JP2011183003A - 遊技場用エアカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技台の間の隙間を著しく侵食することなく設置可能であって、パチンコ店等の遊技場における空気中に存在する汚染物質を除去及び中和する。
【解決手段】遊技場用エアカーテン装置は、遊技台10に隣接して鉛直方向に延びて設けられ空気排出口22が形成された台間パネル21と、台間パネル21の後方で吸引した空気を空気排出口22から前方に吹出す送風機31と、送風機31が吸引する空気の流路に設けられたイオン発生装置46とを備える。送風機31が吹出す空気を台間パネル21の前方上方に案内するノズル部材42が台間パネル21の前面に取付けられる。送風機31を収納したハウジング26が台間パネル21に取付けられ、ハウジング26にエア取入口がイオン発生装置46に臨むように形成され、イオン発生装置46を通過して送風機31に吸引される空気の流路を形成する整流部材が設けられることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場における遊技台に隣接して設けられ、遊技台と隣接する遊技台との間に空気によるカーテンを形成するエアカーテン装置に関する。更に詳しくは、カーテンを形成する空気中の汚染物質を除去及び中和し得るエアカーテン装置に関するものである。
従来、パチンコ台やスロットマシン等の遊技台を設置する遊技場にあっては、遊技する人が長時間遊技する間に喫煙することが多いことから、室内には常にタバコ臭及びタバコ煙が充満している。このタバコの煙は、タバコを吸わない人のみならず、タバコを吸う人にあっても健康面・環境面からも好ましいものではないことから、遊技場は常時空気を浄化することが求められている。そこで、室内の天井等にダクトを配設して、ここから室内の空気を取込んで別途に設置されている空気清浄装置を用いて集中方式で空気浄化を行うことが通常行われている。
一方、タバコの煙は喫煙者にとってはさほど気にならないが、タバコを吸わない人にとっては極めて不快のものである。また、タバコの煙そのものも人体にとって有害なものである。よって、少なくとも隣接する遊技者間におけるタバコの煙による被害を極力低減する手段が必要とされる。そして、この低減手段として、遊技台と隣接する遊技台との間に空気によるカーテンを形成するエアカーテン形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このエアカーテン形成装置は、隙間をあけて並設される複数の遊技台のその隙間内に収納される細長の中空筒体からなる筐体と、その筐体内に配置される単一の遠心ブロアとを有するものであり、筐体の正面側に長手方向に沿って送風口としての多数個のスリット状開口部を形成し、ブロアにより筺体内部を流通する空気をスリット状開口部から吹出すことによりエアカーテンを形成し得るとしている。そして、その筐体内にマイナスイオン発生装置を収納することにより、その筺体内部を流通する空気をそのマイナスイオン発生装置に強制的に通過させ、発生するマイナスイオンにより空気中の汚染物質を除去及び中和した後、その空気をスリット状開口部から送出することにより、遊技者の健康向上に寄与するとしている。
特開2007−89884号公報(段落番号「0006」及び「0014」)
しかし、上記従来のエアカーテン形成装置では、ブロアにより吹出される空気をスリット状開口部から吹出すために、ブロアとスリット状開口部を連通する空気流路を形成する必要がある。このため、筺体が中空筒体からなることを必須要件とするとともに、エアカーテンを幅広く形成するためには多数個のスリット状開口部を長手方向に連続して形成する必要があった。よって、幅広いエアカーテンを形成するために中空筒体からなる空気流路を比較的長く形成する必要があるけれども、筺体の中空筒体としなければならない部分の長さが長くなると、遊技台と遊技台の間の隙間に従来から設けられている遊技媒体貸出装置等の為に必要な空間がこの空気流路により侵食され、遊技台間における設計の自由度が減少する不具合があった。
また、上記従来のエアカーテン形成装置では、マイナスイオン発生装置をその空気流路に設ける必要もあり、筺体における中空筒体を形成する部分の構造をそのイオン発生装置を収納可能にしなければならず、その空気流路の形状が構造的に複雑になるという不具合もあった。
