JP2011177828A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧を用いずにアンクランプ可能な強制アンクランプ手段有するクランプ装置を提供する。
【解決手段】クランプ装置Cは、クランプ本体1と、ワークピースの穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材2と、このグリップ部材2に係合したクランプロッド3と、このクランプロッド3をクランプ本体1に対して進退駆動する駆動手段4とを有し、駆動手段4は、クランプ本体1のシリンダ穴41に装着されたピストン部43と、このピストン部43をクランプ側へ付勢する1又は複数の圧縮バネ46と、ピストン部43をアンクランプ側へ付勢する流体圧が供給されるアンクランプ用油室47とを備え、クランプ本体1に対してクランプロッド3の軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材91を備え、アンクランプ用流体室47の油圧を用いずにネジ部材91を介してピストン部43を強制的にアンクランプ側へ押圧可能な強制アンクランプ手段8を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明はワークピースの穴の内周面をグリップして固定するクランプ装置に関し、グリップ部材を拡径駆動させる為の駆動手段のピストン部材を、アンクランプ側に強制的に移動させて、クランプ状態を解除するクランプ強制解除手段を備えたものである。
従来から、上記のようなワークピースの穴の内周面をグリップする種々のクランプ装置(所謂、ホールクランプ又はエキスパンションクランプ)が、実用に供されている。例えば、特許文献1,2に記載のクランプ装置では、クランプ本体、このクランプ本体の上部本体部材の挿通孔を上下に貫通し且つ複数段の歯が形成されたグリップ爪部を有するグリップ部材、このグリップ部材を拡径させる為のクランプロッド、クランプロッドをクランプ駆動する為の油圧シリンダ、グリップ部材の拡径の為にグリップ部材を圧縮バネの弾性力で支持するサポート機構などを備えている。
ところで、上記のクランプ装置は、油圧シリンダのクランプ側油室に供給される油圧によりクランプロッドがクランプ駆動されるように構成される油圧式クランプ装置であるが、この油圧力に代えて、1又は複数の圧縮バネの付勢力によりクランプ駆動されるバネ式クランプ装置も実用に供されている。このバネ式クランプ装置の駆動手段は、クランプロッドと連結されたピストン部材、上記の圧縮バネを収容するバネ収容室、アンクランプ用の油圧が供給されるアンクランプ用油室などを備えている。
また、上記の油圧式クランプ装置のサポート機構は、グリップ部材を拡径させる拡径駆動の際に圧縮バネによる弾性力でグリップ部材を支持するバネ式のものであるが、この圧縮バネの付勢力に代えて、油圧力でグリップ部材を支持する油圧式のサポート機構を備えたクランプ装置も実用に供されている。
一方、上記のクランプ装置において、グリップ部材とクランプロッドの上半部分は上部本体部材の挿通孔を挿通して上方へ延びる構造である。このため、前記挿通孔の内のグリップ部材及びクランプロッドの外周側の環状隙間から、切粉等の異物が内部へ侵入しないように、上記の環状隙間を塞ぐ可撓性のあるスクレーパをクランプ本体に設けたクランプ装置も公知である。
ドイツ特許第4020981号公報 特開平11−188551号公報
ところで、上記の油圧式及びバネ式クランプ装置では、グリップ部材のグリップ爪部はワークピースの穴の内周面に食いつき摩擦力により係合されるので、グリップ爪部が摩耗し易いという問題がある。このため、グリップ爪部が摩耗したときグリップ部材を交換する必要があるが、グリップ部材はクランプ本体の上部本体部材を貫通状に設けられている構造上、クランプ本体から上部本体部材を取り外さないと、グリップ部材を交換することができない。上記のようにクランプ本体内に油圧式のサポート機構を備えたクランプ装置もあるので、グリップ部材を交換する際は、油漏れを考慮してクランプ装置内の油圧は全て排出して作業することが望ましい。
しかし、バネ式クランプ装置の場合、油圧を排出すると圧縮バネの付勢力によりピストン部材がクランプ駆動されて、クランプ装置がクランプ状態になり、グリップ部材が拡径状態になってしまう。仮に、このクランプ状態でグリップ部材を交換しようとすると、グリップ部材の拡径駆動により、スクレーパの内周部が外径拡大側へ押圧されて環状隙間内で圧縮状態になってしまい、上部本体部材を強引に取り外そうとすると、上部本体部材がスクレーパに引っ掛かり損傷させてしまい、スクレーパの耐久性を著しく低下させてしまう虞がある。
このように、バネ式クランプ装置では、油圧を排出するとクランプ状態になってしまい、上部本体部材を容易に取り外すことができず、グリップ部材の交換が容易に行えない、
アンクランプ油室の油圧がバネ収容室にリークし、アンクランプ油室の油圧が立ち上がらない場合も同様に、クランプ解除不能になり、シール部材の交換等のクランプ装置の修理を行うことができなくなる。つまり、クランプ装置のメンテナンスに手間が掛かるという問題がある。
本発明の目的は、油圧を用いずに強制的にアンクランプ可能な強制アンクランプ手段を備えたクランプ装置を提供すること、グリップ部材の交換を容易に行えるクランプ装置を提供すること、などである。
請求項1のクランプ装置は、クランプ本体と、ワークピースの穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に係合したクランプロッドと、このクランプロッドをクランプ本体に対して進退駆動する駆動手段とを有するクランプ装置において、前記駆動手段は、前記クランプ本体のシリンダ穴に装着されたピストン部材と、このピストン部材をクランプ側へ付勢する1又は複数の圧縮バネと、前記ピストン部材をアンクランプ側へ付勢する流体圧が供給されるアンクランプ用流体室とを備え、前記クランプ本体に対してクランプロッドの軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材を備え、前記アンクランプ用流体室の流体圧を用いずに前記ネジ部材を介して前記ピストン部材を強制的にアンクランプ側へ押圧可能な強制アンクランプ手段を設けたことを特徴としている。
請求項2のクランプ装置は、請求項1の発明において、前記クランプ本体は、前記アンクランプ用流体室のピストン部材と反対側端部を塞ぐ底壁部材を備え、前記強制アンクランプ手段は、前記アンクランプ用流体室に連通状に前記底壁部材に形成され且つ着脱可能な栓部材により閉塞されたネジ孔を備え、前記底壁部材を外界に開放した状態で、前記ネジ部材をネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部を前記ピストン部材のピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したことを特徴としている。
