JP7322662B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7322662B2
JP7322662B2 JP2019194741A JP2019194741A JP7322662B2 JP 7322662 B2 JP7322662 B2 JP 7322662B2 JP 2019194741 A JP2019194741 A JP 2019194741A JP 2019194741 A JP2019194741 A JP 2019194741A JP 7322662 B2 JP7322662 B2 JP 7322662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
invisible light
data
image data
density value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019194741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020162110A (ja
Inventor
信行 大滝
幸弘 福永
達朗 赤羽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US16/823,910 priority Critical patent/US20200301342A1/en
Publication of JP2020162110A publication Critical patent/JP2020162110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7322662B2 publication Critical patent/JP7322662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法に関する。
近年、文書や写真等の画像を印刷する際に画像内に情報を埋め込む印刷技術が注目されている。
特許文献1には、赤外線を吸収しないプロセスブラック(シアン、マゼンタ、イエローを用いた黒)と赤外線を吸収するピュアブラックとを用いて、赤外線カメラ等の特殊鑑定装置を用いた場合にのみ視認可能な画像を印刷する技術が開示されている。
ところで、情報を埋め込む印刷技術を実現するために、例えば、近赤外光を含む赤外光の波長領域(約850nm前後)に吸収性を有し、可視光の波長領域(約400~700nm)に吸収が少ないIR(Infrared)トナーを用いることが考えらえる。この場合、例えば、IRトナーと黒トナーとを同時に利用した印刷物に対し、IRトナー読取照射光で印刷物をスキャンして、IRトナーの印刷情報を検出する場合、黒トナーがスキャンに用いるIR照射光を吸収し、黒トナーの作像した部分もIRトナーとして検出されてしまう可能性がある。その結果、読み取ったIRトナー情報にノイズが混入され、IRトナーの印刷情報が正しく転送や、表示ができない問題が生じうる。
特許文献1に記載の技術においても、ピュアブラック、およびピュアブラックと同様の特性を有する特殊トナーを用いて印刷された場合には、特殊トナーにより印刷された画像を正確に読み取ることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、IRトナー等の特殊トナーのように可視光に比して不可視光を多く吸収する消費財を用いた画像の読み取りの正確性を向上することができる画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、不可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を前記可視光と前記不可視光とを照射してスキャンすることで生成され、複数のピクセルで構成される元画像データと、前記第一の消費財に関する各濃度値について前記不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照し、前記元画像データにおいて前記不可視光を吸収する前記第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定するデータ解析部と、前記特定されたピクセルの前記第一の消費財の濃度値を、前記不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成するデータ生成部と、を具備する。
本発明によれば、IRトナー等の特殊トナーのように可視光に比して不可視光を多く吸収する消費財を用いた画像の読み取りの正確性を向上することができる画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を実現することができる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示したブロック図である。 図2は、画像形成装置のハードウェア構成及び機能を説明するためのブロック図である。 図3は、クライアントPCのハードウェア構成及び機能を説明するためのブロック図である。 図4は、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、補正データテーブルの一例を示した図である。 図6は、補正データテーブルの作成処理の流れを示したフローチャートである。 図7は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システムが実行するIRトナー補正処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、本発明の第二の実施形態に係る情報処理システムが実行するIRトナー補正処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、本発明の第三の実施の形態にかかるIRトナー濃度データテーブルおよびIRトナーへの影響検出テーブルの作成処理の流れを示す図である。 図10は、本発明の第三の実施形態に係る情報処理システムが実行するIRトナー濃度情報の検出ノイズ除去補正処理の流れを示すフローチャートである。
