JP2011176450A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】演算量を従来よりも削減し、なおかつ高精度に伝送路推定を行う受信装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる受信装置は、伝送路利得を算出するレプリカ乗算部63と、伝送路パラメータを生成する伝送路パラメータ推定部64と、特定の伝送路状態における伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および情報が示す各伝送路推定値を重み付けするための重み付け係数が登録されたテーブル、を1つ以上保持し、入力された伝送路パラメータに対応するテーブルを出力するテーブル管理手段(テーブル選択部65および重み付けテーブル部66)と、レプリカ乗算部63で算出された伝送路利得と、テーブル管理手段から出力されたテーブルと、に基づいて信号位置それぞれにおける伝送路推定値を算出する伝送路推定部67と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、分散パイロットを用いたマルチキャリア通信の受信装置に関する。
分散パイロットを用いたマルチキャリア通信において、分散パイロットから理論上最適に伝送路を推定する方法として、二次元Wiener Filteringを用いる方法が提案されている(非特許文献1参照)。
この方法では、まず、伝送路の遅延広がりで重み付けした周波数方向(サブキャリア数)の距離と、ドップラ周波数で重み付けした時間方向(シンボル)の距離とで表される二次元平面上で、伝送路推定値を求めたいサブキャリアシンボル成分から距離が近い順にパイロット成分をN個選択する。そして、このN個のパイロット成分における伝送路推定値(パイロット信号は送受信機の間で既知であるため、受信信号をFFT(Fast Fourier Transform)し、パイロット成分を送信シンボルで除算することにより伝送路推定値は得られる)、前記伝送路推定値を求めたいサブキャリアシンボルと上記N個のパイロット成分の距離(上述した二次元平面上における距離)、および信号対雑音電力比から得られる相関行列と、伝送路利得の真値と伝送路推定値の二乗誤差が最小となるように算出されたN×1の重み付け係数ベクトルとの積和演算により、所望の伝送路推定値を得ている。
また、分散パイロットを用いたマルチキャリア通信における従来の伝送路推定手法として、受信信号から伝送路の遅延広がり及びドップラ周波数を推定する手段を持ち、この推定手段によって推定された伝送路の遅延広がり及びドップラ周波数から、受信信号に含まれる分散パイロット成分の間に位置するデータ成分の伝送路推定値を内挿補間する方法を決定し、決定した内挿補間方法を用いて伝送路推定を行う方式が提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2009−260604号公報
Peter Hoeher, Stefan Kaiser, Patrick Robertson,"Two-Dimensional Pilot-Symbol-Aided Channel Estimation by Wiener Filtering," in Proc. IEEE ICASSP '97, pp.1845-1848, April 1997.
上記非特許文献1で開示されている伝送路推定技術では、全サブキャリアシンボル成分に対して理論上最適な重み付け係数ベクトルを算出するために逆行列演算を必要とするので、H/W上で実装するのは困難であるという問題があった。
また、上記特許文献1では、内挿補間方法を決定する手段を有し、この手段により決定した方法にて伝送路推定を行う移動局装置が開示されているが、推定精度と演算量の関係ついては記載はない。すなわち、伝送路推定処理の演算量の削減については考慮されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、演算量を従来よりも削減し、なおかつ高精度に伝送路推定を行う受信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、所定数のシンボルからなるフレームごとにパイロット信号が周期的に配置されたマルチキャリア信号の受信装置であって、パイロット信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカの複素共役をフレーム内の各受信パイロット信号にそれぞれ乗算し、時間および周波数により示されるパイロット信号位置それぞれにおける伝送路利得を算出する伝送路利得算出手段と、受信信号に基づいて、伝送路状態を示す1つ以上の伝送路パラメータを生成するパラメータ生成手段と、パイロット信号が配置されていない位置それぞれについての、特定の伝送路状態における伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および当該情報が示す各伝送路推定値を重み付けするための重み付け係数が登録されたテーブル、を1つ以上保持し、前記パラメータ生成手段から伝送路パラメータが入力された場合には、当該伝送路パラメータが示す伝送路状態に対応するテーブルを出力するテーブル管理手段と、前記伝送路利得算出手段で算出された伝送路利得と、前記テーブル管理手段から出力されたテーブルと、に基づいて信号位置それぞれにおける伝送路推定値を算出する伝送路推定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、伝送路推定を積和演算のみで行うことが可能となり、演算量を削減できる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる受信装置の実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の周波数領域処理部の構成例を示す図である。 図3は、OFDM信号のフレーム構成の一例を示す図である。 図4は、重み付けテーブル部が保持しておく重み付け係数テーブルを説明するための図である。 図5は、実施の形態2の周波数領域処理部の構成例を示す図である。 図6は、実施の形態3の通信システムの構成例を示す図である。 図7は、実施の形態3において複数の漏洩同軸ケーブルと複数の受信アンテナを用いて、空間多重を行う例を示す図である。
以下に、本発明にかかる受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態においては、一例として、分散パイロットを用いたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信の受信装置を説明する。
図1は、本発明にかかる受信装置の実施の形態1の構成例を示す図である。本実施の形態の受信装置は、マルチキャリア信号を受信するアンテナ1と、アンテナ1で受信されたRF(Radio Frequency)信号S11をベースバンドアナログ信号S21に変換するアナログ部2と、入力されたベースバンドアナログ信号S21をバースバンドデジタル信号S31に変換するAD変換部3と、バースバンドデジタル信号S31からGI(Guard Interval)を除去する時間領域処理部4と、時間領域処理部4から出力されたGI除去時間信号S41を周波数信号S51に変換するFFT部5と、周波数信号S51に対して後述する信号処理を実行して復調軟判定ビット系列S61を生成する周波数領域処理部6と、復調軟判定ビット系列S61に対して誤り訂正処理を実行して復号ビット系列S71を生成する誤り訂正復号部7と、を備える。
このような構成の受信装置において、周波数領域処理部6は、特徴的な処理を実行することにより、従来よりも少ない演算量で高精度に伝送路を推定する。
図2は、周波数領域処理部6の構成例を示す図である。図示したように、周波数領域処理部6は、パイロット分離部61、レプリカ生成部62、レプリカ乗算部63、伝送路パラメータ推定部64、テーブル選択部65、重み付けテーブル部66、伝送路推定部67、伝送路等化部68およびデマッピング部69を備える。
パイロット分離部61は、FFT部5から入力された周波数信号S51をデータシンボル成分(データ信号S611)とパイロットシンボル成分(パイロット信号S612)に分離する。
レプリカ生成部62は、パイロットシンボル成分のレプリカを生成し、レプリカ乗算部63(伝送路利得算出手段に相当)は、このレプリカ(信号S621)をパイロット信号S612へ乗算してパイロット成分の伝送路利得S631を生成する。
伝送路パラメータ推定部64(パラメータ生成手段に相当)は、周波数信号S51に基づいて、推定伝送路パラメータS641を生成する。
テーブル選択部65は、推定伝送路パラメータS641に基づいて、テーブル選択信号S651を生成する。
重み付けテーブル部66は、1つ以上の重み付け係数テーブルを保持しており、テーブル選択信号S651に基づいて、保持しているテーブルの中の1つを選択し、それをテーブル値S661として出力する。なお、重み付けテーブル部66はテーブル選択部65とともに、テーブル管理手段を構成する。
伝送路推定部67は、パイロット成分の伝送路利得S631と、テーブル値S661とに基づいて伝送路推定を行い、推定結果を伝送路推定値S671として出力する。
伝送路等化部68は、伝送路推定値S671およびデータ信号S611に基づいて、等化後のデータ信号S681を生成する。
デマッピング部69は、等化後のデータ信号S681をデマッピングして復調軟判定ビット系列S61を生成する。
ここで、重み付けテーブル部66の詳細について説明する。重み付けテーブル部66は、T種類(Tは1以上の整数)の重み付け係数テーブル66−t(0≦t≦T−1)からなる。
また、各重み付け係数テーブル66−tには、16シンボル,32サブキャリアの計512個全ての成分(k,l)(0≦k≦31,0≦l≦15)について、以下の2種類の値(AおよびB)が、推定に用いるパイロット数M個分(0≦M≦31)が記載されている。推定に用いるパイロット数Mが大きいほど推定精度が高くなるが、それに伴って演算量は大きくなる。便宜上、本実施の形態では、M=4として説明を行う。
