JP2011187854A - 多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】内層用コア基板とプリプレグシートとの密着の不具合、あるいは多層プリント配線板としての外観上における内部の白化現象を解消することができ、低抵抗で接続信頼性の高い多層プリント配線板を提供する。
【解決手段】電源または接地またはアンテナ回路の近傍に樹脂流れ防止パターンが形成された内層用コア基板と貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートとを積層し熱プレスして多層プリント配線板を製造する。
【選択図】図1
【解決手段】電源または接地またはアンテナ回路の近傍に樹脂流れ防止パターンが形成された内層用コア基板と貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートとを積層し熱プレスして多層プリント配線板を製造する。
【選択図】図1
Description
本発明は、少なくとも2層以上の回路パターンを接続してなる多層プリント配線板およびその製造方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、高密度化に伴い産業用にとどまらず民生用の分野においても回路基板の多層化が強く要望されるようになってきた。
このようなプリント配線板では、複数層の回路パターンの間をインナビアホール接続する接続方法および信頼度の高い構造の新規開発が不可欠なものになっているが、導電性ペーストによるインナビアホール接続した新規な構成の高密度のプリント配線板の製造方法が提案されている。
以下に従来の多層プリント配線板の製造方法について説明する。
まず、多層プリント配線板の内層基板となる両面の回路基板の製造方法を説明する。
図6(a)〜(f)は従来の内層用の両面回路基板の製造方法の工程断面図である。
23はプリプレグシートであり、繊維の基材に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材からなる基材が用いられる。
まず、図6(a)に示す両面に離型フィルム31が接着されたプリプレグシート23の所定の箇所に、図6(b)に示すように、レーザ加工法などを利用して貫通孔32を形成する。
次に図6(c)に示すように、貫通孔32に導電性ペースト33を充填する。導電性ペースト33を充填する方法は、貫通孔32を有するプリプレグシート23を印刷機(図示せず)のテーブル上に設置し、印刷して行う。
次に図6(d)に示すように、プリプレグシート23の両面から離型フィルム31を剥離する。
そして、図6(e)に示すように、プリプレグシート23の両面に金属はく34を重ね、真空中で温度約200℃、圧力約4MPaで1時間加熱加圧する。これにより、プリプレグシート23が圧縮されるとともにプリプレグシート23と金属はく34とが接着され、両面の金属はく34は所定位置に設けた貫通孔32に充填された導電性ペースト33により電気的に接続される。
そして、図6(f)に示すように、両面の金属はく34を選択的にエッチングして回路パターン25が形成された両面の回路基板22を得る。
図7(a)〜(d)は、従来の多層プリント配線板の製造方法を示す工程断面図であり、4層基板を例として示している。
まず図7(a)に示すように、図6(a)〜(f)によって製造された回路パターン25を有する両面回路基板22と、図6(a)〜(d)で製造された貫通孔32に導電性ペースト33を充填したプリプレグシート23を準備する。
次に図7(b)に示すように、金属はく34、プリプレグシート23、内層用の両面回路基板22、プリプレグシート23、金属はく34の順で位置決めして重ねる。
次に、真空中で温度約200℃で、圧力約4MPaで1時間加熱加圧してプリプレグシート23を硬化する。これにより、図7(c)に示すようにプリプレグシート23が圧縮され、両面回路基板22と金属はく34とが接着されるとともに、両面回路基板22の回路パターン25は導電性ペースト33により金属はく34とインナビアホール接続される。
そして図7(d)に示すように、両面の金属はく34を選択的にエッチングして回路パターン25を形成することで4層の多層プリント配線板21を得る。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
