JP2014135576A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、時間および周波数方向の変動が急峻な通信システムにおいて、スキャッタードパイロット信号を用い、DCオフセット推定および伝送路推定を精度よく行うことができる受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、スキャッタードパイロット信号は、その一部が通信信号としての周波数信号S−651のDC成分上に配置され、パイロット伝送路推定部666が、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、テーブル選択部664によって選択された対応するテーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661を推定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、またはシングルキャリアブロック伝送等の通信方式を用いた受信装置に関するものである。
デジタル通信システムにおいて、DCオフセット成分の除去、および、伝送路の推定を同時に行う場合、まず、予めトレーニング信号を送信しておき、当該トレーニング信号により伝送路推定値を求める。そして、当該伝送路推定値と、受信したトレーニング信号の期待値との差分をとることで、DCオフセット成分を求める(特許文献1参照)。
伝送方式にOFDMを用いる場合でも、時間的または周波数的に連続して挿入されたパイロット信号が受信装置におけるDCオフセット成分の推定に用いられる(特許文献2参照)。
一方で、スキャッタードパイロット信号を用いて、より高精度に伝送路を推定する手法も提案されている(特許文献3参照)。ただしこの手法では、DCオフセットが存在する場合については考慮されていない。
特表2006−506867号公報 国際公開第2010/061532号 特開2011−176450号公報
受信装置においてDCオフセット推定と伝送路推定とを同時に行う手法として、時間または周波数方向に連続したパイロット信号を用いると、例えば、列車無線通信システムのような、時間および周波数方向の変動が急峻であり、かつ、走行する区間ごとに頻繁に送信機が変更される通信システムにおいては、付加されるDCオフセット量の変動が急峻となり、DCオフセット量推定および伝送路推定の推定精度が劣化するという問題があった。
一方で、列車無線通信システム等の通信システムの伝送路推定に適した、スキャッタードパイロット信号を用いた手法は既に提案されているが、DCオフセット成分が存在する場合にはDCオフセット成分を除去することができなかったため、やはり受信装置における伝送路推定の精度が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、時間および周波数方向の変動が急峻な通信システムにおいて、スキャッタードパイロット信号を用い、DCオフセット推定および伝送路推定を精度よく行うことができる受信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に関する受信装置は、時間方向および周波数方向に離散的に配置されたスキャッタードパイロット信号が挿入された通信信号を受信する受信装置であって、前記スキャッタードパイロット信号は、その一部が前記通信信号のDC成分上に配置され、前記スキャッタードパイロット信号のうち、前記通信信号のDC成分上以外に配置された前記スキャッタードパイロット信号に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得を出力するレプリカ乗算部と、前記通信信号に基づいて、伝送路状態を示す1つ以上の伝送路パラメータを推定する伝送路パラメータ推定部と、前記スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを1つ以上保持する重み付けテーブル部と、前記重み付けテーブル部から、前記伝送路パラメータが示す伝送路状態に対応する前記テーブルを選択するテーブル選択部と、前記DC成分以外の伝送路利得と、前記テーブル選択部によって選択された対応する前記テーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値を推定するパイロット伝送路推定部と、前記通信信号のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値で除算し、等化後DCパイロット信号として出力するパイロット等化部と、前記等化後DCパイロット信号から、前記レプリカ乗算部における前記レプリカを減算することにより、前記通信信号のDCオフセット量を算出するレプリカ減算部と、DC成分以外の前記伝送路利得と、前記テーブル選択部によって選択された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定するデータ伝送路推定部と、前記通信信号のデータシンボルを前記データ伝送路推定値で除算し等化した値から、前記DCオフセット量を減算するDCオフセット補正部とを備えることを特徴とする。
本発明の別の態様に関する受信装置は、時間方向および周波数方向に離散的に配置されたスキャッタードパイロット信号が挿入された通信信号を受信する受信装置であって、前記スキャッタードパイロット信号は、その一部が前記通信信号のDC成分上に配置され、前記スキャッタードパイロット信号のうち、前記通信信号のDC成分上以外に配置された前記スキャッタードパイロット信号に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得を出力するレプリカ乗算部と、前記スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを複数保持する重み付けテーブル部と、DC成分以外の前記伝送路利得と、前記重み付けテーブル部から出力された前記テーブルとに基づいて、DC成分以外のパイロット伝送路推定値を推定するパイロット伝送路推定部と、DC成分以外の前記パイロット伝送路推定値と、DC成分以外の前記伝送路利得との誤差電力を、DC成分以外の全パイロットについて前記テーブル毎に累積し、累積誤差が最小となる前記テーブルを特定するテーブル特定部とを備え、前記重み付けテーブル部が、前記テーブル特定部で特定された前記テーブルを、前記パイロット伝送路推定部に出力し、前記パイロット伝送路推定部が、DC成分以外の前記伝送路利得と、前記重み付けテーブル部から出力された前記テーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値を推定し、前記通信信号のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値で除算し、等化後DCパイロット信号として出力するパイロット等化部と、前記等化後DCパイロット信号から、前記レプリカ乗算部における前記レプリカを減算することにより、前記通信信号のDCオフセット量を算出するレプリカ減算部と、DC成分以外の前記伝送路利得と、前記テーブル特定部で特定された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定するデータ伝送路推定部と、前記通信信号のデータシンボルを前記データ伝送路推定値で除算し等化した値から、前記DCオフセット量を減算するDCオフセット補正部とを備えることを特徴とする。
