JP2011177404A - 遊技台 - Google Patents
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Abstract
【課題】強度を維持しつつ軽量化を実現した遊技キャビネットを提供する。
【解決手段】上部キャビネット701を木製合板で形成し、下部キャビネット702を金属板で形成する。両キャビネットは、上部キャビネット701に設けられた手前側溝部705及び奥側穴部706に、下部キャビネット702に設けられた手前側連結金具703及び奥側連結金具704を係合させ、奥側にスライドさせることで一体化する。
【選択図】図4
【解決手段】上部キャビネット701を木製合板で形成し、下部キャビネット702を金属板で形成する。両キャビネットは、上部キャビネット701に設けられた手前側溝部705及び奥側穴部706に、下部キャビネット702に設けられた手前側連結金具703及び奥側連結金具704を係合させ、奥側にスライドさせることで一体化する。
【選択図】図4
Description
本発明は、スロットマシン、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。
従来、スロットマシンなどの遊技台は、内部にリールユニットや制御装置、メダルの払出装置などを収納した筐体部に、ストップボタンやスタートレバーなどの操作手段、ランプやスピーカなどの演出装置を備えた前面扉をヒンジ部を介して蝶着している。一般的に筐体部は、木製合板を箱型に形成して構成されるが、加工がしやすい反面、劣化、破損等も生じやすく、特に筐体下部は、入れ替えや輸送等での損傷が激しかった。そこで、筐体部を金属で形成した板金製筐体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記文献の発明は、強度的に不必要な部分まで金属が使用されているので重量が大きくなり、更には、湿度の高い環境下で使用した場合、筐体内部に湿気が溜まりやすく、リール部等筐体内部に結露が生じてしまう問題があった。
本発明は、以上の問題に鑑み、筐体の強度を維持しつつも軽量化を図り、また結露も発生しづらい遊技台を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、複数種類の絵柄を施した複数のリールを備え、ゲーム開始の操作により前記リールを回転させると共に、制御部の内部抽選により予め定められた複数の入賞役の内いずれかに当選したか否かを判定し、該判定に基づく前記リールの停止態様が特定の停止態様となった場合に、前記入賞役に対応する所定の数の遊技媒体を払い出す遊技機であって、遊技装置を収容する収容枠を備え、前記収容枠は、上部収容枠と、下部収容枠と、前記上部収容枠および下部収容枠を互いに分離可能な連結機構と、を備え、前記上部収容枠は、上部天板と、該上部天板の両端に設けられた上部側板と、該上部側板の後方部を閉鎖するように配設した上部背板と、で少なくとも構成され、前記下部収容枠は、下部天板と、該下部天板の両端に設けられた下部側板と、該下部側板の後方部を閉鎖するように配設した下部背板と、で少なくとも構成されると共に、前記上部収容枠は木製部材又は樹脂部材で形成され、前記下部収容枠は金属製部材で形成されることを特徴とする。
以上のように、本発明では、筐体の強度を保ちつつも軽量化が実現でき、また結露が発生しづらい遊技台を実現できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面を用いて詳細に説明する。図1は、一般的なスロットマシン100の斜視図である。
図1に示すスロットマシン100は、筐体101と、筐体101の正面に取付けられ、筐体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。筐体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして有効として設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダル受け皿161が設けられている。
音孔143はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
図2は、前面扉を開けた状態のスロットマシン100を示す正面図である。筐体101は、上部天板261、左側の側面板260、右側の側面板260、下部底板264および背面板242で囲われ、前面に開口する箱体である。筐体101の内部には、背面板242の上部に設けた通風口249と重ならない位置に、内部に主制御基板を収納した主制御基板収納ケース210が配置され、この主制御基板収納ケース210の下方に、3つのリール110乃至112が配置されている。主制御基板収納ケース210及びリール110乃至112の側方、即ち向って左側の側面板260には、内部に副制御基板を収納した副制御基板収納ケース220が配設してある。また、向かって右側の側面板260には、主制御基板に接続されて、スロットマシン100の情報を外部装置に出力する外部集中端子板248が取り付けられている。
そして、下部底板264には、メダル払出装置180(バケットに溜まったメダルを払出す装置)が配設され、このメダル払出装置180の上方、即ちリール110乃至112の下方には、電源基板を有する電源装置252が配設され、電源装置252正面には電源スイッチ244を配設している。電源装置252は、スロットマシン100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して後述する主制御部300、第1副制御部400等の各制御部、各装置に供給する。さらには、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