A:伝送路推定に使用するパイロットシンボルの座標(K,L)
(K,Lはパイロットシンボルが挿入されている場所のいずれかの座標)
B:伝送路推定に使用するAのパイロットシンボルの重み(Aに対応するパイロットシンボルの重み)
上記Aの選択方法、および上記Bの算出方法は、先に示した非特許文献1に以下の通り記載されている。
<Aの選択方法>
サブキャリア方向,OFDMシンボル方向の2次元平面上で、伝送路を推定したい(k,l)成分に最も「近い」パイロットから順番に、所定数(M個)のパイロットを選択する。ここで言う「近い」とは、パイロットシンボルの座標を(K,L)、シンボルレート正規化ドップラ周波数fd、シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間dsとした場合に、次式(1)で示される距離dが小さいことを指す。
d={(K-k)*fd}2+{(L-l)*ds}2 …(1)
fdが小さいほど時間(シンボル)方向の相関が大きく、dsが小さいほど周波数(サブキャリア)方向の相関が大きい。式(1)に従って使用するパイロットを選択するということは、(k,l)成分の伝送路推定値をより精度良く推定するために、(k,l)成分と相関の大きいパイロット成分を選択するということを意味する。
<Bの算出方法>
(k,l)成分の推定に用いるM個(本実施の形態では4個)のパイロットに対する最適な重み付け係数ベクトルw(k,l)は、使用する4個のパイロットシンボル同士の自己相関行列Φ、および推定を行う(k,l)成分と4個のパイロットの相互相関ベクトルθ(k,l)により次式(2)で表される。なお、「T」は転置を示す。
T(k,l)=θT(k,l)Φ-1 …(2)
ここで、伝送路を広義定常であると仮定すると、伝送路推定値を求めたい(k,l)成分と、<Aの選択方法>で式(1)に従って選択されたパイロット(Km,Lm)(0≦m≦3)との相互相関値θ(k-Km,l-Lm)、及び(Km,Lm)とそれ自身を含む4個のパイロット(Km',Lm')(0≦m'≦3)との相関ベクトルΦ(Km-Km',Lm-Lm')は、信号対雑音電力比snを用いて式(3),式(4)のように表される。また、使用する全パイロット同士の相関行列Φは、Φ(Km-Km',Lm-Lm')を用いて式(5)のように表される。
θ(k-Km,l-Lm)=sinc(2π*fd*(k-Km))*sinc(2π*ds*(l-Lm)) …(3)
Φ(Km-Km',Lm-Lm')=δ(Km-Km',Lm-Lm')/sn+θ(Km-Km',Lm-Lm') …(4)
Φ=(Φ(K0-Km',L0-Lm'),Φ(K1-Km',L1-Lm'),Φ(K2-Km',L2-Lm'),Φ(K3-Km',L3-Lm'))…(5)
以上が非特許文献1に記載されているAの選択方法及びBの算出方法であるが、背景技術の項で説明したように、Bの算出方法では、全ての(k,l)成分について、式(2)のwT(k,l)を算出するため、式(5)に示すΦの逆行列を算出していた。
ここで、式(1),式(3)〜式(5)に着目すると、d,θ,Φともに、算出に必要な値は、伝送路推定値を求めたい(k,l)成分と使用するパイロットの位置関係、および伝送路パラメータのみに依存し、受信した信号には依存しない。また、(k,l)成分とその伝送路推定で使用するパイロットの位置関係はフレーム内のパイロットの座標配置を決定すれば、式(1)より伝送路パラメータのみに依存して定まるため、伝送路パラメータのみを決定すれば式(2)のw(k,l)は一意に定まる。
通信システムにより、伝送路パラメータの変動範囲はある程度絞られるため、少数の重み付け係数テーブルで伝送路の状態に応じて最適に近い伝送路推定を行うことが可能となる。
つづいて、本実施の形態の受信装置の詳細動作について、図面を参照しながら説明する。まず、この受信装置が想定する条件について示す。
図3は、本実施の形態の受信装置が復調するOFDM信号のフレーム構成の一例を示す図である。図3において、白塗りの四角形(□)および黒塗りの四角形は、1サブキャリアシンボル成分を表しており、横方向はサブキャリア,縦方向はシンボルを表している。1フレームは32サブキャリア,16シンボルの構成とし、□はデータシンボル成分を表し,残りはパイロットシンボル成分を表す。
パイロットシンボル成分は、送信側および受信側双方において既知のビット系列をBPSK(Binary Phase-Shift Keying)変調したものであり、図3に示した構成例では、1フレームに32個含まれる。
データシンボル成分は、受信側において既知でないビット系列を送信側で256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調したシンボルとし、1フレーム内にパイロットシンボル32個を除いた480個含まれる。
また、遅延波による干渉対策として、OFDM信号1シンボルにつきGIが4サンプル付加されているものとする。