しかしながら、両面回路基板22の両面には回路パターン25が形成されているので、熱プレスの際、両面回路基板の回路パターン25が存在する部位と存在しない部位では、回路パターン25の厚み分に相当する段差が生じる。
そのため、回路パターン25に圧力が集中し、回路パターンが存在しない部位では加熱加圧工程における圧力が十分にかからない状態となる。
両面回路基板22の回路パターンが存在しない部位、特に比較的回路幅の広い電源、または接地またはアンテナ回路の近傍においては、圧力が十分にかからないことにより、プリプレグシート23に含有している熱硬化性樹脂の流動が悪くなる。
その結果、前記の電源または接地またはアンテナ回路の近傍においては、加熱加圧工程での昇温過程で両面回路基板あるいはプリプレグシートの材料内部からの気泡(ボイド)による膨張内圧が発生し、両面回路基板22とプリプレグシート23との密着の不具合が生じ、多層基板としての外観上、内部が白化した現象が発生する可能性がある。
この白化現象を防止するため、プリプレグシートに含浸される樹脂量を増やし、樹脂の流動性を高めることも検討された。
しかしながら、白化現象を解消するために必要な樹脂量においては、加熱加圧工程での樹脂流れ量が多くなり、導電性ペースト33を充填した貫通孔32が樹脂の流動に伴って変形する現象、いわゆる「ビア倒れ」が発生してしまい、層間の接続抵抗の抵抗値大や抵抗値のばらつき等層間接続の信頼性を低下させる原因ともなっていた。
本発明は前記従来の問題を解決するため、熱プレス時における圧力を均一に確保し、高品質な多層回路基板を製造する製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の多層プリント配線板は、電源または接地またはアンテナ回路と信号回路とを有する内層用コア基板と、貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートと、少なくとも前記内層用コア基板と前記プリプレグシートとが積層・硬化され、前記内層用コア基板の電源または接地またはアンテナ回路の近傍には樹脂流れ防止パターンが形成されており、前記樹脂流れ防止パターンには樹脂流れ調整溝が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の多層プリント配線板の製造方法は、電源または接地またはアンテナ回路と信号回路とを有する内層用コア基板を準備する工程と、貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートを準備する工程と、前記内層用コア基板の両面に前記プリプレグシートと銅箔あるいは回路形成基板とを積層し加熱加圧する工程とを備え、前記内層用コア基板の近傍には樹脂流れ防止パターンが形成され、前記樹脂流れ防止パターンには樹脂流れ調整溝が形成されていることを特徴とするものである。
内層用コア基板の電源または接地またはアンテナ回路の近傍に形成された樹脂流れ防止パターンの構成により、回路パターンが存在する部位と回路パターンの存在しない部位での、回路パターンの厚み分に相当する段差を解消し、樹脂流れ防止パターンの数や粗密により調整できるので、白化を解消することができる。
さらに、樹脂流れ防止パターンに形成された樹脂流れ調整溝の形成数や溝幅、形成方向を調整することにより、樹脂流れや製品部内でのプレス時の圧力のかかり方を制御することも可能である。
本発明によれば、加熱加圧工程において、特に比較的回路幅の広い電源または接地またはアンテナ回路の近傍においても、均一な加圧を実現することができるため、内層用基板とプリプレグシートとの密着の不具合、あるいは多層プリント配線板としての外観上における内部の白化現象を解消することができ、低抵抗で接続信頼性の高い多層プリント配線板を提供することができる。
(実施の形態)
本発明の多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法について以下に説明する。
本発明の多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法について以下に説明する。
図1に、本実施の形態における多層プリント配線板の断面構造を示す。
多層プリント配線板1の構成は、内層用コア基板2にプリプレグシート3が積層され最外層に回路が形成された4層の多層プリント配線板の例を示したものである。
