JP2011185225A - 内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造 - Google Patents

内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】機関ケースを取り外すことなくクラッチアクチュエータのメンテナンス等を行うことができるメンテナンス性に優れた内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造を供する。
【解決手段】クランク軸(30)の回転動力を変速クラッチ(41)および変速機(T)を介して出力軸(37)に伝達する動力伝達機構を機関ケース(70,31R)内に備えた内燃機関(E)において、前記変速クラッチ(41)の断続を行うクラッチアクチュエータ(81A,81B)を収容するクラッチアクチュエータ収容部(72)が前記機関ケースに形成され、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)に前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)を着脱するためのクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んで形成されている内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の変速クラッチの断続を行うクラッチアクチュエータの取付構造に関する。
この種のクラッチアクチュエータを機関ケースに取り付けた内燃機関が、特許文献1に開示されている。
特開2008−138541号公報
特許文献1に開示された内燃機関は、ツインクラッチ式変速機を備え、同変速機のメインシャフトの端部に油圧により作動するツインクラッチが設けられており、クランクケースの右側面に取り付けられるクラッチカバーが右方に突出してツインクラッチを覆っている。
そして、クランクケースのクラッチカバーとの合わせ面に沿ってクランクケースの内面に内側に膨出してクラッチアクチュエータ収容部が形成され、同クラッチアクチュエータ収容部の前記合わせ面と同一面に形成された開口からツインクラッチの断続を行うクラッチアクチュエータがクラッチアクチュエータ収容部に挿入され、着脱自在に取り付けられる。
クランクケースのクラッチアクチュエータ収容部からは変速クラッチに作動油を供給する制御用油路が、クランクケースの側壁内およびクラッチカバーの側壁内に連通して形成されている。
上記のように、特許文献1に開示されたクラッチアクチュエータの取付構造は、クランクケースおよびクラッチカバーの内側に配設されるので、クラッチアクチュエータのメンテナンス等を行うためには、制御用油路が形成された大型のクラッチカバーを取り外さなければならず作業性がよくない。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、機関ケースを取り外すことなくクラッチアクチュエータのメンテナンス等を行うことができるメンテナンス性に優れた内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランク軸(30)の回転動力を変速クラッチ(41)および変速機(T)を介して出力軸(37)に伝達する動力伝達機構を機関ケース(70,31R)内に備えた内燃機関(E)において、前記変速クラッチ(41)の断続を行うクラッチアクチュエータ(81A,81B)を収容するクラッチアクチュエータ収容部(72)が前記機関ケースに形成され、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)に前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)を着脱するためのクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んで形成されていることを特徴とする内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が形成された前記機関ケース(70)は、クランク軸(30)を軸支するクランクケース(31L,31R)の側方の前記変速クラッチを覆うケースカバー(70)であり、前記ケースカバー(70)の側方に突出して前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記内燃機関(E)は、クランク軸(30)を左右方向に指向させて車両に搭載され、前記クランクケース(31L,31R)内に設けられた前記変速機(T)のメイン軸(35)の前記ケースカバー(70)内に突出した軸端に前記変速クラッチ(41)が設けられ、前記ケースカバー(70)は、前記クランク軸(30)から前記変速クラッチ(41)へ動力を伝達するギア対(43,44)および前記変速クラッチ(41)を収容する膨出収容部(71)が側方に膨出して形成され、前記ケースカバー(70)は前記膨出収容部(71)の下方の空間に前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が突出して形成されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記ケースカバー(70)の前記膨出収容部(71)の下方の空間で前記クラッチアクチュエータ収容部(72)の前方に前面視で重なるようにオイルフィルタ(85)が、前記ケースカバー(70)に設けられることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記オイルフィルタ(85)は、フィルタエレメント(86)を収容するオイルフィルタハウジング(73)が前記ケースカバー(70)に突出して形成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、車体幅方向で前記オイルフィルタハウジング(73)の外側部より内側に形成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または請求項6記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、長手方向を前後方向に指向させた姿勢で形成され、前記オイルフィルタハウジング(73)は、内部に円筒状をなす前記フィルタエレメント(86)が円筒中心軸を前後方向に指向させて収容される形状に形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、前記クラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が後方を向いて形成され、前記オイルフィルタハウジング(73)は、前記フィルタエレメント(86)を着脱するためのフィルタエレメント着脱用開口(73h)が前方を向いて形成されていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または請求項8記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、その下端が前記ケースカバー(70)の下端縁に近接または接する上下位置に形成され、前記オイルフィルタハウジング(73)は、その上端が前記クラッチアクチュエータ収容部(72)の上端と略同じ上下位置に位置することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項3から請求項9のいずれか1項に記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記変速クラッチは、ツインクラッチ(72)であり、前記ツインクラッチ(72)の各々を油圧によりそれぞれ駆動する2つの前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)が、前記ツインクラッチ(72)の前方斜め下に設けられ、前記各クラッチアクチュエータ(81A,81B)からそれぞれ対応する変速クラッチ(41A,41B)に作動油を供給する1対の制御用油路(76A,76B)が、前記ケースカバー(70)の外側面に斜めに指向して直線的に互いに平行に延びて形成されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、斜めに指向した1対の前記制御用油路(76A,76B)のうち上側となる第1制御用油路(76A)の略中央位置に、第1制御油圧センサ(79A)が上方に向けて突設され、1対の前記制御用油路(76A,76B)のうち下側となる第2制御用油路(76B)に、前記変速クラッチ(72)と前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)との間の高さ位置で第2制御油圧センサ(79B)が後方に向けて突設されることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項4から請求項11のいずれか1項に記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記オイルフィルタ(85)にはオイルポンプ(50)から吐出油が導入され、前記吐出油の油圧を検出する吐出油圧センサ(88)が、前記オイルフィルタ(85)に前方に向けて突設されることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造において、前記吐出油圧センサ(88)は、前記オイルフィルタ(85)のオイルフィルタハウジング(73)の前方に向いたフィルタエレメント着脱用開口(73h)を閉塞するフィルタ蓋部材(87)に取り付けられることを特徴とする。
請求項1記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、機関ケース(70,31R)に形成されたクラッチアクチュエータ収容部(72)にクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んで形成されているので、機関ケース(70,31R)を取り外すことなく、クラッチアクチュエータ収容部(72)に収容されたクラッチアクチュエータ(81A,81B)をクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)から出し入れでき、メンテナンス性が極めて良好である。
請求項2記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、変速クラッチ(41)を覆うケースカバー(70)にクラッチアクチュエータ収容部(72)が側方に突出して形成され、同クラッチアクチュエータ収容部(72)に形成されたクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んでいるので、ケースカバー(70)を取り外すことなく、ケースカバー(70)のクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)からクラッチアクチュエータ(81A,81B)を出し入れでき、メンテナンス性が極めて良好である。
ケースカバー(70)の側方に突出して形成されたクラッチアクチュエータ収容部(72)にクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んで形成される構造なので、クラッチアクチュエータ取付構造を簡素化することができる。
請求項3記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、クランク軸(30)からメイン軸(35)の軸端の変速クラッチ(41)へ動力を伝達するギア対(43,44)および変速クラッチ(41)を収容する膨出収容部(71)が側方に膨出して形成されたケースカバー(70)における膨出収容部(71)の下方の空間を利用してクラッチアクチュエータ収容部(72)が突出して形成されるので、内燃機関全体の左右幅および前後幅を大きくすることなくクラッチアクチュエータ収容部(72)を形成することができ、内燃機関の大型化を避けることができる。
請求項4記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、ケースカバー(70)の前記膨出収容部(71)の下方の空間で前記クラッチアクチュエータ収容部(72)の前方に前面視で重なるようにオイルフィルタ(85)がケースカバー(70)に設けられるので、ケースカバー(70)の膨出収容部(71)の下方の空間の後側にクラッチアクチュエータ収容部(72)、前側にオイルフィルタ(85)が設けられるので、内燃機関全体の左右幅および前後幅を大きくすることなくオイルフィルタを設けることができ、内燃機関の大型化を避けることができる。