本発明の上記態様によれば、通信信号のDC成分上と、DC成分上以外とに配置されたスキャッタードパイロット信号を用いることによって、時間および周波数方向の変動が急峻な通信システムにおいて、従来の手法から演算量を大きく増加させることなく、DCオフセット推定および伝送路推定を精度よく行うことができる。
本発明の第1実施形態に関する通信システムの構成例を示す図である。 基地局における複数の送信機の構成例を示した図である。 第1実施形態における、移動局における受信装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における、移動局における受信装置の他の構成例を示す図である。 第1実施形態における、周波数領域処理部の構成例を示す図である。 周波数領域処理部における処理の流れを示したフローチャートである。 第2実施形態における、移動局における受信装置の構成例を示す図である。 第2実施形態における、周波数領域処理部の構成例を示す図である。 周波数領域処理部における処理の流れを示したフローチャートである。 周波数領域処理部における処理の流れを示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
<構成>
本実施形態においては、一例として、スキャッタードパイロット信号を用いたOFDMの通信システム100および当該通信システム100における受信装置60について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に関する通信システム100の構成例を示す図である。本実施形態に示される通信システム100は、基地局1と、中継機2と、中継機3と、漏洩同軸ケーブル(Leaky CoXial cable:LCX)4と、漏洩同軸ケーブル5と、移動局6とを備えている。
基地局1は、同軸ケーブルまたは光ケーブルを介してRF(Radio Frequency)信号S−11およびRF信号S−12を送信する。基地局1は、複数の送信機を備えており、RF信号S−11およびRF信号S−12は、それぞれ異なる送信機から送信される信号である。
中継機2は、基地局1から送信されたRF信号S−11を受信し、さらに他の受信機に送信することで、基地局1から送信される信号の通信を中継する。中継機2は、基地局1から送信されたRF信号S−11を増幅し、漏洩同軸ケーブル4へ出力する。
中継機3は、基地局1から送信されたRF信号S−12を受信し、さらに他の受信機に送信することで、基地局1から送信される信号の通信を中継する。中継機3は、基地局1から送信されたRF信号S−12を増幅し、漏洩同軸ケーブル5へ出力する。
漏洩同軸ケーブル4は、主に中継機2から送信信号S−41が送信される際、アンテナとして機能する。
漏洩同軸ケーブル5は、主に中継機3から送信信号S−51が送信される際、アンテナとして機能する。
移動局6は、送信信号S−41および送信信号S−51の少なくとも一方を受信し、さらに受信した送信信号を復調する。当該受信動作および復調動作は、受信装置60において行われる。移動局6は、その移動位置に応じて送信信号S−41および送信信号S−51のいずれを受信するか、もしくは双方を受信するかを選択する。
図2は、上記の基地局1における複数の送信機の構成例を示した図である。基地局1は、送信機1aと送信機1bとを備えている。
送信機1aは、中継機2へRF信号S−11を送信する。
送信機1bは、中継機3へRF信号S−12を送信する。
送信機1bの構成は、送信機1aの構成と同様であるので、以下では送信機1aの構成についての詳細な説明を行い、送信機1bの構成についての詳細な説明は省略する。
送信機1aは、変調部12と、DA変換部(デジタル−アナログ変換部)13と、アナログ部14とを備えている。なお送信機1aは、図示した他に、バンドパスフィルタ、歪補償回路、多重部、制御回路、IPネットワーク等の、外部とデジタルデータまたは制御信号等を授受するインタフェース部を含んでいてもよい。
変調部12は、デジタル信号処理によりOFDM変調を行い、BB(Base−Band)−デジタル信号同相(I)成分S−121、および、BB−デジタル信号直交(Q)成分S−122を生成する。なお、BB−デジタル信号同相(I)成分S−121、および、BB−デジタル信号直交(Q)成分S−122からなる信号には、受信された後に正しく信号を復調できるよう、スキャッタードパイロット信号(時間および周波数軸上で離散的に配置されたパイロット信号)が挿入される。変調部12において生成された信号が復調される際には後述するDCオフセット成分が除去されるため、当該信号のDC成分(BB−処理であるため、通常は中心周波数成分)上にスキャッタードパイロット信号成分の一部が配置される。
DA変換部13は、BB−デジタル信号同相(I)成分S−121をBB−アナログ信号I成分S−131に変換し、BB−デジタル信号直交(Q)成分S−122をBB−アナログ信号Q成分S−132に変換する。
アナログ部14は、LPF(ローパスフィルタ)141と、直交変調部142と、増幅部143とを備えている。
LPF141は、DA変換部13における変換動作時に生じる高調波成分を除去する。高調波成分が除去されたBB−アナログ信号I成分S−131は、BB−アナログ信号I成分S−1411として出力される。高調波成分が除去されたBB−アナログ信号Q成分S−132は、BB−アナログ信号Q成分S−1412として出力される。
直交変調部142は、LPF141において高調波成分を除去した後のBB−アナログ信号I成分S−1411、および、BB−アナログ信号Q成分S−1412を、所定の周波数の正弦波信号と掛け合わせることで直交変調させる。そして、RFアナログ信号S−1421を生成する。なおこのとき、RFアナログ信号S−1421には意図しないDCオフセット成分が重畳されることとなる。
増幅部143は、RFアナログ信号S−1421を所定のレベルに増幅し、RF信号S−11として中継機2へ出力する。
図3は、移動局6における受信装置60の構成例を示す図である。
受信装置60は、アンテナ61と、アナログ部62と、AD変換部63と、時間領域処理部64と、DFT(Discrete Fourier Transform)部65と、周波数領域処理部66と、誤り訂正復号部67とを備えている。