請求項3のクランプ装置は、請求項1の発明において前記強制アンクランプ手段は、前記クランプ本体の外周部に形成された1対の係合部と、これら係合部に係合可能な1対の脚部を有する門形部材と、この門形部材の連結梁部に形成され前記ネジ部材を螺合可能なネジ孔とを備え、前記クランプ本体の外周部と前記アンクランプ用流体室及び前記ピストン部材のピストン部を外界に開放し且つ前記門形部材の1対の脚部の先端部を1対の係合部に係合させた状態で、前記ネジ部材を前記ネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部を前記ピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したことを特徴としている。
請求項4のクランプ装置は、請求項3の発明において、前記係合部は、環状溝又は1対の凹部からなることを特徴としている。
請求項5のクランプ装置は、請求項1の発明において、前記グリップ部材の拡径の為にグリップ部材を流体圧力で支持するサポート機構を備え、前記サポート機構は、前記グリップ部材の基端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたことを特徴としている。
請求項6のクランプ装置は、請求項1の発明において、前記グリップ部材の拡径の為にグリップ部材を流体圧力で支持するサポート機構を備え、前記サポート機構は、前記ピストン部材のロッド部に可動に外嵌された環状受圧部材と、この環状受圧部材で基端部が支持され且つ前記グリップ部材の基端を支持するサポート部材と、前記環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、強制アンクランプ手段により、アンクランプ用流体室の流体圧を用いずに、ネジ部材を介してピストン部を強制的にアンクランプ側へ押圧可能なので、クランプ状態のクランプ装置を、圧縮バネの付勢力に抗してクランプ解除することが出来る。従って、グリップ部材をクランプ本体から容易に取り外し交換することができるので、クランプ装置のメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項2の発明によれば、強制アンクランプ手段は、アンクランプ用流体室に連通状に底壁部材に形成され且つ栓部材を介して開閉可能なネジ孔を備え、底壁部材を外界に開放した状態で、ネジ部材をネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部をピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したので、ネジ部材の回動により、ピストン部をアンクランプ側へ移動させて、クランプ装置をアンクランプすることができる。
請求項3の発明によれば、強制アンクランプ手段は、クランプ本体の外周部に形成された1対の係合部と、これら係合部に係合可能な1対の脚部を有する門形部材と、この門形部材の連結梁部に形成されネジ部材を螺合可能なネジ孔とを備え、クランプ本体の外周部とアンクランプ用流体室及びピストン部を外界に開放し且つ門形部材の1対の脚部の先端部を1対の係合部に係合させた状態で、ネジ部材を前記ネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部をピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したので、ネジ部材の回動により、ピストン部をアンクランプ側へ移動させて、クランプ装置をアンクランプすることができる。
請求項4の発明によれば、係合部は、環状溝又は1対の凹部からなるので、この係合部をクランプ本体の外周部に容易に形成することができ、既存のクランプ装置に対して、この強制アンクランプ手段を容易に適用することができる。
請求項5の発明によれば、サポート機構は、グリップ部材の基端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたので、サポート機構の流体圧力でグリップ部材を支持することで確実に拡径させることができる。
請求項6の発明によれば、サポート機構は、ピストン部材のロッド部に可動に外嵌された環状受圧部材と、この環状受圧部材で基端部が支持され且つグリップ部材の基端を支持するサポート部材と、環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたので、サポート機構の流体圧力でグリップ部材を支持することで確実に拡径させることができる。
本発明の実施例1に係るクランプ装置の平面図である。 クランプ装置(アンクランプ状態)の断面図である。 クランプ装置(クランプ状態)の断面図である。 クランプ装置(強制アンクランプ状態)の断面図である。 実施例2に係るクランプ装置の平面図である。 クランプ装置(アンクランプ状態)の断面図である。 クランプ装置(クランプ状態)の断面図である。 クランプ装置(フルストローク状態)の断面図である。 クランプ装置(強制アンクランプ状態)の断面図である。 実施例3に係るクランプ装置(強制アンクランプ状態)の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、クランプ装置Cは、クランプ本体1と、グリップ部材2と、クランプロッド3と、このクランプロッド3をクランプ本体1に対して進退駆動する駆動手段4と、サポート機構7と、強制アンクランプ手段9などを有する。クランプ本体1は、上部本体部材11と下部本体部材12とで構成され、クランプ本体1が基部本体部材13の装着孔13aに挿入され組みつけられる。尚、基部本体部材13の装着孔13aは貫通状に形成されているが、特にこれに限定する必要はなく有底状に形成しても良い。
上部本体部材11は、平面視にてほぼ長方形の鋼製の部材である。この上部本体部材11は、4つのボルト孔14に挿入される4本のボルトで基部本体部材13に固定される。下部本体部材12はシリンダ穴41を形成する筒状部材であり、この下部本体部材12の上端部が上部本体部材11の下面側の凹部15に嵌合され、4本のボルト16により固定されている。
上部本体部材11の上端部の中心部分の挿通孔17を上下に貫通するようにグリップ部材2が配設されている。上部本体部材11の上面には、グリップ部材2を囲む環状の着座面18が形成され、ワークピースWをクランプした状態では、これら着座面18にワークピースWが着座している。環状の着座面18を除き、上部本体部材11の上面は、緩い傾斜角の部分円錐面に形成されている。
図2〜図4に示すように、グリップ部材2は、クランプロッド3と共に、クランプ本体1の上端部分の挿通孔17を挿通してワークピースWの穴に挿入され、穴の内周面をグリップ可能である。このグリップ部材2は、クランプロッド3を挿通させる為のロッド挿通孔21と、筒状のグリップ爪部22と、基端鍔部23とを有し、グリップ部材2はその半径を拡大・縮小可能(拡縮可能)に且つ分解可能にする為に、4つのスリットにより4等分に分割され、Oリング27で束ねられている。
