JP2013176022A - 画像判定装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コード画像を有する用紙に文書画像を重畳して形成する際に、画像形成後に復号不能領域が発生する場合には、画像形成前にその旨をユーザに警告して、文書画像を形成するか否かを選択できるようにした画像判定装置等を提供する。
【解決手段】コード画像が印刷された特定用紙を検知する用紙検知手段と、特定用紙が検知された場合に特定用紙に印刷されたコード画像及びコード画像の吸収波長に関する特性情報、コード画像のコード部の復号に必要な読取単位、及び文書画像の各々を取得する各種取得手段を有し、文書画像を読取単位に対応する複数のブロックに分割する分割手段と、文書画像のコード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部とコード画像のコード部とが重なるブロックを復号不能ブロックとして検出する検出手段と、検出結果に基づいて復号不能領域が発生する旨の警告を出力する出力手段と、を有する画像判定装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像判定装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、位置情報が記録されている位置情報記録媒体と、該位置情報記録媒体に印刷されている位置情報を読み取る装置を実装した印刷装置と、該位置情報が記載された記録媒体に印刷されている位置情報を取得する装置が取得した位置情報をアプリケーションプログラムに受け渡す機能を有する制御プログラム、該位置情報記録媒体の位置情報を該アプリケーションプログラムに受け渡す該制御プログラムと通信することが可能で、取得した位置情報から記録媒体の傾き角度を計測する記録媒体位置判定機能、および該記録媒体位置判定機能により取得した情報から、該印刷装置に送信する前の印刷情報に対して、傾いている記録媒体と同じ傾き角度になるように補正する印刷位置調整機能を実装し、印刷位置調整された印刷情報をそのまま印刷するアプリケーションプログラムとを有することを特徴とするプリンタシステムが開示されている。
特許文献2には、印刷装置と、上記印刷装置に印刷データを送信する印刷ホスト装置とを具備する印刷システムにおいて、印刷用紙に実装されている被検出体を検出する検出手段と;上記検出手段による被検出体の検出結果に基づいて、上記印刷装置に装填されている印刷用紙の少なくとも表裏状態または天地状態を判別する判別手段と;上記判別手段による判別に応じた印刷処理を実行する印刷実行手段と;を有することを特徴とする印刷システムが開示されている。
特開2010−191995号公報 特開2005−161787号公報
本発明の目的は、コード画像が予め形成された用紙に文書画像を重畳して形成する際に、画像形成後にコードが復号できない復号不能領域が発生する場合には、画像形成前にその旨をユーザに警告して、文書画像を形成するか否かを選択できるようにした画像判定装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像を形成するために搬送路に供給される用紙の中から、コード画像が印刷された特定用紙を検知する用紙検知手段と、前記特定用紙が検知された場合に、前記特定用紙に印刷されたコード画像及びコード画像の吸収波長に関する特性情報を取得する第1取得手段と、前記コード画像のコード部の復号に必要な読取単位を取得する第2取得手段と、画像形成対象となる電子文書の文書画像を取得する第3取得手段と、前記第2取得手段で取得された前記コード画像の読取単位に基づいて、前記第3取得手段で取得された前記文書画像を、前記読取単位に対応する複数のブロックに分割する分割手段と、前記第1取得手段で取得されたコード画像の特性情報に基づいて、前記文書画像の前記コード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部と、前記コード画像のコード部とが重なるブロックを復号不能ブロックとして検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、復号不能領域が発生する旨の警告を出力する出力手段と、を有する画像判定装置である。
請求項2に記載の発明は、前記コード画像が赤外線吸収材料を有し、前記文書画像の前記画像部が赤外線を吸収する黒色色材で形成される黒色画像部である、請求項1に記載の画像判定装置である。
請求項3に記載の発明は、前記コード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部か否かは、前記文書画像の各画素が有する色情報に基づいて定められる、請求項1又は2に記載の画像判定装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像判定装置と、前記出力手段が警告を出力する場合に、前記文書画像の画像形成の実行又は中止の選択を受け付ける受付手段と、前記文書画像の画像形成の実行が選択された場合に、前記特定用紙上に前記文書画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記コード画像が赤外線吸収材料を有し且つ前記復号不能ブロックが検出された場合に、前記文書画像の前記黒色画像部が赤外線を吸収しない色材で形成されるように前記文書画像の色変換処理を行う色変換手段を、更に備え、前記受付手段は、前記文書画像の画像形成の実行、前記文書画像の画像形成の中止、及び前記色変換手段で色変換処理された後の文書画像の画像形成の実行の何れかの選択を受け付け、前記画像形成手段は、前記色変換手段で色変換処理された後の文書画像の画像形成の実行が選択された場合には、前記特定用紙上に色変換処理後の文書画像の画像を形成する、請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項1、請求項4に記載の発明によれば、コード画像が予め形成された用紙に文書画像を重畳して形成する際に、画像形成後にコードが復号できない復号不能領域が発生する場合には、画像形成前にその旨をユーザに警告して、文書画像を形成するか否かを選択させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、黒色画像部が赤外線を吸収する黒色色材を用いて形成された場合に、画像形成後に復号不能領域が発生することを、事前に警告することができる。
請求項3に記載の発明によれば、文書画像の各画素が有する色情報に基づいてコード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部か否かを判定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、黒色画像部が赤外線を吸収しない色材を用いて形成されることで、復号不能領域の発生を防止することができる。