本発明の目的は、遊技台の間の隙間を著しく侵食することなく設置可能であって、パチンコ店等の遊技場における空気中に存在する汚染物質を除去及び中和するとともに、遊技台下部から天井に向かう空気流を生じさせて、喫煙者が吸うタバコの煙を比較的早く天井等に設けられた空気清浄装置の取入口に到達させ得る遊技場用エアカーテン装置を提供することにある。
本発明の遊技場用エアカーテン装置は、遊技台に隣接して鉛直方向に延びて設けられ空気排出口が形成された台間パネルと、台間パネルの後方に設けられ台間パネルの後方で吸引した空気を空気排出口から台間パネルの前方に吹出する送風機と、台間パネルの後方であって送風機が吸引する空気の流路に設けられたイオン発生装置とを備える。
この場合、送風機が吹出す空気を台間パネルの前方上方に案内するノズル部材を台間パネルの前面に空気排出口を覆うように取付けることが好ましい。また、前端が開口するハウジングに送風機を収納し、送風機を収納したハウジングを台間パネルに後方から取付け、台間パネルの後方であってハウジングの外部の空気を内部空間に取入れるエア取入口をイオン発生装置に臨むように形成することもできる。更に、イオン発生装置を通過して送風機に吸引される空気の流路を形成する整流部材を台間パネルの後方に設けることが好ましい。
本発明の遊技場用エアカーテン装置では、送風機により台間パネルの後方で吸引した空気を台間パネルの前方に吹出して遊技台と遊技台との間に空気の壁を作り、その送風機が吸引する空気の流路にイオン発生装置を設けるので、イオン発生装置から発生したマイナスイオンをその送風機が吸引して台間パネルの前方に吹出すことができる。台間パネルの前方に吹出されたマイナスイオンは、その空気中に存在するウイルスやカビ、又はバクテリアやアレルギー原因物質、又は活性酸素等の汚染物質を除去及び中和し、遊技者の健康向上に寄与する。従って、台間パネルの後方に送風機が吹出す空気流路を形成する必要はなく、台間パネルを中空筒体とする必要はない。このため、遊技台と遊技台との間の隙間に従来から設けられている遊技媒体貸出装置等のための空間を侵食するようなことはなく、遊技台と遊技台との間の隙間における設計の自由度を減少させることはない。
そして、送風機が吹出す空気を台間パネルの前方上方に案内するノズル部材を備えることにより、遊技台と遊技台との間に幅の広い空気の壁を作ることができ、台間パネルの前面に沿って上方に向かう空気流を比較的容易に得ることが可能になる。そして、上方に吹出された空気はその周囲における喫煙の煙を取込んでその煙とともに上方に移動するので、遊技台下部のタバコの煙が天井に向かう空気流が生じ、遊技台周囲のタバコの煙を遊技台上部の別に設けられた空気清浄装置に短時間に吸い込ませることができる。
また、送風機をハウジングに収納することにより、送風機の取付けが容易となり、そのハウジングにエア取入口を形成することにより、エア取入口を通過する空気流路を形成することができる。そして、そのエア取入口がイオン発生装置に臨むようにすることにより、送風機が吸引する空気流路にそのイオン発生装置を容易に配置することができる。
更に、イオン発生装置を通過して送風機に吸引される空気の流路を形成する整流部材を台間パネルの後方に設けることにより、そのイオン発生装置から発生したイオンを確実に送風機に吸引させることができ、そのイオンを開口部を介して台間パネルの前方に確実に導くこともできる。
本発明実施形態の遊技場用エアカーテン装置を示す図4のA−A線断面図である。 そのエアカーテン装置の送風機の取付け状態を示す分解斜視図である。 そのエアカーテン装置を斜め前方からみた斜視図である。 そのエアカーテン装置が併設された遊技機の正面図である。 そのエアカーテン装置から吹出される空気の流れを示す遊技場の通路の断面図である。 そのエアカーテン装置におけるイオン発生装置の取付け状態を示す斜視図である。 そのイオン発生装置の別の取付け状態を示す図6に対応する斜視図である。 ダクトが形成された整流部材を用いる図6に対応する斜視図である。 ダクトが形成された整流部材を用いる図7に対応する斜視図である。 エア取入口がイオン発生装置に臨むハウジングを有する本発明の別のエアカーテン装置を示す図1に対応する断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、遊技場内には、遊技台であるパチンコゲーム機10と、このゲーム機10で使用するパチンコ玉を貸出す遊技媒体貸出装置11とが複数並設される。