JP2011189924A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 内部に空気を一気圧以上充満し、移動体に固定され、少なくともその一部が移動体の衝撃を受ける面に配置された袋体を備える移動体において、当該袋体が一つ以上の空気排出口とその空気排出口の封止機構を持ち、当該袋体の一部あるは全部に衝撃力を受けた際、当該封止機構が開放されることによって、当該袋体の体積縮小と同時に当該空気排出口からの内部空気の流動抵抗を持った流出により、衝撃力の力積の時間項を長くして衝撃力を低下させ衝撃を和らげるバッグ状衝撃吸収体を備え、当該移動体が当該バッグ状衝撃吸収体内への空気補給を行う空気補給手段を備えることを特徴とする移動体。
2. 請求項１において、当該空気補給手段が移動体の運動によって発生するエネルギーを利用する加圧手段であることを特徴とする移動体。
3. 請求項２において、当該バッグ状衝撃吸収体に空気流入弁が設けられ、当該加圧手段が、移動体に設けられたサスペンションのピストンの往復運動で得られる空気の流出エネルギーを上記空気流入弁を介して当該バッグ状衝撃吸収体に補給する加圧手段であることを特徴とする移動体。
4. 請求項１において、当該空気補給手段が移動体に設けられたポンプであることを特徴とする移動体。
5. 請求項１から４のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体に空気が流れる管路が 接続され、当該管路を通って当該バッグ状衝撃吸収体に空気が流れるのを調整する空気調整手段が当該管路に設けられ、当該空気調整手段を制御する空気流制御手段が設けられ、当該空気流制御手段が当該バッグ状衝撃吸収体に設けられた複数の内圧力センサーからの信号により、当該空気流調整手段を制御することを特徴とする移動体。
6. 請求項１から４のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体に空気流出弁が設けられ、当該空気流入弁及び当該空気流出弁の空気の流れを制御する空気流出入調整手段が設けられ、当該空気流出入調整手段の開閉を制御する空気流出入制御手段が設けられ、当該空気流出入制御手段が当該バッグ状衝撃吸収体に設けられた複数の内圧力センサーからの信号により、当該空気流出入調整手段の開閉を制御することを特徴とする移動体。
7. 請求項１から４のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体に空気流出弁が設けられ、当該空気流出弁に接続された管路に空気流出調整手段が設けられ、当該空気流出調整手段の開閉を制御する 空気流出制御手段が設けられ、当該空気流出制御手段が当該バッグ状衝撃吸収体に設けられた複数の内圧力センサーからの信号により、当該空気流出調整手段の開閉を制御することを特徴とする移動体。
8. 請求項１から７のいずれか１つにおいて、当該移動体には移動体内部の乗員を保護する格納式エアーバッグが備えられ、当該格納式エアーバッグは、当該バッグ状衝撃吸収体の当該空気排出口に管構造で密封的に連結されており、衝撃時に一気に流出する当該バッグ状衝撃吸収体からの流出空気を、当該格納式エアーバッグに誘導し、衝撃時に自動的に当該格納式エアーバッグが、流入してきた空気で膨らみ展開して、当該移動体内部の乗員をエアーバッグの表面で受けて、衝撃を和らげるようになっていることを特徴とする移動体。
9. 請求項１から８のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体の素材として、金属細線、ガラス繊維、化学繊維あるいはその繊維を２軸以上の織物として芯材としゴムや高分子素材で繊維間を充填したもの、あるいはそれらの芯材を金属薄板やシートまたは膜などのガスを通さないでかつ可動な材料と接着や熔着させて構成されたものであることを特徴とする移動体。
10. 請求項１から９のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体が、繊維を表層に含浸し、空気排出口の配置部および移動体本体との結合部を持った一つのブロー成形、射出成形または真空成形で形成されていることを特徴とする移動体。
11. 請求項１から１０のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体の表層を、さらに、様々な意匠の繊維または繊維状シートまたは膜で覆う事で、移動体の外観が随時変更でき るようになっていることを特徴とする移動体。
12. 請求項１から１１のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体の針刺しなどの穴あけいたずらを防ぐために、当該バッグ状衝撃吸収体の内面に発泡ゴムが添付されており、針刺しされた穴からの空気の遺漏を防ぐようになっていることを特徴とする移動体。
13. 請求項１から１２のいずれか１つにおいて、当該バッグ状衝撃吸収体の針刺しなどの穴あけいたずらを防ぐために、当該バッグ状衝撃吸収体の内面に導電性層が設けられており、当該導電性層の導電性や電気容量の変化から、針刺しなどのいたずらを検出しアラームなどの警報作動を行う警報手段を備えることを特徴とする移動体。
14. 請求項１から１３のいずれか１つにおいて、空気流出入口が形成されたボール状の衝撃吸収室を多数配置して、これらの衝撃吸収室をカバーで囲んで、バッグ状衝撃吸収体とすることを特徴とする移動体。