画像形成システムの全体構成を示す概略図である (A)はコード付加用紙の全体像を示す平面図である。(B)はコード付加用紙の表面の一部を拡大して示す部分拡大図である。 コード画像を構成する単位パターンの一例を示す模式図である。 符号パターンにおける単位パターンのレイアウトの一例を示す模式図である。 コード画像から特定情報を復号する原理を説明するための模式図である。 (A)は画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。(B)は特定用紙検知部の構成の一例を示す概略構成図である。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 「印刷可否確認処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 「復号不能ブロック検出処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 (A)は文書画像の一例を示す平面図である。(B)は文書画像の一部分を拡大して示す部分拡大図である。 復号不能ブロックの検出結果を示す部分拡大図である。 「印刷回避処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 設定画面の一例を示す模式図である。 色変換処理後の文書画像の一部分を拡大して示す部分拡大図である。 (A)〜(D)は従来公知のドットコードを示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<画像形成システム>
まず、本実施の形態に係る画像形成システムの一例について説明する。
図1は画像形成システムの全体構成を示す概略図である。図1に示すように、画像形成システム10は、端末装置20、画像形成装置30、及び文書管理サーバ40を備えている。端末装置20、画像形成装置30、及び文書管理サーバ40は、LAN(Local Area Network)等の通信回線90により接続されている。端末装置20は、ユーザが使用するコンピュータ等の情報処理装置及び周辺装置である。画像形成装置30は、用紙上に画像を形成する印刷装置等である。文書管理サーバ40は、電子文書を管理するコンピュータ等の情報処理装置である。なお、画像形成システムの構成は一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、端末装置20は、文書管理サーバ40から電子文書を取得し、画像形成装置30に電子文書の印刷を指示する。画像形成装置30は、端末装置20からの印刷指示に応じて、電子文書の文書画像を用紙50上に形成し、文書画像が形成された印刷物60を出力する。なお、端末装置20は、端末装置20の記憶部から電子文書を取得してもよい。また、端末装置20は、端末装置20の通信部を介して、文書管理サーバ40以外の外部装置から電子文書を取得してもよい。或いは、画像形成装置30は、画像形成装置30の画像読取部により原稿上の文書画像を読み取り、読み取った文書画像を用紙50上に形成してもよい。
本実施の形態では、画像形成装置30で文書画像を形成する際に、通常の用紙に代えて、コード画像が予め印刷された用紙50が使用される場合がある。以下では、コード画像が予め印刷された用紙を、「コード付加用紙50」と称して、通常の用紙と区別する。
コード画像は、特定情報を符号パターン(コード)で表したコード情報を含む画像である。符号パターン(コード)としては、バーコード等の一次元コード、QRコード(登録商標)やグリフコード等の二次元コード等を用いてもよい。特定情報は、コード画像の符号パターンを読み取って復号(デコード)される。本実施の形態では、用紙上での位置を表す位置情報、用紙を識別するための識別情報等を表すコード情報が、コード画像に埋め込まれている例について説明する。なお、コード画像の詳細については後述する。
例えば、コード画像は、赤外線吸収材料で形成された赤外画像としてもよい。ここで「赤外画像」とは、自然光又は白色光の下では肉眼により視認することが困難であり、赤外線を照射して反射された赤外線を検出することにより読み取られる画像である。赤外画像の読み取りには、赤外線カメラ等、赤外専用の撮影装置が用いられる。赤外線吸収材料としては、波長750nmから波長1000nmまでの赤外領域に光吸収ピークを有するものが用いられる。従って、赤外画像の読み取りには、赤外線吸収材料の吸収特性に応じた波長の赤外線が使用される。このような赤外線吸収材料は、既知の材料が適宜選択される。例えば、特開2009−209297号公報に記載の材料などを採用してもよい。
画像形成装置30は、シアン(C色)、マゼンタ(M色)、イエロー(Y色)、ブラック(K色)に発色するインクやトナー等、可視領域に吸収を有する印刷用色材を用いて、コード付加用紙50上に文書画像(可視画像)を形成する。従って、コード画像が赤外画像である場合には、赤外画像であるコード画像に、可視画像である文書画像が重畳された印刷物60が生成されることになる。ブラック(K色)に発色する黒色色材は、カーボンブラックを含み、赤外線吸収材料と同様に赤外線を吸収する。
文書画像が黒色画像部を含み、黒色画像部が黒色色材で形成されると、コード画像に黒色画像が重畳されてしまう。コード画像に黒色画像が重畳された部分は、コード画像及びコード情報が読み取れず、特定情報を復号できない「復号不能領域」となる。
コード画像が赤外画像ではない場合にも、同様の問題が発生する。コード画像が予め定めた吸収波長を有する色材で形成されている場合には、同じ吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部がコード画像に重畳されると、コード画像が読み取れない「復号不能領域」となる。例えば、コード画像がC色色材で形成された青色画像である場合には、C色色材の吸収波長に吸収帯域を有する「青色」や「黒色」で文書画像を形成すると、コード画像が読み取れなくなる。コード画像を形成する色材の色と、コード画像の読み取りを不能にする色との関係を、下記の表1に例示する。
本実施の形態では、画像形成装置30で文書画像を形成する前に、用紙搬送路においてコード付加用紙50を検知する。コード付加用紙50が検知された場合には、後述する「印刷可否確認処理」を実行する。そして、印刷物60に復号不能領域が発生することが予測される場合には、「復号不能領域が発生する」旨をユーザに警告する。また、ユーザから、文書画像の形成を実行又は中止する等の選択を受け付ける。例えば、設定画面に選択肢を表示して、ユーザからの選択を受け付けてもよい。設定画面は、画像形成装置30の操作表示部に表示される。文書画像の形成を実行するか、文書画像の形成を中止するかは、操作表示部を操作することにより、ユーザによって選択される。或いは、音声ガイドで選択肢を報知する等して、ユーザからの選択を受け付けてもよい。
また、印刷物60からのコード画像の読み取りに、ペン型デバイス70を用いてもよい。ペン型デバイス70は、例えば、印刷物60に筆記するペン先72、ペン先72周囲のコード画像を撮影する撮影部74、撮影されたコード画像から位置情報を復号して筆跡情報を取得する情報処理部(図示せず)、位置情報や筆跡情報を記憶する記憶部(図示せず)、無線通信等により外部と通信する通信部(図示せず)等を備えている。
例えば、ペン型デバイス70を用いて印刷物60に筆記した場合には、ペン型デバイス70により筆跡情報が取得され、文書管理サーバ40に送信される。印刷物60に対する筆跡情報は、文書管理サーバ40により、印刷物60に印刷された電子文書と関連付けて管理される。
