエミッタフォロアがベース電圧に追従できる正側のレベルを示し、ΔVafe(+)およびΔVafe(−)は、それぞれ、前記信号処理手段が過電圧や過電流を発生させずに変化することができる正側のレベルおよび負側のレベルを示す、請求項5または6に記載の制御基板。
  10. 前記固体撮像装置は、前記過電圧保護手段の前記スイッチ手段を内蔵することを特徴とする、請求項4に記載の制御基板。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御基板を備える画像読取装置。
  12. 請求項11に記載の画像読取装置を備える画像形成装置。
  13. 光電変換によりアナログ画像信号を生成する撮像装置であって、前記撮像装置は、
    前記アナログ画像信号が入力され、当該撮像装置が異常出力を発生し得る設定期間中、前記アナログ画像信号の後段への出力を遮断するスイッチ手段を備え、
    前記スイッチ手段を通過して前記撮像装置から出力される出力信号は、バッファ手段により緩衝されて、信号を処理する信号処理手段に入力される、
    撮像装置。
  14. センサ応答を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段から出力される出力信号を後段へ導通または遮断するスイッチ手段を備える過電圧保護手段と、前記信号出力手段から伝達される前記出力信号を緩衝するバッファ手段と、前記バッファ手段から入力される前記出力信号を処理する信号処理手段とを備える制御基板で実行される方法であって、
    前記スイッチ手段が、前記信号出力手段が異常出力を発生し得る設定期間の始期に応答して、前記出力信号を遮断するステップと、
    前記スイッチ手段が、前記設定期間の終期に応答して、前記出力信号を導通するステップと
    を含む、制御方法。
  15. 前記遮断するステップは、前記出力信号の導通および遮断を制御する前記スイッチ手段の制御信号が、前記バッファ手段の応答速度以下の変化速度で、遮断状態から導通状態へ切り替えられるステップを含む、請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記設定期間の始期は、当該制御基板への電源投入を検出したタイミングであり、前記設定期間の終期は、前記信号出力手段が通常動作に移行するタイミングである、請求項14または15に記載の制御方法。
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