JP7276000B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、例えば、不可視であるIR(Infrared Rays/赤外線)トナーを用いて用紙に印刷を行う技術がある。用紙が白色である場合、IRトナーにより印刷された印刷内容が見えてしまう問題があった。
このため、IRトナーを用いて印刷された用紙において不可視とすべき領域を光を用いて検出し、検出された領域に対して他のIRトナーで印刷を行うことが開示されている(特許文献1)。
しかしながら、従来の方法では、印刷に時間がかかってしまう問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、不可視の消費材を用いた印刷を高速化することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷データに基づいて、可視の通常の消費材と不可視の第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容が印刷される被記録媒体において前記通常の消費材に関する第1印刷領域と、前記被記録媒体において前記第1の特殊な消費材に関する第2印刷領域と、前記被記録媒体の色相とを特定する印刷データ解析部と、前記第1印刷領域と前記第2印刷領域と前記色相とに基づいて、前記第1の特殊な消費材を用いて前記被記録媒体に印刷される情報が可視となる条件を検知した場合、前記第1の特殊な消費材とは異なる不可視の第2の特殊な消費材を用いた第2印刷内容を生成する印刷内容生成部と、前記通常の消費材と前記第1の特殊な消費材とを用いて前記第1印刷内容を印刷し、かつ前記第2の特殊な消費材を用いて前記第2印刷内容を印刷する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、不可視の消費材を用いた印刷を高速化することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る画像形成システムの概略的な構成の一例を示すシステム構成図である。 図2は、実施の形態に係る画像形成装置の詳細なハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。 図3は、実施の形態に係り、画像形成装置における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、実施の形態に係る画像形成装置における不可視化動作の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態に係り、用紙における第1印刷領域の一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係り、用紙に印刷される第1印刷内容における第1印刷領域と第2印刷領域との一例を示す図である。 図7は、実施の形態に係り、用紙に印刷される第1印刷内容における第1印刷領域と第2印刷領域との他の例を示す図である。 図8は、実施の形態に係り、白色の用紙に印刷される第1印刷領域と第2印刷領域と、第3印刷領域との一例を示す図である。 図9は、実施の形態の応用例における不可視化動作の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る画像形成システム1の概略的な構成の一例を示すシステム構成図である。画像形成システム1は、ホストPC100と、画像形成装置の一例であるプリンター101とを有する。画像形成装置は、例えば、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)である。プリンター101は、コントローラ910と、操作パネル940と、エンジン制御部930とを有する。コントローラ910は、ネットワークI/F950を介してホストPC100と接続されている。コントローラ910は、操作パネルI/F106を介して操作パネル940と接続されている。コントローラ910は、エンジンI/F107を介してエンジン制御部930と接続されている。
図2は、画像形成装置101の詳細なハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。図2に示されているように、画像形成装置101は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置101の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、RAM902bに記憶されているプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、RAM902bに記憶されているプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、画像印刷装置9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
プリンタ部932は、電子写真方式によって画像を形成する。また、プリンタ部932は、Y、M、C、Kの通常のトナー(通常の消費材)による画像形成に加えて、IR(Infrared Rays/赤外線)トナー(特殊な消費材)による画像形成も可能である。
