JP2011176094A - フォトダイオード - Google Patents

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Yoshifumi Muramoto
好史 村本
Shunei Yoshimatsu
俊英 吉松
Haruki Yokoyama
春喜 横山
Naoteru Shigekawa
直輝 重川
Tadao Ishibashi
忠夫 石橋
Seigo Ando
精後 安藤
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Abstract

【課題】フォトダイオードをより低いバイアス電圧で動作させても、より高い感度が得られるようにする。
【解決手段】電子走行層103の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層104を備える。第1半導体層102,電子走行層103、電界制御層104、および第2半導体層107は、光吸収層105を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、電子走行層103および光吸収層105は、第1半導体層102,電界制御層104、および第2半導体層107よりも不純物濃度が低い状態とされている。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、光通信用などに用いることができるフォトダイオードに関するものである。
フォトダイオードは、長波長帯(1.3μm帯〜1.5μm帯)の光通信システムに、レシーバ装置の受光デバイスとして広く使用されている。この場合、フォトダイオードに求められる主要な性能の指標は、動作周波数帯域(f3dB)と受光感度である。この、フォトダイオードにおけるf3dBと受光感度とは、トレードオフの関係にあるため、この制約の中で両パラメータを最適化すべく素子構造を設計することが、これまでの高性能化の手順である。
例えば、10Gb/sシステム用のフォトダイオードでは、f3dBと感度とのトレードオフの制約はさほど厳しいものではなく、感度はおおむね高く保つことができた。これに対し、40Gb/sシステム用のフォトダイオードの場合は、一般には、感度を犠牲にしてf3dBを確保する素子構造とされている。
最近、フォトダイオードの特性として、上記の性能指標に加えて求められているのは、動作電圧の低減である。これは、光レシーバに用いられるトランスインピーダンスアンプ(TIA)や、他のクロック・データリカバリ(CDR)回路などの集積回路素子の電源電圧が、それまでの5Vから+3.3Vに低下していることが背景にある。最大+3.3V電源を流用する状況では、フォトダイオードのバイアス電圧は、おおよそ2V程度に下がるため、動作電圧(バイアス電圧)の低減が要求される。
バイアス電圧の低下は、フォトダイオードの動作に対し、以下の様な問題を引き起こす。まず、バイアス電圧が低下すると、フォトダイオードの空乏層の電界を下げてしまい、光吸収で発生したキャリアの一方のホールの速度が飽和する状態に保てなくなる。このままでは、ホールの速度低下に伴いf3dBが低下することに加え、バイアスに依存してf3dBが変化し、極めて使いにくい素子特性となる。
このような問題を避けるためには、従来のpin型フォトダイオードの設計手法に従えば、電界強度の低下を抑制するために空乏層(=光吸収層)を薄くすることが重要となっている。しかしながら、光吸収層の薄層化は、接合容量の増大や受光感度の低下をもたらすことになる。
以下に、上述した問題について簡単に説明する。
まず、典型的なpin型フォトダイオードを考える。この素子では、光吸収層のみが空乏化する構造となる。この素子構造において、空乏層厚をWdep、接合のビルトイン電圧をVbiとすると、空乏層電界強度Edepは、「Edep=(−Vbias+Vbi)/Wdep・・・(1)」である。従って、あるEdepを与えるVbiasは、「−Vbias=Edep×Wdep−Vbi・・・(2)」となる。
必要な電界強度の下限は、ホールが飽和速度に達する50kV/cmが目安となる。例えば、光吸収層をInGaAsから構成した場合、Wdep=1μm厚の空乏層に均一な電界を誘起させると仮定すると、最小の必要バイアス電圧は、−4.25Vとなる。これに対し、Vbias=−2Vに固定された場合、1μm厚の空乏層の電界は、27.5kV/cmに下がってしまい、飽和速度の範囲から外れ、帯域特性の劣化をもたらす。また、50kV/cmが確保できる最大値の光吸収層厚は、Wdep=0.55μmと計算される。
フォトダイオードの低バイアス電圧に関わる第1の問題は、フォトダイオードの接合容量である。上で述べた様に、キャリアの飽和速度を50kV/cm以上に保つ条件では、与えられたバイアス電圧に応じて空乏層の厚さが一定以下になるので、接合容量の増大をもたらす。
