JP2011193186A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
ブラックのトナーで形成された地紋パターン上に読取りに必要な情報が重ねて形成されても、ユーザが目視にて必要な情報を容易に判別することが可能な出力物を供給することができる画像処理装置及びプログラムの提供。
【解決手段】
地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により同一又は類似であると判定された場合に画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段とを備えた画像処理装置及びコンピュータを地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段、判定手段により同一又は類似であると判定された場合に画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段、として機能させるプログラム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関するものである。
従来より、用紙等の記録媒体上に形成された地紋パターンを所定の読取装置により読取ることにより、当該地紋パターンが保持する情報を外部装置に出力する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−99129号公報
一般的に、上記従来技術において、地紋パターンの描画には、カーボンを含有するブラックのトナーが用いられる。ブラックのトナーに含まれるカーボンは、赤外線を吸収する性質を有しており、読取装置は赤外線を地紋パターンに照射し、その吸収パターンの差異から地紋パターンが保持する情報を取得している。
上述したように、カーボンを含有するブラックのトナーは、専ら地紋パターンの形成に用いられている。したがって、例えば、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のトナーを用いてカラー画像を形成する画像処理装置においては、地紋パターンと同一ページに描画される画像を構成するドットの各色は、ブラック以外の残りのシアン、マゼンタ、イエローの3色に分解されて表現されている。そして、当該画像を構成するドットの各色がブラック、又はグレー等である場合には、シアン、マゼンタ、イエローの3色が重ね合わされてブラック、又はグレー等の色が表現されている。
しかしながら、ブラックのトナーで描画された地紋パターンのドット上に、シアン、マゼンタ、イエローの3色のトナーの重ね合わせで表現されるブラック、又はグレー等の色を有する画像が描画されると、同系統の色が重なることになるため、記録媒体上に形成された画像情報が読みづらくなる、といった問題があった。特に、記録媒体上に形成されている文字や配置などに細心の注意を要する出力物の校正時等において、記録媒体上に形成された画像情報が読みづらくなることは、看過できない欠点となる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ブラックのトナーで形成された地紋パターン上に、読取りに必要な情報が重ねて形成されたとしても、ユーザが目視にて必要な画像情報を容易に判別することが可能な出力物を供給することができる画像処理装置、及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明にかかる画像処理装置は、地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により同一又は類似であると判定された場合に画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを、地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により同一又は類似であると判定された場合に画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ブラックのトナーで形成された地紋パターン上に、読取りに必要な画像情報が重ねて形成されたとしても、ユーザが目視にて必要な画像情報を容易に判別することが可能な出力物を供給することができる画像処理装置、及びプログラムを提供することができる。
プリンタの機能構成を説明するブロック図である。 プリンタが実行する全体処理を説明するフローチャートである。 通信部が実行するデータ受信処理を説明するフローチャートである。 受信データの構成を説明するための模式図である。 印刷サンプル図である。 編集部が実行するデータ編集処理を説明するフローチャートである。 データ判別部が実行するデータ判別処理を説明するフローチャートである。 カラー処理部が実行するカラー処理を説明するフローチャートである。 カラー変換部が実行する文字色変更処理を説明するフローチャートである。 展開部が実行するデータ展開処理を説明するフローチャートである。 制御部が実行する印刷制御処理を説明するフローチャートである。 プリンタの機能構成を説明するブロック図である。 プリンタが実行する全体処理を説明するフローチャートである。 編集部が実行するデータ編集処理を説明するフローチャートである。 I/O処理部が実行する変換条件設定処理を説明するフローチャートである。 文字変換テーブルを説明する図である。 表示画面の一例である。 文字色設定画面の一例である。 文字サイズ設定画面の一例である。 「最大文字サイズ」、又は「変換後の色」の設定と変換処理結果との関係を説明する図である。 カラー処理部が実行するカラー処理を説明するフローチャートである。 変形例を説明する図である。 カラー処理部の構成を説明するブロック図である。 