グリップ部材2のグリップ爪部22の外周面には、ワークピースWに形成された穴の内周面をグリップし易くする2段の歯が形成されている。ロッド挿通孔21のうちのグリップ爪部対応部分は、クランプロッド3のテーパ軸部31が密着状に係合するテーパ孔部24に形成されている。
図1〜図4に示すように、上部本体部材11の挿通孔17には、スクレーパ26が装着され、このスクレーパ26は、グリップ部材2の外周側の環状隙間を塞ぎ切粉等の異物が内部に侵入するのを防ぐ。スクレーパ26は、グリップ部材2の外周面に摺接するゴムや合成樹脂などの弾性材料からなるものである。グリップ部材2の下部には、4分割されたグリップ部材2を縮径方向へ付勢するOリング27が装着されている。
グリップ部材2の基端鍔部23は、上部本体部材11の円形凹部29に収容され、円形凹部29の上壁部と環状受圧部材71の水平板部74との間に可動に挟着されている。グリップ部材2は、駆動手段4により環状受圧部材71と一体的に小距離だけ昇降可能であり、円形凹部29の外周部の環状隙間とスクレーパ26の弾性変形を介して、クランプ装置Cの軸心と直交する水平方向へ小距離だけ移動可能に装着されている。
クランプロッド3は、テーパ軸部31と小径ロッド部32と大径ロッド部33と大径鍔部34とを一体形成したものである。テーパ軸部31と小径ロッド部32とがグリップ部材2のロッド挿通孔21に挿通されている。テーパ軸部31は、上方程大径化するようにクランプロッド3の上端部分に形成され、このテーパ軸部31がグリップ部材2のテーパ孔部24に内嵌係合している。大径ロッド部33の外周の環状溝にOリング36が装着され、Oリング36は、大径ロッド部33と筒状ピストンロッド44の上端壁部との間に僅かに圧縮状態に装着されている。
次に、駆動手段4について説明する。
図2〜図4に示すように、駆動手段4は、クランプロッド3をクランプ本体1に対して上下方向へ進退駆動するものであり、圧縮バネの弾性力でクランプ駆動し、油圧シリンダの油圧力でクランプ解除駆動するものである。
駆動手段4は、下部本体部材12に形成された縦向きのシリンダ穴41と、このシリンダ穴41に装着されたピストン部材42と、このピストン部材42のピストン部43の上側に形成された環状のバネ収容室45と、このバネ収容室45に収容され且つピストン部材42をクランプ側へ強力に弾性付勢する圧縮バネ46と、ピストン部材42の下側に形成され且つピストン部材42をアンクランプ側(上方)へ付勢する油圧が供給されるアンクランプ用油室47(アンクランプ用流体室に相当する)とを備えている。尚、クランプ用の圧縮バネ46は矩形断面のバネ鋼線材で構成したものであるが、円形断面のバネ鋼線材で構成したものでも良い。
ピストン部材42は、ピストン部43と、このピストン部43から上方へ延びる筒状ピストンロッド44とを有する。筒状ピストンロッド44の中段部から下端にかけた全長の約2/3部分は、幾分大径の大径ロッド部51に形成され、この大径ロッド部51の外周側にバネ収容室45が形成されている。このバネ収容室45に1つの圧縮バネ46が圧縮状態に装着されてピストン部材42を下方へ付勢している。図2はアンクランプ状態を示し、このアンクランプ状態において大径ロッド部51の上端部が、下部本体部材12の係止部56で係止されている。大径ロッド部51の上方に連なるように小径ロッド部52が形成されている。
ピストン部材42のピストン部43は、底壁部材61で受け止められて下限位置になる。ピストン部43の外周部はシール部材43aで油密に封止されている。ピストン部材42には、上端部の小径孔53、筒状ピストンロッド44のほぼ全長にわたる中径孔54、下端部の大径孔55が形成されている。クランプロッド3の大径ロッド部51が小径孔53内に位置し、大径鍔部34が中径孔54内の上端に位置している。
ピストン部材42の中径孔54の大部分と大径孔55とに上下長の大きな油路形成部材57が装着され、この油路形成部材57がクランプロッド3の下端に当接している。油路形成部材57の下端部は、ストップリング58で抜け止めされている。油路形成部材57の外周部はシール部材57a〜57cで油密にシールされている。油路形成部材57の中段部は、上下端部よりも小径に形成され、ピストン部材42の中径孔54との間に、環状空間59を形成し、挿通孔59aを介してバネ収容室45に連通されている。油路形成部材57の下端部は、ピストン部43の一部を構成している。
筒状ピストンロッド44の上端部材と油路形成部材57の上端部との間に大径鍔部34が水平方向へ可動に装着されている。大径鍔部34の外周面と中径孔54の内周面との間には僅かな隙間がある。それ故、クランプロッド3は、ピストン部材42と一体的に昇降移動し、クランプロッド3はグリップ部材2と共にピストン部材42に対して相対的にクランプ装置Cの軸心と直交する水平方向へ小距離だけ移動可能である。
クランプ本体1の下部本体部材12は、アンクランプ用油室47のピストン部材42と反対側端部を塞ぐ底壁部材61を備えている。底壁部材61の外周部は、シール部材61aで油密に封止され、ストップリング62で抜け止めされ、回転規制ピン63で回転規制されている。底壁部材61の中央部には、後述するネジ孔64と、栓部材66の頭部を収容する頭部収容孔65が形成されている。このネジ孔64と頭部収容孔65には、栓部材66が着脱可能に螺合されてネジ孔64を閉塞している。頭部収容孔65は、シール部材65aで油密に封止されている。
アンクランプ用油室47は、シリンダ穴41とピストン部43と底壁部材61とで形成され、下部本体部材12に形成された油路67と基部本体部材13に形成された油路68を介して、油圧供給源(図示略)に接続されている。下部本体部材12の外周部には、複数のシール部材で12a〜12c油密に封止されている。下部本体部材12の上部の内周部には、複数のシール部材12d,12eで油密に封止されている。
次に、サポート機構7について説明する。
図2〜図4に示すように、サポート機構7は、グリップ部材2の拡径の為にグリップ部材2を油圧力で支持するものである。サポート機構7は、グリップ部材2の基端(下端)を支持する環状受圧部材71と、この環状受圧部材71の環状ピストン部73の基端(下端)に油圧を作用させる環状のサポート油室72(サポート流体室)を備えている。環状受圧部材71は、環状ピストン部73と、この環状ピストン部73の上端に連なる水平板部74とを有し、水平板部74の上面にグリップ部材2の基端鍔部23が載置支持されている。
上部本体部材11には、筒状シリンダ穴75の上端に連なる収容穴76が形成されている。この収容穴76の深さは水平板部74の上端から係止鍔部73aの下端までの厚さよりも僅かに大きい。環状ピストン部73の下半部は、下部本体部材12と筒状ピストンロッド44とで形成された筒状シリンダ穴75に上下方向に摺動自在に装着され、環状ピストン部73の上半部と水平板部74は、収容穴76に上下方向に可動に装着されている。環状ピストン部73の内周側はシール部材73bで封止され、外周側はシール部材12dで封止されている。水平板部74の中心部の円形穴77に、クランプロッド3が遊嵌状に挿通し、環状ピストン部73の外周部には、環状ピストン部73よりも僅かに大径の係止鍔部73aが形成されている。
