JP2011190943A - 冷凍・空調方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒートポンプにより熱を吸収され温度の低下した熱源を冷凍機の冷却源に利用し、さらには、自然エネルギーを利用したヒートポンプや太陽熱集熱器による熱を利用して、CO2 排出量の少ない冷凍・空調システムを提供する。
【解決手段】
吸収器50、再生器52、凝縮器54及び蒸発器56を少なくとも備え、吸収器50から凝縮器54へ冷却水を流すようにした吸収式冷凍機58において、凝縮器54の出口とヒートポンプ給湯器68とを熱源水管69を介して接続し、ヒートポンプ給湯器68の出口と吸収器50とを冷却水管64を介して接続した構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプにより熱を吸収され温度の低下した熱源を冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用し、さらには、自然エネルギーを利用したヒートポンプによる熱や太陽熱を利用して、CO2 排出量が少なくなるようにした効率のよい冷凍・空調システム(方法及び装置)に関するものである。
従来、吸収式冷凍機の一例として、図7に示すものが知られている。この吸収式冷凍機は、吸収液(例えば、臭化リチウム水溶液)が吸収器10から再生器14に流されるというサイクルを構成している。この吸収式冷凍機における吸収サイクルを説明すると、まず、吸収器10で多量の冷媒蒸気を吸収して濃度が薄められた吸収液(希吸収液又は希溶液)が吸収器10から熱交換器12に送給され、この熱交換器12により加熱された後に再生器14に送給される。前記希吸収液(希溶液)は、この再生器14において再生され、吸収している冷媒の一部を放出し濃度がその分高くなって濃吸収液(濃溶液)となる。
この濃吸収液は、熱交換器12の加熱側に前記希吸収液を加熱する加熱源として戻された後、前記吸収器10に帰還する。この帰還した吸収液は吸収器10において伝熱管上に散布され、冷却水により冷却されながら再び冷媒蒸気を吸収して前記希吸収液となる。32は吸収液ポンプ、36は冷媒ポンプ、38は冷却水ポンプである。
再生器14には、加熱源(駆動熱源)として温水又はスチームが供給される。再生器14からの冷媒蒸気は凝縮器22に戻されて凝縮する。凝縮器22からの冷媒液(例えば、水)は蒸発器24に入り、この凝縮した冷媒液が冷媒ポンプ36により蒸発器24の伝熱管(水が流通している)に散布され蒸発潜熱により冷却されて冷水が得られる。40は冷水ポンプである。
また、従来、太陽熱集熱器とヒートポンプとを組み合わせた給湯システムが知られている。しかし、このシステムは給湯のみを目的とするもので、空調は行うことができない。
さらに、従来、太陽熱を活用した冷暖房・給湯システムが知られている。このシステムは、太陽熱集熱器と吸収式冷温水機とヒートポンプとを組み合わせる構成であるが、ヒートポンプからの温水は、吸収式冷温水機へは供給されず、貯湯槽を介して直接給湯される。
特開平8−61749号公報
解決しようとする問題点は、ヒートポンプと吸収式冷凍機とを組み合わせたシステムにおいて、冷凍機の冷却熱が有効利用されておらず、かつ、ヒートポンプで発生した熱が、吸収式冷凍機の駆動熱源として利用されていない点である。
本発明は、CO2 排出量の小さな冷凍・空調システムを提供するために、ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を冷凍機の冷却源の全部又は一部に利用し、さらにはヒートポンプ、又はヒートポンプ及び太陽熱集熱器により発生した温水又は水蒸気を、吸収式冷凍機の駆動熱源の全部又は一部に使用することを最も主要な特徴とする。
本発明の冷凍・空調方法は、ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を、冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用することを特徴としている。この場合、冷凍機が吸収式冷凍機であり、ヒートポンプにより発生した温水及び水蒸気のいずれかを吸収式冷凍機の駆動熱源の少なくとも一部に使用するとともに、ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を吸収式冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用することが一般的である。
この方法において、熱源が液体によって循環するように構成される。また、冷却塔などの冷却手段を併設して、冷却源を冷却するように構成される。さらに、冷凍機に入る冷却源温度、ヒートポンプに入る熱源温度及びヒートポンプを出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるように、ヒートポンプに入る熱源流量を温度調節機構により調節するように構成される。
