JP7222266B2 - 情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法に関する。
近年、カラーのインク、トナーおよびリボン等を用いて印刷媒体に印刷を行うことの他に、可視光線を透過し、波長領域が約850[nm]前後の近赤外線を含む赤外線を吸収するIR(Infrared)トナーと称する特殊な消費材を用いて印刷する技術が知られている。具体的には、IRトナーは、赤外光の波長領域に吸収性を有し、可視光の波長領域の吸収性が赤外光の波長領域の吸収性よりも少ないトナーである。IRトナーによる印刷は、印刷媒体に印刷されても、可視光について透過性があるため(不可視化)、原則として人間の目では視認できないという性質を有する。したがって、物流における物品に取り付けるタグの識別コード(例えば、QRコード(登録商標)等)の印刷、店に陳列された商品のタグへの印刷、または、社員証等に特殊な情報の印刷する等の用途が想定される。このうち、例えば、社員証等に特殊な情報を印刷することによって、社員証の原本性を確保するという目的で使用される。IRトナーで印刷された画像は、原則として人間の目で視認することができず、可視光線を透過することから、通常のコピー機でコピーすることはできない。印刷媒体に印刷されたIRトナーによる画像は、赤外線カメラ等の特殊な読み取り装置によって読み取ることが可能である。カラーのトナー等以外の特殊な消費材としては、上述のIRトナーの他、近赤外線の照射による消色する消色トナー、または、紫外線の照射により硬化するUV(Ultraviolet)インク等がある。
また、IRトナーは完全に透明でないため、例えば白地に印刷されると、何が印刷されているかまでは分からなくても、何かが印刷されていることについては人の目で認識される場合がある。上述のように、IRトナーはセキュリティ用途で使用される場合があり、また、デザイン的な観点からも、人の目で明瞭に見えてしまうことは好ましくない。したがって、このようなIRトナーを含む特殊な消費材については、印刷する前にプレビュー表示することにより、事前にどのように印刷されるかを確認したいという要請がある。
このような、特殊な消費材を用いた画像形成装置として、消色トナーを用いた印刷をする際に、消色トナーにより印刷画像の一部が消去された印刷結果の状態をプレビュー表示することができる装置が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、プレビュー時の背景色または通常のカラートナー画像と、消色トナー画像とを含むプレビュー画像の表示において、消色トナーのトナー量または通常のカラートナーのトナー量を調整した場合のプレビュー画像の表示動作が開示されていないという問題がある。また、IRトナーは、他の通常のトナー画像に重ねると見えにくくなる傾向があるが、IRトナーのトナー量、または、IRトナーによる画像と重なる通常のトナーのトナー量によっては、なおもIRトナーによる画像が認識されやすくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通常の消費材に対する特殊な消費材の相対量の調整後の印刷結果の状態を予め確認することができる情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷データに基づいてプレビュー表示を行う情報処理装置であって、記印刷データに基づいて画像形成装置で印刷される場合における通常の消費材で描画されるときの該通常の消費材の量、および、特殊な消費材で描画されるときの該特殊な消費材の量をそれぞれ連続的に調整するための調整部と、前記調整部に対する調整により変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量に基づく濃度で画像を表示する表示領域と、を同時に表示する編集画面に対する入力部を介した操作入力に応じて、前記調整部で変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量を設定値として設定する設定部と、前記印刷データに基づいて、前記設定部により設定された前記設定値が反映されて生成された印刷プレビュー画像を、表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、通常の消費材に対する特殊な消費材の相対量の調整後の印刷結果の状態を予め確認することができる。
図1は、実施形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るPCのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るPCのソフトウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る画像処理システムの機能ブロック構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る画像処理システムの印刷プレビュー表示動作の一例を示すシーケンス図である。 図7は、プレビュー表示画面の一例を示す図である。 図8は、実施形態での印刷プレビュー表示動作のうち画像形成装置側の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態での印刷プレビュー表示動作のうちPC側の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、トナー量編集画面の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよび画像処理方法の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(画像処理システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る画像処理システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、画像処理システム1は、PC(Personal Computer)10a、10bと、画像形成装置20と、を含む。PC10a、10bおよび画像形成装置20は、それぞれネットワークNを介して、互いに通信可能となっている。