カラー処理部の構成を説明するブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態にかかる画像処理装置としてのプリンタ500の機能構成を説明するブロック図である。プリンタ500は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信線を介して接続された外部装置のPC(Personal Computer)1から送信された印刷ジョブデータに基づく画像を記録媒体に形成することが可能な画像処理装置である。なお、以下の実施形態の説明においては、地紋パターンは、ドットパターンと表現するものとし、当該ドットパターンの情報を含むデータをドットパターンデータ、文字の色の属性情報、文字サイズ等の文字の描画にかかる情報を含むデータを文字データと表現する。また、地紋パターン(ドットパターン)の例として、スウェーデンのアノト社が開発したアノトペンによって読み取られるアノトパターンが挙げられるが、これに限定されない。
プリンタ500は、通信部110と、データ解析部120と、制御部130と、画像形成部150と、受信データバッファ210と、中間データバッファ220と、画像データバッファ230とを備える。
通信部110は、例えば、LANケーブル等の通信線に接続可能なインタフェースを備え、PC1と印刷ジョブデータの送受信を行う。そして、通信部110は、受信データをそのままの形式で受信データバッファ210に格納させる。ここで、印刷ジョブデータにおける受信データとは、PC1で生成された画像データが、送信用プロトコルに基づき、そのままでは意味をなさない文字列に変換されて羅列した生データを意味する。
データ解析部120は、データ判別部124、及びカラー処理部122を有する編集部121と、展開部123とを備える。また、カラー処理部122は、カラー判定部125と、カラー変換部126とを備える。
編集部121は、受信データバッファ210に格納された受信データを読み出し、中間データに変換して中間データバッファ220に格納させる。ここで、中間データとは、受信データが記録媒体1ページ毎のデータ単位で区切られ(以下、記録媒体1ページ分のデータをページデータと称する)、当該ページデータが数個のブロックにグループ分けされて中間データバッファ220に格納されたものを意味する。
受信データの中間データへの変換の際、データ判別部124は、ブラックの色を用いて描画されるドットパターンのドットパターンデータが受信データに含まれるか否かを判別する。そして、受信データにドットパターンデータが含まれる場合、カラー処理部122のカラー判定部125は、該当ページデータの文字データが表現する色を判定する。ここで、カラー判定部125が、当該文字データが表現する色がブラック、又はグレーであると判定した場合、カラー処理部122のカラー変換部126は、該当する文字データが表現する色をブラック、又はグレーとは異なる色に変換する。
そして、ページデータ毎の中間データへの変換が完了する度に、編集部121は、中間データバッファ220に格納された中間データの開始ブロックを展開部123に通知する。
展開部123は、編集部121から中間データが格納された中間データバッファ220のブロックが通知されると、中間データバッファ220にアクセスして当該ブロックのデータを読み出し、印刷画像データに変換して画像データバッファ230に格納させる。ここで、印刷画像データとは、印刷されるページの1ドット毎にブラック、シアン、マゼンタ、イエローの色情報が指定されたビットマップデータを意味する。そして、ページデータ毎の印刷画像データへの変換が完了する度に、展開部123は、画像データバッファ230に格納されたページデータの開始アドレスを制御部130に通知する。
制御部130は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)等を備え、プリンタ500を統括的に制御する。また、制御部130は、展開部123からページデータの開始アドレスが通知されると、当該開始アドレスに基づき、画像データバッファ230を参照して印刷画像データを読み出し、読み出した印刷画像データを画像形成部150に出力する。
画像形成部150は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーを用いた感熱記録方式、又は電子写真方式等の印刷エンジンを備え、当該印刷エンジンが備える感光体ドラム、定着器等の各モジュール、印刷エンジンに記録媒体を搬送する媒体搬送ローラ等を制御し、搬送された記録媒体の適正な画像形成位置に印刷画像データに基づく画像を印刷する。
受信データバッファ210、中間データバッファ220、又は画像データバッファ230は、例えば、図示せぬRAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶装置等から構成され、受信データバッファ210は受信データを、中間データバッファ220は中間データを、画像データバッファ230は印刷画像データをそれぞれ格納する。なお、受信データバッファ210、中間データバッファ220、又は画像データバッファ230は、それぞれ独立した記憶装置として構成してもよいが、単一の記憶装置が備える記憶領域を各バッファ領域毎に区分して構成する形態としてもよい。
次に、上記構成を備えたプリンタ500の動作について説明する。まず、図2を用いて、プリンタ500が実行する全体処理を説明し、次いで、図2の個々のステップの処理について説明する。
まず、ステップS100において、PC1が送信した印刷ジョブデータを受信すると、通信部110は、受信データをそのままの形式で受信データバッファ210に格納させる。