アンテナ61は、漏洩同軸ケーブル4から出力された送信信号S−41、および、漏洩同軸ケーブル5から出力された送信信号S−51の少なくとも一方を受信する。そして、RF信号S−611を出力する。
アナログ部62は、アンテナ61から出力されたRF信号S−611をBB−アナログ信号S−621に変換して出力する。
AD変換部63は、アナログ部62から出力されたBB−アナログ信号S−621を、さらにBB−デジタル信号S−631に変換して出力する。
時間領域処理部64は、AD変換部63から出力されたBB−デジタル信号S−631からGI(Guard Interval)を除去し、GI除去時間信号S−641を出力する。
DFT部65は、時間領域処理部64から出力されたGI除去時間信号S−641をDFTを用いて周波数信号S−651に変換し、出力する。
周波数領域処理部66は、DFT部65から出力された周波数信号S−651に対して後述する信号処理を実行し、復調軟判定ビット系列S−661を生成して出力する。
誤り訂正復号部67は、周波数領域処理部66から出力された復調軟判定ビット系列S−661に対して誤り訂正処理を実行し、復号ビット系列S−671を生成して出力する。
なお、図4に示されるように、アナログ部62の代わりにアナログ部62a、AD変換部63の代わりにAD変換部63a、時間領域処理部64の代わりに時間領域処理部64aをそれぞれ備える受信装置60aであってもよい。ここで図4は、移動局6における受信装置60aの構成例を示す図である。
アナログ部62aは、アンテナ61から出力されたRF信号S−611をIF(Intermediate Frequency)信号S−621aに変換して出力する。
AD変換部63aは、アナログ部62aから出力されたIF信号S−621aを、さらにIFサンプリングデジタル信号S−631aに変換して出力する。
時間領域処理部64aは、AD変換部63aから出力されたIFサンプリングデジタル信号S−631aをBB−デジタル信号に変換して出力する。
なお、図3の時間領域処理部64および図4の時間領域処理部64aは、信号の送信単位であるフレームおよび信号のシンボルタイミングの検出動作、送信機との周波数誤差の検出動作および検出された周波数誤差の補正動作、送信機とのクロック偏差の検出動作および検出されたクロック偏差の補正動作のいずれか1つ以上の動作も行ってよい。
また、図3および図4のDFT部65は、GI除去時間信号S−41を周波数信号S−51に変換するために、DFTではなく、FFT(Fast Fourier Transform)を用いてもよい。
<DCオフセット除去>
通信システムにおける受信装置において、送信機で重畳されたDCオフセット成分を除去するため、従来は、DCオフセット除去用のパイロット信号を用いてDCオフセット成分を推定していた。
しかし、本実施形態に示された通信システム100のように、移動局6の走行位置により、異なる送信機(漏洩同軸ケーブル4および漏洩同軸ケーブル5)から出力された送信信号を受信する場合には、受信装置60は、異なる値のDCオフセット成分が重畳された送信信号を復調することが必要となる。このとき、異なる値のDCオフセット成分が重畳された送信信号を復調するために、定期的にDCオフセット除去用のパイロット信号を挿入するのは効率的でない。
そこで、本実施形態における受信装置60の周波数領域処理部66は、以下に説明する特徴的な処理を実行することにより、DCオフセット除去専用のパイロット信号を挿入せず、また、従来の伝送路推定方式から演算量を大きく増加させることなく、DCオフセットの除去処理を行う。
図5は、周波数領域処理部66の構成例を示す図である。
図5に示されるように、周波数領域処理部66は、パイロット分離部661と、レプリカ乗算部662と、伝送路パラメータ推定部663と、テーブル選択部664と、重み付けテーブル部665と、パイロット伝送路推定部666と、パイロット等化部667と、レプリカ減算部668と、平均化部669と、データ伝送路推定部670と、等化部671と、DCオフセット補正部672と、デマッピング部673とを備える。
図6は周波数領域処理部66における処理の流れを示したフローチャートである。図6では、図中の上から順に図5に示された各構成による処理を時系列に示したものである。
パイロット分離部661は、図3のDFT部65から出力された周波数信号S−651(ステップST1)を、DC成分以外のパイロット成分(DC以外パイロット信号S−6611)、DC成分上のパイロット成分(DCパイロット信号S−6612)、データシンボルS−6613に分離して出力する(ステップST2)。ここでDC成分とは、DCオフセットの影響を受ける成分全てを指す。
レプリカ乗算部662は、パイロット分離部661から出力されたDC以外パイロット信号S−6611に対応するパイロット信号のレプリカを生成し、当該レプリカをDC以外パイロット信号S−6611に乗算して、DC以外パイロット伝送路利得S−6621を出力する(ステップST3)。
一方で、伝送路パラメータ推定部663(パラメータ生成手段に相当)は、図3のDFT部65から出力された周波数信号S−651に基づいて推定伝送路パラメータS−6631を推定し、出力する(ステップST4)。
テーブル選択部664は、伝送路パラメータ推定部663から出力された推定伝送路パラメータS−6631に基づいて、テーブル選択信号S−6641を生成し、出力する(ステップST5)。
重み付けテーブル部665は、1つ以上の重み付け係数テーブルを保持しており、テーブル選択部664から出力されたテーブル選択信号S−6641に基づいて、保持しているテーブルの中の1つを選択し、それをDC以外パイロット伝送路推定用テーブル値S−6651、および、データ伝送路推定用テーブル値S−6652として出力する(ステップST6)。なお、重み付けテーブル部665は、テーブル選択部664とともにテーブル管理手段を構成する。
パイロット伝送路推定部666は、レプリカ乗算部662から出力されたDC以外パイロット伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665から出力されたDC以外パイロット伝送路推定用テーブル値S−6651(伝送路状態に応じた重み付け係数)とを積和演算することにより、DC成分上のパイロット伝送路推定値を算出する。そして、当該算出結果を、DCパイロット伝送路推定値S−6661として出力する(ステップST7)。
パイロット等化部667は、パイロット分離部661から出力されたDCパイロット信号S−6612を、パイロット伝送路推定部666から出力されたDCパイロット伝送路推定値S−6661で除算し、当該演算結果を等化後DCパイロット信号S−6671として出力する(ステップST8)。
なおパイロット等化部667は、パイロット伝送路推定値S−6661の絶対値があらかじめ定められた閾値よりも小さい場合、等化後DCパイロット信号S−6671を出力しないように動作してもよい。
