JP2011186585A - 広告効果測定装置、および広告効果測定方法 - Google Patents

広告効果測定装置、および広告効果測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子広告に接して誘起された顧客の購買行動を直接的に検出することができる広告効果測定システムを提供する。
【解決手段】広告効果測定装置800は、販売端末820から、販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析する分析手段803を備え、分析手段は、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断する。
【選択図】図20

Description

本発明は、電子広告に接した顧客の購買行動を検出する広告効果測定装置、および広告効果測定方法に関する。
表示データにもとづいてディスプレイに表示される広告である電子広告を表示する電子POP(Point of Purchase)システムや、デジタルサイネージシステムにおいて、表示している電子広告の効果を測定する方法として、特許文献1に、人感センサや映像を用いた人物検知を利用した方法が記載されている。
特許文献1に記載されている方法は、電子広告を表示する表示装置と顧客との距離や、位置関係、顧客が表示装置の前に滞留している時間にもとづいて、表示中の電子広告が顧客の商品への関心を喚起した度合いを判断する。
特開2009−3740号公報(段落0024〜0046、図1)
しかし、特許文献1に記載されている方法は、表示した電子広告の商品への関心を喚起した度合いとその商品の売上高との相関関係にもとづいて電子広告による効果を間接的に測定しているが、電子広告に接した顧客の購買行動を誘起したのか否かを直接的に測定することはできない。
そこで、本発明は、電子広告に接して誘起された顧客の購買行動を直接的に検出することができる広告効果測定装置、および広告効果測定方法を提供することを目的とする。
本発明による広告効果測定装置は、所定期間に亘って商品の広告を表示する表示装置を備え、カードに記憶されている情報を読み出す広告視認確認用カードリーダが付随する広告表示用端末と、販売処理を行い、カードに記憶されている情報を読み出す販売処理用カードリーダが付随する販売端末と通信可能に接続される広告効果測定装置であって、広告表示用端末から、広告視認確認用カードリーダがカードから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに表示装置に表示されていた商品の広告に対応する商品IDとを受信した場合に、受信したユーザIDおよび商品IDを広告視認確認データとして、該ユーザIDが読み出されたときの時刻を示す時刻情報を対応させて記憶部に保存する広告視認確認データ保存処理手段と、販売端末から、販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析する分析手段とを備え、分析手段は、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断することを特徴とする。
本発明による広告効果測定方法は、所定期間に亘って商品の広告を表示する表示装置を備え、カードに記憶されている情報を読み出す広告視認確認用カードリーダが付随する広告表示用端末と、販売処理を行い、カードに記憶されている情報を読み出す販売処理用カードリーダが付随する販売端末とが設置されたシステムで実施される広告効果測定方法であって、広告表示用端末から、広告視認確認用カードリーダがカードから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに表示装置に表示されていた商品の広告に対応する商品IDとを受信した場合に、受信したユーザIDおよび商品IDを広告視認確認データとして、該ユーザIDが読み出されたときの時刻を示す時刻情報を対応させて記憶部に保存し、販売端末から、販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析し、販売寄与度を分析するときに、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断することを特徴とする。
本発明によれば、電子広告に接して誘起された顧客の購買行動を直接的に検出することができる。
本発明による広告効果測定装置の実施形態である分析サーバを含むシステムを示すブロック図である。 電子POP端末の構成例を示すブロック図である。 電子POPサーバの構成例を示すブロック図である。 電子POPDBに記憶されている情報の例を示す説明図である。 電子POP端末DBに記憶されている情報の例を示す説明図である。 POS端末の構成例を示すブロック図である。 POSサーバの構成例を示すブロック図である。 商品情報DBに格納されている情報を示す説明図である。 分析サーバの構成例を示すブロック図である。 タッチ履歴DBに格納されている情報の例を示す説明図である。 マーケットバスケット分析DBに格納されている情報の例を示す説明図である。 電子POP分析DBに格納されている情報を示す説明図である。 電子POP端末が電子POPを表示する動作を示すフローチャートである。 電子POPサーバが電子POPデータを取得する動作を示す説明図である。 電子POP端末においてカードリーダがカードに記憶されているユーザIDを読み出したときの動作を示すフローチャートである。 分析サーバがタッチ履歴に応じた電子POPの表示を指示する動作を示すフローチャートである。 電子POPサーバが分析サーバの指示に応じた電子POPデータを取得する動作を示すフローチャートである。 電子POPにタッチされた後に商品が購入された場合のPOS端末の動作を示すフローチャートである。 電子POPにタッチされた後に商品が購入された場合の分析サーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の概要を示すブロック図である。
本発明による広告効果測定装置の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明による広告効果測定装置の実施形態である分析サーバを含むシステムを示すブロック図である。