例えば、Vbias=−2Vの場合は、空乏層の幅(Wdep)は0.55μm以下にすることになるので、接合容量は、単位面積あたり0.3fF/μm2以上となる。この場合、仮に、素子接合面積を、20μm×20μm=400μm2とすると、接合容量は120fF以上になってしまう。これは、CR時定数から決まる帯域26GHzに相当し、40Gb/sのレシーバ装置に用いるダイオード接合容量としては大きすぎる。このCR時定数を小さくするためには、素子面積を縮小することになるが、素子の縮小化は素子寸法のバラツキを増大させるので、フォトダイオードへの光結合のバラツキの増大を招くという問題が起こる。
フォトダイオードの低バイアス電圧に関わる第2の問題は、受光感度の低下である。バイアス電圧が小さくなることにより、光吸収層厚(Wdep)が十分に厚くできない状況では、光吸収の効率が下がるので受光感度は低下する。例えば、pin型フォトダイオードにおいて、Wdep=0.55μmの場合は、L帯の長波長端、光の結合効率90%、光を素子表面で反射させる光結合形態を想定すると、受光感度は、約0.55A/Wとなる。
なお、上述したWdep=0.55μmの制約が、すべてのフォトダイオードにあてはまるわけではない。Wdep=0.55μmの吸収層を持つフォトダイオードのf3dBは、約50GHzである。従って、50GHz以上の帯域が要求される場合、Wdep=0.55μmの吸収層を持つフォトダイオードでも、バイアス電圧=2Vの制約は受けにくい。しかしながら、多くの実用システム(10GB/sシステム、40Gb/sシステムなど)への応用では、必要な素子のf3dBはこれより低く高々40GHzである。このため、ここで問題としているバイアス電圧の制約は、接合容量の増大に加え受光感度の劣化をもたらす。
上述した問題を改善するために、空乏化光吸収層とp型光吸収層を接続したpin型フォトダイオードの変形構造が提案されている(特許文献1参照)。この構造では、2重吸収層型とすることで、感度を保ちつつ帯域を改善している。この構造は、f3dBの低下を起こさない範囲で、pin型フォトダイオードにp型光吸収層を付加することが可能であることも意味し、付加した層の厚さの分だけ感度は改善できる。例えば、0.55μmの空乏化光吸収層に0.35μmのp型光吸収層を接続した場合(全吸収層厚0.9μm)、感度は、0.75A/W程度に改善できることが試算される。
特許第4061057号公報
しかしながら、特許文献1の技術においても、2重吸収層形の感度改善効果はあるものの、−2Vのバイアスに対しては動作余裕も少なく、接合容量の問題は残り、感度の改善も必ずしも十分ではない。
以上述べたように、上述したpin型フォトダイオードでは、−2V程度の小さなバイアス電圧で使用する場合、光通信システムのレシーバ装置の受信感度が低下してしまうという問題があり、これは、特許文献1の技術においても未解決である。将来、さらに集積回路の電源電圧が下がると、上述した問題はさらに顕著になるものと予想される。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、フォトダイオードをより低いバイアス電圧で動作させても、より高い受信感度が得られるようにすることを目的とする。
本発明に係るフォトダイオードは、基板の上に形成された第1導電型の半導体からなる第1半導体層と、この第1半導体層の上に形成された半導体からなる電子走行層と、この電子走行層の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層と、この電界制御層の上に形成された半導体からなる光吸収層と、この光吸収層の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2半導体層と、第1半導体層に形成された第1電極および第2半導体層に形成された第2電極とを少なくとも備え、光吸収層は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層,電子走行層、電界制御層、および第2半導体層は、光吸収層を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層,電界制御層、および第2半導体層は、不純物を導入することで導電型とされ、電子走行層および光吸収層は、第1半導体層,電界制御層、および第2半導体層よりも不純物濃度が低い状態とされている。
上記フォトダイオードにおいて、光吸収層と第2半導体層との間に配置され、光吸収層を構成する半導体を第2導電型とした半導体からなる第2導電型光吸収層を備えるようにしてもよい。また、電子走行層に、動作時のキャリア濃度に等しい第1導電型の不純物が導入されているようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、電子走行層と光吸収層との間に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層を備えるようにしたので、フォトダイオードをより低いバイアス電圧で動作させても、より高い受信感度が得られるようにすることができるという優れた効果が得られる。
