JP2011183879A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高荷重で使用される場合であっても、操縦安定性を維持しつつ、偏摩耗の発生を抑制できるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、複数の溝41によって形成される陸部400を備える。陸部400は、トレッドセンター部Cに位置する中央陸部410と、トレッドショルダー部Sに位置する外端陸部420と、中央陸部410と外端陸部420との間に位置する中間陸部430とを有する。中央陸部410のタイヤ径方向TRに沿った高さをH1とし、外端陸部420のタイヤ径方向TRに沿った高さをH2とし、中央陸部410のタイヤ径方向TRに沿った高さをH3とした場合、H1<H2<H3の関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤに関し、特に、複数の溝によって形成される陸部を備える空気入りタイヤに関する。
従来、小型トラックなどの商用車に装着される空気入りタイヤ(以下、タイヤ)では、操縦安定性を向上するため、ベルト層の配置を規定する方法が広く用いられている。
例えば、複数の溝によって形成される陸部のうち、タイヤ赤道線上に位置する中央陸部、及びトレッドショルダー部に位置する外端陸部のぞれぞれのタイヤ径方向内側に配設されたベルト層の枚数を、中央陸部と外端陸部との間に位置する中間陸部のタイヤ径方向に配設されたベルト層の枚数よりも増大させたタイヤが知られている(特許文献1参照)。このタイヤでは、タイヤ赤道線近傍やトレッドショルダー部近傍の剛性が高くなり、高速性やコーナリング性などの操縦安定性を向上できる。
特開平9−71104号公報
しかしながら、上述した従来のタイヤには、次のような問題があった。すなわち、小型トラックなどの商用車に装着されるタイヤは、一般の乗用車に装着されるタイヤに比べて高荷重で使用される。このため、中間陸部のタイヤ径方向に配設されたベルト層の枚数が少ないことによって、中間陸部近傍がタイヤ径方向内側に反り返るバックリングが発生し、接地圧が低下してしまう。従って、車両走行中において中間陸部近傍が路面に引きずられやすく、偏摩耗が発生する問題があった。
そこで、本発明は、高荷重で使用される場合であっても、操縦安定性を維持しつつ、偏摩耗の発生を抑制できるタイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、複数の溝(溝41)によって形成される陸部(陸部400)を備え、前記陸部は、トレッドセンター部(トレッドセンター部C)に位置する中央陸部(中央陸部410)と、トレッドショルダー部(トレッドショルダー部S)に位置する外端陸部(外端陸部420)と、前記中央陸部と前記外端陸部との間に位置する中間陸部(中間陸部430)とを有するタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、前記中央陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH1とし、前記外端陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH2とし、前記中間陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH3とした場合、H1<H2<H3の関係を満たすことを要旨とする。
かかる特徴によれば、中間陸部の高さH3は、中央陸部の高さH1及び外端陸部の高さH2よりも高い。これによれば、中間陸部の接地圧が高くなるため、中間陸部が路面に引きずられにくくなり、偏摩耗の発生を抑制できる。
また、外端陸部の高さH2は、中央陸部の高さH1よりも高い。これによれば、中央陸部の接地圧が小さくなり、トレッド部40の接地圧がトレッド幅方向において均等になりやすい。このため、操舵角を加えた際の線形状が適正になり、操縦安定性を維持するとともに、偏摩耗の発生をも確実に抑制できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記陸部のタイヤ径方向内側に配設されるベルト層をさらに備え、前記中間陸部のタイヤ径方向内側の中間領域に配設される前記ベルト層の枚数は、前記中央陸部のタイヤ径方向内側の中央領域、及び前記外端陸部のタイヤ径方向内側の外端領域に配設される前記ベルト層の枚数よりも少ないことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記ベルト層は、最もタイヤ径方向内側に配設される第1ベルト層(内側ベルト層510)と、前記第1ベルト層のタイヤ径方向外側に配設される第2ベルト層(外側ベルト層520)とを有し、前記中間領域には、前記第1ベルト層のみが設けられることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、高荷重で使用される場合であっても、操縦安定性を維持しつつ、偏摩耗の発生を抑制できるタイヤを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示すトレッド幅方向断面図である。 図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す拡大断面図である。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)空気入りタイヤの概略構成、(2)陸部の詳細構成、(3)ベルト層の詳細構成、(4)比較評価、(5)作用・効果、(6)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)空気入りタイヤの概略構成