IRトナーは、近赤外光を含む赤外光の波長領域(約850nm前後)に吸収性を有し、可視光の波長領域(約400~700nm)に吸収が少ないトナーである。すなわち、可視光の波長領域の吸収性は、赤外光の波長領域の吸収性よりも少なくなっている。このようなIRトナーは可視光に対し透明で(不可視化)、赤外光を照射した場合に判読可能となる。IRトナーで印刷されたものは、人の目で見ることはできず、専用の読み取り装置で読み取ることができる。すなわち、IRトナーで印刷されたものは、通常のMFP101等ではコピーすることはできないものである。
なお、プリンタ部932は、上述したような電子写真方式によって画像を形成するものに限るものではなく、インクジェット方式によって画像を形成するものであってもよいし、インクリボンを用いたドットインパクト方式によって画像を形成するものであってもよい。例えば、インクジェット方式によって画像を形成する場合、通常のインク(通常の消費材)による画像形成に加えて、近赤外光を含む赤外光の波長領域(約850nm前後)に吸収性を有し、可視光の波長領域(約400~700nm)に吸収が少ないIR(Infrared Rays/赤外線)インク(特殊な消費材)による画像形成も可能である。また、インクリボンを用いたドットインパクト方式によって画像を形成する場合、通常のインクリボン(通常の消費材)による画像形成に加えて、近赤外光を含む赤外光の波長領域(約850nm前後)に吸収性を有し、可視光の波長領域(約400~700nm)に吸収が少ないIR(Infrared Rays/赤外線)インクリボン(特殊な消費材)による画像形成も可能である。
また、本実施の形態においては、特殊な消費材としてIRトナー/IRインク/IRインクリボンを用いた印刷について説明したが、これら限られるものではなく、特殊な消費材として暗い所でブラックライトを当てると発光するUV(Ultraviolet Rays/紫外線)トナー/UVインク/UVインクリボンを用いた印刷にも適用可能である。
なお、画像形成装置101は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
ホストPC100は、プリンター101に対して、印刷データを送信する、印刷データは、例えば、可視の通常の消費材に対応する可視トナーを用いる印刷に関する情報と、不可視の第1の特殊な消費材に対応する第1不可視トナーを用いる印刷に関する情報とを有する。
図3は、画像形成装置101における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、画像形成装置101は、印刷データ解析部90と、画像形成部91と、不可視画像判断部93と、印刷内容生成部95とを有する。画像形成部91は、ネットワークI/F950を通じて、ホストPC100から印刷データを受け取る。画像形成部91は、不可視画像判断部93に印刷データを送信する。
印刷データ解析部90は、印刷データを解析することにより、可視の通常の消費材と不可視の第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容が印刷される被記録媒体において通常の消費材に関する第1印刷領域と、被記録媒体において第1の特殊な消費材に関する第2印刷領域と、被記録媒体の色相とを特定する。印刷データ解析部90は、印刷データに基づいて、プリンタ部932にセットされた用紙Pが白紙か色付き(非白色)用紙かを判断する。印刷データ解析部90の処理内容は後程説明する。
不可視画像判断部93は、印刷データが不可視画像として印刷されるか否かを判断する。印刷データの少なくとも一部が不可視画像として印刷されると判断された場合、不可視画像判断部93は、当該判断結果を、画像形成部91に出力する。印刷データの少なくとも一部が不可視画像として印刷されないと判断された場合、不可視画像判断部93は、当該結果(以下、印刷不可指示と呼ぶ)を、印刷内容生成部95に出力する。不可視画像判断部93による処理内容は、後程詳述する。
印刷内容生成部95は、第1印刷領域と第2印刷領域と被記録媒体の色相とに基づいて、第1の特殊な消費材を用いて被記録媒体(用紙)に印刷される情報が可視となる条件(以下、可視条件と呼ぶ)を検知した場合、第1の特殊な消費材とは異なる不可視の第2の特殊な消費材を用いた第2印刷内容を生成する。換言すると、印刷内容生成部95は、不可視画像判断部93による印刷不可指示に応答して、第2印刷内容を生成する。印刷内容生成部95による処理内容、および上記可視条件については、後程詳述する。
画像形成部91は、通常の消費材と第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容を印刷し、かつ第1の特殊な消費材とは異なる2種類目の第2の特殊な消費材を用いて第2印刷内容を印刷する。第1印刷内容は、印刷データに対応する。以下、説明を具体的にするために、可視の通常の消費材を通常トナー(可視トナー)として説明し、不可視の第1の特殊な消費材を第1不可視トナー(第1IRトナー)として説明し、不可視の第2の特殊な消費材を第2不可視トナー(第2IRトナー)として説明する。画像形成装置101は、通常トナー、第1不可視トナーおよび第2不可視トナーを印刷可能な構成を有する。第1不可視トナーと第2不可視トナーとは、反応する周波数がそれぞれ異なる。例えば、第1不可視トナーが第1IRトナーであって、第2不可視トナーが第2IRトナーである場合、第1IRトナーと第2IRトナーとは、赤外光の波長領域である800nmから1mmまでの範囲のうち、反応する波長がそれぞれ異なる。