なお、図1において、画像処理システム1は、2台のPC10a、10bを含むものとしているが、これに限定されるものではなく、PCは1台以上であればよい。また、PC10a、10bについて、任意のPCを示す場合、または総称する場合、単に「PC10」と称するものとする。また、PC10および画像形成装置20は、それぞれ情報処理装置の一例であり、PC10は、スマートフォン、タブレット端末、またはワークステーション等の異なる情報処理装置であってもよい。
PC10は、アプリケーションにより作成された原稿データから印刷データを生成し、ネットワークNを介して画像形成装置20へ、印刷データをジョブとして送信する情報処理装置の一例である。また、PC10は、印刷データの画像形成装置20での印刷状態を予め確認するためのプレビュー表示機能を有する。また、PC10は、IRトナー等の特殊な消費材で描画するための印刷データを作成する機能を有する。ここで、IRトナー等の特殊な消費材は、人間に対して不可視な消費材であるものする。したって、不可視な消費材としては、その他、UVトナー等を用いるものとしてもよい。また、トナーに限定されるものでもなく、インクまたはリボンであってもよい。ただし、以下では、特殊な消費材がIRトナーであるものとして説明する。なお、不可視とは、完全に人間が見えない状態のみならず、当該消費材が印刷された場合にうっすらと見ることができるものの何が印刷されているのかは視認できない状態を含む。したがって、例えば、IRトナーによる画像は、通常のカラートナーによる画像に対して重畳させて印刷することにより、IRトナーによる画像がうっすらと見えることを抑制することができる。
画像形成装置20は、PC10からネットワークNを介して印刷データを受信し、当該印刷データを印刷出力(画像形成)する情報処理装置の一例である。また、画像形成装置20は、印刷データに基づき、IRトナー等の特殊な消費材で印刷することが可能であるものとする。
なお、画像形成装置20は、印刷機能を有するプリンタ等であればよく、トナー印刷によるレーザプリンタ、インク印刷によるインクジェットプリンタ、またはリボン印刷による印刷機器のいずれであってもよい。以下では、画像形成装置20は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するトナー印刷による複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であるものとして説明する。また、画像形成装置20で印刷可能な特殊な消費材は、IRトナーであるものとして説明する。
ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、専用回線、またはインターネット等のネットワークである。ネットワークNは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等の通信プロトコルでデータ通信が行われる。また、ネットワークNは、有線または無線のネットワークのいずれを含んでいてもよい。
(PCのハードウェア構成)
図2は、実施形態に係るPCのハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係るPC10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、PC10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信I/F(Interface)104と、入出力I/F105と、入力装置106と、表示装置107と、補助記憶装置108と、を備えている。
CPU101は、PC10全体の動作を制御する演算装置である。ROM102は、PC10用のファームウェア等のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
通信I/F104は、ネットワークN等を介してデータを通信するためのNIC(Network Interface Card)等のインターフェースである。通信I/F104は、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルでデータ通信を行う。
入出力I/F105は、各種装置(例えば、入力装置106および表示装置107)とバス109とを接続するためのインターフェースである。
入力装置106は、文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作を行うためのマウスまたはキーボード等の入力装置である。
表示装置107は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。
補助記憶装置108は、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、プリンタドライバ、および各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。
上述のCPU101、ROM102、RAM103、通信I/F104、入出力I/F105および補助記憶装置108は、アドレスバスおよびデータバス等のバス109によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図2に示したPC10のハードウェア構成の一例を示すものであり、図2に示した構成要素をすべて含む必要はなく、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
(画像形成装置のハードウェア構成)
図3は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置20のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る画像形成装置20は、コントローラ200と、操作表示部210と、FCU(Facsimile Control Unit)220と、プロッタ231と、スキャナ232と、とがPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続された構成となっている。
