JP2011192919A - 半導体集積装置の製造方法及び半導体集積装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】製造工程数を増加させることなく、高い耐圧の半導体集積装置を製造することが可能な半導体集積装置の製造方法、及び半導体集積装置を提供することを目的とする。
【構成】半導体基板の表面に形成されている拡散領域に接するボディ領域と、埋込拡散層との間に、半導体基板よりも電気抵抗が低いシンカー層を設ける。又、かかるシンカー層を形成すべく半導体基板表面に設けるレジスト膜に対して、その側面と半導体基板の底面との交叉角が90度未満となるテーパー加工処理を施す。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積装置に関し、特に、多重RESURF(Reduced Surface Field)ラテラル構造を有するMOS(Metal Oxide Semiconductor)型の半導体集積装置の製造方法に関するものである。
現在、このような半導体集積装置として、P型の半導体基板上に形成したN型のエピタキシャル層内に、ソース領域及びドレイン領域を夫々司るN型の拡散領域を含むP型拡散層が形成されており、このP型拡散層の下方に、P型埋込拡散層及びN型埋込拡散層が積層形成されている構造を採用したものが提案されている(例えば、特許文献1の図1参照)。かかる半導体集積装置において、N型埋込拡散層は、半導体基板とエピタキシャル層とに跨って形成されている。このN型埋込拡散層とP型埋込拡散層とで形成されるPN接合領域のブレークダウン電圧は、ソース及びドレイン間のブレークダウン電圧よりも低くなるように構築されている。かかる構造により、トランジスタを破壊するような過電圧がドレイン電極に印加された場合には、上記したN型埋込拡散層とP型埋込拡散層とで形成されるPN接合領域がブレークダウンすることになり、過電圧印加に伴うトランジスタの破壊を防ぐことが可能となる。
ここで、かかるブレークダウンによってP型埋込拡散層からN型埋込拡散層を介して送出される電流は、ソース領域に形成されているPボディ領域及びソース電極を介してGNDに流れ込んで消費されるようになっている。
しかしながら、上記の構成では、P型の半導体基板が比較的高抵抗である為、埋込拡散層の電位を確実にGND電位に固定することが出来ず、RESURFP構造の特性を生かしたソース・ドレイン間耐圧の向上を図ることが出来ないという問題があった。
特開2006−237223号公報
本発明は、製造工程数を増加させることなく、高い耐圧の半導体集積装置を製造することが可能な半導体集積装置の製造方法、及び半導体集積装置を提供することを目的とする。
本発明による半導体集積装置の製造方法は、第1導電型の半導体基板に半導体集積装置を形成させる半導体集積装置の製造方法であって、前記半導体基板上にチャネルストップ領域及びシンカー領域を形成する為のレジスト膜をパターニングする工程と、前記レジスト膜の側面と前記半導体基板の表面との交叉角を90度未満にすべきテーパー加工処理を前記レジスト膜に施す工程と、前記レジスト膜を介して前記半導体基板の表面に、前記第1導電型の前記チャネルストップ領域を形成させるべきイオン注入処理を施す工程と、前記レジスト膜を介して前記半導体基板の表面から前記チャネルストップ領域の下方に到るまでの領域に、前記第1導電型の前記シンカー領域を形成させるべきイオン注入処理を施す工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記半導体基板内において前記シンカー領域の下側に接して前記第1導電型の埋込拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表面において前記シンカー領域と前記半導体基板とに跨る前記第1導電型のボディ領域を形成すると共に、前記ボディ領域に接して前記第1導電型とは逆極性の第2導電型の拡散領域を形成する工程と、を含む。