次に、編集部121は、受信データバッファ210に格納された受信データを読み出し、中間データに変換して中間データバッファ220に格納させる(ステップS200)。このとき、受信データにドットパターンデータが含まれる場合、カラー処理部122のカラー判定部125は、該当ページデータの文字データが表現する色を判定する。カラー判定部125が、当該文字データが表現する色がブラック、又はグレーであると判定した場合、カラー処理部122のカラー変換部126は、該当する文字データが表現する色をブラック、又はグレーとは異なる色に変換する。なお、ここでは、ドットパターンがブラックで形成されることから、カラー判定部125は、文字データが表現する色がブラック又はグレーであるかを判定している。
次に、ステップS300において、展開部123は、中間データバッファ220にアクセスして中間データを印刷画像データに変換し、画像データバッファ230に格納させる。
ページデータ分の印刷画像データが画像データバッファ230に格納されると、制御部130は、画像形成部150を制御して印刷を実行させる(ステップS400)。
次に、このような流れで実行されるプリンタ500の全体処理において、それぞれのステップで実行される処理について詳細に説明する。
まず、図3を用いて、図2のステップS100にかかるデータ受信処理について説明する。図3は、通信部110が実行するデータ受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS110において、PC1が送信した印刷ジョブデータを受信すると、通信部110は、受信データバッファ210に受信データの書き込みを開始する(ステップS120)。
そして、通信部110は、受信データの書き込み開始アドレスを編集部121に通知するとともに(ステップS130)、受信データバッファ210への受信データの書き込みを継続する(ステップS140)。
受信データバッファ210への受信データの書き込みが終了すると(ステップS150 Y)、通信部110はデータ受信処理を終了する。
ここで、通信部110が受信データバッファ210に格納させる受信データについて図4を用いて説明する。図4は、受信データの構成を説明するための模式図である。
図4に示されるように、受信データは、第1の特定の文字列(%!)を先頭にして記述された帳票データから開始される。ここで、この受信データにかかる印刷ジョブが、ドットパターンデータを含む印刷ジョブである場合には、最初の帳票データの先頭付近に印刷ジョブ情報として、当該印刷ジョブがドットパターンデータを含む印刷ジョブである旨を明示する文字列(本実施形態においては、%ジョブ情報「ドットパターンを含む」)が挿入されている。
次に、第2の特定の文字列(///データ区切り///)をデータ区切り文字として、帳票データの上に被せて敷き詰めるドットパターンのデータが記録され、さらに第3の特定の文字列(///ページ区切り///)で定義されるページ区切りを挟んで第1の特定の文字列で始まる次のページの帳票データが続く。そして、受信データの最後は、第4の特定の文字列(―――データ終了――>>)で定義されるデータ終了記号が挿入されている。
ここで、帳票データとは、印刷対象のデータにおいて、背景のドットパターン以外のデータを意味する。具体的には、図5の印刷サンプル図に示すように、帳票データは、用紙10上に印刷される文字11に対応する文字データ、表枠12に対応する表枠データ、文字11の配置や大きさ等を規定する書式データ等の各データから構成され、ドットパターンを形成するドット13以外の画像形成に用いられるデータを意味する。なお、受信データに記録される帳票データ、ドットパターンデータの順序は、印刷時の用紙上の配置とは無関係である。
次に、図6を用いて、図2のステップS200にかかるデータ編集処理について説明する。図6は、編集部121が実行するデータ編集処理を説明するフローチャートである。
ステップS205において、通信部110から受信データの書き込み開始アドレスが通知されると、編集部121は、通知された書き込み開始アドレスに基づき、受信データバッファ210にアクセスし、データ判別処理を実行する。
具体的には、編集部121は、データ判別部124にデータ判別処理の実行を指示し、ブラックの色を用いて描画されるドットパターンデータが受信データに含まれるか否かを判別させる。なお、データ判別部124によるデータ判別処理(ステップS210)については、後ほど詳細に説明する。
ここで、ドットパターンデータが受信データに含まれる場合(ステップS215 Y)、編集部121は、受信データバッファ201から記録媒体1ページ分のデータであるページデータを読み出す(ステップS220)。
次いで、編集部121は、読み出したページデータからドットパターンデータを抽出し(ステップS222)、これを中間データに変換する(ステップS225)。
そして、編集部121は、ステップS225で得られた中間データを中間データバッファ220に格納させる(ステップS230)。
次に、編集部121は、受信データから帳票データを抽出する(ステップS235)。そして、編集部121は、カラー処理部122にカラー処理の実行を指示する。なお、カラー処理部122によるカラー処理(ステップS240)については、後ほど詳細に説明する。
次に、編集部121は、カラー処理部122によるカラー処理が終了した文字データの中間データを中間データバッファ220に格納させるとともに(ステップS245)、格納されたドットパターンや文字データに係る中間データの開始ブロックを展開部127に通知する(ステップS250)。
ところで、ドットパターンデータが受信データに含まれない場合(ステップS215 N)、編集部121は、受信データバッファ201から記録媒体1ページ分のデータであるページデータを読み出す(ステップS291)。
次いで、編集部121は、読み出したページデータを中間データに変換するとともに(ステップS292)、これを中間データバッファ220に格納させる(ステップS293)。