まず、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の概略構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示すトレッド幅方向断面図である。トレッド幅方向断面とは、トレッド幅方向TW及びタイヤ径方向TRに沿った断面を示す。
なお、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、小型トラックなどの商用車に装着されるものとする。また、空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスが充填されてもよい。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、ビード部10と、カーカス層20と、インナーライナー30と、トレッド部40と、ベルト層50とを備える。
ビード部10は、リム(不図示)に固定される。ビード部10は、ビードコア11と、ビードフィラー13とを少なくとも有する。ビードコア11は、ビード部10の芯となる。ビードフィラー13は、ビードコア11を折り返したカーカス層20間に設けられ、ビード部10の変形を抑制する。
カーカス層20は、空気入りタイヤ1の骨格を形成する。カーカス層20は、一対のビードコア11間でトロイダル状に形成される。カーカス層20は、カーカスコード及びゴムによって構成される。
インナーライナー30は、カーカス層20の内側に設けられる。インナーライナー30は、チューブの役割となる気密性の高いゴム層によって形成される。
トレッド部40は、カーカス層20及びベルト層50よりもタイヤ径方向TR外側に設けられる。トレッド部40は、所定のトレッドパターンが形成され、路面と接する。トレッド部40を構成するトレッドゴムには、転がり抵抗の低いゴム材が用いられる。例えば、トレッドゴムには、30度測定時の損失係数(TANδ)が0.2以下であるゴム材が用いられる。
また、トレッド部40には、複数(本実施形態では4本)の溝41によって陸部400が形成される。なお、陸部400の詳細構成については、後述する。
ベルト層50は、カーカス層20とトレッド部40との間に設けられる。ベルト層50は、空気入りタイヤ1の形状を保持するとともに、トレッド部40を補強する。ベルト層50は、複数設けられ、それぞれのベルト層50は、タイヤ周方向TCに沿った帯状をなしている。なお、ベルト層50の詳細構成については、後述する。
(2)陸部の詳細構成
次に、本実施形態に係る陸部400の詳細構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す拡大断面図である。
図1〜図3に示すように、陸部400は、中央陸部410と、一対の外端陸部420と、一対の中間陸部430とを有する。
中央陸部410は、トレッドセンター部Cに位置する。外端陸部420は、トレッドショルダー部Sに位置する。中間陸部430は、トレッドミドル部Mに位置する。
なお、図2及び図3に示すように、トレッドセンター部Cとは、タイヤ赤道線CLを含み、トレッド幅方向断面におけるトレッド接地幅Wに対して30%の領域を示す。また、トレッドショルダー部Sとは、トレッド接地面の端部を含み、トレッド接地幅Wに対して30%の領域(すなわち、両方のトレッドショルダー部Sの場合、トレッド接地幅Wに対して60%の領域)を示す。さらに、トレッドミドル部Mとは、トレッドセンター部Cとトレッドショルダー部Sとの間、すなわち、中央陸部410と外端陸部420との間の領域を示す。
ここで、図3に示すように、中央陸部410のタイヤ径方向TRに沿った高さをH1とし、外端陸部420のタイヤ径方向TRに沿った高さをH2とし、中間陸部430のタイヤ径方向TRに沿った高さをH3とした場合、H1<H2<H3の関係を満たす。
例えば、外端陸部420の高さH2は、中央陸部410の高さH1に対して110〜120%であることが好ましい。また、中間陸部430の高さH3は、中央陸部410の高さH1に対して115〜130%であることが好ましい。
このような中間陸部430は、空気入りタイヤ1に正規内圧が付加された状態、かつ正規荷重が加えられた状態において、路面と接する。なお、正規内圧とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2008年度版の最大負荷能力に対応する空気圧であり、正規荷重とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2008年度版の単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。
日本以外では、正規内圧とは、後述する規格に記載されている単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧であり、正規荷重とは、後述する規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことである。規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc. のYear Book ”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”である。