(第一の実施形態)
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示したブロック図である。同図に示す様に、情報処理システム1は、画像処理装置としての画像形成装置3、クライアントPC5、クラウドストレージ7に設けられた記憶部70を具備している。
画像形成装置3は、印刷用紙等の媒体上に文字、画像等を形成する印刷処理を行う装置であり、例えばイメージスキャナ、ファクシミリとして使用可能なMFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)、レーザプリンタ等である。本実施形態においては、印刷処理が施された紙等の媒体を印刷物と称する。画像形成装置3は、クライアントPC5から送信された印刷データに基づいて印刷物を生成する。特に、画像形成装置3は、設定に応じて後述するIRトナー補正処理を実行する。
ここで、IRトナーとは、近赤外光を含む赤外光の波長領域(約850nm前後)に吸収性を有し、可視光の波長領域(約400~700nm)に吸収が少ないトナーを意味する。このIRトナーでは、可視光の波長領域の吸収性が赤外光の波長領域の吸収性よりも少ない。一方、通常の黒トナーは、赤外光の波長領域の吸収性が可視光の波長領域の吸収性よりも少ない。また、プロセスブラックを作るのに用いるシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーは、赤外光の波長領域の吸収性がほとんどない。
IRトナーで印刷された印刷物は、可視光に対し透明となり(不可視)、赤外光を照射した場合に判読可能となる。ここで、「不可視」とは完全に見えない状態と、何かがうっすらとは見えるが何が印刷されているかの視認はできないような状態も含むことを意味する。
クライアントPC5は、画像形成装置3に印刷処理を実行させるための印刷データを生成する画像処理装置であり、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等である。クライアントPC5は、はネットワークに接続するためのインターフェースを備えている。クライアントPC5には、ユーザによる入力操作に基づいて印刷データの生成、送信等を行うプリンタドライバ、スキャンドライバ、所定のアプリケーション等のソフトウェアがインストールされている。印刷データには、印刷ジョブの内容を示す情報が含まれている。印刷ジョブ毎に、印刷対象データ(画像データ、テキストデータ等)、設定情報(用紙サイズ、印刷枚数等)、コマンド等が対応付けられている。
クラウドストレージ7に設けられた記憶部70は、後述する補正データテーブルAを保存する。この補正データテーブルAは、後述するIRトナー補正処理に先立って、例えばクライアントPC5において生成される。また、記憶部70は、画像形成装置3、クライアントPC5から転送される各種データを保存する。
画像形成装置3、クライアントPC5、クラウドストレージ7は、ネットワークに接続され、互いに通信可能となっている。ネットワークは、Ethernet(登録商標)、Wi-Fi等の無線でのコンピュータ通信手段であってもよいし、有線でのコンピュータ通信手段であってもよい。
図2は、画像形成装置3のハードウェア構成及び機能を説明するためのブロック図である。図2に示されているように、画像形成装置3は、プリンタコントローラ30、操作パネル31、プリンタエンジン32を含む。
操作パネル31は、ユーザによる画像形成装置3に対する入力操作を受け付けるユニットであり、例えば液晶パネル、タッチパネル、キーボード等を利用して構成される。
プリンタエンジン32は、プリンタコントローラ30からの制御信号に基づいて印刷物を生成し、印刷物を所定の排出先に排出させる機構である。プリンタエンジン32は、例えば、給紙トレイから媒体を給紙する給紙機構、レーザヘッドから出力されたレーザ光を感光体に照射する光照射機構、感光体にトナーを付着させるトナー付着機構、トナーを媒体に転写・定着させる転写定着機構、トナーが定着された媒体(印刷物)を所定の排出先に排出させる排出機構等により構成される。
プリンタコントローラ30は、操作パネル31への入力操作、クライアントPC5から送信された印刷データ等に基づいて、プリンタエンジン32を制御する電子制御ユニットである。
プリンタコントローラ30は、ネットワークI/F(Interface)300、プログラムROM(Read Only Memory)301、フォントROM302、操作部I/F303、CPU(Central Processing Unit)305、RAM(Random Access Memory)306、NV-RAM(Non-volatile RAM)307、エンジンI/F308、及びHDD(Hard Disk Drive)309を含む。
ネットワークI/F31は、ネットワークと接続し、クライアントPC5との通信を行うためのインターフェースである。プログラムROM301は、プリンタコントローラ30内でのデータの管理、周辺モジュールの制御、後述するIRトナー補正処理を実行するためのプログラム等を行うためのプログラムを記憶するメモリである。フォントROM302は、印字に使用される様々な種類のフォントのデータを記憶するメモリである。操作部I/F303は、操作パネル31からの入力信号の受信、操作パネル31への表示データの送信等を行うためのインターフェースである。CPU305は、プログラムROM301に記憶されているプログラム、クライアントPC5から受信した印刷データ等に基づいて各種処理を実行する1つ又は複数の集積回路である。RAM306は、CPU305が所定のプログラム処理を実行する際のワークメモリ、クライアントPC5から受信した印刷データを一時的に記憶するバッファ、バッファに記憶されたデータを処理するメモリ等として機能する。NV-RAM307は、画像形成装置3の電源を切ってもデータを保持する不揮発性メモリである。エンジンI/F308は、プリンタコントローラ30内で生成された制御信号をプリンタエンジン32に送信したり、プリンタエンジン32からのフィードバック信号を受信したりするためのインターフェースである。HDD309は、記憶媒体であるハードディスクに各種データを記憶する記憶装置である。