遊技媒体貸出装置11は、紙幣又は硬貨を投入する投入口11aから投入された紙幣又は硬貨の種類及び枚数に応じてパチンコ玉をその下部に設けられた貸出口11bから排出するように構成されたものである。また、遊技台であるパチンコゲーム機10は、遊技者によって発射されたパチンコ球が移動してゲームを進行させるための各種部品が取付けられた遊技盤12を前面ガラスの内側に備え、その下方正面に、パチンコ球の受け皿13や、遊技者がパチンコ球の打ち出し操作するためのハンドル14等を備える。そして、この遊技台であるパチンコゲーム機10には、そのハンドル14の下方に喫煙者のための灰皿16が設けられる。本発明の遊技場用エアカーテン装置20は、このような遊技台10に隣接して設けられるものであって、この実施の形態では遊技台であるパチンコゲーム機10に遊技媒体貸出装置11とともに併設される例を示す。
図3に示すように、本発明のエアカーテン装置20は、遊技台10に隣接して設けられた台間パネル21を備える。台間パネル21は遊技台10の間を塞ぐような幅を有し、貸出装置11に併設可能に鉛直方向に延びる縦長に形成される。この台間パネル21は長尺状の鋼板の両側を同一方向に折り曲げることにより断面がコ字状に形成され、遊技台10の間を実際に塞ぐ縦長の中央板21aと、その中央板21aの幅方向の両側に折り曲げられて形成されたフランジ21bとを有する。また、中央板21aの上部及び下部もフランジ21b側に折り曲げられ、取付孔21dが形成された取付板21eが形成される。この台間パネル21は、中央板21aが遊技台10の間を塞いた状態で取付板21eが取付孔21dを介して取付けられ、遊技台10に隣接して設けられるように構成される(図4)。
また、本発明のエアカーテン装置20は、台間パネル21の前面に沿って上方に向かう空気流を生じさせる空気送風手段25を備える。図1に示すように、この実施の形態における空気送風手段25は、台間パネル21の後方に設けられ台間パネル21の後方で吸引した空気を空気排出口22から台間パネル21の前方に吹出す送風機31と、その送風機31が吹出す空気を台間パネル21の前方上方に案内する後述するノズル部材42とを備える。図3に戻って、台間パネル21の高さをLとすると、空気排出口22は、灰皿16の近傍に位置する台間パネル21の下部、この実施の形態では台間パネル21の下端からL/3の範囲に形成される。この実施の形態における排出口22は、図2に示すように、この台間パネル21の下部における中央板21aを打ち抜くことにより形成され、その排出口22は比較的大きな方形状の単一の孔からなる場合を示す。
図2に示すように、送風機31は、台間パネル21に後方から取付けられたハウジング26を介して台間パネル21の後方に設けられる。この実施の形態におけるハウジング26は樹脂成型品であり、前端の開口を二分する鉛直面により分断される左右の部材26a,26bを組み合わせることにより作られるものを示す。そのハウジング26は、排出口22の下部を塞ぐように台間パネル21に後方から取付けられるものであって、送風機31を収納する収納部27と、その収納部27から斜め上方に傾斜して設けられた導風部28を有する。収納部27は、台間パネル21の後方であって台間パネル21の前面と平行に設けられた鉛直板27aと、その鉛直板27aの両側から台間パネル21に向かって設けられた互いに平行な第1及び第2側板27b,27cと、その第1及び第2側板27b,27cの上縁の間及び下縁の間を塞ぐ上板27d及び下板27eとを有する。
一方、導風部28は上板27dの台間パネル21側端縁に下端が連続し上方に向かうほどその台間パネル21に近づく傾斜板28aと、その傾斜板28aの両側から台間パネル21に向かって設けられて第1及び第2側板27b,27cに連続する互いに平行な第3及び第4側板28b,28cと、その第3及び第4側板28b,28cの上縁の間を塞ぐ端板28dとを有する。この収納部27と導風部28からなるハウジング26は、第1及び第2側板27b,27cとそれらに連続する第3及び第4側板28b,28cと下板27eと端板28dの台間パネル21側端縁によりその前端が開口し、かつその内部に空間が形成されるように構成される。
