JP2011190126A - 窒化物結晶の製造方法および装置 - Google Patents

窒化物結晶の製造方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011190126A
JP2011190126A JP2010055705A JP2010055705A JP2011190126A JP 2011190126 A JP2011190126 A JP 2011190126A JP 2010055705 A JP2010055705 A JP 2010055705A JP 2010055705 A JP2010055705 A JP 2010055705A JP 2011190126 A JP2011190126 A JP 2011190126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt
nitrogen
container
growth
vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010055705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5318803B2 (ja
Inventor
Hitoshi Sakai
均 酒井
Katsuhiro Imai
克宏 今井
Makoto Iwai
真 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2010055705A priority Critical patent/JP5318803B2/ja
Publication of JP2011190126A publication Critical patent/JP2011190126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5318803B2 publication Critical patent/JP5318803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

【課題】フラックスおよび原料を含む融液中で結晶を成長させるのに際して、結晶の成長レートを向上させ、高品質で大きな結晶を短時間で育成できるようにすることである。
【解決手段】融液27を収容し、過飽和状態に保持することによって、窒化物結晶14を成長させる育成容器2;融液6を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第一の窒素溶解容器1;融液28を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第二の窒素溶解容器3;育成容器2と第一の窒素溶解容器1とを連結し、育成容器内の融液と第一の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第一の連結部4;および育成容器2と第二の窒素溶解容器3とを連結し、育成容器内の融液と第二の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第二の連結部5を使用する。結晶育成時に、育成容器、第一の窒素溶解容器、第二の窒素溶解容器、第一の連結部および第二の連結部を動かす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窒化物結晶の製造方法および装置に関するものである。
窒化ガリウム系III-V 窒化物は、優れた青色発光素子として注目を集めており、発光ダイオードや半導体レーザーダイオード用材料として実用化されている。フラックスを用いたIII 族窒化物結晶の育成方法が、各機関より報告されている。
例えばナトリウムフラックス法による窒化ガリウム単結晶の成長速度は遅い。成長速度を向上させる方法が、特許文献1(WO 2005/095681 A1)、特許文献2(特開平11−292679)に記載されている。
特許文献1(WO 2005/095681 A1)においては、育成容器とは別に原料調製容器を設ける。そして、原料調製容器では、原料およびフラックスの融液に対して窒素を供給し、このとき温度を育成容器よりも少し高くすることによって、窒素未飽和状態とし、窒素の融液への溶解を促進する。そして、窒素が十分に溶解された融液を育成容器へと送る。育成容器では温度を相対的に低くすることで、窒素過飽和状態とし、単結晶基板上に窒化物単結晶を成長させる(特に図8および0043〜0047)。
このような原料調製容器を設けない場合には、育成容器において、窒素が融液へと十分に溶解して過飽和状態となった後で初めて結晶成長が始まる。従って、融液中に窒素が十分に溶解するまでの時間がロスになり、結晶の生産性が低下する。特許文献1では、育成容器とは別体の原料調製容器内で窒素を融液に溶解させる工程を別途行うことによって、窒化物結晶の生産性を向上させている。
また、特許文献2(特開平11−292679)では、育成容器と原料調製容器とを分割し、育成容器内の融液と原料調製容器内の融液とを循環させている(特に図3および0027〜0030)。原料調製容器に随時原料を供給できるようにすることで、結晶成長に伴い消耗した原料を補充している。