<コード付加用紙>
次に、本実施の形態で使用されるコード付加用紙について説明する。
図2(A)はコード付加用紙50の全体像を示す平面図である。図2(A)に示すように、本実施の形態では、用紙全面のどの位置からでもコード画像を読み取ることができるように、コード付加用紙50の全面にコード画像(ドット模様で表す)が印刷されている。なお、コード画像は、画像形成装置30により画像が形成される画像形成領域、画像形成領域の周辺に在る周辺領域等、特定の領域に付加してもよい。また、コード付加用紙50の表裏両面に、コード画像を付加してもよい。
図2(B)はコード付加用紙50の表面の一部分50Aを拡大して示す部分拡大図である。図2(B)に示すように、コード画像には、複数のドットを二次元状に配列した二次元コード(ドットパターン)が、符号パターンとして用いられている。ここで「ドット」とは、赤外画像を形成する赤外線吸収材料で印字される部分であり、図2(B)では黒い四角(■)で表されている。
また、コード画像は、二次元状に配列された複数の符号パターン52を含んで構成されている。符号パターン52は、位置情報、識別情報等の特定情報を復号するために必要な読取単位である。例えば、QRコード(登録商標)であれば、1個のQRコード(登録商標)に相当する。符号パターン52毎に特定情報が復号される。換言すれば、符号パターン52の一部が読み取れない場合には、符号パターン52に対応する特定情報を復号できなくなる。本実施の形態では、符号パターン52は複数の単位パターン54を含んでおり、複数の単位パターン54の各々を読み取って、符号パターン52に対応する特定情報が復号される(図3及び図4を参照)。
図3はコード画像を構成する単位パターン54の一例を示す模式図である。単位パターン54は、符号パターン52を構成する最小単位であり、1ビット又は複数ビットの情報を表現する。図3に示すように、単位パターン54は、ドットが配置されるドット配置領域(黒色領域56A及びグレー領域56B)と、ドットが配置されない非配置領域(白色領域56C)とに区分されている。黒色領域56Aは、ドット配置領域にドットが配置されていることを示す。グレー領域56Bは、ドット配置領域にドットが配置されていないことを示す。
図3に示す例では、単位パターン54内に、9箇所のドット配置領域が設けられている。これら9箇所の中から選択した2箇所にドットが配置される。9箇所の中から2箇所を選択する組合せは36通り(=)あるので、36種類の単位パターン54があることになる。この単位パターン54は「9C2パターン」と称される。例えば、このうち32種類の単位パターン54を用いることで、5ビットの情報が表現される。また、図3に示す例では、単位パターン54のサイズは、「12画素×12画素」である。また、ドット配置領域(黒色領域56A及びグレー領域56B)及び非配置領域(白色領域56C)の各々のサイズは、「2画素×2画素」である。
例えば、解像度が600dpi(1インチ当たり600画素を印字できる解像度)の画像形成装置を用いて、上記の単位パターン54を有するコード画像を印刷する場合には、1画素の大きさは「42.3μm×42.3μm」である。従って、単位パターン54の1ドットの大きさは「84.6μm×84.6μm」となる。1ドットのサイズが小さい方が単位面積当たりの情報量は多くなるが、1ドットのサイズが小さ過ぎると読み取り精度が低下する。単位パターン54を構成する1ドットの大きさは、表現する情報量、読み取り精度、画像形成装置の解像度等を考慮して、一辺の長さ(直径)が50μm以上100μm以下の範囲とするとよい。
図4は符号パターン52における単位パターン54のレイアウトの一例を示す模式図である。符号パターン52は、二次元状に配列された複数の単位パターン54から構成されている。ここで単位パターン54が配置される位置を「単位ブロック」という。図4に示す例では、25(=5×5)個の単位ブロックが配列されている。25個の単位ブロックの各々には、単位パターン54が配置されている。上記の通り、36種類の単位パターン54がある。図4に示す例では、4種類の単位パターン54が、画像の回転を検出する同期符号として使用され、残り32種類の単位パターン54が、識別符号又は位置符号として使用されている。
図4に示すレイアウトでは、符号パターン52の左上の単位ブロックには、同期符号54Aが配置されている。同期符号54Aの右側に並ぶ4つの単位ブロックには、X座標を表すX位置符号54Bが配置されている。同期符号54Aの下側に並ぶ4つの単位ブロックには、Y座標を表すY位置符号54Cが配置されている。また、X位置符号54B及びY位置符号54Cに囲まれた領域に在る16(=4×4)個の単位ブロックには、識別符号54Dが配置されている。なお、図4は単位パターン54のレイアウトの一例を示すものであり、同期符号54A、X位置符号54B、Y位置符号54C、及び識別符号54Dの各々は、いずれかの単位パターン54に置き換えられる。
ここで、符号パターン単位での復号原理について簡単に説明する。
図5はコード画像から特定情報を復号する原理を説明するための模式図である。図5に示すように、コード画像の一部分50Aから読み取られたドット配列50Bに対し、符号パターン52と同じ大きさのフレーム58を重ね合わせる。フレーム58は、単位ブロックと同じ大きさの複数の開口を有している。複数の開口は、単位ブロックと同じレイアウトで配列されている。ドット配列50Bに対しフレーム58を移動させながら、各開口内のドット数が2となるようにフレーム58の位置を調整する。これにより、1つの符号パターン52に対応するドット配列が検出される。
符号パターン52に対応するドット配列が検出されると、検出されたドット配列の中から同期符号54Aを検出して、画像の回転を判定する。判定結果に応じてドット配列を回転させて、ドット配列を正しい向きに設定する。これにより、符号パターン52と同じレイアウトで単位パターン54が配列された正規のドット配列が取得される。次に、取得された正規のドット配列から、X位置符号54B、Y位置符号54C、及び識別符号54Dの各々に対応する単位パターン54を検出して、位置情報及び識別情報を復号する。
1つの符号パターン52の復号処理が終了すると、ドット配列50Bに対しフレーム58を矢印A方向に移動させて、次の符号パターン52に対応するドット配列を検出し、上記手順を繰り返し行って、次の符号パターン52から位置情報及び識別情報を復号する。これにより、符号パターン52毎に、位置情報及び識別情報が復号される。なお、フレーム58は、符号パターン52を読み取る順序に従って移動する。例えば、ペン型デバイス70で筆跡情報を取得する場合には、フレーム58の移動方向はペン先72の移動方向となる。
<画像形成装置の構成>
次に、画像形成装置30の構成の一例について説明する。本実施の形態では、電子写真用現像剤(トナーを含む)を用いて、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置について説明する。図6(A)は画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。図6(B)は特定用紙検知部の構成の一例を示す概略構成図である。また、図7は画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