コントローラ200は、画像形成装置20全体の制御、描画、通信、各種エンジンの制御および操作表示部210からの入力を制御する装置である。
操作表示部210は、例えば、タッチパネル等であり、コントローラ200に対する入力を受け付ける(入力機能)と共に、画像形成装置20の状態等を表示(表示機能)する装置であり、後述するASIC(Application Specific Integrated Circuit)206に直接接続されている。
FCU220は、ファックス機能を実現する装置であり、例えば、PCIバスによってASIC206に接続されている。
プロッタ231は、印刷機能を実現する装置であり、例えば、PCIバスによってASIC206に接続されている。スキャナ232は、スキャナ機能を実現する機能であり、例えば、PCIバスによってASIC206に接続されている。
コントローラ200は、CPU201と、システムメモリ(MEM-P)202と、ノースブリッジ(NB)203と、サウスブリッジ(SB)204aと、ネットワークI/F204bと、USB(Universal Serial Bus) I/F204cと、セントロニクスI/F204dと、ASIC206と、ローカルメモリ(MEM-C)207と、補助記憶装置208と、を有している。
CPU201は、画像形成装置20の全体制御を行うものであり、システムメモリ202、ノースブリッジ203およびサウスブリッジ204aからなるチップセットに接続され、このチップセットを介して他の機器と接続される。
システムメモリ202は、プログラムおよびデータの格納用メモリ、プログラムおよびデータの展開用メモリ、ならびにプリンタの描画用メモリ等として用いるメモリであり、ROMとRAMとを有している。このうち、ROMは、プログラムおよびデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAMは、プログラムおよびデータの展開用メモリ、ならびにプリンタの描画用メモリ等として用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
ノースブリッジ203は、CPU201と、システムメモリ202、サウスブリッジ204aおよびAGP(Accelerated Graphics Port)バス205とを接続するためのブリッジであり、システムメモリ202に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
サウスブリッジ204aは、ノースブリッジ203と、PCIデバイスおよび周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。サウスブリッジ204aは、PCIバスを介してノースブリッジ203と接続されており、PCIバスには、ネットワークI/F204b、USB I/F204cおよびセントロニクスI/F204d等が接続されている。
AGPバス205は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインターフェースである。AGPバス205は、システムメモリ202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にするバスである。
ASIC206は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス205、PCIバス、補助記憶装置208およびローカルメモリ207をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC206は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC206の中核をなすアービタ(ARB)と、ローカルメモリ207を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、プロッタ231およびスキャナ232との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットとから構成される。ASIC206には、例えば、PCIバスを介してFCU220、プロッタ231およびスキャナ232が接続される。また、ASIC206は、図示しないホストPCおよびネットワーク等にも接続されている。
ローカルメモリ207は、コピー用画像バッファおよび符号バッファとして用いるメモリである。
補助記憶装置208は、HDD、SSD、SD(Secure Digital)カードまたはフラッシュメモリ等の記憶装置であり、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、およびフォームの蓄積等を行うためのストレージである。
なお、図3に示す画像形成装置20のハードウェア構成は、一例であり、すべての構成機器を備えている必要はなく、また、他の構成機器を備えているものとしてもよい。
(PCのソフトウェア構成)
図4は、実施形態に係るPCのソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係るPC10のソフトウェア構成について説明する。
図4に示すように、PC10は、アプリケーション151と、プリンタドライバ152と、プレビューアプリケーション153と、がインストールされている。
アプリケーション151は、印刷対象となる画像等を含むデータを作成するソフトウェアである。
プリンタドライバ152は、アプリケーション151により作成された印刷対象となるデータから、画像形成装置20へジョブとして送るための印刷データを生成するソフトウェアである。
プレビューアプリケーション153は、プリンタドライバ152により生成された印刷データから、画像形成装置20での印刷状態を予め確認するためのプレビュー表示を行うソフトウェアである。また、プレビューアプリケーション153は、プリンタドライバ152で生成された印刷データから画像形成装置20により生成された印刷プレビュー画像を、画像形成装置20での印刷状態を予め確認するための画像としてプレビュー表示を行う。
なお、プリンタドライバ152およびプレビューアプリケーション153は、別個のソフトウェアである必要はなく、1つのソフトウェアとして構成されているものとしてもよい。