図3は、クライアントPC5のハードウェア構成及び機能を説明するためのブロック図である。クライアントPC5は、コンピュータによって構築されており、図3に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、クライアントPC5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
図4は、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図4は、本実施形態に係る情報処理システム1が有する機能のうち、本発明に関わる機能を便宜上図示したものである。また、本実施形態においては、通常の読取可視光とIRトナー読取不可視光を用いて印刷物をスキャンして得られる画像データを「元画像データ」と、黒(ピュアブラック)トナーのように不可視光(赤外線)に比して可視光を多く吸収するトナーを「第一の消費財」と、IRトナーのように可視光に比して不可視光を多く吸収するトナーを「第二の消費財」と、プロセスブラック(シアン、マゼンタ、イエローを用いた黒)を生成するためのYMCトナーを「第三の消費財」と、それぞれ呼ぶこととする。
画像形成装置3は、データ管理部3a、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3d、データ転送部3e、外部I/F3f、補正データテーブルAを格納する記憶部3g、操作部3iを有している。
クライアントPC5は、アプリケーション部5a、プリンタドライバ部5b、スキャナドライバ部5c、外部I/F5d、補正データテーブルAを格納する記憶部5eを有している。
また、クラウドストレージ7の記憶部70には、補正データテーブルAが格納されている。
データ管理部3aは、外部I/F3fが受け取った補正データテーブルAを記憶部3gに格納する。データ管理部3aは、IRトナー補正モードが有効である場合には、元画像データ、補正データテーブルを用いて、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3dを制御し、後述するIRトナー補正処理を実行する。ここで、「IRトナー補正モード」とは、後述するIRトナー補正処理を実行する動作モードである。
データ解析部3bは、可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を生成するための元画像データと、第一の消費財に関する各濃度値について不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照し、元画像データにおいて不可視光を吸収する第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定する。すなわち、データ解析部3bは、元画像データを用いて、各ピクセルにつき、IRトナーを利用しているか否かを判定する。データ解析部3bは、IRトナーを利用するピクセルに対して、元画像データと補正データテーブルとを用いて、当該ピクセルのピュアブラックの濃度値がIRトナー読取不可視光を吸収する濃度値であるか否かを判定する。
データ生成部3cは、データ解析部3bによって特定されたピクセルの第一の消費財の濃度値を、不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成する。すなわち、データ生成部3cは、データ解析部3bによってIRトナー読取不可視光を吸収するピュアブラックの濃度値であると判定されたピクセルにおいて、当該ピュアブラックの濃度値を、プロセスブラック(シアン、マゼンダ、イエローを用いた黒)の濃度値に変換する。
データ処理部3dは、通常の読取可視光とIRトナー読取不可視光を用いて紙情報をスキャンして得られる元画像データを取得する。
なお、このデータ管理部3a、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3dは、例えば図2に示したCPU305、プログラムROM301、RAM306によって構成される。
データ転送部3eは、元画像データ、後述するIRトナー補正処理によって生成された補正画像データを、指定された場所(例えば、クラウドストレージ7の記憶部70など)に転送する。このデータ転送部3eは、図2に示したCPU305、ネットワークI/F300によって構成される。
外部I/F3gは、クライアントPC5の外部I/F5dから、補正データテーブルAを受け取る。この外部I/F3gは、図2に示したCPU305、ネットワークI/F300によって構成される。
記憶部3gは、外部I/F3gが受け取った補正データテーブルA、データ処理部3dにおいて取得された元画像データを保存する。この記憶部3gは、図2に示したHDD304等によって構成される。
操作部3iは、画像生成(印刷)要求を受け付ける。また、操作部3iは、IRトナー補正モードの有効/無効を受け付ける。例えば、画像形成装置3のGUIに「IRトナー補正モード」の設定項目を設けられる。ユーザは、当該GUIを介して「IRトナー補正モード」の「有効」、「無効」を設定することができる。設定された「有効」、「無効」の値は、記憶部3gに自動的に保存される。この操作部3iは、操作パネル31、操作部I/F303等によって構成される。
アプリケーション部5aは、描画アプリケーションを実行する。アプリケーション部5aは、後述する補正データテーブルを作成する。
プリンタドライバ部5bは、紙画像形成の為の電子画像データを印刷可能形式に変換する。プリンタドライバ部5bは、クライアントPC5のキーボード511、ポインティングデバイス512を用いたユーザの入力操作に基づいて、印刷データの生成、送信等を実行するための処理を行う。
スキャナドライバ部5cは、画像形成装置3に対し、通常の可視光と不可視光を用いて、印刷物(印刷された紙画像)より、印刷情報の読み取る属性と読取動作を指示する。
外部I/F5dは、補正データテーブルAを画像形成装置3の外部I/F3gに送りだす。
記憶部5eは、補正データテーブルAを格納する。