これらの方法において、ヒートポンプの熱源出口流体を冷却水として吸収器及び凝縮器のいずれかにのみ流す場合がある。また、ヒートポンプの熱源出口流体を冷却水として吸収器及び凝縮器に並列に流す場合がある。また、冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプに入る熱源温度及びヒートポンプを出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるように、ヒートポンプに入る熱源流量を温度調節機構により調節するように構成される。
また、これらの方法において、太陽熱集熱器とヒートポンプにより発生した温水及び水蒸気のいずれかを冷凍機の駆動熱源の少なくとも一部に使用するように構成される。なお、冷凍機として吸着式冷凍機及びデシカント空調機のいずれかを用いることができる。
本発明の冷凍・空調装置は、吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器から凝縮器へ冷却水を流すようにした吸収式冷凍機において、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器とを熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器とを冷却水管を介して接続したことを特徴としている(図1参照)。
また、本発明の装置は、吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器から凝縮器へ冷却塔からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機において、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器とを冷却水管を介して接続し、冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器に入る熱源流量を調節するための温度検出器(温度センサー)及び三方制御弁からなる温度調節機構を備えたことを特徴としている(図2参照)。
さらに、本発明の装置は、吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器及び凝縮器へ冷却塔からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機であって、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器及び凝縮器とを冷却水管を介して接続し、吸収器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器に入る熱源流量を調節するための温度検出器(温度センサー)及び三方制御弁からなる温度調節機構を備えたことを特徴としている(図3参照)。
これらの装置において、吸収式冷凍機の再生器と、ヒートポンプ給湯器に温水管を介して接続された貯湯槽とを、給湯管及び水蒸気供給管のいずれかを介して接続した構成となっているか、又は、吸収式冷凍機の再生器と、ヒートポンプ給湯器とを、貯湯槽及び給湯管を介して接続し、この貯湯槽に熱交換器を介して太陽熱集熱器を接続した構成となっている。なお、吸収式冷凍機の代りに吸着式冷凍機及びデシカント空調機のいずれかを設ける構成とすることもできる。
本発明の冷凍・空調方法及び装置は、ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を冷凍機の冷却源の全部又は一部に利用するとともに自然エネルギーを利用した前記ヒートポンプによる熱、さらには太陽熱を利用して、CO2 排出量の小さな冷凍空調システムを提供することができる。また、冷凍機の冷却熱を熱源とすることにより、熱源温度が安定し、効率の向上が期待できる。
また、本発明の冷凍・空調方法及び装置において、ヒートポンプで発生した熱、さらには太陽熱を吸収式冷凍機の駆動熱源の全部又は一部に利用する場合には、従来使用されていた燃料や水蒸気の使用量を零にするか、又は少なくすることができる。このため、CO2 排出量の削減をさらに図ることができる。
図1は本発明の冷凍・空調装置の一例を示す説明図である。 図2は本発明の冷凍・空調装置の他の例を示す説明図である。 図3は本発明の冷凍・空調装置の他の例を示す説明図である。 図4は本発明の冷凍・空調装置の他の例を示す説明図である。 図5は本発明の冷凍・空調装置のさらに他の例を示す説明図である。 図6は図2に示す装置に温度、熱量を記載した説明図である。 図7は従来の吸収式冷凍機の一例を示す説明図である。