図6(A)及び図7に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置30は、制御部300、操作表示部310、画像読取部320、画像形成部330、用紙供給部340、用紙排出部350、特定用紙検知部360、通信部370、及び記憶部380を備えている。画像形成部330、用紙供給部340、用紙排出部350、及び特定用紙検知部360の各々は、点線で図示した用紙搬送路に沿って、用紙供給部340、特定用紙検知部360、画像形成部330、及び用紙排出部350の順序で配置されている。
詳細は後述するが、特定用紙検知部360は、コード付加用紙50を検知する検知部である。特定用紙検知部360は、用紙供給部340と画像形成部330との間に配置されている。用紙供給部340から供給された用紙がコード付加用紙50である場合には、画像形成部330で画像が形成される前に、特定用紙検知部360によりコード付加用紙50が検知される。例えば、特定用紙検知部360は、赤外画像を読み取る画像読取装置として構成してもよい。
この場合は、コード画像(赤外画像)の読み取りにより、コード付加用紙50が検知される。後述する通り、印刷パラメータに基づいてコード付加用紙50を検知することも可能であるが、特定用紙検知部360によれば、実際に用紙搬送路に供給される用紙について検知が行われるので、1枚ずつ用紙が供給される手差し印刷等でも、コード付加用紙50が確実に検知される。なお、特定用紙検知部360の具体的な構成については後述する。
制御部300は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部300は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)300A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)300B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)300C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ300D、及び入出力インターフェース(I/O)300Eを備えている。CPU300A、ROM300B、RAM300C、不揮発性メモリ300D、及びI/O300Eの各々は、バス300Fを介して接続されている。
操作表示部310、画像読取部320、画像形成部330、用紙供給部340、用紙排出部350、特定用紙検知部360、通信部370、及び記憶部380の各部は、制御部300のI/O300Eに接続されている。制御部300は、操作表示部310、画像読取部320、画像形成部330、用紙供給部340、用紙排出部350、特定用紙検知部360、通信部370、及び記憶部380の各部を制御する。また、制御部300は、特定用紙検知部360から、コード付加用紙50の検知結果を取得する。なお、画像形成装置30は、複数の搬送ローラ346を有している。複数の搬送ローラ346は、点線で図示した用紙搬送路に沿って配置されている。複数の搬送ローラ346は、画像形成動作に応じて用紙を搬送する。
操作表示部310は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、後述する警告画面や設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部310は、上記構成により、ユーザの操作を受け付けると共に、ユーザに各種情報を表示する。画像読取部320は、CCDイメージセンサ等、用紙上に形成された画像を光学的に読み取る画像読み取り装置、用紙を走査するための走査機構等を含んで構成されている。画像読取部320は、上記構成により、画像読取部320に置かれた原稿用紙の画像を読み取り、画像情報を生成する。
画像形成部330は、電子写真方式により用紙上に画像を形成するものである。ここでは、いわゆるタンデム型で且つ中間転写型の画像形成部を例示する。画像形成部330は、K色のトナー像を形成する画像形成ユニット332K、C色のトナー像を形成する画像形成ユニット332C、M色のトナー像を形成する画像形成ユニット332M、及びY色のトナー像を形成する画像形成ユニット332Yを備えている。また、画像形成部330は、矢印B方向に移動するように複数のローラ334に巻き掛けられた中間転写ベルト336、中間転写ベルト336上のトナー像を用紙上に一括転写する二次転写装置338、二次転写されたトナー像を定着する定着装置339を含んで構成されている。
画像形成ユニット332K、332C、332Y、及び332Mの各々は、中間転写ベルト336が矢印B方向に移動した場合に、中間転写ベルト336上にY色、M色、C色、K色の順序でトナー像が形成されるように、図示した順序で配置されている。以下では、各色を区別する必要がない場合には、画像形成ユニット332と総称する。画像形成ユニット332は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含んで構成されている。感光体ドラムは、矢印方向に回転するように構成されている。
画像形成部330は、具体的には以下の手順で画像を形成する。画像形成ユニット332Kにより、K色のトナー像を中間転写ベルト336上に転写する。画像形成ユニット332Kでは、感光体ドラムが、帯電装置により帯電される。露光装置は、帯電された感光体ドラム上をK色画像に応じた光で露光する。これにより、感光体ドラム上にK色画像に応じた静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をK色トナーにより現像する。転写装置は、感光体ドラム上に形成されたK色のトナー像を、中間転写ベルト336上に転写する。
同様に、画像形成ユニット332Cにより、C色のトナー像を中間転写ベルト336上に転写する。また、画像形成ユニット332Mにより、M色のトナー像を中間転写ベルト336上に転写する。また、画像形成ユニット332Yにより、Y色のトナー像を中間転写ベルト336上に転写する。中間転写ベルト336上には、K色、C色、M色及びY色のトナー像が重ね合わされて「重ねトナー像」が形成される。二次転写装置338は、中間転写ベルト336上の「重ねトナー像」を、用紙上に一括転写する。定着装置339は、用紙上に一括転写された「重ねトナー像」を加熱や加熱により定着する。
用紙供給部340は、用紙が収容される用紙収容部342、用紙収容部342から画像形成部330に用紙を供給する供給機構等を含んで構成されている。供給機構は、用紙収容部342から用紙を取り出す取出ローラ344、搬送ローラ346等で構成されている。用紙の種類やサイズに応じて、複数の用紙収容部342が設けられている。本実施の形態では、複数の用紙収容部342は、コード付加用紙50を収納する用紙収容部342を含んで構成されている。用紙供給部342は、上記構成により、コード付加用紙50を含む各種用紙を画像形成部330に供給する。
