JP4954108B2 - 復調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信において、送信装置と受信装置との搬送波周波数のずれによって生じる周波数オフセットの大きさを推定して、その補償を行う機能を備える復調装置に関する。
無線通信では、送信装置と受信装置との搬送波周波数のずれによって、受信信号のスペクトルは、搬送波周波数に対して周波数シフトする。この周波数シフト量は、周波数オフセット、または、キャリアオフセットなどと呼ばれている。周波数オフセットΔfが存在すると、受信シンボルの位相は、時間とともに2πΔftだけ変化する。このため、受信シンボルに含まれるデータシンボルの復調を正しく行うことができなくなる。そこで、周波数オフセットの補償を行うために、以下のような方法が知られている。送信装置では、データシンボルの間に、受信装置側で送信パターンが予め分かっている既知シンボルを複数挿入して送信を行い、受信装置では、受信した既知シンボル間の位相差を検出し、その検出値から各データシンボルの位相回転量を算出し、各データシンボルの位相を、位相回転量だけ逆回転させるという方法である。ただし、既知シンボル間の位相差には、受信装置の移動によるドップラーシフトや、受信装置内部で発生する熱雑音の影響なども含まれている。
例えば、特許文献1には、1フレーム内に3つ以上の既知シンボルを挿入し、それぞれ隣り合う既知シンボル間の位相差を検出し、その位相差を平均することによりドップラーシフトや熱雑音の影響をキャンセルすることで、周波数オフセットによる位相回転を算出する方法が開示されている。
また、特許文献2には、挿入する既知シンボルの間隔を長区間と短区間との2つを用意し、長区間で検出された位相差に±2qπ(q=−z〜+z,zは自然数)した値を周波数オフセットによる位相回転量の候補値として用意し、短区間で検出された位相差に最も近い前記候補値を周波数オフセットによる位相回転量として選択し、その選択値を用いて周波数オフセットを補償する方法が開示されている。
特開2001−77744号公報 特開2001−177592号公報
ただし、特許文献1の方法では、既知シンボルが挿入される間隔をTP[sec]とすると、既知シンボル間の周波数ずれとして検出可能なのは、1/TP[Hz]幅であり、−1/(2TP) [Hz]〜+1/(2TP) [Hz]の範囲の周波数ずれしか検出できない。位相平面で考えると、Δθ±2kπ[rad](kは自然数)の位相差は、全てΔθ[rad]の位相差として検出されてしまう。このため、検出可能範囲を超えた周波数オフセットが存在する場合、周波数オフセットを正しく推定することができない可能性がある。より大きな周波数オフセットを検出するためには、既知シンボル間の間隔TPを小さくする必要があるが、TPを小さくすると、推定誤差が大きくなってしまう恐れがある。
また、特許文献2の方法では、1フレームに3つ以上の既知シンボルを挿入する必要があり、伝送効率が低下する。また、1フレームに2つしか既知シンボルを挿入しないようなシステムには対応できない恐れがある。また、推定誤差が大きい場合、間違った候補値を選択してしまう可能性がある。
従って、従来の技術では、既知シンボル間の周波数ずれが検出可能な範囲を超えている場合、周波数オフセットを正しく推定できない可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、周波数オフセットを精度高く推定可能な復調装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、復調装置であって、無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置が既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、前記復調手段の復調の結果である各復調結果の受信性能を測定し、前記受信性能が最良である前記復調結果を選択する測定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、復調装置であって、無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置が既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、前記復調手段の復調の結果である各復調結果を復号する手段であって、復号の際に各前記復調結果を用いてメトリック値を各々算出する復号手段と、前記メトリック値を受信性能として測定し、前記復号手段の復号の結果であり且つ前記メトリック値が最良である前記復号結果を、前記受信性能が最良であるものとして選択する測定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、復調装置であって、無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置がその送信パターンを既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、前記復調手段の復調の結果である復調結果を復号する手段であって、前記復調結果の復号時に、当該データシンボルの転送に誤りがあるか否かを検出するCRC判定を行う復号手段と、CRC判定の結果を受信性能として測定し、前記復号手段の復号の結果であり且つ前記CRCの検出結果が否定的である前記復号結果を、前記受信性能が最良であるものとして選択する測定手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、周波数オフセットを精度高く推定可能である。