WO 2005/095681 A1 特開平11−292679
特許文献1、2記載の方法では、装置全体の単位時間当たりの結晶の生産性は向上する。しかし、それは窒素を融液に溶解させる工程を、育成容器とは別の容器で行うことで、育成容器における結晶の生産性を高める方法である。従って、従来方法に比べて、育成容器中における結晶の成長速度は何ら変わらない。例えば特許文献1の実施形態2、3、4(0040〜0042)に記載のデータでは、結晶の成長速度は15〜25μm/hrであり、従来方法と同レベルである。
本発明の課題は、フラックスおよび原料を含む融液中で結晶を成長させるのに際して、結晶の成長レートを向上させ、高品質で大きな結晶を短時間で育成できるようにすることである。
本発明は、フラックスおよびIII族元素原料を含む融液を窒素含有雰囲気下で加熱および加圧することによって窒化物結晶を育成する装置であって、
融液を収容し、過飽和状態に保持することによって、窒化物結晶を成長させる育成容器;
融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第一の窒素溶解容器;
融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第二の窒素溶解容器;
育成容器と第一の窒素溶解容器とを連結し、育成容器内の融液と第一の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第一の連結部;
育成容器と第二の窒素溶解容器とを連結し、育成容器内の融液と第二の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第二の連結部;および
育成容器、第一の窒素溶解容器、第二の窒素溶解容器、第一の連結部および第二の連結部を動かす駆動手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明は、フラックスおよび原料を含む融液を窒素含有雰囲気下で加熱および加圧することによって窒化物結晶を育成する方法であって、
融液を収容し、過飽和状態に保持することによって、窒化物結晶を成長させる育成容器;
融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第一の窒素溶解容器;
融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、融液中に窒素を溶解させる第二の窒素溶解容器;
育成容器と第一の窒素溶解容器とを連結し、育成容器内の融液と第一の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第一の連結部;および
育成容器と第二の窒素溶解容器とを連結し、育成容器内の融液と第二の窒素溶解容器内の融液とを連通させる第二の連結部を使用し、窒化物単結晶の育成時に育成容器、第一の窒素溶解容器、第二の窒素溶解容器、第一の連結部および第二の連結部を動かすことを特徴とする。
本発明によれば、育成容器と別に少なくとも二つの窒素溶解容器を設け、各々の内部の融液を互いに連通させた。そして、育成容器および各窒素溶解容器の全体を駆動することによって、育成容器と各窒素溶解容器との間で融液の対流を生じさせ、各窒素溶解容器から育成容器へと、窒素が十分に溶解した融液を安定的に供給できた。これによって、育成容器内における結晶の育成レートを向上させることに成功し、本発明に到達した。
本発明の一実施形態に係る結晶製造装置を模式的に示す図であり、容器が傾斜している時点を示す。 図1の装置を模式的に示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る結晶製造装置を模式的に示す図であり、容器が水平な時点を示す。
図2に示す圧力容器17の内側に、育成容器2、第一の窒素溶解容器1、第二の窒素溶解容器3が収容されている。圧力容器17には、真空吸引管およびガス配管19が取り付けられている。真空吸引管から矢印Hのように吸引することによって,圧力容器17内を真空状態に維持することができる。また、ガス配管19から矢印Jのように窒素を供給することによって、圧力容器17の内側空間のガス圧力を制御できる。
育成容器2内には、融液27の原料およびフラックスを収容し、加熱および加圧することによって融液27を生成させる。育成容器2内の空間2aを窒素含有ガスで加圧することによって、融液17内へと窒素を供給し、窒素過飽和状態とし、種結晶基板13上に結晶14を成長させる。
育成容器2の一方の側には、第一の窒素溶解容器1が第一の連結部4によって取り付けられている。また、育成容器2の他方の側には、第二の窒素溶解容器3が第二の連結部5によって取り付けられている。これら第一の窒素溶解容器1、育成容器2及び第二の窒素溶解容器3は、第一の連結部4及び第二の連結部5を介して、直線状に配置されていることが好ましい。これにより、後に説明する駆動によって、より効率的に融液の対流を生じさせることができるからである。さらに好ましくは、駆動の際の揺動軸に対して略垂直となるように配置されることである(図2参照)。
第一の窒素溶解容器1、第二の窒素溶解容器3には,それぞれ、ガス配管8および原料配管9が取り付けられている。ガス配管8はマスフローメーター10を介してボンベ11に連結されており、原料配管9はマスフローメーター10を介してタンク12に連結されている。原料配管9の出口は容器の底面近くに設けられており、ガス配管8の出口は融液上に設けられている。