筒状シリンダ穴75の下端部に、環状ピストン部73の下端に上方向きに油圧を受圧させるサポート油室72が形成されている。サポート油室72は、筒状ピストンロッド44の小径ロッド部52の油路81と、油路形成部材57内の絞り油路82と油路83とを介してアンクランプ用油室47に接続されている。サポート油室72には、アンクランプ状態のときにアンクランプ用油室47から油圧が供給され、クランプ動作開始から所定微小時間かけてサポート油室72の油圧が絞り油路82を介して排出されドレン圧になる。
絞り油路82は、クランプ動作開始後、サポート油室72からの油圧の排出を遅延させ、グリップ部材2の拡径後にサポート機構7の油圧力の全部を解除するように機能する。尚、クランプ動作開始後、サポート力の漸減に応じてクランプ力が徐々に増大していき、前記の所定微小時間をかけて最大クランプ力になる。ワークピースWに対する機械加工開始までには最大クランプ力になる。
ワークピースWの下面が着座面18に密着したことを検出する着座センサが設けられている。図1に示すように、この着座センサは、着座面18に開口された加圧エア噴出孔84、この加圧エア噴出孔84に連通するように上部本体部材11や下部本体部材12内に形成されたエア通路85、このエア通路85に連結された加圧エア供給源(図示略)と、エア通路85の加圧エアの圧力が設定圧以上に昇圧したことを検出する圧力スイッチ(図示略)などで構成されている。また、グリップ部材2、クランプロッド3、着座面18等をエアブローにてクリーニングする為のクリーニング用通路87も上部本体部材11内に設けられている。
次に、強制アンクランプ手段9について説明する。
図4に示すように、強制アンクランプ手段9は、クランプ装置Cを強制的にクランプ解除する為のものである。強制アンクランプ手段9は、アンクランプ用油室47に連通状に底壁部材61に形成され且つ着脱可能な栓部材66により閉塞されたネジ孔64と、クランプ本体1に対してクランプロッド3の軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材91とを備えている。
クランプ本体1を基部本体部材13から取り外し、底壁部材61から着脱可能な栓部材66を取り外した状態において、ネジ部材91は、ネジ孔64に挿入螺合され、その先端部(上端部)が、ピストン部43(油路形成部材57)に当接される。ネジ部材91の基端部(下端部)には、ネジ部材91を回動可能な操作部92が一体的に設けられている。この操作部92の回動により、ネジ部材91はクランプロッド3の軸心方向に進退駆動される。尚、操作部92をネジ部材91の基端部に設ける代わりに、工具をネジ部材91に連結してネジ部材91を回動駆動するようにしても良い。
このように、強制アンクランプ手段9は、クランプ本体1を基部本体部材13から取り外し、底壁部材61から着脱可能な栓部材66を取り外して、底壁部材61を外界に開放した状態で、アンクランプ用油室47の油圧を用いずに、ネジ部材91をネジ孔64に螺合し且つネジ部材91の先端部をピストン部43に当接させ、このネジ部材91を介してピストン部43を強制的にアンクランプ側へ押圧可能に構成されている。
次に、本発明のクランプ装置Cの作用について説明する。
クランプ装置Cにより、ワークピースWをクランプする場合、最初にアンクランプ用油室47に油圧を供給し、ピストン部43に上方向きの油圧力を作用させる。すると、バネ収容室45内の圧縮バネ46の付勢力に抗して、図2に示すように、クランプロッド3とグリップ部材2とピストン部材42と環状受圧部材71が上昇して上限位置になる。次に、ワークピースWを搬入して、ワークピースWの穴にグリップ部材2とクランプロッド3を挿入し、ワークピースWを着座面18で支持する。
次に、アンクランプ用油室47から油圧を排出して、ピストン部材42に下方向きの圧縮バネ46の弾性力を作用させる。すると、環状受圧部材71はサポート油室72の油圧を受圧して前記の上限位置を保持し、グリップ部材2も上限位置を保持するが、ピストン部材42は下方向きの付勢力により下方へ駆動されるため、クランプロッド3がグリップ部材2に対して相対的に下方へ移動する。
その結果、クランプロッド3のテーパ軸部31によりグリップ部材2のグリップ爪部22が拡径駆動されて、ワークピースWの穴の内周面に食いついて係合状態になり、グリップ部材2は、クランプロッド3と相対移動不能になる。その状態から、図3に示すように、サポート油室72から油圧が排出されてサポート機構7の油圧力が解除され、ピストン部材42とグリップ部材2とクランプロッド3と環状受圧部材71は一体的に下方へ小距離(例えば、0.2mm)だけ駆動され、ワークピースWが着座面18に強く押圧されたクランプ状態になる。
ここで、図4に示すように、クランプ装置Cのクランプ状態を強制的に解除させる場合、最初に、アンクランプ用油室47とサポート油室72の油を排出するクランプ本体1を基部本体部材13の装着孔13aから取り外して、底壁部材61を外界に開放した状態にする。尚、基部本体部材13の装着孔13aは貫通状に形成されているので、クランプ本体1を基部本体部材13から取り外さずに、クランプ装置Cのクランプ状態を強制的に解除することも可能である。
次に、底壁部材61の栓部材66を取り外し、ネジ部材91の先端部をネジ孔64に挿入して、ネジ部材91をネジ孔64に螺合する。そして、操作部92を回動してネジ部材91をクランプ本体1内へ締め付け駆動すると、ネジ部材91の先端部がピストン部43(油路形成部材57)の下端面に当接する。
さらに、ネジ部材91を締め付け駆動すると、ネジ部材91がピストン部43を上方(アンクランプ側)へ押圧して、クランプロッド3と環状受圧部材71がピストン部材42の上端部に押し上げられ上方へ移動する、その結果、グリップ部材2が縮径し、クランプ装置Cのクランプ状態を解除することができる。その後、グリップ部材2を交換する場合は、上部本体部材11を下部本体部材12から取り外し、4分割体のグリップ部材2を分解して取り外し、新たなグリップ部材2と交換する。
次に、本発明のクランプ装置Cの効果について説明する。
強制アンクランプ手段9により、アンクランプ用油室47の油圧を用いずに、ネジ部材91を介してピストン部43を強制的にアンクランプ側へ押圧可能なので、クランプ状態のクランプ装置Cを、圧縮バネ46の付勢力に抗してクランプ解除することが出来る。従って、グリップ部材2をクランプ本体1から容易に取り外し交換することができるので、クランプ装置Cのメンテナンスを容易に行うことができる。