用紙排出部350は、用紙が排出される排出部354、不要な用紙が廃棄される廃棄部356、用紙を排出部354上に排出させるための排出機構等を含んで構成されている。排出機構は、不要な用紙が廃棄部356に廃棄されるように、搬送ローラ346の外に、用紙搬送路を切り替える搬送路切替部352を含んで構成されている。用紙排出部350は、上記構成により、文書画像が形成された場合には、画像形成部330で画像が形成された用紙を排出部354に排出する。また、文書画像の形成が中止された場合には、用紙を廃棄部356に廃棄する。
通信部370は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されたコンピュータと通信を行うためのインターフェースとして機能する。通信部370は、端末装置20、文書管理サーバ40等の外部装置から、印刷指示や電子文書の画像情報と共に、印刷パラメータを取得する。
印刷パラメータとは、ページ、部数、用紙サイズ、用紙1枚に印刷するページ数、余白等の印刷属性である。本実施の形態では、コード付加用紙50を使用するか否かも、印刷パラメータに含まれている。画像形成装置30は、印刷パラメータに応じた用紙サイズのコード付加用紙50を選択し、選択されたコード付加用紙50上に電子文書の文書画像を形成する。
記憶部380は、ハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部380には、ログデータ等の各種データ、制御プログラム等が記憶される。本実施の形態では、後述する「印刷可否確認処理」の制御プログラムが、記憶部380に予め記憶されている場合について説明する。予め記憶された制御プログラムは、CPU300Aにより読み出されて実行される。なお、制御プログラムは、ROM300B等の他の記憶装置に記憶されていてもよい。
また、本実施の形態では、記憶部380には、複数のコード画像が、用紙サイズ及び解像度と関連付けて予め記憶されている。更に、複数のコード画像の各々に応じて、コード画像に含まれる二次元コードの復号に必要な「読取単位」が記憶されている。なお、コード付加用紙50には、画像形成装置30の解像度と用紙サイズとに応じて、予め定めたコード画像が印刷されている。従って、コード付加用紙50に印刷されたコード画像は、画像形成装置30の解像度と用紙サイズとに応じて一意的に求められる。
なお、制御部300には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
ここで、図6(B)を参照して、特定用紙検知部360の構成を具体的に説明する。図6(B)に示すように、特定用紙検知部360は、例えば、コード付加用紙50のコード画像が形成された面等、供給された用紙の画像形成面に対向するように配置されている。特定用紙検知部360は、用紙の画像形成面に赤外光を照射する赤外光源362、結像光学系364、赤外画像を読み取るように構成された画像読み取り装置366を含んで構成されている。画像読み取り装置366は、例えば、赤外光を透過する赤外線フィルタと、赤外線フィルタの透過光を検出するイメージセンサ等の光検出器と、で構成されていてもよい。
コード付加用紙50の検知を行う場合には、赤外光源362が点灯して、用紙の画像形成面に赤外光が照射される。用紙がコード付加用紙50であると、コード画像形成面に照射された赤外光は、一部が吸収され且つ残部が反射される。画像形成面で反射された反射赤外光は、結像光学系364により画像読み取り装置366の検出面に結像される。画像読み取り装置366は、反射赤外光を検出して、コード付加用紙50上の赤外画像を読み取る。
また、特定用紙検知部360では、コード画像を読み取って復号する必要はなく、コード付加用紙50を検知するための検知情報が取得されればよい。例えば、赤外画像が印刷されたコード付加用紙50では、通常の用紙に比べて、反射赤外光の強度が減少する。このような反射赤外光の強度変化から、コード付加用紙50を検知してもよい。なお、後述する通り、印刷パラメータからコード付加用紙50が使用されるか否かが分かる。従って、印刷パラメータに基づいて、コード付加用紙50を検知してもよい。
<印刷可否確認処理>
次に、「印刷可否確認処理」について説明する。
画像形成装置30に対して電子文書の印刷が指示されると、画像形成装置30は、印刷指示や電子文書の画像情報と共に印刷パラメータを取得する。印刷パラメータに、「コード付加用紙50の使用」が含まれている場合には、画像形成装置30は、印刷パラメータに応じた用紙サイズのコード付加用紙50を選択し、選択されたコード付加用紙50上に電子文書の文書画像を形成する。この場合は、用紙供給部342からは、コード付加用紙50が供給される。
コード付加用紙50が供給されると、特定用紙検知部360によりコード付加用紙50が検知される。画像形成装置30は、コード付加用紙50が検知された場合には、文書画像を形成する前に、以下に説明する「印刷可否確認処理」を実行する。そして、印刷物に「復号不能領域」が発生することが予測される場合には、ユーザにその旨を警告し、文書画像の形成を中止する等の回避処理が行えるようにする。
(印刷可否確認処理の概略)
図8は「印刷可否確認処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。この印刷可否確認処理は、画像形成装置30のCPU300Bにより実行される。また、印刷可否確認処理は、特定用紙検知部360により、用紙搬送路においてコード付加用紙50が検知されると(即ち、検知情報が取得されると)開始される。
まず、ステップ100で、特定用紙検知部360から取得された検知情報に基づいて、用紙供給部340からコード付加用紙50が供給されたか否かを判定する。肯定判定の場合はステップ102に進み、否定判定の場合はルーチンを終了する。ステップ102では、「復号不能ブロック検出処理」を実行する。復号不能ブロック検出処理では、画像形成装置30で取得された文書画像が複数のブロックに分割され、複数のブロックの中から「復号不能ブロック」が検出される。
次に、ステップ104で、検出結果に基づいて「復号不能ブロック」が検出されたか否かを判定する。肯定判定の場合はステップ106に進み、否定判定の場合はルーチンを終了する。ステップ106では、「印刷回避処理」を実行して、ルーチンを終了する。詳細は後述するが、印刷回避処理では、画像形成装置30の操作表示部に、「復号不能領域が発生する」旨の警告と共に、文書画像の形成を実行又は中止する等の選択肢を表示する設定画面が表示される。復号不能領域を有する文書画像の場合には、上記の警告により、ユーザに対し印刷の回避が促される。
(復号不能ブロック検出処理)
次に、「復号不能ブロック検出処理」について説明する。図9は「復号不能ブロック検出処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップ200で、取得された印刷パラメータ(用紙サイズ等の設定情報)に基づいて、記憶部380に記憶された複数のコード画像の中から、設定情報に応じたコード画像を取得する。これにより、文書画像が印刷されるコード付加用紙50に対応したコード画像が取得される。取得されたコード画像は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。