又、本発明による半導体集積装置は、第1導電型の半導体基板に構築されている半導体集積装置であって、前記半導体基板の表面に形成されている前記第1導電型とは逆極性の第2導電型のウェル領域と、前記ウェル領域の表面に形成されている前記第2導電型の第1拡散領域と、前記第1拡散領域の表面に形成されている第1金属電極と、前記ウェル領域の表面において前記第1拡散領域に接して形成されている第1酸化膜と、前記半導体基板の表面に形成されている前記第2導電型の第2拡散領域と、前記半導体基板の表面において前記第2拡散領域に接して形成されている前記第1導電型のボディ領域と、前記第2拡散領域及び前記ボディ領域各々の表面に跨って形成されている第2金属電極と、前記第1酸化膜、前記ウェル領域、前記半導体基板、前記第2拡散領域各々の表面に跨って形成されているゲート電極膜と、前記半導体基板の表面において前記ボディ領域に接して形成されている第2酸化膜と、前記半導体基板内において前記第2酸化膜の下面に接して形成されている前記第1導電型のチャネルストップ層と、前記半導体基板及び前記ウェル領域の双方に跨って前記半導体基板及び前記ウェル領域内に埋め込まれている前記第1導電型の埋込拡散層と、前記半導体基板内において前記埋込拡散層の上面及び前記ボディ領域の下部に夫々接して形成されている前記第1導電型のシンカー層と、を備える。
本発明においては、第1導電型の半導体基板と第2導電型のウェル領域とに跨って双方内に第1導電型の埋込拡散層を埋め込むことによってソース・ドレイン間耐圧を高めるにあたり、この半導体基板の表面に形成されている拡散領域に接するボディ領域と、埋込拡散層との間に両者を連結するシンカー層(半導体基板よりも電気抵抗が低い)を設けることにより、更なる耐圧向上を図るようにしている。又、上記したシンカー層を形成すべく半導体基板表面に設けるレジスト膜に対して、このレジスト膜の側面と半導体基板の表面との交叉角を90度未満とすべきテーパー加工処理を施すようにしている。これにより、かかるレジスト膜を用いて、チャネルストップ領域形成の為のイオン注入処理と、シンカー領域形成の為のイオン注入処理とを連続して実施することが可能となる。つまり、レジスト膜を交換せずに、チャネルストップ領域形成の為のイオン注入処理と、シンカー領域形成の為のイオン注入処理と、を実行することが可能となる。よって、製造工程数を大幅に増加させることなく、ソース・ドレイン間耐圧を更に高めることが可能となる。
図1Aは、本発明による半導体集積装置としてのパワーMOSFETの上面透過図である。図1Bは、図1AのY1−Y1でのパワーMOSFETの断面構造を示す図である。 図1A及び図1Bに示すパワーMOSFETの製造手順を示すフロー図である。 パワーMOSFETの製造途中(ステップS1〜S4)における断面構造を示す図である。 パワーMOSFETの製造途中(ステップS5)における断面構造を示す図である。 パワーMOSFETの製造途中(ステップS6)における断面構造を示す図である。 パワーMOSFETの製造途中(ステップS7、S8)における断面構造を示す図である。 パワーMOSFETの製造途中(ステップS8〜S12)における断面構造を示す図である。
半導体基板の表面に形成されている拡散領域に接するボディ領域と、埋込拡散層との間に、半導体基板よりも電気抵抗が低いシンカー層を設ける。又、かかるシンカー層を形成すべく半導体基板表面に設けるレジスト膜に対して、その側面と半導体基板の底面との交叉角を90度未満にすべきテーパー加工処理を施す。
図1A及び図1Bは、本発明による半導体集積装置としてのnチャネル型のパワーMOS(Metal Oxide Semiconductor)FET(Field effect transistor)の構造を示す図である。尚、図1Aは、かかるパワーMOSFETを上面から眺めた際の透過図であり、後述するウェル領域103及び埋込拡散層107の形態のみが抜粋して示されている図である。
図1A及び図1Bに示すように、pチャネル型の半導体基板101内には、ドレイン領域を担うnチャネル型のウェル領域103(以下、nウェル領域103と称する)が形成されている。尚、nウェル領域103の表面は、半導体基板101の表面と互いに同一面を為すように、この半導体基板101の表面から露出している。
nウェル領域103の表面部には、この表面から突出した形態にてフィールド酸化膜としてのLOCOS(local oxidation of silicon)酸化膜104が形成されている。LOCOS酸化膜104の一端にはゲート電極膜105、その他端にはnチャネル型のドレイン拡散領域106が形成されている。
又、nウェル領域103内において、LOCOS酸化膜104の下方には、pチャネル型の埋込拡散層107(以下、p埋込拡散層107と称する)が形成されている。ドレイン拡散領域106の上面にはドレイン電極108が形成されている。