請求項5記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、前記オイルフィルタ(85)は、フィルタエレメント(86)を収容するオイルフィルタハウジング(73)がケースカバーに突出して形成されるので、オイルフィルタハウジング(73)をケースカバー(70)と別体とせず一体に形成され、部品点数を削減してメンテナンス性を良くしている。
請求項6記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、クラッチアクチュエータ収容部(72)は、車体幅方向でオイルフィルタハウジング(73)の外側部より内側に形成されるので、オイルフィルタハウジング(73)が盾となって前方からの飛石などからクラッチアクチュエータ(81A,81B)を保護することができる。
請求項7記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、クラッチアクチュエータ収容部(72)は長手方向を前後方向に指向させた姿勢で形成され、オイルフィルタハウジング(73)は内部に円筒状をなすフィルタエレメント(86)が円筒中心軸を前後方向に指向させて収容される形状に形成されるので、ケースカバー(70)の膨出収容部(71)の下方空間に形成されるクラッチアクチュエータ収容部(72)もオイルフィルタハウジング(73)も上下幅および左右幅を小さく抑えることができ、内燃機関全体の上下幅および左右幅を大きくすることなく、またクラッチアクチュエータ収容部(72)とオイルフィルタハウジング(73)を近接させることで内燃機関の大型化を避けることができる。
請求項8記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、クラッチアクチュエータ収容部(72)は、クラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が後方を向いて形成され、オイルフィルタハウジング(73)は、フィルタエレメント(86)を着脱するためのフィルタエレメント着脱用開口(73h)が前方を向いて形成されているので、クラッチアクチュエータ収容部(72)とオイルフィルタハウジング(73)を近接配置しながら互いに干渉することなくクラッチアクチュエータ(81A,81B)とフィルタエレメント(86)の着脱を行うことができ、容易にメンテナンスをすることができる。
請求項9記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、クラッチアクチュエータ収容部(72)は、その下端がケースカバー(70)の下端縁に近接または接する上下位置に形成されので、クラッチアクチュエータ収容部(72)をできるだけ下げて低重心化を図り、オイルフィルタハウジング(73)は、その上端がクラッチアクチュエータ収容部の上端と略同じ上下位置に位置することで、上端を略同じ上下位置とするクラッチアクチュエータ収容部(72)とオイルフィルタハウジング(73)の上方の空間を有効に活用することができる。
請求項10記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、ツインクラッチ(72)の各々を油圧によりそれぞれ駆動する2つの前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)が、ツインクラッチ(72)の斜め前下方に設けられ、各クラッチアクチュエータ(81A,81B)からそれぞれ対応する変速クラッチ(41A,41B)に作動油を供給する1対の制御用油路が、前記ケースカバー(70)の外側面に斜めに指向して直線的に互いに平行に延びて形成されるので、ケースカバー(70)には1対の制御用油路(76A,76B)が干渉しないツインクラッチ(72)の下方でクラッチアクチュエータ(81A,81B)の後方に、後方と下方と外側方に開放した運転者の足載せに適した空間(S)を確保することができる。
請求項11記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、斜めに指向した1対の制御用油路(76A,76B)のうち上側となる第1制御用油路(76A)の略中央位置に、第1制御油圧センサ(79A)が上方に向けて突設され、1対の前記制御用油路(76A,76B)のうち下側となる第2制御用油路(76B)に、変速クラッチ(72)とクラッチアクチュエータ(81A,81B)との間の高さ位置で第2制御油圧センサ(79B)が後方に向けて突設されるので、変速クラッチ(72)の制御性を向上させる第1制御油圧センサ(79A)と第2制御油圧センサ(79B)を他の部品との干渉を避けてコンパクトに設けることができる。
請求項12記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、前記オイルフィルタ(85)にはオイルポンプ(50)から吐出油が導入され、吐出油の油圧を検出する吐出油圧センサが、オイルフィルタ(85)に前方に向けて突設されるので、オイルフィルタ(85)の前方の空間を利用して吐出油圧センサ(88)を設け、極力内燃機関からの突出を避けることができる。
請求項13記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造によれば、吐出油圧センサ(88)は、オイルフィルタ(85)のオイルフィルタハウジング(73)の前方に向いたフィルタエレメント着脱用開口(73h)を閉塞するフィルタ蓋部材(87)に取り付けられるので、予めフィルタ蓋部材(87)に吐出油圧センサを取り付けて一体に取り扱うことで、作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車の右側面図である。 同内燃機関の右側面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 同内燃機関の要部分解右側面図である。 同要部分解断面図である。 右ケースカバーの右側面図(外面図)である。 同右ケースカバーの左側面図(内面図)である。 同右ケースカバーの後面図(図7のIX矢視図)である。 同右ケースカバーの前面図(図7のX矢視図)である。 同右ケースカバーの断面図(図7のXI-XI線断面図)である。 クラッチアクチュエータ蓋部材の外面図である。 同クラッチアクチュエータ蓋部材の内面図である。 フィルタ蓋部材の外面図である。 同フィルタ蓋部材の内面図である。 制御用オイルポンプの右側面図である。 制御用オイルポンプに右ケースカバーを被せたときの要部断面とした右側面図である。