レプリカ減算部668は、等化後DCパイロット信号S−6671から送信信号のレプリカを減算する演算を行い、当該演算結果をDCオフセット量S−6681として出力する(ステップST9)。
平均化部669は、1つ以上のDCオフセット量S−6681を平均化し、平均化したDCオフセット量を平均DCオフセット量S−6691として出力する(ステップST10)。
データ伝送路推定部670は、レプリカ乗算部662から出力されたDC以外パイロット伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665から出力されたデータ伝送路推定用テーブル値S−6652とに基づいて伝送路推定を行い、当該推定結果をデータ伝送路推定値S−6701として出力する(ステップST11)。
等化部671は、パイロット分離部661から出力されたデータシンボルS−6613を、データ伝送路推定部670から出力されたデータ伝送路推定値S−6701で除算することにより、等化後のデータシンボルS−6711を生成し出力する(ステップST12)。
DCオフセット補正部672は、等化部671から出力されたDC成分上の等化結果である等化後のデータシンボルS−6711から、平均化部669から出力された平均DCオフセット量S−6691を減算する。一方で、DC成分以外の等化結果に対しては何も処理を行わない。そして、DCオフセット補正部672は、当該演算結果を、平均DCオフセット量S−6691減算後のDC成分の等化データ信号とともに、DCオフセット補正後等化データ信号S−6721として出力する(ステップST13)。
デマッピング部673は、DCオフセット補正部672から出力されたDCオフセット補正後等化データ信号S−6721をデマッピングした復調軟判定ビット系列S−661を生成し、出力する(ステップST14)。そして、誤り訂正復号部67において、周波数領域処理部66から出力された復調軟判定ビット系列S−661に対して誤り訂正処理が実行され、復号ビット系列S−671が生成される(ステップST15)。
なお、周波数領域処理部66は、図5に示された処理に加え、フレーム検出処理、周波数誤差補正処理、シンボル間干渉除去処理、サブキャリア間干渉除去処理のいずれか1つ以上を行ってもよい。
また、DCパイロット伝送路推定値S−6661は、伝送路状態に適した重み付け係数に従って算出されたものであり、その推定精度は、適切なテーブルを用意することによりMMS−E(Minimum Mean S−quare Error)を用いて算出した値に近い精度となる。
また、レプリカ減算後のDCオフセット量S−6681は式(1)のように示される。ただし、hは伝送路変動の真値、h’は伝送路推定値、rは受信信号、sは送信信号、iはDCオフセット成分、nは熱雑音を示す。
Figure 2014135576
ここで、伝送路推定の精度が十分高く、h≒h’と見なすことができるとすると、式(1)は式(2)のように近似することができる。
Figure 2014135576
ここで、nは熱雑音であるため平均値0であり、かつh’の値がある程度大きい、すなわち、ある程度の信号電力を受信できているのであれば、式(2)で得られる値を十分に平均化することで、雑音の項が消去され、DCオフセット成分iを求めることが可能となる。ここで言う平均化とは、DC成分上に配置された同一フレーム内のスキャッタードパイロット信号から得られたDCオフセット量に対する、一次ないし二次以上の平均化処理でもよいし、フレーム間での移動平均、または、IIR(Infinite Impulse Reponse)演算による平均化でもよい。
これを等化後のDC成分上のデータ信号から減算することで、DCオフセットは除去される。
なお、前フレームまでの平均DCオフセット量S−6691と、現フレームの平均DCオフセット量S−6691との差があらかじめ定められた閾値を超えた場合に、前フレームまでの平均DCオフセット量S−6691をクリアするクリア部(図示せず)をさらに備えていてもよい。
<重み付け係数テーブル>
ここで、重み付けテーブル部665の詳細の一例について説明する。
重み付けテーブル部665は、T種類(Tは1以上の整数)の重み付け係数テーブル665(0≦t≦T−1)からなる。また、各重み付け係数テーブル665には、16シンボル、32サブキャリアの計512個全ての成分(k,l)(0≦k≦31,0≦l≦15)について、以下の2種類の値(AおよびB)が、推定に用いるパイロット数M個分(0≦M≦31)が記載されている。推定に用いるパイロット数Mが大きいほど推定精度が高くなるが、それに伴って演算量は大きくなる。上記のAは、伝送路推定に使用するパイロットシンボルの座標(K,L)である(KおよびLはパイロットシンボルが挿入されている場所のいずれかの座標)。上記のBは、伝送路推定に使用するAのパイロットシンボルの重み(Aに対応するパイロットシンボルの重み)である。
上記Aの選択方法、および上記Bの算出方法は、以下の通りに説明できる。
<Aの選択方法>
サブキャリア方向、OFDMシンボル方向の2次元平面上で、伝送路を推定したい(k,l)成分に最も「近い」パイロットから順番に、所定数(M個)のパイロットを選択する。ここで言う「近い」とは、パイロットシンボルの座標を(K,L)、シンボルレート正規化ドップラ周波数fd、シンボル周期正規化マルチパス最大遅延時間dsとした場合に、次式(3)で示される距離dが小さいことを指す。
Figure 2014135576
fdが小さいほど時間(シンボル)方向の相関が大きく、dsが小さいほど周波数(サブキャリア)方向の相関が大きい。式(3)に従って使用するパイロットを選択するということは、(k,l)成分の伝送路推定値をより精度良く推定するために、(k,l)成分と相関の大きいパイロット成分を選択するということを意味する。
<Bの算出方法>
(k,l)成分の推定に用いるM個(本実施の形態では4個)のパイロットに対する最適な重み付け係数ベクトルw(k,l)は、使用する4個のパイロットシンボル同士の自己相関行列Φ、および推定を行う(k,l)成分と4個のパイロットの相互相関ベクトルθ(k,l)により次式(4)で表される。なお、「T」は転置を示す。
Figure 2014135576
ここで、伝送路を広義定常であると仮定すると、伝送路推定値を求めたい(k,l)成分と、<Aの選択方法>で式(3)に従って選択されたパイロット(K,L)(0≦m≦3)との相互相関値θ(k−K,l−L)、および(K,L)とそれ自身を含む4個のパイロット(Km’,Lm’)(0≦m’≦3)との相関ベクトルΦ(K−Km’,L−Lm’)は、信号対雑音電力比snを用いて式(5)、式(6)のように表される。また、使用する全パイロット同士の相関行列Φは、Φ(K−Km’,L−Lm’)を用いて式(7)のように表される。
Figure 2014135576
Figure 2014135576
Figure 2014135576