(3)ベルト層の詳細構成
次に、本実施形態に係るベルト層50の詳細構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、ベルト層50は、内側ベルト層510(第1ベルト層)と、外側ベルト層520(第2ベルト層)とを有する。
内側ベルト層510は、カーカス層20のタイヤ径方向TR外側に配設される。外側ベルト層520は、内側ベルト層510のタイヤ径方向TR外側に配設される。外側ベルト層520は、中央ベルト層521と、外端ベルト層522とによって構成される。
中央ベルト層521は、中央陸部410のタイヤ径方向TR内側の中央領域500Cに配設されている。外端ベルト層522は、外端陸部420のタイヤ径方向TR内側の外端領域500Sに配設されている。なお、外側ベルト層520は、中間陸部430のタイヤ径方向TR内側の中間領域500Mに配設されていない。
つまり、中央領域500Cには、内側ベルト層510と中央ベルト層521との2層が設けられている。外端領域500Sには、内側ベルト層510と外端ベルト層522との2層が設けられている。中間領域500Mには、内側ベルト層510のみが設けられている。
すなわち、中間領域500Mに位置するベルト層50の枚数は、中央領域500C及び外端領域500Sに位置するベルト層50の枚数よりも少ない。
(4)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(4.1)各空気入りタイヤの構成、(4.2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
Figure 2011183879
(4.1)各空気入りタイヤの構成
各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 195/80R15
・ リム・ホイールサイズ : 6J
・ 車種 : 商用バン
比較例1〜5及び実施例に係る空気入りタイヤの構成については、表1に示す通りである。なお、各空気入りタイヤのトレッド部以外の構成については、全て同様である。
(4.2)評価結果
(4.2.1)偏摩耗試験
各空気入りタイヤが装着された車両が平均速度約60km/hで50,000km走行後、比較例1に係る空気入りタイヤを基準に摩耗量(新品時からの摩耗量)をそれぞれ計測した。なお、指数が大きいほど、摩耗量が多い。
この結果、表1に示すように、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例1〜5に係る空気入りタイヤと比べて、トレッドセンター部及びトレッドショルダー部の摩耗量に差がなく、偏摩耗が発生しにくいことが判った。
(4.2.2)操縦安定性試験
各空気入りタイヤが装着された車両でテストコースを走行し、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両の操縦安定性を‘100’とし、その他の空気入りタイヤが装着された車両の操縦安定性をプロドライバーによりフィーリング評価した。なお、指数が大きいほど、操縦安定性に優れている。
この結果、表1に示すように、実施例に係る空気入りタイヤが装着された車両は、比較例1,2に係る空気入りタイヤが装着された車両と比べ、操縦安定性が同等であることが判った。
(5)作用・効果
以上説明した実施形態では、中間陸部430の高さH3は、中央陸部410の高さH1及び外端陸部420の高さH2よりも高い。これによれば、中間陸部430の接地圧が高くなるため、中間陸部430が路面に引きずられにくくなり、偏摩耗の発生を抑制できる。
また、外端陸部420の高さH2は、中央陸部410の高さH1よりも高い。これによれば、中央陸部410の接地圧が小さくなり、トレッド部40の接地圧がトレッド幅方向TWにおいて均等になりやすい。このため、操舵角を加えた際の線形状が適正になり、操縦安定性が維持するとともに、偏摩耗の発生をも確実に抑制できる。
特に、外端陸部420の高さH2は、中央陸部410の高さH1に対して110〜120%であることが好ましい。なお、高さH2が高さH1に対して110%よりも低い場合や
120%よりも高い場合には、トレッド部40の接地圧がトレッド幅方向TWにおいて均等になりにくく、操縦安定性の維持や偏摩耗の抑制しにくくなることがある。
また、中間陸部430の高さH3は、中央陸部410の高さH1に対して115〜130%であることが好ましい。なお、H3が高さH1に対して115%よりも低い場合には、中間陸部430近傍の剛性を確保しにくく、バックリングの発生を抑制できないことがある。一方、H3が高さH1に対して130%よりも高い場合には、トレッド部40の接地圧がトレッド幅方向TWにおいて均等になりにくく、操縦安定性の維持や偏摩耗の抑制しにくくなることがある。
さらに、トレッドゴムには、30度測定時の損失係数(TANδ)が0.2以下であるゴム材が用いられる。このため、トレッド部40の接地圧が低い場合であっても、中間陸部430が路面に引きずれにくくなるため、操縦安定性の維持及び偏摩耗の抑制に有効である。
実施形態では、上述したように、中間陸部430近傍の接地圧が高くなった分、中間領域500Mに位置するベルト層50の枚数は、中央領域500C及び外端領域500Sに位置するベルト層50の枚数よりも少ない。これによれば、空気入りタイヤ1の重量を軽減できるとともに、空気入りタイヤ1の材料コストの低減をも図ることができる。