半導体基板101の表面におけるnウェル領域103の近傍には、nチャネル型のソース拡散領域109が形成されている。ゲート電極膜105は、図1Bに示すように、LOCOS酸化膜104、nウェル領域103、半導体基板101及びソース拡散領域109各々の表面に跨って形成されている。又、半導体基板101の表面には、この表面から突出した形態にて、互いに隣接するトランジスタ同士を分離する為のLOCOS酸化膜110が形成されており、このLOCOS酸化膜110とソース拡散領域109との間にpチャネル型のボディ領域111(以下、pボディ領域111と称する)が形成されている。又、金属電極であるソース電極112が、ソース拡散領域109及びpボディ領域111各々の上面に当接して形成されている。尚、LOCOS酸化膜104、ゲート電極膜105、ドレイン拡散領域106、ソース拡散領域109、LOCOS酸化膜110、及びpボディ領域111各々の表面は、酸化膜113で覆われている。
半導体基板101内において、ソース拡散領域109、LOCOS酸化膜110及びpボディ領域111の下方の領域には、nウェル領域103内に埋め込まれているp埋込拡散層107が、図1Aに示す如くリング状に回り込んだ形態にて形成されている。すなわち、p埋込拡散層107は、図1A及び図1Bに示すように、nウェル領域103と半導体基板101とに跨って両者に埋め込まれてなる一連の埋込拡散層なのである。
又、半導体基板101内において、LOCOS酸化膜110の下面には、pチャネル型の拡散層であるチャネルストップ層115が形成されている。かかるチャネルストップ層115により、n型への反転層の発生を抑えることが出来、LOCOS酸化膜110を介して隣り合うトランジスタ間の表面リーク電流を抑える事が出来る。よって、素子間分離の為に設けられたLOCOS酸化膜110自体のサイズを小さくできるので、高集積化を図ることが可能となる。
更に、半導体基板101内には、図1Bに示す如く、pボディ領域111の下面の一部と、チャネルストップ層115の下面とに夫々接して両者を連結するpチャネル型の拡散層としてのシンカー層116が形成されている。尚、シンカー層116の下面は、p埋込拡散層107に接触している。
以下に、図1A及び図1Bに示すパワーMOSFETの製造方法について、図2に示す製造フローに従って説明する。
先ず、半導体基板101上にnウェル領域103を図3Aに示す如く形成する(ステップS1)。次に、図3Aに示す如く、パッド酸化膜PS及び窒化シリコン膜SMにて上記LOCOS酸化膜104及び110が形成されるべき領域をパターニングする(ステップS2)。次に、図3Aに示す如く、上記したチャネルストップ層115及びシンカー層116を形成する為のレジスト膜RMをパターニングする(ステップS3)。尚、図3Aに示す如きレジスト膜RMの膜厚THは、チャネルストップ層115を形成させる為のイオン注入処理(約40KeV)で必要とされる約1.0μmよりも厚い、例えば4.0μmとする。
次に、レジスト膜RMに対して、図3Aに示す如く、その側面FLと半導体基板101の表面との交叉角Qが90度未満、特に、70度以下となるようなテーパー加工処理を施す(ステップS4)。かかる加工処理としては、例えば、露光時においてその焦点を半導体基板101の表面に合わせるようなデフォーカス処理、或いは露光量の低下処理により、レジスト膜RMの底面エッジ部での解像度を抑制させるようにしても良いし、或いは、レジストキュアによりレジスト膜RMの上部を自己収縮させるようにしても良い。 次に、半導体基板101の上面側から、図3Bに示す如く、チャネルストップ領域を形成させる為のイオン注入処理を行う(ステップS5)。これにより、半導体基板101の表面付近には、図3Bに示す如き、pチャネル型のチャネルストップ領域SAが形成される。そして、引き続き、半導体基板101の上面側から、図3Cに示す如く、シンカー領域を形成させる為のイオン注入処理を行う(ステップS6)。このイオン注入処理では、半導体基板101の表面から深さ約2.4μmの位置に形成されるp埋込拡散層107と深さ約0.3μmの位置に形成されるpボディ領域111とを繋ぐ役目を担うべく、深さ約2.0μmの位置にピークが到るように、ボロンを800KeV、1.0E13ions/cmにてイオン注入する。これにより、図3Cに示す如く、半導体基板101の表面付近に形成されたチャネルストップ領域SAの下面に、半導体基板101よりも高濃度のpチャネル型のシンカー領域CAが形成される。つまり、半導体基板101よりも電気抵抗が低いシンカー領域CAが、チャネルストップ領域SAの下面に接した状態で形成されるのである。尚、シンカー領域CAの一部は、図3Cに示すように半導体基板101の表面から露出している。