また、本実施の形態では、重み付けテーブル部66が保持しておく重み付け係数テーブルを、図4に示したような、8つの伝送路状態にそれぞれ対応させた8種類(テーブル#0〜#7)とする。すなわち、重み付けテーブル部66は、1フレーム内に配置されるパイロットシンボルそれぞれに対応する複数の重み付け係数が記載されたテーブルを8種類保持しており、各テーブルに含まれる重み付け係数は、伝送路状態に応じた値となっている。たとえばテーブル#0は、fd(シンボルレート正規化ドップラ周波数)とds(シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間)が小さく、なおかつsn(信号対雑音電力比)が大きい状態の伝送路推定で使用する重み付け係数がテーブル化されたものである。
各テーブルには、フレーム内の各(k,l)成分(データシンボルが配置される480個の成分)とその伝送路推定に使用されるM個(本実施の形態では4個)のパイロットの組み合わせそれぞれに対する重み付け係数が含まれる。すなわち、1テーブルあたり480×M個のレコード(対応付けられた情報の列)が含まれ、1つのレコードには、処理対象(伝送路推定対象)の成分の識別情報(たとえば座標(k,l))と、その成分における伝送路推定で使用する4個のパイロットシンボルの識別情報(たとえば座標)と、これら4個の各パイロットシンボルにそれぞれ対応する4つの重み付け係数が含まれる。
次に、図1〜図4に基づいて、受信装置の詳細動作を説明する。
本実施の形態の受信装置において、受信アンテナ1は、図示を省略した送信機から送信された信号(図3に示したフレーム構成を持つOFDM信号)を受信し、受信信号S11としてアナログ部2に入力させる。アナログ部2は、入力された受信信号S11をダウンコンバートしてベースバンドアナログ信号S21に変換し、AD変換部3へ出力する。ここで、アナログ部2は、LNA(Low Noise Amplifier)、アナログLPF(Low Pass Filter)、AGC(Automatic Gain Control)およびAFC(Automatic Frequency Control)のいずれか一つ以上を含んでも良い。
AD変換部3は、入力されたベースバンドアナログ信号S21のサンプリングを行ってベースバンドディジタル受信信号S31に変換し、時間領域処理部4へ出力する。
時間領域処理部4は、入力されたベースバンドディジタル受信信号S31からGIを除去してGI除去時間信号S41に変換し、FFT部5へ出力する。なお、時間領域処理部4は、入力されたベースバンドディジタル受信信号S31からGIを除去する前に、相関処理を実施してシンボル同期をとる処理およびフレーム同期をとる処理のいずれか一つ以上を含んでも良い。
FFT部5は、入力されたGI除去時間信号S41を32サンプルごとにシリアル/パラレル変換して32ポイントFFTを実行する。また、FFTを実行して得られた周波数信号を32ポイントごとにパラレル/シリアル変換し、その結果得られた信号を周波数信号S51として周波数領域処理部6へ出力する。
周波数領域処理部6(図2参照)において、FFT部5から入力された周波数信号S51は、パイロット分離部61および伝送路パラメータ推定部64へ入力される。
周波数領域処理部6のパイロット分離部61は、入力された周波数信号S51をデータ成分(図3の□で示した成分に相当)とパイロット成分に分離し、データ成分は受信データ信号S611として伝送路等化部68へ出力し、また、パイロット成分は受信パイロット信号S612としてレプリカ乗算部63へ出力する。
レプリカ生成部62は、既知系列をBPSK変調することにより、受信パイロット信号S612に対応するレプリカ信号S621を生成する。また、レプリカ信号S621をレプリカ乗算部63へ出力する。
レプリカ乗算部63は、パイロット分離部61から入力された受信パイロット信号S612に対し、レプリカ生成部62から入力されたレプリカ信号S621の複素共役を乗算してパイロット伝送路利得S631を算出する。また、パイロット伝送路利得S631を伝送路推定部67へ出力する。
伝送路パラメータ推定部64は、入力された周波数信号S51に基づいて、伝送路の状態を示す推定伝送路パラメータS641を生成し、テーブル選択部65へ出力する。ここで、推定伝送路パラメータS641は、たとえば、シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd),シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds),信号対雑音電力比(sn)とする。ただし、これらのfd,ds,snの中のいずれか1つまたは2つとしてもよい。また、本実施の形態では伝送路パラメータ推定部64への入力信号を周波数信号S51としているが、この限りではなく、上述したベースバンドディジタル受信信号S31、GI除去後時間信号S41、周波数信号S51、受信パイロット信号S612、レプリカ信号S621およびパイロット伝送路利得S631の中のいずれか一つ、または2つ以上をパラメータ推定部64への入力としてもよい。各パラメータの生成方法については特に規定しない。