なお、上述した画像形成装置3、クライアントPC5のそれぞれにおける各機能は、典型的には、CPUが専用のプログラムをRAM上で実行することで、ソフトウェアとして実現される。しかしながら、当該例に限定されず、上述した各機能の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。
(補正データテーブル)
次に、補正データテーブルAについて説明する。補正データテーブルAは、黒トナーを用いたピュアブラックの各濃度について、IRトナー読取不可視光の吸収の有無を示すテーブルである。
図5は、補正データテーブルAの一例を示した図である。同図に示す様に、黒トナーを用いたピュアブラック0~255の256個の各濃度について、IRトナー読取不可視光吸収がある場合には「1」が、IRトナー読取不可視光吸収がない場合には「0」が、それぞれ割り当てられている。この補正データテーブルAを用いることで、元画像データにおいて、IRトナー読取不可視光を吸収するピュアブラックの濃度値を持つピクセルを特定することができる。
図6は、補正データテーブルAの作成処理の流れを示したフローチャートである。同図に示す様に、クライアントPC5のアプリケーション部5aは、描画アプリを用いて、ピュアブラックの濃度値が0~255からなる256個の格子で構成される電子ファイルを作成する。プリンタドライバ部5bは、作成された電子ファイルを画像形成装置3に印刷させる。得られた印刷物(画像ハードコピー)をサンプル画像Sとし、スキャナドライバ部5cは、画像形成装置3のスキャン機能により、サンプル画像SをIRトナー読取不可視光でスキャンすることで、補正データテーブルAを生成することができる。生成された補正データテーブルは、記憶部5eに保存される。
(IRトナー補正処理)
図7は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システム1が実行するIRトナー補正処理を説明するためのフローチャートである。同図に従って、IRトナー補正処理について説明する。
まず、操作部3iを介して画像生成(読取)要求を受け付けると(ステップS1)、データ処理部3dは、本IRトナー補正処理対象となる紙印刷情報を、通常の読取可視光を用いてスキャンし元画像データを生成する。また、データ処理部3dは、本IRトナー補正処理対象となる紙印刷情報を、通常の読取可視光とIRトナー読取不可視光を用いてスキャンし元画像データを取得する。得られた元画像データは、記憶部3gに保存される(ステップS2)。
データ管理部3aは、IRトナー補正モードが有効であるか否かを判定する(ステップS3)。IRトナー補正モードが有効でないと判定した場合には(ステップS3のNo)、データ管理部3aは、データ転送部3eを制御し、元画像データを、例えば、クラウドストレージ7の記憶部70等の指定された場所にネットワークを介して転送する(ステップS12)。
一方、IRトナー補正モードが有効であると判定した場合には(ステップS3のYes)、データ管理部3aは、データ処理部3dを制御して元画像データをスキャンする(ステップS4)。データ解析部3bは、スキャンされた元画像データの対象ピクセル(今の場合、第一ピクセル)の濃度値(IRトナー値)を取得する(ステップS5)。
データ解析部3bは、取得したIRトナー値に基づいて、当該対象ピクセルがIRトナーを利用しているか否かを判定する(ステップS6)。当該対象ピクセルがIRトナーを利用していないと判定した場合には(ステップS6のNo)、データ解析部3bは、次のピクセル(今の場合、第二ピクセル)へと対象を変更し(ステップS11)、ステップS6の判定を行う。一方、当該ピクセルがIRトナーを利用していると判定した場合には(ステップS6のYes)、データ解析部3bは、元画像データを用いて、当該対象ピクセルの黒色濃度値(すなわち、ピュアブラックトナーの濃度値)と補正データテーブルAとを照合し、当該対象ピクセルに対するIRトナー読取不可視光の吸収値を取得する(ステップS7)。
次に、データ解析部3bは、取得した吸収値に基づいて、当該対象ピクセルの黒色濃度値がIRトナーを吸収する値か否かを判定する(ステップS8)。すなわち、取得した吸収値が「1」である場合には、データ解析部3bは、当該対象ピクセルの黒色濃度値がIRトナーを吸収する値であると判定する(ステップS8のYes)。データ生成部3cは、元画像データの当該対象ピクセルの黒色濃度値を、プロセスブラックを用いた同じ黒色の濃度値(すなわち、IRトナーを吸収しない同じ濃度値)に書き換える(ステップS9)。一方、取得した吸収値が「0」である場合には、データ解析部3bは、当該対象ピクセルの黒色濃度値がIRトナーを吸収しない値であると判定する(ステップS8のNo)。データ解析部3bは、次のピクセル(今の場合、第二ピクセル)へと対象を変更し(ステップS11)、ステップS5以降の処理を行う。
データ解析部3bは、当該IRトナー補正処理の対象としていないピクセルが存在するか否かを判定する(ステップS10)。対象としていないピクセルが存在する場合には(ステップS10のYes)、データ解析部3bは、ピクセル番号を一つずらしたピクセル(ステップS11)について、ステップS5以降の処理を行う。一方、対象としていないピクセルが存在しない場合には(ステップS10のNo)、データ管理部3aは、データ転送部3eを制御し、書き換えられた元画像データ(補正画像データ)を、例えば、クラウドストレージ7の記憶部70等の指定された場所にネットワークを介して転送する(ステップS12)。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る画像処理装置(画像形成装置)、及びこれを具備する情報処理システムによれば、不可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を生成するための元画像データと、第一の消費財に関する各濃度値について不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照し、元画像データにおいて不可視光を吸収する第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定する。そして、特定されたピクセルの第一の消費財の濃度値を、不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成する。