次に、レジスト膜RMを除去し(ステップS7)、半導体基板101及びnウェル領域103の表面中でパッド酸化膜PS及び窒化シリコン膜SMに覆われていない領域に、図3Dに示す如くLOCOS酸化膜104及び110を形成した後、パッド酸化膜PS及び窒化シリコン膜SMを除去する(ステップS8)。これにより、LOCOS酸化膜110の下面には、チャネルストップ領域SAに基づくチャネルストップ層115が形成される。次に、nウェル領域103内の深さ約2.4μmの位置にピークが到るようにボロンを1200KeVでイオン注入することにより、LOCOS酸化膜104の下方に図3Eに示す如くp埋込拡散層107の一部領域(以下、nウェル埋込領域と称する)を形成する。更に、半導体基板101内のLOCOS酸化膜110の下方領域に対して、深さ約2.4μmの位置にピークが到るようにボロンを1200KeVでイオン注入することにより、図3Eに示す如く、半導体基板101内においてp埋込拡散層107の一部領域(以下、基板埋込領域と称する)を形成する(ステップS9)。次に、nウェル領域103の表面において互いに隣接する2つのLOCOS酸化膜104に挟まれた領域にnチャネル型のドレイン拡散領域106を形成すると共に、互いに隣接するLOCOS酸化膜104及び110間に挟まれた領域にnチャネル型のソース拡散領域109を形成する(ステップS10)。次に、このソース拡散領域109とLOCOS酸化膜110とに挟まれた領域にpボディ領域111を形成する。pボディ領域111及びp埋込拡散層107の形成により、図3Eに示す如く、pボディ領域111及びチャネルストップ層115と、半導体基板101内に形成されているp埋込拡散層107との間に、シンカー領域CAに基づくシンカー層116が形成される(ステップS11)。これにより、p埋込拡散層107とpボディ領域111とが、シンカー層116を介して連結することになる。次に、図3Eに示す如く、LOCOS酸化膜104、nウェル領域103、半導体基板101及びソース拡散領域109各々の表面の一部を夫々連続的に覆うようにゲート電極膜105を形成する(ステップS12)。次に、図1Bに示すように、ドレイン拡散領域106の上面に金属電極としてのドレイン電極108を形成し、ソース拡散領域109及びpボディ領域111各々の上面に跨って金属電極としてのソース電極112を形成する(ステップS13)。そして、図1Bに示すように、LOCOS酸化膜104、ゲート電極膜105、ドレイン拡散領域106、ソース拡散領域109、LOCOS酸化膜110、及びpボディ領域111各々の表面を覆うように酸化膜113を形成する(ステップS14)。
以上の如き製造工程を経て、図1A及び図1Bに示す如き構造のパワーMOSFETが得られる。
以下に、図1A及び図1Bに示す如き構造を有するパワーMOSFET内部での作用について説明する。
かかるパワーMOSFETでは、pチャネル型の半導体基板101及びnウェル領域103の双方に跨ってp埋込拡散層107が形成されている。ここで、nウェル領域103及びドレイン拡散領域106と、p埋込拡散層107におけるnウェル埋込領域とにより、第1のNP接合領域が形成される。又、nウェル領域103及びドレイン拡散領域106と、半導体基板101とにより、第2のNP接合領域が形成される。
ところで、p埋込拡散層107における基板埋込領域と、ソース電極112との間に介在する半導体基板101は比較的高抵抗である。よって、p埋込拡散層107をソース電極112のGND電位に近づけることが困難となり、ソース・ドレイン間耐圧を大幅に高めることができない。
そこで、図1A及び図1Bに示すパワーMOSFETでは、ソース電極112に形成されているpボディ領域111と、p埋込拡散層107における基板埋込領域との間を、半導体基板101よりも低い電気抵抗を有するシンカー層116で連結するようにしている。これにより、nウェル埋込領域の電位は、基板埋込領域、シンカー層116およびpボディ領域111を介してソース電極112に接続されているため、ソース電極112のGND電位に近づけることが可能となる。これによりドレイン電極に電圧が印加された場合、前記第1のNP接合領域および第2のNP接合領域の両方が空乏化する事で、RESURF構造の特性が充分に生かされ、ソース・ドレイン間耐圧を大幅に高めることが可能となるのである。