内層用コア基板2は両面に電源または接地またはアンテナ回路4と信号回路5が形成され、必要に応じて両面が導通孔6により層間接続されたものである。また、プリプレグシート3は、例えばガラス繊維の織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材からなる基材に貫通孔を設け導電性ペーストが充填されたものであり、内層用コア基板2との積層及び加圧加熱工程により硬化され、導通孔6により層間接続がなされている。
なお、本実施の形態の以下の説明においては、便宜上、電源または接地またはアンテナ回路を代表してアンテナ回路4として表現する。
本発明の特徴は、図1に示すように、内層用コア基板2のアンテナ回路4の近傍に樹脂流れ防止パターン7が形成されており、さらに樹脂流れ防止パターン7には樹脂流れ調整溝8が形成されていることである。
なお、アンテナ回路4の「近傍」とは、アンテナ回路4と樹脂流れ防止パターン7とが接触しない程度で、かつ電気的絶縁が確保される部位に樹脂流れ防止パターン7が形成されることを示すものであり、アンテナ回路4と樹脂流れ防止パターン7との間隔は、0.10mm以上が望ましい。
但し、樹脂流れ防止パターン7が電気的に独立したパターンであり、内層用コア基板2上の信号回路と十分な絶縁が確保されている場合は、アンテナ回路4と樹脂流れ防止パターン7との間隔を、0.03mm〜0.10mmに狭めることも可能である。
図2は、樹脂流れ防止パターン7の詳細を示す平面図である。図に示すように、樹脂流れ防止パターン7に形成された樹脂流れ調整溝8が複数形成され、樹脂流れ調整溝8は溝幅、溝形成方向は、任意に設定することができ、さらに異なる溝形成方向によって交差(クロス)させる等の樹脂流れ調整溝8の形態を調整することが可能である。
すなわち、樹脂流れ防止パターン7は内層用コア基板2上に複数形成され、樹脂流れ防止パターン7が形成される位置により樹脂流れ調整溝8の形成数、溝幅、溝形成方向を異ならせる形態とすることによって、プリプレグシート3中の樹脂流れを調整することが可能となる。
具体的には、プリプレグシート3中の樹脂流れが発生しやすい場所と発生しにくい場所をあらかじめテストパターン等を用いて確認し、樹脂流れ調整溝8の、形成数、溝幅、溝形成方向を場所により異なるようにすることで調整が可能となる。
さらに、樹脂流れ防止パターンを一定の方向や間隔(格子状)に形成することにより、樹脂の流れや製品部内でのプレス時の圧力のかかり方を制御することも可能である。
通常のプリント配線板は、1枚の製造用シートに複数の製品として構成され、あるいは、一製品に個別プリント配線板の集合した集合プリント配線板の形態で製造される。
本発明においては、図3の内層用コア基板の平面図に示すように、複数の製品領域9とそれ以外の製品外領域10とに区分された形態であり、本発明の実施の形態における樹脂流れ防止パターン7は製品外領域10に形成することが望ましい。これにより、製品領域9の面積を有効に活用することができ、配線収容性を高めることができる。
次に本発明の多層プリント配線板の製造方法について以下に説明する。
まず、多層プリント配線板のベースとなる内層用コア基板とプリプレグシートを準備する工程について説明する。
図4(a)〜(f)は本発明の内層用の両面回路基板の製造方法の工程断面図である。
図4において、3はプリプレグシートであり、無機または有機繊維の基材に熱硬化性樹脂が含浸された半硬化状態のものであって、本実施の形態においては、ガラス繊維の織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材からなる基材を用いる。なお、ガラス繊維の不織布や芳香族ポリアミドの有機繊維を不織布や織布を基材、あるいは樹脂を主体とするフィルム状のものであってもよい。
また、前記の熱硬化性樹脂の含浸量は、50〜80重量%の範囲であることが望ましい。熱硬化性樹脂の含浸量が50重量%以下の場合は、層間接着としての機能を満たすことができず、層間剥離や白化の原因となり、80重量%以上の場合は、樹脂流れ量が多くなり流動性が高くなりすぎることから、導電性ペーストを充填した貫通孔が「ビア倒れ」を生じ、層間の接続抵抗の抵抗値大や抵抗値のばらつき等、層間接続の信頼性を低下させる原因となるため、前記の範囲であることが望ましい。
まず、図4(a)に示すように、プリプレグシート3の両面に離型フィルム11をラミネート装置を用いて貼り合わせる。離型フィルム11は、片面にSi系の離型剤を塗布した厚さ約16μmの離型フィルムであり、ここではポリエチレンテレフタレートを用いている。
次に図4(b)に示すように、両面に離型フィルム11が接着されたプリプレグシート3の所定の箇所に、レーザ加工法などを利用して貫通孔12を形成する。