各窒素溶解容器1、3の内側空間1a、3aには、それぞれ、所定の原料およびフラッスクが収容されており、所定の圧力および温度条件下で加熱され、融液6、28を生成している。
本例では、駆動軸16が、矢印Kで示すように揺動可能となっている。駆動軸16を矢印Kのように揺動させると、育成容器2、窒素溶解容器1、3の全体が、矢印A、Bのように揺動する。育成容器2内の融液27と、窒素溶解容器1、3内の融液6、28とは、互いに連通しているので、全体が矢印Kのように揺動すると、各融液内で対流が生じ、容器間での融液の移動が促進される。
すなわち、全体が矢印Bのように動いている期間には、容器1が上がり、容器3が下がる。この結果、容器1内の窒素が溶解した新鮮な融液6が、矢印Dのように連結部4を通過して育成容器2内に供給される。これと同時に、容器2内の結晶育成によって減損した融液27が、連結部5を通過して、矢印Fのように容器3内へと流入する。この減損した融液27は、容器3内で再び原料および窒素の供給を受け、新鮮な未減損の融液28となる。
全体が矢印Aのように動いている期間には、容器1が下がり、容器3が上がる。この結果、容器3内の窒素が溶解した新鮮な融液28が、連結部5を通過して育成容器2内に供給される。これと同時に、容器2内の結晶育成によって減損した融液27が、連結部4を通過して、容器1内へと流入する。この減損した融液27は、容器1内で再び原料および窒素の供給を受け、新鮮な未減損の融液6となる。
揺動の途中では、図3に示すように、各容器が水平となる時点がある。この時点では、容器1と容器3とが同じ高さにある。
このような方法であれば、窒素の溶解した新鮮な融液が、常時、育成容器内に供給され、育成容器内の減損した融液が効率的に排出され、再び窒素および原料の溶解処理に供される。さらには、融液が淀むことなく対流し、いわば層流かあるいは層流と似た状態を生み出すことができる。従って、育成容器それ自体における育成レートを著しく向上させることが可能である。
好適な実施形態においては、原料供給部9を窒素溶解容器に設ける。これによって、育成容器2内へと連続的に原料を供給し、結晶を連続的に成長させることができる。この原料は、容器内で矢印C、Gのように対流され、フラックスと混合される。
また、上記の実施形態では連結部がパイプ状であるが、容器間での融液の流通が可能な形態であれば、特に限定されず、例えばプレート状であってもよい。この場合には、プレート状の連結部の中にプレート状の流通孔を形成することができるし、あるいは、プレート状の連結部の中に複数の流通孔を形成することもできる。
この場合、結晶育成時に原料を追加供給することによって、育成容器内の融液27の高さを、結晶成長の進行に合わせて高くしていくことができる。
また、育成容器2の下部に冷却機構を設けることによって、種結晶の温度を一定に保つことができる。これによって、原料供給部からの育成部よりも熱い溶液を対流させても種結晶の温度が上がらないようにする。
窒素溶解容器1、3では、窒素未飽和状態となるような温度および圧力を設定する。好ましくは、窒素溶解容器における融液の温度を、育成容器における融液の温度よりも高くする。この場合には、各容器の圧力は同じにできる。
窒素溶解容器内の融液の温度は、フラックスおよび結晶の組成比率によって変化するので、適宜選択する。例えば、 Naフラックスを用い、GaN結晶を育成する場合は850−1000℃が好ましい。Sn−Mgフラックスを用い、AlN結晶を育成する場合は1200−1500℃が好ましい。
好適な実施形態においては、育成容器における融液の温度が、窒素溶解容器における融液の温度よりも低く、これによって融液を過飽和状態とする。この温度差は限定されないが、窒化物結晶の析出を促進するという観点からは、10℃以上であることが好ましく、30℃以上であることがさらに好ましい。また、この差が大きすぎると、結晶品質が低下する傾向があるので、この観点からは、100℃以下が好ましく、70 ℃以下が更に好ましい。
育成容器、窒素溶解容器等を駆動する際には、前述のように揺動ないし回動させることが好ましい。この場合には、角度は、5〜15°が好ましい。
また、育成容器、窒素溶解容器等を、水平方向へと向かって往復動させることによっても、育成容器と各窒素溶解容器との間で融液を相互移動させることができる。
本発明の結晶(好ましくは単結晶)育成装置において、原料混合物を加熱して融液を生成させるための装置は特に限定されない。この装置は熱間等方圧プレス装置が好ましいが、それ以外の雰囲気加圧型加熱炉であってもよい。
III族元素原料としては、金属ガリウム、金属ガリウム−ナトリウム合金(Ga4Na)、金属アルミニウム、金属インジウム、金属ガリウム−アルミニウム合金、金属ガリウム−ゲルマニウム合金、金属ガリウム−インジウム合金を例示できる。
融液を生成するためのフラックスは特に限定されないが、アルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群より選ばれた一種以上の金属またはその合金が好ましい。この金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムが例示でき、リチウム、ナトリウム、カルシウムが特に好ましく、ナトリウムが最も好ましい。
