JP5549935B2 - クラッシングガイド - Google Patents
クラッシングガイド Download PDFInfo
- Publication number
- JP5549935B2 JP5549935B2 JP2010268581A JP2010268581A JP5549935B2 JP 5549935 B2 JP5549935 B2 JP 5549935B2 JP 2010268581 A JP2010268581 A JP 2010268581A JP 2010268581 A JP2010268581 A JP 2010268581A JP 5549935 B2 JP5549935 B2 JP 5549935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- water
- crushing
- crushing guide
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
焼結鉱を製造する焼結機は、例えば特許文献1に記載されているように、給鉱部側と排鉱部側にそれぞれ配置した一対のスプロケットと、このスプロケット間を繋ぐレール部と、レール部に沿って車輪によって走行する複数の焼結パレット台車と、給鉱部後方の焼結パレット台車の上方に配置された点火炉と、焼結パレット台車の下方に配置された吸引部と、焼結パレット台車から排鉱されたシンターケーキを破砕するクラッシャーと、排鉱部後方において焼結パレット台車から排鉱されたシンターケーキをクラッシャーへと案内するクラッシングガイドと、を備えている。
ここで、焼結パレット台車内に形成されたシンターケーキは、排鉱部においてスプロケットの外周に沿って焼結パレット台車が移動し傾動した際にクラッシングガイドへと落下し、このクラッシングガイドによってクラッシャーへと案内される。
そこで、従来より、クラッシングガイドの耐久性を向上させるために、例えば特許文献2に記載された耐摩耗性に優れたライナー材を、クラッシングガイドのうちシンターケーキと接触する部分に配設している。
また、ライナー部材が本体壁及び第1の給排水管に対して着脱自在とされているので、第1の水冷機構の内部にスケールや付着物が付着した場合であっても、ライナー部材を本体壁及び第1の給排水管から取り外して第1の水冷機構の洗浄を容易に行うことができる。
更に、第1の給排水管が前記本体壁と前記ガイド部材との間を通って前記クラッシングガイドの下側に向けて延在しているので、シンターケーキから発生した高温の細粒鉱が第1の給排水管に衝突するおそれがなく、また、第1の給排水管に保護用の肉盛りなどを設ける必要がなく、第1の給排水管を保護できる。
また、縦壁には第2の水冷機構が設けられていることから、高温のシンターケーキが縦壁に接触した場合であっても、縦壁が軟化して変形してしまうことを抑制することができるとともに、縦壁の上端に設けられた第2の耐摩耗材の劣化を抑制できる。
更に、第2の給排水管が前記本体壁と前記ガイド部材との間を通って前記クラッシングガイドの下側に向けて延在しているので、シンターケーキから発生した高温の細粒鉱が第2の給排水管に衝突するおそれがなく、また、第2の給排水管に保護用の肉盛りなどを設ける必要がなく、第2の給排水管を保護できる。
更に、本発明に係るクラッシングガイドにおいては、前記第2給排水管の排水管には、その一部に、前記第2の水冷機構よりも高い位置に配設された部分があり、当該部分に第2の通水確認用の弁が設けられていることが好ましい。
この場合、シンターケーキから発生した細粒鉱が収容されるストーンボックスの内面に耐摩耗材をライニングすることにより、ストーンボックス内にシンターケーキから発生した細粒鉱が落下した際の摩耗を抑制することができる。
焼結パレット台車からのシンターケーキの排鉱が遅れた場合には、本体壁のうち前記クラッシャーとは反対側を向く背面にも、シンターケーキから発生した細粒鉱が回り込むように排出されることがある。そこで、本体壁の背面にシンターケーキから発生した細粒鉱を収容する背面ストーンボックスを設けることにより、シンターケーキから発生した細粒鉱によって本体壁の背面をライニングすることができ、本体壁の背面の耐摩耗性を向上させることができる。
特に、焼結パレット台車の内部にシンターケーキを支持する支持スタンドを配設した場合には、シンターケーキの排鉱が遅くなる傾向にあるため、前述の背面ストーンボックスを設けることが好ましい。
本実施形態であるクラッシングガイドは、高炉へ投入される原料である焼結鉱を製造する焼結機1において使用されるものである。まず、この焼結機1について図1を参照して説明する。