以下に、本発明にかかる復調装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る復調装置の構成を例示する図である。復調装置は、ガードインターバル除去部と、フーリエ変換部と、サブキャリアデマッピング部と(いずれも図示せず)、シンボル分離部100と、レプリカ発生部103と、複素乗算部104と、周波数オフセット推定部105と、周波数オフセット補償量候補値作成部106と、周波数オフセット補償部107と、チャネル推定部108と、同期検波部109と、IDFT部110と、シンボルデマッピング部111と、受信性能測定部112と、復号部113とを有する。このような構成の復調装置は無線受信装置に備えられる。無線受信装置は、所定の無線アクセス方式に従って無線送信装置と無線通信を行い、無線送信装置から送信されたデータ信号を受信する。尚、ここでは、所定の無線アクセス方式を例えばFDMA(Frequency Division Multiple Access)とする。しかし、これに限らず、TDMA(Time Division Multiple Access)やCDMA(Code Division Multiple Access)などの他の無線アクセス方式であっても良い。
ここで、無線送信装置から送信されるデータ信号のフレームフォーマットについて説明する。図2は、無線送信装置から送信されるデータ信号のフレームフォーマットの一構成を示す図である。同図において、P,Pは、既知シンボルを示しており、Dはデータシンボルを示している。尚、既知シンボルとデータシンボルとを区別する必要がない場合には、単にシンボルと記載する。同図における1つのシンボル内には、複数のサブキャリアが含まれているものとする。また、既知シンボルには上述した送信パターンが含まれている。そして、本実施の形態では、同図に示すように、既知シンボルは、1フレームあたり2つ(P,P)挿入されているものとする。また、既知シンボルPと既知シンボルPの間隔はT[sec]とする。尚、復調処理は、同図に示す1フレームで完結するものとする。つまり、復調処理に、復調対象フレームの前後のフレームを使用しないものとする。
次に、図1に戻り、復調装置の有する各部について説明する。ガードインターバル除去部は、無線送信装置から受信したデータ信号(受信信号)のガードインターバルを除去する。フーリエ変換部は、ガードインターバル除去部によってガードインターバルが除去された後の受信信号をフーリエ変換することで、受信信号を周波数領域の信号へと変換する。サブキャリアデマッピング部は、フーリエ変換部によって変換された周波数領域の信号をユーザ毎の信号に分離する。
シンボル分離部100は、サブキャリアデマッピング部によってユーザ毎に分離された信号を既知シンボルとデータシンボルとに分離し、既知シンボルを複素乗算部104に入力し、データシンボルを周波数オフセット補償部107に入力する。レプリカ発生部103は、既知シンボルのレプリカを作成する。複素乗算部104は、シンボル分離部100によって分離された既知シンボルと、レプリカ発生部103によって作成された既知シンボルのレプリカとを複素乗算することで、既知シンボルの送信パターンを除去し、送信パターンを除去した既知シンボルを周波数オフセット推定部105と周波数オフセット補償部107とに入力する。
周波数オフセット推定部105は、複素乗算部104から入力された既知シンボル間の位相差から既知シンボル間の周波数ずれを算出し、算出した周波数ずれの値を周波数オフセット補償量候補値作成部106へ入力する。この周波数オフセット推定部105の動作の詳細は後述する。周波数オフセット補償量候補値作成部106は、周波数オフセット推定部105から入力された周波数ずれの値から周波数オフセット補償量候補値を作成し、その周波数オフセット補償量候補値を周波数オフセット補償部107へ入力する。この周波数オフセット補償量候補値作成部106の動作の詳細は後述する。
周波数オフセット補償部107は、周波数オフセット補償量候補値作成部106から入力された周波数オフセット補償量候補値を用いて、周波数オフセット補償部107に入力された既知シンボルとデータシンボルとの周波数オフセットを補償する。周波数オフセットの補償は、周波数オフセット補償部107に入力された周波数オフセット補償量候補値から算出される、各シンボルにおける周波数ずれの値に対応する位相分だけ、各シンボルの位相を逆回転することで、行う。周波数オフセット補償部107は、周波数オフセットを補償した既知シンボルをチャネル推定部108へ入力し、周波数オフセットを補償したデータシンボルを同期検波部109へ入力する。