テーブル選択部65は、伝送路パラメータ推定部64から入力された推定伝送路パラメータS641に基づいて、重み付けテーブル部66で保持されている8種類の重み付け係数テーブルのうちの1つを示すテーブル選択信号S651を生成し、重み付けテーブル部66へ出力する。具体的には、テーブル選択部65は、入力された推定伝送路パラメータS641(ここでは、上述したとおりfd,ds,snとする)に含まれる各パラーメータを、対応する所定のしきい値と比較し、比較結果に応じた値のテーブル選択信号S651を生成する。たとえば、各しきい値を図4に示したFDth(ドップラ周波数を判定するためのしきい値),DSth(マルチパス最大遅延時間を判定するためのしきい値),SNth(信号対雑音電力比を判定するためのしきい値)とし、これらのしきい値と各パラメータ(fd,ds,sn)の大小関係に応じて、‘0’〜‘7’のいずれかの数値を示すテーブル選択信号S651を生成する。テーブル選択信号S651の値をどれにするかは、以下のように決定する。
・テーブル選択信号‘0’出力条件
信号対雑音電力比(sn)≧SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)<FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)<DSth
・テーブル選択信号‘1’出力条件
信号対雑音電力比(sn)≧SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)≧FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)<DSth
・テーブル選択信号‘2’出力条件
信号対雑音電力比(sn)≧SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)<FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)≧DSth
・テーブル選択信号‘3’出力条件
信号対雑音電力比(sn)≧SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)≧FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)≧DSth
・テーブル選択信号‘4’出力条件
信号対雑音電力比(sn)<SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)<FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)<DSth
・テーブル選択信号‘5’出力条件
信号対雑音電力比(sn)<SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)≧FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)<DSth
・テーブル選択信号‘6’出力条件
信号対雑音電力比(sn)<SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)<FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)≧DSth
・テーブル選択信号‘7’出力条件
信号対雑音電力比(sn)<SNth かつ
シンボルレート正規化ドップラ周波数(fd)≧FDth かつ
シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間(ds)≧DSth
重み付けテーブル部66は、8種類の重み付け係数テーブルに‘0’〜‘7’の番号を付与して管理しておき、テーブル選択部65からテーブル選択信号S651が入力されると、この信号が示している番号に対応するテーブルを選択し、そのテーブル値S661(選択したテーブルに登録されている情報)を伝送路推定部67へ出力する。
伝送路推定部67は、入力されたパイロット伝送路利得S631およびテーブル値S661に基づいて、1フレーム内の(k,l)成分(データシンボルが配置されている成分)それぞれについての伝送路推定値を算出する。具体的には、伝送路推定部67は、まず、テーブル値S661を確認し、処理対象としている(k,l)成分の伝送路推定値算出で使用する4個のパイロット伝送路利得S631を把握し、次に、これら4個のパイロット伝送路利得と対応する4つの重み付け係数ベクトルとを積和演算し、得られた演算結果を、(k,l)成分(処理対象としている成分)の伝送路推定値とする。以上の処理を1フレーム内の各成分(データシンボルが配置されている成分)に対して実行することにより、1フレーム内のデータシンボルが配置されている480個の成分(座標)それぞれについての伝送路推定値を算出する。算出した480個の伝送路推定値は伝送路推定値S671として伝送路等化部68へ出力する。