更に、本願発明においては、nウェル埋込領域の電位をGND電位に近づけるために、基板埋込領域およびpボディ領域111を介してソース電極112に接続される経路となるシンカー層116を図2に示すステップS3〜S6にて形成するようにしている。つまり、図3A〜図3Cに示す如きレジスト膜RMを用いたイオン注入処理により、チャネルストップ層115と共にシンカー層116をも形成する。すなわち、レジスト膜RMに対して、その側面FLと半導体基板101の表面との交叉角Qが90度未満(特に70度以下)となるようなテーパー加工処理を施すことにより、チャネルストップ領域形成の為のイオン注入処理(ステップS5)と、シンカー領域形成の為のイオン注入処理(ステップS6)とを、マスク(レジスト膜RM)交換せずに実現可能としたのである。よって、製造工程数を大幅に増加させることなく、ソース・ドレイン間耐圧を高める為のシンカー層115を形成することが可能となる。
101 半導体基板
107 p埋込拡散層
109 ソース拡散領域
110 LOCOS酸化膜
111 pボディ領域
115 チャネルストップ層
116 シンカー層

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体基板に半導体集積装置を形成させる半導体集積装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上にチャネルストップ領域及びシンカー領域を形成する為のレジスト膜をパターニングする工程と、
    前記レジスト膜の側面と前記半導体基板の表面との交叉角を90度未満にすべきテーパー加工処理を前記レジスト膜に施す工程と、
    前記レジスト膜を介して前記半導体基板の表面に、前記第1導電型の前記チャネルストップ領域を形成させるべきイオン注入処理を施す工程と、
    前記レジスト膜を介して前記半導体基板の表面から前記チャネルストップ領域の下方に到るまでの領域に、前記第1導電型の前記シンカー領域を形成させるべきイオン注入処理を施す工程と、
    前記レジスト膜を除去する工程と、
    前記半導体基板内において前記シンカー領域の下側に接して前記第1導電型の埋込拡散層を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面において前記シンカー領域と前記半導体基板とに跨る前記第1導電型のボディ領域を形成すると共に、前記ボディ領域に接して前記第1導電型とは逆極性の第2導電型の拡散領域を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体集積装置の製造方法。
  2. 前記レジスト膜の側面と前記半導体基板の表面との交叉角が70度以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積装置の製造方法。
  3. 前記シンカー領域の電気抵抗は前記半導体基板の電気抵抗よりも低いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積装置の製造方法。
  4. 第1導電型の半導体基板に構築されている半導体集積装置であって、
    前記半導体基板の表面に形成されている前記第1導電型とは逆極性の第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域の表面に形成されている前記第2導電型の第1拡散領域と、
    前記第1拡散領域の表面に形成されている第1金属電極と、
    前記ウェル領域の表面において前記第1拡散領域に接して形成されている第1酸化膜と、
    前記半導体基板の表面に形成されている前記第2導電型の第2拡散領域と、
    前記半導体基板の表面において前記第2拡散領域に接して形成されている前記第1導電型のボディ領域と、
    前記第2拡散領域及び前記ボディ領域各々の表面に跨って形成されている第2金属電極と、
    前記第1酸化膜、前記ウェル領域、前記半導体基板、前記第2拡散領域各々の表面に跨って形成されているゲート電極膜と、
    前記半導体基板の表面において前記ボディ領域に接して形成されている第2酸化膜と、
    前記半導体基板内において前記第2酸化膜の下面に接して形成されている前記第1導電型のチャネルストップ層と、
    前記半導体基板及び前記ウェル領域の双方に跨って前記半導体基板及び前記ウェル領域内に埋め込まれている前記第1導電型の埋込拡散層と、
    前記半導体基板内において前記埋込拡散層の上面及び前記ボディ領域の下部に夫々接して形成されている前記第1導電型のシンカー層と、を備えたことを特徴とする半導体集積装置。
  5. 前記シンカー層の電気抵抗は前記半導体基板の電気抵抗よりも低いことを特徴とする請求項4記載の半導体集積装置。
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