すなわち、第一の消費財としての黒(ピュアブラック)トナーの各濃度値について不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルを用いて、黒トナーとIRトナーを含む印刷物の元画像データの各ピクセルにつき不可視光の吸収の有無を判定し、不可視光の吸収があるピクセルと特定する。特定されたピクセルの黒色トナーの濃度値を、不可視光を吸収しない第三の消費財としてのプロセスブラックの濃度値に補正して補正画像データを生成する。従って、元画像データに替えて、黒トナーによるIRの吸収による混入ノイズのない生成された補正画像データを生成することができる。また、元画像データに替えて、補正画像データを用いて対象となる印刷物を印刷することで、黒トナーによるIRの吸収の影響がない可視光を用いた印刷物及び不可視光を用いた印刷物を提供することができる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、通常の読取可視光とIRトナー読取不可視光を用いて対象となる紙印刷情報をスキャンして元画像データを生成し、これを用いてIRトナー補正処理を実行するものとした。これに対し、本第二の実施形態に係る情報処理システム1が実行するIRトナー補正処理は、上記スキャンを実行せずとも予め紙印刷情報の元画像データが存在する場合である。
図8は、本発明の第二の実施形態に係る情報処理システム1が実行するIRトナー補正処理を説明するためのフローチャートである。図7に示した第一の実施形態に係るIRトナー補正処理と比較した場合、すでに紙印刷情報の元画像データが存在するため、図8に示したフローチャートでは、図7に示したステップS2の処理が省略されている。
係る場合には、予め保存された紙印刷情報の元画像データに対してIRトナー補正処理を実行することで、第一の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
(第三の実施形態)
次に、第三の実施の形態について説明する。
第三の実施の形態は、輝度がグレイ(0,255)となるIRトナーと、通常のYMCKトナーと、を同時に利用した印刷物から、IRトナーの印刷情報を正しく検出することができるようにした点が、第一の実施の形態ないし第二の実施の形態と異なる。以下、第三の実施の形態の説明では、第一の実施の形態ないし第二の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第一の実施の形態ないし第二の実施の形態と異なる箇所について説明する。
例えば、輝度がグレイ(0,255)となるIRトナーとYMCKトナーとを同時に利用した印刷物をスキャンしてIRトナーの情報を検出する場合、黒色KトナーがスキャナするIR照射光を吸収し、Kトナーの作像した部分も、IRトナーとして検出されるという問題がある。この問題を解決すべく、本実施形態は、輝度がグレイ(0,255)となるIRトナーと、通常のYMCKトナーとを同時に利用した印刷物から、黒トナーの影響を除去することができるようにしたものである。
図9は、本発明の第三の実施の形態にかかるIRトナー濃度データテーブルM1およびIRトナーへの影響検出テーブルM2の作成処理の流れを示す図である。
まず、IRトナー濃度データテーブルM1の作成処理について説明する。
図9(a)に示すように、クライアントPC5のアプリケーション部5aは、描画アプリを用いて、黒以外の任意の色Xによって、横方向の濃度階調が0~255なるIRトナーの格子で構成された線、縦方向をこのような横方向の線を256行とした画像データ(電子ファイル)を作成する。プリンタドライバ部5bは、作成された画像データをIRトナーで画像形成装置3に印刷させる。得られた印刷物(画像ハードコピー)をサンプル画像S1とする。
スキャナドライバ部5cは、画像形成装置3のスキャン機能により、サンプル画像S1をIRトナー読取不可視光で照射・スキャンすることで、(256,256)のIRトナー濃度データテーブルM1を生成することができる。生成されたIRトナー濃度データテーブルM1は、記憶部5eに保存される。
すなわち、IRトナー濃度データテーブルM1は、0~255の256個のIRトナー濃度毎に、黒トナーの影響を受けていない場合のIRトナー読取不可視光での読取りの正常値を記憶する。
次に、IRトナーへの影響検出テーブルM2の作成処理について説明する。
図9(b)に示すように、クライアントPC5のアプリケーション部5aは、描画アプリを用いて、サンプル画像S1の上に、横方向はIRトナーと同じサイズおよび濃度が同じ黒格子、縦方向は黒色濃度値が0から255までの黒格子で構成された画像データを作成する。プリンタドライバ部5bは、作成された画像データを画像形成装置3に印刷させる。得られた印刷物(画像ハードコピー)をサンプル画像S2とする。
スキャナドライバ部5cは、画像形成装置3のスキャン機能により、サンプル画像S2をIRトナー読取不可視光で照射・スキャンすることで、(256,256)のIRトナーへの影響検出テーブルM2を生成することができる。生成されたIRトナーへの影響検出テーブルM2は、記憶部5eに補正データテーブルとして保存される。
すなわち、IRトナーへの影響検出テーブルM2は、それぞれの0~255の256個のIRトナー濃度に対し、濃度が0~255の黒トナーの影響受けた後、IR読取不可視光での読取りの値を記憶する。
(IRトナー濃度情報の検出ノイズ除去補正処理)
図10は、本発明の第三の実施形態に係る情報処理システム1が実行するIRトナー濃度情報の検出ノイズ除去補正処理の流れを示すフローチャートである。同図に従って、IRトナー濃度情報の検出ノイズ除去補正処理について説明する。
まず、操作部3iを介して画像生成(読取)要求を受け付けると(ステップS21)、データ管理部3aは、IRトナー補正モードが有効であるか否かを判定する(ステップS22)。IRトナー補正モードが有効でないと判定した場合には(ステップS22のNo)、データ処理部3dは、本補正処理対象となる紙印刷情報を、IRトナー読取不可視光を用いてスキャンし、画像データに変換し、記憶部3gに保存する(ステップS31)。