第1及び第2側板27b,27cの間隔及びそれらに連続する第3及び第4側板28b,28cのそれぞれの外側における間隔は、台間パネル21における中央板21aの幅と同一に、即ち、中央板21aの両側に形成されたフランジ21bにより挟まれる間隔と同一に形成される。第1及び第2側板27b,27c及び第3及び第4側板28b,28cには互いに外側に向かって突出する係止リブ27f,28fがそれぞれ形成される。一方、台間パネル21のフランジ21bには、その係止リブ27f,28fが係止可能な係止孔21fがそれぞれ形成される。そして、この係止孔21fに係止リブ27f,28fを係止させることにより、ハウジング26は台間パネル21に後方から離脱可能に取付けられ、その前端における開口が台間パネル21に形成された空気排出口22を塞ぐように構成される。
図1及び図2に示すように、送風機31はハウジング26の収納部27に収納され、その送風機31がハウジング26の内部空間の空気を台間パネル21における排出口22から吹出すように構成される。送風機31は図示しないリード線を介して供給される電力により駆動するモータ駆動であって、その吹出口31aがハウジング26の前端開口より前方に突出するように、ハウジング26の内部に台間パネル21の排出口22に対向するように取付けられる。この送風機31は市販されている既存のもの又は特別に誂えたものであって、この取付けは止めねじ32(図1)により行われ、送風機31には取付用の取付孔31b(図2)が形成される。図2に示すように、ハウジング26における一方の側板27bには取付孔31bに対向する位置に雌ねじ孔27hが形成される。この実施の形態ではハウジング26を構成する右の部材26aに雌ねじ孔27hが形成されたものを示す。
送風機31の取付けは、ハウジング26を構成する左右の部材26a,26bを分割し、その右の部材26aの送風機31を取付けようとする箇所にその送風機31を位置させる。すると、取付孔31bが雌ねじ孔27hに対向するので、その状態で取付孔31bに止めねじ32(図1)を挿入し、その後雌ねじ孔27hに螺合することにより送風機31を右の部材26aに取付ける。そして、その後、左右の部材26a,26bを組み合わせることにより、送風機31が収納されたハウジング26を得ることができる。この実施の形態では、送風機31をハウジング26に取付けた状態で、送風機31の吹出口31aはハウジング26の前端開口より前方に突出し、図1に示すように、そのハウジング26を台間パネル21に取付けると、その吹出口31aは更に排出口22からも突出して、吹出口31aから空気を台間パネル21の前方斜め上方に吹出すように構成される。
図2及び図3に示すように、ハウジング26には、外部の空気を内部空間に取入れるエア取入口27jが形成される。この実施の形態ではハウジング26を構成する左の部材26bにエア取入口27jが形成され、このエア取入口27jを開放可能に閉止する蓋板29が設けられる。この蓋板29には、エア取入口27jからハウジング26の内部空間に取入れられる空気を濾過するフィルタ36が設けられる。即ち、この蓋板29を介してフィルタ36がエア取入口27jに設けられる。蓋板29はハウジング26と同種類の樹脂からなる成型品であって、扇状の複数の開口部29aが形成され、フィルタ36はこの開口部29aを覆うように蓋板29に貼り付けられる。このフィルタ36は、いわゆるスポンジと言われる海綿状のプラスチック発泡体からなるシート状又は薄板状のものであって、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン等からなるものが例示される。このフィルタ36は、海綿状であることからエア取入口27jからハウジング26の内部空間に取入れられる空気を濾過し、その空気から塵埃を除去するように構成される。
図1に示すように、台間パネル21の前面には、台間パネル21に形成された排出口22を覆うノズル部材42が取付けられる。このノズル部材42は、排出口22から前方に突出する送風機31の吹出口31aとともにその排出口22を覆うように構成される。このノズル部材42は、送風機31の吹出口31aから吹出される空気を台間パネル21の前方上方に案内するものであって、樹脂成型品から構成される。このノズル部材42は上下方向に長く形成され、その前面中央には縦長の吹出しスリット42a(図4)が形成される。そして、このノズル部材42は、その下部が排出口22を送風機31の吹出口31aとともに覆う幅に形成される。