伝送路等化部68は、パイロット分離部61から入力された各データ信号S611を、その座標(k,l)に対応する伝送路推定値S671(伝送路推定部67から出力された上記512個の伝送路推定値のうち、処理対象のデータ信号に対応する1つの伝送路推定値)で除算することにより、等化後のデータ信号S681を生成する。
なお、本実施の形態の伝送路等化部68は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)を想定していないが、MIMO分離可能な送受信アンテナ数と、送信アンテナ数×受信アンテナ数分の伝送路推定値を入力とし、MIMOに対応した伝送路等化を行うようにしてもよい。
デマッピング部69は、伝送路等化部68から出力された、等化後のデータ信号S681に対して、信号の送信側で適用している変調方式(本実施の形態では256QAMとなる)に対応した復調処理を行い、軟判定ビット系列S61を誤り訂正復号部7へ出力する。
誤り訂正復号部7は、入力された軟判定ビット系列S61に対して誤り訂正処理を行い、復号ビット系列S71を出力する。誤り訂正復号部7は、たとえば、ターボ復号にて誤り訂正を行う。もちろん、他の復号方法を適用してもよい。
このように、本実施の形態の受信装置は、伝送路推定で使用する重み付け係数のテーブルを、伝送路の状態を示すパラメータ(たとえば、上述したfd,ds,sn)のとりうる値に対応させて複数用意しておき、伝送路推定を行う際には、伝送路の状態に基づいて最適なテーブルを特定し、そのテーブルを使用して伝送路推定を行うこととした。具体的には、各パラメータをしきい値判定することによりテーブルを特定し、この特定したテーブルに含まれるデータを使用して伝送路推定を行うこととした。これにより、伝送路の変動が大きい場合、小さい場合それぞれに適した伝送路推定を積和演算のみで実現できるようになり、演算量を削減できる。
なお、本実施の形態では、説明を簡単化するために、1フレーム内の(k,l)成分ごとに異なる重み付け係数を対応付けて、1テーブルあたり480×4個のレコードが含まれるようにした場合の例について説明したが、以下のようにすることで、テーブル化して保持しておくデータ量を削減することが可能である。すなわち、パイロットシンボルが周期的に配置されている場合(たとえば図3に示したような配置の場合)、データシンボルが配置されている(k,l)成分の中には、近隣の4つのパイロットシンボル(伝送路推定で使用するパイロットシンボル)との位置関係が同一となるものが複数含まれる。そのため、近隣の4つのパイロットシンボルとの位置関係が同一となっている成分の伝送路推定では、同一の重み付け係数を使用することが可能である。よって、近隣の4つのパイロットシンボルとの位置関係が同一となっている各成分に対応する重み付け係数を共通化することにより、テーブル化して保持しておく情報量を削減できる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の受信装置について説明する。上記の実施の形態1では、伝送路パラメータを推定し、その結果により重み付け係数テーブルを選択するように構成した受信装置について説明したが、本実施の形態では、伝送路パラメータの推定を省略した上で、最適な重み付け係数テーブルを用いて伝送路推定を行う受信装置について説明する。
図5は、実施の形態2の受信装置が備える周波数領域処理部の構成例を示す図である。本実施の形態の周波数領域処理部6aは、実施の形態1で説明した周波数領域処理部6(図2参照)の伝送路パラメータ推定部64、テーブル選択部65および重み付けテーブル部66を、重み付けテーブル66a、パイロット伝送路推定部70、推定誤差計算部71および推定誤差比較部72に置き換えたものである。また、パイロット伝送路推定部70、推定誤差計算部71および推定誤差比較部72は、テーブル特定手段を構成する。なお、図2に示した周波数領域処理部6と同じ構成要素および同じ信号については、図2と同一の符号を付して説明を省略する。また、実施の形態1と同様に、図3に示したフレーム構成および図4に示した8種類の重み付け係数テーブルを使用する場合の例を説明する。
本実施の形態の受信装置においては、レプリカ乗算部63は、生成したパイロット伝送路利得S631を伝送路推定部67、パイロット伝送路推定部70および推定誤差計算部71へ出力する。
重み付けテーブル部66a(テーブル保持手段に相当)は、実施の形態1の重み付けテーブル部66と同様に、入力されたテーブル選択信号S721に対応する重み付け係数テーブルを伝送路推定部67へ出力する。ただし、本実施の形態では、重み付けテーブル部66aで保持されている各テーブルが、パイロットシンボルが配置されている成分も含んだ520個の(k,l)成分すべてについてのレコード(各成分にそれぞれ対応する520個のレコード)を含むものとする。また、テーブル選択信号S721は、推定誤差比較部72で生成されたものとなる。また、重み付けテーブル部66aは、1フレームに含まれる32個のパイロット成分について、8種類のテーブル値S662をテーブル番号の小さい順にパイロット伝送路推定部70へ出力する。