育成容器および窒素溶解容器の材質は特に限定されず、目的とする加熱および加圧条件において耐久性のある材料であればよい。こうした材料としては、金属タンタル、タングステン、モリブデンなどの高融点金属、アルミナ、サファイア、イットリアなどの酸化物、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化ホウ素などの窒化物セラミックス、タングステンカーバイド、タンタルカーバイドなどの高融点金属の炭化物、p−BN(パイロリティックBN)、p−Gr(パイロリティックグラファイト)などの熱分解生成体が挙げられる。
本発明を利用し、少なくともナトリウム金属を含むフラックスを使用して窒化ガリウム結晶を育成できる。このフラックスには、ガリウム原料物質を溶解させる。ガリウム原料物質としては、ガリウム単体金属、ガリウム合金、ガリウム化合物を適用できるが、ガリウム単体金属が取扱いの上からも好適である。
このフラックスには、ナトリウム以外の金属、例えばリチウムを含有させることができる。ガリウム原料物質とナトリウムなどのフラックス原料物質との使用割合は、適宜であってよいが、一般的には、ナトリウム過剰量を用いることが考慮される。もちろん、このことは限定的ではない。
雰囲気中の窒素以外のガスは限定されないが、不活性ガスが好ましく、アルゴン、ヘリウム、ネオンが特に好ましい。
結晶をエピタキシャル成長させるための育成用基板の材質は限定されないが、サファイア、AlNテンプレート、GaNテンプレート、シリコン結晶、iC結晶、MgO結晶、スピネル(MgAl)、LiAlO、LiGaO、LaAlO,LaGaO,NdGaO等のペロブスカイト型複合酸化物を例示できる。また組成式〔A1−y(Sr1−xBa〕〔(Al1−zGa1−u・D〕O(Aは、希土類元素である;Dは、ニオブおよびタンタルからなる群より選ばれた一種以上の元素である;y=0.3〜0.98;x=0〜1;z=0〜1;u=0.15〜0.49;x+z=0.1〜2)の立方晶系のペロブスカイト構造複合酸化物も使用できる。また、SCAM(ScAlMgO)も使用できる。
図1、図2を参照しつつ説明した方法および装置に従い、窒化ガリウム単結晶を育成した。
具体的には、予め、窒素溶解容器1、3内に、それぞれ、金属ナトリウム400gと、金属ガリウム500gを充填した。育成容器2には、φ2インチの種基板(サファイア基板上にGaN薄膜を3ミクロン成膜したもの)4枚を容器底に配置し、金属ナトリウム400gと、金属ガリウム500gをその上に配置した。これは、育成容器中の融液の高さが約1.5cmとなる量である。
加熱用ヒーター18および圧力調整器を用いて、窒素溶解容器1、3と育成容器2を4MPaまで窒素ガスにて加圧し、その後加熱し、混合融液6、27、28を調製した。この際、窒素溶解容器1、3の温度を900℃とし、育成容器2の温度を860℃とした。
次に、ガス配管9を通じて窒素ガスをバブリングすることにより、窒素溶解容器1、3内の融液6、28中で、融液に窒素を溶解させて原料溶液を調製した。そして、駆動軸16を矢印Kのように揺動させることによって、窒素溶解容器1、3と育成容器2との間で連続的に融液を移動させた。揺動角度は垂直軸から見て±10°である。
種基板の温度は、冷却機構により、855℃を維持した。結晶成長を開始した後、15時間後から、1g/hrの割合でGa融液を窒素溶解容器に追加供給した。この割合は原料の窒化速度に応じて適切に変更することができる。全体として100時間保持することにより、厚さ約4.0mmの結晶が得られた。成長速度は成長厚さを単純に保持時間で割ることで算出すると、約40μm/hrであった。
種基板のサファイアは室温まで冷却する過程において自然剥離した。サファイア基板と育成したGaN結晶のどちらもクラックは発生していなかった。育成した結晶の中央のX線回折ピーク半値幅は、(0002)反射が30秒、(10-12)反射が40秒であった。燐酸:硫酸=3:1の混合液を用いて250℃・140分エッチングしたときのエッチピット密度(EPD)は5×10/cmであった。

Claims (10)

  1. フラックスおよびIII族元素原料を含む融液を窒素含有雰囲気下で加熱および加圧することによって窒化物結晶を育成する装置であって、
    前記融液を収容し、過飽和状態に保持することによって、窒化物結晶を成長させる育成容器;
    前記融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、前記融液中に窒素を溶解させる第一の窒素溶解容器;
    前記融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、前記融液中に窒素を溶解させる第二の窒素溶解容器;
    前記育成容器と前記第一の窒素溶解容器とを連結し、前記育成容器内の前記融液と前記第一の窒素溶解容器内の前記融液とを連通させる第一の連結部;
    前記育成容器と前記第二の窒素溶解容器とを連結し、前記育成容器内の前記融液と前記第二の窒素溶解容器内の前記融液とを連通させる第二の連結部;および
    前記育成容器、前記第一の窒素溶解容器、前記第二の窒素溶解容器、前記第一の連結部および前記第二の連結部を動かす駆動手段