本発明の実施の形態1におけるフォトダイオードの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるフォトダイオードの電界強度分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態2におけるフォトダイオードの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2におけるフォトダイオードの応答特性を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3におけるフォトダイオードの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるフォトダイオードの電荷密度を示す説明図である。 本発明の実施の形態1におけるフォトダイオードの電界強度分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態3におけるフォトダイオードの電荷密度を示す説明図である。 本発明の実施の形態3におけるフォトダイオードの電界強度分布を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について説明する。図1Aは、本発明の実施の形態1におけるフォトダイオードの構成を模式的に示す断面図である。このフォトダイオードは、基板101の上に形成された第1導電型の半導体からなる第1半導体層102と、第1半導体層102の上に形成された半導体からなる電子走行層103と、電子走行層103の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層104と、電界制御層104の上に形成された半導体からなる光吸収層105と、光吸収層105の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2半導体層107と、第1半導体層102に形成された第1電極108および第2半導体層107に形成された第2電極109とを少なくとも備える。
ここで、光吸収層105は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層102,電子走行層103、電界制御層104、および第2半導体層107は、光吸収層105を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層102,電界制御層104、および第2半導体層107は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、電子走行層103および光吸収層105は、第1半導体層102,電界制御層104、および第2半導体層107よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板101は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層102は、n型のInPから構成されていればよい。この場合、上述した第1導電型がn型となり、第2導電型がp型となる。また、電子走行層103は、ノンドープのInGaAsPから構成されていればよい。また、電界制御層104は、n型のInGaAsPから構成されていればよい。
また、光吸収層105は、InGaAsより構成されていればよい。また、第2半導体層107は、光吸収層105の上に形成されたInGaAsP層106に対する第2導電型を呈する不純物導入により形成されていればよい。例えば、InGaAsP層106にZnを不純物として導入することで、p型とされた第2半導体層107を形成することができる。
なお、電子走行層103,電界制御層104,光吸収層105,およびInGaAsP層106は、所望とする形状にパターニングされ、一部の第1半導体層102は露出し、この露出領域に、第1電極108が形成されている。また、本実施の形態では、第2半導体層107が受光領域となるので、第2半導体層107の中央部が開放されるように、第2電極109が形成されている。例えば、リング状の第2電極109が、第2半導体層107の周縁部に接して形成されている。加えて、第2電極109以外の領域のInGaAsP層106の上には、反射防止膜110が形成されている。