以下、本発明に係る一実施形態について図1ないし図17に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車130の右側面図である。
図1において、自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から斜め後方に延出するメインフレーム4と、メインフレーム4の後端から下方に延出するセンターフレーム5と、ヘッドパイプ3から下方に延びるダウンフレーム6と、センターフレーム5の上部から後方に延出するシートステー7と、センターフレーム5の後部とシートステー7の後部に掛け渡されたミッドフレーム8を備えている。
前輪9を支持するフロントフォーク10が、ヘッドパイプ3で操向可能に支持され、フロントフォーク10の上部にはステアリングハンドル11が連結されている。
また、後輪12を支持するリヤフォーク13が、センターフレーム5のピボットボルト25を介して上下揺動可能に支持されている。
内燃機関Eは2気筒4ストローク内燃機関であり、メインフレーム4、センターフレーム5及びダウンフレーム6に支持されている。
内燃機関Eの出力軸の回転動力は、後輪駆動用チェーン15を介して後輪12に伝達される。
左右のメインフレーム4間には燃料タンク16が搭載され、燃料タンク16の後方の左右のシートステー7上には運転者Pと同乗者が前後に着座できるタンデム型シート17が取付けられている。
図1に示すように、車体右側面で、センターフレーム5の下部でミッドフレーム8との連結部にステップホルダ20が設けられており、同ステップホルダ20にフットステップ21が突設されている。
車体左側面にも左右対称位置にフットステップ21が設けられている。
本内燃機関Eはクランク軸30を車体幅方向である左右方向に指向させて横置きに車体フレーム2に搭載され、クランク軸30は上下割りの上クランクケース31Uと下クランクケース31Lに軸受を介して挟まれ、回転自在に軸支される。
図2を参照して、上クランクケース31Uから前方斜め上向きにシリンダブロック32,シリンダヘッド33,シリンダヘッドカバー34が順次重ねられて前傾して突設されている。
下クランクケース31Lの下側はオイルパン39で塞がれる。
上クランクケース31Uには、クランク軸30の後方で若干斜め上位置に変速機Tのメイン軸35がクランク軸30と平行にベアリング36,36を介して回転自在に架設され、メイン軸35の後方斜め下位置に出力軸であるカウンタ軸37が上クランクケース31Uと下クランクケース31Lにベアリング38,38を介して挟まれ回転自在に軸支される(図2,図3参照)。
図3を参照して、変速機Tのメイン軸35は、メイン内軸35iにメイン外軸35oが相対回転自在に外嵌されており、それぞれに複数の駆動ギアmが設けられ、カウンタ軸37に設けられた複数の従動ギアcと対応する駆動ギアmと常時噛み合っている。
上クランクケース31Uの右側壁に嵌着されたベアリング36を右方に貫通したメイン内軸35iとメイン外軸35oに、1対の第1摩擦クラッチ41Aと第2摩擦クラッチ41Bからなるツインクラッチ41が設けられ、両クラッチのクラッチアウタにプライマリ従動ギア43が嵌着されている。
第1摩擦クラッチ41Aと第2摩擦クラッチ41Bは、メイン軸35の内部に外側と内側に形成された軸内油路49a,49bを介して供給される油圧によりそれぞれ断続が制御され、変速機Tの変速が行われる。
上クランクケース31Uと下クランクケース31Lが合体した右側面に右ケースカバー70が被せられる。
上下クランクケース31U,31Lの右側壁より右方に設けられる摩擦クラッチ41A,41B、プライマリ従動ギア43およびプライマリ従動ギア43と噛合するクランク軸30に嵌着されるプライマリ駆動ギア44等が、右ケースカバー70により覆われる。
また、下クランクケース31Lの右側壁の前部に設けられる制御用オイルポンプ50も右ケースカバー70により覆われる(図2参照)。
図4を参照して、制御用オイルポンプケース51は、内外で互いに噛合するインナロータ53とアウタロータ54を収容する円形凹部51dが左方を開放して形成されており、同オイルポンプケース51に左側から当接される仕切板57により円形凹部51dが覆われる。
この仕切板57の左側には潤滑用オイルポンプ60がポンプ駆動軸52を共通にして設けられている。
潤滑用オイルポンプ60の潤滑用オイルポンプケース61は、内外で互いに噛合するインナロータ63とアウタロータ64を収容する円形凹部61dが右方を開放して形成されており、右側から当接される仕切板57により円形凹部61dが覆われる。
すなわち、仕切板57は制御用オイルポンプケース51と潤滑用オイルポンプケース61に挟まれて制御用オイルポンプ50と潤滑用オイルポンプ60とを仕切っている。
両オイルポンプ50,60の共通のポンプ駆動軸52は、左右方向に指向して両端を制御用オイルポンプケース51と潤滑用オイルポンプケース61に軸支され、中央を仕切板57に軸支されて回転自在に支持されている。
図4および制御用オイルポンプケース51の右側面図である図16を参照して、制御用オイルポンプケース51の仕切板57との合せ面に円形凹部51dが形成され、同円形凹部51dより深く掘削された吸入油路55が、ポンプ駆動軸52の軸受円孔51bの前側周りに半周弱形成され、さらに下方に延出して大きく前後に膨張して形成されている。
他方、円形凹部51dより深く掘削された吐出油路56は、軸受円孔51bの後側周りに半周弱形成され、さらにフィルタケース61に向かって斜め後下方に延出して形成されている。
制御用オイルポンプケース51の合せ面に当接される仕切板57には、吸入油路55の後方に膨出した部分に対応して円形の吸入口57hが穿孔されており、吸入口57hは、図示しないが、オイルパン39の底面に沿って配置されたオイルストレーナから延びた吸入管が接続される。
制御用オイルポンプケース51の吐出油路56の後方部分に吐出口51hが開口している(図16参照)。
したがって、制御用オイルポンプ50が駆動すると、オイルパン39に溜まったオイルをオイルストレーナを介して吸入油路55に吸入し、吐出したオイルは吐出油路56を通って吐出口51hから後記するように右ケースカバー70に設けられるオイルフィルタに導入される。