なお、さらに詳細な説明については、例えば特許文献3の実施の形態1に記載されている。
<効果>
本発明に関する実施形態によれば、スキャッタードパイロット信号は、その一部が通信信号としての周波数信号S−651のDC成分上に配置され、受信装置が、レプリカ乗算部662と、伝送路パラメータ推定部663と、重み付けテーブル部665と、テーブル選択部664と、パイロット伝送路推定部666と、パイロット等化部667と、レプリカ減算部668と、データ伝送路推定部670と、DCオフセット補正部672とを備える。
レプリカ乗算部662は、スキャッタードパイロット信号のうち、周波数信号S−651のDC成分上以外に配置されたスキャッタードパイロット信号としてのDC以外パイロット信号S−6611に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得S−6621を出力する。
伝送路パラメータ推定部663は、周波数信号S−651に基づいて、伝送路状態を示す1つ以上の伝送路パラメータS−6631を推定する。
重み付けテーブル部665は、スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを1つ以上保持する。
テーブル選択部664は、重み付けテーブル部665から、伝送路パラメータS−6631が示す伝送路状態に対応するテーブルを選択する。
パイロット伝送路推定部666は、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、テーブル選択部664によって選択された対応するテーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661を推定する。
パイロット等化部667は、周波数信号S−651のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661で除算し、等化後DCパイロット信号S−6671として出力する。
レプリカ減算部668は、等化後DCパイロット信号S−6671から、レプリカ乗算部662におけるレプリカを減算することにより、周波数信号S−651のDCオフセット量S−6681を算出する。
データ伝送路推定部670は、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、テーブル選択部664によって選択された対応するテーブルとに基づいて、周波数信号S−651のデータシンボルS−6613のデータ伝送路推定値S−6701を推定する。
DCオフセット補正部672は、周波数信号S−651のデータシンボルS−6613をデータ伝送路推定値S−6701で除算し等化した値から、DCオフセット量S−6681を減算する。
このような構成によれば、周波数信号S−651のDC成分上と、DC成分上以外とに配置されたスキャッタードパイロット信号を用いることによって、時間および周波数方向の変動が急峻な通信システム100において、従来の手法から演算量を大きく増加させることなく、DCオフセット推定および伝送路推定を精度よく行うことができる。
<第2実施形態>
<構成>
本実施形態においては、一例として、スキャッタードパイロット信号を適用したシングルキャリアブロック伝送通信の通信システムにおける受信装置60bについて説明する。
この場合には、図2に示された変調部12は、OFDMではなく、シングルキャリアブロック伝送の信号を生成する。パイロット信号の挿入については、第1実施形態と同様に時間および周波数軸上で離散的に、かつ、一部のパイロット成分はDC成分上に配置される。
図7は、移動局における受信装置60bの構成例を示す図である。
受信装置60bは、アンテナ61と、アナログ部62と、AD変換部63と、時間領域処理部64と、DFT部65と、周波数領域処理部66bと、IDFT(Inverse Discrete Foourier Transform)部68と、デマッピング部69と、誤り訂正復号部67とを備える。
アンテナ61と、アナログ部62と、AD変換部63と、時間領域処理部64と、DFT部65とについては、第1実施形態に記載したものと同様である。
IDFT部68は、シングルキャリアブロック伝送において、送信機において変調信号を時間領域で作成することから、受信機でもデマッピング処理を時間領域で行うために周波数領域から再度時間領域に戻す機能ブロックである。
デマッピング部69は、第1実施形態における図5内のデマッピング部673と同じ機能であるが、第1実施形態では周波数領域処理部66内に配置されていたのに対し、本第2実施形態では時間領域での処理であるためIDFT部68後の別の機能ブロックとして扱っている。
周波数領域処理部66bは、DCオフセット成分の推定に用いたDC成分上のパイロット成分を伝送路推定に再利用する。また、伝送路推定方式については、一例として伝送路推定パラメータの推定を必要とせずに伝送路推定を行う方式を採用するものとする。当該方式の詳細な説明は、例えば特許文献3の実施の形態2に記載されている。
<DCオフセット除去>
図8は、周波数領域処理部66bの構成例を示す図である。
図8に示されるように、周波数領域処理部66bは、パイロット分離部661と、レプリカ乗算部662bと、重み付けテーブル部665bと、パイロット伝送路推定部666bと、パイロット等化部667と、レプリカ減算部668と、平均化部669と、データ伝送路推定部670と、等化部671と、DCオフセット補正部672と、誤差累積部674と、DC成分推定部675と、DCパイロットオフセット補正部676とを備える。
図9および図10は周波数領域処理部66bにおける処理の流れを示したフローチャートである。図9および図10では、図中の上から順に図8に示された各構成による処理を時系列に示したものである。
パイロット分離部661は、図7のDFT部65から出力された周波数信号S−651(図9のステップST1)を、DC成分以外のパイロット成分(DC以外パイロット信号S−6611)、DC成分上のパイロット成分(DCパイロット信号S−6612)、データシンボルS−6613に分離して出力する(図9のステップST2)。
レプリカ乗算部662bは、パイロット分離部661から出力されたDC以外パイロット信号S−6611に対応するパイロット信号のレプリカを生成し、当該レプリカをDC以外パイロット信号S−6611に乗算して、DC以外パイロット伝送路利得S−6621を出力する(図9のステップST3)。
一方で重み付けテーブル部665bは、複数の重み付け係数テーブルを保持し、n(1≦n≦N)番目の候補となる重み付け係数テーブルの重み付け係数S−6653を出力する(図9のステップS21)。