次いで、データ管理部3aは、データ転送部3eを制御し、画像データを、画像生成(読取)要求に指定された場所、例えば、クラウドストレージ7の記憶部70等の指定された場所にネットワークを介して転送する(ステップS32)。
一方、IRトナー補正モードが有効であると判定した場合には(ステップS22のYes)、データ処理部3dは、本補正処理対象となる紙印刷情報を、通常の読取可視光とIRトナー読取不可視光を用いてスキャンし、画像データE1、E2に変換する。得られた画像データE1、E2は、記憶部3gに保存される(ステップS23)。
次いで、データ管理部3aは、データ処理部3dを制御して画像データE2の全てのピクセルを、一つずつスキャン(走査)し(ステップS24)、以下の処理を行う。
まず、データ解析部3bは、スキャンされた画像データE2の対象ピクセル(今の場合、第一ピクセル)の濃度値(IRトナー値)を取得する(ステップS25)。
そして、データ解析部3bは、当該スキャンされた画像データE2の対象ピクセルと同じ位置の画像データE1のピクセルが黒トナーを利用しているか否かを判定する(ステップS26)。
データ解析部3bは、当該対象ピクセルが黒トナーを利用していないと判定した場合には(ステップS26のNo)、次のピクセル(今の場合、第二ピクセル)へと対象を変更し(ステップS27)、ステップS25~26の処理を行う。
一方、データ解析部3bは、当該対象ピクセルが黒トナーを利用していると判定した場合には(ステップS26のYes)、画像データE2の読み取ったIRトナー濃度値が黒トナーの影響を受けていることが分かる。そこで、データ解析部3bは、IRトナーへの影響検出テーブルM2を走査し、画像データE1と同じ黒色濃度値の行で、画像データE2と同じIRトナー濃度値の位置情報を取得する(ステップS28)。
次いで、データ生成部3cは、取得した位置情報を用いて、IRトナー濃度データテーブルM1から、IRトナー吸収されていない値を取得して、画像データE2のピクセルのIRトナー濃度値を書き換える(ステップS29)。
データ解析部3bは、未処理の画像データE2のピクセルが存在するか否かを判定する(ステップS30)。未処理の画像データE2のピクセルが存在する場合には(ステップS30のYes)、次のピクセル(今の場合、第二ピクセル)へと対象を変更し(ステップS27)、ステップS25~26の処理を行う。一方、未処理の画像データE2のピクセルが存在しない場合には(ステップS30のNo)、データ管理部3aは、データ転送部3eを制御し、書き換えられた画像データ(補正画像データ)E2を、画像生成(読取)要求に指定された場所、例えば、クラウドストレージ7の記憶部70等の指定された場所にネットワークを介して転送する(ステップS32)。
すなわち、第三の実施形態に係る情報処理システム1は、画像データE2の全てのピクセルに対して上述のIRトナー濃度情報の検出ノイズ除去補正処理を行い、黒トナーの影響の受けたピクセルに対して、影響ない時のIRトナー濃度値を書き換えている。
このように本実施形態によれば、予め黒トナーの各輝度値(0,255)と、IRトナーの輝度値(0,255)の255×255通りの組合せにおいて、黒トナーによるノイズ、即ち黒トナーがIRトナーとして検出される値を測定し、IRトナーへの影響検出テーブルM2に保存する。そして、IRトナーとYMCKトナーとを同時に利用した印刷物に対し、IR照射光でIRトナーの印字情報を読取る場合、データ生成部3cは、IRトナーへの影響検出テーブルM2を利用して、読取り結果データに対して、IRトナー本来の濃度値で対象ピクセルの書換えを行う。
これにより、輝度がグレイ(0,255)となるIRトナーと、通常のYMCKトナーとを同時に利用した印刷物から、黒トナーの影響が除去され、IRトナーの印刷情報を正しく検出することができる。
なお、上記各実施の形態においては、図4に示したように、データ管理部3a、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3d、データ転送部3e、操作部3iを画像形成装置3に備えるようにしたが、これに限るものではない。
例えば、データ管理部3a、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3d、データ転送部3e、操作部3iの一部または全部が、画像形成装置3ではなく、クライアントPC5のプリンタドライバ部5bに組み込まれていてもよい。
また、データ管理部3a、データ解析部3b、データ生成部3c、データ処理部3d、データ転送部3e、操作部3iの一部または全部が、画像形成装置3ではなく、クライアントPC5のスキャナドライバ部5cに組み込まれていてもよい。
上記各実施形態においては、画像形成装置がMPF、レーザプリンタの例を説明した。しかしながら、当該例に限定されず、画像処理装置は、複写機、インクジェットプリンタ等であってもよい。
また、上記各実施形態においては、第一乃至第三の消費財がトナーである場合を例として説明した。しかしながら、当該例に限定されず、本発明の技術的思想は、第一乃至第三の消費財がインク、リボンの場合であっても適用することができる。
また、上記各実施形態において画像形成装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
また、上記各実施形態において画像形成装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供するように構成してもよい。
さらに、また、上記各実施形態において画像形成装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の診断装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、上記各実施形態において画像形成装置で実行されるプログラムは、上述した各部(通信制御部、判定部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 情報処理システム
3 画像形成装置
3a データ管理部
3b データ解析部