図1に示すように、ノズル部材42の周囲には排出口22の孔縁に係止する複数のフック42bが一体的に形成される。図では上下に2つのフック42bが形成されたものを示す。そして、このフック42bを排出口22の孔縁に係止させることにより、このノズル部材42は台間パネル21の前面に取付けられる。このノズル部材42は、台間パネル21に取付けられた状態で台間パネル21との間に縦長の空間を形成し、送風機31の吹出口31aからその空間の下部に吹出される空気をこの縦長の空間の上方に案内するように構成される。そしてこのノズル部材42には、縦長の空間を下部から上方に向かって流れる空気を、中央に縦長に形成された吹出しスリット42aから台間パネル21の前方上方に案内してそのまま吹出させる複数のフィン42dが形成される。
ここで、この実施の形態では、図1,図3及び図4に示すように、送風機31を操作するスイッチ33がノズル部材42の上部に取付けられ、このスイッチ33をオン操作することにより図示しないリード線を介して送風機31に電力が供給され、送風機31が駆動してハウジング26の内部空間の空気を排出口22から吹出し、このスイッチ33をオフ操作することにより電力の供給は遮断され、送風機31が停止するように構成される。
図1及び図3に示すように、本発明のエアカーテン装置20は、台間パネル21の後方であって送風機31が吸引する空気の流路に設けられたイオン発生装置46を備える。このイオン発生装置46は、マイクロプラズマの発生により空気中の水分子を分解して水素イオンを作るプラスのセラミック電極46aと、セラミック電極46aにより得られた水素イオンを含む空気に高電圧電子を放射して活性水素と酸素イオンを作るマイナスの針状電極46bとを有する。この実施の形態におけるイオン発生装置46は、送風機31が吸引する空気の流路であるハウジング26上部に整流部材47を介して取付けられる。
整流部材47はイオン発生装置46を通過して送風機31に吸引される空気の流路を形成するものであって、図3の拡大図に示すように、この実施の形態における整流部材47はイオン発生装置46を収容可能な断面が方形を成す筒状物であって、一方の開口端縁47aがハウジング26の上板27d(図2)における左右の部材26a,26bの双方に跨って取付けられる。この整流部材47には、その周囲における一面にハウジング26のエア取入口27jに近接する切り欠き47bが一方の開口端縁47aから連続して形成され、他方の開口端縁47cから流入した空気がこの切り欠き47bから流出するように形成される。このイオン発生装置46は、セラミック電極46aを通過した空気が針状電極46bを通過することによりイオンを発生させるので、針状電極46bが切り欠き47bに近づくように整流部材47に収容されて取付けられる。このように、イオン発生装置46は整流部材47を介して台間パネル21の後方に設けられる。そして、このイオン発生装置46は、送風機31と連動して駆動するように構成され、ノズル部材42に設けられたスイッチ33をオン操作することにより送風機31とともに駆動してマイナスイオンを発生させ、このスイッチ33をオフ操作して送風機31が停止すると同時にマイナスイオンの発生も停止するように構成される。
なお、図3における符号48は、台間パネル21に設けられ、遊技台であるパチンコゲーム機10における遊技方法が記載された図示しない遊技案内シートを収納するポケット48である。このポケット48は、台間パネル21の前面に開口し、その開口部48aからその図示しない遊技案内シートを取出し可能に収納し、遊技者が必要に応じてその遊技案内シートを取出して遊技の参考にするように構成される。
次に、このように構成された遊技場用エアカーテン装置の動作を説明する。
図4及び図5に示すように、遊技台10の前で着座してその遊技台10で遊技する者がノズル部材42に設けられたスイッチ33をオン操作すると、送風機31が駆動して台間パネル21に設けられたハウジング26の内部空間の空気が排出口22から吹出される。図1の一点鎖線矢印で示すように、送風機31により排出口22から前方斜め上方に吹出された空気は、ノズル部材42により台間パネル21の上方に案内される。そして、図5に示すように、ノズル部材42により台間パネル21の前方斜め上方に向かって吹出された空気は、その台間パネル21の下部から上部にわたって遊技台10とそれに隣接する遊技台10との間に幅の広い空気の壁を作ることになる。このため、この空気の壁により喫煙者が吐き出したタバコの煙がその喫煙者が遊戯する遊技台10に隣接する遊技台10にまで達することを防止することができ、喫煙者に隣接する遊技台10で遊戯する者にその煙が吹きかかることを有効に回避することができる。