強制アンクランプ手段9は、アンクランプ用油室47に連通状に底壁部材61に形成され且つ栓部材66を介して開閉可能なネジ孔64を備え、底壁部材61を外界に開放した状態で、ネジ部材91をネジ孔64に螺合し且つネジ部材91の先端部をピストン部43に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したので、ネジ部材91の回動により、ピストン部43をアンクランプ側へ移動させて、クランプ装置Cをアンクランプすることができる。
サポート機構7は、グリップ部材2の基端を支持する環状受圧部材71と、この環状受圧部材71の環状ピストン部73の基端に油圧を作用させるサポート油室72を備えたので、サポート機構7の油圧力でグリップ部材2を支持することで確実に拡径させることができる。
次に、実施例2のクランプ装置CAについて図5〜図8に基づいて説明する。但し、実施例1と同様の構成要素には同様の符号を付して説明を省略し、主に異なる構成について説明する。
図5〜図8に示すように、クランプ装置CAは、クランプ本体101と、グリップ部材102と、クランプロッド103と、このクランプロッド103を進退駆動する駆動手段104と、サポート機構106と、強制アンクランプ手段109とを備えている。クランプ本体101は、上部本体部材111と下部本体部材112とで構成され、クランプ本体101が基部本体部材113に組みつけられる。
上部本体部材111は、平面視にてほぼ正方形の構成の部材である。この上部本体部材111は、4つのボルト孔114に挿入される4本のボルト114で基部本体部材113に固定される。下部本体部材112はシリンダ穴141を形成する筒状部材であり、この下部本体部材112の上端部が上部本体部材111の下面側の凹部115に嵌合され、4本のボルト116により固定されている。クランプ本体101の上半部の中心部に上方へ突出する円筒状の本体筒部120が設けられている。
図5〜図8に示すように、グリップ部材102は、本体筒部120の上端部の中心部分の挿通孔117を上下に貫通している。本体筒部120の上面には、グリップ部材102を囲む4つの円弧状の着座面118が形成され、これら着座面118にワークピースWを着座させた状態で、ワークピースWをクランプすることができる。本体筒部120の上面には、加圧エアのエアブローが流れる4つの凹溝119が十文字状に形成されている。
グリップ部材102は、ロッド挿通孔121と、グリップ爪部122と、基端鍔部123とを備えているが、グリップ爪部122の外周面に3段の歯が形成されている以外は、前記実施例1と同様のものであるので、詳細な説明は省略する。
本体筒部120の上端の挿通孔117にはグリップ部材102の外周側の環状隙間を塞ぐスクレーパ126が装着されている。このスクレーパ126は、異物の侵入を防止する機能と、アンクランプ状態のときグリップ部材102とクランプロッド103の軸心がクランプ装置CAの軸心と一致するようにセンタリングする機能とを得る為のものである。グリップ部材102の下部には4つの分割体を束ねて縮径方向へ付勢するOリング127が装着されている。
グリップ部材102の基端筒部は、本体筒部120の円形凹部129に収容され、基端鍔部123の外周側には隙間が形成されている。グリップ部材102の基端鍔部123は、円形凹部129の上壁部とサポート部材162の水平板部172との間に水平方向へ可動に挟着され、サポート部材162で支持されている。グリップ部材102は、サポート部材162及び環状受圧部材161と一体的に昇降可能であると共に、円形凹部129の外周部の環状隙間とスクレーパ126の弾性変形を介して、クランプ装置CAの軸心と直交する水平方向へ移動可能に装着されている。
クランプロッド103は、テーパ軸部131と、このテーパ軸部131の下端に連なる小径ロッド部132と、この小径ロッド部132の下端に連なるT形係合部133とを一体形成したものであるが、前記実施例1の大径ロッド部33と大径鍔部34の代わりにT形係合部133が形成されている以外は、前記実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、駆動手段104について説明する。
図5〜図8に示すように、駆動手段104は、クランプロッド103をクランプ本体101に対して進退駆動するものであり、圧縮バネ146の弾性力でクランプ駆動し、油圧シリンダの油圧力でクランプ解除駆動するものである。
駆動手段104は、縦向きのシリンダ穴141と、このシリンダ穴141に装着されたピストン部材142と、このピストン部材142のピストン部143の上側に形成された環状のバネ収容室145と、このバネ収容室145に収容され且つピストン部材142をクランプ側へ強力に弾性付勢する6つの圧縮バネ146と、ピストン部材142の下側に形成され且つピストン部143をアンクランプ側へ付勢する油圧が供給されるアンクランプ用油室147(アンクランプ用流体室)とを備えている。クランプ用の圧縮バネ146は円形断面のバネ鋼線材で構成したものである。
ピストン部材142は、ピストン部143と、このピストン部143から上方へ本体筒部120内まで延びるロッド部144を有する。ピストン部143の外周部は、シール部材143aで油密に封止されている。ロッド部144は、大径ロッド部150と、この大径ロッド部150の上方に延びる中径ロッド部151と、この中径ロッド部151の上方に延びる小径ロッド部152と、この小径ロッド部152の上方に延びるネジ軸部153とを有し、このネジ軸部153には、逆T形のT溝155が形成されたT溝形成部材154が螺合されている。
このT溝形成部材154のT溝155には、クランプロッド103のT形係合部133が水平方向側方から係合されている。T溝形成部材154の外径は、小径ロッド部152の外径よりも僅かに大きく形成され、T溝形成部材154の下端には、環状受圧部材161の後述する薄肉スリーブ166の上端で係止される被係止部156が形成されている。T形係合部133とT溝形成部材154の間には、僅かな隙間が形成されている。このため、クランプロッド103は、T溝形成部材154に対して相対的に水平方向へ上記の隙間の分だけ移動可能である。
バネ収容室145は、大径ロッド部150と中径ロッド部151の外周側に形成されている。このバネ収容室145には、周方向等間隔に配置された6つの圧縮バネ146が圧縮状態に装着されてピストン部143を下方へ付勢している。圧縮バネ146の上端部は、下部本体部材112に形成された6つの収容穴157に収容されて、収容穴157の上壁に夫々受け止められている。図6はアンクランプ状態を示し、このアンクランプ状態において、ピストン部材142が上限位置にある場合は、大径ロッド部150の上端部150aが、下部本体部材112の係止部169で係止され、中径ロッド部151の上端部151aが、環状受圧部材161の下端部に受け止められる。尚、バネ収容室145は、エア通路158a〜158cを介して加圧エア供給源(図示略)に接続され、圧縮バネ146の付勢力ではクランプ力が不足する場合は、バネ収容室145に加圧エアが供給可能である。