(画像処理システムの機能ブロック構成)
図5は、実施形態に係る画像処理システムの機能ブロック構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る画像処理システム1の機能ブロックの構成について説明する。
<PCの機能ブロック構成>
図5に示すように、本実施形態に係る画像処理システム1のPC10は、通信部301(第1送信部)と、設定部302と、取得部303(第2取得部)と、記憶部311と、入力部312と、表示制御部313と、表示部314と、を有する。
通信部301は、ネットワークNを介して、画像形成装置20とデータ通信を行う機能部である。通信部301は、例えば、図2に示す通信I/F104、およびCPU101で実行されるプログラム(プリンタドライバ152)によって実現される。
設定部302は、ユーザの入力部312への操作入力に従って、印刷データが画像形成装置20で印刷される際のIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量をそれぞれ設定(調整)する機能部である。なお、設定部302は、IRトナーのトナー量、および通常のカラートナーのトナー量のうち少なくともいずれか一方の設定が可能であるものとしてもよい。設定部302は、図2に示すCPU101で実行されるプログラム(プリンタドライバ152またはプレビューアプリケーション153)によって実現される。
取得部303は、PC10から送信された印刷データに基づいて画像形成装置20により生成された印刷プレビュー画像を取得する機能部である。取得部303は、図2に示すCPU101で実行されるプログラム(プリンタドライバ152またはプレビューアプリケーション153)によって実現される。
記憶部311は、原稿データ、印刷データおよびその他の情報を記憶する機能部である。記憶部311は、図2に示す補助記憶装置108またはRAM103のうち少なくともいずれかによって実現される。
入力部312は、ユーザが文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作入力を行う機能部である。入力部312は、図2に示す入力装置106によって実現される。
表示制御部313は、表示部314の表示動作を制御する機能部である。表示制御部313は、例えば、図2に示すCPU101で実行されるプログラム(プリンタドライバ152またはプレビューアプリケーション153)によって実現される。
表示部314は、表示制御部313の制御に従って、カーソル、メニュー、文字、画像(プレビュー画像等)または各種画面等の各種情報を表示する機能部である。表示部314は、図2に示す表示装置107によって実現される。
なお、図5に示すPC10の通信部301、設定部302、取得部303、記憶部311、入力部312、表示制御部313および表示部314は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すPC10で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示すPC10で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、設定部302、取得部303および表示制御部313の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<画像形成装置の機能ブロック構成>
図5に示すように、本実施形態に係る画像処理システム1の画像形成装置20は、通信部401(送信部、第2送信部)と、取得部402(第1取得部)と、設定部403と、解析部404と、画像生成部405と、画像形成部406と、記憶部411と、入力部412と、表示制御部413と、表示部414と、を有する。
通信部401は、ネットワークNを介して、PC10とデータ通信を行う機能部である。通信部401は、例えば、図3に示すネットワークI/F204b、およびCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
取得部402は、PC10で作成された印刷データ、および、設定部302により設定(調整)されたトナー量の設定値を、通信部401を介して取得する機能部である。取得部402は、図3に示すCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
設定部403は、ユーザの入力部412への操作入力に従って、印刷データが画像形成装置20で印刷される際のIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量をそれぞれ設定(調整)する機能部である。なお、設定部403は、IRトナーのトナー量、および通常のカラートナーのトナー量のうち少なくともいずれか一方の設定が可能であるものとしてもよい。設定部403は、図3に示すCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
解析部404は、取得部402により取得された印刷データを解析する機能部である。例えば、解析部404は、印刷データに対する解析により、IRトナーで描画すべき部分を特定する。解析部404は、図3に示すCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
画像生成部405は、取得部402により取得された印刷データから、プレビュー表示画面(後述の図9に示すプレビュー表示画面1600等)において画像形成装置20で印刷された場合の結果の状態を予め確認するための印刷プレビュー画像を生成する機能部である。画像生成部405は、図3に示すCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
画像形成部406は、第1取得部402により取得された印刷データを印刷出力する機能部である。画像形成部406は、図3に示すプロッタ231、およびCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
記憶部411は、印刷データ、および印刷プレビュー画像等を記憶する機能部である。記憶部411は、図3に示す補助記憶装置208、システムメモリ202またはローカルメモリ207のうち少なくともいずれかによって実現される。