図1に示すシステムは、電子POPサーバ200および分析サーバ500を含む。電子POPサーバ200および分析サーバ500は、電子POP端末100、POSサーバ400、およびPOS端末300が接続された通信ネットワーク600に接続されている。カード700には、顧客を識別するユーザIDが記憶されている。
図2は、電子POP端末100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、電子POP端末100は、表示制御部101、カードリーダ102、表示部103、および時刻管理部104を含む。なお、カードリーダ102は、電子POP端末100に付随していればよい。すなわち、図2に示すようにカードリーダ102が電子POP端末100に内蔵されていてもよいし、カードリーダ102は、電子POP端末100の外部に設置され、電子POP端末100とデータ送受信可能に接続されていてもよい。
表示制御部101は、電子POPサーバ200から電子POPデータを受信する。表示部103は、表示制御部101の制御によって当該電子POPデータにもとづく画面(以下、電子POPという)を表示する。また、表示制御部101は、カードリーダ102からユーザIDが渡された場合に、当該ユーザIDと、表示部103に表示されている電子POPに応じた電子POPデータに対応する商品IDと、カード700がカードリーダ102に近づけられてカードリーダ102がカード700に記憶されているユーザIDを読み出した日時(以下、タッチ日時という)とをタッチ履歴として通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する。なお、表示部103に商品の電子POPが表示されている場合に、カードリーダ102にカード700が近づけられて、カードリーダ102がカード700に記憶されているユーザIDを読み出したことを、商品の電子POPにタッチされたともいう。
カードリーダ102は、カード700に記憶されているユーザIDを読み出し、読み出したユーザIDを表示制御部101に渡す。時刻管理部104は、表示制御部101の要求に応じて現在日時を示す現在日時情報を表示制御部101に渡す。
図3は、電子POPサーバ200の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、電子POPサーバ200は、電子POP配信部201、電子POPデータベース(DB)202、および電子POP端末DB203を含む。
電子POPDB202は、表示部103が各商品の電子POPを表示するためのデータである電子POPデータを格納するデータベースである。図4は、電子POPDB202に記憶されている情報の例を示す説明図である。図4に示すように、電子POPDB202には、商品を識別する商品IDと、電子POPデータとが対応付けられて格納されている。
図4に示す例では、電子POPDB202には、商品ID「S2345」の商品に電子POPデータ「表示コンテンツAのデータ」が対応付けられて格納され、商品ID「S6789」に電子POPデータ「表示コンテンツBのデータ」が対応付けられて格納され、商品ID「S4567」に電子POPデータ「表示コンテンツCのデータ」が対応付けられて格納されている。なお、表示コンテンツは、映像や動画、音声、テキスト等が組み合わされて実現される電子広告である。
電子POP端末DB203は、電子POP端末100が表示する電子POPの管理情報を格納するデータベースである。図5は、電子POP端末DB203に記憶されている情報の例を示す説明図である。図5に示すように、電子POP端末DB203には、電子POP端末100を識別する電子POP端末IDと、表示コンテンツに対応する商品の商品IDと、表示コンテンツの表示順序とが対応付けられて格納されている。
図5に示す例では、電子POP端末DB203には、電子POP端末ID「C4321」の電子POP端末100が1番目に商品ID「S2345」の商品の電子POPを表示し、2番目に商品ID「S6789」の商品の電子POPを表示することを示す情報が格納されている。また、電子POP端末DB203には、電子POP端末ID「C9876」の電子POP端末100が1番目に商品ID「S1357」の商品の電子POPを表示することを示す情報が格納されている。
電子POP配信部201は、電子POP端末100から電子POPデータの送信を要求された場合に、電子POP端末DB203から当該電子POP端末100が電子POPを表示する商品の商品IDを取得し、電子POPDB202から当該商品IDに対応付けられている電子POPデータを取得する。そして、電子POP配信部201は、取得した電子POPデータを通信ネットワーク600を介して電子POPデータの送信を要求した電子POP端末100に送信する。
また、電子POP配信部201は、分析サーバ500の要求に応じて、電子POPデータを電子POP端末100に送信する。
図6は、POS端末300の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、POS端末300は、販売処理部301、カードリーダ302、入力部303、商品ID読取部304、および時刻管理部305を含む。なお、カードリーダ302は、POS端末300に付随していればよい。すなわち、図6に示すようにカードリーダ302がPOS端末300に内蔵されていてもよいし、カードリーダ302は、POS端末300の外部に設置され、POS端末300とデータ送受信可能に接続されていてもよい。
商品ID読取部304は、例えば、商品の包装に印刷されたバーコードによって示される商品IDを読み取り、読み取った商品IDを販売処理部301に渡す。
入力部303は、キーボードなどの入力装置である。本実施形態では、入力部303は、販売処理を行う全ての商品の商品IDの読み取りが終了したことを販売処理部301に通知するためのキーを有する。
カードリーダ302は、顧客のユーザIDが記憶されているカード700からユーザIDを読み出して、販売処理部301に渡す。
時刻管理部305は、販売処理部301の要求に応じて現在日時を示す現在日時情報を販売処理部301に渡す。
販売処理部301は、商品の販売処理を行う。また、販売処理部301は、商品ID読取部304から販売処理を行う商品の商品IDを取得し、入力部303から商品IDの読み取り終了が通知された場合に、カードリーダ302から、カード700に記憶されているユーザID(つまり、商品を購入した顧客のユーザID)を取得し、時刻管理部305に現在日時情報の入力を要求する。そして、販売処理部301は、取得した商品IDと、ユーザIDと、入力された現在日時情報によって示される商品の販売日時を示す販売日時情報とを含む情報を販売履歴として通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する。
図7は、POSサーバ400の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、POSサーバ400は、商品情報管理部401と、商品情報DB402とを含む。
商品情報DB402は、商品の情報を格納するデータベースである。図8は、商品情報DB402に格納されている情報を示す説明図である。
図8に示すように、商品情報DB402には、商品を識別する商品IDと、商品のカテゴリを識別する商品カテゴリIDと、商品名とが対応付けられて格納されている。
図8に示す例では、商品情報DB402には、商品ID「S2345」の商品は、商品カテゴリIDが「K9182」であり、商品名が「お菓子X」であることを示す情報が格納されている。また、図8に示す例では、商品情報DB402には、商品ID「S5647」の商品は、商品カテゴリIDが「K7364」であり、商品名が「パンY」であることを示す情報が格納されている。図8に示す例では、商品情報DB402には、商品ID「S4186」の商品は、商品カテゴリIDが「K9182」であり、商品名が「お菓子Z」であることを示す情報が格納されている。また、図8に示す例では、商品情報DB402には、商品ID「S1122」の商品は、商品カテゴリIDが「K8800」であり、商品名が「ガムW」であることを示す情報が格納されている。
なお、商品情報DB402には、図8に例示した情報以外の情報(例えば、商品価格を示す情報)が格納されていてもよい。
商品情報管理部401は、商品情報DB402から商品IDに対応付けられた商品カテゴリIDを取得する。
図9は、分析サーバ500の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、分析サーバ500は、電子POP分析部501、タッチ履歴DB502、マーケットバスケット分析DB503、および電子POP分析DB504を含む。
電子POP分析部501は、電子POP端末100から送信されたタッチ履歴や、POS端末300から送信された販売履歴にもとづいて、電子POPの効果を分析する。
タッチ履歴DB502は、電子POP端末100から送信されたタッチ履歴を格納するデータベースである。
図10は、タッチ履歴DB502に格納されている情報の例を示す説明図である。図10に示す例では、タッチ履歴DB502には、ユーザID毎に、どの商品の電子POPにいつタッチしたのかを示す情報が格納されている。
図10に示す例では、タッチ履歴DB502には、ユーザID「U1425」のユーザが商品ID「S1122」の商品の電子POPに日時「2010/02/22 11:54:44」にタッチし、商品ID「S5647」の商品の電子POPに日時「2010/02/22 12:04:43」にタッチしたことを示す情報が格納されている。また、図10に示す例では、タッチ履歴DB502には、ユーザID「U2738」のユーザが商品ID「S9988」の商品の電子POPに日時「2010/02/12 18:10:12」にタッチしたことを示す情報が格納されている。
マーケットバスケット分析DB503には、予めマーケットバスケット分析(販売履歴などから「一緒に買われる商品」の組み合わせを見つけだす分析)によって得られた情報が格納されている。
図11は、マーケットバスケット分析DB503に格納されている情報の例を示す説明図である。図11に示す例では、マーケットバスケット分析DB503には、2つの商品IDが対になって格納されている。
図11に示す例では、マーケットバスケット分析DB503には、商品ID「S2345」の商品と商品ID「S4567」の商品とが一緒に買われる可能性が高いとして、商品ID「S2345」と商品ID「S4567」とが対になって格納され、商品ID「S7788」の商品と商品ID「S8877」の商品とが一緒に買われる可能性が高いとして、商品ID「S7788」と商品ID「S8877」とが対になって格納されている。
電子POP分析DB504は、電子POPの効果を分析した結果を示す情報を格納するデータベースである。図12は、電子POP分析DB504に格納されている情報を示す説明図である。
図12に示す例では、電子POP分析DB504には、商品ID毎に、その商品IDによって識別される商品の電子POPがタッチされた回数と、当該商品が購入され、顧客の購買に寄与した回数である購買寄与回数と、顧客が商品の電子POPにタッチしたが当該商品と同じ商品カテゴリIDの他の商品である競合品を購入した回数である競合品購入回数とが対応付けられて格納されている。
図12に示す例では、電子POP分析DB504には、商品ID「S2345」の商品の電子POPにタッチされた回数が「1245」回であり、そのうち顧客の購買に寄与した回数が「232」回であり、競合品が購入された回数が「55」回であることを示す情報が格納されている。
また、図12に示す例では、電子POP分析DB504には、商品ID「S9123」の商品の電子POPにタッチされた回数が「6574」回であり、そのうち顧客の購買に寄与した回数が「788」回であり、競合品が購入された回数が「1543」回であることを示す情報が格納されている。
図1に示すシステムの動作について、図面を参照して説明する。まず、電子POP端末100が電子POPを表示する動作について説明する。図13は、電子POP端末100が電子POPを表示する動作を示すフローチャートである。図14は、電子POPサーバ200が電子POPデータを取得する動作を示す説明図である。
電子POP端末100の表示制御部101は、電子POPサーバ200に自端末の電子POP端末IDを送信して電子POPデータの送信を要求する(図13に示すステップS101)。
電子POPサーバ200の電子POP配信部201は、電子POP端末100によって電子POP端末IDが送信されて電子POPデータの送信を要求された場合に、図5に示す電子POP端末DB203に格納されている情報にもとづいて、送信された電子POP端末IDに対応する電子POPの情報(表示順序および商品IDを示す情報)を取得する(図14に示すステップS201)。