ここで、本実施の形態におけるフォトダイオードの製造方法について簡単に説明する。まず、半絶縁性のInPからなる基板101上に、n型のInP(第1半導体層102)、ノンドープのInGaAsP(電子走行層103)、n型のInGaAsP(電界制御層104)、ノンドープのInGaAs(光吸収層105)、およびInGaAsP(InGaAsP層106)をエピタキシャル成長により順次堆積する。これらは、よく知られたMOVPE法により形成すればよい。また、n型の層は、例えば、シリコンを不純物として用いればよい。
この後、Zn拡散により、第2半導体層107を形成する。さらに、反射防止膜110を形成する。この後、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術によりパターニングした後、第1電極108を形成する。また、反射防止膜110をパターニングした後、第2電極109を形成する。各電極は、チタン層/白金層/金層の3層構造とし、各半導体層にオーミック接続していればよい。
本実施の形態におけるフォトダイオードは、第1電極108および第2電極109の間に逆方向のバイアス電圧を印加すると、ノンドープとされて不純物濃度が低い光吸収層105および電子走行層103が空乏化し、動作可能状態となる。この動作状態で、第2半導体層107より光が入射すると、光吸収層105において、電子・ホール対が発生し、第1電極108および第2電極109に接続されている外部回路に電流が出力される。このような光電変換動作の中で、光吸収が起こらないバンドギャップエネルギーに設定されいてる電子走行層103では、電子のみが走行する。このように動作する中で、本実施の形態では、電界制御層104を備えているので、バイアス電圧が印加されている動作時において、電子走行層103の電界強度を低くすることができ、動作に必要なバイアス電圧を低くすることができる。
以下、電界制御層104について、より詳細に説明する。図1Bは、バイアス電圧を印加した状態における、第2半導体層107,光吸収層105,電界制御層104,電子走行層103,第1半導体層102における電界強度分布を示す説明図である。前述したように、光吸収層105および電子走行層103が空乏化しているので、バイアス電圧を印加した状態を示す図1Bは、フォトダイオードの空乏層内の電界強度分布を示していることになる。
電界制御層104を持たない一般的なpin型フォトダイオードでは、光吸収層105から電子走行層103にかけて変化のない一定な電界強度分布を持つ。これに対し、電界制御層104を備える本実施の形態によれば、光吸収層105の電界強度に対して電子走行層103の電界強度を低くすることができる。本実施の形態では、電界制御層104のドナー電荷により、電子走行層103の電界強度が低くなる。
ここで、バイアス電圧が印加されている状態における光吸収層105の電界強度は、おおむね50kV/cm程度に設定されていればよい。また、電子走行層103の電界強度は、50kV/cmよりも十分に低く、例えば、10kV/cm程度に設定されていればよい。
光吸収層105内は、光吸収により発生した電子とホールの両者が走行するのに対し、電子走行層103内では、電子のみが走行するので、電界強度を高くする必要ない。これは、ノンドープのInGaAsPより構成されている電子走行層103では、電子移動度が高く、約5kV/cm以上あれば、電子は飽和速度域に達するからである。従って、電子走行層103の電界強度が5kV/cm以上あれば、この値に関わらず、フォトダイオードの動作帯域は一定に保たれる。
また、電子走行層103の電界強度は低いので、光吸収層105の厚さを多少薄くし、この分の電圧降下を電子走行層103に振り分けることにより、広い空乏層厚を確保することができる。
図1Bから明らかなように、本実施の形態によれば、電子走行層103の電界強度が低い分だけ、従来のpin型フォトダイオードに比較して必要なバイアス電圧は下がる。言い換えると、一定のバイアス電圧に対して空乏層を広く保つことができるので、接合容量を低減することが可能となる。例えば、光吸収層105の厚さWAdepを0.45μmとし、電子走行層103の厚さWTdepを0.25μmとする。この場合、WAdep中の電界を50kV/cmとして電位降下は1.75V、WTdep中の電界を10kV/cmとして電位降下は0.35Vである。従って、動作時の最低必要バイアス電圧は約1.75Vとなる。このバイアス電圧はマージンを持って2Vよりも小さく、接合容量は80%に低下する。このように、本実施の形態によれば、フォトダイオードをより低いバイアス電圧で動作させても、より高い感度が得られるようになる。
受光感度は、前述のようにL帯の長波長端、光の結合効率90%、光を素子表面で反射させる光結合形態を想定した場合、従来の構造(例えば、WAdep=0.55μm、WTdep=0μm)では0.55A/Wであるが、本実施の形態では0.48A/Wとなり、13%低下する。これはさほど大きな値ではなく、後述の実施の形態2の構造を採用すれば受光感度の低下を改善することができる。