以下、実施の形態に係り、印刷データ解析部90による解析、不可視画像判断部93による判断、印刷内容生成部95による第2印刷内容の設定、および画像形成部91による印刷に関する動作(以下、不可視化動作と呼ぶ)について説明する。図4は、実施の形態に係る画像形成装置101における不可視化動作の手順の一例を示すフローチャートである。
(不可視化動作)
(ステップS401)
コントローラ910は、ホストPC100から印刷データを第1印刷内容として受け取る。印刷データ解析部90は、印刷データの解析により、通常トナーと第1不可視トナーとを用いて第1印刷内容が印刷される被記録媒体(以下、用紙と呼ぶ)において通常トナーが印刷される第1印刷領域と、当該用紙において第1不可視トナーが印刷される第2印刷領域とを特定する。例えば、印刷データ解析部90は、印刷データにおける描画領域情報、すなわち通常トナーを用いた印刷に関する座標情報および第1不可視トナーを用いた印刷に関する座標情報を用いて、第1印刷領域と第2印刷領域とを特定する。
図5は、用紙Pにおける第1印刷領域NTPAの一例を示す図である。図5に示す印刷内容は、例えば、第1不可視トナーによる管理情報とともに印刷される元画像に相当する。図6は、用紙Pに印刷される第1印刷内容における第1印刷領域NTPAと第2印刷領域S1PAとの一例を示す図である。図6では、第1印刷領域NTPAに第2印刷領域S1PAが重畳されている。図6に示すように、通常トナーにより印刷された第1印刷領域NTPAに、2次元バーコード画像が第1不可視トナーを用いて重畳されると、人の目では、2次元バーコード画像を判別することはできない。図7は、用紙Pに印刷される第1印刷内容における第1印刷領域NTPAと第2印刷領域S1PAとの他の例を示す図である。図7では、第1印刷領域NTPAと第2印刷領域S1PAとは重なっていないことを示している。図7に示すようなレイアウトで、用紙Pにおける白色の領域に2次元バーコード画像が第1不可視トナーにより印刷されると、よく見ると人の目にも第1不可視トナーによる2次元バーコード画像が見えてしまう事がある。
(ステップS402)
印刷データ解析部90は、印刷データに基づいて、プリンタ部932にセットされた用紙Pが白紙か色付き(非白色)用紙かを特定する。次いで、不可視画像判断部93は、第1印刷内容が印刷される用紙(被記録媒体)Pの色相が白色か否かを判断する。用紙Pの色相が白色である場合(ステップS402のYes)、ステップS403の処理が実行される。ステップS402のYesは、例えば、図5乃至図7における用紙Pの色相が白色であることに相当する。
また、用紙Pの色相が非白色、すなわち用紙Pが色付き用紙である場合(ステップS402のNo)、ステップS405の処理が実行される。ステップS402のNoは、例えば、図5乃至図7における用紙Pの色相が非白色であることに相当する。換言すれば、判断された用紙Pが色付き用紙である場合、第1不可視トナーによる印刷内容は、人の目には判断がつかないため、ステップS405の処理が実行される。本ステップS402において、第1の特殊な消費材(第1不可視トナー)を用いて被記録媒体(用紙)に印刷される情報が可視となる可視条件は、被記録媒体(用紙)において第1印刷内容の背景が白色であることを有する。すなわち、本ステップS402では、不可視画像判断部93は、当該可視条件が検知されたか否かを判断する。
(ステップS403)
不可視画像判断部93は、通常トナーの印刷領域に、第1不可視トナーの印刷領域全域が重畳されるか否かを判断する。すなわち、不可視画像判断部93は、第1印刷領域の座標情報と第2印刷領域の座標情報とに基づいて、第1印刷領域に第2印刷領域全域が重畳されるか否かを判断する。第2印刷領域全域が第1印刷領域に重畳する場合(ステップS403のYes)、ステップS405の処理が実行される。本ステップS403のYesは、例えば、白色の用紙Pにおいて第1印刷領域と第2印刷領域との位置関係が、図6に示すような状態となっていることに対応する。
また、第2印刷領域全域が第1印刷領域に重畳しない場合(ステップS403のNo)、ステップS404の処理が実行される。本ステップS403のNoは、例えば、白色の用紙Pにおいて第1印刷領域と第2印刷領域との位置関係が、図7に示すような状態となっていることに対応する。なお、本ステップS403のNoは、図7に示す位置関係に限定されず、例えば、白色の用紙Pにおいて第1印刷領域に第2印刷領域の一部が重畳する場合も含まれる。本ステップS403において、第1の特殊な消費材(第1不可視トナー)を用いて被記録媒体(用紙)に印刷される情報が可視となる可視条件は、第1印刷領域と第2印刷領域との重なりの状態を含むことを有する。