アンクランプ用油室147は、ピストン部材142の下側に、下部本体部材112と基部本体部材113とで形成されている。アンクランプ用油室147は、基部本体部材113に形成された油路159を介して、油圧供給源(図示略)に接続されている。
次に、サポート機構106について説明する。
図6〜図8に示すように、サポート機構106は、グリップ部材102の拡径の為にグリップ部材102を油圧力で支持するものである。サポート機構106は、ピストン部材142の小径ロッド部152に可動に外嵌された環状受圧部材161と、この環状受圧部材161で基端部が支持され且つグリップ部材102の基端を支持するサポート部材162と、環状受圧部材161の環状ピストン部164の基端に油圧を作用させるサポート油室163(サポート流体室)を備えている。
環状受圧部材161は、環状ピストン部164と、環状ピストン部164の上端部の係止鍔部165と、環状ピストン部164の上端の内周部から上方へ所定長さ延びる薄肉スリーブ166とで構成されている。環状ピストン部164は、小径ロッド部152に摺動自在に外嵌され且つ下部本体部材112の円筒穴167に摺動自在に内嵌されている。環状ピストン部164の内周部はシール部材164aで油密に封止され、外周部はシール部材164bで油密に封止されている。
環状受圧部材161の係止鍔部165は、上部本体部材111と下部本体部材112とで形成された収容穴168に上下方向の昇降可能に装着されている。係止鍔部165を収容穴168の下端壁で係止することで環状受圧部材161の下限位置が規定され、係止鍔部165を収容穴168の上端壁で係止することで環状受圧部材161の上下位置が規定される。
サポート部材162は、薄肉スリーブ166と小径ロッド部152に外嵌された薄肉筒部171と、この薄肉筒部171の上端の水平板部172とで構成されている。クランプロッド103は水平板部172の円形穴173を貫通しているが、この円形穴173は、クランプロッド103を通過可能な大きさに形成されている。サポート部材162の上端の水平板部172がグリップ部材102の基端鍔部123の下面に当接して支持し、薄肉筒部171の下端は環状受圧部材161の上端に当接して支持され、サポート部材162は環状受圧部材161と一体的に昇降する。
環状受圧部材161の下端は、サポート油室163に臨んでその油圧を受圧する。サポート油室163は、ロッド部144の絞り油路174と油路175とを介してアンクランプ用油室147に接続されている。アンクランプ状態のときにアンクランプ用油室147から油圧が供給され、クランプ動作開始から所定微小時間かけてサポート油室163の油室が絞り油路174を介して排出されドレン圧になる。この絞り油路174の機能は、前記実施例1と同様である。
環状受圧部材161が上限位置及び下限位置にある状態を検出する作動確認機構180が設けられている。この作動確認機構180は、収容穴168の下端壁に係止鍔部165に対向状に開口されたエア噴出孔と、エア噴出孔を開閉可能な弁部材と、このエア噴出孔に加圧エアを供給するエア通路181と、このエア通路181内のエア圧の高低を検出する圧力スイッチ(図示略)などを有する。これ以外にも、図示は省略するが、加圧エアを利用した着座検出手段や着座面をエアブローするエアブロー手段なども設けられている。
次に、強制アンクランプ手段109について説明する。
図9に示すように、強制アンクランプ手段109は、クランプ装置CAを強制的にクランプ解除する為のものである。強制アンクランプ手段109は、1対の係合部191と、これら係合部191に係合可能な1対の脚部194を有する門形部材193と、この門形部材193の連結梁部195の中心部に形成されネジ部材197を螺合可能なネジ孔196と、クランプ本体101に対してクランプロッド103の軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材197とを備えている。
1対の係合部191は、クランプ本体101の外周部に浅溝状に形成された1対の凹部からなる。門形部材193は、1対の脚部194と、この1対の脚部194の下端部同士を連結する連結梁部195から構成され、1対の脚部194の上端部(連結梁部195とは反対側端部)には、1対の係合部191に係合可能な1対の爪部194aがクランプ装置CA側に向けて突出状に形成されている。1対の脚部194の下端部には、この1対の脚部194が相接近・相離隔可能に連結梁部195に連結され夫々固定されている。このため、1対の脚部194間は、クランプ装置CAのクランプ本体101のサイズに合わせて調整可能である。尚、本実施例では、係合部191は、1対の凹部からなるように形成されているが、この構成に限定する必要はなく環状溝に形成しても良い。
ネジ部材197は、連結梁部195の中央部に形成されたネジ孔196に螺合され、その先端部(上端部)が、ピストン部材142のピストン部143の下端面に受け止められる。ネジ部材197の基端部(下端部)には、ネジ部材197を回動可能な操作部198が設けられている。この操作部198の回動により、ネジ部材197は軸心方向に進退駆動される。尚、操作部198をネジ部材197の基端部に設ける代わりに、工具をネジ部材197に連結してネジ部材197を回動するようにしても良い。
このように、強制アンクランプ手段109は、クランプ本体101を基部本体部材113から取り外し、クランプ本体101の外周部とアンクランプ用油室147及びピストン部143を外界に開放し且つ門形部材193の1対の脚部194の先端部を1対の係合部191に係合させた状態で、1対の脚部194を1対の係合部191に係合して、アンクランプ用油室147の油圧を用いずに、ネジ部材197をネジ孔196に螺合し且つネジ部材197の先端部をピストン部143に当接させて、このネジ部材197を介してピストン部143を強制的にアンクランプ側へ押圧可能なように構成されているものである。
次に、本発明のクランプ装置CAの作用について説明する。
クランプ装置CAにより、ワークピースWをクランプする場合、最初にアンクランプ用油室147に油圧を供給する。すると、バネ収容室145の複数の圧縮バネ146の付勢力に抗して、図6に示すように、クランプロッド103とグリップ部材102とピストン部材142と環状受圧部材161とサポート部材162が上昇して上限位置になる。次に、ワークピースWを搬入して、ワークピースWの穴にグリップ部材102とクランプロッド103を挿入し、ワークピースWを着座面で支持する。
次に、アンクランプ用油室147から油圧を排出して、ピストン部材142に下方向きの圧縮バネ146の弾性力を作用させる。すると、環状受圧部材161はサポート油室163の油圧を受圧して前記の上限位置を保持し、サポート部材162とグリップ部材102も上限位置を保持するが、ピストン部材142は下方向きの付勢力により下方へ駆動されるため、クランプロッド103がグリップ部材102に対して下方へ移動する。