チャネル推定部108は、周波数オフセット補償部107から入力された既知シンボルからチャネル推定値を作成する。チャネル推定値の作成は、周波数方向では複数のサブキャリアの移動平均をとることで行う。また、時間方向では、複数の既知シンボルの平均をとったり、既知シンボル間を直線補間したりすることによりチャネル推定値を作成しても良い。また、既知シンボル間をsinc関数などの関数を使って補間してもよい。そして、チャネル推定部108は、作成したチャネル推定値を同期検波部109へ入力する。そして以降、データシンボルの復調処理が行われる。
同期検波部109は、周波数オフセット補償部107から入力されたデータシンボルに、チャネル推定部108から入力されたチャネル推定値を複素乗算することで、同期検波を行い、その結果をIDFT部110へ入力する。IDFT部110は、同期検波部109によって行われた同期検波後の信号に対して逆離散フーリエ変換(IDFT)を行い、その結果をシンボルデマッピング部111へ入力する。
シンボルデマッピング部111は、以下のようにしてシンボルデマッピングを行う。シンボルデマッピング部111は、IDFT部110から入力されたIDFT後の結果を用いてLLR(Log Likelihood Ratio)計算を行い、軟判定結果を受信性能測定部112へ入力すると共に、LLR計算を行う際に利用した分散値(干渉電力)を受信性能として受信性能測定部112へ入力する。
以上の周波数オフセット補償部107からシンボルデマッピング部111までが行う処理は、周波数オフセット補償量候補値作成部106で作成された全ての周波数オフセット補償量候補値について行われる。
受信性能測定部112は、以下のようにして受信性能測定を行う。受信性能測定部112は、各周波数オフセット補償量候補値に対応してシンボルデマッピング部111から各々入力された分散値の中から最小の分散値を選択する。そして、受信性能測定部112は、この最小の分散値に対応し且つシンボルデマッピング部111から入力された軟判定結果を受信性能が最良のものとして復号部113へ入力する。
以上のようにして復調処理が行われた後、復号部113は、送信装置で施された誤り訂正符号化に対応する復号化方法で、受信性能測定部112から入力された軟判定結果のデータを復号する。尚、ここでは、復号部113は、例えば、メトリック値を算出したり、データの転送に誤りがあるか否かを検出するCRC(Cyclic Redundancy Check)判定を行ったりする。
次に、周波数オフセット推定部105の動作の詳細について説明する。周波数オフセット推定部105には、上述したように、シンボル分離部100によって分離された既知シンボルと、レプリカ発生部103によって作成された既知シンボルのレプリカとが複素乗算部104によって複素乗算されることで送信パターンが除去された既知シンボルが入力される。ここでは、1シンボルにおけるサブキャリア数をSCとし、図2に示した既知シンボルPに既知シンボルPのレプリカを複素乗算して送信パターンを除去してできたシンボルのn番目のサブキャリアをp1,n、既知シンボルPに既知シンボルPのレプリカを複素乗算して送信パターンを除去してできたシンボルのn番目のサブキャリアをp2,nとする。このとき、周波数オフセット推定部105は、式(1)により、既知シンボルPと既知シンボルPとの位相差から、既知シンボルPと既知シンボルPとの周波数ずれを算出する。
Figure 0004954108
図3は、既知シンボル間の周波数ずれから周波数オフセット補償量候補値を作成する概念を示す概念図である。同図において、符号300は、既知シンボル間の間隔をT[sec]としたときの、既知シンボル間の周波数ずれの検出可能範囲である。符号301は、式(2)から算出される既知シンボル間の周波数ずれである。符号302は、式(2)から算出される既知シンボル間の周波数ずれ301から作成される、周波数オフセット補償量候補値の1つである。符号303は、式(2)から算出される既知シンボル間の周波数ずれ301から作成される、周波数オフセット補償量候補値の1つで、周波数オフセット補償量候補値302とは別の周波数オフセット補償量候補値である。尚、式(2)から算出される既知シンボル間の周波数ずれ301を、以後、検出値301と呼称する。
次に、周波数オフセット補償量候補値作成部106の動作の詳細について説明する。周波数オフセット補償量候補値作成部106には、検出値301が入力される。周波数オフセット補償量候補値作成部106は、検出値301の値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数)を加算した値及び減算した値を求めることで、複数の周波数オフセット補償量候補値を作成する。このようにして周波数オフセット補償量候補値を作成するのは以下の理由による。既知シンボル間の周波数ずれが検出可能範囲300を超える場合、実際の既知シンボル間の周波数ずれが「a±k/T[Hz]」のとき、式(2)のようにして既知シンボル間の周波数ずれを算出すると、a[Hz]として検出されてしまうからである。このため、ここでは、例えば、検出値301をa[Hz]とし、「m=1」とすると、図3のように、検出値301を周波数オフセット補償量候補値とすると共に、検出値301に1/Tを加算して周波数オフセット補償量候補値302を作成し、検出値301に1/Tを減算して候補周波数オフセット補償量値303を作成して、3つの周波数オフセット補償量候補値を得る。尚、ここでは、「m=1」の例のみを示したが、mは正整数であれば、どのような値でもよく、固定値でもよいし、既知シンボル間の間隔や端末の移動速度などにより適宜設定してもよい。