そして、編集部121は、格納された中間データの開始ブロックを展開部127に通知する(ステップS294)。
図7は、図6のステップS210において、データ判別部124が実行するデータ判別処理を説明するフローチャートである。
データ判別部124は、通信部110から受信データの書き込み開始アドレスが通知されると(ステップS211)、当該書き込み開始アドレスをもとに、受信データのヘッダ情報を読み込み(ステップS212)、受信データにかかる印刷ジョブがドットパターンデータを含む印刷ジョブである旨を明示する文字列の有無を確認する。
ここで、「ドットパターンを含む」に該当する文字列が記述されている場合(ステップS213 Y)、データ判別部124は、「ドットパターンあり」の旨を編集部121に返す。一方、「ドットパターンを含む」に該当する文字列が記述されていない場合(ステップS213 N)、データ判別部124は、「ドットパターンなし」の旨を編集部121に返す。
図8は、図6のステップS240において、カラー処理部122が実行するカラー処理を説明するフローチャートである。
カラー処理部122のカラー判定部125は、編集部121により抽出された帳票データから1文字毎の文字データを取り出し、その文字データが表現する色を判定する。前述したように、ドットパターンの描画にはブラックの色が用いられる。したがって、当該ドットパターン上に描画される文字の文字データに設定されている色情報は、マンセル・カラー・システム、所謂、色相、彩度若しくは明度、又はこれらの組み合わせに基づき、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の3色に分解され、それぞれ0〜255の値が与えられている。
ステップS241において、カラー判定部125は、文字データに設定されている色情報のシアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であるか否かを判定する。ここで、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であり(ステップS241 Y)、さらに、当該設定値が0ではない場合(ステップS242 Y)、カラー判定部125は、上記文字データが表現する色は、無彩色であると判定し、その旨をカラー変換部126に通知する。通知を受けたカラー変換部126は、文字データに設定されている設定値を変更して有彩色とし(ステップS260)、設定値が変更された文字データを編集部121に返す(ステップS244)。
なお、ステップS241において、カラー判定部125は、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であり、さらに、当該設定値が0ではない場合、上記文字データが表現する色は、無彩色であると判定するものとして説明したが、当該判定はこれに限定されるものではない。例えば、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値の差が5〜7%以内の差であれば、カラー判定部125は、上記文字データが表現する色は、無彩色に類似すると判定し、その旨をカラー変換部126に通知し、文字データに設定されている設定値を変更させる形態としてもよい。
一方、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値でない場合(ステップS241 N)、カラー判定部125は、この文字データが表現する色は有彩色であると判定し、当該文字データを編集部121に返す(ステップS244)。
また、ステップS242において、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が0である場合(ステップS242 N)、この文字データが表現する色は白色である。これは、ユーザに対して印刷結果が見えないように意図されたものであるため、カラー判定部125は、設定値の変更は行わずそのまま文字データを編集部121に返す(ステップS244)。
図9は、図8のステップS260において、カラー変換部126が実行する文字色変更処理を説明するフローチャートである。なお、本実施形態においては、無彩色であるブラック、又はグレーの文字を、従来から万年筆等のインク等に使用されるブルーグレーに変換する形態について説明する。
カラー変換部126は、色を変換すべき文字の文字データに設定されているシアンの設定値が235以下であるか否かを確認する。ここで、シアンの設定値が235以下である場合(ステップS261 Y)、カラー変換部126は、現状のシアンの設定値に20を加算し、マゼンタ、及びイエローの設定値はそのままとする(ステップS262)。これに対して、シアンの設定値が235よりも大きい場合(ステップS261 N)、カラー変換部126は、シアンの設定値を255に設定し、マゼンタ、及びイエローの設定値を235に設定する(ステップS263)。そして、カラー変換部126は、設定したシアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値を編集部121に返す。
このように、カラー処理部122によりカラー処理が施された文字データは編集部121により中間データとして、中間データバッファ220に格納される。そして、編集部121は、格納されたドットパターンや文字データにかかる中間データの開始ブロックを展開部127に通知する。
次に、図10を用いて、図2のステップS300にかかるデータ展開処理について説明する。図10は、編集部121によりドットパターンや文字データにかかる中間データの開始ブロックが通知された展開部127が実行するデータ展開処理を説明するフローチャートである。
まず、展開部123は、編集部121から中間データの開始ブロックの通知を受けると(ステップS310)、中間データバッファ220にアクセスして中間データを読み出す(ステップS320)。