なお、吸入油路55の後方に膨出した部分に、オイル戻し機構であるリリーフ弁装置58がポンプ駆動軸52に直交する方向に指向して嵌挿されており、リリーフ弁装置58の弁体59は吐出油路56に臨み、吐出油圧が所定圧を超えると、弁体59の移動により開弁して吐出油路56と吸入油路55とが連通して吐出油路56に吐出されたオイルの一部が吸入油路55に戻され、吐出油圧を所定圧以上にならないように調整する。
下クランクケース31Lの右側壁の前部に設けられる上記のような制御用オイルポンプ50は、右ケースカバー70により右側から覆われる。
この右ケースカバー70の構造について、以下主として図7ないし図11に基づいて説明する。
右ケースカバー70の右側面図を図7に、同左側面図を図8に、同後面図を図9に、同前面図を図10に、同断面図(図7のXI−XI線断面図)を図11に示す。
右ケースカバー70は、右クランクケース31Rに対向する側壁の概ね上半部が右方に膨出して膨出収容部71を形成しており、膨出収容部71のうち後半部がなお一層膨出してツインクラッチ41を収容するクラッチ収容部71cを形成し、膨出収容部71の前半部はクランク軸30からツインクラッチ41へ動力を伝達する互いに噛合するプライマリ駆動ギア44とプライマリ従動ギア43のギア対を収容するギア収容部71gを形成している。
右ケースカバー70は膨出収容部71の下方の空間に側壁から突出して上下1対の第1クラッチアクチュエータ81Aと第2クラッチアクチュエータ81Bを収容するクラッチアクチュエータ収容部72が形成されている。
クラッチアクチュエータ収容部72は、前後方向に指向した矩形筒状をなし、前半に弁ケース72v、後半にソレノイドケース72sが形成されている。
弁ケース72vは、前後に指向して上下に穿孔され前端が閉塞された円孔に第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bの各弁体駆動部81Av,81Bvがそれぞれ挿入され、ソレノイドケース72sは、後端に後方に向いて縦長矩形に開口して外部に臨んだクラッチアクチュエータ着脱用開口72hが形成され(図9参照)、内部の共通空間に第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bの各リニアソレノイド81As,81Bsが上下に並んで挿入される。
図5および図6を参照して、第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bは、弁体駆動部81Av,81Bvのリニアソレノイド81As,81Bsとの付け根部分を支持プレート82に支持されて、一体にクラッチアクチュエータ着脱用開口72hからクラッチアクチュエータ収容部72に挿入され、内部で支持プレート82がボルト82bにより固着され(図4参照)、クラッチアクチュエータ着脱用開口72hは矩形板状のクラッチアクチュエータ蓋部材83(図12,図13参照)により閉塞され、クラッチアクチュエータ蓋部材83は4隅がボルト83bにより螺着されて固着される。
また、右ケースカバー70は膨出収容部71の下方の空間でクラッチアクチュエータ収容部72の前方に側壁から突出してオイルフィルタ85のオイルフィルタハウジング73が形成されているので、内燃機関E全体の左右幅および前後幅を大きくすることなくオイルフィルタ85を設けることができ、内燃機関Eの大型化を避けることができる。
オイルフィルタハウジング73を右ケースカバー70と別体とせず一体に形成され、部品点数を削減してメンテナンス性を良くしている。
オイルフィルタハウジング73は、中心軸が前後方向に指向した円筒状をなし、クラッチアクチュエータ収容部72の弁ケース72vに近接した後端は閉塞され、前端に前方に向いて円形に開口して外部に臨んだフィルタエレメント着脱用開口73hが形成され(図10参照)、内部にフィルタエレメント86が前方から挿入される(図5参照)。
円筒状をなすオイルフィルタハウジング73は、図10に示す前面視でクラッチアクチュエータ収容部72と重なる位置に形成され、側方への突出が抑制されるとともに、円筒状をなして角部が側方に突出しないので、車体のバンク角を大きく設計することができる。
なお、図6に示すように、オイルフィルタハウジング73はクラッチアクチュエータ収容部72より右側方に突出しており、クラッチアクチュエータ収容部72は、車体幅方向でオイルフィルタハウジング73の外側部より内側に形成されているので(図9,図10参照)、オイルフィルタハウジング73が盾となって前方からの飛石などからクラッチアクチュエータ81A,81Bを保護することができる。
前方に向いたフィルタエレメント着脱用開口73hは、円板状のフィルタ蓋部材87(図14,図15参照)により前方から閉塞され、フィルタ蓋部材87は上下2か所に螺着されるボルト87bにより固着される。
図17に示すように、オイルフィルタハウジング73は、制御用オイルポンプケース51の下部を右側から覆う位置にあり、オイルフィルタハウジング73内に連通する円孔が制御用オイルポンプケース51の吐出口51hに対向して形成され、両者を接続管74が連結して(図4参照)、制御用オイルポンプ50の吐出油が吐出油路56および接続管74を介してオイルフィルタハウジング73内のフィルタ上流側に導入される。
オイルフィルタハウジング73の後壁の中央とクラッチアクチュエータ収容部72の前半の弁ケース72vとの間に連結油管75が形成されており、連結油管75はフィルタエレメント86の中央のフィルタ下流側に連通する。
したがって、オイルフィルタ85のフィルタエレメント86によりろ過されたオイルが連結油管75を介して弁ケース72v内に供給される。
なお、図14および図15を参照して、フィルタ蓋部材87には、吐出油圧センサ88を取り付ける取付ボス部87sが偏心した位置に突出形成されており、取付ボス部87sには吐出油圧センサ88の感圧部が挿入される円孔87hが表面から裏面に向けて穿孔され、同円孔87hの先端はテーパした後に小孔を介して裏面に開口している。
したがって、制御用オイルポンプ50の吐出油が、連結管74を介してオイルフィルタハウジング73内のフィルタ上流側に導入され、さらにフィルタ蓋部材87の円孔87hに侵入して吐出油圧センサ88の感圧部に至るので、吐出油圧センサ88は制御用オイルポンプ50の吐出油圧を検出する。