次に図4(c)に示すように、貫通孔12に導電性ペースト13を充填し、貫通導通孔を形成する。
なお、導電性ペースト13は、導電性のフィラーとして平均粒径2μmの銅粉末を用い、樹脂としては熱硬化型エポキシ樹脂(無溶剤型)、硬化剤として酸無水物系の硬化剤をそれぞれ85重量%、12.5重量%、2.5重量%となるように3本ロールにて十分に混練したものである。
導電性ペースト13を充填する方法としては、貫通孔12を有するプリプレグシート3を印刷機(図示せず)のテーブル上に設置し、直接導電性ペースト13を離型フィルム11の上から充填する。このとき、離型フィルム11は印刷マスクの役割と、プリプレグシート3の汚染防止の役割を果たしている。
次に図4(d)に示すように、プリプレグシート3の両面から離型フィルム11を剥離する。この工程に至るまでの工程を用いて、貫通孔12に導電性ペースト13が充填されたプリプレグシート3を複数枚準備しておく。
そして、図4(e)に示すように、プリプレグシート3の両面に厚さ18μmの銅などの金属はく14を重ね、真空中で温度約200℃、圧力約4MPaで1時間加熱加圧する。
これにより、図4(f)に示すように、プリプレグシート3が圧縮されるとともに、プリプレグシート3と金属はく14とが接着され、両面の金属はく14は所定位置に設けた貫通孔12に充填された導電性ペースト13が硬化して形成された導通孔6により電気的に接続される。
次に、図4(f)に示すように、両面の金属はく14を選択的にエッチングして、電源または接地またはアンテナ回路4と信号回路等の回路パターン5およびその近傍に樹脂流れ防止パターン7を形成する。
そして、図に示すような回路パターン5及び樹脂流れ防止パターン7とを有する内層用コア基板としての両面回路基板2を得る。
図5(a)〜(d)は、本発明の多層プリント配線板の製造方法を示す工程断面図であり、4層基板を例として示している。
まず図5(a)に示すように、図4(a)〜(f)によって製造された、回路パターン5、樹脂流れ防止パターン7を形成し、導通孔6で両面の回路パターン5を電気的に接続した内層用コア基板としての両面回路基板2を準備する。
また図4(a)〜(d)で製造された貫通導通孔を有するプリプレグシート3と銅箔などの金属はく14を準備する。
なお、樹脂流れ防止パターン7の形態は、前述の図1、図2に示すように、図4の工程で形成した樹脂流れ防止パターン7と樹脂流れ防止パターン7に形成された樹脂流れ調整溝8が複数形成されたものである。
また、既述したように、樹脂流れ調整溝8は溝幅、溝形成方向は、任意に設定することができ、さらに異なる溝形成方向によって交差(クロス)させることが可能である。
次に、図5(b)に示すように、金属はく14、貫通導通孔を有するプリプレグシート3、内層用コア基板2、プリプレグシート3、金属はく14の順で位置決めして重ね、真空中で温度約200℃、圧力約4MPaで1時間加熱加圧してプリプレグシート3を硬化する。
これにより、図5(c)に示すようにプリプレグシート3が圧縮され、内層用コア基板2と金属はく14とが接着されるとともに、回路パターン5は導通孔6により金属はく14とインナビアホール接続される。
そして図5(d)に示すように、両面の金属はく14を選択的にエッチングして回路パターン5を形成することで4層の多層プリント配線板1を得る。4層以上の多層基板を得ようとすれば上記製造方法で製造した多層の回路基板を両面回路基板の代わりに用い、同じ工程を繰り返せばよい。
本発明の製造方法で作製した多層プリント配線板は、内層用コア基板2の回路パターンと樹脂流れ防止パターン7を設けたことで、内層用コア基板2上の回路パターンの有無に関わらず、加熱加圧時に導電性ペーストが均一に加圧されて、接続抵抗を安定させることができる。
また、回路パターン5と同時に樹脂流れ防止パターン7及び樹脂流れ調整溝8を形成するため、内層用コア基板の回路パターンの厚みにも影響されることなく接続抵抗が安定することを確認した。
さらに、回路パターンが形成されていない領域に樹脂流れ防止パターンを形成することで、回路パターンの疎密を調整できるので、白化を解消することも可能となった。
本発明の多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法を採用することにより、内層用コア基板とプリプレグシートとの密着の不具合、あるいは多層プリント配線板としての外観上における内部の白化現象を解消することができ、低抵抗で接続信頼性の高い多層プリント配線板を提供することができ、産業上の利用可能性は大きいといえる。