次に、展開部123は、読み出した中間データをビットマップ形式の印刷画像データに変換するとともに(ステップS330)、変換して得られた印刷画像データを画像データバッファ230に格納させる(ステップS340)。
そして、展開部123は、画像データバッファ230に格納させた印刷画像データの開始アドレスを制御部130に通知する(ステップS350)。
次に、図11を用いて、図2のステップS400にかかる印刷制御処理について説明する。図11は、展開部123により画像データバッファ230に格納された印刷画像データの開始アドレスの通知を受けた制御部130が実行する印刷制御処理を説明するフローチャートである。
まず、制御部130は、展開部123から印刷画像データの開始アドレスの通知を受けると(ステップS410)、画像データバッファ230にアクセスして印刷画像データを読み出し、画像形成部150に出力する(ステップS420)。
次に、制御部130は画像形成部150を制御し、搬送された記録媒体の適正な画像形成位置に印刷画像データに基づく画像を印刷させる(ステップS430)。
以上のように、第1の実施形態によれば、ブラックの色で描画されるドットパターン上に重ねられる画像情報(文字)を有彩色で描画することで、ユーザが目視にて必要な画像情報(文字)を容易に判別することが可能となる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態にかかるプリンタ500’の構成、及び動作は、第1の実施形態にかかるプリンタ500の構成、及び動作と略同様である。したがって、第2の実施形態の説明においては、第1の実施形態と同一な箇所については、その説明を省略し、異なる箇所について説明する。
図12は、第2の実施形態にかかるプリンタ500’の機能構成を説明するブロック図である。プリンタ500’は、第1の実施形態にかかるプリンタ500の構成に加え、I/O処理部140と、文字変換テーブル240とを備える。
I/O処理部140は、受信データにドットパターンデータが含まれる場合、ユーザに対して、例えば、「何ポイント以下の文字に色をつけるか」、又は「文字に何色をつけるか」といった、文字色の変換にかかる設定の入力を通信部110、及びPC1を介してユーザに対して促す。
文字変換テーブル240は、I/O処理部140で受付けた文字色の変換にかかるユーザ設定値をテーブル形式で格納する。
次に、上記構成を備えたプリンタ500’の動作について説明する。まず、図13を用いて、プリンタ500’が実行する全体処理を説明し、次いで、図13の個々のステップの処理について説明する。
まず、ステップS100において、PC1が送信した印刷ジョブデータを受信すると、通信部110は、受信データをそのままの形式で受信データバッファ210に格納させる。
次に、編集部121は、受信データバッファ210に格納された受信データを読み出し、中間データに変換して中間データバッファ220に格納させる(ステップS1200)。このとき、受信データにドットパターンデータが含まれる場合、カラー処理部122のカラー判定部125は、該当ページデータの文字データが表現する色を判定する。カラー判定部125が、当該文字データが表現する色がブラック、又はグレーであると判定した場合、カラー処理部122のカラー変換部126は、該当する文字データが表現する色をブラック、又はグレーとは異なる色に変換する。
次に、ステップS300において、展開部123は、中間データバッファ220にアクセスして中間データを印刷画像データに変換し、画像データバッファ230に格納させる。
ページデータ分の印刷画像データが画像データバッファ230に格納されると、制御部130は、画像形成部150を制御して印刷を実行させる(ステップS400)。
このような流れで実行されるプリンタ500の全体処理において、それぞれの部材が実行する各ステップの処理について詳細に説明する。なお、ステップS100にかかるデータ受信処理、ステップS300にかかるデータ展開処理、ステップS400にかかる印刷制御処理については、第1の実施形態で説明した処理と同一な処理であるため、ここでの説明は省略する。
図14を用いて、図13のステップS1200にかかるデータ編集処理について説明する。図14は、編集部121が実行するデータ編集処理を説明するフローチャートである。
ステップS1205において、通信部110から受信データの書き込み開始アドレスが通知されると、編集部121は、通知された書き込み開始アドレスに基づき、受信データバッファ210にアクセスし、データ判別処理を実行する。
具体的には、編集部121は、データ判別部124にデータ判別処理の実行を指示し、ブラックの色を用いて描画されるドットパターンデータが受信データに含まれるか否かを判別させる(ステップS1210)。
ここで、ドットパターンデータが受信データに含まれる場合(ステップS1215 Y)、編集部121は、I/O処理部140に変換条件設定処理の実行を指示し、ユーザに対して文字色の変換にかかる文字の最大サイズと変換後の色の設定を促す。なお、I/O処理部140による変換条件設定処理(ステップS1270)については、後ほど詳細に説明する。
そして、編集部121は、受信データバッファ201から記録媒体1ページ分のデータであるページデータを読み出す(ステップS1220)。
次いで、編集部121は、読み出したページデータからドットパターンデータを抽出し(ステップS1222)、これを中間データに変換する(ステップS1225)。
そして、編集部121は、ステップS1225で得られた中間データを中間データバッファ220に格納させる(ステップS1230)。
次に、編集部121は、受信データから帳票データを抽出する(ステップS1235)。そして、編集部121は、カラー処理部122にカラー処理の実行を指示する。なお、カラー処理部122によるカラー処理(ステップS1300)については、後ほど詳細に説明する。