パイロット伝送路推定部70は、重み付けテーブル部66aから入力されたパイロット成分のテーブル値S662(伝送路状態に応じた重み付け係数)と、レプリカ乗算部63から入力されたパイロット伝送路利得S631とを積和演算することで、32個のパイロット成分の伝送路推定値を算出する。パイロット伝送路推定部70は、この処理を8種類のテーブル全てについて行い、各テーブルに対応する伝送路推定値を、伝送路推定値S701として順に推定誤差計算部71へ出力する。すなわち、このパイロット伝送路推定部70は、伝送路推定の対象としている成分の近隣の4個のパイロットシンボルを用いた推定結果(パイロット伝送路利得S631)とテーブル値S662とに基づいて、1成分あたり8個の伝送路推定値を算出する。
推定誤差計算部71は、パイロット伝送路推定部70から入力された各パイロット伝送路推定値S701(伝送路推定の対象成分の近隣のパイロットシンボルと8種類の重み付け係数テーブルとを用いて算出した伝送路推定値)と、レプリカ乗算部63から入力されたパイロット伝送路利得S631(伝送路推定の対象成分に配置されているパイロットシンボルから直接求めた伝送路推定値)との誤差電力(電力の差)を計算し、さらに、パイロットシンボル32個分の誤差電力を加算して合計誤差電力を得る。推定誤差計算部71は、この合計誤差電力の計算をパイロット伝送路推定部70から順に出力される8通りのパイロット伝送路推定値S701についてそれぞれ行い、各テーブルに対応する合計誤差電力S711をテーブル番号に従った順番で推定誤差比較部72へ出力する。
ここで、パイロット伝送路推定部70から入力されるパイロット伝送路推定値S701のうち、その時点の伝送路状態に対応するテーブル値を用いて算出されたものは、他のテーブルを用いて算出されたものと比較して、伝送路推定の対象成分に配置されているパイロットシンボルから直接求めた伝送路推定値であるパイロット伝送路利得S631に近い値となるはずである。
よって、推定誤差比較部72は、テーブル番号順に入力された8通りの合計誤差電力S711を確認し、合計誤差電力が最も小さくなるテーブルの番号を示すテーブル選択信号S721を生成して重み付けテーブル部66aへ出力する。
以上のようにすることで、実施の形態1で必要であった伝送路パラメータの推定を省略した上で、8通りのテーブルの中から最も誤差の小さいテーブル(その時点の伝送路状態に対応した最適なテーブル)を選択してデータ成分の伝送路推定を行うことが可能となる。このような構成を適用した場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態1に記載の受信装置及び実施の形態2に記載の受信装置を、漏洩同軸ケーブル(LCX:Leaky CoaXial cable)を用いた移動体通信において使用する例を示した図である。
図6に示した通信システムにおいて、基地局8と中継器9は光ファイバケーブルまたは同軸ケーブルのいずれかを用いて接続されており、基地局8は、アナログ変調信号またはデジタル変調信号のいずれかの信号S81を送信し、この信号S81は中継器9に入力される。
中継器9は、受信した信号S81を増幅して、漏洩同軸ケーブル10にアナログ信号S91を出力する。なお、中継器9は、デジタル−アナログ変換機能、信号増幅機能のいずれか1つ以上を含んでも良い。
漏洩同軸ケーブル10は、一端から入力されたアナログ信号S91を伝送するとともにケーブルに設けられたスリットから、無線信号S101として出力する。
漏洩同軸ケーブル10の脇を移動する移動局11は、漏洩同軸ケーブル10から出力された無線信号S101をアンテナで受信し、実施の形態1または実施の形態2で説明した受信装置を用いて信号の復調を行う。
通信システムをこのように構成することにより、実施の形態1および2で説明した受信装置を、漏洩同軸ケーブルを用いた移動体通信においても適用することが可能である。
また、上記の漏洩同軸ケーブルを用いた通信システムの変形例として、図7に示した通信システムが考えられる。図7に示した通信システムでは、2つ以上の複数の漏洩同軸ケーブル10および12から出力された異なる無線信号S101及びS121を、移動局11に設置された2つ以上の複数のアンテナで同時に受信するようにしている。このように、漏洩同軸ケーブルを用いた移動体通信においても、空間多重した信号を復調することが可能である。
以上のように、本発明にかかる受信装置は、マルチキャリア信号を受信する場合に有用であり、特に、伝送路推定を少ない演算量で実行する受信装置に適している。
1 アンテナ
2 アナログ部
3 AD変換部
4 時間領域処理部
5 FFT部
6,6a 周波数領域処理部
7 誤り訂正復号部
8 基地局
9 中継器
10,12 漏洩同軸ケーブル
11 移動局
61 パイロット分離部
62 レプリカ生成部
63 レプリカ乗算部
64 伝送路パラメータ推定部
65 テーブル選択部
66,66a 重み付けテーブル部
67 伝送路推定部
68 伝送路等化部
69 デマッピング部
70 パイロット伝送路推定部
71 推定誤差計算部
72 推定誤差比較部

Claims (6)

  1. 所定数のシンボルからなるフレームごとにパイロット信号が周期的に配置されたマルチキャリア信号の受信装置であって、