CO2 排出量の小さな冷凍・空調システムを提供するという目的を、ヒートポンプにより熱を吸収されて温度の低下した熱源を吸収式冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用し、さらに、ヒートポンプからの熱、さらには太陽熱を吸収式冷凍機の駆動熱源として利用することにより実現した。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施できるものである。
図1は、本発明の実施例1における冷凍・空調装置を示している。50は吸収器、52は再生器、54は凝縮器、56は蒸発器で、吸収式冷凍機58は、50、52、54、56を少なくとも備えている。62は冷凍・空調負荷、64は冷却水管、65は冷却水ポンプ、66は冷水ポンプである。なお、吸収式冷凍機58に含まれる熱交換器、配管類、ポンプ類等は図示を省略している。
図1に示すように、吸収器50、再生器52、凝縮器54及び蒸発器56を少なくとも備え、吸収器50から凝縮器54へ冷却水を流すようにした吸収式冷凍機58において、凝縮器54の出口とヒートポンプ給湯器68とを熱源水管69を介して接続し、ヒートポンプ給湯器68の出口と吸収器50とを冷却水管64を介して接続している。
さらに、吸収器50、再生器52、凝縮器54及び蒸発器56を少なくとも備えた吸収式冷凍機58において、再生器52とヒートポンプ給湯器68とを、貯湯槽70及び給湯管74を介して接続している。72は温水管、76は温水ポンプである。
このように構成された装置において、ヒートポンプ給湯器68により熱を吸収されて温度の低下した冷却水を、吸収式冷凍機58の冷却水として利用し、さらに、ヒートポンプ給湯器68により発生した温水を吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用する。
図1は、ヒートポンプ給湯器68の熱を全量、吸収式冷凍機58の駆動熱源として用いる場合を示しているが、ヒートポンプ給湯器68の熱の一部を吸収式冷凍機58の駆動熱源に用い、ガス、油、水蒸気等の他の熱源と併用してもよい。なお、冷却水の代わりに冷却用空気を用いることも可能である。
また、図1は、ヒートポンプで発生した温水を用いる場合を示しているが、ヒートポンプによって発生した水蒸気を用いてもよい。また、バックアップとしてボイラの熱を用いてもよい。
図1は一例として、単効用形(一重効用形)吸収式冷凍機の場合を示しているが、二重効用、三重効用、多重効用形吸収式冷凍機にも、本発明を勿論適用することができる。
図2は、本発明の実施例2における冷凍・空調装置を示している。本実施例は冷却塔60を併設した場合を示している。すなわち、図2に示すように、吸収器50、再生器52、凝縮器54及び蒸発器56を少なくとも備え、吸収器50から凝縮器54へ冷却塔60からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機58において、凝縮器54の出口とヒートポンプ給湯器68及び冷却塔60とを三方制御弁71を備えた熱源水管69、81を介して接続し、ヒートポンプ給湯器68の出口と吸収器50とを冷却水管64を介して接続し、吸収式冷凍機58に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器68に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器68を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器68に入る熱源流量を調節するための温度検出器75、77、79及び三方制御弁71からなる温度調節機構を備えている。73は制御器、83は冷却塔60からの冷却水管で、ヒートポンプ給湯器68からの冷却水管64が合流して吸収器50へ流入するようになっている。
上記の構成において、温度検出器75と三方制御弁71で吸収式冷凍機58の吸収器50に入る冷却水温度が調節され、温度検出器77と三方制御弁71で凝縮器54からの冷却水出口温度(ヒートポンプ給湯器68の入口熱源温度)が調節され、温度検出器79と三方制御弁71でヒートポンプ給湯器68の出口熱源温度が調節される。他の構成及び作用は実施例1の場合と同様である。
図3は、本発明の実施例3における冷凍・空調装置を示している。本実施例は、ヒートポンプ熱源出口流体を冷却水として、吸収器50もしくは凝縮器54にのみ流すか、又は吸収器50及び凝縮器54に並列に流すように構成したものである。
すなわち、図3に示すように、吸収器50、再生器52、凝縮器54及び蒸発器56を少なくとも備え、吸収器50及び凝縮器54へ冷却塔からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機58であって、凝縮器54の出口とヒートポンプ給湯器68及び冷却塔60とを三方制御弁71を備えた熱源水管69を介して接続し、ヒートポンプ給湯器68の出口と吸収器50及び凝縮器54とを冷却水管64、83、95を介して接続し、吸収器50の出口とヒートポンプ給湯器68及び冷却塔60とを三方制御弁85を備えた熱源水管69、97を介して接続し、吸収式冷凍機58に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器68に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器68を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器68に入る熱源流量を調節するための温度検出器75、91、93、79及び三方制御弁71、85からなる温度調節機構を備えている。87は制御器、99は冷却水ポンプである。他の構成及び作用は実施例1、2の場合と同様である。