(ステップS404)
印刷内容生成部95は、第2不可視トナーの印刷内容を生成する。すなわち、印刷内容生成部95は、第1印刷領域と第2印刷領域とに基づいて、第1不可視トナーを用いて用紙Pに印刷される情報が可視となる可視条件を検知した場合、第2不可視トナーを用いた第2印刷内容を生成する。具体的には、印刷内容生成部95は、印刷データにおける情報を用いて、第2不可視トナーが印刷される領域(以下、第3印刷領域と呼ぶ)の情報(以下、印刷領域情報と呼ぶ)を作成する。第3印刷領域は、例えば、第1不可視トナーで印刷される第2印刷領域を包含する領域であって、第2印刷領域の領域を含む。印刷内容生成部95は、2種類目の第2不可視トナーで印刷される印刷領域情報を、画像形成部91に出力する。
図8は、白色の用紙Pに印刷される第1印刷領域NTPAと第2印刷領域S1PAと、第3印刷領域S2PAとの一例を示す図である。印刷領域情報は、図8に示すように、第2印刷領域S1PAを包含するように設定された第3印刷領域S2PAの座標に関する情報である。
(ステップS405)
画像形成部91は、通常の消費材と第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容を印刷し、かつ第2の特殊な消費材を用いて第2印刷内容を印刷する。このとき、画像形成部91は、例えば、プリンタ部932として機能する。具体的には、プリンタ部932は、通常トナーを用いて元画像を第1印刷領域NTPAに印刷する。プリンタ部932は、第1不可視トナーを用いて、管理情報を第2印刷領域S1PAに印刷する。プリンタ部932は、第2不可視トナーを、第3印刷領域S1PAに印刷する。当該ステップS405により、不可視化動作は終了する。
実施の形態に係る画像形成装置101では、印刷データに基づいて、可視の通常の消費材と不可視の第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容が印刷される被記録媒体において前記通常の消費材に関する第1印刷領域と、被記録媒体において第1の特殊な消費材に関する第2印刷領域と、被記録媒体の色相とを特定し、第1印刷領域と第2印刷領域と被記録媒体の色相とに基づいて、第1の特殊な消費材を用いて被記録媒体に印刷される情報が可視となる条件を検知した場合、第1の特殊な消費材とは異なる不可視の第2の特殊な消費材を用いた第2印刷内容を生成し、通常の消費材と前記第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容を印刷し、かつ第2の特殊な消費材を用いて第2印刷内容を印刷する。当該条件は、被記録媒体において第1印刷内容の背景が白色であることと、第1印刷領域と第2印刷領域とが重ならないことである。
具体的には、印刷データを解析することにより、印刷データに含まれる通常トナーによる描画領域(第1印刷領域)と、第1不可視トナーによる描画領域(第2印刷領域)と、用紙Pの色相とを特定する。特定された第1印刷領域と第2印刷領域と用紙Pの色相とに基づいて、第1不可視トナーにより印刷される情報が可視となる可視条件を、印刷前に検知する。当該可視条件の検知に応答して、第2不可視トナーによる描画領域(第3印刷領域)を、印刷前に決定する。次いで、決定された第3印刷領域を印刷データとともに用いて、印刷を実行する。
以上のことから、実施の形態に係る画像形成装置101によれば、印刷データを解析することにより、2種類目の第2不可視トナーを用いた印刷の有無および第2不可視トナーで印刷すべき領域を印刷前に決定することできる。このため、実施の形態に係る画像形成装置101では、IRトナーを用いて印刷された用紙Pにおいて不可視とすべき領域を物理的に検出することが不要となるため、不可視の消費材を用いた印刷を高速化することができる。
(応用例)
通常トナーと第1不可視トナーとの印刷領域が重複していたとしても、通常トナーの色が薄い場合は、第1不可視トナーによる印刷内容が人の目に判別出来てしまう可能性がある。そこで、本応用例では、図4のフローチャートのステップS403の後段において、第1印刷領域と第2印刷領域とが重畳する重複領域において、通常トナーの色が閾値を越えるか超えないかの判断を追加する事で、そのようなケースを防ぐ事が可能となる。
すなわち、本応用例では、ステップS403の後段の処理として、第2印刷領域全域が第1印刷領域に重畳する場合、第1印刷領域と第2印刷領域とが重畳する重畳領域における通常トナーの色相の情報を用いて、第2不可視トナーの使用の有無を判断することにある。図9は、応用例における不可視化動作の手順の一例を示すフローチャートである。図9において、図4と同様な処理については、図4と同じステップ番号を付与し、図4と異なるステップS901の処理について説明する。
不可視画像判断部93は、第1の特殊な消費材(第1不可視トナー)を用いて被記録媒体(用紙)に印刷される情報が可視となる条件として、第1印刷領域と第2印刷領域とが重複する重複領域における通常の消費材の色相の情報をさらに用いる。
(不可視化動作)
ステップS403においてYesと判定された場合、ステップS901による処理が実行される。
(ステップS901)