入力部412は、ユーザが文字および数字等の入力、ならびに各種指示の選択等の操作入力を行う機能部である。入力部412は、例えば、図3に示す操作表示部210の入力機能によって実現される。
表示制御部413は、表示部414の表示動作を制御する機能部である。表示制御部413は、図3に示すCPU201で実行されるプログラムによって実現される。
表示部414は、表示制御部413の制御に従って、文字、画像(プレビュー画像等)または各種画面等の各種情報を表示する機能部である。表示部414は、図3に示す操作表示部210の表示機能によって実現される。
なお、図5に示す画像形成装置20の通信部401、取得部402、設定部403、解析部404、画像生成部405、画像形成部406、記憶部411、入力部412、表示制御部413および表示部414は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示す画像形成装置20で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示す画像形成装置20で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、取得部402、設定部403、解析部404、画像生成部405および表示制御部413の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
(印刷プレビュー表示動作)
図6は、実施形態に係る画像処理システムの印刷プレビュー表示動作の一例を示すシーケンス図である。図7は、プレビュー表示画面の一例を示す図である。図6および図7を参照しながら、本実施形態に係る画像処理システム1での印刷プレビュー表示動作の流れを説明する。
<ステップS11>
ユーザは、PC10の入力部312を介して、PC10で作成された印刷データの印刷プレビュー画像の表示を行うための操作を行う。例えば、ユーザは、アプリケーション151において印刷プレビュー表示を行うための操作、または、当該操作により表示部314に表示される図7に示すプレビュー表示画面1600の表示ボタン1604の押下操作を行う。
図7に示すプレビュー表示画面1600は、プレビュー表示領域1601と、表示ボタン1604と、編集ボタン1605と、を含む。プレビュー表示領域1601は、画像形成装置20の画像生成部405により生成された印刷プレビュー画像を表示する表示領域である。表示ボタン1604は、PC10で作成された印刷データから画像形成装置20により印刷プレビュー画像を生成させ、当該印刷プレビュー画像をプレビュー表示領域1601に表示させるためのボタンである。編集ボタン1605は、後述の図10に示すトナー量編集画面1700を表示させ、印刷データが印刷される際のIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量をそれぞれ編集(調整)して設定するためのボタンである。
<ステップS12>
ユーザにより入力部312に対して印刷データの印刷プレビュー画像の表示を行うための操作入力がなされると、PC10の通信部301は、印刷プレビュー画像の生成の要求を示す印刷プレビュー生成要求を、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。このとき、PC10の設定部302によって、印刷データが画像形成装置20で印刷される際のIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量について設定された設定値が有る場合、通信部301は、上述の印刷プレビュー生成要求と共に、当該設定値(トナー量設定値)を、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。
<ステップS13>
続いて、通信部301は、PC10で作成された印刷データを、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。
<ステップS14>
画像形成装置20の取得部402は、通信部401により受信されたPC10から送信された印刷プレビュー生成要求、トナー量設定値、および印刷データを取得する。そして、画像形成装置20の解析部404は、取得部402により取得された印刷データに対して解析を行う。例えば、解析部404は、印刷データに対する解析により、IRトナーで描画すべき部分を特定する。
<ステップS15>
画像形成装置20の画像生成部405は、取得部402により取得されたトナー量設定値を、印刷プレビュー画像を生成する場合において各色、およびIRトナーにより描画される部分についての濃度を決定するためのトナー量調整値に反映して変更する。
<ステップS16>
画像生成部405は、変更したトナー量調整値に従って、印刷データから印刷プレビュー画像を生成する。
<ステップS17>
画像形成装置20の通信部401は、画像生成部405により生成された印刷プレビュー画像を、ネットワークNを介してPC10へ送信する。
<ステップS18>
PC10の取得部303は、通信部301により受信された画像形成装置20から送信された印刷プレビュー画像を取得する。PC10の表示制御部313は、取得部303により取得された印刷プレビュー画像を、図7に示すプレビュー表示画面1600のプレビュー表示領域1601に表示させる。
以上のステップS11~S18の流れで、画像処理システム1での印刷プレビュー表示動作が行われる。
(印刷プレビュー表示動作における画像形成装置側の動作)
図8は、実施形態での印刷プレビュー表示動作のうち画像形成装置側の動作の一例を示すフローチャートである。図8を参照しながら、図6に示した印刷プレビュー表示動作のうち、画像形成装置20側の動作に着目して説明する。
<ステップS21>
画像形成装置20の通信部401は、PC10から送信された印刷プレビュー画像の生成の要求を示す印刷プレビュー生成要求を受信する。このとき、PC10の設定部302によって、印刷データが画像形成装置20で印刷される際のIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量について設定された設定値が有る場合、通信部401は、上述の印刷プレビュー生成要求と共に、当該設定値(トナー量設定値)を受信する。そして、画像形成装置20の取得部402は、通信部401により受信されたこれらのデータを取得する。そして、ステップS22へ移行する。