次に、編集部121は、カラー処理部122によるカラー処理が終了した文字データの中間データを中間データバッファ220に格納させるとともに(ステップS1245)、格納されたドットパターンや文字データに係る中間データの開始ブロックを展開部127に通知する(ステップS1250)。
ところで、ドットパターンデータが受信データに含まれない場合(ステップS1215 N)、編集部121は、受信データバッファ201から記録媒体1ページ分のデータであるページデータを読み出す(ステップS1291)。
次いで、編集部121は、読み出したページデータを中間データに変換するとともに(ステップS1292)、これを中間データバッファ220に格納させる(ステップS1293)。
そして、編集部121は、格納された中間データの開始ブロックを展開部127に通知する(ステップS1294)。
図15は、図14のステップS1270において、I/O処理部140が実行する変換条件設定処理を説明するフローチャートである。
ドットパターンデータが受信データに含まれ、編集部121により変換条件設定処理の実行指示を受けると、I/O処理部140は、図16に示すような、文字変換テーブル240を参照し、現時点で設定されている「最大文字サイズ」、及び「変換後の色」の設定値を取得する(ステップS1271)。
次に、I/O処理部140は、ステップS1271において取得した設定値に基づき、図17に示す表示例のような表示画面を通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させる(ステップS1272)。なお、図17において、変換後の色として、文字変換テーブル240から取得した「変換後の色」に対応する色がモニタに表示されているが、シアン、マゼンタ、及びイエローの設定値をそのまま表示させてもよい。
ここで、「最大文字サイズ」、又は「変換後の色」を変更する場合は、ユーザは、それぞれの表示欄に設定されている、「変える」ボタンを選択する。これに対して、「最大文字サイズ」、又は「変換後の色」を変更する必要がない場合は、ユーザは、「これでOK」ボタンを選択する。
ユーザにより「変換後の色」の「変える」ボタンが選択されると(ステップS1273 [文字色])、I/O処理部140は、図18に示すような「変換後の色」の選択を促す文字色設定画面を表示させる(ステップS1280)。
そして、ユーザにより所望の文字色が入力され、「これでOK」ボタンが選択されると(ステップS1281 [OK])、I/O処理部140は、当該入力値をユーザ設定値として文字変換テーブル240に格納させるとともに(ステップS1282)、ステップS1271の処理に戻り、現時点で設定されている「最大文字サイズ」、及び「変換後の色」の設定値を取得し、設定値画面として通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させる(ステップS1272)。一方、ステップS1281において、「戻る」ボタンが選択されると、I/O処理部140は、ステップS1271の処理に戻り、現時点で設定されている「最大文字サイズ」、及び「変換後の色」の設定値を取得し、設定値画面として通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させる(ステップS1272)。なお、図18に示した文字色設定画面において、文字色ボタンの代わりにカラーチャートや、シアン、マゼンタ、及びイエローの設定値をそのまま表示させてもよい。
ユーザにより「最大文字サイズ」の「変える」ボタンが選択されると(ステップS1273 [サイズ])、I/O処理部140は、図19に示すような「最大文字サイズ」の選択を促す文字サイズ設定画面を表示させる(ステップS1274)。
そして、ユーザにより、図19に示す表示文字サイズの両脇に表示されている「△(大きく)」、又は「▽(小さく)」の何れかを用いて所望の文字サイズが入力され、「これでOK」ボタンが選択されると(ステップS1275 [OK])、I/O処理部140は、当該入力値をユーザ設定値として文字変換テーブル240に格納させるとともに(ステップS1276)、ステップS1271の処理に戻り、現時点で設定されている「最大文字サイズ」、及び「変換後の色」の設定値を取得し、設定値画面として通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させる(ステップS1272)。一方、ステップS1275において、「戻る」ボタンが選択されると、I/O処理部140は、ステップS1271の処理に戻り、現時点で設定されている「最大文字サイズ」、及び「変換後の色」の設定値を取得し、設定値画面として通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させる(ステップS1272)。
なお、ステップS1273において、ユーザにより「これでOK」ボタンが選択されると、I/O処理部140は、変換条件設定処理を終了する旨を通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させ(ステップS1279)、処理を終了する。
ここで、ユーザによる「最大文字サイズ」、又は「変換後の色」の設定と変換処理結果との関係について図20を用いて説明する。なお、ユーザは、上記変換条件設定処理において、「最大文字サイズ」の値を14pt、「変換後の色」をシアン=100、マゼンタ=0、イエロー=0と設定したものとして説明する。
例えば、受信データ内に図20の例1に示されるような、文字サイズが12ptのブラックの色で描画された文字があった場合、記録媒体に印刷される文字は、文字サイズ12ptのシアン=100で描画されることなる。また、例えば、受信データ内に図20の例2に示されるような、文字サイズが18ptのブラックの色で描画された文字があった場合、「最大文字サイズ」で設定された値よりも大きいので、記録媒体に印刷される文字は、そのままのサイズ、及び色で描画されることになる。