印刷データ解析部90は、印刷データを解析することにより、重畳領域における通常トナーの色相の値Nを特定する。次いで、不可視画像判断部93は、特定された色相の値Nが、閾値以下か否かを判定する。閾値は、予め記憶部に記憶される。なお、閾値は、元画像の印刷に関する通常トナーの色相の濃度に基づいて設定されてもよい。重複領域における通常トナーの色相の値Nが閾値以下である場合(ステップS901のYes)、ステップS404の処理が実行される。重複領域における通常トナーの色相の値Nが閾値を超える場合(ステップS901のNo)、ステップS405の処理が実行される。当該ステップS405により、本応用例における不可視化動作は終了する。
実施の形態の応用例に係る画像形成装置101では、第1の特殊な消費材を用いて被記録媒体に印刷される情報が可視となる条件として、第1印刷領域と第2印刷領域とが重複する重複領域における通常の消費材の色相の情報を用いる。これにより、重複領域における通常の色相の値Nが閾値以下である場合、第2不可視トナーの印刷内容すなわち第3印刷領域を、印刷前に決定することができる。このため、重畳領域における通常トナーの色相が薄かったとしても、第1不可視トナーによる印刷内容が人の目で判別できてしまうことを防止することができ、かつIRトナーを用いて印刷された用紙Pにおいて不可視とすべき領域を物理的に検出する必要がないため、不可視の消費材を用いた印刷を高速化することができる。
なお、IRトナー(第1不可視トナー)での印刷は、例えば部品の物流ラベル、IDカード、機密文書等に不可視化された情報を印刷することで、偽造防止や原本証明のために用いることを想定している。また、現状のIRトナーでの印刷技術では、完全に透明にはならないため、白地に印刷されると付加情報がうっすらと見え、何かが印刷されていることくらいは分かるものである。すなわち、IRトナーでの印刷物はほぼ透明となるので、印刷対象物のレイアウトに関わらず、どこにでも印刷することができるというメリットがある。しかしながら、上述のように白地に印刷すると見えやすいため、第1不可視トナーで印刷された情報に第2不可視トナーを印刷することで、うっすらと見えることを防止できる。なお、本実施の形態において「不可視」とは、完全に見えない状態と、上述のようにうっすらとは見えるが何が印刷されているかの視認はできないような状態と、のいずれも含む。
このように本実施の形態によれば、印刷データにおける描画領域情報に基づいて、例えば第2不可視トナーなどの第2の特殊な消費材で印刷するか否か、および第2不可視トナーを用いた印刷内容を設定可能とすることにより、衆目に晒したくない管理情報などを付加し、例えば赤外線照射時のみに可視化される秘匿性が高い付加情報を含む印刷結果を得ることができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
90 印刷データ解析部
91 画像形成部
93 不可視画像判断部
95 印刷内容生成部
100 ホストPC
101 画像形成装置
106 操作パネルI/F
107 エンジンI/F
901 CPU
902 システムメモリ(MEM-P)
902a ROM
902b RAM
903 ノースブリッジ(NB)
904 サウスブリッジ(SB)
906 ASIC
907 ローカルメモリ(MEM-C)
908 HDDコントローラ
909 HD
920 近距離通信回路
920a 近距離通信回路
921 AGPバス
922 PCIバス
930 エンジン制御部
931 スキャナ部
932 プリンタ部
940 操作パネル
940a パネル表示部
940b 操作パネル
950 ネットワークI/F
特開2009-015208号公報

Claims (3)

  1. 印刷データに基づいて、可視の通常の消費材と不可視の第1の特殊な消費材とを用いて第1印刷内容が印刷される被記録媒体において前記通常の消費材に関する第1印刷領域と、前記被記録媒体において前記第1の特殊な消費材に関する第2印刷領域と、前記被記録媒体の色相とを特定する印刷データ解析部と、
    前記第1印刷領域と前記第2印刷領域と前記色相とに基づいて、前記第1の特殊な消費材を用いて前記被記録媒体に印刷される情報が可視となる条件を検知した場合、前記第1の特殊な消費材とは異なる不可視の第2の特殊な消費材を用いた第2印刷内容を生成する印刷内容生成部と、
    前記通常の消費材と前記第1の特殊な消費材とを用いて前記第1印刷内容を印刷し、かつ前記第2の特殊な消費材を用いて前記第2印刷内容を印刷する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記条件は、前記色相が白色であって、前記第1印刷領域と前記第2印刷領域とが重ならないことである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記条件は、前記第1印刷領域と前記第2印刷領域とが重複する重複領域における前記通常の消費材の色相の情報を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
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