そして、電子POP配信部201は、図4に示す電子POPDB202に格納されている情報にもとづいて、ステップS201の処理で取得した電子POPの情報によって示される商品IDに対応する電子POPデータを取得する(図14に示すステップS202)。
電子POP配信部201は、ステップS201の処理で取得した電子POPの情報と、ステップS202の処理で取得した電子POPデータとを通信ネットワーク600を介して電子POP端末100に送信する(図14に示すステップS203)。なお、電子POP配信部201は、ステップS203の処理で、電子POPの情報に含まれる商品IDに対応する電子POPデータを示す情報を通信ネットワーク600を介して電子POP端末100に送信する。
電子POP端末100の表示制御部101が、電子POPサーバ200から電子POPの情報と電子POPデータとを受信した場合に(図13に示すステップS102のY)、表示部103は、表示制御部101の制御によって電子POPの情報によって示される表示順序で電子POPデータにもとづく電子POPを表示する(図13に示すステップS103)。
次に、電子POP端末100に電子POPが表示されている場合に、当該電子POP端末100のカードリーダ102がカード700に記憶されているユーザIDを読み出したときの動作について説明する。
図15は、電子POP端末100においてカードリーダ102がカード700に記憶されているユーザIDを読み出したときの動作を示すフローチャートである。図16は、分析サーバ500がタッチ履歴に応じた電子POPの表示を指示する動作を示すフローチャートである。図17は、電子POPサーバ200が分析サーバ500の指示に応じた電子POPデータを取得する動作を示すフローチャートである。
電子POP端末100のカードリーダ102は、近づけられたカード700に記憶されているユーザIDを読み出し、読み出したユーザIDを表示制御部101に渡す(図15に示すステップS301)。
表示制御部101は、ユーザIDが渡された場合に、時刻管理部104から現在日時を示す現在日時情報を取得する(図15に示すステップS302)。また、表示制御部101は、表示部103に表示されている電子POPに対応し、ステップS102の処理で受信した電子POPの情報によって示される商品IDを取得し(図15に示すステップS303)、ユーザID、ステップ302の処理で取得した現在日時情報によって示される日時を示すタッチ日時、および商品IDを含むタッチ履歴と、自端末の電子POP端末IDとを通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する(図15に示すステップS304)。
分析サーバ500の電子POP分析部501は、電子POP端末100からタッチ履歴と電子POP端末IDとを受信した場合に、受信したタッチ履歴をタッチ履歴DB502に格納する(図16に示すステップS401)。
そして、電子POP分析部501は、図12に示す電子POP分析DB504に格納されている情報においてタッチ履歴に含まれる商品IDのタッチ回数に1を加える(図16に示すステップS402)。
また、電子POP分析部501は、図11に示すマーケットバスケット分析DB503に記憶されている情報においてタッチ履歴に含まれる商品IDに対になって格納されている商品IDを取得する(図16に示すステップS403)。
そして、電子POP分析部501は、ステップS401の処理で受信した電子POP端末IDとステップS403の処理で取得した商品IDとを電子POPサーバ200に送信し、電子POP端末100に当該商品IDに対応する電子POPを表示する指示を電子POPサーバ200に送信する(図16に示すステップS404)。すなわち、商品IDを、表示部103に表示される広告のデータを供給する装置(この例では、電子POPサーバ200)に提供する。
電子POPサーバ200の電子POP配信部201は、図4に示す電子POPDB202に格納されている情報にもとづいて、分析サーバ500によって送信された商品IDに対応する電子POPデータを取得する(図17に示すステップS501)。
そして、電子POP配信部201は、分析サーバ500によって送信された電子POP端末IDによって示される電子POP端末100に、ステップS501の処理で取得した電子POPデータを送信する(図17に示すステップS502)。
電子POP端末100の表示制御部101が、電子POPサーバ200によって送信された電子POPデータを受信した場合に、表示部103は、表示制御部101の制御によって表示中の電子POPに代えて、当該電子POPデータにもとづく電子POPを一定の時間表示する。
次に、電子POPにタッチされた後に商品が購入された場合の動作について、図面を参照して説明する。図18は、電子POPにタッチされた後に商品が購入された場合のPOS端末300の動作を示すフローチャートである。図19は、電子POPにタッチされた後に商品が購入された場合の分析サーバ500の動作を示すフローチャートである。
POS端末300の販売処理部301は、商品ID読取部304が商品の商品IDを読み取り(図18に示すステップS601)、入力部303になされた操作に応じて全ての商品の商品IDの読み取りが終了したことが通知された場合に(図18に示すステップS602のY)、カードリーダ302に、近づけられたカード700に記憶されているユーザIDの読み出しを指示する。カードリーダ302は、販売処理部301の指示に応じて、近づけられたカード700に記憶されているユーザIDを読み出す(図18に示すステップS603)。
そして、販売処理部301は、時刻管理部305から現在日時を示す現在日時情報を取得する(図18に示すステップS604)。販売処理部301は、ステップS601の処理で商品読取部304が読み取った商品ID、ステップS603の処理でカードリーダ302が読み出したユーザID、およびステップS604の処理で取得した現在日時情報によって示される日時を示す販売日時情報を含む販売履歴を通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する(図18に示すステップS605)。
分析サーバ500の電子POP分析部501は、POS端末300から受信した販売履歴に含まれるユーザIDに応じたタッチ履歴を図10に示すタッチ履歴DB502から取得する(図19に示すステップS701)。
そして、電子POP分析部501は、POS端末300から受信した販売履歴およびステップS701の処理で取得したタッチ履歴に含まれる商品IDによって示される商品の商品カテゴリを示す商品カテゴリIDをPOSサーバ400の商品情報管理部401から取得する(図19に示すステップS702)。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれる商品IDが販売履歴に含まれる商品IDに合致する場合に(図19に示すステップS703のY)、販売履歴に含まれる販売日時情報によって示される日時と、タッチ履歴に含まれる現在日時情報によって示される日時との時間差が所定値以内であるときに(図19に示すステップS704のY)、表示部103に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断して、電子POP分析DB504における当該商品IDの購買寄与回数に1を加える(図19に示すステップS705)。
電子POP分析部501は、販売履歴に含まれる販売日時情報によって示される日時と、タッチ履歴に含まれる現在日時情報によって示される日時との時間差が所定値以内でないときに(図19に示すステップS704のN)、当該タッチ履歴についての処理を終了し、他のタッチ履歴について、ステップS703〜S707の処理を繰り返す。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれている商品IDが販売履歴に含まれている商品IDに合致しない場合に(図19に示すステップS703のN)、POSサーバ400の商品情報DB402に格納されている情報にもとづいて、タッチ履歴に含まれている商品IDによって示される商品の商品カテゴリIDであって、当該商品カテゴリIDの商品の商品IDが販売履歴に含まれているか否か調査する。つまり、タッチ履歴に含まれている商品IDと同じ商品カテゴリIDの他の商品IDが販売履歴に含まれているか否か調査する。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれる商品IDと同じ商品カテゴリIDの他の商品IDが販売履歴に含まれている場合に(図19に示すステップS706のY)、表示部103に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断して、電子POP分析DB504におけるタッチ履歴に含まれる商品IDの競合品購入回数に1を加える(図19に示すステップS707)。なお、電子POP分析部501は、他の商品についての販売履歴に含まれる販売日時情報によって示される日時と、タッチ履歴に含まれる現在日時情報によって示される日時との時間差が所定値以内であることを条件に、ステップS707の処理を実行するようにしてもよい。
次に、具体例を用いて図1に示されたシステムの動作について説明する。本例では、電子POP端末100の電子POP端末IDは「C4321」であるとし、カード700にはユーザID「U1425」が記憶されているとする。
電子POP端末100の表示制御部101は、電子POPサーバ200に電子POP配信部201に自端末の電子POP端末ID「C4321」を送信して電子POPデータの送信を要求する(図13に示すステップS101)。
電子POPサーバ200の電子POP配信部201は、電子POP端末100によって電子POP端末ID「C4321」が送信されて電子POPデータの送信を要求された場合に、図5に示す電子POP端末DB203に格納されている情報にもとづいて、受信した電子POP端末ID「C4321」に対応する電子POPの情報として、「表示順序1番は商品ID「S2345」の商品の電子POP、表示順序2番は商品ID「S6789」の商品の電子POP」を取得する(図14に示すステップS201)。
そして、電子POP配信部201は、図4に示す電子POPDB202に格納されている情報にもとづいて、ステップS201の処理で取得した電子POPの情報によって示される商品ID「S2345」に対応する電子POPデータ「表示コンテンツAのデータ」、および商品ID「S6789」に対応する電子POPデータ「表示コンテンツBのデータ」を取得する(図14に示すステップS202)。
電子POP配信部201は、ステップS201の処理で取得した電子POPの情報と、ステップS202の処理で取得した電子POPデータとを通信ネットワーク600を介して電子POP端末100に送信する(図14に示すステップS203)。
なお、電子POP配信部201は、ステップS203の処理で、電子POPの情報に含まれる商品IDに対応する電子POPデータを示す情報を通信ネットワーク600を介して電子POP端末100に送信する。つまり、電子POP配信部201は、ステップS203の処理で、表示順序1番の商品ID「S2345」に「表示コンテンツAのデータ」が対応し、表示順序2番の商品ID「S6789」に「表示コンテンツBのデータ」が対応することを示す情報を通信ネットワーク600を介して電子POP端末100に送信する。
電子POP端末100の表示制御部101が、電子POPサーバ200から電子POPの情報と電子POPデータとを受信した場合に(図13に示すステップS102のY)、表示部103は、表示制御部101の制御によって、電子POPの情報によって示される表示順序で、つまり、最初に商品ID「S2345」に対応する電子POPデータ「表示コンテンツAのデータ」にもとづく電子POP「表示コンテンツA」を表示部103に表示し、次に、商品ID「S6789」に対応する電子POPデータ「表示コンテンツBのデータ」にもとづく電子POP「表示コンテンツB」を表示する(図13に示すステップS103)。
そして、表示部103に電子POP「表示コンテンツA」が表示されている場合に、電子POP端末100のカードリーダ102にカード700が近づけられたときに、カードリーダ102は、近づけられたカード700に記憶されているユーザID「U1425」を読み出し、読み出したユーザID「U1425」を表示制御部101に渡す(図15に示すステップS301)。
表示制御部101は、時刻管理部104から現在日時を示す現在日時情報「2010/02/22 17:45:22」を取得する(図15に示すステップS302)。また、表示制御部101は、表示部103に表示されている電子POP「表示コンテンツA」の電子POPのデータ「表示コンテンツAのデータ」に対応し、ステップS102の処理で受信した電子POPの情報によって示される商品ID「S2345」を取得し(図15に示すステップS303)、ユーザID「U1425」、タッチ日時「2010/02/22 17:45:22」、および商品ID「S2345」を含むタッチ履歴と、自端末の電子POP端末ID「C4321」とを通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する(図15に示すステップS304)。