パイロット伝送路推定部666bは、レプリカ乗算部662bから出力されたDC以外パイロット伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665bから出力されたDC以外の重み付け係数S−6653とを積和演算することにより、DC成分以外のパイロット伝送路推定値を算出する。そして、当該算出結果を、最適な重み付け係数テーブル(最適重み付け係数テーブル)を選択するための、DC成分以外のパイロット伝送路推定値S−6662として出力する(図9のステップST22)。
誤差累積部674は、DC成分以外の伝送路推定値S−6662と、DC以外パイロット伝送路利得S−6621との誤差電力を、DC成分以外の全パイロットについて重み付け係数テーブル毎に累積する。そして、累積誤差が最小となるテーブル特定信号S−6741を重み付けテーブル部665bに出力する(図9のステップST23)。
重み付けテーブル665bは、累積誤差が最小となるm(1≦m≦N)番目の重み付け係数テーブルを最適重み付けテーブルとして決定する(図9のステップST24)。
さらに重み付けテーブル665bは、保持している全種類の重み付け係数を用いてDC成分以外のパイロット推定用の重み付け係数S−6653を出力した後、テーブル特定信号S−6741により選択された、DC成分のパイロット推定用の重み付け係数S−6654、および、データシンボル成分用の重み付け係数S−6655を出力する。
パイロット伝送路推定部666bは、レプリカ乗算部662bから出力されたDC以外パイロット伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665bから出力された最適重み付け係数テーブルの重み付け係数S−6654とを積和演算することにより、DC成分上のパイロット伝送路推定値を算出する。そして、当該算出結果を、DCパイロット伝送路推定値S−6661として出力する(図9のステップS25)。
パイロット等化部667は、パイロット分離部661から出力されたDCパイロット信号S−6612(D)を、パイロット伝送路推定部666bから出力されたDCパイロット伝送路推定値S−6661(C)で除算し、当該演算結果を等化後DCパイロット信号S−6671として出力する(図10のステップST8)。
レプリカ減算部668は、等化後DCパイロット信号S−6671から送信信号のレプリカを減算する演算を行い、当該演算結果をDCオフセット量S−6681として出力する(図10のステップST9)。
平均化部669は、DCオフセット量S−6681を平均化し、平均化したDCオフセット量を平均DCオフセット量S−6691として出力する(図10のステップST10)。ここで言う平均化とは、DC成分上に配置された同一フレーム内のスキャッタードパイロット信号から得られたDCオフセット量に対する、一次ないし二次以上の平均化処理でもよいし、フレーム間での移動平均、または、IIR演算による平均化でもよい。
DC成分推定部675は、等化前のDC成分上のスキャッタードパイロット信号に乗っているDCオフセット成分を推定する機能ブロックである。DC成分上のスキャッタードパイロット信号位置におけるDCパイロット伝送路推定値S−6661(C)にDCオフセット平均値S−6691を乗算する。そして乗算した結果を、DC成分上のスキャッタードパイロット信号上のDC成分推定値S−6751として出力する(図10のステップST26)。なおDC成分推定部675は、第1実施形態においても適用することができる。
DCパイロットオフセット補正部676は、DC成分上のパイロット成分(DCパイロット信号S−6612(E))から、DC成分推定値S−6751を減算し、DCオフセット補正後のDC成分上のオフセット補正後DCパイロット信号S−6761を出力する(図10のステップST27)。
レプリカ乗算部662bは、DCパイロットオフセット補正部676から出力された、DCオフセット分が補正されたオフセット補正後DCパイロット信号S−6761に基づいて、DC成分上の全パイロット信号伝送路値S−6622を出力する。なおDCパイロットオフセット補正部676は、第1実施形態においても適用することができる。
データ伝送路推定部670は、レプリカ乗算部662bから出力された全パイロット信号伝送路値S−6622と、重み付けテーブル部665bから出力されたデータ伝送路推定用の重み付け係数S−6655(B)とを積和演算し、当該演算結果をデータ伝送路推定値S−6701として出力する(図10のステップST28)。
等化部671は、パイロット分離部661から出力されたデータシンボルS−6613(A)を、データ伝送路推定部670から出力されたデータ伝送路推定値S−6701で除算することにより、等化後のデータシンボルS−6711を生成し出力する(図10のステップST12)。
DCオフセット補正部672は、等化部671から出力されたDC成分上の等化結果である等化後のデータシンボルS−6711から、平均化部669から出力された平均DCオフセット量S−6691を減算する。一方で、DC成分以外の等化結果に対しては何も処理を行わない。そして、DCオフセット補正部672は、当該演算結果を、平均DCオフセット量S−6691減算後のDC成分の等化データ信号とともに、復調軟判定ビット系列S−661として出力する(図10のステップST29)。
以上より、DC成分推定値S−6751を用いて、DCパイロット信号S−6612からオフセット補正後DCパイロット信号S−6761が生成できるため、データ伝送路推定部670において使用可能なパイロット信号としてDC成分上のものを含むことが可能となる。
なお、前フレームまでの平均DCオフセット量S−6691と、現フレームの平均DCオフセット量S−6691との差があらかじめ定められた閾値を超えた場合に、前フレームまでの平均DCオフセット量S−6691をクリアするクリア部(図示せず)をさらに備えていてもよい。
<効果>
本発明に関する実施形態によれば、スキャッタードパイロット信号は、その一部が通信信号としての周波数信号S−651のDC成分上に配置され、受信装置が、レプリカ乗算部662bと、重み付けテーブル部665bと、パイロット伝送路推定部666bと、テーブル特定部としての誤差累積部674と、パイロット等化部667と、レプリカ減算部668と、データ伝送路推定部670と、DCオフセット補正部672とを備える。
レプリカ乗算部662bは、スキャッタードパイロット信号のうち、周波数信号S−651のDC成分上以外に配置されたスキャッタードパイロット信号としてのDC以外パイロット信号S−6611に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得S−6621を出力する。
重み付けテーブル部665bは、スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを複数保持する。
パイロット伝送路推定部666bは、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665bから出力されたテーブルとに基づいて、DC成分以外のパイロット伝送路推定値S−6662を推定する。