このように作成された各周波数オフセット補償量候補値は、上述したように、周波数オフセット補償部107へ入力され、周波数オフセットの補償が各々行われる。そして、各周波数オフセット補償量候補値に対応して復調処理が各々行われ、その結果得られる軟判定結果の中から受信性能が最良である軟判定結果が選択される。このような構成によれば、既知シンボル間の周波数ずれが検出可能範囲を超える場合でも、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
尚、式(2)を用いて既知シンボル間の位相差を計算することで、既知シンボル内の各サブキャリアにおける位相差を平均することにより、ドップラーシフトによる周波数ずれの影響を軽減することができる。しかし、ドップラーシフトの影響を常にキャンセルできるわけではなく、ドップラーシフトの影響が残存する可能性もある。そこで、周波数オフセット補償量候補値作成部106は、「0」を周波数オフセット補償量候補値に含めても良い。このような構成によれば、周波数オフセットがなく、ドップラーシフトによる周波数ずれのみが検出されるような環境下においても、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
また、周波数オフセット補償量候補値作成部106が作成する周波数オフセット補償量候補値の範囲を、「−fD_max」から「+fD_max」に限定してもよい。ただし,fD_maxは、システムの受信可能な最大速度をv_maxとしたときの最大ドップラー周波数である。fD_maxは、v_maxを用いて、式(2)により表される。このような構成によれば、実際に存在しうる周波数オフセットの範囲内で周波数オフセットの推定を行うことができるため、周波数オフセットをより精度高く且つ効率的に推定することができる。
Figure 0004954108
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
<変形例1>
上述の実施の形態においては、復調装置は、復号部113を備えるように構成したが、これを有さず、無線受信装置は、復号部113と同様の機能を有する復号装置を別途備えるようにしても良い。
<変形例2>
上述の実施の形態においては、1フレームに既知シンボルが2つ挿入される構成としたが、これに限らず、1フレームに既知シンボルが3つ以上挿入される構成にしても良い。
また、上述の実施の形態においては、チャネル推定部108は、チャネル推定値を用いて更に演算を行い、その演算結果を同期検波部109に入力するようにしても良い。例えば、チャネル推定部108は、作成したチャネル推定値を用いて、式(3)により演算を行って、MMSE(平均二乗誤差最小化)規範に基づく重み係数を算出する。
Figure 0004954108
そして、チャネル推定部108は、作成したチャネル推定値又は算出した重み係数を同期検波部109へ入力する。同期検波部109は、周波数オフセット補償部107から入力されたデータシンボルに、チャネル推定部108から入力された重み係数を複素乗算することで、同期検波を行い、結果をIDFT部110へ入力する。
また、上述の実施の形態においては、同期検波部109によって行われた同期検波後の信号に対して、逆離散フーリエ変換(IDFT)を行うようにしたが、この代わりに、逆離散フーリエ変換(IDFT)の高速アルゴリズムである逆高速フーリエ変換(IFFT)を行うようにしても良い。
<変形例3>
上述した実施の形態においては、受信性能として、LLR計算時の分散値を用いた。しかし、受信性能として使用する値は、受信性能が評価できる値であれば、上述の分散値に限らず、どのような値を用いても良い。受信性能として分散値以外の値を用いる場合は、シンボルデマッピング部111は、例えば、軟判定結果のみを受信性能測定部112へ入力しても良い。
また、受信性能として上述の分散値以外の値を用いる場合、受信性能測定部112は、以下のような軟判定結果を復号部113へ入力すれば良い。例えば、変調方式がPSKの場合、受信性能測定部112は、シンボルデマッピング部111から入力された軟判定結果と正規のシンボル点との位相差(の二乗誤差)を計算し、その位相差(の二乗誤差)が最小の場合の軟判定結果を復号部113へ入力する。復号部113は、当該軟判定結果のデータを復号する。
以上のような構成によっても、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
<変形例4>
また、受信性能として、復号時におけるメトリック値を用いてもよい。図4は、この場合の復調装置の構成を例示する図である。同図に示される受信性能測定/復号部114は、軟判定結果のデータを復号する機能に受信性能測定を行う機能を含む。そして、受信性能測定/復号部114は、データの復号時のメトリック値が最良である復号結果を、受信性能が最良であるものとして選択することにより、受信性能測定を行う。