なお、電子走行層103および電界制御層104の存在による3dB帯域(f3dB)の低下は、これらの層厚が一定値以下の条件では起こらない。これは、空乏層内のホールの飽和時の走行速度が約5×106cm/sであるのに対して、電子の走行速度が約4×107cm/sと格段に大きいことによる。従って、上述した層が存在することによる電子の全遅延時間が、ホール走行の遅延時間よりも小さい範囲では、全体の遅延時間の増大は起こらない。なお、各層の厚さは、各キャリアの走行速度と所望とするf3dBとを考慮して、適宜に設定することよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図2Aは、本発明の実施の形態2におけるフォトダイオードの構成を模式的に示す断面図である。このフォトダイオードは、基板201の上に形成された第1導電型の半導体からなる第1半導体層202と、第1半導体層202の上に形成された半導体からなる電子走行層203と、電子走行層203の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層204と、電界制御層204の上に形成された半導体からなる光吸収層205と、光吸収層205の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2導電型光吸収層206と、第2導電型光吸収層206の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2半導体層207と、第1半導体層202に形成された第1電極208および第2半導体層207に形成された第2電極209とを少なくとも備える。
ここで、光吸収層205および第2導電型光吸収層206は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層202,電子走行層203、電界制御層204、および第2半導体層207は、光吸収層205および第2導電型光吸収層206を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層202,電界制御層204、および第2半導体層207は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、電子走行層203および光吸収層205は、第1半導体層202,電界制御層204、および第2半導体層207よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板201は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層202は、n型のInPから構成されていればよい。この場合、上述した第1導電型がn型となり、第2導電型がp型となる。また、電子走行層203は、ノンドープのInGaAsPから構成されていればよい。また、電界制御層204は、n型のInGaAsPから構成されていればよい。
また、光吸収層205は、InGaAs層より構成され、第2導電型光吸収層206は、p型のInGaAs層より構成されていればよい。また、第2半導体層207は、第2導電型光吸収層206の上に形成されたp型のInGaAsPから構成されていればよい。ここで、p型の層は、Znが不純物として導入されている。
なお、電子走行層203,電界制御層204,光吸収層205,第2導電型光吸収層206,および第2半導体層207は、所望とする形状にパターニングされ、一部の第1半導体層202は露出し、この露出領域に、第1電極208が形成されている。電子走行層203,電界制御層204,光吸収層205,第2導電型光吸収層206,および第2半導体層207は、例えば、電子走行層203の途中までの深さまでのメサ構造とされてる。
また、本実施の形態では、受光領域となる第2半導体層207の中央部が開放されるように、第2電極209が形成されている。例えば、リング状の第2電極209が、第2半導体層207の周縁部に接して形成されている。加えて、第2電極209以外の領域の第2導電型光吸収層206の上には、反射防止膜210が形成されている。
ここで、本実施の形態におけるフォトダイオードの製造方法について簡単に説明する。まず、半絶縁性のInPからなる基板201上に、n型のInP(第1半導体層202)、ノンドープのInGaAsP(電子走行層203)、n型のInGaAsP(電界制御層204)、ノンドープのInGaAs(光吸収層205)、p型のInGaAs(第2導電型光吸収層206)およびp型のInGaAsP(第2半導体層207)をエピタキシャル成長により順次堆積する。これらは、よく知られたMOVPE法により形成すればよい。また、n型の層は、例えば、シリコンを不純物として用い、p型の層は、例えば、Znを不純物として用いればよい。