一方、本発明の遊技場用エアカーテン装置20では、台間パネル21の後方に送風機31が吹出す空気流路を形成していない。即ち、本発明の遊技場用エアカーテン装置では、台間パネル21の後方に送風機31が吹出す空気の流路を形成することなく、遊技台10と遊技台10との間に空気の壁を作ることができる。このため、遊技台10と遊技台10との間の隙間に従来から設けられている遊技媒体貸出装置11等のための空間を侵食するようなことはない。よって、遊技台10と遊技台10との間の隙間における設計の自由度を著しく減少させることなく、本発明の遊技場用エアカーテン装置20を設置することができる。
また、スイッチ33をオン操作して送風機31を駆動させると、その送風機31は台間パネル21の後方で吸引した空気を空気排出口22から台間パネル21の前方に吹出すので、図1の二点鎖線矢印で示すように、その台間パネル21の後方には送風機31が吸引する空気の流路が形成される。送風機31をハウジング26に収納するこの実施の形態では、ハウジング26に形成されたエア取入口27jを通過する空気流路が形成される。図6に示すように、そのエア取入口27jはハウジング26を構成する左の部材26bに形成されているので、その右の部材26bの周囲からエア取入口27jに向かう空気流が形成され、イオン発生装置46にもエア取入口27jに向かう空気流が生じる。そして、整流部材47を介してイオン発生装置46を取付けるこの実施の形態では、そのイオン発生装置46を通過する空気流は、整流部材47における他方の開口端縁47cから流入してイオン発生装置46を通過した後、切り欠き47bから流出してエア取入口27jに向かうことになる。一方、スイッチ33をオン操作すると、送風機31とともにそのイオン発生装置46も同時に駆動する。このため、イオン発生装置46から発生したマイナスイオンはエア取入口27jに向かう空気流によりハウジング26の内部に導かれ、そこで送風機31により吸引されて台間パネル21の後方から前方に吹出される。そして、そのマイナスイオンは空気流中に存在するウイルスやカビ、又はバクテリアやアレルギー原因物質、又は活性酸素等の汚染物質を除去及び中和し、遊技者の健康向上に寄与することになる。
即ち、本発明の遊技場用エアカーテン装置20では、送風機31が吹出す空気流路ではなく、送風機31が吸引する空気流路にイオン発生装置46を設ける。送風機31が吸引する空気流路は送風機31の周囲に自然に生じるため、送風機31が吹出す空気流路を形成するために従来必要とされた中空筒体なるようなものを本発明では必要としない。このため、遊技台10と遊技台10との間の隙間に従来から設けられている遊技媒体貸出装置11等のための空間を侵食するようなことはなく、遊技台10と遊技台10との間の隙間における設計の自由度を減少させることはない。そして、そのような中空筒体のようなものを必要としないにもかかわらず、本発明のエアカーテン装置20では、イオン発生装置46により発生させたマイナスイオンの全てが送風機31に吸引されて台間パネル21の前方に吹出されることになる。このように送風機31が吸引する空気流路にイオン発生装置46を設けることにより、送風機31が吹出す空気流路にイオン発生装置を設ける従来のものに比較して、その構造を単純かつ簡易化させることができる。そして、そのイオン発生装置46を取付ける台間パネル21等の構造も単純化するので比較的安価なエアカーテン装置20を得ることが可能となる。
また、ノズル部材42により上方に吹出された空気はその周囲における喫煙の煙を取込んでその煙とともに上方に移動し、別に設けられた図示しない空気清浄装置のエア取入口に達する。このため、遊技台10下部のタバコの煙が天井に向かう空気流が生じ、遊技台10周囲のタバコの煙を遊技台10上部の別に設けられた空気清浄装置に短時間に吸い込ませることができる。この結果、遊技場の内部がタバコの煙により充満することは回避され、遊技する人に対するタバコの煙の影響をより少なくすることができる。特にこの実施の形態では、灰皿16(図4)の近傍に位置する台間パネル21の下部、即ち、台間パネル21の下端から全高Lの1/3の範囲に空気排出口22を形成するので、その排出口22を覆うノズル部材42から吹出される空気流はその灰皿16に置かれたタバコの煙を取込んでその煙とともに上昇するので、その灰皿16に置かれたタバコの煙を遊技台10上部の別に設けられた空気清浄装置に短時間に吸い込ませることができる。
更に、図5に示すように、遊技場では、遊技台10が連なった遊技島9と遊技島9の間に通路8が設けられているけれども、ノズル部材42は台間パネル21の前方上方に向かって空気を吹出させるので、遊技場における遊技島9と遊技島9の間に設けられた通路8を歩行する人やその通路を挟んだ背面側の別の遊技台10で遊戯する者にその空気が直接吹きかかるような事態を防止することもできる。
一方、送風機31により空気が吹出されると、ハウジング26の内部には、ハウジング26に形成されたエア取入口27jから空気が取入れられる。このエア取入口27jに設けられたフィルタ36では、その取入口27jから取入れられる空気から塵埃が除去され、このように塵埃が除去されてハウジング26の内部空間に取入れられた空気を送風機31により排出口22から吹出すことができ、塵埃が遊技場の内部に吹出されて蔓延するような事態を防止することができる。
ここで、ノズル部材42は、台間パネル21の下部に形成された排出口22を送風機31の吹出口31aとともに覆うので、送風機31の吹出口31aが台間パネル21の前方に突出することに起因する見栄えの悪化を回避することができる。
なお、上述した実施の形態では、遊技台がパチンコゲーム機10である場合を説明したが、遊技台はスロットマシンであっても良い。
また、上述した実施の形態では、ノズル部材42にスイッチ33を設けたけれども、このスイッチ33は台間パネル21に取付けても良い。また、上述した実施の形態では、喫煙者がスイッチ33をオン動作する場合を説明したが、隣接する遊技者のタバコの煙が降りかかることを防止するために、喫煙者と隣接して遊戯するものであって喫煙しない遊技者がこのスイッチ33を操作するようにしても良く、遊技場の管理者や管理用コンピュータがこのスイッチ33を操作するようにしても良い。また、煙センサ等の煙検出手段を別に設け、この煙検出手段が煙を検出したときに送風機31が駆動するようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、送風機31と連動してイオン発生装置46が駆動するエアカーテン装置20を説明したが、イオン発生装置46のスイッチを送風機31のスイッチ33と別に設け、イオン発生装置46を送風機31と別に駆動させるようにしても良い。例えば、マイナスイオンを発生させることなく送風機31を駆動して、遊技台10と遊技台10との間に空気の壁を形成するようにしても良い。但し、イオン発生装置46を駆動させる場合には、発生するマイナスイオンを台間パネル21の後方から前方に導き出すことが必要とされるので、送風機31を必ず駆動するようにすることが好ましい。
また、上述した実施の形態では、空気排出口22が台間パネル21の下端からL/3の範囲に形成される場合を説明したが、この範囲に空気排出口22が形成されたエアカーテン装置20に限定するものではなく、台間パネル21のどの部位に空気排出口22を形成しても良い。
また、上述した実施の形態では、イオン発生装置46が整流部材47を介してハウジング26に取付けられる場合を説明したけれども、イオン発生装置46の周囲を通過して送風機31に向かう空気流が十分である場合には、この整流部材47を設けることなくイオン発生装置をハウジング26又は台間パネル21に直接取付けても良い。
また、上述した実施の形態では、筒状の整流部材47がハウジング26における左右の部材26a,26bの双方に跨って取付けられる場合を説明したけれども、図7に示すように、筒状の整流部材47をハウジング26の上板27d(図1及び図2)に対してずらし、エア取入口27jが形成された左の部材26bに取付けて整流部材47の一方の開口端縁47aの一部が開放されるようにしても良い。この場合には、整流部材47における他方の開口端縁47cから流入した空気はこの開放された一方の開口端縁47aの一部から流出することになり、空気を流出させるために必要とされた図6における切り欠き47bを不要にすることができる。
また、筒状の整流部材47を用いてもイオン発生装置46を通過して送風機31に向かう空気流が不足しがちな場合には、図8及び図9に示すように、イオン発生装置46を収容する筒状の本体部47dに連続して、その本体部47dを通過する空気をエア取入口47jにまで導くダクト部47eを形成しても良い。図8におけるダクト部47eは、本体部47dに形成された空気を流出する切り欠き47bを覆い、そこから流出する空気をエア取入口47jにまで導くように形成されたものである。図9におけるダクト部47eは、本体部47dにおける一方の開口端縁47aの開放された一部を覆い、そこから流出する空気をエア取入口47jにまで導くように形成されたものである。このようなダクト部47eを有する整流部材47であれば、イオン発生装置46を通過して送風機31に向かう空気流を増加させることができる。
更に、上述した実施の形態では、エア取入口27jがハウジング26を構成する左の部材26bに形成された場合を説明したけれども、イオン発生装置46の周囲を通過してエア取入口27jに向かう空気流が不足しがちな場合には、図10に示すように、台間パネル21の後方であってハウジング26の外部の空気をハウジング26の内部空間に取入れるエア取入口26cをイオン発生装置46に臨んで形成することもできる。このようにそのエア取入口26cがイオン発生装置46に臨むようにすれば、送風機31が吸引する空気流路はエア取入口26cを介して形成されるので、その空気流路にイオン発生装置46を容易に配置することができ、イオン発生装置46を通過してエア取入口26cに向かう空気流を増加させることができる。この場合であっても、エア取入口26cにフィルタ36を設けることにより、塵埃が除去された空気を送風機31により排出口22から吹出すことができる。
また、エア取入口26cがイオン発生装置46に臨んでいてもイオン発生装置46を通過して送風機31に吸引される空気量を十分に確保できない場合には、そのエア取入口26cを包囲してそのエア取入口26cとイオン発生装置46とを連結する筒状部材からなる整流部材47を設けることもできる(図10)。このように、イオン発生装置46を通過して送風機31に吸引される空気の流路を形成する整流部材47を台間パネル21の後方に設ければ、送風機31が吸引する全ての空気がイオン発生装置46を通過したものとなり、イオン発生装置46を通過する空気量を確実に増加させることができ、そのイオン発生装置46から発生したイオンを効果的に送風機31に吸引させることができる。このように、イオン発生装置46を通過してエア取入口26cに向かう空気流を増加させることにより、台間パネル21の前方に吹出されるイオンを増加させることができる。
10 遊技台
20 遊技場用エアカーテン装置
21 台間パネル
22 空気排出口
26 ハウジング
26c エア取入口
31 送風機
42 ノズル部材
46 イオン発生装置
47 整流部材

Claims (4)

  1. 遊技台(10)に隣接して鉛直方向に延びて設けられ空気排出口(22)が形成された台間パネル(21)と、
    前記台間パネル(21)の後方に設けられ前記台間パネル(21)の後方で吸引した空気を前記空気排出口(22)から前記台間パネル(21)の前方に吹出す送風機(31)と、
    前記台間パネル(21)の後方であって前記送風機(31)が吸引する空気の流路に設けられたイオン発生装置(46)と
    を備えた遊技場用エアカーテン装置。
  2. 送風機(31)が吹出す空気を台間パネル(21)の前方上方に案内するノズル部材(42)が前記台間パネル(21)の前面に空気排出口(22)を覆うように取付けられた請求項1記載の遊技場用エアカーテン装置。
  3. 前端が開口するハウジング(26)に送風機(31)が収納され、
    前記送風機(31)を収納したハウジング(26)が台間パネル(21)に後方から取付けられ、
    台間パネル(21)の後方であって前記ハウジング(26)の外部の空気を前記ハウジング(26)の内部空間に取入れるエア取入口(26c)がイオン発生装置(46)に臨むように形成された
    請求項1又は2記載の遊技場用エアカーテン装置。
  4. イオン発生装置(46)を通過して送風機(31)に吸引される空気の流路を形成する整流部材(47)が台間パネル(21)の後方に設けられた請求項1ないし3いずれか1項に記載の遊技場用エアカーテン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016170587A1 (ja) * 2015-04-20 2016-10-27 株式会社トルネックス エアカーテン装置

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