テーブル特定部としての誤差累積部674は、DC成分以外のパイロット伝送路推定値S−6662と、DC成分以外の伝送路利得S−6621との誤差電力を、DC成分以外の全パイロットについてテーブル毎に累積し、累積誤差が最小となるテーブルを特定する。
重み付けテーブル部665bは、誤差累積部674で特定されたテーブルを、パイロット伝送路推定部666bに出力する。
パイロット伝送路推定部666bは、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、重み付けテーブル部665bから出力されたテーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661を推定する。
パイロット等化部667は、周波数信号S−651のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661で除算し、等化後DCパイロット信号S−6671として出力する。
レプリカ減算部668は、等化後DCパイロット信号S−6671から、レプリカ乗算部662bにおけるレプリカを減算することにより、周波数信号S−651のDCオフセット量S−6681を算出する。
データ伝送路推定部670は、DC成分以外の伝送路利得S−6621と、誤差累積部674で特定された対応するテーブルとに基づいて、周波数信号S−651のデータシンボルS−6613のデータ伝送路推定値S−6701を推定する。
DCオフセット補正部672は、周波数信号S−651のデータシンボルS−6613をデータ伝送路推定値S−6701で除算し等化した値から、DCオフセット量S−6681を減算する。
このような構成によれば、第1実施形態におけるテーブル選択部664がなくとも、最適な重み付け係数テーブルを特定することができるため、時間および周波数方向の変動が急峻な通信システム100において、従来の手法から演算量を大きく増加させることなく、DCオフセット推定および伝送路推定を精度よく行うことができる。
また、本発明に関する実施形態によれば、受信装置が、DC成分推定部675と、DCパイロットオフセット補正部676とをさらに備える。
DC成分推定部675は、DCオフセット平均値S−6691に、DC成分上のパイロット伝送路推定値S−6661を乗算することで、DC成分上のスキャッタードパイロット信号上のDC成分推定値S−6751を推定する。
DCパイロットオフセット補正部676は、DC成分上のスキャッタードパイロット信号からDC成分推定値S−6751を減算し、オフセット補正後DCパイロット信号S−6761を出力する。
レプリカ乗算部662bは、オフセット補正後DCパイロット信号S−6761に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分上の全パイロット信号伝送路値S−6622を出力する。
データ伝送路推定部670は、DC成分上の全パイロット信号伝送路値S−6622と、誤差累積部674で特定された対応するテーブルとに基づいて、周波数信号S−651のデータシンボルS−6613のデータ伝送路推定値S−6701を推定する。
このような構成によれば、DC成分推定値S−6751を用いて、DCパイロット信号S−6612からオフセット補正後DCパイロット信号S−6761が生成できるため、データ伝送路推定部670において使用可能なパイロット信号としてDC成分上のものを含むことが可能となる。よって、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
なお本発明は、その発明の範囲内において、各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 基地局、1a,1b 送信機、2,3 中継機、4,5 漏洩同軸ケーブル、6 移動局、12 変調部、13 DA変換部、14,62,62a アナログ部、60,60a,60b 受信装置、61 アンテナ、63,63a AD変換部、64,64a 時間領域処理部、65 DFT部、66,66b 周波数領域処理部、67 誤り訂正復号部、68 IDFT部、69,673 デマッピング部、100 通信システム、141 LPF、142 直交変調部、143 増幅部、661 パイロット分離部、662,662b レプリカ乗算部、663 伝送路パラメータ推定部、664 テーブル選択部、665,665b 重み付けテーブル部、666,666b パイロット伝送路推定部、667 パイロット等化部、668 レプリカ減算部、669 平均化部、670 データ伝送路推定部、671 等化部、672 DCオフセット補正部、673 デマッピング部、674 誤差累積部、675 DC成分推定部、676 DCパイロットオフセット補正部。

Claims (12)

  1. 時間方向および周波数方向に離散的に配置されたスキャッタードパイロット信号が挿入された通信信号を受信する受信装置であって、
    前記スキャッタードパイロット信号は、その一部が前記通信信号のDC成分上に配置され、
    前記スキャッタードパイロット信号のうち、前記通信信号のDC成分上以外に配置された前記スキャッタードパイロット信号に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得を出力するレプリカ乗算部と、
    前記通信信号に基づいて、伝送路状態を示す1つ以上の伝送路パラメータを推定する伝送路パラメータ推定部と、
    前記スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを1つ以上保持する重み付けテーブル部と、
    前記重み付けテーブル部から、前記伝送路パラメータが示す伝送路状態に対応する前記テーブルを選択するテーブル選択部と、
    前記DC成分以外の伝送路利得と、前記テーブル選択部によって選択された対応する前記テーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値を推定するパイロット伝送路推定部と、
    前記通信信号のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値で除算し、等化後DCパイロット信号として出力するパイロット等化部と、
    前記等化後DCパイロット信号から、前記レプリカ乗算部における前記レプリカを減算することにより、前記通信信号のDCオフセット量を算出するレプリカ減算部と、
    DC成分以外の前記伝送路利得と、前記テーブル選択部によって選択された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定するデータ伝送路推定部と、
    前記通信信号のデータシンボルを前記データ伝送路推定値で除算し等化した値から、前記DCオフセット量を減算するDCオフセット補正部とを備えることを特徴とする、