メダル払出装置180の右側には、メダル補助収納庫240が配設してあり、この背後にはオーバーフロー端子が配設されている(図示省略)。電源装置252には、電源コード265を接続する電源コード接続部が設けられ、ここに接続された電源コード265が、筐体101の背面板242に開設した電源コード用穴262を通して外部に延出している。
前面扉102は、筐体101の左側の側面板260にヒンジ装置276を介して蝶着され、図柄表示窓113の上部には、演出装置160、および、この演出装置160を制御する演出制御基板(図示省略)、上部スピーカ272、を設けている。図柄表示窓113の下部には、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ170、このメダルセレクタ170が不正なメダル等をメダル受皿161に落下させる際にメダルが通過する通路266等を設けている。さらに、音孔143に対応する位置には低音スピーカ277を設けている。また図柄表示窓の下方には、各種演出装置への配線を中継する中継端子板279が設けられている。
次に図3を用いて、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路339を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路339から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、電圧を監視する電圧監視回路330と、WDT313(ウォッチドッグタイマー)が設けられている。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。なお、上述したリセット検知用センサ284及び扉開放用検知センサ285もこのセンサ回路320で監視される。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、ベットボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322を設けており、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324を設けており、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326を設けており、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。
第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406が設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)を設けている。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、演出画像表示装置157や各種演出用駆動装置165の制御を行う。第2副制御部500は、例えば、演出画像表示装置157の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置165の制御を行う制御部とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。第2副制御部は、演出画像表示装置157の表示制御を行ったり、演出用の駆動装置165を制御したりする。
次に、図4を用いて、本実施形態における筐体101の構成を説明する。
図4(a)は、筐体101の斜視図である。本実施形態では、筐体101を、上部キャビネット701と下部キャビネット702で構成している。上部キャビネット701は、主に木製合板で形成されているので比較的軽量であり、木材であるので吸湿機能をも備えている。下部キャビネット702は金属板で形成しており、輸送時に乱暴に床に置かれたりしても破損が生じることがない。図4(b)に示すように、上部キャビネット701は、上部天板730と、左右に上部側板731と、上部背板732と、上部底板709によって箱形状に形成され、また下部キャビネット702は、下部天板710と、左右に下部側板741と、下部背板742と、下部底板740によって箱形状に形成されている。両キャビネットは、上部キャビネット701の下部底板709と、下部キャビネット702の上部天板710が接する状態で一体化される。組み付け方法としては、上部キャビネット701を下部キャビネット702より若干手前側(遊技者側)に引いた(ずらした)状態で重ね合わせると、下部キャビネット702手前側に2箇所設けられた手前側連結金具703が、上部キャビネット701手前側に2箇所設けられた手前側溝部705内に入り、また、下部キャビネット702奥側に2箇所設けられた奥側連結金具704が、上部キャビネット701奥側に2箇所設けられた奥側穴部706内に入った状態となる。そしてこの状態から上部キャビネット701を奥側にスライドさせると、手前側連結金具703と手前側溝部705、及び奥側金具704と奥側穴部706が組みつけられた状態となり、取手部713に手を差し込んで上方向に持ち上げたとしても、両キャビネットは分離せず、一体化された状態を保つ。