その結果、クランプロッド103のテーパ軸部131によりグリップ部材102のグリップ爪部122が拡径駆動されて、ワークピースWの穴の内周面に食いついて係合状態(グリップ状態)になり、グリップ部材102は、クランプロッド103と相対移動不能になる。その状態から、図7に示すように、サポート油室163からの油圧の排出の遅延によりサポート機構106の油圧力が解除され、ピストン部材142とグリップ部材102とクランプロッド103と環状受圧部材161とサポート部材162は一体的に下方へ小距離(例えば、0.2mm)だけ駆動され、ワークピースWが着座面に強く押圧されたクランプ状態になる。
ワークピースWをセットしない状態でのクランプ装置CAのフルストローク状態では、ピストン部材142には下方向きの圧縮バネ146の付勢力が作用し、図8に示すように、ピストン部材142と環状受圧部材161とサポート部材162とグリップ部材102とクランプロッド103は下限位置に移動して、環状受圧部材161は下部本体部材112に当接し、T溝形成部材154が薄肉スリーブ166で下方から受け止められ、環状ピストン部164は下部本体部材112に当接し、クランプロッド103のテーパ軸部131によりグリップ部材102のグリップ爪部122が径方向外側へ最大限拡径駆動される。
図8に示すように、クランプ装置CAのクランプ状態を強制的に解除する場合、先ずは、アンクランプ用油室147とサポート油室163の油を排出して取り出し、クランプ本体101を基部本体部材113に固定しているボルト部材を取り外して、クランプ本体101の外周部とアンクランプ用油室147及びピストン部143を外界に開放した状態にする。次に、門形部材193の1対の脚部194の先端部を1対の係合部191に係合させた状態にして、ネジ部材197をネジ孔196に挿入して、ネジ部材197をネジ孔196に螺合する。そして、操作部198を回動してネジ部材197をクランプ本体101側へ締め付け駆動すると、ネジ部材197の先端部がピストン部143の下端面に当接する。尚、最初からネジ部材197をネジ孔196に螺合した状態で、1対の脚部194を1対の係合部191に係合するようにしても良い。
さらに、ネジ部材197を締め付け駆動すると、ネジ部材197がピストン部143を上方(アンクランプ側)へ押圧して、クランプロッド103と環状受圧部材161が上方へ移動する。その結果、グリップ部材102が縮径し、クランプ装置CAのクランプ状態を解除することができる。この後、グリップ部材102を交換する場合は、上部本体部材111を下部本体部材112から取り外し、4分割体のグリップ部材102を分解して取り外し、新たなグリップ部材102と交換する。尚、本実施例では、ネジ部材197がピストン部143を上方へ押圧する際に、中径ロッド部151の上端部151aが環状受圧部材161を押し上げるように構成しているが、環状受圧部材161を押し上げずに、T溝形成部材154の上端で薄肉筒部171を押し上げるように構成しても良い。
次に、本発明のクランプ装置CAの効果について説明する。
強制アンクランプ手段108により、アンクランプ用油室147の油圧を用いずに、ネジ部材197を介してピストン部143を強制的にアンクランプ側へ押圧可能なので、クランプ状態のクランプ装置CAを、圧縮バネ146の付勢力に抗してクランプ解除することが出来る。従って、グリップ部材102をクランプ本体101から容易に取り外し交換することができるので、クランプ装置CAのメンテナンスを容易に行うことができる。
強制アンクランプ手段109は、クランプ本体101の外周部に形成された1対の係合部191と、これら係合部191に係合可能な1対の脚部194を有する門形部材193と、この門形部材193の連結梁部195に形成されネジ部材197を螺合可能なネジ孔196とを備え、クランプ本体101の外周部とアンクランプ用油室147及びピストン部143を外界に開放し且つ門形部材193の1対の脚部194の先端部を1対の係合部191に係合させた状態で、ネジ部材197を前記ネジ孔196に螺合し且つネジ部材197の先端部をピストン部143に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したので、ネジ部材197の回動により、ピストン部143をアンクランプ側へ移動させ、クランプ装置CAをアンクランプすることができる。
係合部191は、環状溝又は1対の凹部からなるので、この係合部191をクランプ本体101の外周部に容易に形成することができ、既存のクランプ装置CAに対して、この強制アンクランプ手段109を容易に適用することができる。
サポート機構106は、ピストン部材142のロッド部に可動に外嵌された環状受圧部材161と、この環状受圧部材161で基端部が支持され且つグリップ部材102の基端を支持するサポート部材162と、環状受圧部材161の環状ピストン部164の基端に油圧を作用させるサポート油室163を備えたので、サポート機構106の油圧力でグリップ部材102を支持することで確実に拡径させることができる。
次に、実施例3のクランプ装置CBについて図10に基づいて説明する。但し、実施例2と同様の構成要素には同様の符号を付して説明を省略し、主に異なる構成について説明する。
図10に示すように、クランプ装置CBは、クランプ本体101Bと、グリップ部材102と、クランプロッド103と、このクランプロッド103を進退駆動する駆動手段104と、サポート機構106と、強制アンクランプ手段209とを備えている。クランプ本体101Bは、上部本体部材111と下部本体部材112Bとで構成され、クランプ本体101Bが基部本体部材113Bに組みつけられる。
クランプ本体101Bの下部本体部材112Bは、前記実施例2の下部本体部材112の1対の係合部191を省略した以外は、下部本体部材112と同様の構成である。基部本体部材113Bは、その裏面側からアンクランプ用油室147に連なるネジ孔210が形成され、油路159の形状が変更されている以外は、前記実施例2の基部本体部材113と同様の構成である。
次に、強制アンクランプ手段209について説明する。
図10に示すように、強制アンクラプ手段209は、クランプ装置CBを強制的にクランプ解除する為のものである。強制アンクランプ手段209は、アンクランプ用油室147に連通状に基部本体部材113Bに形成され且つ着脱可能な栓部材(図示略)により閉塞されたネジ孔210と、クランプ本体101Bに対してクランプロッド103の軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材211とを備えている。
基部本体部材113Bから着脱可能な栓部材を取り外した状態において、ネジ部材211は、ネジ孔210に挿入螺合され、その先端部が、ピストン部材143に当接される。ネジ部材211の基端部には、ネジ部材211を回動可能な操作部212が一体的に設けられている。この操作部212の回動により、ネジ部材211はクランプロッド103の軸心方向に進退駆動される。尚、操作部212をネジ部材211の基端部に設ける代わりに、工具をネジ部材211に連結してネジ部材211を回動駆動するようにしても良い。