    受信装置。
  2. 前記DC成分上に配置された同一フレーム内の前記スキャッタードパイロット信号から得られた前記DCオフセット量に対し一次もしくは二次以上の平均化処理を行い、DCオフセット平均値を出力する平均化部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記平均化部が、前記DCオフセット量に対し、フレーム間での移動平均またはIIR演算により平均化処理を行うことを特徴とする、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前フレームまでの前記DCオフセット量の平均値と、現フレームの前記DCオフセット量の平均値との差が、あらかじめ定められた閾値を超えた場合に、前フレームまでの前記DCオフセット量をクリアするクリア部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項2または3に記載の受信装置。
  5. 前記パイロット等化部が、前記パイロット伝送路推定値の絶対値があらかじめ定められた閾値よりも小さい場合、前記等化後DCパイロット信号を出力しないことを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の受信装置。
  6. 前記DCオフセット平均値に、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値を乗算することで、DC成分上の前記スキャッタードパイロット信号上のDC成分推定値を推定するDC成分推定部と、
    DC成分上の前記スキャッタードパイロット信号から前記DC成分推定値を減算し、オフセット補正後DCパイロット信号を出力するDCパイロットオフセット補正部とをさらに備え、
    前記レプリカ乗算部が、前記オフセット補正後DCパイロット信号に対し対応する前記レプリカを乗算し、DC成分上の全パイロット信号伝送路値を出力し、
    前記データ伝送路推定部が、DC成分上の前記全パイロット信号伝送路値と、前記テーブル選択部によって選択された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定することを特徴とする、
    請求項2または3に記載の受信装置。
  7. 時間方向および周波数方向に離散的に配置されたスキャッタードパイロット信号が挿入された通信信号を受信する受信装置であって、
    前記スキャッタードパイロット信号は、その一部が前記通信信号のDC成分上に配置され、
    前記スキャッタードパイロット信号のうち、前記通信信号のDC成分上以外に配置された前記スキャッタードパイロット信号に対し対応するレプリカを乗算し、DC成分以外の伝送路利得を出力するレプリカ乗算部と、
    前記スキャッタードパイロット信号位置の伝送路推定値の情報、および、当該情報が示す各伝送路推定値の重み付け係数が登録されたテーブルを複数保持する重み付けテーブル部と、
    DC成分以外の前記伝送路利得と、前記重み付けテーブル部から出力された前記テーブルとに基づいて、DC成分以外のパイロット伝送路推定値を推定するパイロット伝送路推定部と、
    DC成分以外の前記パイロット伝送路推定値と、DC成分以外の前記伝送路利得との誤差電力を、DC成分以外の全パイロットについて前記テーブル毎に累積し、累積誤差が最小となる前記テーブルを特定するテーブル特定部とを備え、
    前記重み付けテーブル部が、前記テーブル特定部で特定された前記テーブルを、前記パイロット伝送路推定部に出力し、
    前記パイロット伝送路推定部が、DC成分以外の前記伝送路利得と、前記重み付けテーブル部から出力された前記テーブルとに基づいて、DC成分上のパイロット伝送路推定値を推定し、
    前記通信信号のDC成分上に配置されたスキャッタードパイロット信号を、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値で除算し、等化後DCパイロット信号として出力するパイロット等化部と、
    前記等化後DCパイロット信号から、前記レプリカ乗算部における前記レプリカを減算することにより、前記通信信号のDCオフセット量を算出するレプリカ減算部と、
    DC成分以外の前記伝送路利得と、前記テーブル特定部で特定された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定するデータ伝送路推定部と、
    前記通信信号のデータシンボルを前記データ伝送路推定値で除算し等化した値から、前記DCオフセット量を減算するDCオフセット補正部とを備えることを特徴とする、
    受信装置。
  8. 前記DC成分上に配置された同一フレーム内の前記スキャッタードパイロット信号から得られた前記DCオフセット量に対し一次もしくは二次以上の平均化処理を行い、DCオフセット平均値を出力する平均化部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記平均化部が、前記DCオフセット量に対し、フレーム間での移動平均またはIIR演算により平均化処理を行うことを特徴とする、
    請求項8に記載の受信装置。
  10. 前フレームまでの前記DCオフセット量の平均値と、現フレームの前記DCオフセット量の平均値との差が、あらかじめ定められた閾値を超えた場合に、前フレームまでの前記DCオフセット量をクリアするクリア部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項8または9に記載の受信装置。
  11. 前記パイロット等化部が、前記パイロット伝送路推定値の絶対値があらかじめ定められた閾値よりも小さい場合、前記等化後DCパイロット信号を出力しないことを特徴とする、
    請求項7〜9のいずれかに記載の受信装置。
  12. 前記DCオフセット平均値に、DC成分上の前記パイロット伝送路推定値を乗算することで、DC成分上の前記スキャッタードパイロット信号上のDC成分推定値を推定するDC成分推定部と、
    DC成分上の前記スキャッタードパイロット信号から前記DC成分推定値を減算し、オフセット補正後DCパイロット信号を出力するDCパイロットオフセット補正部とをさらに備え、
    前記レプリカ乗算部が、前記オフセット補正後DCパイロット信号に対し対応する前記レプリカを乗算し、DC成分上の全パイロット信号伝送路値を出力し、
    前記データ伝送路推定部が、DC成分上の前記全パイロット信号伝送路値と、前記テーブル特定部で特定された対応する前記テーブルとに基づいて、前記通信信号のデータシンボルのデータ伝送路推定値を推定することを特徴とする、
    請求項8または9に記載の受信装置。
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