分析サーバ500の電子POP分析部501は、電子POP端末100からタッチ履歴と電子POP端末ID「C4321」とを受信した場合に、受信したタッチ履歴をタッチ履歴DB502に格納する(図16に示すステップS401)。
そして、電子POP分析部501は、図12に示す電子POP分析DB504に格納されている情報においてタッチ履歴に含まれる商品ID「S2345」のタッチ回数「1245」を1を加えた「1246」に更新する(図16に示すステップS402)。
また、電子POP分析部501は、図11に示すマーケットバスケット分析DB503に記憶されている情報においてタッチ履歴に含まれる商品ID「S2345」に対になって格納されている商品ID「S4567」を取得する(図16に示すステップS403)。
そして、電子POP分析部501は、ステップS401の処理で受信した電子POP端末ID「C4321」とステップS403の処理で取得した商品ID「S4567」とを電子POPサーバ200に送信し、電子POP端末ID「C4321」の電子POP端末100に商品ID「S4567」に対応する電子POPを表示する指示を電子POPサーバ200に送信する(図16に示すステップS404)。
電子POPサーバ200の電子POP配信部201は、図4に示す電子POPDB202に格納されている情報にもとづいて、分析サーバ500によって送信された商品ID「S4567」に対応する電子POPデータ「表示コンテンツCのデータ」を取得する(図17に示すステップS501)。
そして、電子POP配信部201は、分析サーバ500によって送信された電子POP端末ID「C4321」によって示される電子POP端末100に、ステップS501の処理で取得した電子POPデータ「表示コンテンツCのデータ」を送信する(図17に示すステップS502)。
電子POP端末100の表示制御部101が、電子POPサーバ200によって送信された電子POPデータ「表示コンテンツCのデータ」を受信した場合に、表示部103は、表示制御部101の制御によって、表示中の電子POP「表示コンテンツA」に代えて、電子POPデータ「表示コンテンツCのデータ」にもとづく電子POP「表示コンテンツC」を一定の時間表示する。
そして、POS端末300の販売処理部301は、商品ID読取部304が商品の商品IDを読み取り(図18に示すステップS601)、入力部303になされた操作に応じて全ての商品の商品IDの読み取りが終了したことが通知された場合に(図18に示すステップS602のY)、カードリーダ302に、近づけられたカード700に記憶されているユーザIDの読み出しを指示する。カードリーダ302は、販売処理部301の指示に応じて、近づけられたカード700に記憶されているユーザID「U1425」を読み出す(図18に示すステップS603)。
そして、販売処理部301は、時刻管理部305から現在日時を示す現在日時情報「2010/02/22 18:04:32」を取得する(図18に示すステップS604)。販売処理部301は、ステップS601の処理で商品読取部304が読み取った全商品の商品ID、ステップS603の処理でカードリーダ302が読み出したユーザID「U1425」、およびステップS604の処理で取得した現在日時情報「2010/02/22 18:04:32」を示す販売日時情報を含む販売履歴を通信ネットワーク600を介して分析サーバ500に送信する(図18に示すステップS605)。
分析サーバ500の電子POP分析部501は、POS端末300から受信した販売履歴に含まれるユーザID「U1425」に応じたタッチ履歴「商品ID「S1122」,タッチ日時「2010/02/22 11:54:44」」と、タッチ履歴「商品ID「S5647」,タッチ日時「2010/02/22 12:04:43」」と、タッチ履歴「商品ID「S2345」,タッチ日時「2010/02/22 17:45:22」」とを図10に示すタッチ履歴DB502から取得する(図19に示すステップS701)。
そして、電子POP分析部501は、POS端末300から受信した販売履歴およびステップS701の処理で取得したタッチ履歴に含まれる商品ID「S1122」の商品カテゴリID「K8800」と、商品ID「S5647」の商品カテゴリID「K7364」と、商品ID「S2345」の商品カテゴリID「K9182」とをPOSサーバ400の商品情報管理部401から取得する(図19に示すステップS702)。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」が販売履歴に含まれていた場合に(図19に示すステップS703のY)、販売履歴に含まれている販売日時情報「2010/02/22 18:04:32」と、タッチ履歴に含まれている現在日時情報「2010/02/22 17:45:22」との時間差が所定値(本例では30分であるとする)以内であるので(図19に示すステップS704のY)、電子POP分析DB504における当該商品ID「S2345」の購買寄与回数「232」を1を加えた「233」に更新する(図19に示すステップS705)。
電子POP分析部501は、販売履歴に含まれる販売日時情報によって示される日時と、タッチ履歴に含まれる現在日時情報によって示される日時との時間差が所定値以内でないときに(図19に示すステップS704のN)、当該タッチ履歴についての処理を終了し、他のタッチ履歴について、ステップS703〜S707の処理を繰り返す。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」が販売履歴に含まれていない場合に(図19に示すステップS703のN)、POSサーバ400の商品情報DB402に格納されている情報にもとづいて、タッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」によって示される商品の商品カテゴリID「K9182」の他の商品IDが販売履歴に含まれているか否か調査する。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」の商品カテゴリID「K9182」の他の商品ID「S4186」が販売履歴に含まれている場合に(図19に示すステップS706のY)、電子POP分析DB504におけるタッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」の競合品購入回数「55」を1を加えた「56」に更新する(図19に示すステップS707)。