以上のように、受信性能として、復号時のメトリック値を使用した場合であっても、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
<変形例5>
また、受信性能として、データの復号時に行うCRC判定の結果を使用しても良い。図5は、この場合の復調装置の構成を例示する図である。同図に示されるように、受信性能測定部112は、復号部113の後に処理を実行するように配置される。復号部113は、データの復号時に行うCRC判定の結果を受信性能測定部112に入力する。受信性能測定部112は、復号部113から出力されたデータのCRC部分を観測し、CRC判定の結果が、データ転送に誤りがないこと(正常受信)が検出された復号結果を、受信性能が最良であるものとして選択する。
以上のように、受信性能として、CRC判定の結果を使用した場合であっても、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
<変形例6>
上述した実施の形態において、周波数オフセット補償部107は、フレームの先頭のデータシンボルについて、周波数オフセット補償量候補値作成部106が作成した複数の周波数オフセット補償量候補値を用いて、周波数オフセットの補償を行い、フレームの2番目以降のデータシンボルについては、当該先頭のデータシンボルに対して受信性能測定部112が選択した軟判定結果に対応する周波数オフセット補償量候補値を用いて、周波数オフセットの補償を行うようにしても良い。
以上のような構成によれば、フレームの2番目以降のデータシンボルについては、処理時間を短縮させることができる。
<変形例7>
上述した実施の形態において、復調装置の移動速度に応じて、周波数オフセット補償量候補値の作成の有無を決定するように構成しても良い。この場合、復調装置の移動速度を示す移動速度情報を取得する取得部を復調装置が有するように構成する。復調装置は、取得された移動速度情報によって示される移動速度が予め設定された閾値を下回る場合、周波数オフセット補償量候補値作成部106による周波数オフセット補償量候補値の作成を行わず、検出値301のみを使用して周波数オフセットの補償を行うようにしてもよい。尚、閾値は、既知シンボル間の周波数ずれが、既知シンボル間の間隔から算出される既知シンボル間の周波数ずれの検出可能範囲を超える可能性がないように設定すれば良い。
以上のような構成によれば、復調装置の移動速度が小さい場合に、処理時間を短縮させることができる。
<変形例8>
上述した実施の形態においては、周波数オフセット補償部107が行う処理以降の処理を直列で行う例について示した。しかし、これに限らず、周波数オフセット補償部107以降の処理を行う処理部であり同一の処理を行う処理部を複数用意し、これらの処理部を並列に動作させてもよい。図6は、この場合の復調装置の構成を例示する図である。同図においては、周波数オフセット補償部107−1〜107−3と、チャネル推定部108−1〜108−3と、同期検波部109−1〜109−3と、IDFT部110−1〜110−3と、シンボルデマッピング部111−1〜111−3とが備えられ、これらが並列に動作するように構成されている。尚、並列に動作するように備えられる各処理部の数は、3つに限らず、いくつであっても良い。
以上の構成によれば、周波数オフセット補償部107が行う処理以降の処理を並列で行うことで、処理時間を短縮させることができる。
<変形例9>
上述した実施の形態においては、受信性能測定をシンボルデマッピングの後に行うようにした。しかし、これに限らず、受信性能測定をIDFTを行う前に行っても良い。図7は、この場合の復調装置の構成を例示する図である。同図において、受信性能測定部112は、同期検波部109から入力された同期検波後の信号の分散値を用いて受信性能測定を行う。また、同期検波部109は、既知シンボルと既知シンボルのレプリカについても同期検波を行い、受信性能測定部112は、該同期検波後の信号の誤差を測定することで受信性能測定を行ってもよい。
以上の構成によれば、受信性能測定をIDFTの前段で行う構成であっても、周波数オフセットを精度高く推定することができる。
以上のように、本発明にかかる復調装置は、無線通信において、送信装置と受信装置との搬送波周波数のずれによって生じる周波数オフセットの大きさを推定して、その補償を行う技術に用いて好適である。
本実施の形態に係る復調装置の構成を例示する図である。 無線送信装置から送信されるデータ信号のフレームフォーマットの一構成を示す図である。 既知シンボル間の周波数ずれから周波数オフセット補償量候補値を作成する概念を示す概念図である。 同実施の形態の一変形例に係る復調装置の構成を例示する図である。 同実施の形態の一変形例に係る復調装置の構成を例示する図である。 同実施の形態の一変形例に係る復調装置の構成を例示する図である。 同実施の形態の一変形例に係る復調装置の構成を例示する図である。
符号の説明
100 シンボル分離部
103 レプリカ発生部
104 複素乗算部
105 周波数オフセット推定部(第1算出手段)
106 周波数オフセット補償量候補値作成部(第2算出手段)
107 周波数オフセット補償部(補償手段)
108 チャネル推定部(復調手段)
109 同期検波部(復調手段)