オイルフィルタ85からクラッチアクチュエータ収容部72の弁ケース72v内に供給されたオイルは、第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bの各弁体駆動部81Av,81Bvに分配され、各リニアソレノイド81As,81Bsによりそれぞれ駆動された弁体駆動部81Av,81Bvにより制御された各作動油がツインクラッチ41の第1,第2摩擦クラッチ41A,41Bの駆動制御に供される。
そのため、右ケースカバー70には、クラッチアクチュエータ収容部72の弁ケース72vとツインクラッチ41を収容するクラッチ収容部71cの中央部との間を、直線的に連絡する互いに平行な1対の第1,第2制御用油路76A,76Bが表面に管状に膨出して形成されている。
右ケースカバー70の後半上部に位置するクラッチ収容部71cの前方斜め下にクラッチアクチュエータ収容部72の弁ケース72vが位置するので、第1,第2制御用油路76A,76Bは弁ケース72vから後方斜め上に延びている。
クラッチ収容部71cの中央は、クランク軸35の右端近傍を第1摩擦クラッチ41Aのクラッチインナとともにベアリング77を介して軸支するとともに、クランク軸35の右端を覆う有底円筒部71ccが右方に膨出して形成されており、第1,第2制御用油路76A,76Bは有底円筒部71ccに接続して、その内部と連通している。
有底円筒部71ccの内周面とクランク軸35の右端外周面の間に仕切部材78が介装されている。
仕切部材78は、クランク軸35の右端に嵌合する円筒部の両端に有底円筒部71ccの内径と外径が等しいフランジ部が形成され、両フランジ部間の外周溝内が2つの空間に分割されている。
斜めに指向した1対の第1,第2制御用油路76A,76Bのうち上側の第1制御用油路76Aが連通する一方の外周溝は、仕切部材78の円筒部とクランク軸35の右端を貫通して軸内油路49aに連通し、下側の第2制御用油路76Bが連通する他方の外周溝は仕切部材78の外側(右側)フランジ部を貫通して有底円筒部71ccの底面に沿って廻り込んで軸内油路49bに連通する。
したがって、第1クラッチアクチュエータ81Aの駆動により制御された作動油が第1制御用油路76Aおよび軸内油路49aを通って第1摩擦クラッチ41Aに供給されて第1摩擦クラッチ41Aの断続がなされ、第2クラッチアクチュエータ81Bの駆動により制御された作動油が第2制御用油路76Bおよび軸内油路49bを通って第2摩擦クラッチ41Bの断続がなされる。
第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bが統一的に制御されることで、第1,第2摩擦クラッチ41A,41Bの駆動が相互にタイミング制御されて変速機Tの変速が円滑に行われる。
以上のように、右ケースカバー70は、上半部が右方に膨出して膨出収容部71を形成し、その後半部の一層膨出したクラッチ収容部71cの前方斜め下にクラッチアクチュエータ収容部72が突出形成されているので、クラッチ収容部71cの下方でクラッチアクチュエータ収容部72の後方に凹空間Sが後方、下方、右側方の3方を開放して形成されている。
第1,第2制御用油路76A,76Bは、クラッチ収容部71cの中央の有底円筒部71ccとクラッチアクチュエータ収容部72の前部の弁ケース72vとを連結して斜めに指向して形成されているので、前記凹空間Sに干渉することはなく、凹空間Sは右側方を大きく開放している。
なお、右ケースカバー70の斜めに指向した上側の第1制御用油路76Aには、略中央位置にセンサ取付ボス部76Abが取付口を上方に向けて形成されており、下側の第2制御用油路76Bには、クラッチ収容部71cとクラッチアクチュエータ収容部72との間にセンサ取付ボス部76Bbが取付口を後方に向けて形成されている。
上側の第1制御用油路76Aのセンサ取付ボス部76Abには第1制御油圧センサ79Aが上方から取り付けられて上下方向に指向して上方に突設され、下側の第2制御用油路76Bのセンサ取付ボス部76Bbには第2制御油圧センサ79Bが後方から取り付けられて前後方向に指向して後方に突設される(図5参照)。
第1制御油圧センサ79Aは第1摩擦クラッチ41Aの断続を行う第1制御用油路76A内の油圧を検出し、第2制御油圧センサ79Bは第2摩擦クラッチ41Bの断続を行う第2制御用油路76B内の油圧を検出しており、検出した油圧はツインクラッチ41の変速制御性の向上に供される。
上下方向に指向して第1制御用油路76Aに取り付けられる第1制御油圧センサ79Aおよび前後方向に指向して第2制御用油路76Bに取り付けられる第2制御油圧センサ79Bは、図2に示すように、ともに右ケースカバー70の膨出したクラッチ収容部71cの周縁部にあって、ツインクラッチ41に干渉することなく側方への突出を可及的に抑えた位置にコンパクトに設けることができる。
本実施の形態においては、図10に示すように、第1制御油圧センサ79A(図10に2点鎖線で示す)は、右ケースカバー70のクラッチ収容部71cの中央に膨出した有底円筒部71ccより内側(車体左側)にコンパクトに配置される。
同様に、図9に示すように、第2制御油圧センサ79B(図9に2点鎖線で示す)は、クラッチ収容部71cの中央の有底円筒部71ccより内側にコンパクトに配置される。
本内燃機関Eにおける右ケースカバー70には、ツインクラッチ41の断続を行う第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bを収容するクラッチアクチュエータ収容部72が側方に突出して一体に形成され、同クラッチアクチュエータ収容部72のクラッチアクチュエータ着脱用開口72hが外部に臨んで形成されているので、右ケースカバー70を取り外すことなく、クラッチアクチュエータ収容部72に収容された第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bをクラッチアクチュエータ着脱用開口72hから出し入れでき、メンテナンス性が極めて良好である。
また、右ケースカバー70の側方に突出して形成されたクラッチアクチュエータ収容部72にクラッチアクチュエータ着脱用開口72hが外部に臨んで形成される構造なので、クラッチアクチュエータ取付構造は簡素化されている。