本実施形態では、本体壁20は、台座フレーム部11から上方に向かうにしたがい漸次正面側に向かうように傾斜して設けられている。また、ガイド部30は、台座フレーム部11から上方に向かうにしたがい漸次背面側に向かうように傾斜して設けられているのである。
また、本体壁20の上端部分には、図3及び図4に示すように、幅方向に複数のスリット部25が形成されている。このスリット部25は、前述の支持スタンド4Cが通過するために設けられたものである。
また、スリット部25が形成された部分においては、図7に示すように、スリット部25が形成されていない部分よりも大きく傾斜した傾斜壁部26が設けられており、この傾斜壁部26の上端部には、やはり、表面が第1の耐摩耗材で構成されたライナー部材27が着脱可能に配設されている。このライナー部材27の表面に配設された第1の耐摩耗材は、肉盛溶接材料で構成されており、そのショア硬度が90から100の間に設定されている。
これらの縦壁31A、31B、31Cにより、ガイド部30には、鉛直方向上方に向けて開口し、内部にシンターケーキSから発生した細粒鉱を収容するストーンボックス32が画成されている。
また、この縦壁31Aの上端には、第2の耐摩耗材である硬化肉盛溶接材料によって形成された硬化部材37が配設されている。
さらに、縦壁31Aによって画成されたストーンボックス32の内面には、図6に示すように、硬化肉盛溶接材料がライニングされた硬化層35が形成されている。
更にまた、図3及び図5に示すように、第2の水冷機構36には、冷却水を給排水するための第2の給排水管36b、36cが接続されている。給水管36b及び排水管36cはそれぞれ、第2の水冷機構36に対して着脱自在とされている。また、第2の給排水管36b、36cは、縦壁31Aから本体壁20とガイド部材30との間を通ってクラッシングガイド10の下側に引き出されている。
また、これらの縦壁31B、31Cの上端には、第2の耐摩耗材である硬化肉盛溶接材料によって形成された硬化部材34がそれぞれ配設されている。
さらに、縦壁31B、31Cによって画成されたストーンボックス32の内面には、図6に示すように、硬化肉盛溶接材料がライニングされた硬化層35が形成されている。
更にまた、図3及び図5に示すように、第3の水冷機構33には、冷却水を給排水するための第3の給排水管33a、33bが接続されている。本実施形態では、給水管33a及び排水管33bがそれぞれ、第3の水冷機構33からクラッシングガイド10の幅方向両側に引き出されているが、第1、第2の給排水管と同様に、本体壁20とガイド部材30との間を通ってクラッシングガイド10の下側に引き出されていてもよい。
まず、図1に示すように、レール部3に沿って車輪によって走行する焼結パレット台車4に対して床敷ホッパー5から焼床鉱を供給し、焼結パレット台車4の底面4Aに床敷層を形成する。さらに、原料装入ホッパー6から焼結原料Mを供給する。焼結原料Mを充填した焼結パレット台車4が移送され、点火炉7において焼結原料Mの表層中の炭材に点火される。焼結パレット台車4が排鉱部側に移動する間に下方吸引部8によって吸引することにより、焼結原料Mの上部側から下方側に向けて炭材の燃焼点を移動し、焼結が進行していき、シンターケーキSが製造される。
落下したシンターケーキSは、クラッシングガイド10のガイド部30を摺動してクラッシャー9へと案内される。そして、シンターケーキSがクラッシャー9で粉砕されることによって焼結鉱が製出される。
さらに、縦壁31A、31B、31Cによって画成されたストーンボックス32の内面に、耐摩耗材がライニングされた硬化層35が形成されているので、ストーンボックス32内にシンターケーキSから発生した細粒鉱が落下した際の摩耗を抑制することができる。
更に、第2の給排水管36b、36cが本体壁20とガイド部材30との間を通ってクラッシングガイド10の下側に向けて延在しているので、シンターケーキSから発生した高温の細粒鉱が第2の給排水管36b、36cに衝突するおそれがなく、また、第2の給排水管36b、36cに保護用の肉盛りなどを設ける必要がなく、第2の給排水管36b、36cを保護できる。
更にまた、縦壁31Aがガイド部30に対して着脱自在とされているので、第2の水冷機構36の内部にスケールや付着物が付着した場合であっても、縦壁31Aをガイド部30から取り外して第2の水冷機構36の洗浄を容易に行うことができる。
また、ライナー部材21に第1の水冷機構21aが設けられているので、高温のシンターケーキSがライナー部材21に接触した場合であっても、ライナー部材21が軟化して変形してしまうことを抑制することができるとともに、第1の耐摩耗材の劣化を抑制できる。