<ステップS22>
続いて、通信部401は、PC10で作成された印刷データを受信する。そして、取得部402は、通信部401により受信された印刷データを取得する。そして、ステップS23へ移行する。
<ステップS23>
画像形成装置20の解析部404は、取得部402により取得された印刷データに対して解析を行う。例えば、解析部404は、印刷データに対する解析により、IRトナーで描画すべき部分を特定する。そして、ステップS24へ移行する。
<ステップS24>
取得部402によって印刷プレビュー生成要求と共に、トナー量設定値が取得された場合(ステップS24:トナー量設定値有り)、ステップS25へ移行し、トナー量設定が取得されていない場合(ステップS24:トナー量設定値無し)、ステップS26へ移行する。
<ステップS25>
画像形成装置20の画像生成部405は、取得部402により取得されたトナー量設定値を、印刷プレビュー画像を生成する場合において各色、およびIRトナーにより描画される部分についての濃度を決定するためのトナー量調整値に反映して変更する。そして、ステップS26へ移行する。
<ステップS26>
画像生成部405は、取得部402により取得された印刷データから印刷プレビュー画像を生成する。この場合、画像生成部405は、取得部402によりトナー量設定値が取得されていない場合、例えば、デフォルトのトナー量に基づいて、印刷データから印刷プレビュー画像を生成する。あるいは、画像生成部405は、印刷データにIRトナーで描画される部分がないものとして、通常のカラートナーのみで描画されるものとした印刷プレビュー画像を生成する。一方、画像生成部405は、取得部402によりトナー量設定値が取得されている場合、ステップS25で変更されたトナー量調整値に従って、印刷データから印刷プレビュー画像を生成する。そして、ステップS27へ移行する。
<ステップS27>
通信部401は、画像生成部405により生成された印刷プレビュー画像を、ネットワークNを介してPC10へ送信する。
以上のステップS21~S27の流れで、印刷プレビュー表示動作のうち、画像形成装置20側の動作が行われる。
(印刷プレビュー表示動作におけるPC側の動作)
図9は、実施形態での印刷プレビュー表示動作のうちPC側の動作の一例を示すフローチャートである。図10は、トナー量編集画面の一例を示す図である。図9および図10を参照しながら、図6に示した印刷プレビュー表示動作のうち、PC10側の動作に着目して説明する。
<ステップS31>
ユーザは、PC10の入力部312を介して、PC10で作成された印刷データの印刷プレビュー画像の表示を行うための操作を行う。ここでは、ユーザは、アプリケーション151において図7に示すプレビュー表示画面1600を表示させるための操作を行う。そして、ステップS32へ移行する。
<ステップS32>
プレビュー表示画面1600において、ユーザにより入力部312を介して、表示ボタン1604が押下された場合(ステップS32:No)、ステップS33へ移行し、編集ボタン1605が押下された場合(ステップS32:Yes)、ステップS34へ移行する。
<ステップS33>
プレビュー表示画面1600において、ユーザにより入力部312を介して、表示ボタン1604が押下された場合、PC10の通信部301は、印刷プレビュー画像の生成の要求を示す印刷プレビュー生成要求を、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。そして、ステップS36へ移行する。
<ステップS34>
プレビュー表示画面1600において、ユーザにより入力部312を介して、編集ボタン1605が押下された場合、PC10の表示制御部313は、図10に示すトナー量編集画面1700を表示部314に表示させる。
図10に示すトナー量編集画面1700は、編集内容表示領域1701と、C調整部1703Cと、M調整部1703Mと、Y調整部1703Yと、IR調整部1703IRと、適用ボタン1705と、を含む。編集内容表示領域1701は、印刷プレビュー画像を表示すると共に、C調整部1703C等でのIRトナーおよび通常のカラートナーのトナー量の調整の結果、色の濃度が変更されて表示される表示領域である。図10に示す例では、編集内容表示領域1701に、カラー画像に重畳してIRトナーによるIR描画部IR1が描画されている。C調整部1703Cは、印刷プレビュー画像のうちカラートナーで描画されるカラー画像のC(シアン)成分のトナー量を調整するためのスライダーである。M調整部1703Mは、印刷プレビュー画像のうちのカラー画像のM(マゼンタ)成分のトナー量を調整するためのスライダーである。Y調整部1703Yは、印刷プレビュー画像のうちのカラー画像のY(イエロー)成分のトナー量を調整するためのスライダーである。IR調整部1703IRは、印刷プレビュー画像のうちIRトナーで描画される画像であるIR画像についての当該IRトナーのトナー量を調整するためのスライダーである。適用ボタン1705は、C調整部1703C、M調整部1703M、Y調整部1703Y、およびIR調整部1703IRによる各トナー量の調整後の状態で、印刷プレビュー画像を再生成するためのボタンである。このように、C調整部1703C、M調整部1703M、Y調整部1703Y、およびIR調整部1703IRの調整によって、カラートナー(通常の消費材の一例)に対するIRトナー(特殊な消費材の一例)の相対量の調整を行うことができることになる。なお、カラートナーに対するIRトナーの相対量の調整を行うためには、トナー量編集画面1700において、少なくともIR調整部1703IRによるIRトナーのトナー量が調整できるものであればよく、あるいは、少なくともC調整部1703C、M調整部1703M、およびY調整部1703Yによるカラートナーのトナー量が調整できるものであればよい。また、C調整部1703C、M調整部1703M、およびY調整部1703YによりC(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の各成分のトナー量が調整できるようになっているが、さらに、K(ブラック)の成分のトナー量が調整できるスライダーがあってもよい。