次に、ステップ202で、取得されたコード画像に応じて、記憶部380に記憶された「読取単位」を取得する。取得された読取単位は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。本実施の形態では、コード画像は「読取単位」である符号パターン52が複数配列された画像である。取得されたコード画像は、符号パターン52の大きさ(例えば、60画素×60画素)を有する複数のブロックに予め区分されている。
次に、ステップ204で、画像形成対象となる電子文書の文書画像を取得する。取得された文書画像は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。なお、画像形成対象となる電子文書の文書画像は、通信部370を介して取得されている。例えば、文書画像がPDLデータ(ページ記述言語で記載されたデータ)として取得されている場合には、ビットマップ展開されたラスタデータに変換し、RGB形式の画像データをCMYK形式の画像データに色変換して、CMYK形式の画像データを取得する。なお、画像形成装置30により表現される色空間に応じて、色変換処理を行うための「色変換テーブル」が用意されている。色変換テーブルは、記憶部380等に予め記憶されている。
次に、ステップ206で、コード画像の読取単位に基づいて、取得された文書画像を読取単位に対応する複数の「ブロック」に分割する。例えば、コード付加用紙50上に1ページ分の文書画像が形成される場合には、文書画像とコード画像とが同じ大きさとなる。この場合には、取得された文書画像は、取得されたコード画像と同様に、符号パターン52の大きさを有する複数のブロックに区分される。また、コード付加用紙50上にNページ分の文書画像が形成される場合には、取得された文書画像は、形成される画像の倍率に応じてブロックの大きさを変更する。例えばコード付加用紙50上に2ページ分の文書画像が、それぞれの文書画像を1/2倍にして形成される場合、符号パターン52の2倍(およそ1.41×1.41)の大きさを有する複数のブロックに区分される。
次に、ステップ208で、文書画像の複数のブロックについて、「復号不能ブロック」を検出するための検出順序を設定する。例えば、画像形成時には、用紙を平面視した場合に、左右方向を主走査方向とし、主走査ラインの配列方向を副走査方向として、予め定めた順序で画像形成を行う。まず、左側から右側に向かって1ライン分の主走査を行う。次に、副走査方向に移動して次のラインの主走査を行う。検出順序は、画像形成時の走査順序と同様の順序としてもよい。なお、設定された検出順序は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。
なお、本実施の形態では、コード付加用紙50の全面にコード画像が印刷されており、コード画像は複数の符号パターン52から構成されている。このため、文書画像の複数のブロックの各々は、コード画像の符号パターン52と重なる。これに対し、コード付加用紙50の一部分にコード画像が印刷される場合等は、文書画像の複数のブロックの一部は符号パターン52とは重ならない。この場合には、文書画像の複数のブロックの内、コード画像の符号パターン52と重なるブロックについて、検出順序を設定すればよい。
次に、ステップ210で、文書画像の最初のブロックについて、ブロック内に黒色画素が含まれるか否かを判断する。ブロック内の各画素が有する色情報に基づいて、ブロック内に黒色画素が含まれるか否かが判断される。例えば、文書画像がCMYK形式の画像データである場合には、色情報(K>0)を有する画素(K色色材が印刷に使用される画素)が、ブロック内に含まれるか否かを判断すればよい。なお、色情報(K>0)を有する画素が広範囲になる場合には、K値に閾値を設けて、K値が閾値以下の色情報を有する画素を、黒色画素と定義してもよい。
また、文書画像がRGB形式の画像データで表されている場合には、ブロック内の各画素は、階調数に応じてRGB各色の明るさを表す色情報を有している。RGB各色が256階調で表示される場合には、黒色画素は(R=0、G=0、B=0)という色情報を有している。この場合には、色情報(R=0、G=0、B=0)を有する画素が、ブロック内に含まれるか否かを判断すればよい。或いは、R値、G値、B値の各々に閾値を設けて、R値、G値、B値の各値が閾値以下の色情報を有する画素を、黒色画素と定義してもよい。
文書画像が黒色画像部を含み、黒色画像部が黒色色材で形成されると、コード画像に黒色画像が重畳されてしまう。コード画像に黒色画像が重畳された部分は、コード画像及びコード情報が読み取れず、特定情報を復号できない「復号不能領域」となる。従って、ブロック内に黒色画素が含まれる場合には、ステップ210で肯定判定してステップ212に進む。そして、ステップ212で、黒色画素が含まれるブロックを「復号不能ブロック」と認定する。即ち、復号不能ブロックが検出される。検出結果は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。一方、ブロック内に黒色画素が含まれない場合には、ステップ210で否定判定してステップ214に進む。
次に、ステップ214で、文書画像の次のブロックについて、ブロック内に黒色画素が含まれるか否かを判断する。ブロック内に黒色画素が含まれる場合には、ステップ214で肯定判定してステップ216に進む。そして、ステップ216で、黒色画素が含まれるブロックを「復号不能ブロック」と認定する。即ち、復号不能ブロックが検出される。検出結果は、RAM300Cに記憶され、必要に応じて読み出される。一方、ブロック内に黒色画素が含まれない場合には、ステップ214で否定判定して、ステップ218に進む。
次に、ステップ218で、検出対象となる全部のブロックについて、復号不能ブロックの検出が行われたか否かを判定する。否定判定の場合は、ステップ214に戻って、復号不能ブロックの検出を繰り返し行う。一方、肯定判定の場合は、次のステップ220に進む。次に、ステップ220で、検出結果をRAM300Cに記憶して、ルーチンを終了する。文書画像の全部のブロックから「復号不能ブロック」が検出されて、文書画像に対する検出結果として記憶される。
ここで、上記の「復号不能ブロック検出処理」の内容を視覚的に説明する。
図10(A)は文書画像の一例を示す平面図である。ここでは、文書画像が「色調整用のカラーチャート」である場合を例に説明する。図10(A)に示すように、例示した文書画像100には、「テストパターン」等の黒色の文字画像102と、C色、M色、Y色等の図形画像104が形成されている。文書画像100は、文字画像102及び図形画像104の画像部と、画像の背景となる背景部106とで構成されている。図形画像104は、いわゆる「テストパッチ」であり、C色、M色、Y色各々の四角いベタ画像である。
図10(B)は文書画像100の一部分100Aを拡大して示す部分拡大図である。図10(B)に示すように、文書画像100の略中央に在る部分100Aには、文字列「マゼンタ」の文字「マ」の黒色の文字画像102と、M色の図形画像104の一部とが配置されている。復号不能ブロック検出処理では、文書画像が読取単位に対応する複数のブロックに分割される。主なブロックに符号を付すと、文書画像100の部分100Aには、ブロック110A、110B、110C、110D、110E、110Fが含まれている。