3c データ生成部
3d データ処理部
3e データ転送部
3f 外部I/F
3g 記憶部
3i 操作部
5 クライアントPC
5a アプリケーション部
5b プリンタドライバ部
5c スキャナドライバ部
5d 外部I/F
5e 記憶部
7 クラウドストレージ
70 記憶部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 HD
505 HDDコントローラ
506 ディスプレイ
508 外部機器接続I/F
509 ネットワークI/F
511 キーボード
512 ポインティングデバイス
513 ディスク記憶媒体
514 DVD-RWドライブ
515 メディア
516 メディアI/F
A 補正データテーブル
特開2003-136828号公報

Claims (8)

  1. 不可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して前記不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を前記可視光と前記不可視光とを照射してスキャンすることで生成され、複数のピクセルで構成される元画像データと、前記第一の消費財に関する各濃度値について前記不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照し、前記元画像データにおいて前記不可視光を吸収する前記第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定するデータ解析部と、
    前記特定されたピクセルの前記第一の消費財の濃度値を、前記不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成するデータ生成部と、
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記データ解析部は、前記印刷物に対する前記可視光と前記不可視光との照射およびスキャンを実行せずに、予め保存された前記元画像データを取得する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正画像データを生成するためのモードを有効又は無効にするための操作部をさらに具備する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正画像データをネットワークに接続された記憶部に転送するデータ転送部をさらに具備する請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正データテーブルは、前記第一の消費財の各濃度値で構成される印刷物前記不可視光を照射してスキャンすることで生成される請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正データテーブルには、予め前記第一の消費財の各輝度値と、前記第二の消費財の輝度値の組合せにおいて、前記第一の消費財が前記第二の消費財として検出される値を保存し、
    前記データ生成部は、前記補正データテーブルを参照して、補正処理対象となる印刷物を不可視光を照射してスキャンした画像データに対して、前記第二の消費財の濃度値で対象ピクセルの書換えを行う、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに、
    不可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を前記可視光と前記不可視光とを照射してスキャンすることで生成され、複数のピクセルで構成される元画像データと、前記第一の消費財に関する各濃度値について前記不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照させ、前記元画像データにおいて前記不可視光を吸収する前記第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定するステップと、
    前記特定されたピクセルの前記第一の消費財の濃度値を、前記不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成させるステップと、
    を具備する画像処理プログラム。
  8. 不可視光に比して可視光を多く吸収する第一の消費財と可視光に比して不可視光を多く吸収する第二の消費財とを利用した印刷物を前記可視光と前記不可視光とを照射してスキャンすることで生成され、複数のピクセルで構成される元画像データと、前記第一の消費財に関する各濃度値について前記不可視光の吸収の有無を示す補正データテーブルとを参照させ、前記元画像データにおいて前記不可視光を吸収する前記第一の消費財の濃度値を有するピクセルを特定するステップと、
    前記特定されたピクセルの前記第一の消費財の濃度値を、前記不可視光を吸収しない第三の消費財の濃度値に補正して補正画像データを生成させるステップと、
    を具備する画像処理方法。
JP2019194741A 2019-03-20 2019-10-25 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 Active JP7322662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/823,910 US20200301342A1 (en) 2019-03-20 2020-03-19 Image processing apparatus, computer-readable medium, and image processing method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019052692 2019-03-20
JP2019052692 2019-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020162110A JP2020162110A (ja) 2020-10-01