次に、上部キャビネット701及び下部キャビネット702の組み付け部分の詳細を、図5を用いて説明する。
図5(a)は、上述した、上部キャビネット701を下部キャビネット702より若干手前側に引いた状態で重ね合わせた状態を示す図である。つまり、上部キャビネット701の手前側端面Aと、下部キャビネット702の手前側端面Bがズレた状態である。この状態では、手前側溝部705に設けられた手前側カギ部714と、手前側連結金具704に設けられた係合凹部707が干渉せず、上部底板709と下部天板710が接した状態で保たれる。この状態から、上部キャビネット701を奥側にスライドさせると、図5(b)に示すように、手前側溝部705のカギ部714が、手前側連結金具704の係合凹部707と係合した状態となり、上部キャビネット701の手前側端面Aと、下部キャビネット702の手前側端面Bが面一となる。そして、この状態を断面でみると、図5(c)に示すように、上部キャビネット701に設けられた手前側溝部705、及び下部キャビネット702に設けられた手前側連結金具707のコの字部分が互いに組み合わさった状態となっている。そして後述する連結フレーム715によって、上部底板709と下部天板710が固定される。
同様に、筐体101の奥側では、図5(d)に示すように、図5(a)における上部キャビネット701の手前側端面Aと、下部キャビネット702の手前側端面Bがズレた状態では、奥側連結金具704と、奥側穴部706に設けられた係合凸部708が互いに干渉しない位置C側にある。この状態から上部キャビネット701を奥側にスライドさせると、図5(e)に示すように、奥側連結金具704と、奥側穴部706の係合凸部708(図示せず)と係合し、位置D側に移動した状態となる。そして、この状態を断面でみると、図5(f)に示すように、上部底板709に設けられた奥側カギ部708と、下部天板710に設けられた奥側連結金具704が、互いに組み合わさった状態となる。
そしてまだこの状態では、両キャビネットが互いに前後方向に動くと、連結部分が外れて分離してしまうので、図6に示すように、リール収納ケース713と共に、コの字形状に形成された連結フレーム715でもって上部底板709及び下部天板710を挟み込み、ネジ714にて固定する。さらには、図7に示すように、筐体101の左側面には、図2に示すヒンジ装置276のヒンジベース部711をネジなどで固着し、また図8に示すように、筐体101右側面には、図2に示す施錠装置280の施錠ベース部712をネジなどで固着すると、上部キャビネット701と下部キャビネット702は前後(手前と奥)方向に動かなくなるので、筐体101が前後左右に移動したとしても両キャビネットが分離することはない。
そして図9に示すように、各遊技台に共通して使用できる払出装置180や電源装置252は、下部キャビネット702内に収納し、機種毎にその内容が異なる主制御基板収納ケース210やリールユニット900は上部キャビネット701内に収納して、それぞれのキャビネットを組み付けることで、下部キャビネット702はリサイクル使用し、上部キャビネット701のみ交換するようにすれば、コストダウンや遊技台の入れ替え作業の軽減化が可能となる。
また、図10に示すように、従来の金属製キャビネットでは、筐体101内に溜まった湿気などが、リール110乃至112等に結露715として付着してしまう問題があったが、上部キャビネット701を木製キャビネットとしたので、木材が筐体101内部の湿気を吸収することで、筐体101内部に結露715が発生することがない。
以上のように、本発明に係る遊技台は、複数種類の絵柄を施した複数のリールを備え、ゲーム開始の操作により前記リールを回転させると共に、制御部の内部抽選により予め定められた複数の入賞役の内いずれかに当選したか否かを判定し、該判定に基づく前記リールの停止態様が特定の停止態様となった場合に、前記入賞役に対応する所定の数の遊技媒体を払い出す遊技機であって、遊技装置を収容する収容枠を備え、該収容枠は、上部収容枠と、下部収容枠と、前記上部収容枠および下部収容枠を互いに分離可能な連結機構と、を備え、前記上部収容枠は、上部天板と、該上部天板の両端に設けられた上部側板と、該上部側板の後方部を閉鎖するように配設した上部背板と、で少なくとも構成され、前記下部収容枠は、下部天板と、該下部天板の両端に設けられた下部側板と、該下部側板の後方部を閉鎖するように配設した下部背板と、で少なくとも構成されると共に、前記上部収容枠は木製部材又は樹脂部材で形成され、前記下部収容枠は金属製部材で形成されることを特徴とする。
上述した実施形態では、主に木製合板で形成された箱型の上部キャビネット701と、金属板で構成された箱型の下部キャビネット702を、所定方向にスライドさせることで一体化する連結金具や、金具をはめ込む溝部や穴部をそれぞれのキャビネットに設けることで両キャビネットを固定し、更には、既存のヒンジ装置276や施錠装置280による固定をも利用して、強固な固着を実現した。またそれぞれのキャビネットは、異なる材料で形成され、上部キャビネット701は主に木材で、また下部キャビネット702は金属板でもって構成した。
よって、木材が持つ軽量、吸湿効果といった機能と、金属がもつ堅牢性を同時に実現することが可能な筐体を提供できる。
ここで、木製部材または樹脂部材とは、主だった部分を木材で構成して、軽量化や吸湿効果を実現できればよいので、一部に樹脂部材やガラス部材、ゴム部材など他の部材を使用したキャビネットも本発明に含まれる。同様に金属製部材も、堅牢性を維持できれば、他の部材が一部に利用されていても本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