    を備えていることを特徴とする、窒化物結晶の育成装置。
  2. 前記育成容器、前記第一の窒素溶解容器、前記第二の窒素溶解容器、前記第一の連結部および前記第二の連結部を揺動させることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記第一の窒素溶解容器内の前記融液および前記第二の窒素溶解容器内の前記融液の温度が、前記育成容器中の前記融液の温度よりも高いことを特徴とする、請求項1または2記載の装置。
  4. 前記第一の窒素溶解容器内に前記原料を供給する原料供給手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の装置。
  5. 前記第二の窒素溶解容器内に前記原料を供給する原料供給手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の装置。
  6. フラックスおよびIII族元素原料を含む融液を窒素含有雰囲気下で加熱および加圧することによって窒化物結晶を育成する方法であって、
    前記融液を収容し、過飽和状態に保持することによって、窒化物結晶を成長させる育成容器;
    前記融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、前記融液中に窒素を溶解させる第一の窒素溶解容器;
    前記融液を加熱して未飽和状態で保持することによって、前記融液中に窒素を溶解させる第二の窒素溶解容器;
    前記育成容器と前記第一の窒素溶解容器とを連結し、前記育成容器内の前記融液と前記第一の窒素溶解容器内の前記融液とを連通させる第一の連結部;および
    前記育成容器と前記第二の窒素溶解容器とを連結し、前記育成容器内の前記融液と前記第二の窒素溶解容器内の前記融液とを連通させる第二の連結部
    を使用し、前記窒化物単結晶の育成時に前記育成容器、前記第一の窒素溶解容器、前記第二の窒素溶解容器、前記第一の連結部および前記第二の連結部を動かすことを特徴とする、窒化物結晶の育成方法。
  7. 前記育成容器、前記第一の窒素溶解容器、前記第二の窒素溶解容器、前記第一の連結部および前記第二の連結部を揺動させることを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 前記第一の窒素溶解容器内の前記融液および前記第二の窒素溶解容器内の前記融液の温度が、前記育成容器中の前記融液の温度よりも高いことを特徴とする、請求項6または7記載の方法。
  9. 前記第一の窒素溶解容器内に原料供給手段から前記原料を供給することを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  10. 前記第二の窒素溶解容器内に原料供給手段から前記原料を供給することを特徴とする、請求項6〜9のいずれか一つの請求項に記載の方法。
JP2010055705A 2010-03-12 2010-03-12 窒化物結晶の製造方法および装置 Active JP5318803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055705A JP5318803B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 窒化物結晶の製造方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055705A JP5318803B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 窒化物結晶の製造方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011190126A true JP2011190126A (ja) 2011-09-29
JP5318803B2 JP5318803B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=44795440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010055705A Active JP5318803B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 窒化物結晶の製造方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5318803B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107523876A (zh) * 2016-06-16 2017-12-29 国立大学法人大阪大学 结晶生长装置以及结晶制造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292679A (ja) * 1998-04-03 1999-10-26 Hitachi Cable Ltd 結晶成長方法
WO2004083498A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Osaka Industrial Promotion Organization Iii族元素窒化物単結晶の製造方法およびそれに用いる装置