さらに、反射防止膜210を形成した後、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術により前述したメサ構造にパターニングする。この後、第1電極208を形成する。また、反射防止膜210をパターニングした後、第2電極209を形成する。各電極は、チタン層/白金層/金層の3層構造とし、各半導体層にオーミック接続していればよい。
本実施の形態におけるフォトダイオードに逆方向のバイアス電圧を印加すると、ノンドープとすることで不純物濃度が低くされている電子走行層203および光吸収層205が空乏化し、動作可能状態となる。本ダイオードに光信号を入力すると、光吸収層205および第2導電型光吸収層206で電子・ホール対が発生し、外部回路に電流が出力される。ここで、電子走行層203は、光吸収が起こらないバンドギャップエネルギーに設定されており、電子のみが走行する。
また、第2導電型光吸収層206で発生したキャリアの内、ホールは、中性の半導体の中を走行するため、実質的な遅延時間は発生しない。遅延時間の増加に寄与する可能性があるのは、電子が拡散/ドリフトして光吸収層205との境の空乏層に達し、さらに電子走行層203をよぎるまでの時間である。
本実施の形態において、空乏層の電界分布は、図1Bを用いて説明した実施の形態1の場合と基本的に変わらない。本実施の形態でも、電子走行層203が挿入される分、前述した実施の形態1と同様に、フォトダイオードの接合容量を下げる効果がある。
加えて、実施の形態2においては、第2導電型光吸収層206が追加されるので、受光感度は増大する。ノンドープの光吸収層205の厚さWAdepを実施の形態1の場合と同様に0.45μm、第2導電型光吸収層206の厚さWAnを0.45μmとすると、前述の様にL帯の長波長端、光の結合効率90%、光を素子表面で反射させる光結合形態を想定した場合、従来の構造(例えば、WAdep=0.55μm、WTdep=0μm)では0.55A/W、本実施の形態の場合は0.76A/Wと、38%増大する。
また、本実施の形態では、前述した実施の形態に比較して、第2導電型光吸収層206が追加されているため、層厚が増大している状態となる。このため、キャリア走行による遅延時間の増大が起こり、f3dB帯域の低下が懸念されるものとなる。しかしながら、以下に説明するように、第2導電型光吸収層206が存在しても、必ずしもf3dB帯域を低下させることがないことがわかる。
以下では、前述した実施の形態におけるフォトダイオードに、第2導電型光吸収層を追加(挿入)した状態における出力応答特性の変化について検討する。まず、ノンドープとされている光吸収層205の厚さをWAdepとし、このWAdep部分のみに光信号が入力された際の周波数応答をR1(f)とする。周波数応答R1(f)は規格化した値とする。また、追加する第2導電型光吸収層の厚さをWAnとし、WAn部分のみに光信号が入力された際の周波数応答をR2(f)とする。周波数応答R2(f)も規格化した値とする。
ここで、R1(f)は、第2導電型光吸収層がない場合(実施の形態1)も、第2導電型光吸収層が追加されている場合(実施の形態2)も、同じ応答特性を持つ。この理由は、両者は同じ空乏層構造を持ち、この空乏層構造による誘導電流に基づく出力特性は不変であることにある。
一般に、フォトダイオードの光入力に対する応答は、重ね合わせの原理が成立する。従って、WAdepとWAn部分に同時に光信号入力がある場合、全体の(規格化された)応答R12(f)は、以下の式(3)で示すように、各光吸収厚で重量配分された応答の和となる。
R12(f)=R1(f)×WAdep/(WAdep+WAn)+R2(f)×WAn/(WAdep+Wa2)・・・(3)
この式(3)を以下の式(3’)に書き換える。
(WAdep+WAn)×R12(f)=WAdep×R1(f)+WAn×R2(f)・・・(3’)
このように書き換えると、図2Bに示すように、「(WAdep+WAn)×R12(f)」は、複素平面上で、「WAdep×R1(f)」と「WAn×R2(f)」との足し合わせである。従って、扱う周波数範囲で、R2(f)の位相がR1(f)の位相回転よりも小さいかぎり、「(WAdep+WAn)×R12(f)」の位相回転は、「R1(f)」の位相回転よりも小さく、R12(f)の応答特性はR1(f)の応答特性よりも優れることになる。
R2(f)の応答速度がR1(f)の応答速度よりも早い状態は、WAnがある値よりも小さい範囲内で成立する。これは、空乏層内のホールの飽和時の走行速度が、約5×106cm/sであるのに対し、電子の走行速度が約4×107cm/sと格段に大きく、遅延時間の増大は起こりにくいことによる。