また、本発明の別の態様では、更に、前記遊技装置は、前記各リールと前記各リールを回転させるモータで構成されるリールユニットを含み、前記リールユニットは、前記上部収容枠に囲まれる領域に配設されることを特徴とした。
上述した実施形態では、各遊技台に共通して使用できる払出装置180や電源装置252は、下部キャビネット702内に収納し、機種毎にその内容が異なる主制御基板収納ケース210やリールユニット900は上部キャビネット701内に収納するように構成した。
よって、新機種開発は上部キャビネット701に収納される遊技装置に関する部分のみ行えば、下部キャビネット702に収納される遊技装置はそのまま流用可能であるので、開発コストの削減や、効率的なリサイクルが可能となる。
また、本発明の別の態様では、更に、前記連結機構は、所定方向の移動のみ許す仮連結機構と、前記仮連結機構の所定方向の移動を許さない本連結機構と、を備えることを特徴とした。
上述した実施形態では、手前側連結金具703と手前側溝部705、及び奥側連結金具704と奥側孔部706によって仮に固定された後、連結フレーム715やヒンジベース部711、施錠ベース部712などによって、外部から力が加わっても分離することなく固定される。
よって、両キャビネットを固着する際に、既存の遊技部品をも利用して強固な固着を実現しているので、部品点数の少ない効率のよい固定が実現できる。
また、本発明の別の態様では、更に、前記上部収容枠は、下方向開口部を閉鎖するように配設した上部底板を有し、前記下部収容枠は、上方向開口部を閉鎖するように配設した下部天板を有し、前記連結機構は、前記上部底板の所定の箇所に、前記上部収容枠の開口方向に向けて所定の長さで配設された摺動部と、前記下部天板の所定の箇所に、略コの字状の前記摺動部を受ける被摺動部とを備えることを特徴とした。
上述した実施形態では、上部キャビネット701に設けられた手前側溝部705と、下部キャビネット702に設けられたコの字計上の手前側連結金具703を設け、キャビネット手前側から奥側に向けて摺動して組み付けられる構成とした。
よって、下部キャビネット702上に上部キャビネット701を乗せ、奥側にスライドさせるだけで、両キャビネットが連結されるので、簡便に組み付け作業を行うことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明は、スロットマシン、パチンコ機等に代表される遊技台に適用することが可能である。
100・・・スロットマシン
101・・・本体
701・・・上部キャビネット
702・・・下部キャビネット
703・・・手前側連結金具
704・・・奥側連結金具
705・・・手前側溝部
706・・・奥側穴部
101・・・本体
701・・・上部キャビネット
702・・・下部キャビネット
703・・・手前側連結金具
704・・・奥側連結金具
705・・・手前側溝部
706・・・奥側穴部
Claims (4)
- 複数種類の絵柄を施した複数のリールを備え、ゲーム開始の操作により前記リールを回転させると共に、制御部の内部抽選により予め定められた複数の入賞役の内いずれかに当選したか否かを判定し、該判定に基づく前記リールの停止態様が特定の停止態様となった場合に、前記入賞役に対応する所定の数の遊技媒体を払い出す遊技機であって、
遊技装置を収容する収容枠を備え、
該収容枠は、
上部収容枠と、下部収容枠と、前記上部収容枠および下部収容枠を互いに分離可能な連結機構と、
を備え、
前記上部収容枠は、上部天板と、該上部天板の両端に設けられた上部側板と、該上部側板の後方部を閉鎖するように配設した上部背板と、
で少なくとも構成され、
前記下部収容枠は、
下部天板と、該下部天板の両端に設けられた下部側板と、該下部側板の後方部を閉鎖するように配設した下部背板と、
で少なくとも構成されると共に、
前記上部収容枠は木製部材又は樹脂部材で形成され、前記下部収容枠は金属製部材で形成されることを特徴とする遊技台。 - 前記遊技装置は、前記各リールと前記各リールを回転させるモータで構成されるリールユニットを含み、
前記リールユニットは、前記上部収容枠に囲まれる領域に配設されることを特徴とする請求項1記載の遊技台。 - 前記連結機構は、所定方向の移動のみ許す仮連結機構と、前記仮連結機構の所定方向の移動を許さない本連結機構と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。 - 前記上部収容枠は、下方向開口部を閉鎖するように配設した上部底板を有し、
前記下部収容枠は、上方向開口部を閉鎖するように配設した下部天板を有し、
前記仮連結機構は、
前記上部底板の所定の箇所に、前記上部収容枠の開口方向に向けて所定の長さで配設された摺動部と、前記下部天板の所定の箇所に、略コの字状の前記摺動部を受ける被摺動部と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項記載の遊技機。
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2010
- 2010-03-03 JP JP2010046230A patent/JP2011177404A/ja active Pending
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