図11は復号不能ブロックの検出結果を示す部分拡大図である。検出結果を示す文書画像(以下、「プレビュー画像」という。)の一部分200Aを拡大して示す部分拡大図である。プレビュー画像の部分200Aは、文書画像100の部分100Aに対応している。復号不能ブロック検出処理では、グレー色で表示した通り、復号不能ブロック108が検出される。この例では、ブロック110A、110B、110C、110D、及び110Eは、黒色の文字画像102と重なっており、ブロック内に黒色画素を含んでいる。従って、ブロック110A〜110Eの各々は、復号不能ブロック108として検出される。なお、ブロック110Fは、復号不能ブロックには該当しない。
(印刷回避処理)
次に、「印刷回避処理」について説明する。図12は「印刷回避処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。図8に示すように、印刷回避処理は、文書画像中に「復号不能ブロック」が検出された場合に実行される。
なお、文書画像、復号不能ブロックの検出結果等は、復号不能ブロック検出処理において既に取得されて、制御部300のRAM300Cに記憶されている。文書画像は、CMYK形式の画像データ(CMYKデータ)として、RAM300Cに記憶されている。また、本実施の形態では、画像形成装置30の記憶部380には、CMYKデータをCMYデータに変換するための「第2の色変換テーブル」が記憶されている。
まず、ステップ300で、設定画面を表示するように操作表示部320に指示する。操作表示部320に表示される設定画面には、復号不能領域が発生する旨の警告と共に、文書画像の形成を実行又は中止する等の選択肢が表示される。
図13は設定画面の一例を示す模式図である。設定画面80には、「コード画像の一部が読み取れません」等のエラーメッセージ(警告)を表示する表示部82、「印刷中止」を選択するための選択部84A、「通常印刷」を選択するための選択部84B、「色変換処理後に印刷」を選択するための選択部84C、「開始(OK)」を指示するための指示部86A、及び「取止め(キャンセル)」を指示するための指示部86Bが設けられている。以下では、選択部84A、選択部84B、選択部84C区別する必要がない場合は、「選択部84」と総称する。
ユーザが操作表示部320を操作して設定画面80の各部に情報を入力することで、設定情報、指示情報が取得される。選択部84により「印刷中止」、「通常印刷」、「色変換処理後に印刷」の何れかが選択され、指示部86Aにより「開始」が指示されて、設定情報、指示情報が取得されると、次のステップ302に進む。
次に、ステップ302で、設定情報に基づいて「印刷中止」が指示されたか否かを判定する。否定判定の場合はステップ304に進み、肯定判定の場合はステップ312に進む。ステップ304では、設定情報に基づいて「通常印刷」が指示されたか否かを判定する。否定判定の場合はステップ306に進み、肯定判定の場合はステップ314に進む。
ステップ306では、設定情報に基づいて「色変換処理後に印刷」が指示されたか否かを判定する。肯定判定の場合はステップ308に進み、否定判定の場合はステップ302に戻って、判定を繰り返す。なお、ステップ306で否定判定の場合には、所定時間の経過を待って、ルーチンを終了してもよい。
ステップ312では、「印刷中止」が指示されているので、印刷を中止するように各部に指示して、ルーチンを終了する。この場合には、復号不能領域を有する文書画像は印刷されない。
例えば、画像形成部330に対しては、コード付加用紙50に対し画像形成を行わないように指示する。画像形成部330では、供給されたコード付加用紙50に対し画像形成が行われない。また、用紙排出部350に対しては、コード付加用紙50が廃棄されるように指示する。用紙排出部350では、搬送路切替部352により搬送路が切り替えられて、画像が形成されていないコード付加用紙50が、廃棄部356に廃棄される。
ステップ314では、「通常印刷」が指示されているので、取得された文書画像の印刷を実行するように各部に指示して、ルーチンを終了する。この場合には、復号不能領域を有する文書画像は、そのまま印刷される。従って、復号不能領域では、コード画像及びコード情報が読み取れず、特定情報を復号できない。
例えば、画像形成部330に対しては、コード付加用紙50に対し文書画像を形成するように指示する。画像形成部330では、供給されたコード付加用紙50に対し、CMYKデータに基づいて文書画像を形成する。また、用紙排出部350に対しては、文書画像が形成されたコード付加用紙50が排出部354に排出されるように指示する。用紙排出部350では、文書画像が形成されたコード付加用紙50が排出部354に排出される。
ステップ308では、「色変換処理後に印刷」が指示されているので、取得された文書画像に対し色変換処理を実行する。記憶部380から「第2の色変換テーブル」を読み出し、文書画像の各ブロックが「復号不能ブロックか否か」に応じて色変換処理を実行する。即ち、文書画像の復号不能ブロックについては、文書画像をCMYKデータからCMYデータに変換する色変換処理を実行する。
次に、ステップ310で、色変換処理後の文書画像を印刷するように各部に指示して、ルーチンを終了する。例えば、画像形成部330に対しては、コード付加用紙50に対し色変換処理後の文書画像を形成するように指示する。画像形成部330では、供給されたコード付加用紙50に対し、色変換処理後の文書画像を形成する。また、用紙排出部350に対しては、文書画像が形成されたコード付加用紙50が排出部354に排出されるように指示する。用紙排出部350では、文書画像が形成されたコード付加用紙50が排出部354に排出される。
この場合には、復号不能領域を有する文書画像は、復号不能領域を有しない文書画像に変換されて印刷される。CMYK形式の画像データでは、各画素はCMYK各色の混合比率を表す色情報を有している。これに対し、CMY形式の画像データでは、各画素はCMY各色の混合比率を表す色情報を有している。従って、文書画像の画像形成時には、「復号不能ブロック」に対応するブロックでは、赤外線を吸収しないC色、M色、Y色の色材の混色により黒色が表現されることになり、コード画像の読み取りや復号が可能となる。
ここで、上記の「色変換処理」の内容を視覚的に説明する。
図14は色変換処理後の文書画像(印刷画像)の一部分200Bを拡大して示す部分拡大図である。印刷画像の一部分200Bは、文書画像100の部分100Aに対応している。色変換処理では、文書画像の「復号不能ブロック」のCMYKデータがCMYデータに変換される色変換処理が実行される。この例では、ブロック110A〜110Eが「復号不能ブロック」である。ブロック110A〜110EのCMYKデータは、CMYデータに色変換される。印刷画像の部分200Bでは、図14に示すように、図10(B)に示す文書画像100の黒色の文字画像102は、紫色や青色等(黒色とは異なる色)の文字画像102Aとして印刷される。
なお、上記では「復号不能ブロック」についてCMYKデータをCMYデータに色変換し、「復号不能ブロック」以外のブロックについては色変換を行わない例について説明したが、文書画像の全部のブロックについてCMYKデータをCMYデータに変換してもよい。