本実施例は、図4に示すように、吸収式冷凍機58の再生器52と、ヒートポンプ給湯器68とを、貯湯槽70及び給湯管74を介して接続し、この貯湯槽70に熱交換器78を介して太陽熱集熱器80を接続したものである。82は熱媒体循環管、84は湯循環ポンプ、86は湯循環管である。
このように構成された装置において、太陽熱集熱器80により発生した温水並びにヒートポンプにより発生した温水を吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用する。
図4は、太陽熱集熱器80及びヒートポンプの熱を全量、吸収式冷凍機58の駆動熱源として用いる場合を示しているが、太陽熱集熱器80及びヒートポンプの熱の一部を吸収式冷凍機58の駆動熱源に用い、ガス、油、水蒸気等の他の熱源と併用してもよい。
また、図4は、太陽熱集熱器80及びヒートポンプで発生した温水を用いる場合を示しているが、太陽熱集熱器80及びヒートポンプによって発生した水蒸気を用いてもよい。また、バックアップとしてボイラの熱を用いてもよい。
図4は、一例として、単効用形(一重効用形)吸収式冷凍機の場合を示しているが、二重効用、三重効用、多重効用形吸収式冷凍機にも、本発明を勿論適用することができる。他の構成及び作用は実施例1の場合と同様である。
本実施例は、図5に示すように、吸収式冷凍機58の再生器52と、ヒートポンプ給湯器68とを、貯湯槽70及び給湯管74を介して接続し、この貯湯槽70に熱交換器78を介して太陽熱集熱器80を接続したものである。82は熱媒体循環管、84は湯循環ポンプ、86は湯循環管である。
このように構成された装置において、太陽熱集熱器80により発生した温水並びにヒートポンプにより発生した温水を吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用する。
図5は、太陽熱集熱器80及びヒートポンプの熱を全量、吸収式冷凍機58の駆動熱源として用いる場合を示しているが、太陽熱集熱器80及びヒートポンプの熱の一部を吸収式冷凍機58の駆動熱源に用い、ガス、油、水蒸気等の他の熱源と併用してもよい。
また、図5は、太陽熱集熱器80及びヒートポンプで発生した温水を用いる場合を示しているが、太陽熱集熱器80及びヒートポンプによって発生した水蒸気を用いてもよい。また、バックアップとしてボイラの熱を用いてもよい。
図5は、一例として、単効用形(一重効用形)吸収式冷凍機の場合を示しているが、二重効用、三重効用、多重効用形吸収式冷凍機にも、本発明を勿論適用することができる。他の構成及び作用は実施例2の場合と同様である。
なお、実施例1〜5では、吸収式冷凍機の場合について説明したが、吸収式冷凍機の代りに吸着式冷凍機及びデシカント空調機のいずれかとすることも可能である。
図2に示す冷凍・空調装置において、表1に示すようなエネルギーバランスとすることにより、図6に示すような各所の温度にすることができた。
Figure 2011190943
ヒートポンプにより熱を吸収され温度の低下した熱源を吸収式冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用し、さらには、ヒートポンプや太陽熱集熱器により発生した温水又は水蒸気を吸収式冷凍機の駆動熱源の少なくとも一部に使用することにより、CO2 排出量の小さな冷凍・空調システムを提供することができる。
10 吸収器
12 熱交換器
14 再生器
22 凝縮器
24 蒸発器
32 吸収液ポンプ
36 冷媒ポンプ
38 冷却水ポンプ
40 冷水ポンプ
50 吸収器
52 再生器
54 凝縮器
56 蒸発器
58 吸収式冷凍機
60 冷却塔
62 冷凍・空調負荷
64 冷却水管
65 冷却水ポンプ
66 冷水ポンプ
68 ヒートポンプ給湯器
69、81、97 熱源水管
70 貯湯槽
71、85 三方制御弁
72 温水管
73、87 制御器
74 給湯管
75、77、79、91、93 温度検出器
76 温水ポンプ
78 熱交換器
80 太陽熱集熱器
82 熱媒体循環管
83、95 冷却水管
84 湯循環ポンプ
86 湯循環管
99 冷却水ポンプ

Claims (16)

  1. ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を、冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用することを特徴とする冷凍・空調方法。