クランプ装置CBのクランプ状態を強制的に解除させる場合、最初に、アンクランプ用油室147とサポート油室163の油を排出する。次に、基部本体部材113Bの栓部材を取り外し、ネジ部材211の先端部をネジ孔210に挿入して、ネジ部材211をネジ孔210に螺合する。そして、操作部212を回動してネジ部材211をクランプ本体1内へ締め付け駆動すると、ネジ部材211の先端部がピストン部143の下端面に当接する。
さらに、ネジ部材211を締め付け駆動すると、ネジ部材211がピストン部143を上方(アンクランプ側)へ押圧して、クランプロッド103と環状受圧部材161が上方へ移動する、その結果、グリップ部材102が縮径し、クランプ装置CBのクランプ状態を解除することができる。その後、グリップ部材102を交換する場合は、上部本体部材111を下部本体部材112Bと基部本体部材113Bから取り外し、4分割体のグリップ部材2を分解して取り外し、新たなグリップ部材102と交換する。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
[1]前記実施例1〜3では、ネジ部材91,197,211をクランプ本体1,101に連結する連結手段は、底壁部材61のネジ孔64、門形部材193のネジ孔196や基部本体部材113Bのネジ孔210を介しているが、特にこれらに限定する必要はなく、他の連結手段を用いてネジ部材をクランプ本体に連結するようにしても良い。
[2]前記実施例1〜3のクランプ装置C〜CBの全体構成はほんの一例に過ぎず、圧縮バネでクランプ駆動され且つ油圧でアンクランプ駆動されるクランプ装置を構成するのであれば、他の構成のものであっても良い。
[3]前記実施例1〜3のクランプ装置C〜CBでは、ピストン部材42、142をアンクランプ駆動するために油圧力を用いているが、これに限定する必要はなく、アンクランプ用油室47,147に代えてアンクランプ用流体室を設け、加圧エア等の流体圧を用いてピストン部材42、142をアンクランプ駆動するように構成しても良い。また、バネ収容室145側に圧力流体を入れ、圧縮バネ146の弾性力と圧力流体の流体圧力を併用してクランプ力を出す構成にしても良い。
[4]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例の種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
本発明は、機械加工に供するためのワークピースの穴に挿入したグリップ部材のグリップ爪部をクランプロッドで拡径させることにより穴の内周面にグリップさせてクランプするようにしたクランプ装置(所謂、ホールクランプ又はエキスパンションクランプ)を提供するものである。
C,CA,CB クランプ装置
W ワークピース
1,101,101B クランプ本体
2,102 グリップ部材
3,103 クランプロッド
4,104 駆動手段
7,106 サポート機構
9,109,209 強制アンクランプ手段
41,141 シリンダ穴
42,142 ピストン部材
43,143 ピストン部
45,145 バネ収容室
46,146 圧縮バネ
47,147 アンクランプ用油室(アンクランプ用流体室)
61 底壁部材
64,196,210 ネジ孔
66 栓部材
71,161 環状受圧部材
72,163 サポート油室
73,164 環状ピストン部
91,197,211 ネジ部材
191 係合部
193 門形部材
194 脚部
195 連結梁部

Claims (6)

  1. クランプ本体と、ワークピースの穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に係合したクランプロッドと、このクランプロッドをクランプ本体に対して進退駆動する駆動手段とを有するクランプ装置において、
    前記駆動手段は、前記クランプ本体のシリンダ穴に装着されたピストン部材と、このピストン部材をクランプ側へ付勢する1又は複数の圧縮バネと、前記ピストン部材をアンクランプ側へ付勢する流体圧が供給されるアンクランプ用流体室とを備え、
    前記クランプ本体に対してクランプロッドの軸心方向へ進退駆動可能なネジ部材を備え、前記アンクランプ用流体室の流体圧を用いずに前記ネジ部材を介して前記ピストン部材を強制的にアンクランプ側へ押圧可能な強制アンクランプ手段を設けたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記クランプ本体は、前記アンクランプ用流体室のピストン部材と反対側端部を塞ぐ底壁部材を備え、
    前記強制アンクランプ手段は、前記アンクランプ用流体室に連通状に前記底壁部材に形成され且つ着脱可能な栓部材により閉塞されたネジ孔を備え、前記底壁部材を外界に開放した状態で、前記ネジ部材をネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部を前記ピストン部材のピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記強制アンクランプ手段は、前記クランプ本体の外周部に形成された1対の係合部と、これら係合部に係合可能な1対の脚部を有する門形部材と、この門形部材の連結梁部に形成され前記ネジ部材を螺合可能なネジ孔とを備え、
    前記クランプ本体の外周部と前記アンクランプ用流体室及び前記ピストン部材のピストン部を外界に開放し且つ前記門形部材の1対の脚部の先端部を1対の係合部に係合させた状態で、前記ネジ部材を前記ネジ孔に螺合し且つネジ部材の先端部を前記ピストン部に当接させてアンクランプ側へ押圧するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  4. 前記係合部は、環状溝又は1対の凹部からなることを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記グリップ部材の拡径の為にグリップ部材を流体圧力で支持するサポート機構を備え、
    前記サポート機構は、前記グリップ部材の基端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  6. 前記グリップ部材の拡径の為にグリップ部材を流体圧力で支持するサポート機構を備え、
    前記サポート機構は、前記ピストン部材のロッド部に可動に外嵌された環状受圧部材と、この環状受圧部材で基端部が支持され且つ前記グリップ部材の基端を支持するサポート部材と、前記環状受圧部材の環状ピストン部の基端に流体圧を作用させるサポート流体室を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
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