更に、本体壁20の上端部(ライナー部材21)が著しく劣化した場合には、このライナー部材21を交換することが可能となるため、このクラッシングガイド10の使用寿命を大幅に向上させることができる。また、ライナー部材21が本体壁20に対して着脱自在なので、第1の水冷機構21aの内部にスケールや付着物が付着した場合であっても、ライナー部材21を本体壁20から取り外して第1の水冷機構21aの洗浄を容易に行うことができる。
更に、第1の給排水管21b、21cが本体壁20とガイド部材30との間を通ってクラッシングガイド10の下側に向けて延在しているので、シンターケーキSから発生した高温の細粒鉱が第1の給排水管21b、21cに衝突するおそれがなく、また、第1の給排水管21b、21cに保護用の肉盛りなどを設ける必要がなく、第1の給排水管21b、21cを保護できる。
また、台座フレーム部11の背面側に台座ストーンボックス12が設けられているので、台座フレーム部11の背面側の摩耗を抑制することができる。
例えば、本体壁にスリット部を設けたものとして説明したが、これに限定されることはなく、スリット部が形成されていなくてもよい。
さらに、縦壁を3つ設けたものとして説明したが、これに限定されることはなく、ガイド部の大きさを考慮して適宜設計変更してもよい。
また、縦壁のみでなく、本体壁の上端部に設けられたライナー部材を水冷構造としてもよい。
Claims (7)
- 焼結鉱を製造する焼結機に備えられ、焼結パレット台車から排鉱されたシンターケーキをクラッシャーへと案内するクラッシングガイドであって、
前記焼結パレット台車内に挿入される本体壁と、この本体壁から前記クラッシャー側に向けて延在し、前記焼結パレット台車から排鉱された前記シンターケーキを案内するガイド部と、
前記本体壁の頂部に着脱自在に取り付けられ、第1の耐摩耗材が配設されるとともに第1の水冷機構が備えられたライナー部材と、
前記第1の水冷機構に冷却水を給排水する第1の給排水管と、を有し、
前記第1の給排水管は、前記ライナー部材の下部に着脱自在に接続されており、前記ライナー部材から前記本体壁と前記ガイド部材との間を通って前記クラッシングガイドの下側に向けて延在していることを特徴とするクラッシングガイド。 - 前記ガイド部には、鉛直方向上方に向けて延在する複数の縦壁が、前記ガイド部の延在方向に間隔をあけて設けられ、これらの縦壁により、前記シンターケーキから発生した細粒鉱を収容するストーンボックスが画成されており、
前記複数の縦壁の上端部分には各々第2の耐摩耗材が配設され、前記の各竪壁のうち少なくとも一つに第2の水冷機構が設けられ、前記第2の水冷機構には、冷却水を給排水するための第2の給排水管が接続され、前記第2の給排水管は、前記縦壁から前記クラッシングガイドの下側に向けて前記本体壁と前記ガイド部材との間を通って延在していることを特徴とする請求項1に記載のクラッシングガイド。 - 前記第2の水冷機構を有する前記縦壁が前記ガイド部に対して着脱自在とされていることを特徴とする請求項2に記載のクラッシングガイド。
- 前記第1給排水管の排水管には、その一部に、前記第1の水冷機構よりも高い位置に配設された部分があり、当該部分に第1の通水確認用の弁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のクラッシングガイド。
- 前記第2給排水管の排水管には、その一部に、前記第2の水冷機構よりも高い位置に配設された部分があり、当該部分に第2の通水確認用の弁が設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載のクラッシングガイド。
- 前記ストーンボックスの内面に、耐摩耗材がライニングされていることを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項に記載のクラッシングガイド。
- 前記本体壁のうち前記クラッシャーとは反対側を向く背面に、前記シンターケーキから発生した細粒鉱を収容する背面ストーンボックスが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載のクラッシングガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010268581A JP5549935B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | クラッシングガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010268581A JP5549935B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | クラッシングガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012117120A JP2012117120A (ja) | 2012-06-21 |