図21は、図14のステップS1300において、カラー処理部122が実行するカラー処理を説明するフローチャートである。
カラー処理部122のカラー判定部125は、編集部121により抽出された帳票データから1文字毎の文字データを取り出し、その文字データが表現する文字の文字サイズと色を判定する。
具体的には、カラー処理部122は、文字データが表現する文字サイズが、文字変換テーブル240に格納された文字サイズ以下である場合(ステップS1301 Y)、次に、文字データが表現する色の判定を行う。前述したように、ドットパターンの描画にはブラックの色が用いられる。したがって、当該ドットパターン上に描画される文字の文字データに設定されている色情報は、マンセル・カラー・システム、所謂、色相、彩度若しくは明度、又はこれらの組み合わせに基づき、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の3色に分解され、それぞれ0〜255の値が与えられている。
ステップS1302において、カラー判定部125は、文字データに設定されている色情報のシアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であるか否かを判定する。ここで、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であり(ステップS1302 Y)、さらに、当該設定値が0ではない場合(ステップS1303 Y)、カラー判定部125は、上記文字データが表現する色は、無彩色であると判定し、その旨をカラー変換部126に通知する。通知を受けたカラー変換部126は、文字データに設定されている設定値を文字変換テーブル240に格納されている設定値に変更して有彩色とし(ステップS1304)、設定値が変更された文字データを編集部121に返す。
なお、ステップS1302において、カラー判定部125は、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値であり、さらに、当該設定値が0ではない場合、上記文字データが表現する色は、無彩色であると判定するものとして説明したが、当該判定はこれに限定されるものではない。例えば、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値の差が5〜7%以内の差であれば、カラー判定部125は、上記文字データが表現する色は、無彩色に類似すると判定し、その旨をカラー変換部126に通知し、文字データに設定されている設定値を変更させる形態としてもよい。
一方、文字データが表現する文字サイズが、文字変換テーブル240に格納された文字サイズより大きい場合(ステップS1301 N)、カラー判定部125は、設定値の変更を行わずにそのまま文字データを編集部121に返す(ステップS1306)。
また、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が同値でない場合(ステップS1302 N)、カラー判定部125は、この文字データが表現する色は有彩色であると判定し、当該文字データを編集部121に返す(ステップS1306)。
さらに、ステップS1303において、シアン、マゼンタ、及びイエローの各設定値が0である場合(ステップS1303 N)、この文字データが表現する色は白色である。これは、ユーザに対して印刷結果が見えないように意図されたものであるため、カラー判定部125は、設定値の変更は行わずそのまま文字データを編集部121に返す(ステップS1306)。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態にかかる効果に加え、ユーザにより設定された文字サイズ以下の文字をユーザにより設定された色に変換して印刷させるため、ユーザが目視にて必要な情報をより容易に判別することが可能となる。
なお、第1の実施形態、及び第2の実施形態の説明においては、編集部121により抽出された帳票データから1文字毎に文字データを取り出し、当該文字データが表現する色を変換する形態として説明したが、本発明はこれに限定されず、抽出した帳票データ全体の色を変換する形態としてもよい。
[変形例1]
変形例1では、例えば、図22に示すように、記録媒体1ページ中に描画されるドットパターンが一部分しか存在しない場合に、ドットパターン上に描画される文字の文字データ(文字「A」「B」に対応する文字データ)に設定されている色情報のみを変換する形態について説明する。
この場合、図23に示されるように、第1の実施形態、又は第2の実施形態で説明したカラー処理部122に、領域検出部127、及び領域判定部128を設けることで、記録媒体1ページ中に描画されるドットパターンが一部分しか存在しない場合に、ドットパターン上に描画される文字の文字データに設定されている色情報のみを変換することができる。
つまり、領域検出部127は、受信データを解析することにより、ドットパターンが描画される描画領域の座標情報と文字が描画される描画領域の座標情報を取得する。そして、領域判定部128は、領域検出部127が取得した各座標情報に基づき、ドットパターン上に文字が描画されるか否かを判定する。そして、前述したカラー変換部126がドットパターン上に描画される文字の文字データに設定されている色情報を変換を行うことで、上記機能を実現することができる。
[変形例2]