従って、R1(f)を与える応答速度は、ほとんどホールの走行速度で決定されるのに対して、R2(f)を決める応答速度は電子の速度で決まり、WAdep、WAn、電子走行層203の厚さWTdep、および各層の厚さを調整することにより、R2(f)の応答速度がR1(f)の応答速度よりも早くなる状態を実現することが可能となる。なお、全体の光吸収層の層厚を変えずに、応答速度を上げる設計指針についての詳細は、特許文献1にも記載されている。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図3は、本発明の実施の形態3におけるフォトダイオードの構成を模式的に示す断面図である。このフォトダイオードは、基板301の上に形成された第1導電型の半導体からなる第1半導体層302と、第1半導体層302の上に形成された半導体からなる電子走行層303と、電子走行層303の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層304と、電界制御層304の上に形成された半導体からなる光吸収層305と、光吸収層305の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2半導体層307と、第1半導体層302に形成された第1電極308および第2半導体層307に形成された第2電極309とを少なくとも備える。
ここで、光吸収層305は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層302,電子走行層303、電界制御層304、および第2半導体層307は、光吸収層305を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層302,電界制御層304、および第2半導体層307は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、電子走行層303および光吸収層305は、第1半導体層302,電界制御層304、および第2半導体層307よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板301は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層302は、n型のInPから構成されていればよい。この場合、上述した第1導電型がn型となり、第2導電型がp型となる。また、電子走行層303は、ノンドープのInGaAsPから構成されていればよい。また、電界制御層304は、n型のInGaAsPから構成されていればよい。
また、光吸収層305は、InGaAsより構成されていればよい。また、第2半導体層307は、また、第2半導体層307は、光吸収層305の上に形成されたInGaAsP層306に対する第2導電型を呈する不純物導入により形成されていればよい。例えば、InGaAsP層306にZnを不純物として導入することで、p型とされた第2半導体層307を形成することができる。
なお、電子走行層303,電界制御層304,光吸収層305,およびInGaAsP層306は、所望とする形状にパターニングされ、一部の第1半導体層302は露出し、この露出領域に、第1電極308が形成されている。また、本実施の形態では、第2半導体層307が受光領域となるので、第2半導体層307の中央部が開放されるように、第2電極309が形成されている。例えば、リング状の第2電極309が、第2半導体層307の周縁部に接して形成されている。加えて、第2電極309以外の領域のInGaAsP層306の上には、反射防止膜310が形成されている。
加えて、本実施の形態においては、電子走行層303に、動作時のキャリア濃度に等しい第1導電型の不純物が導入され、電子走行層303が第1導電型を呈するようにされているところに特徴がある。なお、電子走行層303の不純物濃度の増加に対応させ、電界制御層304の不純物濃度を、電子走行層303の不純物濃度分布に応じ、前述した実施の形態における電界制御層304に比較して減少させる。電子走行層303および電界制御層304の合計の不純物濃度が、一定とされていればよい。他の構成は、前述した実施の形態1と同様である。
以下、本実施の形態におけるフォトダイオードについてより詳細に説明する。まず、前述した実施の形態1におけるフォトダイオードでは、図4Aの太い破線に示すように、光吸収層105から第1半導体層102にかけて、動作時の全キャリアの電荷密度が変化する。なお、細い実線は電子の電荷密度変化を示し、細い一点は線はホールの電荷密度変化を示している。また、電界制御層104においては、導入されているドナー不純物により電荷密度分布104aがある。また、バイアス電圧が印加されているときの第2半導体層107,光吸収層105,電界制御層104,電子走行層103,第1半導体層102の電界強度分布は、図4Bの実線に示すように変化する。