<変形例>
なお、上記の実施の形態では、複数の単位パターンを含む「符号パターン」を読取単位として説明したが、「単位パターン」を読取単位としてもよい。読取単位は、特定情報を復号するのに必要な大きさ又は領域であればよく、特定情報の情報量に応じて設定すればよい。例えば、本実施の形態に係る「単位パターン」を読取単位としても、5ビット以上の特定情報が保持される。
また、上記の実施の形態では、コード画像を構成するドットコードとして、「9C2パターン」と称される特定の単位パターンを使用するドットコードの例について説明したが、単位パターンのサイズ、ドットの配置、選択するドットの個数等は、適宜変更してもよい。また、異なる体系のドットコードを用いてもよい。図15(A)〜(D)は従来公知のドットコードを示す模式図である。これら従来公知のドットコードを用いてもよい。なお、ドットコードの種類と特定情報の情報量とに応じて、特定情報を復号するのに必要な「読取単位」が設定される。
図15(A)に示すドットコードでは、仮想的な格子枠を配置し、この格子の交差点で区切られる4つの領域のいずれか1つにドットを配置する。これにより4種類のパターンを表現することが可能となり、2ビットを表現することができる(特表2003−511762号公報)。また、図15(B)に示すドットコードでは、グリフコードと呼ばれる右斜めと左斜めの直線で1ビットを表現している(特開平9−185669号公報)。右斜めの直線と左斜めの直線の各々は、複数のドットで構成されている。
図15(C)に示すドットコードでは、直線と鍵型のグラフィックパターンの組み合わせによって情報を表現している(特開2004−152273号公報)。各パターンは、複数のドットで構成されている。また、図15(D)に示すドットコードでは、ドットのオンオフによって情報を表現している(特許番号2833975号公報)。
また、上記の実施の形態では、外部装置等に予め記憶されている電子文書及びその文書画像を取得する例について説明したが、電子文書及びその文書画像は、他の方法で取得してもよい。例えば、画像形成装置のスキャナ部等の画像読取装置で読み取った文書画像を用いてもよい。例えば、コード付加用紙にK色色材を含むインク等で文書画像を印刷した場合に、印刷された文書画像を画像読取装置で読み取って文書画像を取得した後に、取得した文書画像(復号不能領域を有する文書画像)の復号不能ブロックについて色変換処理を行って、色変換処理後の文書画像(復号不能領域を有しない文書画像)を印刷してもよい。
また、上記の実施の形態では、黒色画素が含まれるブロックを「復号不能ブロック」とする例について説明したが、これに限定される訳ではない。上記の通り、コード画像が予め定めた吸収波長を有する色材で形成されている場合には、同じ吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部がコード画像に重畳されると、コード画像が読み取れない「復号不能領域」となる。この場合には、コード画像を形成する色材の色に応じて、コード画像の読み取りを不能にする色の画素が含まれるブロックを「復号不能ブロック」とする
また、上記各実施形態で説明した画像形成システム、画像形成装置、及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、プログラムの全部又は一部のステップを、当該ステップに対応した回路により実行するようにしてもよい。また、プログラムの全部又は一部のステップの順序を入れ替えてもよい。
10 画像形成システム
20 端末装置
30 画像形成装置
40 文書管理サーバ
50 コード付加用紙
52 符号パターン
54 単位パターン
54A 同期符号
54B 位置符号
54C 位置符号
54D 識別符号
56A 黒色領域
56B グレー領域
56C 白色領域
58 フレーム
60 印刷物
70 ペン型デバイス
80 受付画面
82 表示部
84A 設定部
84B 選択部
84C 選択部
86A 指示部
86B 指示部
90 通信回線
100 文書画像
102 文字画像
104 図形画像
106 背景部
108 復号不能ブロック
110A〜110F ブロック
300 制御部
310 操作表示部
320 画像読取部
330 画像形成部
340 用紙供給部
350 用紙排出部
360 特定用紙検知部
370 通信部
380 記憶部

Claims (5)

  1. 画像を形成するために搬送路に供給される用紙の中から、コード画像が印刷された特定用紙を検知する用紙検知手段と、
    前記特定用紙が検知された場合に、前記特定用紙に印刷されたコード画像及びコード画像の吸収波長に関する特性情報を取得する第1取得手段と、
    前記コード画像のコード部の復号に必要な読取単位を取得する第2取得手段と、
    画像形成対象となる電子文書の文書画像を取得する第3取得手段と、
    前記第2取得手段で取得された前記コード画像の読取単位に基づいて、前記第3取得手段で取得された前記文書画像を、前記読取単位に対応する複数のブロックに分割する分割手段と、
    前記第1取得手段で取得されたコード画像の特性情報に基づいて、前記文書画像の前記コード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部と、前記コード画像のコード部とが重なるブロックを復号不能ブロックとして検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、復号不能領域が発生する旨の警告を出力する出力手段と、
    を有する画像判定装置。
  2. 前記コード画像が赤外線吸収材料を有し、前記文書画像の前記画像部が赤外線を吸収する黒色色材で形成される黒色画像部である、請求項1に記載の画像判定装置。
  3. 前記コード画像の吸収波長に吸収帯域を有する色を用いた画像部か否かは、前記文書画像の各画素が有する色情報に基づいて定められる、請求項1又は2に記載の画像判定装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像判定装置と、
    前記出力手段が警告を出力する場合に、ユーザから、前記文書画像の画像形成の実行又は中止の選択を受け付ける受付手段と、
    前記文書画像の画像形成の実行が選択された場合に、前記特定用紙上に前記文書画像を形成する画像形成手段と、
    を有する画像形成装置。
  5. 前記コード画像が赤外線吸収材料を有し且つ前記復号不能ブロックが検出された場合に、前記文書画像の前記黒色画像部が赤外線を吸収しない色材で形成されるように前記文書画像の色変換処理を行う色変換手段を、更に備え、
    前記受付手段は、ユーザから、前記文書画像の画像形成の実行、前記文書画像の画像形成の中止、及び前記色変換手段で色変換処理された後の文書画像の画像形成の実行の何れかの選択を受け付け、
    前記画像形成手段は、前記色変換手段で色変換処理された後の文書画像の画像形成の実行が選択された場合には、前記特定用紙上に色変換処理後の文書画像の画像を形成する、
    請求項4に記載の画像形成装置。
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