右ケースカバー70は、概ね上半部がクラッチ収容部71cとギア収容部71gからなる膨出収容部71が側方に膨出して形成され、膨出収容部71の下方の空間を利用してクラッチアクチュエータ収容部72が突出して形成されるので、図9に示すように、クラッチアクチュエータ収容部72の側方への突出は抑えられて、右ケースカバー70のクラッチ収容部71cの中央に膨出した有底円筒部71ccより内側(車体左側)にコンパクトに配置され、また図2および図5に示すように、長手方向を前後方向に指向させているにもかかわらずクラッチアクチュエータ収容部72は上方の膨出収容部71の前後幅内に収まっている。
そのために、内燃機関E全体の左右幅および前後幅を大きくすることなくクラッチアクチュエータ収容部72を形成することができ、内燃機関Eの大型化を避けることができる。
また、クラッチアクチュエータ収容部72の前方にオイルフィルタハウジング73が、円筒状をなすフィルタエレメント86の円筒中心軸を前後方向に指向させて収容され、フィルタエレメント着脱用開口73hを前方に向けた形状に形成され、クラッチアクチュエータ収容部72は後方に向けてクラッチアクチュエータ着脱用開口72hが形成されているので、クラッチアクチュエータ収容部72とオイルフィルタハウジング73を近接配置しながら互いに干渉することなく第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bとフィルタエレメント86の着脱を行うことができ(図5参照)、良好なメンテナンス性を確保しながら、前後に並ぶ第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bとオイルフィルタ85の前後幅を小さく抑え、内燃機関Eの大型化を避けることができる。
図2に示すように、クラッチアクチュエータ収容部72は、その下端が右ケースカバー70の下端縁に近接または接する上下位置に形成されので、クラッチアクチュエータ収容部72をできるだけ下げて低重心化を図り、オイルフィルタ85は、その上端がクラッチアクチュエータ収容部72の上端と略同じ上下位置に位置することで、上端を略同じ上下位置とするクラッチアクチュエータ収容部72とオイルフィルタ85の上方の空間を、ツインクラッチ41やプライマリ駆動ギア44とプライマリ従動ギア43のギア対等に有効に活用している。
第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bは、ツインクラッチ41の斜め前下方に設けられ、第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bからそれぞれ対応する第1,第2摩擦クラッチ41A,41Bに作動油を供給する1対の第1,第2制御用油路76A,76Bが、右ケースカバー70の外側面に斜めに指向して直線的に互いに平行に延びて形成されるので、右ケースカバー70には1対の第1,第2制御用油路76A,76Bが干渉しないツインクラッチ41の下方で第1,第2クラッチアクチュエータ81A,81Bの後方に、凹空間Sが形成され、同凹空間Sは後方と下方と外側方を開放して、運転者の足載せに適した空間を形成している。
図1および図2に示すように、運転者Pがタンデム型シート17に着座してフットステップ21に足Pfを載せると、足Pfの足先は凹空間Sに収まる。
なお、第2制御用油路76Bに取り付けられる第2制御油圧センサ79Bはクラッチ収容部71cの周縁下部に前後方向に指向して配置されるので、第2制御油圧センサ79Bが凹空間Sに干渉することはなく、足Pfの足先を凹空間Sに収めるのに邪魔になることはない。
したがって、運転者Pの足Pfを右外側に必要以上に張り出させることなく、最適位置に定めることができる。
オイルフィルタ85のオイルフィルタハウジング73内には制御用オイルポンプ50から吐出油が導入され、この吐出油の油圧を検出する吐出油圧センサ88が、オイルフィルタハウジング73の前方に向いたフィルタエレメント着脱用開口73hを閉塞するハウジング蓋部材87に取り付けられて前方に向けて突設されるので、オイルフィルタ85の前方の空間を利用して吐出油圧センサ88を設けて極力内燃機関Eからの突出を避けるとともに、予めハウジング蓋部材87に吐出油圧センサ88を取り付けて一体に取り扱うことで、作業性を向上させることができる。
1…自動二輪車、2…車体フレーム、
E…内燃機関、30…クランク軸、31U…上クランクケース、31L…下クランクケース、32…シリンダブロック、33…シリンダヘッド、34…シリンダヘッドカバー、
T…変速機、35…メイン軸、37…カウンタ軸、39…オイルパン、41…ツインクラッチ、41A…第1摩擦クラッチ、41B…第2摩擦クラッチ、43…プライマリ従動ギア、44…プライマリ駆動ギア、
50…制御用オイルポンプ、51…制御用オイルポンプケース、51h…吐出口、52…ポンプ駆動軸、53…インナロータ、54…アウタロータ、55…吸入油路、56…吐出油路、57…仕切板、57h…吸入口、58…リリーフ弁装置、59…弁体、
60…潤滑用オイルポンプ、63…インナロータ、64…アウタロータ、
70…右ケースカバー、71…膨出収容部、72…クラッチアクチュエータ収容部、72h…クラッチアクチュエータ着脱用開口、73…オイルフィルタハウジング、73h…フィルタエレメント着脱用開口、74…接続管、75…連結油管、76A…第1制御用油路、76B…第2制御用油路、77…ベアリング、78…仕切部材、79A…第1制御油圧センサ、79B…第2制御油圧センサ、
81A…第1クラッチアクチュエータ、81B…第2クラッチアクチュエータ、82…支持プレート、83…クラッチアクチュエータ蓋部材、85…オイルフィルタ、86…フィルタエレメント、87…フィルタ蓋部材、88…吐出油圧センサ。

Claims (13)

  1. クランク軸(30)の回転動力を変速クラッチ(41)および変速機(T)を介して出力軸(37)に伝達する動力伝達機構を機関ケース(70,31R)内に備えた内燃機関(E)において、
    前記変速クラッチ(41)の断続を行うクラッチアクチュエータ(81A,81B)を収容するクラッチアクチュエータ収容部(72)が前記機関ケースに形成され、
    前記クラッチアクチュエータ収容部(72)に前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)を着脱するためのクラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が外部に臨んで形成されていることを特徴とする内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  2. 前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が形成された前記機関ケース(70)は、クランク軸(30)を軸支するクランクケース(31L,31R)の側方の前記変速クラッチを覆うケースカバー(70)であり、