JP5549935B2 true JP5549935B2 (ja) | 2014-07-16 |
Family
ID=46500307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010268581A Active JP5549935B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | クラッシングガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5549935B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06313680A (ja) * | 1993-04-27 | 1994-11-08 | Nippon Steel Corp | 焼結機の熱膨張追従型クラッシングガイド |
JPH072895U (ja) * | 1993-06-03 | 1995-01-17 | 住友金属工業株式会社 | 焼結機における水冷形クラッシデッキ |
JPH11108564A (ja) * | 1997-10-07 | 1999-04-23 | Nippon Steel Corp | 焼結機クラッシングガイド |
JP2011179752A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Nippon Steel Corp | 焼結機 |
JP5263200B2 (ja) * | 2010-03-01 | 2013-08-14 | 新日鐵住金株式会社 | クラッシングガイド |
-
2010
- 2010-12-01 JP JP2010268581A patent/JP5549935B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012117120A (ja) | 2012-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5696814B2 (ja) | ベルレス高炉への原料装入方法 | |
JP5410065B2 (ja) | 搬送用構造体 | |
JP5263200B2 (ja) | クラッシングガイド | |
JP5549935B2 (ja) | クラッシングガイド | |
CN202594170U (zh) | 一种物料转运漏斗 | |
JP2011179752A (ja) | 焼結機 | |
KR101611365B1 (ko) | 누풍 방지 실링플랩 | |
JP5797273B2 (ja) | 溶融金属を生産する方法、及び、溶融金属を生産する還元溶融炉 | |
CN210085491U (zh) | 一种箱型结构的漏斗装置 | |
CN105293042B (zh) | 导料漏斗和胶带运输导料系统 | |
JP5464807B2 (ja) | 焼結機パレットおよびグレートバー押え方法 | |
JP2009243833A (ja) | 粒状物の移送用シュート | |
CN102380443A (zh) | 立磨排铁结构 | |
CN205132488U (zh) | 导料漏斗和胶带运输导料系统 | |
JP5029085B2 (ja) | 高炉炉底部耐火物の保護方法 | |
KR101105910B1 (ko) | 스토퍼 | |
JP5263199B2 (ja) | 床敷鉱ホッパー及びそれを備えた焼結機 | |
CN202329181U (zh) | 球团鼓风环冷机给料斗导料装置 | |
CN215247348U (zh) | 物料溜槽 | |
KR101280384B1 (ko) | 슬래그 포트 내의 잔탕 회수방법 | |
JP3439687B2 (ja) | 焼結設備におけるパレット台車 | |
EP3894602B1 (en) | Method for protecting an inner wall of a shaft furnace | |
KR102305816B1 (ko) | 원료 공급장치 및 이의 제작방법 | |
JP2014201747A (ja) | ベルレス型高炉の炉頂バンカー | |
CN116101684A (zh) | 用于烧结球团矿溜槽的补充增强耐磨结构及使用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140508 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5549935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |