JP2011179752A - 焼結機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対のスプロケットと、複数の焼結パレット台車4と、この焼結パレット台車4から排鉱されたシンターケーキを破砕するクラッシャー9と、焼結パレット台車4から排鉱されたシンターケーキSをクラッシャー9へと案内するクラッシングガイド10と、を備えており、クラッシングガイド10は、焼結パレット台車4内に挿入される本体壁20を有し、本体壁20の上端位置が、排鉱部側に位置する一方のスプロケット2Bの回転軸O方向から見て、回転軸Oを中心に水平線Hから下方に向けて角度θとなる位置に配設されており、この角度θが40°以上60°以下の範囲内とされていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
そこで、例えば特許文献1及び特許文献2には、焼結パレット台車上に進行方向に平行な断面が概略台形板状をなす支持スタンドを立設しておき、焼結パレット台車に充填された焼結原料充填層の焼結過程で上部側で形成されたシンターケーキを支持スタンドで支持することで、シンターケーキの下方側に位置する焼結原料の通気性を確保する技術が提案されている。
特に、近年では、焼結鉱の生産性を向上させるために、焼結パレット台車内への焼結原料の充填量を増大することでシンターケーキの大型化が図られており、従来よりもさらにクラッシングガイドへの衝撃が強く、クラッシングガイドが劣化し易い傾向にある。
また、角度θがθ≦60°とされているので、排鉱位置にある焼結パレット台車とクラッシングガイドとの間の高低差が小さくなり、シンターケーキがクラッシングガイドのガイド部に落下する際の衝撃が抑制され、ガイド部の早期劣化を抑制することができる。
焼結機においては、操業時に高温雰囲気となることからレール部や焼結パレット台車が熱膨張するので、この熱膨張分を吸収するように排鉱部側に位置する一方のスプロケットが移動可能に構成されている。このため、操業条件等によって、排鉱部側に位置する一方のスプロケットとクラッシングガイドとの相対位置が変化することになる。しかしながら、室温条件におけるクラッシングガイドの上端位置を上述の角度θの範囲内とすることで、操業時においてもクラッシングガイドとシンターケーキとの衝突が抑制されるのである。
この場合、排鉱部側に位置する一方のスプロケット上を移動する前記焼結パレット台車の底面と、前記クラッシングガイドの本体壁の上端と、の最小隙間Gが、G≧150mmとされているので、操業時において排鉱部側に位置する一方のスプロケットが移動しても、クラッシングガイドと焼結パレット台車との干渉を抑制することができる。
また、最小隙間Gが、G≦400mmとされているので、シンターケーキから発生した細粒鉱がクラッシングガイドの本体壁の背面側に落下することが抑制され、シンターケーキを効率良くクラッシャーへと案内することができる。
焼結パレット台車からのシンターケーキの排鉱が遅れた場合には、本体壁のうち前記クラッシャーとは反対側を向く背面にも、シンターケーキから発生した細粒鉱が回り込むように排出されることがある。そこで、本体壁の背面にシンターケーキから発生した細粒鉱を収容する背面ストーンボックスを設けることにより、シンターケーキから発生した細粒鉱によって本体壁の背面をライニングすることができ、本体壁の背面の耐摩耗性を向上させることができる。よって、クラッシングガイドの早期劣化を抑制することができる。
この場合、前記本体壁の上端部に耐摩耗材が配設されているので、万が一、シンターケーキが本体壁の上端部に接触しても、クラッシングガイドの早期の劣化を抑制することができる。また、耐摩耗材が着脱可能とされていることから、劣化した耐摩耗材のみを交換して使用することができる。
さらに、縦壁には水冷機構が設けられていることから、高温のシンターケーキが縦壁に接触した場合であっても、縦壁が軟化して変形してしまうことを抑制することができるとともに、縦壁の上端に設けられた耐摩耗材の劣化を抑制できる。
本実施形態である焼結機1は、高炉へ投入される原料である焼結鉱を製造するものである。
本実施形態では、本体壁20は、台座フレーム部11から上方に向かうにしたがい漸次正面側に向かうように傾斜して設けられている。また、ガイド部30は、台座フレーム部11から上方に向かうにしたがい漸次背面側に向かうように傾斜して設けられているのである。
また、本体壁20の上端部分には、幅方向に複数のスリット部が形成されている。このスリット部は、前述の支持スタンド4Cが通過するために設けられたものである。
また、スリット部が形成された部分においては、図3に示すように、スリット部が形成されていない部分よりも大きく傾斜した傾斜壁部26が設けられており、この傾斜壁部26の上端部には、やはり、その表面が耐摩耗材で構成されたライナー部材27が着脱可能に配設されている。このライナー部材27の表面に配設された耐摩耗材は、肉盛溶接材料で構成されており、そのショア硬度が90から100の間に設定されている。
これらの縦壁31A、31B、31Cにより、ガイド部30には、鉛直方向上方に向けて開口し、内部にシンターケーキSから発生した細粒鉱を収容するストーンボックス32が画成されている。
また、これらの縦壁31A、31B、31Cの上端には、耐摩耗材である硬化肉盛溶接材料によって形成された硬化部材34がそれぞれ配設されている。
さらに、縦壁31A、31B、31Cによって画成されたストーンボックス32の内部には、硬化肉盛溶接材料がライニングされた硬化層が形成されている。
また、排鉱部側に位置する一方のスプロケット2B上を移動する焼結パレット台車4の底面4Aと、クラッシングガイド10の本体壁20の上端部との間の最小隙間Gが、150mm≦G≦400mmの範囲内に設定されている。
すなわち、焼結機1においては、操業時に高温雰囲気となることからレール部3や焼結パレット台車4が熱膨張するため、この熱膨張分を吸収するように排鉱部側に位置する一方のスプロケット2Bが移動可能に構成されている。よって、操業時には、クラッシングガイド10と排鉱部側に位置する一方のスプロケット2Bとの相対位置が室温条件時から変化することになる。
一対のスプロケット2A,2Bのそれぞれの中心間距離をL、焼結パレット台車4の線熱膨張係数α、操業時の焼結パレット台車4の最高温度Tmax、室温条件時の焼結パレット台車4の温度T、操業時の焼結パレット台車4とクラッシングガイド10との間の必要な最小クリアランス量Cとしたとき、
G=L×α×(Tmax−T)+C
この式によって算出されるGを150mm≦G≦400mmの範囲内に設定することで、操業時においても焼結パレット台車4とクラッシングガイド10との間に必要なクリアランスが確保されるのである。
まず、図1に示すように、レール部3に沿って車輪によって走行する焼結パレット台車4に対して床敷ホッパー5から焼床鉱を供給し、焼結パレット台車4の底面4Aに床敷層を形成する。さらに、原料装入ホッパー6から焼結原料Mを供給する。焼結原料Mを充填した焼結パレット台車4が移送され、点火炉7において焼結原料Mの表層中の炭材に点火される。焼結パレット台車4が排鉱部側に移動する間に下方吸引部8によって吸引することにより、焼結原料Mの上部側から下方側に向けて炭材の燃焼点を移動し、焼結が進行していき、シンターケーキSが製造される。
落下したシンターケーキSは、クラッシングガイド10のガイド部30を摺動してクラッシャー9へと案内される。そして、シンターケーキSがクラッシャー9で粉砕されることによって焼結鉱が製出される。
一方、最小隙間Gが、G≦400mmとされているので、シンターケーキSから発生した細粒鉱がクラッシングガイド10の本体壁20の背面側に落下することが抑制され、シンターケーキSを効率良くクラッシャー9へと案内することができる。
さらに、縦壁31A,31B,31Cが鉛直方向上方に向けて延在していることから、画成されるストーンボックス32の開口部も鉛直方向上方を向くことになる。よって、焼結パレット台車4から排鉱されるシンターケーキSから発生した細粒鉱を確実にストーンボックス32内に堆積させていくことができる。
例えば、点火炉及下方吸引部を備えたものとして説明したが、これに限定されることはなく、これら以外の手段で焼結を実施するものであってもよい。
さらに、縦壁のみでなく、本体壁の上端部に設けられたライナー部材を水冷構造としてもよい。
2B 一方のスプロケット
4 焼結パレット台車(焼結パレット)
9 クラッシャー
10 クラッシングガイド
20 本体壁
22 背面ストーンボックス
30 ガイド部
31 縦壁
32 ストーンボックス
33 水冷機構
O 回転軸
H 水平線
Claims (5)
- 焼結パレット台車内に充填された焼結原料を焼結してシンターケーキを製出し、このシンターケーキを破砕することにより焼結鉱を製造する焼結機において、
給鉱部側と排鉱部側にそれぞれ配置した一対のスプロケットと、これらのスプロケット間を繋ぐレール部と、レール部に沿って車輪によって走行する複数の前記焼結パレット台車と、この焼結パレット台車から排鉱されたシンターケーキを破砕するクラッシャーと、焼結パレット台車から排鉱されたシンターケーキをクラッシャーへと案内するクラッシングガイドと、を備えており、
前記焼結パレット台車が排鉱部側のスプロケットにおいて傾動された際に、前記シンターケーキが排鉱される構成とされており、
前記クラッシングガイドは、前記焼結パレット台車内に挿入される本体壁と、この本体壁から前記クラッシャー側に向けて延在し、前記焼結パレット台車から排鉱された前記シンターケーキを受けるガイド部と、を有し、
前記本体壁の上端位置が、前記排鉱部側のスプロケットの回転軸方向から見て、前記回転軸を中心に水平線から下方に向けて角度θとなる位置に配設されており、この角度θが40°以上60°以下の範囲内とされていることを特徴とする焼結機。 - 前記一方のスプロケット上を移動する前記焼結パレット台車の底面と、前記クラッシングガイドの本体壁の上端と、の最小隙間Gが、150mm≦G≦400mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の焼結機。
- 前記クラッシングガイドにおいて、前記本体壁のうち前記クラッシャーとは反対側を向く背面に、前記シンターケーキから発生した細粒鉱を収容する背面ストーンボックスが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の焼結機。
- 前記クラッシングガイドにおいて、前記本体壁の上端部に耐摩耗材が着脱可能に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の焼結機。
- 前記クラッシングガイドにおいて、前記ガイド部には、鉛直方向上方に向けて延在する複数の縦壁が設けられ、これらの縦壁により、前記シンターケーキから発生した細粒鉱を収容するストーンボックスが画成されており、
前記縦壁の上端部分には耐摩耗材が配設されており、複数の前記縦壁のうち少なくとも一つには、水冷機構が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の焼結機。
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