電子POP分析部501は、タッチ履歴に含まれている商品ID「S2345」の商品カテゴリID「K9182」の他の商品IDが販売履歴に含まれていない場合に(図19に示すステップS706のN)、当該タッチ履歴についての処理を終了し、他のタッチ履歴について、ステップS703〜S707の処理を繰り返す。
本実施形態によれば、タッチ履歴と販売履歴とにもとづいて、電子POPに接して誘起されたユーザの購買行動を直接的に検出することができる。
また、本実施形態によれば、タッチ履歴と販売履歴とにもとづいて、商品の電子POPに接したユーザによる当該商品の購買行動を誘起したのか否かを直接的に検出することができる。また、本実施形態によれば、タッチ履歴と販売履歴とにもとづいて、商品の電子POPに接したユーザによる当該商品の競合品の購買行動を誘起したのか否かを直接的に検出することができる。
本実施形態によれば、マーケットバスケット分析の結果にもとづいて、電子POPに興味を示したユーザに他の商品の電子POPを表示し、当該他の商品の購買意欲を喚起することができる。
次に、本発明の概要について説明する。図20は、本発明の概要を示すブロック図である。図20に示すように、本発明による広告効果測定装置800は、広告表示用端末810(図1に示す電子POP端末100に相当)から、広告視認確認用カードリーダ(図2に示すカードリーダ102に相当)がカードから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに表示装置(図2に示す表示部103に相当)に表示されていた商品の広告に対応する商品IDとを受信した場合に、受信したユーザIDおよび商品IDを広告視認確認データとして、該ユーザIDが読み出されたときの時刻を示す時刻情報を対応させて記憶部802(図9に示すタッチ履歴DB502に相当)に保存する広告視認確認データ保存処理手段801(例えば、図9に示す電子POP分析部501で実現される。)と、販売端末820から、販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析する分析手段803(例えば、図9に示す電子POP分析部501で実現される。)とを備え、分析手段803が、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部802に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断する。
また、上記の実施形態では、以下の(1)〜(4)に示すような広告効果測定装置も開示されている。
(1)分析手段803が、広告表示用端末からの広告視認確認データの受信回数を商品ID毎に計数し、表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断した回数を商品ID毎に計数する(図19におけるステップS705参照)広告効果装置。そのように構成されている場合には、広告の商品販売に対する寄与度を定量的に把握することが容易になる。
(2)分析手段803が、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部802に保存されていなかった場合に、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが記憶部802に保存されているか否かを調査し、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが記憶部802に保存されていることを検出したときには(図19におけるステップS706参照)、表示装置に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断する広告効果測定装置。そのように構成されている場合には、広告が競合製品等に与えた影響を容易に把握することが可能になる。
(3)分析手段803が、表示装置に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断した回数を、表示装置に表示されていた広告に対応する商品ID毎に計数する(図19におけるステップS707参照)広告効果測定装置。そのように構成されている場合には、広告の競合製品等に対する寄与度を定量的に把握することが容易になる。
(4)商品の商品IDとその商品と一緒に購入される可能性が高い商品である追加購入商品の商品IDとを対応させて格納する追加購入商品データベース(図9に示すマーケットバスケット分析DB503に相当)と、広告表示用端末810から広告視認確認データが受信されたときに、広告視認確認データに含まれる商品IDが示す商品に対応する追加購入商品の商品IDを追加購入商品データベースから読み出し、読み出した商品IDを、表示装置に表示される広告のデータを供給する装置に提供する追加購入商品ID提供手段(例えば、図9に示す電子POP分析部501で実現される。)とを備えた広告効果測定装置。そのように構成されている場合には、実際の販売実績にもとづいてその商品と一緒に購入される可能性が高い商品の広告を即時に表示することが可能になる。
本発明を、広告を表示する表示装置が設けられている店舗等に適用可能である。
100 電子POP端末
101 表示制御部
102、302 カードリーダ
103 表示部
104 時刻管理部
200 電子POPサーバ
201 電子POP配信部
202 電子POPDB
203 電子POP端末DB
300 POS端末
301 販売処理部
303 入力部
304 商品ID読取部
305 時刻管理部
400 POSサーバ
401 商品情報管理部
402 商品情報DB
500 分析サーバ
501 電子POP分析部
502 タッチ履歴DB
503 マーケットバスケット分析DB
504 電子POP分析DB
600 通信ネットワーク
700 カード
800 広告効果測定装置
801 広告視認確認データ保存処理手段
802 記憶部
803 分析手段
810 広告表示用端末
820 販売端末

Claims (8)