  2. 冷凍機が吸収式冷凍機であり、ヒートポンプにより発生した温水及び水蒸気のいずれかを吸収式冷凍機の駆動熱源の少なくとも一部に使用するとともに、ヒートポンプにより熱をくみ上げられて温度の低下した熱源を吸収式冷凍機の冷却源の少なくとも一部に利用する請求項1記載の冷凍・空調方法。
  3. 熱源が液体によって循環する請求項1又は2記載の冷凍・空調方法。
  4. 冷却塔などの冷却手段を併設して、冷却源を冷却する請求項1、2又は3記載の冷凍・空調方法。
  5. 冷凍機に入る冷却源温度、ヒートポンプに入る熱源温度及びヒートポンプを出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるように、ヒートポンプに入る熱源流量を温度調節機構により調節する請求項2、3又は4記載の冷凍・空調方法。
  6. ヒートポンプの熱源出口流体を冷却水として吸収器及び凝縮器のいずれかにのみ流す請求項2、3又は4記載の冷凍・空調方法。
  7. ヒートポンプの熱源出口流体を冷却水として吸収器及び凝縮器に並列に流す請求項2、3又は4記載の冷凍・空調方法。
  8. 冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプに入る熱源温度及びヒートポンプを出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるように、ヒートポンプに入る熱源流量を温度調節機構により調節する請求項6又は7記載の冷凍・空調方法。
  9. 太陽熱集熱器とヒートポンプにより発生した温水及び水蒸気のいずれかを冷凍機の駆動熱源の少なくとも一部に使用する請求項1〜8のいずれかに記載の冷凍・空調方法。
  10. 冷凍機として吸着式冷凍機及びデシカント空調機のいずれかを用いる請求項1〜9のいずれかに記載の冷凍・空調方法。
  11. 吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器から凝縮器へ冷却水を流すようにした吸収式冷凍機において、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器とを熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器とを冷却水管を介して接続したことを特徴とする冷凍・空調装置。
  12. 吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器から凝縮器へ冷却塔からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機において、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器とを冷却水管を介して接続し、冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器に入る熱源流量を調節するための温度検出器及び三方制御弁からなる温度調節機構を備えたことを特徴とする冷凍・空調装置。
  13. 吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を少なくとも備え、吸収器及び凝縮器へ冷却塔からの冷却水を流すようにした吸収式冷凍機であって、凝縮器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、ヒートポンプ給湯器の出口と吸収器及び凝縮器とを冷却水管を介して接続し、吸収器の出口とヒートポンプ給湯器及び冷却塔とを三方制御弁を備えた熱源水管を介して接続し、冷凍機に入る冷却水温度、ヒートポンプ給湯器に入る熱源温度及びヒートポンプ給湯器を出る熱源温度の少なくともいずれかが一定になるようにヒートポンプ給湯器に入る熱源流量を調節するための温度検出器及び三方制御弁からなる温度調節機構を備えたことを特徴とする冷凍・空調装置。
  14. 吸収式冷凍機の再生器と、ヒートポンプ給湯器に温水管を介して接続された貯湯槽とを、給湯管及び水蒸気供給管のいずれかを介して接続した請求項11、12又は13記載の冷凍・空調装置。
  15. 吸収式冷凍機の再生器と、ヒートポンプ給湯器とを、貯湯槽及び給湯管を介して接続し、この貯湯槽に熱交換器を介して太陽熱集熱器を接続した請求項11〜14のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  16. 吸収式冷凍機の代りに吸着式冷凍機及びデシカント空調機のいずれかを設ける請求項11〜15のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
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