なお、編集内容表示領域1701におけるIRトナーにより描画される画像(例えば、図10におけるIR描画部IR1)の表示色としては、IRトナーは完全には透明ではないことによる実際の色に近似させた色、または、予め定められた色を、IRトナーによる色であるものとして表示させるものとしてもよい。
そして、トナー量編集画面1700において、ユーザにより入力部312を介して、適用ボタン1705が押下された場合、PC10の設定部302は、ユーザによる入力部312への操作入力に従い、トナー量編集画面1700において調整された各カラートナーおよびIRトナーのトナー量を、調整後のトナー量(トナー設定値)として設定する。また、設定部302は、設定されたトナー量(トナー量設定値)を、記憶部311に記憶させるものとしてもよい。そして、ステップS35へ移行する。
<ステップS35>
さらに、通信部301は、印刷プレビュー画像の生成の要求を示す印刷プレビュー生成要求と共に、設定部302により設定されたIRトナーおよびカラートナーのトナー量についての設定値(トナー量設定値)を、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。そして、ステップS36へ移行する。
<ステップS36>
続いて、通信部301は、PC10で作成された印刷データを、ネットワークNを介して画像形成装置20へ送信する。これによって、PC10から送信された印刷データに基づいて、画像形成装置20において、トナー量設定値が反映された印刷プレビュー画像が生成される。そして、ステップS37へ移行する。
<ステップS37>
通信部301は、画像形成装置20により生成された印刷プレビュー画像を、ネットワークNを介して受信する。そして、PC10の取得部303は、通信部301により受信された印刷プレビュー画像を取得する。そして、ステップS38へ移行する。
<ステップS38>
PC10の表示制御部313は、取得部303により取得された印刷プレビュー画像を、図7に示すプレビュー表示画面1600のプレビュー表示領域1601に表示させる。また、ステップS34においてトナー量編集画面1700が表示されており、適用ボタン1705が押下された場合には、表示制御部313は、編集内容表示領域1701に印刷プレビュー画像を表示させるものとしてもよい。この場合、トナー量編集画面1700からプレビュー表示画面1600へ戻った場合には、プレビュー表示領域1601には、取得部303により取得された印刷プレビュー画像が表示されていることになる。
以上のステップS31~S38の流れで、印刷プレビュー表示動作のうち、PC10側の動作が行われる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理システム1では、印刷データに基づいて画像形成に利用される通常のカラートナーおよびIRトナーのうち、少なくとともいずれか一方を調整することを可能とし、その調整後の印刷データの印刷結果を、印刷プレビュー画像を表示させるものとしている。これによって、カラートナーに対するIRトナーの相対量の調整後の印刷結果を、印刷プレビュー画像の表示によって確認することができる。また、このような印刷結果を印刷プレビュー画像により確認することによって、IRトナーによる画像(IR画像)がどのように印刷されるのかを把握することができ、その印刷状態に応じて、IRトナーのトナー量を調整することが可能となる。例えば、印刷プレビュー画像の確認により、IRトナーによる画像が目立たないように印刷されるように、IRトナーのトナー量を調整することができる。
また、本実施形態に係る画像処理システム1では、PC10で作成された印刷データに基づいて、画像形成装置20(画像生成部405)で印刷プレビュー画像を生成し、当該印刷プレビュー画像をPC10へ送信するものとしている。これによって、実際に印刷される状態に等しい印刷プレビュー画像を確認することができる。
なお、図6および図9では、カラートナーおよびIRトナーのトナー量の設定、および、印刷プレビュー画像の表示を、PC10側で行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、上述のように、カラートナーおよびIRトナーのトナー量の設定は、画像形成装置20の設定部403でも可能とし、画像生成部405により生成された印刷プレビュー画像は、表示制御部413により表示部414に表示されるものとしてもよい。
また、上述の実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態において、PC10および画像形成装置20の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態において、PC10および画像形成装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、またはDVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態において、PC10および画像形成装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態において、PC10および画像形成装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態において、PC10および画像形成装置20で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 画像処理システム
10、10a、10b PC
20 画像形成装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 通信I/F
105 入出力I/F
106 入力装置
107 表示装置
108 補助記憶装置
109 バス
151 アプリケーション
152 プリンタドライバ
153 プレビューアプリケーション
201 CPU
202 MEM-P
203 NB
204a SB
204b ネットワークI/F
204c USB I/F
204d セントロニクスI/F