110 IDFT部(復調手段)
111 シンボルデマッピング部(第3算出手段)
112 受信性能測定部(測定手段)
113 復号部(復号手段)
114 受信性能測定/復号部

Claims (8)

  1. 無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置が既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、
    前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、
    前記復調手段の復調の結果である各復調結果の受信性能を測定し、前記受信性能が最良である前記復調結果を選択する測定手段とを備える
    ことを特徴とする復調装置。
  2. 前記復調結果を用いて、所定の分散値を算出する第3算出手段を更に備え、
    前記測定手段は、算出された前記所定の分散値を受信性能として測定し、前記所定の分散値の値が最小である前記復調結果を、前記受信性能が最良であるものとして選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
  3. 無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置が既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、
    前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、
    前記復調手段の復調の結果である各復調結果を復号する手段であって、復号の際に各前記復調結果を用いてメトリック値を各々算出する復号手段と、
    前記メトリック値を受信性能として測定し、前記復号手段の復号の結果であり且つ前記メトリック値が最良である前記復号結果を、前記受信性能が最良であるものとして選択する測定手段とを備える
    ことを特徴とする復調装置。
  4. 無線送信装置から受信した信号であって、データシンボルと、前記データシンボル間に挿入され且つ当該復調装置がその送信パターンを既知である既知シンボルとを含む受信信号における前記既知シンボル間の位相差を検出し、前記位相差から前記既知シンボル間の周波数ずれを算出する第1算出手段と、
    前記周波数ずれを周波数オフセット補償量候補値とすると共に、前記周波数ずれの値にk/T(k = 0,1,…,m;mは正整数,Tは既知シンボル間の間隔)を加算した値及び減算した値を各々周波数オフセット補償量候補値として算出する第2算出手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記データシンボルの周波数オフセットを各々補償する補償手段と、
    各前記周波数オフセット補償量候補値に対応して前記周波数オフセットが各々補償された後の各前記データシンボルを各々復調する復調手段と、
    前記復調手段の復調の結果である復調結果を復号する手段であって、前記復調結果の復号時に、当該データシンボルの転送に誤りがあるか否かを検出するCRC判定を行う復号手段と、
    CRC判定の結果を受信性能として測定し、前記復号手段の復号の結果であり且つ前記CRCの検出結果が否定的である前記復号結果を、前記受信性能が最良であるものとして選択する測定手段とを備える
    ことを特徴とする復調装置。
  5. 前記第2算出手段は、「0」を含む前記周波数オフセット補償量候補値を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の復調装置。
  6. 前記第2算出手段は、「−fD_max」(fD_max:受信可能な最大速度における最大ドップラー周波数)から「+fD_max」までの範囲で、前記周波数オフセット補償量候補値を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の復調装置。
  7. 前記補償手段は、フレームの先頭にあるデータシンボルについて、前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記周波数オフセットを補償し、フレームの2番目以降にあるデータシンボルについては、前記先頭のデータシンボルに対して前記測定手段が選択した前記復調結果に対応する前記周波数オフセット補償量候補値を用いて前記周波数オフセットを補償する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の復調装置。
  8. 当該復調装置の移動速度を示す移動速度情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記補償手段は、前記移動速度情報によって示される移動速度が閾値以下の場合は、前記第1算出手段が算出した前記周波数ずれのみを用いて、前記周波数オフセットを補償する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の復調装置。
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