ここで、光信号入力レベルが上がると、電子とホールの電荷により空乏層内の電界強度プロファイルが変調を受け、図4Bの破線で示すように変化する。実施の形態1におけるフォトダイオードでは、電子走行層103の電界強度が光吸収層105より低いので、一定のバイアス電圧のもとでは、光吸収層105側の電子走行層103の電界が低下するという影響が出やすい。この電界低下は、帯域を低下させると共に、電子電荷の蓄積がさらに電界変調を増幅するので、強い非線形効果が生じる。
これに対し、本実施の形態3においては、電子走行層303に、動作時のキャリア濃度に等しい不純物が導入されているので、図5Aの電荷密度が変化に示すように、電界制御層304における電荷密度分布304aに加え、電子走行層303においても、導入されている不純物により、電荷密度分布303aが形成されるようになる。
この結果、光信号入力レベルが低い動作状態では、図5Bの実線に示すように、光吸収層305側の電子走行層303の電界が上昇するが、光信号入力レベルが高くなって電界強度プロファイルが変調を受けると、太い破線に示すように、電子走行層303の電界はより平坦な分布となる。このように、本実施の形態によれば、高い光入力条件で使用される場合において、低い光入力条件時とほぼ変わらない帯域を確保できるようになる。
前述したように、関連する技術におけるフォトダイオードは、低いバイアス電圧で使うと、受信感度が低下してしまうという問題があった。より詳細には、一定のバイアス電圧に対して、低いバイアス電圧とするほど空乏層を広く保つことが困難になるので、接合容量が増大してしまうという問題、また、受光感度が低下する、という問題があった。これに対し、本発明によれば、一定のバイアス電圧に対して、より接合容量を低く、また、より受光感度を高く保つことができるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形が実施可能であることは明白である。例えば、上述した実施の形態の説明では、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、これに限るものではなく、第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としてもよいことはいうまでもない。また、例えば、前述した実施の形態3において、光吸収層305におけるホール電荷を保障するために、アクセプタ濃度分布を持たせるようにしてもよい。
また、上述では、InP系などのよく知られたIII−V族化合物半導体を各層の材料として用いた例について説明したが、これに限るものではなく、他の半導体材料を組み合わせるようにしてもよい。例えば、窒化物半導体を用いることも可能である。
101…基板、102…第1半導体層、103…電子走行層、104…電界制御層、105…光吸収層、106…InGaAsP層、107…第2半導体層、108…第1電極、109…第2電極、110…反射防止膜。

Claims (3)

  1. 基板の上に形成された第1導電型の半導体からなる第1半導体層と、
    この第1半導体層の上に形成された半導体からなる電子走行層と、
    この電子走行層の上に形成された第1導電型の半導体からなる電界制御層と、
    この電界制御層の上に形成された半導体からなる光吸収層と、
    この光吸収層の上に形成された第2導電型の半導体からなる第2半導体層と、
    前記第1半導体層に形成された第1電極および前記第2半導体層に形成された第2電極と
    を少なくとも備え、
    前記光吸収層は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、
    前記第1半導体層,前記電子走行層、前記電界制御層、および前記第2半導体層は、前記光吸収層を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、
    前記第1半導体層,前記電界制御層、および前記第2半導体層は、不純物を導入することで各々の前記導電型とされ、
    前記電子走行層および前記光吸収層は、前記第1半導体層,前記電界制御層、および前記第2半導体層よりも不純物濃度が低い状態とされている
    ことを特徴とするフォトダイオード。
  2. 請求項1記載のフォトダイオードにおいて、
    前記光吸収層と前記第2半導体層との間に配置され、前記光吸収層を構成する半導体を第2導電型とした半導体からなる第2導電型光吸収層を備える
    ことを特徴とするフォトダイオード。
  3. 請求項1または2記載のフォトダイオードにおいて、
    前記電子走行層に、動作時のキャリア濃度に等しい第1導電型の不純物が導入されている
    ことを特徴とするフォトダイオード。
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