    前記ケースカバー(70)の側方に突出して前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が形成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  3. 前記内燃機関(E)は、クランク軸(30)を左右方向に指向させて車両に搭載され、
    前記クランクケース(31L,31R)内に設けられた前記変速機(T)のメイン軸(35)の前記ケースカバー(70)内に突出した軸端に前記変速クラッチ(41)が設けられ、
    前記ケースカバー(70)は、前記クランク軸(30)から前記変速クラッチ(41)へ動力を伝達するギア対(43,44)および前記変速クラッチ(41)を収容する膨出収容部(71)が側方に膨出して形成され、
    前記ケースカバー(70)は前記膨出収容部(71)の下方の空間に前記クラッチアクチュエータ収容部(72)が突出して形成されることを特徴とする請求項2記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  4. 前記ケースカバー(70)の前記膨出収容部(71)の下方の空間で前記クラッチアクチュエータ収容部(72)の前方に前面視で重なるようにオイルフィルタ(85)が、前記ケースカバー(70)に設けられることを特徴とする請求項3記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  5. 前記オイルフィルタ(85)は、フィルタエレメント(86)を収容するオイルフィルタハウジング(73)が前記ケースカバー(70)に突出して形成されることを特徴とする請求項4記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  6. 前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、車体幅方向で前記オイルフィルタハウジング(73)の外側部より内側に形成されることを特徴とする請求項5記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  7. 前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、長手方向を前後方向に指向させた姿勢で形成され、
    前記オイルフィルタハウジング(73)は、内部に円筒状をなす前記フィルタエレメント(86)が円筒中心軸を前後方向に指向させて収容される形状に形成されることを特徴とする請求項5または請求項6記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  8. 前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、前記クラッチアクチュエータ着脱用開口(72h)が後方を向いて形成され、
    前記オイルフィルタハウジング(73)は、前記フィルタエレメント(86)を着脱するためのフィルタエレメント着脱用開口(73h)が前方を向いて形成されていることを特徴とする請求項7記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  9. 前記クラッチアクチュエータ収容部(72)は、その下端が前記ケースカバー(70)の下端縁に近接または接する上下位置に形成され、
    前記オイルフィルタハウジング(73)は、その上端が前記クラッチアクチュエータ収容部(72)の上端と略同じ上下位置に位置することを特徴とする請求項7または請求項8記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  10. 前記変速クラッチは、ツインクラッチ(72)であり、
    前記ツインクラッチ(72)の各々を油圧によりそれぞれ駆動する2つの前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)が、前記ツインクラッチ(72)の前方斜め下に設けられ、
    前記各クラッチアクチュエータ(81A,81B)からそれぞれ対応する変速クラッチ(41A,41B)に作動油を供給する1対の制御用油路(76A,76B)が、前記ケースカバー(70)の外側面に斜めに指向して直線的に互いに平行に延びて形成されることを特徴とする請求項3から請求項9のいずれか1項に記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  11. 斜めに指向した1対の前記制御用油路(76A,76B)のうち上側となる第1制御用油路(76A)の略中央位置に、第1制御油圧センサ(79A)が上方に向けて突設され、
    1対の前記制御用油路(76A,76B)のうち下側となる第2制御用油路(76B)に、前記変速クラッチ(72)と前記クラッチアクチュエータ(81A,81B)との間の高さ位置で第2制御油圧センサ(79B)が後方に向けて突設されることを特徴とする請求項10記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  12. 前記オイルフィルタ(85)にはオイルポンプ(50)から吐出油が導入され、
    前記吐出油の油圧を検出する吐出油圧センサ(88)が、前記オイルフィルタ(85)に前方に向けて突設されることを特徴とする請求項4から請求項11のいずれか1項に記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
  13. 前記吐出油圧センサ(88)は、前記オイルフィルタ(85)のオイルフィルタハウジング(73)の前方に向いたフィルタエレメント着脱用開口(73h)を閉塞するフィルタ蓋部材(87)に取り付けられることを特徴とする請求項12記載の内燃機関のクラッチアクチュエータ取付構造。
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