第1の実施形態、第2の実施形態、及び変形例1では、カラー判定部125はドットパターンの描画に用いられる色がブラック(無彩色)であるという前提で、文字データが表現する色が無彩色であるか否かを判定するものとして説明した。これに対して変形例2におけるカラー判定部125は、ドットパターンの描画に用いられる色の属性情報を取得して、当該ドットパターンの描画に用いられる色と文字データが表現する色とが同一、又は類似であるかの判定を行う。
具体的には、変形例2にかかるカラー処理部122は、図24に示されるように、カラー判定部125、及びカラー変換部126に加えてカラー記憶部129を備える構成とする。すなわち、I/O処理部140が通信部110、及びPC1の図示せぬモニタ等の表示装置を介して表示させた設定画面上において、ユーザにより設定されたドットパターンの色の属性情報をカラー判定部125が取得し、当該ドットパターンの色の属性情報をカラー記憶部129に格納させる。
そして、カラー判定部125は、カラー記憶部129に格納されたドットパターンの描画に用いられる色と文字データが表現する色とが同一、又は類似であるかの判定を行うことで、ドットパターンの描画に用いられる色がブラック(無彩色)でなくとも、ドットパターン上に重ねられる情報をドットパターンの描画に用いられる色以外の色で描画することで、ユーザが目視にて必要な情報を容易に判別することが可能となる。なお、カラー判定部125によるドットパターンの色の属性情報を取得方法としては、上記記述に限定されず、例えば、受信データがドットパターンの色の属性情報を含む構成とし、カラー判定部125は、受信データから当該ドットパターンの色の属性情報を取得する形態としてもかまわない。
本発明の説明において、画像処理装置としてプリンタを用いた形態について説明したが、本発明は、これに限定されず、プリンタ以外にも、例えば、MFP、ファクシミリ等のカラー画像を形成する画像形成機構を備える画像処理装置に対して適用可能である。
1 PC
110 通信部
120 データ解析部
121 編集部
122 カラー処理部
123 展開部
124 データ判別部
125 カラー判定部
126 カラー変換部
127 領域検出部
128 領域判定部
129 カラー記憶部
130 制御部
140 I/O処理部
150 画像形成部
210 受信データバッファ
220 中間データバッファ
230 画像データバッファ
240 文字変換テーブル
500 プリンタ
500’ プリンタ

Claims (10)

  1. 地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により同一又は類似であると判定された場合に前記画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段と、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色の属性は、色相、彩度若しくは明度、又はこれらの組み合わせであること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記地紋パターンの形成に用いられる色が無彩色である場合、前記画像の形成に用いられる色が無彩色であるか否かを判定し、
    前記判定手段により前記画像の形成に用いられる色が無彩色であると判定された場合、前記変換手段は、前記画像の形成に用いられる色を有彩色に変換すること
    を特徴とする請求項1、又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記地紋パターンは、アノトパターンであること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記地紋パターンと同一頁に描画される画像に対応する画像データの一部、又は全ては文字データであること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記文字データにおける文字サイズを判定し、
    前記変換手段は、前記文字サイズが閾値以下の文字に対して色の属性の変換を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記閾値の設定を受付ける第1設定手段を備えること
    を特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 変換後の色の属性の設定を受付ける第2設定手段を備え、
    前記変換手段は、前記第2設定手段を介して受付けた設定に基づき前記画像の形成に用いられる色の属性を変換すること
    を特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 地紋パターンが形成される地紋パターン描画領域と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像が形成される画像描画領域とを検出する描画領域検出手段と、
    前記地紋パターン描画領域と前記画像描画領域とが重なっているか否かを判定する領域判定手段と、を備え、
    前記変換手段は、前記地紋パターン描画領域と前記画像描画領域とが重なっている領域における前記画像の形成に用いられる色の属性を変換すること
    を特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. コンピュータを、
    前記地紋パターンの形成に用いられる色の属性と当該地紋パターンと同一頁に描画される画像の形成に用いられる色の属性とが同一又は類似であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により同一又は類似であると判定された場合に前記画像の形成に用いられる色の属性を変換する変換手段、として機能させること
    を特徴とするプログラム。
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