    パイロット信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
    前記レプリカの複素共役をフレーム内の各受信パイロット信号にそれぞれ乗算し、時間および周波数により示されるパイロット信号位置それぞれにおける伝送路利得を算出する伝送路利得算出手段と、
    受信信号に基づいて、伝送路状態を示す1つ以上の伝送路パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    パイロット信号が配置されていない位置それぞれについての、特定の伝送路状態における伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および当該情報が示す各伝送路推定値を重み付けするための重み付け係数が登録されたテーブル、を1つ以上保持し、前記パラメータ生成手段から伝送路パラメータが入力された場合には、当該伝送路パラメータが示す伝送路状態に対応するテーブルを出力するテーブル管理手段と、
    前記伝送路利得算出手段で算出された伝送路利得と、前記テーブル管理手段から出力されたテーブルと、に基づいて信号位置それぞれにおける伝送路推定値を算出する伝送路推定手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記パラメータ生成手段は、シンボルレート正規化ドップラ周波数、シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間および信号対雑音電力比の中のうち、少なくとも1つを前記伝送路パラメータとして生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記伝送路推定手段は、伝送路推定値を算出する信号位置と、前記テーブル管理手段から出力されたテーブルに登録されている伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報とに基づいて、前記伝送路利得算出手段で算出された伝送路利得の中の一部の伝送路利得を選択し、さらに、当該選択した伝送路利得と当該テーブルに登録されている重み付け係数とに基づいて、当該信号位置における伝送路推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 所定数のシンボルからなるフレームごとにパイロット信号が周期的に配置されたマルチキャリア信号の受信装置であって、
    パイロット信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
    前記レプリカの複素共役をフレーム内の各受信パイロット信号にそれぞれ乗算し、時間および周波数により示されるパイロット信号位置それぞれにおける伝送路利得を算出する伝送路利得算出手段と、
    信号位置それぞれについての、特定の伝送路状態における伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および当該情報が示す各伝送路推定値を重み付けするための重み付け係数が登録されたテーブル、を複数保持するテーブル保持手段と、
    パイロット信号位置それぞれにおける伝送路推定値を、前記伝送路利得算出手段により算出された、推定対象位置以外のパイロット信号位置の伝送路利得と、前記テーブル保持手段で保持されているテーブルとに基づいて複数算出し、当該算出した複数の伝送路推定値それぞれを、前記伝送路利得算出手段により算出された、前記推定対象位置の伝送路利得と比較し、当該比較結果に基づいて、前記テーブル保持手段で保持されているテーブルの1つを特定するテーブル特定手段と、
    前記伝送路利得算出手段で算出された伝送路利得と、前記テーブル特定手段により特定されたテーブルと、に基づいて、パイロット信号が配置されていない位置それぞれにおける伝送路推定値を算出する伝送路推定手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 前記伝送路推定手段は、伝送路推定値を算出する信号位置と、前記テーブル特定手段により特定されたテーブルに登録されている伝送路推定値の算出で利用するパイロット信号位置の伝送路推定値の情報とに基づいて、前記伝送路利得算出手段で算出された伝送路利得の中の一部の伝送路利得を選択し、さらに、当該選択した伝送路利得と当該テーブルに登録されている重み付け係数とに基づいて、当該信号位置における伝送路推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記伝送路推定手段は、前記選択した伝送路利得と、前記選択した伝送路利得にそれぞれ対応する前記重み付け係数とを積和演算することにより伝送路推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項3または5に記載の受信装置。
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