実施形態では、中間領域500Mには、内側ベルト層510のみが設けられている。つまり、外側ベルト層520は、中間陸部430のタイヤ径方向TR内側に位置する中間領域500Mに設けられていない。これによれば、空気入りタイヤ1の重量を軽減できるとともに、空気入りタイヤ1の材料コストの低減をも図ることができる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、タイヤとして、空気や窒素ガスなどが充填される空気入りタイヤ1であってもよく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。また、空気入りタイヤ1は、必ずしも小型トラックなどの商用車に装着されるものに限らず、高内圧で使用されるその他の車両に装着されるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、4本の溝41によって5つの陸部400(中央陸部410、一対の外端陸部420及び一対の中間陸部430)が形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、4本以上の溝41によって5つ以上の陸部400が形成されていてもよい。この場合、トレッドセンター部C内に位置する中央陸部が複数であってもよく、トレッドショルダー部S内に位置する外端陸部が複数であってもよく、中央陸部と外端陸部との間に位置する中間陸部が複数であってもよい。なお、陸部400は、リブ状であってもよく、ブロック状であってもよいことは勿論である。
また、上述した実施形態では、ベルト層50は、内側ベルト層510と外側ベルト層520との2層を有するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、3層以上有していてもよい。この場合であっても、中間領域500Mに位置するベルト層50の枚数は、中央領域500C及び外端領域500Sに位置するベルト層50の枚数よりも少ないことが好ましい。
また、内側ベルト層510が中央領域500Cから外端領域500Sにかけて設けられ、外側ベルト層520が中央ベルト層521と外端ベルト層522とによって構成される(すなわち、中央ベルト層521と外端ベルト層522とが離間して設けられる)ものとして説明したが、これに限定されるものではなく、内側ベルト層510が中央領域500Cと外端領域500Sとに離間して設けられていてもよく、また、外側ベルト層520が中央領域500Cから外端領域500Sにかけて設けられていてもよい。
また、トレッドセンター部Cは、トレッド接地幅Wに対して30%の領域を示すものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、トレッド接地幅Wに対して10〜40%の領域内であってもよい。同様に、トレッドショルダー部Sは、必ずしもトレッド接地幅Wに対して30%の領域(すなわち、両方のトレッドショルダー部Sでは、トレッド接地幅Wに対して60%の領域)である必要はなく、例えば、トレッド接地幅Wに対して10〜40%の領域(すなわち、両方のトレッドショルダー部Sの場合、トレッド接地幅Wに対して20〜80%の領域)内であってもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…空気入りタイヤ、10…ビード部、11…ビードコア、13…ビードフィラー、20…カーカス層、30…インナーライナー、40…トレッド部、41…溝、50…ベルト層、400…陸部、410…中央陸部、420…外端陸部、430…中間陸部、500C…中央領域、500M…中間領域、500S…外端領域、510…内側ベルト層、520…外側ベルト層、521…中央ベルト層、522…外端ベルト層

Claims (3)

  1. 複数の溝によって形成される陸部を備え、
    前記陸部は、
    トレッドセンター部に位置する中央陸部と、
    トレッドショルダー部に位置する外端陸部と、
    前記中央陸部と前記外端陸部との間に位置する中間陸部と
    を有するタイヤであって、
    前記中央陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH1とし、前記外端陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH2とし、前記中間陸部のタイヤ径方向に沿った高さをH3とした場合、H1<H2<H3の関係を満たすタイヤ。
  2. 前記陸部のタイヤ径方向内側に配設されるベルト層をさらに備え、
    前記中間陸部のタイヤ径方向内側の中間領域に配設される前記ベルト層の枚数は、前記中央陸部のタイヤ径方向内側の中央領域、及び前記外端陸部のタイヤ径方向内側の外端領域に配設される前記ベルト層の枚数よりも少ない請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記ベルト層は、
    最もタイヤ径方向内側に配設される第1ベルト層と、
    前記第1ベルト層のタイヤ径方向外側に配設される第2ベルト層と
    を有し、
    前記中間領域には、前記第1ベルト層のみが設けられる請求項2に記載のタイヤ。
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