JP7322662B2 true JP7322662B2 (ja) 2023-08-08

Family

ID=72640192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194741A Active JP7322662B2 (ja) 2019-03-20 2019-10-25 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7322662B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231923A (ja) 2008-03-19 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2018132720A (ja) 2017-02-17 2018-08-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2020131534A (ja) 2019-02-19 2020-08-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231923A (ja) 2008-03-19 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2018132720A (ja) 2017-02-17 2018-08-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2020131534A (ja) 2019-02-19 2020-08-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020162110A (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100020351A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium
JP2009182512A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP6325847B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法ならびにプログラム
JP2010272049A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、および画像形成装置
US8891129B2 (en) Image forming apparatus having real-size preview function, method of controlling the same, and storage medium
JP6917285B2 (ja) 画像形成装置
JP6000172B2 (ja) データ作成装置、画像形成装置及びデータ作成方法
JP7322662B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP6791028B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JP2017132217A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、コンピュータプログラム
US20200301342A1 (en) Image processing apparatus, computer-readable medium, and image processing method
US8269986B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP7222266B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法
JP2007166516A (ja) マルチファンクションシステムの操作表示
JP7276000B2 (ja) 画像形成装置
JP5990217B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、およびそれらの制御方法
US20240291931A1 (en) Method of creating color chart data, information processing apparatus for creating color chart data, color chart, image forming system, and non-transitory recording medium
JP5389096B2 (ja) 装置及びその制御方法
US20160147483A1 (en) Image processing system, image forming apparatus, and image processing method
US8427701B2 (en) Image arrangement supporting device, image processor, image arrangement supporting method and computer readable medium
US20210105379A1 (en) Image forming apparatus, storage medium, and control method
JP2009232229A (ja) 画像処理システム、画像処理プログラム及び画像処理方法
KR101398940B1 (ko) 화상형성장치 및 그 방법
JP2024093425A (ja) 画像形成装置
JP2023055447A (ja) 制御装置、制御方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230710

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7322662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151