WO2005095681A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Iii族元素窒化物結晶の製造方法、それに用いる製造装置、およびそれらにより得られた半導体素子
WO2007122867A1 (ja) * 2006-03-24 2007-11-01 Ngk Insulators, Ltd. 窒化物単結晶の製造方法および装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292679A (ja) * 1998-04-03 1999-10-26 Hitachi Cable Ltd 結晶成長方法
WO2004083498A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Osaka Industrial Promotion Organization Iii族元素窒化物単結晶の製造方法およびそれに用いる装置
WO2005095681A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Iii族元素窒化物結晶の製造方法、それに用いる製造装置、およびそれらにより得られた半導体素子
WO2007122867A1 (ja) * 2006-03-24 2007-11-01 Ngk Insulators, Ltd. 窒化物単結晶の製造方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107523876A (zh) * 2016-06-16 2017-12-29 国立大学法人大阪大学 结晶生长装置以及结晶制造方法
CN107523876B (zh) * 2016-06-16 2020-11-20 国立大学法人大阪大学 结晶生长装置以及结晶制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5318803B2 (ja) 2013-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4189423B2 (ja) 化合物単結晶の製造方法、およびそれに用いる製造装置
JP5182944B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法および装置
JP4827107B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
JP2005263622A (ja) 化合物単結晶の製造方法、およびそれに用いる製造装置
JP5177555B2 (ja) 単結晶の育成方法
JP5200291B2 (ja) Iii族元素窒化物結晶の製造方法、iii族元素窒化物結晶、半導体装置形成用基板および半導体装置
CN108425147A (zh) 13族元素氮化物膜及其叠层体
JP2007238343A (ja) Iii族窒化物単結晶の育成方法
JP5235864B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
JP4861953B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
CN101405439A (zh) 氮化物单晶的制造装置
JP5318803B2 (ja) 窒化物結晶の製造方法および装置
JP4861954B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
WO2018042705A1 (ja) Iii族窒化物微結晶凝集体の製造方法、窒化ガリウム微結晶凝集体の製造方法、iii族窒化物微結晶凝集体およびスパッタリングターゲット
JP5205630B2 (ja) 結晶製造方法および結晶製造装置
JP5289982B2 (ja) 窒化ガリウム単結晶を育成する方法
JP5261401B2 (ja) 窒化物単結晶の育成装置
JP4965465B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
JP5361884B2 (ja) 窒化物単結晶の育成方法
JP4876002B2 (ja) 窒化ガリウム単結晶育成用融液組成物および窒化ガリウム単結晶を育成する方法
JP4886722B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法
JP5637601B2 (ja) 窒化物単結晶の育成装置
JP2015160791A (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法、iii族窒化物結晶、半導体装置およびiii族窒化物結晶製造装置
JP2019189479A (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法
CN109863262A (zh) 13族元素氮化物层、复合基板以及功能元件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5318803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150