205 AGP
206 ASIC
207 MEM-C
208 補助記憶装置
210 操作表示部
220 FCU
231 プロッタ
232 スキャナ
301 通信部
302 設定部
303 取得部
311 記憶部
312 入力部
313 表示制御部
314 表示部
401 通信部
402 取得部
403 設定部
404 解析部
405 画像生成部
406 画像形成部
411 記憶部
412 入力部
413 表示制御部
414 表示部
1600 プレビュー表示画面
1601 プレビュー表示領域
1604 表示ボタン
1605 編集ボタン
1700 トナー量編集画面
1701 編集内容表示領域
1703C C調整部
1703M M調整部
1703Y Y調整部
1703IR IR調整部
1705 適用ボタン
IR1 IR描画部
N ネットワーク
特開2016-062143号公報

Claims (8)

  1. 印刷データに基づいてプレビュー表示を行う情報処理装置であって、
    記印刷データに基づいて画像形成装置で印刷される場合における通常の消費材で描画されるときの該通常の消費材の量、および、特殊な消費材で描画されるときの該特殊な消費材の量をそれぞれ連続的に調整するための調整部と、前記調整部に対する調整により変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量に基づく濃度で画像を表示する表示領域と、を同時に表示する編集画面に対する入力部を介した操作入力に応じて、前記調整部で変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量を設定値として設定する設定部と、
    前記印刷データに基づいて、前記設定部により設定された前記設定値が反映されて生成された印刷プレビュー画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記印刷データに基づいて、前記画像形成装置によって、前記設定部により設定された前記設定値が反映されて生成された前記印刷プレビュー画像を、前記表示部に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記設定部により前記設定値が設定されていない場合、前記通常の消費材のみの描画に基づいて生成された前記印刷プレビュー画像を、前記表示部に表示させる請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記設定部により前記設定値が設定されていない場合、前記特殊な消費材については所定量の描画に基づいて生成された前記印刷プレビュー画像を、前記表示部に表示させる請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記特殊な消費材は、不可視な消費材である請求項1~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記不可視な消費材は、IR(Infrared)トナーである請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置と、画像形成装置とを含む画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    刷データに基づいて前記画像形成装置で印刷される場合における通常の消費材で描画されるときの該通常の消費材の量、および、特殊な消費材で描画されるときの該特殊な消費材の量をそれぞれ連続的に調整するための調整部と、前記調整部に対する調整により変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量に基づく濃度で画像を表示する表示領域と、を同時に表示する編集画面に対する入力部を介した操作入力に応じて、前記調整部で変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量を設定値として設定する設定部と、
    前記印刷データ、および、前記設定部により設定された前記設定値を、前記画像形成装置へ送信する第1送信部と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記第1送信部により送信された前記印刷データおよび前記設定値を取得する第1取得部と、
    前記印刷データに基づいて、前記第1取得部により取得された前記設定値を反映させて印刷プレビュー画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部により生成された前記印刷プレビュー画像を、前記情報処理装置へ送信する第2送信部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第2送信部により送信された前記印刷プレビュー画像を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得された前記印刷プレビュー画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
    をさらに備えた画像処理システム。
  8. 印刷データに基づいてプレビュー表示を行う画像処理方法であって、
    記印刷データに基づいて画像形成装置で印刷される場合における通常の消費材で描画されるときの該通常の消費材の量、および、特殊な消費材で描画されるときの該特殊な消費材の量をそれぞれ連続的に調整するための調整部と、前記調整部に対する調整により変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量に基づく濃度で画像を表示する表示領域と、を同時に表示する編集画面に対する入力部を介した操作入力に応じて、前記調整部で変更された該通常の消費材の量および該特殊な消費材の量を設定値として設定する設定ステップと、
    前記印刷データに基づいて、設定した前記設定値が反映されて生成された印刷プレビュー画像を、表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を有する画像処理方法。
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