1 多層プリント配線板
2 内層用コア基板
3 プリプレグシート
4 アンテナ回路
5 回路パターン
6 導通孔
7 樹脂流れ防止パターン
8 樹脂流れ調整溝
9 製品領域
10 製品外領域
11 離型フィルム
12 貫通孔
13 導電性ペースト
14 金属はく
2 内層用コア基板
3 プリプレグシート
4 アンテナ回路
5 回路パターン
6 導通孔
7 樹脂流れ防止パターン
8 樹脂流れ調整溝
9 製品領域
10 製品外領域
11 離型フィルム
12 貫通孔
13 導電性ペースト
14 金属はく
Claims (7)
- 電源または接地またはアンテナ回路と信号回路とを有する内層用コア基板と、
貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートと、
少なくとも前記内層用コア基板と前記プリプレグシートとが積層・硬化され、
前記内層用コア基板の電源または接地またはアンテナ回路の近傍には樹脂流れ防止パターンが形成されており、前記樹脂流れ防止パターンには樹脂流れ調整溝が形成されていることを特徴とする多層プリント配線板。 - 樹脂流れ防止パターンに形成された樹脂流れ調整溝は複数形成され、樹脂流れ調整溝は溝幅、溝形成方向は、調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板。
- 樹脂流れ防止パターンは内層用コア基板上に複数形成され、
樹脂流れ防止パターンが形成された位置により樹脂流れ調整溝の形成数、溝幅、溝形成方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板。 - 内層用コア基板は製品領域と製品外領域に区分され、樹脂流れ防止パターンは製品外領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板。
- 電源または接地またはアンテナ回路と信号回路とを有する内層用コア基板を準備する工程と、
貫通孔に導電性ペーストが充填された層間導通孔を有するプリプレグシートを準備する工程と、
前記内層用コア基板の両面に前記プリプレグシートと銅箔あるいは回路形成基板とを積層し加熱加圧する工程とを備え、
前記内層用コア基板の電源または接地またはアンテナ回路の近傍には樹脂流れ防止パターンが形成され、
前記樹脂流れ防止パターンには樹脂流れ調整溝が形成されていることを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。 - 内層用コア基板を準備する工程は、電源または接地またはアンテナ回路と信号回路とともに樹脂流れ防止パターンを形成することを含むことを特徴とする請求項5に記載の多層プリント配線板の製造方法。
- プリプレグシートは無機または有機繊維に熱硬化性樹脂が含浸された半硬化状態のものであって、前記熱硬化性樹脂の含浸量は、50〜80重量%の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の多層プリント配線板の製造方法。
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Cited By (4)
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JP2015185848A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 白光株式会社 | 誘導加熱アセンブリ用の多層回路基板、及びこれを備える誘導加熱アセンブリ |
CN108966498A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-12-07 | 诚亿电子(嘉兴)有限公司 | 内层芯板直接压合方法 |
CN110536554A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-12-03 | 台山市精诚达电路有限公司 | 5g高频高速四层挠性电路板的制作工艺 |
CN113784496A (zh) * | 2020-06-09 | 2021-12-10 | 超毅科技有限公司 | 树脂限流工艺及结构 |
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