  1. 所定期間に亘って商品の広告を表示する表示装置を備え、カードに記憶されている情報を読み出す広告視認確認用カードリーダが付随する広告表示用端末と、販売処理を行い、カードに記憶されている情報を読み出す販売処理用カードリーダが付随する販売端末と通信可能に接続される広告効果測定装置であって、
    前記広告表示用端末から、前記広告視認確認用カードリーダがカードから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに前記表示装置に表示されていた商品の広告に対応する商品IDとを受信した場合に、受信したユーザIDおよび商品IDを広告視認確認データとして、該ユーザIDが読み出されたときの時刻を示す時刻情報を対応させて記憶部に保存する広告視認確認データ保存処理手段と、
    前記販売端末から、前記販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、前記表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析する分析手段とを備え、
    前記分析手段は、前記販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが前記記憶部に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と前記販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に前記表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断する
    ことを特徴とする広告効果測定装置。
  2. 分析手段は、広告表示用端末からの広告視認確認データの受信回数を商品ID毎に計数し、表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断した回数を商品ID毎に計数する
    請求項1記載の広告効果測定装置。
  3. 分析手段は、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部に保存されていなかった場合に、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが前記記憶部に保存されているか否かを調査し、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが前記記憶部に保存されていることを検出したときには、表示装置に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断する
    請求項1または請求項2記載の広告効果測定装置。
  4. 分析手段は、表示装置に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断した回数を、前記表示装置に表示されていた広告に対応する商品ID毎に計数する
    請求項3記載の広告効果測定装置。
  5. 商品の商品IDとその商品と一緒に購入される可能性が高い商品である追加購入商品の商品IDとを対応させて格納する追加購入商品データベースと、
    広告表示用端末から広告視認確認データが受信されたときに、広告視認確認データに含まれる商品IDが示す商品に対応する追加購入商品の商品IDを前記追加購入商品データベースから読み出し、読み出した商品IDを、表示装置に表示される広告のデータを供給する装置に提供する追加購入商品ID提供手段とを備えた
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の広告効果測定装置。
  6. 所定期間に亘って商品の広告を表示する表示装置を備え、カードに記憶されている情報を読み出す広告視認確認用カードリーダが付随する広告表示用端末と、販売処理を行い、カードに記憶されている情報を読み出す販売処理用カードリーダが付随する販売端末とが設置されたシステムで実施される広告効果測定方法であって、
    前記広告表示用端末から、前記広告視認確認用カードリーダがカードから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに前記表示装置に表示されていた商品の広告に対応する商品IDとを受信した場合に、受信したユーザIDおよび商品IDを広告視認確認データとして、該ユーザIDが読み出されたときの時刻を示す時刻情報を対応させて記憶部に保存し、
    前記販売端末から、前記販売処理用カードリーダから読み出したユーザIDと該ユーザIDが読み出されたときに販売処理の対象であった商品の商品IDとを受信した場合に、前記表示装置に表示されていた広告の商品に対する販売寄与度を分析し、
    販売寄与度を分析するときに、前記販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが前記記憶部に保存されていた場合に、保存されていた当該商品IDに対応して保存されている時刻情報が示す時刻と前記販売端末から受信した商品IDが示す商品の販売処理が実行されたときの時刻との差が所定値以下であるか否か判定し、所定値以下であると判定した場合に前記表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断する
    ことを特徴とする広告効果測定方法。
  7. 販売寄与度を分析するときに、広告表示用端末からの広告視認確認データの受信回数を商品ID毎に計数し、表示装置に表示されていた広告が当該商品の販売に寄与したと判断した回数を商品ID毎に計数する
    請求項6記載の広告効果測定方法。
  8. 販売寄与度を分析するときに、販売端末から受信した商品IDに合致する商品IDが記憶部に保存されていなかった場合に、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが前記記憶部に保存されているか否かを調査し、当該商品が属するカテゴリと同じカテゴリに属する商品の商品IDが前記記憶部に保存されていることを検出したときには、表示装置に表示されていた広告が当該商品のカテゴリと同じカテゴリに属する他の商品の販売に寄与したと判断する
    請求項6または請求項7記載の広告効果測定方法。
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